JP2932723B2 - パルスレーザ用放電励起回路 - Google Patents

パルスレーザ用放電励起回路

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JP2932723B2 JP3438191A JP3438191A JP2932723B2 JP 2932723 B2 JP2932723 B2 JP 2932723B2 JP 3438191 A JP3438191 A JP 3438191A JP 3438191 A JP3438191 A JP 3438191A JP 2932723 B2 JP2932723 B2 JP 2932723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパルスレ−ザ用放電励
起回路、とくに気体レ−ザのうちパルス的な放電励起に
よりレ−ザ光を発生する繰り返しパルスレ−ザ装置にお
ける繰り返し動作特性の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば雑誌(Applied Physics Le
tter 第48巻第23号(1986年6月9日)、第1574〜15
76頁)に示された、従来の典型的なパルスレ−ザ用放電
励起回路を示す回路図である。図において、1、及び2
はレ−ザガス中において相対向するように配置された第
1、及び第2の主電極、3はこれら主電極1、2に並列
に接続されたスパイカコンデンサ、4はスパイカコンデ
ンサ3を急峻に高電圧まで充電して放電を形成するため
のスパイカ充電用電源、5は放電が形成された後、電極
間のレ−ザガスに励起エネルギを注入するためのサステ
イナコンデンサ、6はスパイカコンデンサ3とサステイ
ナコンデンサ5をある一定時間電気的に隔絶するため
の、例えば磁気スイッチや固体スイッチ等のスイッチン
グ素子、7はサステイナコンデンサ5をパルス的に充電
するためのサステイナ充電用電源であり、8はサステイ
ナコンデンサ5をパルス的に充電するための充電用コン
デンサ、9は充電用コンデンサ8からサステイナコンデ
ンサ5へのエネルギ移行を開始させるための、例えばサ
イラトロン等の高電圧スイッチ、10はサステイナコン
デンサ5への充電時間を設定するための充電時定数設定
用インダクタンス、11は第1、及び第2の主電極間の
レーザガスを予備電離するための、例えばX線源などの
予備電離源である。
【0003】次にこの回路の動作について説明する。図
8は第1と第2の主電極間に印加される電圧の時間変化
を示したものである。高電圧スイッチ9が閉じると充電
用コンデンサ8に蓄えられたエネルギは高電圧スイッチ
9、充電時定数設定用インダクタンス10を介してサス
テイナコンデンサ5へ、さらにスイッチング素子6を介
してスパイカコンデンサ3に移行し、主電極1、2間の
電圧は上昇するが(図8の区間A)、この電圧は主電極
1、2間の放電開始電圧Vbより低いため主電極1、2
間に放電は形成されない。この時、スパイカ充電用電源
4を動作させるとスパイカコンデンサ3に高電圧が発生
し、主電極1、2間の電圧がVbを越えると放電が形成
される(図8の区間B)。放電が形成されると主電極
1、2間の電圧は急速に低下し(図8の区間C)、この
後スイッチング素子6が導通し、サステイナコンデンサ
5に蓄えられたエネルギはスイッチング素子6を介して
放電に投入されレ−ザガスを励起し(図8の区間D)、
レ−ザ光を発生させる。図8に示した様なサステイナコ
ンデンサ5とスパイカコンデンサ3の電圧の極性が同じ
方向の場合を同方向モ−ドと呼ぶ。
【0004】さて、より大きなレ−ザエネルギを得るた
めにはサステイナコンデンサ5により大きなエネルギを
蓄える必要があるが、上述したようにサステイナコンデ
ンサ5は放電開始電圧Vbより低い電圧までしか充電で
きないため、発生させ得るレ−ザエネルギは放電開始電
圧Vbにより制限される。ところで、主電極1、2間の
放電開始電圧Vbは、ある一定の主電極1、2間のギャ
ップ間隔dおよびレ−ザガス圧力pのもとでは、主電極
1、2間の電圧の上昇速度すなわちサステイナコンデン
サの充電時定数Tcにより決定され、充電時定数Tcが
短いほど放電開始電圧Vbは高くできる。このため充電
時定数Tcを短くすればサステイナコンデンサ5には、
より大きなエネルギを蓄えることができ、より大きなレ
−ザエネルギを発生させることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルスレ−ザ用
放電励起回路は以上のように構成され、充電時定数Tc
を短くし、大きなレ−ザエネルギを発生させるようにさ
れていた。しかしながら、充電時定数Tcを短くし、サ
ステイナコンデンサ5により大きなエネルギを蓄えるこ
とは、高電圧スイッチ9を単位時間当りに通過するエネ
ルギが増大するため、高電圧スイッチ9の負荷が増加す
る。特に、産業用に使用される高繰返しのパルスレ−ザ
においては、高電圧スイッチ9の負荷増大により、高電
圧スイッチ9の劣化のみならず、サステイナコンデンサ
充電電圧や繰返し周波数が制限され、レ−ザ性能や信頼
性を著しく低下させるといった問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、レ−ザエネルギを増大させた場
合においても、パルスレ−ザ用放電励起回路における高
電圧スイッチの負荷を軽減することにより、劣化を防
ぎ、かつレ−ザ性能が良く、信頼性の高いレ−ザ装置を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるパルス
レ−ザ用放電励起回路は、サステイナ充電用電源に用い
られる充電用コンデンサとサステイナコンデンサの間に
少なくとも1段の磁気パルス圧縮回路を挿入この磁
気パルス圧縮回路の動作を検知する検知手段と、検知信
号から任意の遅延時間の後、スパイカ充電用電源の始動
信号を発生する 遅延トリガ発生器とを設け、サステイナ
コンデンサへの充電完了時とスパイカコンデンサの動作
タイミングを調整するようにしたものである
【0008】
【作用】この発明におけるパルスレ−ザ用放電励起回路
は、充電用コンデンサとサステイナコンデンサの間に磁
気パルス圧縮回路を挿入し、この磁気パルス圧縮回路の
動作を検知する検知手段と、遅延トリガ発生器とを設け
ることにより、サステイナコンデンサの充電タイミング
とスパイカコンデンサの充電タイミングを正確に設定す
ることができるので、レ−ザエネルギのばらつきを小さ
くすることができる。
【0009】
【実施例】実施例1 図1はこの発明の一実施例の前提となるパルスレ−ザ用
放電励起回路を示す回路図である。なお、図中、図7と
同一符号は同一もしくは相当部分を示す。図において、
12は磁気パルス圧縮回路用磁気スイッチ、13は磁気
パルス圧縮回路用コンデンサ、14は充電用コンデンサ
8の放電時定数を設定するための放電時定数設定用イン
ダクタンス、15は磁気パルス圧縮回路である。
【0010】次にこの回路の動作について説明する。図
2は図1に示す磁気パルス圧縮回路用コンデンサ13お
よび主電極1、2間に印加される電圧の時間変化を示し
たものである。高電圧スイッチ9が閉じると充電用コン
デンサ8に蓄えられたエネルギは高電圧スイッチ9、放
電時定数設定用インダクタンス14を介して、まず磁気
パルス圧縮回路用コンデンサ13に蓄えられる(図2の
区間E)。この時、磁気パルス圧縮回路用コンデンサ1
3への充電は、放電時定数設定用インダクタンス14で
決まる高電圧スイッチ9の能力に応じたゆっくりとした
速度で行うことにより、高電圧スイッチ9の負荷を充分
軽減することができる。すなわち、高電圧スイッチ9に
おいては最大定格電流が決まっており、それ以下の電流
値で使用することが望ましい。 いま充電用コンデンサ8
の静電容量を500nF、充電電圧を20kVとし、磁
気パルス圧縮回路用コンデンサ13の静電容量を充電用
コンデンサ8の静電容量と同じ500nFとすると合成
容量は250nFとなり充電時に流れる最大電流値I
max は、放電時定数設定用インダクタンス14をL0と
して、 max =20kV×((250nF/L0) 1/2 で求められる。 典型的な高電圧スイッチ9の高繰り返し
動作における最大定額電流は約5kA程度であるので、
これを満足するためには、上式よりL0は4μH程度と
なり、放電時定数設定用インダクタンス14をこの値以
上に設定しておく必要がある。ここで、充電時定数を考
えると τ0=π×((250nF×4μH) 1/2 で与えられ、τ0は約3.1μ秒となるが、本実施例に
おいては磁気パルス圧縮回路用コンデンサ13とは別に
磁気スイッチを介してサステイナコンデンサ5(ほぼ磁
気パルス圧縮回路用コンデンサ13の静電容量と同じぐ
らいに設定される)が設置されているので、上記時定数
でサステイナコンデンサ5を充電すなわち電極間に電圧
が印加されることを防止しているので、放電が開始する
ことはない。高電圧スイッチ9の寿命の観点からはさら
に電流値を下げる方が良く、放電時定数設定用インダク
タンス14をさらに大きくして高電圧スイッチ9に流れ
る最大電流を、高電圧スイッチ9の最大定格電流よりは
るかに低減することができる。 次に充電用コンデンサ8
に蓄えられたエネルギが全て磁気パルス圧縮回路用コン
デンサ13に移行した時点で磁気パルス圧縮回路用磁気
スイッチ12がスイッチするように設定しておくことに
より、磁気パルス圧縮回路用コンデンサ13に蓄えられ
たエネルギは磁気パルス圧縮回路用磁気スイッチ12、
充電時定数設定用インダクタンス10を介してサステイ
ナコンデンサ5へ、さらにスイッチング素子6を介して
スパイカコンデンサ3に移行し、主電極1、2間の電圧
は上昇するが(図2の区間A)、この電圧の上限は主電
極1、2間の放電開始電圧Vbより決定され、サステイ
ナコンデンサ5の充電時定数Tcが短いほど放電開始電
圧Vbは高くできることはすでに述べた。この場合、充
電時定数Tcは、充電用コンデンサ8とサステイナコン
デンサ5との間に磁気パルス圧縮回路15を設けること
により、磁気パルス圧縮回路用コンデンサ13とサステ
イナコンデンサ5の合成容量と磁気スイッチ12のスイ
ッチング後のインダクタンス、および充電時定数設定用
インダクタンス10のみで決めることができる。したが
って、充電時定数Tcは高電圧スイッチ9の制限を受け
ることがなく、充電用コンデンサ8から磁気パルス圧縮
回路用コンデンサ13への充電時間より数分の1程度に
小さくすることができるため、放電開始電圧Vbを充分
高くでき、したがってサステイナコンデンサ5へ大きな
エネルギを蓄えることができる。この後、スパイカ充電
用電源4の動作によりスパイカコンデンサ3に高電圧が
発生し、主電極1、2間の電圧がVbを越えると放電が
形成される(図2の区間B)。放電が形成されると主電
極1、2間の電圧は急速に低下し、(図2の区間C)、
この後スイッチング素子6が導通し、サステイナコンデ
ンサ5に蓄えられた大きなエネルギはスイッチング素子
6を介して放電に投入され、レ−ザガスを励起し(図2
の区間D)、大きなレ−ザエネルギを発生させることが
できる。
【0011】ところで、上記回路例はいわゆる同方向モ
−ドについて述べたが、サステイナコンデンサ5の充電
電圧とスパイカコンデンサ3の充電電圧の極性を反転さ
せた時の動作モ−ド、いわゆる反転モードの場合の回路
例を図3に示す。なお図中、図1と同一符号は同一もし
くは相当部分を示す。図において、16は電圧極性反転
回路である。
【0012】この回路例の場合の動作について説明す
る。図4は図3に示される放電励起回路における、磁気
パルス圧縮回路用コンデンサ13および主電極1、2間
に印加される電圧の時間変化を示したものである。高電
圧スイッチ9が閉じると充電用コンデンサ8に蓄えられ
たエネルギは高電圧スイッチ9、電圧極性反転回路16
を介して磁気パルス圧縮回路用コンデンサ13に蓄えら
れるが、電圧の極性としては正の極性である(図4の区
間E)。次に充電用コンデンサ8に蓄えられたエネルギ
が全て磁気パルス圧縮回路用コンデンサ13に移行した
時点で、蓄えられたエネルギは磁気パルス圧縮回路用磁
気スイッチ12およびスイッチング素子6を介してサス
テイナコンデンサ5へ、充電されて、上記回路例と同様
高電圧スイッチ9の能力によらずレーザ動作に重大な影
響を与えるサステイナコンデンサ5への充電時定数Tc
を決めることができる。上記充電と同時にエネルギーの
一部は、さらに磁気パルス圧縮回路用磁気スイッチ12
を介してスパイカコンデンサ3に移行し、主電極1、2
間の電圧は上昇する(図4の区間A)。サステイナコン
デンサ5の充電が完了した時点でスパイカ充電用電源4
を動作させるとスパイカコンデンサ3にはサステイナコ
ンデンサ5の充電電圧とは逆の電圧が発生し、そこでス
イッチング素子6を導通させることにより、サステイナ
コンデンサ5からスパイカコンデンサ3への急速なエネ
ルギ移行が生じ、このためスパイカコンデンサ3には高
電圧が発生し、主電極1、2間の電圧がVbを越え放電
が形成される(図4の区間B)。放電が形成されると、
サステイナコンデンサ5に蓄えられたエネルギはスイッ
チング素子6を介して放電に投入されレ−ザガスを励起
し(図4の区間D)、レ−ザ光を発生させる。この場合
は、高電圧スイッチの負荷を軽減するだけでなく、磁気
パルス圧縮回路15の磁気スイッチが、主電極1、2に
発生する高電圧が直接高電圧スイッチ9に印加されるこ
とを防止するため、高電圧スイッチの破壊等の問題点も
解決することができる。
【0013】上記回路例では、予備電離源としてX線を
用いる場合について示したが、高繰り返し動作に優れた
予備電離源として、一方の主電極として誘電体を密着さ
せた開孔電極を用い、その開孔部でのコロナ放電を用い
る沿面コロナ予備電離を用いれば、レーザの性能はより
向上する。
【0014】上述したようなパルスレーザ用放電励起回
においてはサステイナコンデンサ5への充電は磁気パ
ルス圧縮回路用磁気スイッチ12が導通することにより
開始されるが、磁気スイッチが導通する条件は磁気スイ
ッチに印加される電圧時間積により決定され、この発明
の場合、その電圧時間積は磁気パルス圧縮回路用コンデ
ンサ13の電圧をVi(t)とするとVi(t)の時間
積分、すなわち図2の斜線部分の面積となる。したがっ
て、電圧により磁気パルス圧縮回路用磁気スイッチ12
の導通するタイミングが変化するため、サステイナコン
デンサ5の充電完了時点とスパイカ充電用電源4の動作
タイミングを一致させることが困難である。図5はこれ
を解決するためのこの発明における回路動作タイミング
制御方式を示したものである。図において、17は磁気
パルス圧縮回路用磁気スイッチ12の導通を検知するた
めの電圧測定器、18は検知信号から任意の遅延時間の
後、スパイカ充電用電源の始動信号を発生する遅延トリ
ガ発生器である。磁気パルス圧縮回路用磁気スイッチ1
2の導通により磁気パルス圧縮回路用コンデンサ13か
らサステイナコンデンサ5への充電が始まるため、磁気
パルス圧縮回路用コンデンサ13の電圧が低下するが、
この低下を電圧測定器17により検出し、これを基準と
して遅延トリガ発生器18によりスパイカ充電用電源4
を始動させる。サステイナコンデンサ5の充電時定数T
cは充電時定数設定用インダクタンス10により固定で
あるのでサステイナコンデンサ5の充電完了時点とスパ
イカ充電用電源4の動作タイミングを正確に設定するこ
とができる。
【0015】実施例. なお、上記実施例では磁気パルス圧縮回路用磁気スイッ
チ12の導通検知手段として磁気パルス圧縮回路用コン
デンサ13に電圧測定器を用いたが、サステイナコンデ
ンサ5の電圧を測定することによっても同様の効果が得
られることは言うまでもない。
【0016】実施例. また、図6に示すように電流測定器19を磁気パルス圧
縮回路用磁気スイッチ12の導通検知手段として用いる
こともできる。
【0017】実施例. さらに、磁気パルス圧縮回路用磁気スイッチ12に2次
巻線を設けて、その電圧を測定して導通を検知する方法
を用いても良く、また上記2次巻線として磁気パルス圧
縮回路用磁気スイッチ12のリセット用巻線を利用して
もよい
【0018】実施例. さて、繰り返しパルスレーザでは繰り返し周波数により
放電開始電圧が変化し、繰り返し周波数にかかわらず同
一の動作条件で動作させた場合、放電が不安定になり、
それに伴いレーザ出力のばらつきも大きくなる。そこ
で、上記遅延トリガ発生器18において設定される遅延
時間を繰り返し周波数の関数とし、繰り返し周波数に応
じて遅延時間を変化させる制御方式を用いれば、レーザ
出力はさらに安定し、繰り返しパルスレーザ装置の高信
頼化が達成できる。
【0019】実施例. なお、上記各実施例ではサステイナ充電用電源が1段の
磁気パルス圧縮回路を有するものを示したが、充電時定
数を短くするためには磁気パルス圧縮回路を多段に接続
すればよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、サス
テイナ充電用電源を構成する充電用コンデンサとサステ
イナコンデンサの間に少なくとも1段の磁気パルス圧縮
回路を挿入し、この磁気パルス圧縮回路の動作を検知す
る検知手段と、検知信号から任意の遅延時間の後、スパ
イカ充電用電源の始動信号を発生する遅延トリガ発生器
とを設け、サステイナコンデンサへの充電完了時とスパ
イカコンデンサの動作タイミングを調整することによ
り、レ−ザエネルギのばらつきを小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例の前提となるパルスレーザ
用放電励起回路を示す回路図である。
【図2】 図1に示すパルスレーザ用放電励起回路の動
作を示す電圧波形図である。
【図3】 この発明の実施例の前提となるパルスレーザ
用放電励起回路を示す回路図である。
【図4】 図3に示すパルスレーザ用放電励起回路の動
作を示す電圧波形図である。
【図5】 この発明の実施例によるパルスレーザ用放
電励起回路を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施例によるパルスレーザ用放
電励起回路を示す回路図である。
【図7】 従来のパルスレーザ用放電励起回路を示す回
路図である。
【図8】 従来のパルスレーザ用放電励起回路の動作を
示す電圧波形図である。
【符号の説明】
1 第1の主電極 2 第2の主電極 3 スパイカコンデンサ 4 スパイカ充電用電源 5 サステイナコンデンサ 6 スイッチング素子 7 サステイナ充電用電源 11 予備電離源 15 磁気パルス圧縮回路 17 電圧測定器 18 遅延トリガ発生器 19 電流測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−273978(JP,A) 特開 昭63−96978(JP,A) 特開 昭63−227081(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/097 - 3/0977

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レ−ザガス中において相対向する第1、
    及び第2の主電極、少なくとも1段の磁気パルス圧縮回
    路を有し、第1、及び第2の主電極に並列に接続された
    スパイカコンデンサ、第1、及び第2の主電極にスイッ
    チング素子を介して並列に接続されたサステイナコンデ
    ンサ、上記スパイカコンデンサを充電するスパイカ充電
    用電源、上記サステイナコンデンサを充電するサステイ
    ナ充電用電源、並びに第1、及び第2の主電極間のレー
    ザガスを予備電離するための予備電離源を備えたパルス
    レ−ザ用放電励起回路において、上記サステイナ充電用
    電源を構成する充電用コンデンサと上記サステイナコン
    デンサとの間に挿入された、少なくとも1段の磁気パル
    ス圧縮回路と、この磁気パルス圧縮回路の動作を検知す
    る検知手段と、検知信号から任意の遅延時間の後、スパ
    イカ充電用電源の始動信号を発生する遅延トリガ発生器
    とを有し、サステイナコンデンサの充電タイミングとス
    パイカコンデンサの充電タイミングを調整するようにし
    たことを特徴とするパルスレ−ザ用放電励起回路。
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