JPH05327088A - ガスレーザ発振装置 - Google Patents

ガスレーザ発振装置

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JPH05327088A
JPH05327088A JP13097192A JP13097192A JPH05327088A JP H05327088 A JPH05327088 A JP H05327088A JP 13097192 A JP13097192 A JP 13097192A JP 13097192 A JP13097192 A JP 13097192A JP H05327088 A JPH05327088 A JP H05327088A
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JP
Japan
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charging
voltage
capacitor
main electrodes
voltage power
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Application number
JP13097192A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Takagi
茂行 高木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、1つの高電圧電源でも簡単な構成で
スパイカ・サステナ方式のガスレーザ発振を実現する。 【構成】直流高電圧電源(20)の出力電圧の印加により第
1充放電回路(A) は充電され、かつこの充電電圧より高
い電圧を主電極(2,3) に印加する。これと共に第2充放
電回路(B) は同直流高電圧電源(20)の出力電圧の印加に
より充電され、この充電された電気エネルギーを主電極
(2,3) 間に供給する。この場合、主電極(2,3) 間に供給
される電気エネルギーは遅延素子(11)により遅延され
る。これにより、各主電極(2,3) 間は、第1充放電回路
(A) からの電圧印加により絶縁破壊が起きてその抵抗が
小さくなり、第2充放電回路(B) からの供給される電気
エネルギーにより主放電が発生し、レーザ光が出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパイカ・サステナ方
式を適用したガスレーザ発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はかかるガスレーザ発振装置の構成
図である。ガスレーザ管1の内部にはエキシマやCO2
などのガスレーザ媒質が封入されるとともに対向配置さ
れた一対の主電極2、3が設けられている。この場合、
一方の主電極2が陰極として作用し、他方の主電極3が
陽極として作用する。又、ガスレーザ管1の内部には予
備電離電極4が設けられ、この予備電離電極4にスパイ
カコンデンサ5が接続されている。
【0003】一方、第1高電圧電源6が設けられ、この
第1高電圧電源6の「+」側出力端子が第1スイッチ7
を介して主電極2及びスパイカコンデンサ5に接続され
ている。なお、この第1高電圧電源6の出力電圧は20
kV以上に設定されている。
【0004】又、第2高電圧電源8が設けられ、この第
2高電圧電源8の「−」側出力端子が第2スイッチ9を
介してサステナコンデンサ10に接続されている。そし
て、第2スイッチ9とサステナコンデンサ10との接続
点が、遅延素子としての過飽和リアクトル11を介して
主電極2に接続されている。なお、第2高電圧電源8の
出力電圧は10kV程度に設定され、又サイテナコンデ
ンサ10の容量はスパイカコンデンサ5の容量の20倍
程度となっている。
【0005】かかる構成であれば、第1及び第2のスイ
ッチ7、9が共に閉じると、図4に示すように第1高電
圧電源6からスパイカコンデンサ5に電流i1 が流れ、
スパイカコンデンサ5は充電される。このとき、予備電
離電極4ではスパーク放電が発生し、各主電極2、3間
の主放電部は予備電離される。そして、スパイカコンデ
ンサ5の充電が進むと、各主電極2、3間の電圧V0
高くなる。
【0006】このように各主電極2、3間に予備電離が
生じ、かつその電圧V0 が高くなると、各主電極2、3
間の絶縁破壊は進み、電圧V0 は図4に示すように急激
に低くなる。
【0007】一方、サステナコンデンサ10は第2高電
圧電源8からの電力の供給を受けて充電され、サステナ
コンデンサ10から過飽和リアクトル11を通して主電
極2に電流i2 が流れる。このとき、電流i2 は過飽和
リアクトル11のインピーダンスが大きいために小さい
値となっている。
【0008】この後、各主電極2、3間の抵抗が低下
し、電圧V0 が急激に低くなると、過飽和リアクトル1
1は飽和してインピーダンスが小さくなり、サステナコ
ンデンサ10から主電極2に流れる電流i2 は大きくな
る。かくして、各主電極2、3間に主放電が発生し、ガ
スレーザ光が出力される。
【0009】しかしながら、上記構成では2個の高電圧
電源6、8及び2つのスイッチ7、9を設けなければな
らず、構成が複雑となる。この場合、高電圧電源を1個
とすればよいが、各高電圧電源6、8をスパイカコンデ
ンサ5、サステナコンデンサ10に接続する極性、電圧
値が異なるため、簡単に1つとすることは困難である。
又、両スイッチ7、9の閉タイミングを一致させること
が困難となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように2個の高
電圧電源6、8及び2つのスイッチ7、9を設けなけれ
ばならず、構成が複雑となり、両スイッチ7、9の閉タ
イミングを一致させることが困難である。そこで本発明
は、1つの高電圧電源でも簡単な構成でスパイカ・サス
テナ方式を実現できるガスレーザ発振装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向配置され
た一対の主電極を有するガスレーザ管と、直流の高電圧
電源と、この高電圧電源の出力電圧の印加により充電さ
れ、かつこの充電電圧より高い電圧を主電極に印加する
第1充放電回路と、高電圧電源の出力電圧の印加により
充電され、この充電された電気エネルギーを主電極間に
供給する第2充放電回路と、この第2充放電回路と主電
極との間に接続され、主電極間に供給される電気エネル
ギーを遅延する遅延素子とを備えて上記目的を達成しよ
うとするガスレーザ発振装置である。
【0012】
【作用】このような手段を備えたことにより、高電圧電
源の出力電圧の印加により第1充放電回路は充電され、
かつこの充電電圧より高い電圧を主電極に印加する。こ
れと共に第2充放電回路は同直流高電圧電源の出力電圧
の印加により充電され、この充電された電気エネルギー
を主電極間に供給する。この場合、主電極間に供給され
る電気エネルギーは遅延素子により遅延される。これに
より、各主電極間は、第1充放電回路からの電圧印加に
より絶縁破壊が起きてその抵抗が小さくなり、第2充放
電回路からの供給される電気エネルギーにより主放電が
発生し、レーザ光が出力される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。なお、図3と同一部分には同一符号を付
してその詳しい説明は省略する。
【0014】図1はガスレーザ発振装置の構成図であ
る。負電圧6〜15kVの高電圧電源20が設けられ、
この高電圧電源20の「−」側出力端子には、GTOや
IGBTなどの半導体スイッチ21を介して第1充放電
回路A及び第2充放電回路Bが接続されている。
【0015】このうち、第1充放電回路Aは半導体スイ
ッチ21に対して第1充電コイル22が接続され、この
第1充電コイル22に対してギャップスイッチやサイラ
トロンなどのスイッチ24及び充放電コンデンサ25が
接続されている。さらに、この充放電コンデンサ25に
はスパイカルコイル26及びスパイカル充電コイル27
が接続されている。このうち、スパイカルコイル26は
主電極2及びスパイカコンデンサ5に接続されている。
【0016】ここで、充放電コンデンサ25の容量はス
パイカコンデンサ5の容量の2倍以上に設定されてお
り、例えば充放電コンデンサ25の容量は6nF以上、
スパイカコンデンサ5の容量は3nFである。又、各充
電コイル22、23のインダクタンスは、スパイカコイ
ル26のインダクタンスの10倍以上に設定され、例え
ば各充電コイル22、23のインダクタンスは100μ
H、スパイカルコイル26のインダクタンスは10〜5
0nHに設定されている。
【0017】一方、第2充放電回路Bは、半導体スイッ
チ21に対して充電コイル23が接続され、この充電コ
イル23に対して逆方向の整流器28を介して過飽和リ
アクトル11及びサステナコンデンサ10が接続されて
いる。整流器28はサステナコンデンサ10の電位を保
持するように作用する。なお、サステナコンデンサ10
の容量は40nFに設定されている。次に上記の如く構
成された装置の作用について説明する。
【0018】半導体スイッチ21が閉じると、高電圧電
源20の出力電圧が充電コイル22を通して充放電コン
デンサ25に供給され、充放電コンデンサ25は充電さ
れる。この充電電圧V1 は図2に示すように負電圧に充
電される。
【0019】これと共に高電圧電源20の出力電圧が充
電コイル23及び整流器28を通してサステナコンデン
サ10に供給され、このサステナコンデンサ10は充電
される。この充電電圧V2 は同図に示すように負電圧に
充電される。そして、この充電電圧V2 は整流器28及
び各充電コイル22、23によりパルス的に遮断され、
一定の電圧値に保たれる。
【0020】この状態にスイッチ24が閉じると、充放
電コンデンサ25に充電された電気エネルギーは放電
し、スパイカコンデンサ5に移行する。このとき、充放
電コンデンサ25の容量は上記の如くスパイカコンデン
サ5の容量の2倍以上に設定されているので、充放電コ
ンデンサ25はスパイカコンデンサ5との間で共振を生
じる。これにより、スパイカコンデンサ5の電圧V
0 は、充電電圧V1 と極性が逆でかつ充電電圧V1 の倍
電圧となる。
【0021】このとき、予備電離電極4ではスパーク放
電が発生し、各主電極2、3間の主放電部は予備電離さ
れる。そして、スパイカコンデンサ5の充電が進むと、
各主電極2、3間の電圧V0 は高くなる。これら各主電
極2、3間の予備電離及び電圧V0 の上昇により、各主
電極2、3間の絶縁破壊は進み、電圧V0 は図2に示す
ように急激に低くなる。
【0022】一方、スパイカコンデンサ5の電圧V0
高くなるに伴って、電圧V0 と充電電圧V2 との電圧差
は大きくなり、過飽和リアクトル11は飽和してそのイ
ンピーダンスが小さくなる。これにより、サステナコン
デンサ10から主電極2に流れる電流i2 は大きくな
り、各主電極2、3間に主放電が発生し、ガスレーザ光
が出力される。
【0023】このように上記一実施例によれば、1つの
高電圧電源20によりスパイカコンデンサ25及びサス
テナコンデンサ10への充電を行うことができ、しかも
この場合、高電圧電源20の容量は従来の高電圧電源
6、8の容量よりも1〜2割だけ大きくすればよく、電
源を小容量化できる。又、半導体スイッチ21は各コン
デンサ10、25の充電時に使用されるので、その容量
は小さくてもよい。
【0024】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、第1及び第2の充放電回路A、Bは上記実
施例の構成に限らず、第1充放電回路Aはスパイカコン
デンサ5に対して倍電圧以上の高い電圧を印加する構成
であればよく、又第2充放電回路Bは各主電極2、3に
対して大きな電流i2 を供給する構成であればよい。ガ
スレーザ管1での予備電離方式は放電光に限らず、X線
やコロナ予備電離方式を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、1
つの高電圧電源でも簡単な構成でスパイカ・サステナ方
式を実現できるガスレーザ発振装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるガスレーザ発振装置の一実施例
を示す構成図。
【図2】同装置の動作タイミング図。
【図3】従来装置の構成図。
【図4】同装置の動作タイミング図。
【符号の説明】
1…ガスレーザ管、2,3…主電極、4…予備電離電
極、5…スパイカコンデンサ、10…サステナコンデン
サ、11…過飽和リアクトル、20…高電圧電源、21
…半導体スイッチ、22…第1充電コイル、23…第2
充電コイル、24…スイッチ、25…充放電コイル、2
6…スパイカルコイル、27…スパイカル充電コイル、
28…整流器、A…第1充放電回路、B…第2充放電回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された一対の主電極を有するガ
    スレーザ管と、直流の高電圧電源と、この高電圧電源の
    出力電圧の印加により充電され、かつこの充電電圧より
    高い電圧を前記主電極に印加する第1充放電回路と、前
    記高電圧電源の出力電圧の印加により充電され、この充
    電された電気エネルギーを前記主電極間に供給する第2
    充放電回路と、この第2充放電回路と前記主電極との間
    に接続され、前記主電極間に供給される電気エネルギー
    を遅延する遅延素子とを具備したことを特徴とするガス
    レーザ発振装置。
JP13097192A 1992-05-22 1992-05-22 ガスレーザ発振装置 Pending JPH05327088A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19541031A1 (de) * 1994-11-04 1996-05-09 Mitsubishi Electric Corp Gepulste Laservorrichtung mit Entladungsanregung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19541031A1 (de) * 1994-11-04 1996-05-09 Mitsubishi Electric Corp Gepulste Laservorrichtung mit Entladungsanregung
US5708676A (en) * 1994-11-04 1998-01-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Discharge excitation type pulse laser apparatus

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