JPH1175140A - 頭部装着型映像表示装置および映像表示制御装置 - Google Patents

頭部装着型映像表示装置および映像表示制御装置

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Publication number
JPH1175140A
JPH1175140A JP23143697A JP23143697A JPH1175140A JP H1175140 A JPH1175140 A JP H1175140A JP 23143697 A JP23143697 A JP 23143697A JP 23143697 A JP23143697 A JP 23143697A JP H1175140 A JPH1175140 A JP H1175140A
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JP
Japan
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Application number
JP23143697A
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English (en)
Inventor
Satoshi Imai
聡 今井
Kazunari Hanano
和成 花野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示部が頭部より離間した状態にあっても、当
該頭部装着型映像表示装置の動作状況を把握できる頭部
装着型映像表示装置を提供する。 【解決手段】HMD1には、左表示部5、右表示部6を
支持する表示部筐体7と、表示部筐体7を使用者の頭部
眼前に支持する支持フレーム8と、上記表示部筐体7が
上記支持フレーム8により使用者の頭部眼前に支持され
たことを検出し、対応する検出信号を生成する装着検出
手段11と、左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18
とを設け、一方、接続ケーブル3で接続されるコントロ
ールボックス2には、上記装着検出手段11の検出結果
に基づいて左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18か
ら出力される音の出力レベルを調整する音量調整手段2
3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部装着型映像表
示装置、詳しくは、使用者の頭部に装着した状態で映像
の観察を行う頭部装着型映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像再生機等からの映像を表示し
て鑑賞したり各種ゲーム等に用いる小型ディスプレイ装
置として、いわゆるヘッド・マウンテッド・ディスプレ
イ(HMD)等の頭部装着型映像表示装置が、例えば特
表平8−505238号公報等によって、種々提案され
ている。
【0003】このような頭部装着型映像表示装置は、映
像を映出するための表示素子からなる小型の液晶表示装
置と、この液晶表示装置が映出する映像を使用者の眼球
内網膜上に投影するための光学系等からなる所定の映像
表示手段と、上記液晶表示装置を駆動する駆動回路等が
内蔵された表示部筐体と、この表示部筐体を使用者の頭
部前面に支持し得るように設けられた支持部材等によっ
て構成されている。
【0004】また、特開平5−281506号公報に
は、光源と液晶パネルとを備えた装置本体を顔面に装着
し、上記光源により上記液晶パネルの映像を網膜に投影
させるようにした映像表示装置において、上記装置本体
を顔面に装着させるための装着保持部材をフレームとベ
ルトとでそれぞれ別々に形成し、該装着保持部材を装置
本体の側面において着脱自在にして選択的に使用できる
ようにした映像表示装置が記載されている。
【0005】特開平4−23581号公報には、装置本
体内に、光源と、該光源により照射される液晶パネルと
を備え、上記装置本体を頭部に装着して上記光源により
上記液晶パネルの映像を眼球の網膜に投影させるように
した映像表示装置において、上記装置本体の両側に該装
置本体を顔面に装着させる一対のフレームを設け、この
一対のフレームの間隔を調整機構により調整自在に構成
した映像表示装置が記載されている。
【0006】特開平7−84210号公報には、映像表
示素子と、この映像表示素子からの映像を観察者眼球に
導く接眼光学系とを備えた映像表示装置本体部と、上記
映像表示装置本体部を観察者の顔面に装着可能となるよ
うに上記映像表示装置本体部より延在配置され上記観察
者の頭部による保持を行う頭部保持装置とを有する頭部
装着型ディスプレイ装置において、上記頭部保持装置
が、上記映像表示装置本体部とほぼ対抗する部分を一部
切除した四方包囲形状のフレーム部と、該包囲形状の内
側に向かって保持力を生ずるように上記フレーム部の内
側に設けた押圧支持部と、上記押圧支持部に生ずる保持
力の大きさを可変とするよう上記保持力の大きさの調節
を行う保持力調節手段とを有する頭部装着型ディスプレ
イ装置が記載されている。
【0007】一方、上記支持部材や装置本体に対して各
種の諸機能を付加することにより、さまざまな用途に使
用できるようにした頭部装着型映像表示装置についての
提案も種々なされている。例えば、装着あるいは未装着
を検出し、この検出結果に基づいて頭部装着型映像表示
装置への電源供給を停止したり、あるいは映像再生出力
を一時的に停止する技術手段が提案されている。
【0008】また、特開平7−294844号公報に
は、視線情報を使って観察者が映像を観察しているか否
かを判定し、観察者が映像を見ていない旨の判断をする
と電力供給を遮断する技術手段が提案されている。
【0009】この技術手段によると、視線情報による判
定は、視線検出を何回か行い、所定回数以上検出されれ
ば使用状態とし、そうでなければ不使用状態とする。ま
た、当該装置が頭部に装着されているかどうかを判定
し、装着されていなければ電力供給を遮断する。なお、
装着の判定は、頭部に所定時間以上接していれば装着状
態とし、そうでなければ不装着状態としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような技術手段では、頭部装着型ディスプレイ装置に
おいて、ディスプレイ本体を頭部から外してしまうと電
源が投入されているのかどうかを判別することが困難で
ある。
【0011】また、ディスプレイ本体を頭部から外す
と、観察者の見たい映像が始まる瞬間がわからず、見逃
してしまう虞があり、さらに、ディスプレイ本体を頭部
から外したままの状態でしばらく放置すると、電源を切
り忘れてしまうという問題点があった。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、表示部が頭部より離間した状態にあっても、
当該頭部装着型映像表示装置の動作状況を把握できる頭
部装着型映像表示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の頭部装着型映像表示装置は、所定の
映像表示手段を支持する構造体である表示部筐体と、使
用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出さ
れる映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するため
の支持手段と、上記表示部筐体が、上記支持手段により
観察者たる使用者の頭部眼前に支持されている第1の状
態にあるか、該第1の状態とは異なる第2の状態にある
かを検出し、対応する検出信号を生成する検出手段と、
所定音を出力する音響素子と、上記検出手段の検出結果
に基づいて上記音響素子から出力される音の出力レベル
を調整する音量調整手段と、を具備する。
【0014】上記の目的を達成するために本発明の第2
の頭部装着型映像表示装置は、所定の映像表示手段を支
持する構造体である表示部筐体と、使用時に上記表示部
筐体を上記映像表示手段により映出される映像の観察者
たる使用者の頭部眼前に支持するための支持手段と、上
記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用者
の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該第
1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対応
する検出信号を生成する検出手段と、所定音を出力する
音響素子と、上記検出手段の検出結果に基づいて上記音
響素子から出力される音の出力レベルを相対的に高レベ
ルに調整する音量調整手段と、を具備する。
【0015】上記の目的を達成するために本発明の第3
の頭部装着型映像表示装置は、上記第1または第2の頭
部装着型映像表示装置において、上記音響素子は、少な
くとも上記表示部筐体と上記支持手段とを有する表示部
本体に設けられたことを特徴とする。
【0016】上記の目的を達成するために本発明の第4
の頭部装着型映像表示装置は、上記第1または第2の頭
部装着型映像表示装置において、上記音響素子は、少な
くとも上記表示部筐体と上記支持手段とを有する表示部
本体とは別体に設けられたことを特徴とする。
【0017】上記の目的を達成するために本発明の第5
の頭部装着型映像表示装置は、所定の映像表示手段を支
持する構造体である表示部筐体と、使用時に上記表示部
筐体を上記映像表示手段により映出される映像の観察者
たる使用者の頭部眼前に支持するための支持手段と、所
定音を出力する第1音響素子と、を有する表示部本体
と、この表示部本体とは別体に設けられた、上記第1音
響素子とは異なる第2音響素子と、上記表示部筐体が、
上記支持手段により観察者たる使用者の頭部眼前に支持
されている第1の状態にあるか、該第1の状態とは異な
る第2の状態にあるかを検出し、対応する検出信号を生
成する検出手段と、上記検出手段の検出結果に基づいて
上記第2音響素子から音を出力させるか否かを制御する
出力制御手段と、を具備する。
【0018】上記の目的を達成するために本発明の第6
の頭部装着型映像表示装置は、上記第5の頭部装着型映
像表示装置において、上記第2音響素子は、上記表示部
本体に電力を供給する電力供給手段に設けられたことを
特徴とする。
【0019】上記の目的を達成するために本発明の第7
の頭部装着型映像表示装置は、上記第5の頭部装着型映
像表示装置において、上記第2音響素子は、上記表示部
本体を操作する操作手段に設けられたことを特徴とす
る。
【0020】上記の目的を達成するために本発明の第8
の頭部装着型映像表示装置は、所定の映像表示手段を支
持する構造体である表示部筐体と、使用時に上記表示部
筐体を上記映像表示手段により映出される映像の観察者
たる使用者の頭部眼前に支持するための支持手段と、上
記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用者
の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該第
1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対応
する検出信号を生成する検出手段と、所定音を出力する
音響素子と、上記検出手段の検出結果に基づいて上記音
響素子から出力される音の出力レベルを調整する音量調
整手段と、少なくとも上記表示部筐体と上記支持手段と
を有する表示部本体に接続可能になされ、少なくとも上
記音量調整手段を有する映像表示制御部と、を具備す
る。
【0021】上記の目的を達成するために本発明の第9
の頭部装着型映像表示装置は、所定の映像表示手段を支
持する構造体である表示部筐体と、使用時に上記表示部
筐体を上記映像表示手段により映出される映像の観察者
たる使用者の頭部眼前に支持するための支持手段と、上
記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用者
の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該第
1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対応
する検出信号を生成する検出手段と、所定音を出力する
第1音響素子と、上記第1音響素子とは異なる第2音響
素子と、上記検出手段の検出結果に基づいて上記第2音
響素子から音を出力させるか否かを制御する出力制御手
段と、少なくとも上記表示部筐体と上記支持手段と第1
音響素子とを有する表示部本体に接続可能になされ、少
なくとも上記出力制御手段を有する映像表示制御部と、
を具備する。
【0022】上記の目的を達成するために本発明の第1
0の頭部装着型映像表示装置は、上記第1ないし第9の
頭部装着型映像表示装置において、上記検出手段は、上
記表示部筐体が上記支持手段により観察者たる使用者の
頭部眼前に支持されていない状態を第2の状態にあると
検出して、対応する検出信号を生成することを特徴とす
る。
【0023】上記の目的を達成するために本発明の第1
1の頭部装着型映像表示装置は、上記第1ないし第10
の頭部装着型映像表示装置において、上記検出手段は、
上記支持手段の状態が、上記表示部筐体が使用者の頭部
に支持されている際の該表示部筐体に対する状態とは異
なる状態ににある際に、当該表示部筐体が上記第2の状
態にあると検出し、対応する検出信号を生成することを
特徴とする。
【0024】上記の目的を達成するために本発明の第1
2の頭部装着型映像表示装置は、上記第1ないし第10
の頭部装着型映像表示装置において、上記検出手段は、
上記表示部筐体が略上下反転した状態になされた際に、
当該表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、対応
する検出信号を生成することを特徴とする。
【0025】上記の目的を達成するために本発明の第1
3の頭部装着型映像表示装置は、上記第1ないし第10
の頭部装着型映像表示装置において、上記検出手段は、
上記表示部筐体が使用者の頭部に支持されいる際には使
用者の頭部には当接しない位置に配設され、該表示部筐
体が使用者の頭部より離間されるとともに所定位置に載
置された際に、当該表示部筐体が上記第2の状態にある
と検出し、対応する検出信号を生成することを特徴とす
る。
【0026】上記の目的を達成するために本発明の第1
4の頭部装着型映像表示装置は、上記第1ないし第10
の頭部装着型映像表示装置において、上記検出手段は、
上記表示部筐体が、少なくとも当該頭部装着型映像表示
装置に電力を供給する電力供給手段の所定箇所に載置さ
れた際に、当該表示部筐体が上記第2の状態にあると検
出し、対応する検出信号を生成することを特徴とする。
【0027】上記の目的を達成するために本発明の第1
の映像表示制御装置は、所定の映像表示手段を支持する
構造体である表示部筐体と、使用時に上記表示部筐体を
上記映像表示手段により映出される映像の観察者たる使
用者の頭部眼前に支持するための支持手段と、上記表示
部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用者の頭部
眼前に支持されている第1の状態にあるか、該第1の状
態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対応する検
出信号を生成する検出手段と、を有する表示部本体に接
続可能になされ、上記検出手段の検出結果に基づいて所
定音を出力する音響素子から出力される音の出力レベル
を調整する音量調整手段を有することを特徴とする。
【0028】上記の目的を達成するために本発明の第2
の映像表示制御装置は、所定の映像表示手段を支持する
構造体である表示部筐体と、使用時に上記表示部筐体を
上記映像表示手段により映出される映像の観察者たる使
用者の頭部眼前に支持するための支持手段と、上記表示
部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用者の頭部
眼前に支持されている第1の状態にあるか、該第1の状
態とは異なる第2の状態にるかを検出し、対応する検出
信号を生成する検出手段と、所定音を出力する第1音響
素子と、を有する表示部本体に接続可能になされ、上記
検出手段の検出結果に基づいて上記第1音響素子とは異
なる第2音響素子から音を出力させるか否かを制御する
出力制御手段を有することを特徴とする。
【0029】上記の目的を達成するために本発明の第3
の映像表示制御装置は、上記第1または第2の映像表示
制御装置において、上記検出手段は、上記表示部筐体が
上記支持手段により観察者たる使用者の頭部眼前に、支
持されていない状態を第2の状態にあると検出して、対
応する検出信号を生成することを特徴とする。
【0030】上記の目的を達成するために本発明の第4
の映像表示制御装置は、上記第1または第2の映像表示
制御装置において、上記検出手段は、上記支持手段の状
態が、上記表示部筐体が使用者の頭部に支持されている
際の該表示部筐体に対する状態とは異なる状態にある際
に、当該表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、
対応する検出信号を生成することを特徴とする。
【0031】上記の目的を達成するために本発明の第5
の映像表示制御装置は、上記第1または第2の映像表示
制御装置において、上記検出手段は、上記表示部筐体が
略上下反転した状態になされた際に、当該表示部筐体が
上記第2の状態にあると検出し、対応する検出信号を生
成することを特徴とする。
【0032】上記の目的を達成するために本発明の第6
の映像表示制御装置は、上記第1または第2の映像表示
制御装置において、上記検出手段は、上記表示部筐体が
使用者の頭部に支持されいる際には使用者の頭部には当
接しない位置に配設され、該表示部筐体が使用者の頭部
より離間されるとともに所定位置に載置された際に、当
該表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、対応す
る検出信号を生成することを特徴とする。
【0033】上記の目的を達成するために本発明の第7
の映像表示制御装置は、上記第1または第2の映像表示
制御装置において、上記検出手段は、上記表示部筐体
が、少なくとも上記表示部本体に電力を供給する電力供
給手段の所定箇所に載置された際に、当該表示部筐体が
上記第2の状態にあると検出し、対応する検出信号を生
成することを特徴とする。
【0034】上記第1の頭部装着型映像表示装置は、表
示部筐体で所定の映像表示手段を支持し、支持手段で使
用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出さ
れる映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持する。ま
た、検出手段で、上記表示部筐体が、上記支持手段によ
り観察者たる使用者の頭部眼前に支持されている第1の
状態にあるか、該第1の状態とは異なる第2の状態にあ
るかを検出し、対応する検出信号を生成する。さらに、
音量調整手段で上記検出手段の検出結果に基づいて、所
定音を出力する音響素子から出力される音の出力レベル
を調整する。
【0035】上記第2の頭部装着型映像表示装置は、表
示部筐体で所定の映像表示手段を支持し、支持手段で使
用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出さ
れる映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持する。ま
た、検出手段で、上記表示部筐体が、上記支持手段によ
り観察者たる使用者の頭部眼前に支持されている第1の
状態にあるか、該第1の状態とは異なる第2の状態にあ
るかを検出し、対応する検出信号を生成する。さらに、
音量調整手段で上記検出手段の検出結果に基づいて、所
定音を出力する音響素子から出力される音の出力レベル
を相対的に高レベルに調整する。
【0036】上記第3の頭部装着型映像表示装置は、上
記第1または第2の頭部装着型映像表示装置において、
上記音響素子は、少なくとも上記表示部筐体と上記支持
手段とを有する表示部本体に設けられる。
【0037】上記第4の頭部装着型映像表示装置は、上
記第1または第2の頭部装着型映像表示装置において、
上記音響素子は、少なくとも上記表示部筐体と上記支持
手段を有する表示部本体とは別体に設けられる。
【0038】上記第5の頭部装着型映像表示装置は、表
示部本体においては、表示部筐体で所定の映像表示手段
を支持し、支持手段で使用時に上記表示部筐体を上記映
像表示手段により映出される映像の観察者たる使用者の
頭部眼前に支持する。また、第1音響素子は所定音を出
力する。一方、検出手段で上記表示部筐体が上記支持手
段により観察者たる使用者の頭部眼前に支持されている
第1の状態にあるか、該第1の状態とは異なる第2の状
態にあるかを検出して対応する検出信号を生成する。さ
らに、出力制御手段で上記検出手段の検出結果に基づい
て第2音響素子から音を出力させるか否かを制御する。
【0039】上記第6の頭部装着型映像表示装置は、上
記第5の頭部装着型映像表示装置において、上記第2音
響素子は、上記表示部本体に電力を供給する電力供給手
段に設けられる。
【0040】上記第7の頭部装着型映像表示装置は、上
記第5の頭部装着型映像表示装置において、上記第2音
響素子は、上記表示部本体を操作する操作手段に設けら
れる。
【0041】上記第8の頭部装着型映像表示装置は、表
示部筐体で所定の映像表示手段を支持し、支持手段で使
用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出さ
れる映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持する。ま
た、検出手段で上記表示部筐体が上記支持手段により観
察者たる使用者の頭部眼前に支持されている第1の状態
にあるか、該第1の状態とは異なる第2の状態にあるか
を検出して対応する検出信号を生成する。さらに、音量
調整手段で上記検出手段の検出結果に基づいて所定音を
出力する音響素子から出力される音の出力レベルを調整
する。また、映像表示制御部本体は少なくとも上記表示
部筐体と上記支持手段とを有する表示部本体に接続可能
になされ、少なくとも上記音量調整手段を有する。
【0042】上記第9の頭部装着型映像表示装置は、表
示部筐体で所定の映像表示手段を支持し、支持手段で使
用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出さ
れる映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持する。ま
た、検出手段で上記表示部筐体が上記支持手段により観
察者たる使用者の頭部眼前に支持されている第1の状態
にあるか、該第1の状態とは異なる第2の状態にあるか
を検出して対応する検出信号を生成する。また、出力御
手段で上記検出手段により上記表示部筐体が頭部に支持
されていないと検出されたときに上記第1音響素子とは
異なる第2音響素子から音を出力させるように制御す
る。さらに、映像表示制御部本体は少なくとも上記表示
部筐体と上記支持手段と第1音響素子とを有する表示部
本体に接続可能になされ、少なくとも上記出力制御手段
を有する。
【0043】上記第10の頭部装着型映像表示装置は、
上記第1ないし第9の頭部装着型映像表示装置におい
て、上記検出手段は、上記表示部筐体が上記支持手段に
より観察者たる使用者の頭部眼前に支持されていない状
態を第2の状態にあると検出して、対応する検出信号を
生成する。
【0044】上記第11の頭部装着型映像表示装置は、
上記第1ないし第10の頭部装着型映像表示装置におい
て、上記検出手段は、上記支持手段の状態が、上記表示
部筐体が使用者の頭部に支持されている際の該表示部筐
体に対する状態とは異なる状態ににある際に、当該表示
部筐体が上記第2の状態にあると検出し、対応する検出
信号を生成する。
【0045】上記第12の頭部装着型映像表示装置は、
上記第1ないし第10の頭部装着型映像表示装置におい
て、上記検出手段は、上記表示部筐体が略上下反転した
状態になされた際に、当該表示部筐体が上記第2の状態
にあると検出し、対応する検出信号を生成する。
【0046】上記第13の頭部装着型映像表示装置は、
上記第1ないし第10の頭部装着型映像表示装置におい
て、上記検出手段は、上記表示部筐体が使用者の頭部に
支持されいる際には使用者の頭部には当接しない位置に
配設され、該表示部筐体が使用者の頭部より離間される
とともに所定位置に載置された際に、当該表示部筐体が
上記第2の状態にあると検出し、対応する検出信号を生
成する。
【0047】上記第14の頭部装着型映像表示装置は、
上記第1ないし第10の頭部装着型映像表示装置におい
て、上記検出手段は、上記表示部筐体が、少なくとも当
該頭部装着型映像表示装置に電力を供給する電力供給手
段の所定箇所に載置された際に、当該表示部筐体が上記
第2の状態にあると検出し、対応する検出信号を生成す
る。
【0048】上記第1の映像表示制御装置は、上記表示
部本体に接続可能になされ、音量調整手段で検出手段の
検出結果に基づいて所定音を出力する音響素子から出力
される音の出力レベルを調整する。
【0049】上記第2の映像表示制御装置は、上記表示
部本体に接続可能になされ、出力制御手段で検出手段に
より上記表示部筐体が頭部に支持されていないと検出さ
れたときに上記第1音響素子とは異なる第2音響素子か
ら音を出力させるように制御する。
【0050】上記第3の映像表示制御装置は、上記第1
または第2の映像表示制御装置において、上記検出手段
は、上記表示部筐体が上記支持手段により観察者たる使
用者の頭部眼前に、支持されていない状態を第2の状態
にあると検出して、対応する検出信号を生成する。
【0051】上記第4の映像表示制御装置は、上記第1
または第2の映像表示制御装置において、上記検出手段
は、上記支持手段の状態が、上記表示部筐体が使用者の
頭部に支持されている際の該表示部筐体に対する状態と
は異なる状態にある際に、当該表示部筐体が上記第2の
状態にあると検出し、対応する検出信号を生成する。
【0052】上記第5の映像表示制御装置は、上記第1
または第2の映像表示制御装置において、上記検出手段
は、上記表示部筐体が略上下反転した状態になされた際
に、当該表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、
対応する検出信号を生成する。
【0053】上記第6の映像表示制御装置は、上記第1
または第2の映像表示制御装置において、上記検出手段
は、上記表示部筐体が使用者の頭部に支持されいる際に
は使用者の頭部には当接しない位置に配設され、該表示
部筐体が使用者の頭部より離間されるとともに所定位置
に載置された際に、当該表示部筐体が上記第2の状態に
あると検出し、対応する検出信号を生成する。
【0054】上記第7の映像表示制御装置は、上記第1
または第2の映像表示制御装置において、上記検出手段
は、上記表示部筐体が、少なくとも上記表示部本体に電
力を供給する電力供給手段の所定箇所に載置された際
に、当該表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、
対応する検出信号を生成する。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0056】図1ないし図3は、本発明の第1の実施形
態である頭部装着型映像表示装置に係り、図1は、当該
頭部装着型映像表示装置の全体概略構成を示した外観斜
視図であり、図2は、当該頭部装着型映像表示装置の電
気的な構成を示したブロック図である。また、図3は、
当該頭部装着型映像表示装置における音量調整手段の作
用を示したフローチャートである。
【0057】図1に示すように、本第1の実施形態の頭
部装着型映像表示装置は、使用者が個別に頭部に装着し
て後述するコントロールボックス2からの所定信号に基
づいて該使用者に映像、音声を供給する、いわゆるHe
ad mounted display(以下、HMD
と略記する。)1と、このHMD1に接続され同HMD
1に対して電力、映像信号および音響信号を供給すると
ともに上記HMD1からの装着検出信号を受信し、後述
する所定の処理を施すコントロールボックス2と、で主
要部が構成される。また、HMD1とコントロールボッ
クス2とは接続コード3を介して電気的に接続される。
【0058】本第1の実施形態の頭部装着型映像表示装
置は、上記コントロールボックス2に外部機器として図
示しない映像再生機器が接続されるようになっている。
コントロールボックス2は該映像再生機器から所定の映
像信号および音響信号を受信し、所定の処理を施した
後、映像信号および音響信号をHMD1に伝送するよう
になっている。
【0059】ここで、HMD1の構成を図1、図2を参
照して詳しく説明する。
【0060】図1、図2に示すように、HMD1は、コ
ントロールボックス2から送出された左右の映像信号を
それぞれ再生表示する左表示部5、右表示部6からなる
映像表示手段と、これら左表示部5、右表示部6からな
る映像表示手段を支持する構造体である表示部筐体7
と、使用者が頭部に当該HMD1を装着した際に上記左
表示部5、右表示部6が使用者の眼前に支持し得るよう
に上記表示部筐体7の左右端部からそれぞれ延出して該
使用者の頭部の左右両側方に概略沿って各延長して配設
された支持フレーム8と、上記表示部筐体7と支持フレ
ーム8との接続部に配設され該表示部筐体7が上記支持
フレーム8により使用者の頭部眼前に装着されたか否か
を検出し対応する検出信号を生成する装着検出手段11
と、当該HMD1が装着された際上記支持フレーム8に
おける使用者の左右耳の近傍に配設され、所定音を出力
する左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18と、で主
要部が構成されている。
【0061】上記左表示部5は、液晶表示装置(LC
D)等の左表示素子15や、図示しないバックライト、
接眼光学系等の構成部材や、上記左表示素子15の駆動
回路である左駆動回路13等で構成され、上記右表示部
6は、左表示部5同様、右表示素子16、バックライ
ト、接眼光学系、該右表示素子16の駆動回路である右
駆動回路14等で構成されている。
【0062】図2に示すように、上記左右の駆動回路1
3,14は、いずれも表示部筐体7に内設された映像信
号処理部12に接続され、該映像信号処理部12からの
映像信号に基づいた映像を、それぞれ上記左表示素子1
5、右表示素子16に表示する。
【0063】上記映像信号処理部12は、上記表示部筐
体7に内設され、接続ケーブル3を介してコントロール
ボックス2に接続される。また、該コントロールボック
ス2を介して入力される左右の映像信号に適宜画像処理
を施し、映像駆動信号として上記左右の駆動回路13,
14に送出する。
【0064】また、上記支持フレーム8の左右側部に
は、左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18がそれぞ
れ配設されている。これら左内蔵スピーカ17、右内蔵
スピーカ18は、いずれも接続ケーブル3を介してコン
トロールボックス2の音量調整手段23で所定値に増幅
された左右の音響信号をそれぞれ出力する。
【0065】なお、上記左内蔵スピーカ17、右内蔵ス
ピーカ18は、通常時は、外部映像再生機器よりコント
ロールボックス2に入力した音響信号を適宜処理した信
号を出力するが、本第1の実施形態においては、上記音
量調整手段23に入力される上記装着検出手段11から
の検出信号によっても制御されるようになっている。な
お、詳しくは後述する。
【0066】また、表示部筐体7と支持フレーム8とが
接続する部分には、該表示部筐体7が使用者の頭部眼前
に装着されたことを検出して対応する検出信号を生成す
る装着検出手段11を備えている。この装着検出手段1
1で生成された検出信号は、接続ケーブル3を介してコ
ントロールボックス2の音量調整手段23の検出信号入
力端子に入力される。
【0067】装着検出手段11は、上記支持フレーム8
が開成状態(図1に示す装着状態)より閉成状態に移行
するとオンするスイッチを備えており、このスイッチの
オン・オフは、装着検出手段11からの装着信号として
音量調整手段23に入力される。
【0068】なお、本実施形態においては、装着検出手
段11としてこのような技術手段を採用したが、これに
限らず、表示部筐体7に対する支持フレーム8の状態
が、HMD1の装着時と、非装着時とで変化することを
検出する手段であれば、如何様な手段であっても良い。
【0069】この装着検出手段11としては種々の具体
例があげられるが、これらの例に関しては後に詳述す
る。
【0070】次に、コントロールボックス2の構成につ
いて図2を参照して説明する。
【0071】コントロールボックス2は、当該コントロ
ールボックス2の各回路部およびHMD1の各回路部へ
電源を供給する電源部22と、外部の映像再生機器から
の映像信号を入力する左右の映像信号入力端子28L,
28Rと、外部の映像再生機器からの音響信号を入力す
る左右の音響信号入力端子29L,29Rと、この音響
信号入力端子29L,29Rで入力した音響信号に適宜
処理を施して音響駆動信号として出力する音響信号処理
部21と、この音響信号処理部21で適宜処理された音
響信号(音響駆動信号)を増幅して上記左内蔵スピーカ
17、右内蔵スピーカ18に対して出力するとともに、
上記装着検出手段11からの検出信号に基づいて音量レ
ベルを調整する音量調整手段23と、で主要部が構成さ
れている。
【0072】上記電源部22は、図示しない電源スイッ
チにより稼動するようになっている。この電源部22が
稼動することで、HMD1およびコントロールボックス
2の各回路部が作動する。なお、該電源部22からHM
D1の各回路部への電源ラインと、音量調整手段23か
ら出力される音響信号ラインは共に接続ケーブル3を介
してHMD1の対応する回路部に接続されている。
【0073】また、コントロールボックス2に外部の映
像再生機器から入力する左右の映像信号は当該コントロ
ールボックス2を介した後、接続ケーブル3を経て上記
映像信号処理部12に接続されるようになっている。
【0074】一方、上記音量調整手段23は、HMD1
の装着検出手段11からの検出信号を入力し、この検出
信号に基づいて音量の調整を行うようになっている。こ
の検出信号による音量調整については後に詳述する。
【0075】なお、本第1の実施形態においては、上記
音量調整手段23は、コントロールボックス2に内設し
たが、これに限らずHMD1に設けても良い。
【0076】また、図示はしないが、コントロールボッ
クス2には、コントロールボックス2あるいはHMD1
に所定の操作を指示する操作手段が設けられている。
【0077】また、本第1の実施形態の頭部装着型映像
表示装置は、上記外部の映像再生機器として、たとえば
TV、VTR、DVD(Digital Video
Disk)等の外部機器を想定しており、これら外部映
像再生機器からの左右の映像信号と音響信号とがそれぞ
れコントロールボックス2の左右の映像信号入力端子2
8L,28Rと左右の音響信号入力端子29L,29R
とに入力される。
【0078】次に、本第1の実施形態の頭部装着型映像
表示装置の動作について説明する。
【0079】まず、使用者がHMD1を頭部の所定位置
に装着し、コントロールボックス2に接続された外部の
映像再生機器からの映像、音響等を鑑賞を行うものとす
る。このとき、上記電源部22は稼動しており、該映像
再生機器からの映像信号、音響信号が映像信号入力端子
28L,28R、音響信号入力端子29L,29Rより
コントロールボックス42に入力される。
【0080】コントロールボックス2に入力された上記
各信号のうち、映像信号は接続ケーブル3を介してHM
D1の映像信号処理部12へ伝送される。この映像信号
処理部12は送られてきた映像信号を映像駆動信号に変
換して左右の駆動回路13,14に対して出力する。こ
れら駆動回路13,14は、該映像駆動信号に基づいて
表示素子15,16に映像を表示する。
【0081】一方、コントロールボックス2に入力され
た音響信号は、音響信号処理部21において適宜処理さ
れ音響駆動信号として音量調整手段23に送出される。
音量調整手段23は、音響駆動信号を適宜増幅処理し、
接続ケーブル3を介してHMD1の左内蔵スピーカ1
7、右内蔵スピーカ18に対して出力する。一方で、音
量調整手段23には、装着検出手段11からの検出信号
が常時入力されている。
【0082】ここで、上記音量調整手段23の動作を図
3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0083】上述したように、コントロールボックス2
の各回路部、HMD1の各回路部に電源が供給されてい
るので、該音量調整手段23にも電源部22より電力が
供給されている(ステップS1)。このとき、音量調整
手段23には装着検出手段11より常時検出信号が入力
されている(ステップS2)。ここで、音量調整手段2
3は、この検出信号が、HMD1の装着を示す装着信号
であるかいなかを判定する(ステップS3)。そして、
装着信号である場合、HMD1が所定位置に装着されて
いるとして増幅の割合を低レベル側に設定する(ステッ
プS4)。
【0084】このステップS4における低レベルの音量
とは、使用者がHMD1を装着した状態で音量調整手段
23からの音響信号をHMD1の左内蔵スピーカ17、
右内蔵スピーカ18より聴取する際、最適な音量となる
レベルの音量ことである。
【0085】音量レベルを、この低レベル側に設定した
後、電力供給継続か否か、すなわち、映像等の鑑賞を継
続するか否かを、たとえば図示しない操作手段からの指
示があったか否かを判定し(ステップS6)、継続中断
等の指示がない限り、上記ステップS2に戻って装着検
出手段11からの検出信号を検出する。
【0086】一方、上記ステップS3において、装着検
出手段11からの検出信号が非装着信号である場合、す
なわち、HMD1が外された場合、音量調整手段23の
増幅の割合を高レベル側に設定する(ステップS5)。
【0087】このステップS5における高レベルの音量
とは、使用者がHMD1を外した後、該HMD1を適宜
載置した状態で、左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ
18より放音される音が、数メートル前後離れていた位
置でも聴取可能なレベルの音量のことである。なお、こ
の高レベル音量としては、上記低レベル音量の音圧に対
して約10dB高い音圧が得られる程度に設定されれば
良い。
【0088】上記ステップS5の後、上記ステップS6
と同様に、電力供給継続か否か、すなわち、映像等の鑑
賞を継続するか否かを、たとえば図示しない操作手段か
らの指示があったか否かを判定する(ステップS7)。
そして、継続中断等の指示がない限り、上記ステップS
2に戻って装着検出手段11からの検出信号を検出す
る。
【0089】このように、本第1の実施形態の頭部装着
型映像表示装置によると、使用者は、HMD1を頭部に
装着しているときは内蔵スピーカ17,18から最適な
音量で再生音を聴取し、一方、該HMD1を頭部から外
した場合は、これら内蔵スピーカからの大きな再生音に
より、離間した位置でも該再生音を聴取することができ
る。
【0090】したがって、当該頭部装着型映像表示装置
等の使用用途を考慮すると、たとえば映画等の鑑賞中に
おいてコマーシャル等、鑑賞不要部分に至った際、この
間に中座して他の所用を行いたいという要求がある場合
であっても、HMD1を頭部より外して適当箇所に載置
するだけで、離間した位置でも再生状況を把握すること
ができ、非常に利便性が良くなるという効果を奏する。
【0091】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0092】図4および図5は、本発明の第2の実施形
態である頭部装着型映像表示装置に係り、図4は、当該
頭部装着型映像表示装置の全体概略構成を示した外観斜
視図であり、図5は、当該頭部装着型映像表示装置の電
気的な構成を示したブロック図である。なお、上記第1
の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付与し、
ここでの詳しい説明は省略する。
【0093】この第2の実施形態の頭部装着型映像表示
装置は、基本的な機能は上記第1の実施形態と同様であ
るが、上記コントロールボックス2における各回路部を
すべてHMD内に配設したことを特徴とする。したがっ
て、ここでは異なる要素のみの言及にとどめ、上記第1
の実施形態と同様部分についての説明は省略する。
【0094】図4、図5に示すように、本第2の実施形
態の頭部装着型映像表示装置は、上記HMD1と同様、
使用者が個別に頭部に装着するHMD31内に、上記コ
ントロールボックス2における各回路部を配設してい
る。すなわち、上記第1の実施形態における、HMD1
とコントロールボックス2とを接続した接続コード3は
省略され、各回路はHMD31内部で接続されている。
【0095】本第2の実施形態の頭部装着型映像表示装
置においても、上記第1の実施形態と同様、HMD31
には、図示しない映像再生機が接続される。HMD31
は、該映像再生機から所定の映像信号および音響信号を
受信し、所定の処理を施した後、HMD31内部で映像
信号および音響信号を伝送し、それぞれ表示、再生を行
う。
【0096】ここで、図4、図5を参照して上記HMD
31の構成を簡単に説明する。
【0097】図4、図5に示すように、HMD31は、
上記第1の実施形態と同様、左右の映像信号をそれぞれ
再生表示する左表示部5、右表示部6と、これら左表示
部5、右表示部6を支持する表示部筐体7と、上記表示
部筐体7の支持フレーム8と、上記表示部筐体7と支持
フレーム8との接続部に配設された装着検出手段11
と、上記支持フレーム8における使用者の左右耳の近傍
に配設された左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18
と、を備えている。
【0098】上記左表示部5、右表示部6の構成は上記
第1の実施形態と同様であり、その構成要素たる、液晶
表示装置等の表示素子15,16や、図示しないバック
ライト、接眼光学系、駆動回路13,14等には、電源
部22より直接電力が供給される。
【0099】また、上記左右の駆動回路13,14は、
いずれも映像信号処理部12に接続され、該映像信号処
理部12からの映像信号に基づいた映像を、それぞれ上
記左表示素子15、右表示素子16に表示する。この映
像信号処理部12にも電源部22より直接電力が供給さ
れる。
【0100】また、上記支持フレーム8の左右側部に
は、第1の実施形態同様に左内蔵スピーカ17、右内蔵
スピーカ18がそれぞれ配設されている。これら左内蔵
スピーカ17、右内蔵スピーカ18は、いずれも音量調
整手段23に直接接続され、該音量調整手段23で所定
値に増幅された左右の音響信号をそれぞれ出力する。
【0101】上記左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ
18から出力される音響信号は、上記同様に通常時は、
外部映像再生機器より入力した音響信号を適宜処理され
た信号を出力するが、音量調整手段23に入力される装
着検出手段11からの検出信号によっても制御される。
【0102】また、表示部筐体7と支持フレーム8とが
接続する部分には、装着検出手段11が配設され、その
検出信号は直接、上記音量調整手段23の検出信号入力
端子に入力される。
【0103】HMD31は、さらに、各回路部への電源
部22と、外部の映像再生機器からの映像信号あるいは
音響信号を入力する映像信号入力端子28L,28R、
音響信号入力端子29L,29Rと、入力した音響信号
に適宜処理を施して音響駆動信号として出力する音響信
号処理部21と、この音響信号処理部21で適宜処理さ
れた音響駆動信号を増幅して左内蔵スピーカ17、右内
蔵スピーカ18に対して出力するとともに、上記装着検
出手段11からの検出信号に基づいて音量レベルを調整
する音量調整手段23と、を備えている。
【0104】上記電源部22は、図示しない電源スイッ
チにより稼動するようになっており、この電源部22が
稼動することで、HMD31の各回路部が作動する。ま
た、上記音量調整手段23は、上記同様に、装着検出手
段11からの検出信号を入力し、この検出信号に基づい
て音量の調整を行うようになっている。また、図示はし
ないが、HMD31には、所定の操作を指示する操作手
段が設けられている。
【0105】なお、本第2の実施形態の作用は、上記第
1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略す
る。
【0106】このように、本第2の実施形態の頭部装着
型映像表示装置によると、上記第1の実施形態と同様
に、使用者は、HMD31を頭部に装着しているときは
内蔵スピーカ17,18から最適な音量で再生音を聴取
し、一方、該HMD31を頭部から外した場合は、これ
ら内蔵スピーカからの大きな再生音により、離間した位
置でも該再生音を聴取することができる。
【0107】したがって、本第2の実施形態によって
も、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することがで
きる。
【0108】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0109】図6ないし図8は、本発明の第3の実施形
態である頭部装着型映像表示装置に係り、図6は、当該
頭部装着型映像表示装置の全体概略構成を示した外観斜
視図であり、図7は、当該頭部装着型映像表示装置の電
気的な構成を示したブロック図である。また、図8は、
当該頭部装着型映像表示装置における音響出力切替手段
の動作を示したフローチャートである。なお、上記第1
の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付与し、
ここでの詳しい説明は省略する。
【0110】この第3の実施形態の頭部装着型映像表示
装置は、上記第1の実施形態に比してHMDの構成は同
様であるが、コントロールボックスの構成を異にしてい
る。
【0111】図6に示すように、本第3の実施形態の頭
部装着型映像表示装置は、使用者が個別に頭部に装着し
て後述するコントロールボックス42からの所定信号に
基づいて該使用者に映像、音声を供給するHMD1と、
このHMD1に接続され同HMD1に対して電力、映像
信号および音響信号を供給するとともに上記HMD1か
らの装着検出信号を受信し、後述する所定の処理を施す
コントロールボックス42と、で主要部が構成される。
また、HMD1とコントロールボックス42とは接続コ
ード3を介して電気的に接続される。
【0112】本第3の実施形態の頭部装着型映像表示装
置においては、上記コントロールボックス42に外部機
器として図示しない映像再生機が接続される。コントロ
ールボックス42は上記第1の実施形態と同様に、映像
再生機から所定の映像信号および音響信号を受信し、所
定の処理を施した後、映像信号および音響信号をHMD
1に伝送するようになっている。
【0113】本第3の実施形態において、HMD1の構
成は、上記第1の実施形態と同様であり、コントロール
ボックス42との接続対応のみが異なっている。したが
って、ここでは異なる部分のみを説明する。
【0114】図6、図7に示すように、本第3の実施形
態においてHMD1の各構成要素は、上記第1の実施形
態と同様である。すなわち、図中、左表示部5、右表示
部6、表示部筐体7、支持フレーム8、装着検出手段1
1、左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18は、左表
示素子15、左駆動回路13、右表示素子16、右駆動
回路14、映像信号処理部12等の各構成要素は、上記
第1の実施形態と同一であるが、装着検出手段11、左
内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18の接続対応が異
なっている。
【0115】上記左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ
18は、いずれも接続ケーブル3を介してコントロール
ボックス42の音量出力切替手段24で出力が切り替え
られるとともに、所定値に増幅された左右の音響信号を
それぞれ出力する。
【0116】また、装着検出手段11の検出信号は、接
続ケーブル3を介して該音量出力切替手段24の検出信
号入力端子に入力される。
【0117】上記左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ
18は、通常時は、外部映像再生機器よりコントロール
ボックス42に入力した音響信号を適宜処理した信号を
出力するが、本第3の実施形態においては、上記音量出
力切替手段24に入力される上記装着検出手段11から
の検出信号によっても制御されるようになっている。な
お、詳しくは後述する。
【0118】なお、本第3の実施形態で採用する該装着
検出手段11も、上記第1の実施形態同様に、表示部筐
体7に対する支持フレーム8の状態が、HMD1の装着
時と、非装着時とで変化することを検出する手段であれ
ば、如何様な手段であっても良い。
【0119】次に、コントロールボックス42の構成に
ついて図7を参照して説明する。
【0120】コントロールボックス42は、当該コント
ロールボックス42の各回路部およびHMD1の各回路
部へ電源を供給する電源部22と、外部の映像再生機器
からの音響信号を入力する左右の音響信号入力端子29
L,29Rと、この音響信号入力端子29L,29Rで
入力した音響信号に適宜処理を施して音響駆動信号とし
て出力する音響信号処理部21と、この音響信号処理部
21で適宜処理された音響信号(音響駆動信号)を増幅
するとともに、上記装着検出手段11からの検出信号に
基づいて出力先をHMD1に配設した左内蔵スピーカ1
7、右内蔵スピーカ18とコントロールボックス42に
配設した外部スピーカ25とに切り替える音量出力切替
手段24と、当該コントロールボックス42の上面に配
設された外部スピーカ25と、外部の映像再生機器から
の映像信号を入力する左右の映像信号入力端子28L,
28Rと、で主要部が構成されている。
【0121】上記電源部22は、図示しない電源スイッ
チにより稼動するようになっている。この電源部22が
稼動することで、HMD1およびコントロールボックス
42の各回路部が作動する。なお、該電源部22からH
MD1の各回路部への電源ラインと、音量出力切替手段
24から出力される音響信号ラインは共に接続ケーブル
3を介してHMD1の対応する回路部に接続されてい
る。
【0122】一方、上記音量出力切替手段24は、HM
D1の装着検出手段11からの検出信号を入力し、この
検出信号に基づいて出力先をHMD1に配設した左内蔵
スピーカ17、右内蔵スピーカ18とコントロールボッ
クス42に配設した外部スピーカ25とに切り替えると
ともに、音量の調整を行うようになっている。この検出
信号による出力先切替動作については後に詳述する。
【0123】なお、本第3の実施形態においては、上記
音量出力切替手段24は、コントロールボックス42に
内設したが、これに限らず、HMD1に設けても良い。
【0124】また、図示はしないが、コントロールボッ
クス42には、コントロールボックス42あるいはHM
D1に所定の操作を指示する操作手段が設けられてい
る。
【0125】その他の構成は、上記第1の実施形態と同
様であるので、ここでの説明は省略する。
【0126】次に、本第3の実施形態の頭部装着型映像
表示装置の動作について説明する。
【0127】まず、使用者がHMD1を頭部の所定位置
に装着し、コントロールボックス42に接続された外部
の映像再生機器からの映像、音響等を鑑賞を行うものと
する。このとき、上記電源部22は稼動しており、該映
像再生機器からの映像信号、音響信号が映像信号入力端
子28L,28R、音響信号入力端子29L,29Rよ
りコントロールボックス42に入力される。
【0128】コントロールボックス42に入力された上
記各信号のうち、映像信号の処理は、上記第1の実施形
態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0129】一方、コントロールボックス42に入力さ
れた音響信号は、音響信号処理部21において適宜処理
され音響駆動信号として音量出力切替手段24に送出さ
れる。音量出力切替手段24は、このとき、音響信号出
力先として左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18を
選択しており、音響駆動信号を適宜増幅処理し、接続ケ
ーブル3を介してこれら左内蔵スピーカ17、右内蔵ス
ピーカ18に対して出力する。一方で、音量出力切替手
段24には、装着検出手段11からの検出信号が常時入
力されている。
【0130】ここで、上記音量出力切替手段24の動作
を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0131】上述したように、コントロールボックス4
2の各回路部、HMD1の各回路部がに電源が供給され
ているので、該音響出力切替手段24にも電源部22よ
り電力が供給されている(ステップS11)。このと
き、音響出力切替手段24には装着検出手段11より常
時検出信号が入力されている(ステップS12)。ここ
で、音響出力切替手段24は、この検出信号が、HMD
1の装着を示す装着信号であるか否かを判定する(ステ
ップS13)。そして、装着信号である場合、HMD1
が所定位置に装着されているとして、音響出力切替手段
24の音響信号出力先として左内蔵スピーカ17、右内
蔵スピーカ18を選択する(ステップS14)。
【0132】このステップS14の後、電力供給継続か
否か、すなわち、映像等の鑑賞を継続するか否かを、た
とえば図示しない操作手段からの指示があったか否かを
判定し(ステップS16)、継続中断等の指示がない限
り、上記ステップS12に戻って装着検出手段11から
の検出信号を検出する。
【0133】一方、上記ステップS13において、装着
検出手段11からの検出信号が非装着信号である場合、
すなわち、HMD1が外された場合、音響出力切替手段
24において、音響信号出力先を外部スピーカ25に設
定する(ステップS15)。
【0134】このステップS15の後、上記ステップS
16と同様に、電力供給継続か否か、すなわち、映像等
の鑑賞を継続するか否かを判定し(ステップS17)、
継続中断等の指示がない限り、上記ステップS12に戻
って装着検出手段11からの検出信号を検出する。
【0135】このように、本第3の実施形態の頭部装着
型映像表示装置によると、使用者は、HMD1を頭部に
装着しているときは内蔵スピーカ17,18から最適な
音量で再生音を聴取し、一方、該HMD1を頭部から外
した場合は、コントロールボックス42に配設した外部
スピーカ25からの大きな再生音により、離間した位置
でも該再生音を聴取することができる。
【0136】したがって、この第3の実施形態において
も、鑑賞不要部分に至った際、この間に中座して他の所
用を行いたい等の要求がある場合、HMD1を頭部より
外して適当箇所に載置するだけで、離間した位置でも再
生状況を把握することができ、非常に利便性が良くなる
という効果を奏する。
【0137】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。
【0138】図9および図10は、本発明の第4の実施
形態である頭部装着型映像表示装置に係り、図9は、当
該頭部装着型映像表示装置の全体概略構成を示した外観
斜視図であり、図10は、当該頭部装着型映像表示装置
の電気的な構成を示したブロック図である。なお、上記
第1、第3の実施形態と同様の構成要素には同一の符号
を付与し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0139】この第4の実施形態の頭部装着型映像表示
装置は、上記第3の実施形態に比して、HMDの構成は
同様であるが、第3の実施形態においてはコントロール
ボックスに設けた音響出力切替手段および外部スピーカ
を、該HMDとコントロールボックスとを接続する接続
ケーブルの途中に新たに設けた、HMD1を操作するた
めの操作手段を有する中継コントロールボックス内に配
設したことを特徴としている。
【0140】図9、図10に示すように、本第4の実施
形態の頭部装着型映像表示装置は、上記第1、第3の実
施形態と同様のHMD1を備えるが、その構成要素はこ
れら実施形態と同様であるので、ここでの詳しい説明は
省略する。
【0141】本第4の実施形態におけるコントロールボ
ックス52は、上記第1の実施形態におけるコントロー
ルボックス2とほぼ同様の構成をなすが、音量調整手段
23Aは、装着検出手段11に接続されておらず、同装
着検出手段11からの検出信号の如何を問わず音響信号
処理部21からの音響駆動信号の増幅、音量調整の役目
のみを受け持つ。
【0142】HMD1とコントロールボックス52と
は、接続ケーブル3a、3bで接続されるが、この接続
ケーブル3a、3bの途中に新たな中継コントロールボ
ックス4を設けている。この中継コントロールボックス
4は、上記第3の実施形態においては、コントロールボ
ックス42に設けた音響出力切替手段24および外部ス
ピーカ25を備えている。
【0143】すなわち、本第4の実施形態における音響
出力切替手段24も、HMD1の装着検出手段11から
の検出信号を受け、該検出信号に基づいて、音響信号の
出力先を左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18と外
部スピーカ25とのいずれかに切り替えるようになって
いる。
【0144】なお、外部スピーカ25での再生音量は音
響出力切替手段24によって適宜設定されるようにして
も良い。
【0145】その他の構成、作用については、上記第3
の実施形態と同様であるので、ここでの詳しい説明は省
略する。
【0146】このように、本第4の実施形態の頭部装着
型映像表示装置によっても、使用者は、HMD1を頭部
に装着しているときは内蔵スピーカ17,18から最適
な音量で再生音を聴取し、一方、該HMD1を頭部から
外した場合は、コントロールボックス52に配設した外
部スピーカ25からの大きな再生音により、当該頭部装
着型映像表示装置の再生状況を把握することができる。
【0147】したがって、この第4の実施形態において
も、上記第1ないし第3の実施形態と同様の効果を奏す
ることができる。
【0148】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。
【0149】この第5の実施形態の頭部装着型映像表示
装置は、その基本的な構成は上記第3の実施形態と同様
であり、該第3の実施形態における音響出力切替手段に
新たにタイマー機能を付加したことを特徴とする。その
他の構成は、第3の実施形態と同様であるので、ここで
は異なる部分のみの説明にとどめ、同様部分の詳しい説
明は省略する。
【0150】本第5の実施形態の頭部装着型映像表示装
置の動作について説明する。
【0151】まず、上記第3の実施形態と同様に、使用
者がHMD1を頭部の所定位置に装着する。そして、コ
ントロールボックス42に接続された外部の映像再生機
器からの映像信号、音響信号が映像信号入力端子28
L,28R、音響信号入力端子29L,29Rよりコン
トロールボックス42に入力される。
【0152】コントロールボックス42に入力された上
記各信号のうち、映像信号の処理は、上記第1の実施形
態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0153】一方、コントロールボックス42に入力さ
れた音響信号は、音響信号処理部21において適宜処理
され音響駆動信号として音量出力切替手段24に送出さ
れる。音量出力切替手段24は、このとき、音響信号出
力先として左内蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18を
選択しており、音響駆動信号を適宜増幅処理し、接続ケ
ーブル3を介してこれら左内蔵スピーカ17、右内蔵ス
ピーカ18に対して出力する。一方で、音量出力切替手
段24には、装着検出手段11からの検出信号が常時入
力されている。
【0154】ここで、上記音量出力切替手段24の動作
を図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0155】図11は、本発明の第5の実施形態である
頭部装着型映像表示装置における音響出力切替手段の動
作を示したフローチャートである。
【0156】上記第3の実施形態と同様に、音響出力切
替手段24には電源部22より電力が供給されており
(ステップS21)、また、音響出力切替手段24には
装着検出手段11より常時検出信号が入力されている
(ステップS22)。ここで、音響出力切替手段24
は、この検出信号が、HMD1の装着を示す装着信号で
あるか否かを判定する(ステップS23)。
【0157】このステップS23において、装着信号で
ある場合、HMD1が所定位置に装着されているとし
て、音響出力切替手段24の音響信号出力先として左内
蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18を選択して(ステ
ップS30)、このステップS30の後、上記ステップ
S22に戻って装着検出手段11からの検出信号を検出
する。
【0158】一方、上記ステップS23において、装着
検出手段11からの検出信号が非装着信号である場合、
すなわち、HMD1が外された場合、音響出力切替手段
24内に設けられたタイマーをスタートさせる(ステッ
プS24)。これと共に、音響出力切替手段24におい
て、音響信号出力先を外部スピーカ25に設定する(ス
テップS25)。
【0159】このステップS25の後、音響出力切替手
段24は装着検出手段11からの検出信号を引き続き入
力し(ステップS26)、再度該検出信号を判定する
(ステップS27)。そして、該検出信号が、装着信号
である場合、HMD1が所定位置に装着されているとし
て、音響出力切替手段24の音響信号出力先として左内
蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18を選択して(ステ
ップS30)、上記ステップS22に戻る。
【0160】また、上記ステップS27において装着検
出手段11からの検出信号が非装着信号である場合、す
なわちHMD1を外した場合、次に上記タイマーの設定
時間が経過したか否かを判定する(ステップS28)。
ここで、該設定時間が経過していない場合は、上記ステ
ップS25に戻って、ステップS26、ステップS27
までの動作は、上記タイマーの設定時間が経過するまで
繰り返す。
【0161】また、設定時間が経過すると、電源部22
からの電力の供給を終了する(ステップS29)。
【0162】このように、本第5の実施形態の頭部装着
型映像表示装置によると、使用者は、HMD1を頭部に
装着しているときは内蔵スピーカ17,18から最適な
音量で再生音を聴取し、一方、該HMD1を頭部から外
した場合は、一定時間の間、コントロールボックス42
に配設した外部スピーカ25からの大きな再生音によ
り、離間した位置でも該再生音を聴取することができ、
加えて、該状態で一定時間経過後は、電力供給を遮断す
る。
【0163】したがって、この第5の実施形態による
と、上記第3の実施形態と同様の効果を奏すると共に、
HMD1を頭部より外した場合、一定時間経過した後に
当該頭部装着型映像表示装置への電力供給を自動的に停
止するので、消費電力の浪費を防止することができる。
【0164】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。
【0165】図12および図13は、本発明の第6の実
施形態である頭部装着型映像表示装置に係り、図12
は、当該頭部装着型映像表示装置の全体概略構成を示し
た外観斜視図であり、図13は、当該頭部装着型映像表
示装置の電気的な構成を示したブロック図である。な
お、上記第1あるいは第3の実施形態と同様の構成要素
には同一の符号を付与し、ここでの詳しい説明は省略す
る。
【0166】この第6の実施形態の頭部装着型映像表示
装置は、基本的な機能は上記第1の実施形態と同様であ
るが、第1の実施形態では、上記HMD1における左内
蔵スピーカ17、右内蔵スピーカ18が担った役目をコ
ントロールボックス側に設けた外部スピーカ25が果た
すことを特徴とする。その他の構成、作用は上記第1の
実施形態と同様であるので、ここでは異なる要素のみの
言及にとどめ、上記第1の実施形態と同様部分について
の説明は省略する。
【0167】図12に示すように、本第6の実施形態の
頭部装着型映像表示装置は、使用者が個別に頭部に装着
して後述するコントロールボックス62からの所定信号
に基づいて該使用者に映像のみを供給するHMD61
と、該HMD61に接続され同HMD61に対して電力
および映像信号を供給するとともに上記HMD61から
の装着検出信号を受信し、後述する所定の処理を施すコ
ントロールボックス62と、で主要部が構成される。ま
た、HMD61とコントロールボックス62とは接続コ
ード3を介して電気的に接続される。
【0168】本第6の実施形態の頭部装着型映像表示装
置においては、上記第1の実施形態と同様に、上記コン
トロールボックス62には、外部機器としての図示しな
い映像再生機器が接続される。コントロールボックス6
2は該映像再生機器から所定の映像信号および音響信号
を受信し、所定の処理を施した後、映像信号のみをHM
D61に伝送するようになっている。
【0169】ここで、HMD61の構成を図12、図1
3を参照して説明する。
【0170】図12、図13に示すように、HMD61
は、コントロールボックス62から送出された左右の映
像信号をそれぞれ再生表示する左表示部5、右表示部6
と、これら左表示部5、右表示部6を支持する表示部筐
体7と、使用者が頭部に当該HMD1を装着した際に上
記左表示部5、右表示部6が使用者の眼前に支持する支
持フレーム8と、上記表示部筐体7と支持フレーム8と
の接続部に配設された装着検出手段11と、で主要部が
構成されている。
【0171】上記左表示部5、右表示部6、表示部筐体
7、装着検出手段11の構成、作用は上記第1の実施形
態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0172】なお、本第6の実施形態においては、上記
支持フレーム8に、上記第1の実施形態の如く左内蔵ス
ピーカ17、右内蔵スピーカ18を設けていない。
【0173】次に、コントロールボックス62の構成に
ついて図13を参照して説明する。
【0174】コントロールボックス62は、当該コント
ロールボックス62の各回路部およびHMD61の各回
路部へ電源を供給する電源部22と、外部の映像再生機
器からの映像信号を入力する左右の映像信号入力端子2
8L,28Rと、外部の映像再生機器からの音響信号を
入力する左右の音響信号入力端子29L,29Rと、こ
の音響信号入力端子29L,29Rで入力した音響信号
に適宜処理を施して音響駆動信号として出力する音響信
号処理部21と、この音響信号処理部21で適宜処理さ
れた音響信号(音響駆動信号)を増幅してスピーカ25
に対して出力するとともに、上記装着検出手段11から
の検出信号に基づいて音量レベルを調整する音量調整手
段23と、この音量調整手段23に接続されたスピーカ
25と、で主要部が構成されている。
【0175】上記電源部22、音響信号処理部21、映
像信号入力端子28L,28R、左右の音響信号入力端
子29L,29Rの構成、作用は、上記第1の実施形態
と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0176】上記音量調整手段23は、上記第1の実施
形態と同様の役目を果たすが、その音響信号出力先は、
第1の実施形態の如く左内蔵スピーカ17、右内蔵スピ
ーカ18ではなく、コントロールボックス62に配設し
た外部スピーカ25となっている。
【0177】その他の構成、作用は上記第1の実施形態
と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0178】このように本第6の実施形態の頭部装着型
映像表示装置によると、HMDにスピーカを内蔵しない
頭部装着型映像表示装置であっても、上記第1の実施形
態と同様の効果を奏することができる。
【0179】ところで、上記各実施形態における装着検
出手段11としては種々の具体例が挙げられると上述し
たが、以下、この具体例について説明する。
【0180】本発明の上記各実施形態においては、使用
者がHMDを装着したことを、あるいは外したことを検
出し、この検出結果に基づいてHMD、コントロールボ
ックス等を制御することを一の特徴とすることは前述の
とおりである。
【0181】以下、上記各実施形態で採用する該装着検
出手段11の具体例について説明する。
【0182】上記装着検出手段11は、上記左表示部
5、右表示部6が支持フレーム8により使用者の眼前の
所定位置に配置されたか否かを検出し、これに伴う検出
信号を生成して音量調整手段23に送出する手段であ
る。
【0183】上記実施形態においては、上記表示部筐体
7の両側端部は、後方に向けて若干曲折して延出し、支
持フレーム8が接続される接続部を形成している。これ
ら両側端部の先端部において上記支持フレーム8と接続
されている。
【0184】以下、表示部筐体7の両側端部と支持フレ
ーム8との接続関係を説明する。
【0185】上記支持フレーム8の基端部は、通常の眼
鏡の場合と同様に、表示部筐体7の端部において、支持
軸によって回動自在に支持されている。これにより、該
支持フレーム8の自由端部は、開成状態(たとえば、図
1に示す装着状態)と閉成状態との間を自在に揺動する
ことができるようになっている。この支持フレーム8
が、表示部筐体7の内側、すなわち表示部筐体7の接眼
部側に向けて回動すると、通常の眼鏡と同様に、折り畳
んでの収納状態におかれることになる。
【0186】上記支持フレーム8の基端部の近傍には、
該支持フレーム8の回動に伴い作動する図示しない回動
検出スイッチが配設されている。この回動検出スイッチ
は、たとえば、2つのスイッチ片からなるリーフスイッ
チで構成され、上記支持フレーム8の基端部の回動状態
に応じて開閉するようになっている。
【0187】また、上記両スイッチ片の出力は接続コー
ド3を介して音量調整手段23に接続されている。
【0188】上記支持フレーム8が開成状態(たとえ
ば、図1に示す装着状態)にあるときは、両スイッチ片
は非接触状態で開放されているが、該支持フレーム8が
支持軸廻りに回動し、開成状態より閉成状態に移行する
と、該スイッチがオンする。すなわち、このスイッチの
オン・オフは、装着検出手段11からの信号(検出信
号)として音量調整手段23に入力される。
【0189】本実施形態においては、装着検出手段11
としてこのような技術手段を採用したが、これに限ら
ず、表示部筐体7に対する支持フレーム8の状態が、H
MD1の装着時と、非装着時とで変化することを検出す
る手段であれば、如何様な手段であっても良い。
【0190】このように、本発明の上記各実施形態にお
いては、装着検出手段11として上記技術手段を採用し
たが、HMDの装着、非装着を検出する手段としては以
下に示すような例も挙げられる。
【0191】以下、このようなHMDの装着、非装着を
検出する手段の具体例を図14ないし図21を参照して
説明する。
【0192】図14および図15はHMDの装着、非装
着を検出する第1の例に係り、図16および図17は同
第2の例に係り、図18ないし図20は同第3の例に係
り、図21は同第4の例を示している。
【0193】まず、上記各実施形態ににおいて採用され
るHMDの装着検出手段11の変形例でもある第1の例
について図14、図15を参照して説明する。
【0194】図14、図15は、上記第1の例の装着検
出手段の周辺部を示した図であり、図14は、支持フレ
ームが開成した状態を示した要部断面図、図15は、支
持フレームが閉成した状態を示した要部断面図である。
【0195】図に示すように本第1の例においては、表
示部筐体145の両側端部は、後方に向けて若干曲折し
て延出し、支持フレーム144が接続される接続部14
2aを形成している。これら両側端部の先端部において
上記支持フレーム144と接続されている。
【0196】以下、表示部筐体145の両側端部142
aと支持フレーム144との接続関係を説明する。
【0197】上記支持フレーム144の基端部144a
は、通常の眼鏡の場合と同様に、表示部筐体145の端
部において、支持軸146によって回動自在に支持され
ている。これにより、該支持フレーム144の自由端部
144bは、開成状態と閉成状態との間を自在に揺動す
ることができるようになっている。この支持フレーム1
44が、表示部筐体145の内側、すなわち表示部筐体
145の接眼部側に向けて回動すると、通常の眼鏡と同
様に、折り畳んでの収納状態におかれることになる。
【0198】上記支持フレーム144の基端部144a
の近傍には、該支持フレーム144の回動に伴い作動す
る回動検出スイッチ143が配設されている。この回動
検出スイッチ143は、たとえば、2つのスイッチ片1
43a、143bからなるリーフスイッチで構成され、
上記支持フレーム144の基端部144aの回動に伴う
突部144cにより開閉するようになっている。
【0199】上記支持フレーム144が開成状態にある
ときは、両スイッチ片143a、143bは非接触状態
で開放されいるが、該支持フレーム144が支持軸14
6廻りに回動し、開成状態より閉成状態に移行すると、
該スイッチ143がオンする。すなわち、このスイッチ
143のオン・オフは、装着検出手段11からの装着信
号として該当する制御部に入力される。
【0200】このように上記スイッチ143も、本発明
の上記各実施形態における装着検出手段11と同様な役
目を果たす。したがって、上記各実施形態の頭部装着型
映像表示装置において、装着検出手段11の代わりに上
記スイッチ143の技術思想を適用することによって、
該実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0201】図16に示すように、第2の例は、HMD
101の表示部筐体の内部に所定の傾斜角度センサ10
2を内設したことを特徴とする。この傾斜角度センサ1
02は、所定の角度の傾斜が生じた際に検知信号を発生
するたとえば公知のポテンショメータで構成されてい
る。
【0202】この第2の例によると、使用者がHMD1
01を装着している場合には図16に示す如く形態をな
すが、使用者が該HMD101を外し適当な場所に上下
反転させて載置することで(図17参照)上記傾斜角度
センサ102が傾斜を検知するようになっている。
【0203】このように上記傾斜角度センサ102は、
本発明の上記各実施形態における装着検出手段11と同
様な役目を果たすことが可能である。したがって、上記
各実施形態の頭部装着型映像表示装置において、装着検
出手段11の代わりに上記傾斜角度センサ102の技術
思想を適用することによっても、該実施形態と同様の効
果を奏することができる。
【0204】図18ないし図20に示すように、第3の
例は、HMD111の表示部筐体の底面両端部に上下方
向の移動によりオン・オフするボス型スイッチ112を
配設したことを特徴とする。このスイッチ112は、H
MD111の表示部筐体から露呈している先端部112
aと、該先端部112aと一体的に構成され表示部筐体
において電極基板113に対向した位置に配設される基
部112bとで構成されている。
【0205】そして、HMD111の装着時等、通常使
用時はスイッチ112は下方に向けて付勢されており
(図19参照)、使用者が該HMD111を外し適当な
場所に載置すると上記先端部112aが付勢力に反して
上方に摺動し、これにより基部112bが電極基板11
3に接触する(図20参照)。
【0206】この基部112bと電極基板113との接
触により、該HMD111の載置を検知することができ
るようになっている。
【0207】このように上記スイッチ112も、本発明
の上記各実施形態における装着検出手段11と同様な役
目を果たす。したがって、上記各実施形態の頭部装着型
映像表示装置において、装着検出手段11の代わりに上
記スイッチ112の技術思想を適用することによって、
該実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0208】図21に示すように、第4の例は、本発明
の上記第1の実施形態におけるコントロールボックス2
等と同様な機能を果たすコントロールボックス122
に、HMD121の載置検知スイッチ123を設けたこ
とを特徴とする。
【0209】使用者が該HMD121を外し上記コント
ロールボックス122の所定箇所に載置すると上記検知
スイッチ123がオンし、これによりHMD121の載
置を検知することができるようになっている。
【0210】このように上記検知スイッチ123も、本
発明の上記各実施形態における装着検出手段11と同様
な役目を果たす。したがって、上記各実施形態の頭部装
着型映像表示装置において、装着検出手段11の代わり
に上記検知スイッチ123の技術思想を適用することに
よって、該実施形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0211】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示部が頭部より離間した状態にあっても、当該頭部装着
型映像表示装置の動作状況を把握できる頭部装着型映像
表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である頭部装着型映像
表示装置の全体概略構成を示した外観斜視図である。
【図2】上記第1の実施形態の頭部装着型映像表示装置
の電気的な構成を示したブロック図である。
【図3】上記第1の実施形態の頭部装着型映像表示装置
における音量調整手段の作用を示したフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態である頭部装着型映像
表示装置の全体概略構成を示した外観斜視図である。
【図5】上記第2の実施形態の頭部装着型映像表示装置
の電気的な構成を示したブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態である頭部装着型映像
表示装置の全体概略構成を示した外観斜視図である。
【図7】上記第3の実施形態の頭部装着型映像表示装置
の電気的な構成を示したブロック図である。
【図8】上記第3の実施形態の頭部装着型映像表示装置
における音響出力切替手段の作用を示したフローチャー
トである。
【図9】本発明の第4の実施形態である頭部装着型映像
表示装置の全体概略構成を示した外観斜視図である。
【図10】上記第4の実施形態の頭部装着型映像表示装
置の電気的な構成を示したブロック図である。
【図11】本発明の第5の実施形態の頭部装着型映像表
示装置における音響出力切替手段の作用を示したフロー
チャートである。
【図12】本発明の第6の実施形態である頭部装着型映
像表示装置の全体概略構成を示した外観斜視図である。
【図13】上記第6の実施形態の頭部装着型映像表示装
置の電気的な構成を示したブロック図である。
【図14】上記各実施形態の頭部装着型映像表示装置に
おける装着検出手段の代わりに適用できる頭部装着型映
像表示装置の装着・非装着検知手段の第1の例の周辺部
を示した図であり、支持フレームが開成した状態を示し
た要部断面図である。
【図15】上記各実施形態の頭部装着型映像表示装置に
おける装着検出手段の代わりに適用できる頭部装着型映
像表示装置の装着・非装着検知手段の第1の例の周辺部
を示した図であり、支持フレームが閉成した状態を示し
た要部断面図である。
【図16】上記各実施形態の頭部装着型映像表示装置に
おける装着検出手段の代わりに適用できる頭部装着型映
像表示装置の装着・非装着検知手段の第2の例を採用し
たHMDを示す外観斜視図である。
【図17】上記各実施形態の頭部装着型映像表示装置に
おける装着検出手段の代わりに適用できる頭部装着型映
像表示装置の装着・非装着検知手段の第2の例を採用し
たHMDが反転した状態を示す外観斜視図である。
【図18】上記各実施形態の頭部装着型映像表示装置に
おける装着検出手段の代わりに適用できる頭部装着型映
像表示装置の装着・非装着検知手段の第3の例を採用し
たHMDを示す外観斜視図である。
【図19】上記第3の例の装着・非装着検知手段の通常
状態を示す要部断面図である。
【図20】上記第3の例の装着・非装着検知手段の載置
検知状態を示す要部断面図である。
【図21】上記各実施形態の頭部装着型映像表示装置に
おける装着検出手段の代わりに適用できる頭部装着型映
像表示装置の装着・非装着検知手段の第4の例を採用し
たHMDおよびコントロールボックスを示す外観斜視図
である。
【符号の説明】
1…HMD 2…コントロールボックス 3…接続ケーブル 4…中継コントロールボックス 5…左表示部 6…右表示部 7…表示部筐体 8…支持フレーム 11…装着検出手段 12…映像信号処理部 13…左駆動回路 14…右駆動回路 15…左表示素子 16…右表示素子 17…左内蔵スピーカ 18…右内蔵スピーカ 21…音響信号処理部 22…電源部 23…音量調整手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の映像表示手段を支持する構造体で
    ある表示部筐体と、 使用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出
    される映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するた
    めの支持手段と、 上記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用
    者の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該
    第1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対
    応する検出信号を生成する検出手段と、 所定音を出力する音響素子と、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記音響素子から出
    力される音の出力レベルを調整する音量調整手段と、 を具備したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
  2. 【請求項2】 所定の映像表示手段を支持する構造体で
    ある表示部筐体と、 使用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出
    される映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するた
    めの支持手段と、 上記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用
    者の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該
    第1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対
    応する検出信号を生成する検出手段と、 所定音を出力する音響素子と、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記音響素子から出
    力される音の出力レベルを相対的に高レベルに調整する
    音量調整手段と、 を具備したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
  3. 【請求項3】 上記音響素子は、少なくとも上記表示部
    筐体と上記支持手段とを有する表示部本体に設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の頭部装着型
    映像表示装置。
  4. 【請求項4】 上記音響素子は、少なくとも上記表示部
    筐体と上記支持手段とを有する表示部本体とは別体に設
    けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の頭
    部装着型映像表示装置。
  5. 【請求項5】 所定の映像表示手段を支持する構造体で
    ある表示部筐体と、 使用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出
    される映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するた
    めの支持手段と、 所定音を出力する第1音響素子と、 を有する表示部本体と、 この表示部本体とは別体に設けられた、上記第1音響素
    子とは異なる第2音響素子と、 上記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用
    者の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該
    第1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対
    応する検出信号を生成する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記第2音響素子か
    ら音を出力させるか否かを制御する出力制御手段と、 を具備したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
  6. 【請求項6】 上記第2音響素子は、上記表示部本体に
    電力を供給する電力供給手段に設けられたことを特徴と
    する請求項5に記載の頭部装着型映像表示装置。
  7. 【請求項7】 上記第2音響素子は、上記表示部本体を
    操作する操作手段に設けられたことを特徴とする請求項
    5に記載の頭部装着型映像表示装置。
  8. 【請求項8】 所定の映像表示手段を支持する構造体で
    ある表示部筐体と、 使用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出
    される映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するた
    めの支持手段と、 上記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用
    者の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該
    第1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対
    応する検出信号を生成する検出手段と、 所定音を出力する音響素子と、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記音響素子から出
    力される音の出力レベルを調整する音量調整手段と、 少なくとも上記表示部筐体と上記支持手段とを有する表
    示部本体に接続可能になされ、少なくとも上記音量調整
    手段を有する映像表示制御部と、 を具備したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
  9. 【請求項9】 所定の映像表示手段を支持する構造体で
    ある表示部筐体と、 使用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出
    される映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するた
    めの支持手段と、 上記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用
    者の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該
    第1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対
    応する検出信号を生成する検出手段と、 所定音を出力する第1音響素子と、 上記第1音響素子とは異なる第2音響素子と、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記第2音響素子か
    ら音を出力させるか否かを制御する出力制御手段と、 少なくとも上記表示部筐体と上記支持手段と第1音響素
    子とを有する表示部本体に接続可能になされ、少なくと
    も上記出力制御手段を有する映像表示制御部と、 を具備したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
  10. 【請求項10】 上記検出手段は、上記表示部筐体が上
    記支持手段により観察者たる使用者の頭部眼前に支持さ
    れていない状態を第2の状態にあると検出して、対応す
    る検出信号を生成することを特徴とする請求項1ないし
    9に記載の頭部装着型映像表示装置。
  11. 【請求項11】 上記検出手段は、上記支持手段の状態
    が、上記表示部筐体が使用者の頭部に支持されている際
    の該表示部筐体に対する状態とは異なる状態ににある際
    に、当該表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、
    対応する検出信号を生成することを特徴とする請求項1
    ないし10に記載の頭部装着型映像表示装置。
  12. 【請求項12】 上記検出手段は、上記表示部筐体が略
    上下反転した状態になされた際に、当該表示部筐体が上
    記第2の状態にあると検出し、対応する検出信号を生成
    することを特徴とする請求項1ないし10に記載の頭部
    装着型映像表示装置。
  13. 【請求項13】 上記検出手段は、上記表示部筐体が使
    用者の頭部に支持されいる際には使用者の頭部には当接
    しない位置に配設され、該表示部筐体が使用者の頭部よ
    り離間されるとともに所定位置に載置された際に、当該
    表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、対応する
    検出信号を生成することを特徴とする請求項1ないし1
    0に記載の頭部装着型映像表示装置。
  14. 【請求項14】 上記検出手段は、上記表示部筐体が、
    少なくとも当該頭部装着型映像表示装置に電力を供給す
    る電力供給手段の所定箇所に載置された際に、当該表示
    部筐体が上記第2の状態にあると検出し、対応する検出
    信号を生成することを特徴とする請求項1ないし10に
    記載の頭部装着型映像表示装置。
  15. 【請求項15】 所定の映像表示手段を支持する構造体
    である表示部筐体と、 使用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出
    される映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するた
    めの支持手段と、 上記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用
    者の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該
    第1の状態とは異なる第2の状態にあるかを検出し、対
    応する検出信号を生成する検出手段と、 を有する表示部本体に接続可能になされ、 上記検出手段の検出結果に基づいて所定音を出力する音
    響素子から出力される音の出力レベルを調整する音量調
    整手段を有することを特徴とする映像表示制御装置。
  16. 【請求項16】 所定の映像表示手段を支持する構造体
    である表示部筐体と、 使用時に上記表示部筐体を上記映像表示手段により映出
    される映像の観察者たる使用者の頭部眼前に支持するた
    めの支持手段と、 上記表示部筐体が、上記支持手段により観察者たる使用
    者の頭部眼前に支持されている第1の状態にあるか、該
    第1の状態とは異なる第2の状態にるかを検出し、対応
    する検出信号を生成する検出手段と、 所定音を出力する第1音響素子と、 を有する表示部本体に接続可能になされ、 上記検出手段の検出結果に基づいて上記第1音響素子と
    は異なる第2音響素子から音を出力させるか否かを制御
    する出力制御手段を有することを特徴とする映像表示制
    御装置。
  17. 【請求項17】 上記検出手段は、上記表示部筐体が上
    記支持手段により観察者たる使用者の頭部眼前に、支持
    されていない状態を第2の状態にあると検出して、対応
    する検出信号を生成することを特徴とする請求項15ま
    たは16に記載の映像表示制御装置。
  18. 【請求項18】 上記検出手段は、上記支持手段の状態
    が、上記表示部筐体が使用者の頭部に支持されている際
    の該表示部筐体に対する状態とは異なる状態にある際
    に、当該表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、
    対応する検出信号を生成することを特徴とする請求項1
    5または16に記載の映像表示制御装置。
  19. 【請求項19】 上記検出手段は、上記表示部筐体が略
    上下反転した状態になされた際に、当該表示部筐体が上
    記第2の状態にあると検出し、対応する検出信号を生成
    することを特徴とする請求項15または16に記載の映
    像表示制御装置。
  20. 【請求項20】 上記検出手段は、上記表示部筐体が使
    用者の頭部に支持されいる際には使用者の頭部には当接
    しない位置に配設され、該表示部筐体が使用者の頭部よ
    り離間されるとともに所定位置に載置された際に、当該
    表示部筐体が上記第2の状態にあると検出し、対応する
    検出信号を生成することを特徴とする請求項15または
    16に記載の頭部装着型映像表示装置。
  21. 【請求項21】 上記検出手段は、上記表示部筐体が、
    少なくとも上記表示部本体に電力を供給する電力供給手
    段の所定箇所に載置された際に、当該表示部筐体が上記
    第2の状態にあると検出し、対応する検出信号を生成す
    ることを特徴とする請求項15または16に記載の映像
    表示制御装置。
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