JPH03162888A - 遊戯用揺動装置 - Google Patents

遊戯用揺動装置

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JPH03162888A
JPH03162888A JP19069290A JP19069290A JPH03162888A JP H03162888 A JPH03162888 A JP H03162888A JP 19069290 A JP19069290 A JP 19069290A JP 19069290 A JP19069290 A JP 19069290A JP H03162888 A JPH03162888 A JP H03162888A
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seat
movement
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、遊園地やゲームセンターなどに設置されてい
る擬似体験遊戯装置としてのシミュレーション式遊戯乗
物などの揺動装置に関する。
(従来の技術) 遊園地やゲームセンターなどに設置されているシミュレ
ーション式揺動装置は、擬似環境を演出するスクリーン
に映された映像の動きに応じて遊戯者が着座している座
席を上下、左右および前後などに揺動させ、遊戯者があ
たかも実際の乗物に載っているかのような体感を得て、
その動きを楽しむものであり、種々の装置が開発されて
いる。
しかしながら、従来の遊戯用揺動装置は殆どが1人乗り
用に開発されており、大勢で楽しむものは少なかった。
最近の擬似体験遊戯装置においては、大勢の人が、同一
空間で同一現象を同時体験する方が他人の反応が伝わり
、これによっても刺激を得て面白味を覚える等の要求が
あり、このため大きな床台に多数の座席を設け、この床
台の前方にスクリーンを設置し、このスクリーンに映像
を映し出し、この映像の変化に応じて客席を同調して揺
動や振動をおこなわせるシミュレーション装置が開発さ
れている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の大勢で楽しむシミュレーション装
置は、客席のみが前後、左右に揺動したり振動するもの
であったため、動きの種類が少なく、動きが単純であっ
た。このため、遊戯施設として種々の遊びのテーマを設
定するには、体感の変化に乏しく、面白みに欠けるきら
いがある。
擬似体験a戯装置としては、実際の乗り物に乗っている
場合と極めて酷似した動きを乗客に与えることにより錯
覚を起こさせて擬似体験させることが望ましいのは言う
までもなく、さらに場合によっては、実際の乗り物に乗
っている場合の動きとは異なる動きを与えて、予想外の
動きを体験することにより変化に富んだ動きによる遊戯
的な満足感を味わせたい等の要請もある。
したがって、本発明の目的は、乗客が実際の乗り物に乗
っている場合、およびそれ以上の予想外の動きなどのよ
うな複雑な動きを体感でき、陸、海、空、川、宇宙、S
F等で考えられる様々な運動を体験できて、乗客の遊び
体験が格段に増幅される遊戯用揺動装置を提供しようと
するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、擬似環境を演出する空間に、床台と、この床
台全体を上下、水平もしくは揺動運動させる床台駆動装
置と、上記床台に対して上下、水平もしくは揺動自在に
して取付けられた多数の客席と、これら客席を上記床台
の動きとは独立して上下、水平もしくは揺動運動させる
客席駆動装置とを設け、上記客席に乗った乗客の周りの
上記摸凝環境の変化に応じて上記床台を動かしかつこの
床台の動きとは独立して客席を運動させるようにしたこ
とを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、例えば視界に入る周りの情景の変化や
音の変化、風などの空気の変化等のごとき擬似環境の変
化に同調して床台全体が床台駆動装置により上下、水平
もしくは揺動運動させられるばかりでなく、この床台に
取り付けられた多数の客席も上記l′lJ似環境の変化
に応じて客席駆動装置によって上下、水平もしくは揺動
運動されるので、乗客はこれら床台の動きと客席の動き
との複合された複雑な動きを体験することができる。
(実施例) 以下本発明について、第1図ないし第3図に示す第1の
実施例にもとづき説明する。
図において1は基台であり、この基台1上には床台駆動
装置としてのヒービング機購2を介してキャビン3が支
持されている。キャビン3は、床台4上に多数の客席、
例えば座席5・・・を取り付け、これら座席5・・・を
覆い6で囲ってある。キャビン3の前方には擬似環境を
演出するための手段、例えば視界に入る映像を表示する
ためのスクリーン7を設けてあり、背部にはこのスクリ
ーン7に映像を映す映写機8を設けてある。
なお、座席5・・・には乗客の身体を拘束するシートベ
ルトなどのような身体保持具(図示しない)が設けられ
ている。
ヒービング機横2は、左右それぞれに一対のリンク10
a,10bを交差して設け、これらリンク10a,10
bを中間部で支軸11により回動可能に連結し、一方の
リンク10aの下端は基台1に軸支し、かつ他方のリン
ク10bの上端は床台4に軸支してある。そして、一方
のリンク10aの上端は床台4に設置したガイドレール
12aに水平方向に移動自在となるように係合され、他
方のリンク10bの下端は基台1に設置したガイドレー
ル12bに水平方向に移動自在となるように係合されて
いる。
左右に離間して対向するリンク10b,10b間にはロ
ッド13が掛け渡されており、このロッド13と基台1
の間にはヒービング用油圧シリンダ14、14が掛け渡
されている。
したがって、ヒービング用油圧シリンダ14、14を伸
長させると、ロッド13を介してリンク10b,10b
が押され、各リンク10a,10bの他端がガイドレー
ル12a112bによって摺動案内されるためこれらリ
ンク10a,10bが起立され、したがって床台4、つ
まりキャビン3が第2図の実線で示すように上昇される
また、逆にように、ヒービング用油圧シリンダ14、1
4を短縮させると、各リンク10a,10bが寝かされ
、したがって床台4、つまりキャビン3が第2図の想像
線で示すように下降される。
なお、このような床台4の上下運動時には、床台4は水
平姿勢を保ったまま垂直に昇降運動するものである。
上記床台4に設置された座席5・・・は複数列、例えば
3列に配列され、各列3個づつ並べられている。
これら各座席5・・・は、床台4に対して自在に揺動で
きるように支持されており、このため各座席5・・・は
第1図に示す逆U字形をなしたシートホルダ20・・・
に固定されている。シートホルダ20・・・には十字継
手21・・・が回動自在に取り付けられている。十字継
手21・・・は軸21a,2lb,21c,21dを十
文字型に配列してあり、同一線上で対向する軸21aと
21cが上記シートホルダ20・・・の対向する側壁に
回動自在に軸支されているとともに、残りの対向する軸
2lbと21dは、床台4に立設されたブラケット23
、23に回動自在に支持されている。
したがって、座席5・・・は、軸2lb,21dとブラ
ケット23、23との間で矢印Aで示す前後の揺動、つ
まりピッチング運動可能に支持されており、軸21a,
21cと上記シートホルダ20・・・の間で矢印Bで示
す左右の揺動、つまり口−リング運動可能に支持されて
いる。
全部の座席5・・・のピッチング運動は、客席駆動装置
としての単独のピッチング用油圧シリンダ25で行われ
るようになっている。
このピッチング用油圧シリンダ25は、第1図に示す通
り、床台4に固定されたブラケット26に支持されてお
り、そのピストンロッドは前後方向に伸びるピッチング
用ロッド27に連結されている。ピッチング用ロツド2
7には間隔を存してレバー28a、28b,28Cが連
結されており、これらレバー2 8 a s 2 8 
b % 2 8 cの上端にはそれぞれ回動軸29a,
29b,29cが一体に回動するように固定されている
これら回動軸29a129b,29cは水平方向に伸び
て、1行目の座席5の十字継手21・・・における軸2
1dに連結されている。
そして、1行目の座席5の十字継手21・・・における
他の軸21bは連結ロッド30を介して2行目の座席5
の十字継手21・・・における軸2’ 1 d l,:
連結されており、さらに2行目の座席5の十字継手21
・・・における軸2lbは連結ロッド31を介して3行
目の座席5の十字継手21・・・における軸21dに連
結されている。
したがって、ピッチング用油圧シリンダ25を伸縮作動
させた場合、ピッチング用ロッド27が前後に揺動され
、この前後進ロッド27に連結された各レバー28a,
28b,28Cが揺動される。したがって、回動軸29
a,29b,29cが回動されるので、全部の座席5・
・・の十字継手21・・・が軸2lb,21dを中心と
して揺動され、座席5・・・が矢印Aで示す前後に揺動
され、つまりピッチング運動される。
上記3行目の座席5の十字継手21・・・における軸2
lbには他の連結ロッド32が連結されており、この連
結ロッド32には支持板33が一体に回動するように取
り付けられている。
この支持板33には客席駆動装置としてのローリング用
油圧シリンダ34が取り付けられている。
口−リング用油圧シリンダ34には、左右方向に伸びる
ローリング用ロッド35が連結されている。
そして、このローリング用ロッド35は、各行の座席5
・・・を支持したシートホルダ20・・・の一側壁にそ
れぞれ回動自在に連結されている。
したがって、ローリング用油圧シリンダ34を伸縮させ
ると、ローリング用ロッド35が左右方向に揺動され、
このため各シートホルダ20・・・が十字継手21・・
・における軸21a,21cを中心として矢印Bで示さ
れる左右方向に揺動、つまりローリング運動されるよう
になっている。
なお、各座席は列毎に連結ロッド32、支持板33、ロ
ーリング用油圧シリンダ34およびローリング用ロッド
35が設けられており、各列毎に座席5・・・はそれぞ
れのローリング用油圧シリンダ34によりローリング運
動されるようになっている。
そして、各列のローリング用油圧シリンダ34・・・は
互いに同じタイミングおよび伸縮量となるように作動さ
れる。
また、各座席5・・・にあっては十字継手21・・・に
よる揺動中心点と座席5・・・の高さの距離が同じに設
定されており、したがってピッチングおよびローリング
の揺動振幅が同じになるように設定されている。
上記床台駆動装置としてのヒービング機構2、および客
席駆動装置としてのピッチング用油圧シリンダ25なら
びにローリング用油圧シリンダ34は、前記映写機8か
らスクリーン7に映し出した映像の動きに同調して作動
されるようになっており、図示しない油圧回路を電磁弁
などで開閉したり、切換えたりして制御することにより
伸縮作動される。
このような構或による実施例について作用を説明する。
この種のシミュレーション式揺動装置は、スクリーン7
に映された映像の動きに応じて座席5・・・が動かされ
る。
映像の動きに応じて座席5・・・を昇降運動させる場合
は、ヒービング機構2のヒービング用油圧シリンダ14
、14を伸長させると、先に説明したようにリンク10
a,10bが起立され、したがって床台4、つまりキャ
ビン3が第2図の実線で示すように上昇される。また、
逆にように、ヒービング用油圧シリンダl4、14を短
縮させると各リンク10a,10bが寝かされ、したが
って床台4、つまりキャビン3が第2図の想像線で示す
ように下降される。
このため、床台4に載設されている座席5・・・が上下
運動される。
この場合、キャビン3全体が水平姿勢を保って垂直に上
下運動するので、全ての座席5・・・は同一タイミング
で、同一上昇および下降量の運動をすることになり、座
席5・・・の設置場所により運動量がばらつくことはな
い。
また、映像の動きに応じて座席5・・・を前後に揺動さ
せたい場合、ピッチング用油圧シリンダ25を伸縮作動
させると、ピッチング用ロッド27が前後に揺動され、
この前後進ロッド27に連結された各レバー28a,2
8b,28cが揺動される。しtコカくって、回動ヂ由
2 9 a s 2 9 b %  2 9 cが回動
されて全部の座席5・・・の十字継手21・・・が紬2
1b,21dを中心として揺動され、このため全部の座
席5・・・が同時に矢印Aで示す前後、つまりピッチン
グ運動される。
この場合、全ての座席5・・・の揺動半径が同じである
から、全ての座席5・・・は同一タイミングで、同一同
動量の運動をすることになり、座席5・・・の設置場所
により運動量に差を発生することはない。
さらに、映像の動きに応じて座席5・・・を左右に揺動
させたい場合、各列のローリング用油圧シリンダ34、
34、34同一タイミングで同一ストローク仲縮させる
。すると、各ローリング用ロッド35が左右方向に揺動
され、このため各シートホルダ20・・・が十字継手2
l・・・における軸21a121cを中心として矢印B
で示される左右方向に揺動、つまりローリング運動され
る。
この場合も、全ての座席5・・・の揺動半径が同じであ
るから、全ての座席5・・・は同一タイミングで、同一
回動量の運動をすることになり、座席5・・・の設置場
所により運動量に差を発生することはない。
このような実施例の揺動装置によると、座席5・・・の
上下運動は、・これら多数の座席5・・・を設置した床
台4が上下運動することになされるから、全ての座席5
・・・は同一タイミングで、同一上昇および下降量の運
動をすることになる。
また、これら座席5・・・のピッチング運動およびロー
リング運動は、上記床台4の動きとは独立して各座席5
・・・が同一タイミングで、同一方向、同一回動量の揺
動運動をさせられる。
したがって、全ての座席が、座席5・・・の設置場所に
より運動量に差を生じることはなく、公平な運動量で上
下および揺動運動を楽しむことができる。
そして、全ての座席5・・・は、床台4の動きと座席自
身の動きの両者が複合した動きをするので、乗客の動き
は複雑になり、変化に富んだ動きを体感することができ
る。
次に、本発明の第2の実施例を第4図ないし第7図にも
とづき説明する。
これらの図において51は基台であり、この基台51上
には床台駆動装置を介してキャビン53が支持されてい
る。キャビン53は、床台54の上に複数、例えば4列
の譚席55・・・を取り付け、これら座席55・・・を
覆い56で囲ってある。
なお、本実施例の座席55・・・はベンチ型であり、1
列に複数人が腰掛けることができるようになっている。
床台54には前下がりの階段形状の床板54aが張られ
ており、各階段から上に各座席55が突出している。
キャビン53の前方には映像を表示するスクリーン57
を設けてあり、背部にはスクリーン57に映像を映す映
写機58を設けてある。
基台51とキャビン53における床台54の間には床台
駆動装置が設けられている。
本実施例の場合は、基台51の上の前後左右の位置に、
それぞれブラケット61・・・を介してスライドガイド
62・・・を取り付けてあり、これらスライドガイド6
2・・・にはスライド台63が左右水平方向へ摺・動自
在に取り付けられている。スライド台63は前後の位置
にそれぞれスライドロッド64、64を有し、これらス
ライドロッド64、64が上記スライドガイド62・・
・により左右に案内されることによりスライド台63は
左右に移動可能となっている。上記基台51にはスライ
ド用油圧シリンダ65が固定されており、このスライド
用油圧シリンダ65のピストンロツド66が上記スライ
ド台63に連結されており、したがってスライド用油圧
シリンダ65の伸縮作用によりスライド台63が矢印D
で示す左右方向に移動される。
このため、キャビン53全体が左右に往復移動されるよ
うになっている。
上記スライド台63の上には、前後左右の位置にそれぞ
れブラケット71・・・を介して軸受72・・・が設け
られており、これら軸受72・・・にはガイドローラ7
3・・・が回転自在に支持されている。
これらガイドローラ73・・・の上には揺動プレート7
4、74が揺動自在に載置されている。揺動プレート7
4、74は所定の曲率半径を有する円弧形状をなし、す
なわちソリ形状をなし、左右のガイドローラ73・・・
の上に跨がって乗り、これらガイドローラ73・・・上
で左右方向に揺動可能となっている。
これらソリ形状の揺動プレート74、74の上には支持
台75が載っており、この支持台75の上にステ−76
・・・を介してキャビン53の床台54が固定されてい
る。
スライド台63の上には揺動用油圧シリンダ77が固定
されており、この揺動用油圧シリンダ77のピストンロ
ツド78は上記支持台75に連結されている。この揺動
用油圧シリンダ77が伸縮作用すると、支持台75がO
点を揺動中心として左右方向に揺動される。したがって
、キャビン53全体が矢印Eで示す左右方向に揺動、す
なわちローリング運動される。
なお、支持台75にはストツバ79が設けられており、
支持台75が揺動することによりこのストッパ79が一
体に揺動する。このストツバ79が停止ねじ90に当た
ると支持台75のそれ以上の揺動を阻止する。停止ねじ
90は突出長を調節可能である。
床台54には、それぞれ支柱81・・・が立設されてお
り、これら支柱8l・・・の上端部には、前記座席55
・・・が回動可能に取り付けられている。
この場合、第7図に示すように、座席55は前端部にお
いて支軸82を介して支柱81・・・の上端部に回動可
能に連結されており、後端部にはリンク83が連粘され
ている。1)−ンク83の下端はL形回動レバー84の
一端に連結されている。L形回動レバー84は中間部が
ビン85で支柱81に回動自在に支持されており、他端
は連結ロッド86に連結されている。
全ての座席55・・・は上紀のようの構造により前後に
揺動可能となっており、各L形回動レバー84・・・全
部が1本の連結ロッド86に連結されている。
前記支持台75には、客席駆動装置としてのピッチング
用油圧シリンダ87が固定されており、この油圧シリン
ダ87のピストンロツド88は上記連結ロッド86に連
結されている。
二のピッチング用油圧シリンダ87が伸縮作用すると、
連結ロッド86が前後に移動され、このため各座席55
・・・はL形回動レバー84およびリンク83を介して
前後に揺動される。すなわち、全て座席55・・・が同
時にピッチング運動される。
なお、この場合、座席55は前端部で支柱81に回動可
能に連結されており、後端部をリンク83により押上ら
れるから、支軸82を中心として円弧運動するように、
つまり上昇しながら前に倒れるように運動するものであ
る。
上記床台駆動装置としてのスライド用油圧シリンダ65
および揺動用浦圧シリンダ77、さらに客席駆動装置と
してのピッチング用曲圧シリンダ87は、前記映写機5
8からスクリーン57に映し出される映像の動きに同調
して作動されるようになっており、図示しない油圧回路
を電磁弁などで開閉したり、切換えたりして制御するこ
とにより作動される。
このような構戊による実施例について作用を説明する。
このシミュレーション式揺動装置は、スクリーン57に
映された映像の動きに応じて座席55・・・が動かされ
る。
すなわち、映像の動きに応じてスライド用油圧シリンダ
65、揺動用油圧シリンダ77およびピッチング用油圧
シリンダ87が伸縮作動される。
スライド用油圧シリンダ65を伸縮させると、スライド
台63が矢印Dで示す左右方向に移動され、このため、
キャビン53全体が左右に往復移動される。
また、揺動用油圧シリンダ77を伸縮作動させると、支
持台75が揺動されキャビン53全体が矢印Eで示す左
右方向に揺動され、所謂ローリング運動される。
さらに、ピッチング用油圧シリンダ87を伸縮作用させ
ると、連結ロツド86が前後に移動されて全部の座席5
5・・・がいっせいに前後に揺動され、すなわち、全て
座席55・・・が同時にピッチング兼上下運動される。
したがって、このような実施例の揺動装置の場合も、全
ての座席55・・・は、床台54の動きと座席自身の動
きの両者が複合した動きをするので、乗客の動きは複雑
になり、変化に富んだ動きを体感することができる。
次に、本発明の第3の実施例を第8図および第9図にも
とづき説明する。
第8図および第9図に示す第3の実施例は上記第2の実
施例の応用である。
上記第2の実施例の揺動装置全体を、基台51の左右両
端に設けた支持アーム110.、110および架台12
0、120で支承して懸架してある。
この場合支持アーム110、110は回動しないように
固定して支持されている。
キャビン53の前方および天井部は開放されており、こ
の揺動装置全体を囲んで部屋130が設けられている。
この部屋130の内周面には室内の情景や、陸、海、空
、川、宇宙、SF等の情景が描かれている。
この部屋130はギア131を介して外部の駆動装置(
図示を省略)によって矢印F方向または逆方向に回転さ
れるようになっている。
なお、乗客が部屋130に出入りする出入口および扉は
省略してある。
このような装置では、スクリーン57に映された映像の
動きに応じて座席55・・・を上記第2の実施例と同様
にして動かすことができる。
このようなスクリーン57上の映像とは別に、例えば映
写を止め、スクリーン57を下方に引っ込めて部屋13
0を矢印F方向または逆方向に回転させ、この回転と同
調して座席55・・・を上記第2の実施例と同様にして
動かすことができる。
つまり、映写機58を用いる代わりに部屋130の内面
に描かれた情景が変化することに応じて座席55・・・
を動かすものである。
このようにすれば、特許第161778号として知られ
る遊戯装置、すなわち本出願人が既に多数の遊園地に設
置してある「ビックリハウス」と称して親しまれている
遊戯設備と同様にして楽しむことができ、上記従来の遊
戯装置よりも複雑な動きを楽しむことができる。
なお、上記各実施例では各運動を油圧シリンダl4、2
4、34、65、77、87の作動で行わせるようにし
たが、これら運動の駆動装置はエアーシリンダやモータ
を使用してもよい。
また、上記実施例では床台が、上下運動、左右および左
右に揺動運動する場合について説明したが、床台はX,
YおよびZ方向の直線運動や揺動運動のいづれであって
もよく、また客席もピッチング運動やローリング運動だ
けでなく、X,YおよびZ方向の直線運動や揺動運動の
いづれであってもよく、要するに映像の変化に応じた微
妙な動きを実現するように、各運動を選択採用すればよ
い。
さらにまた、客席は乗客が座る座席に限らず、乗客が立
っているものなどであってもよい。
そしてまた、床台および客席は、スクリーンおよび映写
機を備えた部屋に収容して設置されることには限らない
すなわち、床台および客席は擬似環境の下におかれるも
のであり、この擬似環境はスクリーンに移された映像、
第8図および第9図に示された部ffll30の壁に描
かれた情景、ビデオ装置などのような目で見える情景、
つまり視覚に訴える擬似環境に制限されるものではなく
、これらに加えてまたはこれらとは別個に、耳に入る擬
似音、肌で感じる温度や風などを体験させるものなど、
聴覚、接触感覚などであってもよく、要するに本当の現
場や空想上の場所に実際に居るかのような錯覚を起こさ
せるような周囲状況が作り出されるものであればよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、床台全体が擬似環
境の変化に応じて上下、水平もしくは揺動運動するばか
りでなく、この床台に取り付けられた多数の客席も擬似
環境の変化に同調して上下、水平もしくは揺動運動する
ので、乗客はこれら床台の動きと客席の動きの複合され
た複雑な動きを体験することができる。
このため乗客は実際の乗り物や空想上の架空乗物名とに
現実に乗っている場合、およびそれ以上の予想外の動き
など、複雑な動きを体感でき、陸、海、空、川、宇宙、
SF等で考えられる様々な運動を体験できて、乗客の遊
び体験を格段に増幅することができる。
しかも、このような複雑な動きを客席のみを駆動して動
かそうとすると、それぞれの客席の周囲に多数の駆動装
置を配置しなければならず、全体の構造が複雑になるが
、本発明の場合は床台を動かすことにより全ての客席を
同時に動かすことができるので、全体で必要とする駆動
装置が少なくてすみ、装置の簡素化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は全体の構或を、示す一部省略した斜視図、第2図
は側面図、第3図は正面図である。 第4図ないし第7図は本発明の第2の実施例を示し、第
4図は全体の構成を示す側面図、第5図および第6図は
第4図中それぞれV−V線およびVl−Vl線の断面図
、第7図は座席部分の拡大した側面図である。第8図お
よび第9図は本発明の第3の実施例を示し、第8図は全
体の構或を示す側面図、第9図は第8図中IX−IX線
の断面図である。 1、51・・・基台、2・・・ヒービング機構、3、5
3・・・キャビン、4、54・・・床台、5、55・・
・座席、7、57・・・スクリーン、8、58・・・映
写機、14・・・ヒービング用油圧シリンダ、21・・
・十字継手、25・・・ピッチング用油圧シリンダ、2
7・・・ピッチング用ロッド、34・・・ローリング用
油圧シリンダ、35・・・ローリング用ロツド、63・
・・スライド台、65・・・スライド用浦圧シリンダ、
75・・・支持台、77・・・揺動用油圧シリンダ、8
6・・・連結ロンド、87・・・ピッチング用油圧シリ
ンダ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)擬似環境を演出する空間に、床台と、この床台全
    体を上下、水平もしくは揺動運動させる床台駆動装置と
    、上記床台に対して上下、水平もしくは揺動自在にして
    取付けられた多数の客席と、これら客席を上記床台の動
    きとは独立して上下、水平もしくは揺動運動させる客席
    駆動装置とを設け、上記客席に乗った乗客の周りの上記
    模擬環境の変化に応じて上記床台およびこの床台の動き
    とは独立して客席を運動させるようにしたことを特徴と
    する遊戯用揺動装置。
  2. (2)上記床台駆動装置は、この床台を上下に昇降動さ
    せるヒービング機構であり、上記客席駆動装置は、各客
    席を上記床台の動きとは独立して左右に揺動させる客席
    ローリング機構と、上記各客席を上記床台の動きとは独
    立して前後に揺動させるピッチング機構とを備えている
    ことを特徴とする第1項に記載された遊戯用揺動装置。
  3. (3)上記床台駆動装置は、床台全体を水平に往復移動
    させる水平移動機構と、この床台全体を揺動させる床台
    揺動機構とを備え、かつ上記客席駆動装置は、各客席を
    揺動させる揺動機構であることを特徴とする第1項に記
    載された遊戯用揺動装置。
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Cited By (4)

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