JP2746674B2 - 磁気パルス圧縮回路 - Google Patents

磁気パルス圧縮回路

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JP2746674B2
JP2746674B2 JP1196887A JP19688789A JP2746674B2 JP 2746674 B2 JP2746674 B2 JP 2746674B2 JP 1196887 A JP1196887 A JP 1196887A JP 19688789 A JP19688789 A JP 19688789A JP 2746674 B2 JP2746674 B2 JP 2746674B2
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郁人 大下
彦二 伊藤
瑛二 村田
閲夫 藤原
博史 出口
章吾 菅原
卓也 畠山
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Toyo Denki Seizo KK
Kansai Electric Power Co Inc
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Toyo Denki Seizo KK
Kansai Denryoku KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はTEA−CO2レーザー、エキシマレーザー、金属
蒸気レーザー等の短パルスを必要とするパルスレーザ
ー、あるいは加速器等に利用される磁気パルス圧縮回路
に関するものである。
(従来の技術) エキシマレーザあるいは金属蒸気レーザ等のパルスレ
ーザ及びその応用に関する開発が進展するにつれて、パ
ルス電源の大容量化、長寿寿命化、高信頼性化が重要な
課題になりつつある。これらパルスレーザに高電圧、大
電流の短パルスを供給するためのスイッチング素子とし
ては供給、サイラトロンやギャップスイッチが用いられ
てきたが、これらのスイッチング素子では、電極の摩
耗、封入ガスの劣化などのために、動作の信頼性が低く
寿命が短い等の問題があり、高周波化、大容量化の要求
を阻害している。このため、スイッチング素子として半
導体を使用したパルス電源装置が提案されている。しか
しながら半導体スイッチを用いた場合、サイラトロンの
ような大電力でかつ狭幅のパルスを直接出力することは
困難で、磁気パルス圧縮回路が併用されることになる。
第5図はこのような従来の磁気パルス圧縮回路を用い
たパルス電源装置の実施例であり、図において1は高圧
直流電源、2は充電抵抗、3は半導体スイッチ、4,5,6
はコンデンサ、7はパルストランス、8,9は可飽和リア
クトル、10はパルスレーザ等の負荷である。なお、コン
デンサ5と可飽和リアクトル8、及びコンデンサ6と可
飽和リアクトル9はそれぞれ磁気パルス圧縮回路を構成
している。
第6図は第5図による実施例の動作波形図であり、a
はコンデンサ5の電圧、bは可飽和リアクトル8の電
流、cはコンデンサ6の電圧、dは可飽和リアクトル9
の電流、すなわち負荷の電流である。
第5図、及び第6図において、コンデンサ4には高圧
直流電源1によりあらかじめ充電しておく。時刻t0で半
導体スイッチ3を導通させるとコンデンサ4、パルスト
ランス7のリーケージインダクタンス、コンデンサ5と
のあいだで振動回路が形成され、コンデンサ4の電荷は
コンデンサ6に移行し、コンデンサ6は第6図aに示す
ように充電される。
コンデンサ5をそのピーク値まで充電する時間(t0
t1)、すなわちパルス幅は小さい方が好ましいが、電力
用半導体スイッチの能力から数μs〜数十μsが実用の
限度である。
この間、可飽和リアクトル8は不飽和状態にあり、高
インピーダンスとなってコンデンサ5から負荷側への放
電を阻止する。
コンデンサ5の電圧がピークに達する点近辺の時刻t1
において可飽和リアクトル8が飽和すると、コンデンサ
5、可飽和リアクトル8の飽和インダクタンス、コンデ
ンサ6との間で振動回路が形成され、コンデンサ5の電
化はコンデンサ6に移行して、コンデンサ6はcに示す
ように充電される。可飽和リアクトル8の飽和インダク
タンスは小さいから、コンデンサ6を充電するのに要す
る時間はコンデンサ5を充電するのに要する時間(t0
t1)に比し小さくなる。すなわちパルス幅が圧縮され
る。同様に、可飽和リアクトル9はコンデンサ6のピー
ク点付近のt2時点で飽和し、さらに圧縮されたパルスを
負荷10に印加する。
(発明が解決しようとする課題) 第6図はコンデンサの電圧がピークに達する時点と可
飽和リアクトルが飽和する時点を同一として図示してい
るが、これらは実際には異なったものとなる。
第7図は高圧直流電源の電圧が低い場合のコンデンサ
5の電圧と可飽和リアクトル8の電流波形を示したもの
であり、コンデンサ5の電圧がピークに達する時点t11
に対し、可飽和リアクトル8が飽和する時点t12は遅れ
る。このため最終的に負荷10に加えられるパルス、さら
には負荷10がレーザである場合の発振時点も遅れること
になる。同様の現象は2段目圧縮部分すなわちコンデン
サ6及び可飽和リアクトル9からなる圧縮回路部分につ
いても存在する。
このような時間的な変動を生じさせる要因としては、
蒸気のような電源電圧の変動ばかりでなく、リップス電
圧や半導体スイッチ、コンデンサ、トランス、可飽和リ
アクトルなど回路阻止の温度的時間的特性変化、さらに
は負荷の温度的時間的特性変化などがある。
このような従来の装置を複数台用いてこれらを同期運
転する必要がある場合、上記の変動は重要となる。例え
ば第5図における負荷10が短パルスレーザであって、複
数のレーザを従属運転してレーザ光を増幅する場合があ
る。短パルスレーザの発光時間は数十nsであり、従っ
て、安定した増幅を行うためには各レーザの発光タイミ
ングを数ns以内のばらつきにする必要がある。半導体ス
イッチ3に対する導通信号は電子的に行われるため、精
度のよい同期を行うことは可能である。しかしながら、
導通信号が加えられてから実際にパルスレーザ発振する
までの時間は、上記諸要因によって大きく変ることにな
る。例えば半導体スイッチ3によって生成されるパルス
幅、すなわちコンデンサ5が充電される時間を3μsと
し、5%のリップルp−p電圧があったと仮定すると、
可飽和リアクトル8の飽和点の変動は大略2.5%、すな
わち75nsのジッタと通称される変動が生じ、このため、
第5図に示す従来例でのレーザ光の増幅はきわめて困難
であった。
(課題を解決するための手段) 本発明においては、コンデンサと可飽和リアクトルか
らなる磁気圧縮回路の前記可飽和リアクトルに対して外
部からトリガ信号を加えることを特徴とする。
(作 用) すなわち、上記可飽和リアクトルに対して外部からト
リガ信号を加えることにより、すでに飽和に近い状態に
ある上記可飽和リアクトルを強制的に飽和にいたらしめ
る。
(実施例) 以下実施例を図面を参照して説明する。
第1図に本発明に係わる磁気パルス圧縮回路を使用し
たパルス電源装置の実施例であり、第5図と同じの符号
を付したものは同じ要素であることを示す。図において
は、可飽和リアクトル8に2次巻線82を設けるととも
に、その2次回路にダイオード11を介してパルス発生器
12を接続する。ダイオード11は可飽和リアクトル8から
パルス発生装置12への電気ノイズを除去するためであ
り、他のノイズ除去対策を講ずることによって省くこと
が出来る。
第2図の実線は第1図の動作波形図であり、aはコン
デンサ5の電圧、bは可飽和リアクトル8の電流、cは
パルス発生器12の出力トリガパルス電圧である。また、
第2図の点線は第7図に示した従来回路の動作波形であ
る。
第1図、第2図において、半導体スイッチ3の導通に
よってコンデンサ5はaに示すように充電されるが、こ
のコンデンサ5に対する充電パルス末期の規定の時刻t
13でパルス発生器12の出力トリガパルス電圧を可飽和リ
アクトルの2次巻線82に加え、可飽和リアクトル8を強
制的に飽和させる。この結果可飽和リアクトル8は短時
間後の時刻t14で飽和に至り、つづいて第6図と同様に
コンデンサ6への圧縮されたパルス充電が行われる。パ
ルス発生器12が供給する電流は可飽和リアクトル8の励
磁電流であり、軽微でよい。また、パルス発生器12の出
力パルス電圧は高い程パルス電圧が印加されてから可飽
和リアクトル8が飽和するまでの時間が短縮され、上記
ジッタの抑制効果は大きくなる。
第3図は本発明の他の実施例であり、パルス発生器12
の低電圧のパルス発生器121とパルストランス122により
構成した例である。
第4図は本発明の更に他の実施例であり、可飽和リア
クトル8に対して一般的に必要とされる磁束のリセット
を行う場合の例である。可飽和リアクトル8にリセット
巻線83を設けると共に、リセット電源13からリセット電
流を流すことによって可飽和リアクトル8をリセットす
る。この例の場合、リセット電流を制御することによっ
てもある程度のジッタ抑制は可能であり、この機能との
併用により一層のジッタ抑制効果を上げることが出来る
と共に、パルス発生器12の責務の軽減にも効果がある。
以上は可飽和リアクトル8についてのみ記載したが、
必要に応じて可飽和リアクトル8,9の両方又はいずれか
一方に実施することが可能であることは無論である。
また、本願発明は第1図において2段で示されたごと
き圧縮回路の段数や、パルストランス7の有無などに拘
るものでないことは明らかである。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、磁気パルス圧縮回路
における可飽和リアクトルに対して、外部からトリガ信
号を加えることにより、これを強制的に飽和にいたらし
めるためジッタを抑制することが出来、レーザ光の増幅
などにおける極めて高精度の同期運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかわる磁気パルス圧縮回路を使用し
たパルス電源装置の回路図、 第2図は第1図の動作波形図、 第3図、第4図は本発明の他の実施例を示す回路図、 第5図は従来の磁気パルス圧縮回路を用いたパルス電源
装置の回路図、 第6図は第5図の動作波形図、 第7図は第5図の従来例における直流電源電圧が低い場
合の動作波形図である。 1……高圧直流電源、2……充電抵抗 3……半導体スイッチ、4,5,6……コンデンサ 7……パルストランス 8,9……可飽和リアクトル 10……負荷、11……ダイオーダ 12……パルス発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 彦二 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 村田 瑛二 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 藤原 閲夫 大阪府吹田市津雲台5―11 (72)発明者 出口 博史 兵庫県川西市清和台東4丁目1―40 (72)発明者 菅原 章吾 神奈川県綾瀬市綾西1―7―18 (72)発明者 畠山 卓也 神奈川県横須賀市東逸見町2―48 (56)参考文献 特開 昭63−171172(JP,A) 特開 平3−16189(JP,A) 特開 平3−32215(JP,A) 特開 平3−32371(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサと可飽和リアクトルからなり、
    入力されたパルスの時間幅を圧縮して出力する磁気パル
    ス圧縮回路において、前記可飽和リアクトルは磁心を同
    じくする2次巻線を有し、該2次巻線に可飽和リアクト
    ルの飽和を促進する磁性のトリガパルス信号、可飽和リ
    アクトルの飽和時点より前に加えることを特徴とする磁
    気パルス圧縮回路。
JP1196887A 1989-07-31 1989-07-31 磁気パルス圧縮回路 Expired - Lifetime JP2746674B2 (ja)

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