JP2007159615A - ゲーム装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大人も子供も楽しむことが出来るドライビングゲーム装置を提供することを目的とする。
【解決手段】プレイシートを上下方向を含む方向への移動を可能とするプレイシート移動機構を設ける。これにより、プレイヤは、最適なドライビングポジションを確保した上で、ドライビングゲームを楽しむことが可能になる。また、操作ペダルの上部に、プレイシートが移動した場合にプレイヤがプレイシートに着座した状態で移動体の運転速度を操作し得る他の操作ペダルを設ける。これにより、例えば、比較的背の低いプレイヤや子供でも、操作ペダルの上部に設けられた他の操作ペダルを使用することにより、プレイシート移動後でも操作ペダルに足が届くことになり、最適なドライビングポジションを確保しつつ、一人でドライビングゲームを楽しむことが可能になる。
【選択図】図2
【解決手段】プレイシートを上下方向を含む方向への移動を可能とするプレイシート移動機構を設ける。これにより、プレイヤは、最適なドライビングポジションを確保した上で、ドライビングゲームを楽しむことが可能になる。また、操作ペダルの上部に、プレイシートが移動した場合にプレイヤがプレイシートに着座した状態で移動体の運転速度を操作し得る他の操作ペダルを設ける。これにより、例えば、比較的背の低いプレイヤや子供でも、操作ペダルの上部に設けられた他の操作ペダルを使用することにより、プレイシート移動後でも操作ペダルに足が届くことになり、最適なドライビングポジションを確保しつつ、一人でドライビングゲームを楽しむことが可能になる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ゲーム装置に関する。特に、プレイヤが仮想空間内に設定された模擬車両を運転するゲーム装置に関する。
従来より、ゲームセンター等の遊戯施設には、画像の映し出されるディスプレイを使用したゲーム装置が広く普及している。特に、プレイヤがディスプレイに表示される模擬車両をステアリングハンドル等の操作装置により運転するゲーム装置は、最も人気のあるゲーム装置の一つである。これは、プレイヤによる運転操作に応じて仮想空間内に設けられた走行コースを、例えば、F1等の模擬車両が走行し、この模擬車両で他の模擬車両と競うように構成されたゲーム装置である。
このようなゲーム装置は、通常、車両の運転席を模した模擬運転席が設けられている。この模擬運転席は、例えば、プレイヤが着座するドライバシートと、プレイヤがドライバシートに着座した状態で、プレイヤの視線の正面に位置するディスプレイと、プレイヤの手元に位置するステアリングハンドルと、プレイヤの足元に位置するアクセルペダル及びブレーキペダルと、を備えている。そして、ディスプレイに映し出される複数台の模擬車両の中で、特定の車両(自車両)の動きをステアリングハンドル等と連動させることにより、プレイヤは、カーレースに参加している感覚でディスプレイ中の自車両を運転して、ゲームを楽しむものである。
ところで、このようなゲーム装置では、通常、プレイヤは、模擬運転席のドライバシートの底部に設けられたシートレールにより、ドライバシートを前後にスライドさせ、自己に最適なステアリングハンドル位置やアクセルペダル等のペダル位置が得られるようにドライバシートの位置の調節をしていた。
しかしながら、このようなゲーム装置は、シートレールに接続されたドライバシートを前後にスライドさせることにより、前後方向におけるプレイヤのドライビングポジションの調節は可能であるが、上下方向、すなわち、座高に基く方向への調節機構を有していなかった。また、アクセルペダル等の位置も固定されたままであった。
したがって、例えば、子供は、ドライバシートをスライドさせてもドライバシートのスライド範囲に限界があるため、アクセルペダル等に足が届かず、ゲームをすることができなかった。また、仮に、アクセルペダル等に足が届いても、座高が低いため、ステアリングハンドルが邪魔になり、ディスプレイ中の自車両が見えにくくなるという問題を生じさせていた。したがって、子供がこのようなゲームをする場合には、例えば、親がドライバシートに座りアクセル操作をし、子供は親の膝の上でステアリングハンドルのみを操作するという状況を生じさせていた。このように、子供は、一人でゲームを楽しむことができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ドライバシートを上下方向を含む方向、すなわち所定の高さへの調節が可能なドライバシート移動機構と、ドライバシートが移動した場合に移動後のドライバシートに着座した状態で子供が使用し得る子供用操作ペダルを設けることにより、大人も子供も楽しむことが出来るドライビングゲーム装置を提供することを目的とする。
より具体的には、以下のようなドライビングゲーム装置を提供する。
(1) プレイシートに着座したプレイヤによる操作ハンドル及び操作ペダル装置の操作に応じて、仮想空間に設定された走行コースを仮想上の移動体が走行し、前記走行コースの視界画像を画像モニタに表示するゲーム装置であって、前記プレイヤからの情報の入力を受け付けるプレイヤ情報入力部(例えば、後述のモード選択ボタン51)と、前記プレイヤ情報入力部に入力されたプレイヤ情報に基いて、前記プレイシートを所定の高さに移動可能なプレイシート移動機構(例えば、後述のドライバシート移動装置5)と、当該プレイシート移動機構により移動した前記プレイシートに着座した状態で、前記プレイヤが操作可能な他の操作ペダル装置(例えば、後述の子供用速度操作装置80、子供用アクセルペダル、子供用ブレーキペダル)と、を備えることを特徴とするゲーム装置。
(1)記載の発明によれば、プレイヤからの情報の入力を受け付けるプレイヤ情報入力部を設け、プレイヤ情報入力部に入力されたプレイヤ情報に基いてプレイシート移動機構を駆動させる。これにより、例えば、子供の場合、子供は、子供モードボタンを押すだけで、プレイシート移動機構を駆動させ、プレイシートを移動させることが可能になる。また、例えば、プレイヤの身長等を入力することにより、その身長、すなわち座高に合わせた位置にプレイシートを移動させる構成としてもよい。
また、プレイシート移動機構は、プレイシートを上下方向を含む所定の位置への移動を可能とするように構成する。すなわち、従来のプレイシートの前後方向への調節に加え、プレイシートの上下方向への調節も可能になる。これにより、プレイヤは、最適なドライビングポジションを確保した上で、ドライビングゲームを楽しむことが可能になる。
さらに、操作ペダル装置の上部にプレイシートが移動した場合に、例えば、子供がプレイシートに着座した状態で移動体の運転速度を操作し得る他の操作ペダルを設ける。これにより、例えば、比較的背の低いプレイヤや子供でも、他の操作ペダルを使用することにより、プレイシート移動後でも操作ペダルに足が届くことになり、最適なドライビングポジションを確保しつつ、一人でドライビングゲームを楽しむことが可能になる。
なお、ここでいう所定の位置とは、例えば、プレイヤの視線が画像モニタに対峙する位置であって、ステアリングハンドルを操作し得る位置を含む。
(2) プレイシートに着座したプレイヤによる操作ハンドル及び操作ペダル装置の操作に応じて、仮想空間に設定された走行コースを仮想上の移動体が走行し、前記走行コースの視界画像を画像モニタに表示するゲーム装置であって、前記プレイヤからの情報の入力を受け付けるプレイヤ情報入力部と、前記プレイヤ情報入力部に入力されたプレイヤ情報に基いて、前記プレイシートを所定の高さに移動可能なプレイシート移動機構と、前記プレイシート移動機構により移動した前記プレイシートに着座した状態で前記プレイヤが操作可能な所定の位置に前記操作ペダルを移動させる操作ペダル移動機構と、を備えることを特徴とするゲーム装置。
(2)記載の発明によれば、プレイヤ情報入力部に入力されたプレイヤ情報に基いて、プレイシートを上下方向を含む所定の位置への移動を可能とするプレイシート移動機構を設ける。すなわち、従来のプレイシートの前後方向への調節に加え、プレイシートの上下方向への調節も可能になる。これにより、プレイヤは、最適なドライビングポジションを確保した上で、ドライビングゲームを楽しむことが可能になる。また、プレイシートが移動した場合に、例えば、子供がゲームをする場合には、子供がプレイシートに着座した状態で移動体の運転速度を操作し得るように操作ペダルを移動させる操作ペダル移動機構を設ける。これにより、比較的背の低いプレイヤや子供でも、プレイシート移動後の操作ペダルに足が届くことになり、最適なドライビングポジションを確保しつつ、一人でもドライビングゲームを楽しむことが可能になる。
(3) 前記プレイシート移動機構の駆動を報知する報知部(例えば、後述のディスプレイ装置32)をさらに備え、前記プレイシート移動機構は、前記報知部による報知結果に基いて前記プレイシートを移動させることを特徴とする(1)又は(2)に記載のゲーム装置。
(3)記載の発明によれば、プレイシート移動機構の駆動を報知する報知手段をさらに備え、この報知結果に基いてプレイシート移動機構を駆動させる。これにより、ゲーム開始後、プレイヤからの入力情報等に基いて、すぐにプレイシートが移動するのではなく、プレイヤの同意の確認後にプレイシートを移動させることが可能になる。このように、プレイヤの同意等を確認することにより、プレイシートの移動によりプレイヤを驚かせることがなく、結果としてプレイヤがプレイシートから落ちたりするなどの事故を防止することが可能になる。
なお、この報知手段は、ディスプレイ装置を用いて視覚より報知するものであってもよく、スピーカ等による音声により報知するものであってもよい。
(4) 前記プレイシート移動機構は、前記プレイシートを前記操作ハンドルの配置されている方向に向かって直線移動させることを特徴とする(1)から(3)のいずれか記載のゲーム装置。
(4)記載の発明によれば、プレイシート移動機構は、プレイシートを前記操作ハンドルの配置されている方向に向かって直線移動させる。すなわち、プレイシートは、斜め方向に移動し、かつ、その移動動作を1つの動作のみで行い、所定の位置に移動することが可能になる。これにより、プレイシート移動機構は、複雑な機構を有さず、簡易な機構を用いることにより、プレイシートを移動させることが可能になる。
(5) 前記操作ハンドルの操舵角、及び前記操作ペダル又は前記他の操作ペダルの操作量に基いて、前記移動体に対して前記移動体の運転方向とは異なる方向に前記移動体を移動させる外力発生装置をさらに備え、前記外力発生装置は、前記プレイヤ情報に基いて変化することを特徴とする(1)から(4)のいずれか記載のゲーム装置。
(5)記載の発明によれば、プレイヤによる移動体の操作状態に応じて、移動体の運転方向とは異なる方向に作用する外力発生装置を設ける。なお、ここでいう外力とは、移動体がドリフトすることやスピンすることである。このように、プレイヤの操作状態に基いて移動体をドリフトさせたり、スピンさせたりすることにより、よりリアルな仮想走行を楽しむことが可能になる。
また、外力発生装置は、プレイヤ情報に基いて変化させる。これにより、例えば、子供が移動体を運転する場合は、ドリフトやスピンが発生しにくいように設定することが可能になる。つまり、ゲームの難易度を低下させることが可能になる。したがって、例えば、親子でレースゲームをする場合には、子供は、親と同等に移動体を運転することが可能になり、結果としてレースゲーム等で子供が親に勝つことも可能になる。これにより、親子でドライビングゲームを楽しむことが可能になる。
なお、ここでいうドリフトとは、移動体(車両)が横滑りすることを含み、スピンとは、移動体(車両)の車輪が空転することを含む。
本発明によれば、プレイヤからの情報に基いてプレイシートを所定の高さに移動可能なプレイシート移動機構と、プレイシートが所定の高さに移動した場合に移動後のプレイシートに着座した状態で子供でも使用し得る他の操作ペダル装置を設けることにより、大人も子供も楽しむことが出来るゲーム装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係るドライビングゲーム装置1を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るドライビングゲーム装置1のドライバシート4が移動した状態を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係るドライビングゲーム装置1の通常モードを示す概略図である。図4は、本発明の実施形態に係るドライビングゲーム装置1の子供モードを示す概略図である。
図1及び図2に示すように、ドライビングゲーム装置1は、前後方向に伸びる箱体からなる基台Aと、基台Aの前方に設けられた操作部2と、操作部2の上部に設けられた画像モニタ部3と、自動車の運転席を模したドライバシート4と、ドライバシート4を移動させるドライバシート移動装置5と、を備えて構成されている。
図3及び図4に示すように、操作部2及び画像モニタ部3と、ドライバシート4とは、基台A上で互いに対面するように配置されている。ドライバシート4は、プレイヤがドライバシート4に着座した状態で、操作部2及び画像モニタ部3に対面するように構成されている。ドライバシート移動装置5は、基台Aの上部に設けられている。ドライバシート移動装置5は、基台Aに対して移動可能なドライバシート4を有している。
操作部2は、ペダル操作部2aとハンドル操作部2bとを含んでいる。ハンドル操作部2bは、ペダル操作部2aの上部に設けられている。ペダル操作部2aは、基台Aの幅方向に設けられた一対の側板部21と、各側板部21の側縁の間に架橋された背板部22と、を含んでいる。側板部21の一方には、プレイヤがコインを投入するコイン投入口52が設けられている。背板部22は、プレイヤが自車両10の進行方向への加速及び減速を行うためのアクセルペダル25及びブレーキペダル26が設けられている。
ハンドル操作部2bの前端には、中央部においてドライバシート4に向かって斜め上方に伸びるステアリング軸24aが設けられている。このステアリング軸24aの先端には、プレイヤが操舵する自車両10の進行方向を調整するためのステアリングハンドル24が設けられている。ステアリングハンドル24の左側部には、自車両10のシフトアップ、シフトダウンを行うためのシフトレバー27が設けられている。ステアリングハンドル24の右側部には、ゲーム開始時に操作するスタートボタン50と、ゲームモードを指定するモード選択ボタン51と、が設けられている。
ペダル操作部2aの上部であって、ハンドル操作部2bの下方には、モード選択ボタン51により子供モード51aが選択され、ドライバシート4が移動した場合に、例えば子供が使用し得る子供用速度操作装置80が設けられている。子供用速度操作装置80は、子供用アクセルペダル25aと子供用ブレーキペダル26aとを備えている。
画像モニタ部3は、箱型の筐体31と、この筐体31に内装された後述する制御部61内に設けられた画像処理部65により画像が映し出されるディスプレイ装置32と、制御部61内に設けられた音声処理部66により音声が出力される複数のスピーカ33と、を備えて構成されている。
なお、デュスプレイ装置32には、自車両10の速度を示すスピードメータや、レースを行う場合の順位等の自車両10の情報を表示してもよい。
ドライバシート4は、背面部4a及び座面部4bを有しており、座面部4bの底部には、ドライバシート4を前後方向に移動可能にするレール機構41を備えている。レール機構41は、シートレールを含んでいる。プレイヤは、このレール機構41により、ドライバシート4を前後方向に移動させることができる。
なお、本実施形態においては、ドライバシート4は、バケットタイプのシートを用いているため、リクライニング機構は有していないが、本発明においてはこれに限らず、リクライニング機構を有するシートであってもよい。
図2及び図4に示すように、ドライバシート移動装置5は、基台Aの上に設けられており、4つのアクチュエータ53を備える。各アクチュエータ53は、レール機構41に接続されている。各アクチュエータ53は、基台Aからステアリングハンドル24に向かって斜め上方に伸長するように設けられている。すなわち、アクチュエータ53は、ドライバシート4を基台Aからステアリングハンドル24に向かって斜め上方に移動させる。
なお、本実施形態においては、ドライバシート移動装置5は、複数のアクチュエータ53(本実施形態においては4つ)を用いてドライバシート4を移動させるが、本発明においてはこれに限らず、アクチュエータ53は、複数であってもよく、単数であってもよい。また、本実施形態においては、ドライバシート移動装置5は、複数のアクチュエータ53を用いてドライバシート4を移動させるが、本発明においてはこれに限らず、ドライバシート4を移動可能な機構を有する装置であればよい。例えば、レールを用いて移動させる構成としてもよい。
次に、ドライビングゲーム装置1のシステム構成について説明する。図5は、本発明の実施形態に係るドライビングゲーム装置1の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ドライビングゲーム装置1は、ステアリングハンドル24、アクセルペダル25、子供用アクセルペダル25a、ブレーキペダル26、子供用ブレーキペダル26a及びシフトレバー27と、を含む運転操作部20と、プログラム等が格納された記憶媒体であるROM62と、処理途中のデータを保管し、作業用メモリとして使用されるRAM63と、スタートボタン50と、子供モード51a又は通常モード51bを選択するモード選択ボタン51と、運転操作部20及びモード選択ボタン51からの入力信号を受けて自車両10及び他車両11をゲームプログラムに応じて走行制御する制御部61と、ディスプレイ装置32と、スピーカ33と、を備える。
ROM62は、ドライビングゲームを実行するためのプログラムの他、自車両10及び他車両11の運動プログラム、複数の走行コース及び走行コースにおける障害物等のデータが格納されている。運転操作部20は、ステアリングハンドル24等が操作されると制御部61に操作信号を出力する。制御部61は、操作信号に基いて画像処理部65で画像処理し、ディスプレイ装置32に表示される画像を更新する。
制御部61は、ドライバシート制御部5a、自車両制御部10a、他車両制御部11a、位置判定部64、画像処理部65及び音声処理部66を備えている。
ドライバシート制御部5aは、モード選択ボタン51から送信される信号に基いてドライバシート移動装置5及び子供用速度操作装置80を制御する。すなわち、ドライバシート制御部5aは、ドライバシート移動装置5に設けられたアクチュエータ53の伸縮を制御すると共に、アクチュエータ53の伸縮と連携して子供用速度操作装置80を配出させる。
自車両制御部10aは、外力演算部10b、速度演算部10c及び姿勢演算部10dから構成されている。外力演算部10bは、プレイヤが操作する自車両10に作用する外力の演算を行う。例えば、自車両10がカーブを走行している場合には、外力演算部10bは、走行軌道の局率半径及び自車両10の走行速度から自車両10に作用する遠心力等を計算し、自車両10のドリフト等の外力を計算する。
速度演算部10cは、アクセルペダル25、子供用アクセルペダル25a、ブレーキペダル26、子供用ブレーキペダル26a及びシフトレバー27からの操作信号に上記外力から計算される速度変化を加算することで、自車両10の運転速度を計算する。
また、姿勢演算部10dは、ステアリングハンドル24からの操作信号及び上記外力に基いて、自車両10の運転方向を計算する。例えば、姿勢演算部10dの計算により自車両10に作用する遠心力が所定の値を超えた場合には、自車両制御部10aは、自車両10にドリフトやスピンを発生させる。
このように、自車両制御部10aは、運転操作部20から送信される操作信号、すなわち、ステアリングハンドル24、アクセルペダル25、子供用アクセルペダル25a、ブレーキペダル26、子供用ブレーキペダル26a及びシフトレバー27からの操作信号と、ROM62に記憶されているプログラムとを用いて自車両10の走行を制御するものである。
他車両制御部11aは、外力演算部11b、速度演算部11c及び姿勢演算部11dから構成されている。他車両制御部11aは、運転操作部20からの操作信号ではなく、プログラムにおいて予め設定された操作信号に基いて、外力演算部11bにおける外力の計算、速度演算部11cにおける速度の計算及び姿勢演算部11dにおける運転方向の計算等の処理を実行する。
位置判定部64は、自車両制御部10a及び他車両制御部11aで計算された自車両10及び他車両11の走行コースにおける位置の判定処理を実行する。
画像処理部65は、位置判定部64で決定された自車両10の位置から見た走行コース等の画像データを生成し、この画像データを画像合成することにより画像を生成する。このように生成された画像は、ディスプレイ装置32において表示される。
音声処理部66は、自車両10及び他車両11の走行態様に応じた走行音等の音声データを生成し、この音声データを音声合成することにより音声を生成する。このように生成された音声は、スピーカ33から出力させる。
次に、図6及び図7を用いて本発明のドライビングゲーム装置1において実行される処理について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るドライビングゲーム装置1の制御処理を説明するためのフローチャートである。プレイヤがコイン投入口52に所定金額のコインを投入すると、制御部61は、ディスプレイ装置32にゲームモード選択の画面を表示させる。ここで、制御部61は、プレイヤからのゲームモードの選択を受け付ける(ステップST100)。
ステップST110において、プレイヤが「子供モード」を選択し、プレイヤによる「子供モード」によるゲーム参加の意思が確認された場合は、ドライバシート制御部5aは、ROM62に記録されたプログラムに基いてドライバシート移動装置5を駆動させ、ドライバシート4を所定の位置に移動させる処理を実行する(ステップST120)。
ステップST120において、ドライバシート移動装置5の駆動によりドライバシート4が移動すると、ドライバシート制御部5aは、子供用速度操作装置80を配出する処理を実行させる(ステップST130)。ステップST130において、子供用速度操作装置80が配出されたら、制御部61は、プレイヤによるスタートボタン50の操作を待ってドライブゲーム処理(ステップST140)を実行させる。
ドライブゲーム処理は、自車両10が所定の走行コースを完走するか、所定の時間が経過するまで実行される。自車両10による走行コースの完走又は所定の時間の経過により、ドライブゲームが終了したら、制御部61は、ドライブゲームの結果をディスプレイ装置32上に表示させる(ステップST150)。例えば、走行コースを完走するまでの走行タイムや、他車両11と比較した場合の順位等を表示させる。
ドライブゲームの結果が表示されると、ドライバシート制御部5aは、子供用速度操作装置80を収納させる(ステップST160)。子供用速度操作装置80が収納されると、ドライバシート制御部5aは、ドライバシート移動装置5を駆動させ(ステップST170)、ドライバシート4が元の位置に戻される。これにより、ゲームは終了する。
また、ステップST110において、「子供モード」が選択されなかった場合、すなわち、通常モードが選択された場合は、ドライバシート移動装置5は駆動せず、制御部61は、ドライブゲーム処理を実行させる(ステップST180)。このドライブゲーム処理は、子供モードの場合と同様の処理(ステップST140)が行われる。プレイヤによる自車両10の走行コースの完走又は所定の時間の経過により、ドライブゲームが終了したら、制御部61は、ドライブゲームの結果をディスプレイ装置32に表示させ(ステップST190)、ドライブゲームが終了する。
なお、子供モードと通常モードとは、外力演算部における外力演算方法が異なり、子供モードは、外力が発生しにくい構成となっている。
図7は、ステップST140及びステップST180のドライブゲーム処理において、制御部61が所定のフレーム時間ごとに実行する割込処理の流れを示すフォローチャートである。
割込処理では、まず、制御部61は、運転操作部20からの各操作入力の読み込みを行う(ステップST200)。次に、速度演算部10cにより、自車両10に作用する速度計算(ステップST210)と、姿勢演算部10dにより、自車両10に作用する姿勢計算(ステップST220)が行われ、この計算結果に基いて、自車両制御部10aは、外力演算部10bにより自車両10に作用する外力の計算を実行させる。(ステップST230)。さらに、これらの計算結果に基いて、位置判定部64は、自車両10の現在位置の計算を実行させる(ステップST240)。
次に、画像処理部65は、自車両10の位置及び姿勢から、視界画像としての画像データを生成し(ステップST250)、当該画像データの画像合成処理を施し、ディスプレイ装置32に画像を表示させる(ステップST260)。このような割込処理は、これら所定の処理を所定のフレーム時間毎に繰り返し実行される。
このように、ドライビングゲーム装置1によれば、ドライバシートを上下方向を含む方向への移動を可能とするドライバシート移動機構を設ける。すなわち、従来のドライバシートの前後方向への調節に加え、ドライバシートの上下方向への調節も可能になる。これにより、プレイヤは、最適なドライビングポジションを確保した上で、ドライビングゲームを楽しむことが可能になる。また、操作ペダルの上部に、ドライバシートが移動した場合に子供がドライバシートに着座した状態で移動体の運転速度を操作し得る子供用操作ペダルを設ける。これにより、例えば、比較的背の低いプレイヤや子供でも、通常の操作ペダルの上部に設けられた子供用操作ペダルを使用することにより、ドライバシート移動後でも操作ペダルに足が届くことになり、最適なドライビングポジションを確保しつつ、一人でドライビングゲームを楽しむことが可能になる。
なお、本実施形態においては、子供モード及び通常モードとしてモード選択をする構成としたが、本発明においてはこれに限らず、プレイヤの身長等を入力することにより、ドライバシート移動装置を駆動させる構成としてもよい。
また、本実施形態においては、ドライビングゲーム装置は、単独プレイのものを用いたが、本発明においてはこれに限らず、例えば、図8に示すように、複数のドライビングゲーム装置を併設して、複数人でレースをする構成としてもよい。このように構成することにより、親子で同じゲームを楽しむことが可能になる。さらに、ドライビングゲーム装置は、走行コースの選択や自車両の車種及び車体色を選択できるようにしてもよい。
1 ドライビングゲーム装置
2 操作部
3 画像モニタ部
4 ドライバシート
5 ドライバシート移動装置
24 ステアリングハンドル
25 アクセルペダル
25a 子供用アクセルペダル
26 ブレーキペダル
26a 子供用ブレーキペダル
51 モード選択ボタン
60 制御装置
80 子供用速度操作装置
A 基台
2 操作部
3 画像モニタ部
4 ドライバシート
5 ドライバシート移動装置
24 ステアリングハンドル
25 アクセルペダル
25a 子供用アクセルペダル
26 ブレーキペダル
26a 子供用ブレーキペダル
51 モード選択ボタン
60 制御装置
80 子供用速度操作装置
A 基台
Claims (5)
- プレイシートに着座したプレイヤによる操作ハンドル及び操作ペダル装置の操作に応じて、仮想空間に設定された走行コースを仮想上の移動体が走行し、前記走行コースの視界画像を画像モニタに表示するゲーム装置であって、
前記プレイヤからの情報の入力を受け付けるプレイヤ情報入力部と、
前記プレイヤ情報入力部に入力されたプレイヤ情報に基いて、前記プレイシートを所定の高さに移動可能なプレイシート移動機構と、
当該プレイシート移動機構により移動した前記プレイシートに着座した状態で、前記プレイヤが操作可能な他の操作ペダル装置と、を備えることを特徴とするゲーム装置。 - プレイシートに着座したプレイヤによる操作ハンドル及び操作ペダル装置の操作に応じて、仮想空間に設定された走行コースを仮想上の移動体が走行し、前記走行コースの視界画像を画像モニタに表示するゲーム装置であって、
前記プレイヤからの情報の入力を受け付けるプレイヤ情報入力部と、
前記プレイヤ情報入力部に入力されたプレイヤ情報に基いて、前記プレイシートを所定の高さに移動可能なプレイシート移動機構と、
前記プレイシート移動機構により移動した前記プレイシートに着座した状態で前記プレイヤが操作可能な所定の位置に前記操作ペダルを移動させる操作ペダル移動機構と、を備えることを特徴とするゲーム装置。 - 前記プレイシート移動機構の駆動を報知する報知部をさらに備え、
前記プレイシート移動機構は、前記報知部による報知結果に基いて前記プレイシートを移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム装置。 - 前記プレイシート移動機構は、前記プレイシートを前記操作ハンドルの配置されている方向に向かって直線移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のゲーム装置。
- 前記操作ハンドルの操舵角、及び前記操作ペダル又は前記他の操作ペダルの操作量に基いて、前記移動体に対して前記移動体の運転方向とは異なる方向に前記移動体を移動させる外力発生装置をさらに備え、
前記外力発生装置は、前記プレイヤ情報に基いて変化することを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のゲーム装置。
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2005
- 2005-12-09 JP JP2005355999A patent/JP2007159615A/ja not_active Withdrawn
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