JP2746581B2 - 換気扇 - Google Patents
換気扇Info
- Publication number
- JP2746581B2 JP2746581B2 JP62049318A JP4931887A JP2746581B2 JP 2746581 B2 JP2746581 B2 JP 2746581B2 JP 62049318 A JP62049318 A JP 62049318A JP 4931887 A JP4931887 A JP 4931887A JP 2746581 B2 JP2746581 B2 JP 2746581B2
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- JP
- Japan
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- main body
- body case
- impeller
- suction plate
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、家電用または設備用の換気扇に関するもの
である。 従来の技術 従来の家電用または設備用の換気扇は、第５図および
第６図に示すような構成であった。第５図の場合は、本
体ケース１の取付足２に、羽根車３を付けた電動機４が
取付けられ、化粧板７に沿って、中心部に半円弧状の円
環を有する吸込板８の吸込口５より空気を吸引し、前記
本体ケースの吐出口６に空気を吐出す構成であった。ま
た第６図の場合は、前記吸込板８は設けず化粧板７の中
心部に吸込口を設けた構造であった。 発明が解決しようとする問題点 このような従来の換気扇では、第５図の場合、換気扇
に静圧がかかると、逆流空気は矢印Ａに示すように、羽
根車３の外径部と本体ケース１とのすきまより逆流しよ
うとするが、吸込板８に衝突し、風量、静圧が低下する
問題があった。 また、第６図の場合も、化粧板７の羽根車側で逆流空
気Ａが衝突し、風量、静圧が低下する問題があった。 本発明は、このような問題点を解決するもので、逆流
空気を損失なく羽根車に戻し風量を増加させる埋込形換
気扇を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、吸気口および
吐出口を有した本体ケースとこの本体ケース内に装着さ
れたターボ型で、かつ側板のない羽根車を備え、壁など
に形成された換気用開口内に前記本体ケースを挿入し前
記吐出口を換気用開口外に露出させて固定し、前記本体
ケースの吸気口には断面が半円弧状で、円環状に形成さ
れた吸込板を設け、この吸込板の外径を前記本体ケース
の外径と合致させ、前記吸込板の内径を羽根車内径より
大きく、かつ羽根車の外径の0.6〜0.8の範囲に設定した
ものである。 作用 この構成により、羽根車の外径部より逆流した空気は
吸込板の円弧部に沿って、損失なく羽根車に戻されると
ともに、吸込流を助長する向きの回転流れを形成し、風
量、静圧が上昇する。 実 施 例 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図にもと
づき説明する。 第１図において、円筒状の本体ケース１の内部に取付
けられた取付足２に固定された電動機４に、ターボ型の
側板のない羽根車３が固定されている。そして、本体ケ
ース１の吸気口９に、断面が略半円弧状で、円環状に形
成された吸込板８が取付けられ、その外側に前記吸込板
８を覆うように化粧板７が取付けられている。前記吸込
板８は、第２図に示すようにその外径D2は、本体ケース
１の外径と同じで、内径D1は羽根車３の内径D4より、大
きく、かつ外径D3の0.6〜0.8の範囲であり、略半円弧状
の内面の曲率は、R1〜R3のように、順次、曲率の境界線
が接するように結ばれている。なお、上記D1/D3の範囲
は第４図に示すように静圧と風量との関係から設定して
いる。 上記構成において、電動機４が側板のない羽根車３を
回転させると、化粧板７および吸込板８の中央部に沿っ
て空気が吸引され、吐出口６に運ばれるが、換気扇に静
圧がかかると、側板のない羽根車３の外径部と本体ケー
ス１とのすきまより逆流Ｂを始めるが、上記吸込板８ま
でくると、曲率R1に沿って損失なく中央部に運ばれ、次
にR2,R3の曲率で順次運ばれ、最終的に軸方向に導かれ
側板のない羽根車３に吸引される。 以上のように、本実施例によれば本体ケース１の吸気
口側に略半円弧状の吸込板を取付け、吸込板の外径を本
体ケースの外径と合致させ、順次中央部へ曲率半径をな
めらかに結ぶ形状とすることにより、逆流Ｂを損失なく
羽根車へ導くと共に、吸込流れを助長する回転流れを形
成し、風量、効率を向上することができる。また吸込口
内径D1は、羽根車内径D4より大きいので、風量の減少は
少なくて済む。 以上のような構成により実験を行うと、第３図の如く
同一回転で、従来のものと比較し、風量が約15％増加
し、入力，騒音は変化しない。また、同一風量でに合わ
すと、回転数が約15％低下し騒音は約３ホン低下する。 発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明によれ
ば、入力，騒音を上昇させることなく風量を向上させる
という効果が得られる。
である。 従来の技術 従来の家電用または設備用の換気扇は、第５図および
第６図に示すような構成であった。第５図の場合は、本
体ケース１の取付足２に、羽根車３を付けた電動機４が
取付けられ、化粧板７に沿って、中心部に半円弧状の円
環を有する吸込板８の吸込口５より空気を吸引し、前記
本体ケースの吐出口６に空気を吐出す構成であった。ま
た第６図の場合は、前記吸込板８は設けず化粧板７の中
心部に吸込口を設けた構造であった。 発明が解決しようとする問題点 このような従来の換気扇では、第５図の場合、換気扇
に静圧がかかると、逆流空気は矢印Ａに示すように、羽
根車３の外径部と本体ケース１とのすきまより逆流しよ
うとするが、吸込板８に衝突し、風量、静圧が低下する
問題があった。 また、第６図の場合も、化粧板７の羽根車側で逆流空
気Ａが衝突し、風量、静圧が低下する問題があった。 本発明は、このような問題点を解決するもので、逆流
空気を損失なく羽根車に戻し風量を増加させる埋込形換
気扇を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、吸気口および
吐出口を有した本体ケースとこの本体ケース内に装着さ
れたターボ型で、かつ側板のない羽根車を備え、壁など
に形成された換気用開口内に前記本体ケースを挿入し前
記吐出口を換気用開口外に露出させて固定し、前記本体
ケースの吸気口には断面が半円弧状で、円環状に形成さ
れた吸込板を設け、この吸込板の外径を前記本体ケース
の外径と合致させ、前記吸込板の内径を羽根車内径より
大きく、かつ羽根車の外径の0.6〜0.8の範囲に設定した
ものである。 作用 この構成により、羽根車の外径部より逆流した空気は
吸込板の円弧部に沿って、損失なく羽根車に戻されると
ともに、吸込流を助長する向きの回転流れを形成し、風
量、静圧が上昇する。 実 施 例 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図にもと
づき説明する。 第１図において、円筒状の本体ケース１の内部に取付
けられた取付足２に固定された電動機４に、ターボ型の
側板のない羽根車３が固定されている。そして、本体ケ
ース１の吸気口９に、断面が略半円弧状で、円環状に形
成された吸込板８が取付けられ、その外側に前記吸込板
８を覆うように化粧板７が取付けられている。前記吸込
板８は、第２図に示すようにその外径D2は、本体ケース
１の外径と同じで、内径D1は羽根車３の内径D4より、大
きく、かつ外径D3の0.6〜0.8の範囲であり、略半円弧状
の内面の曲率は、R1〜R3のように、順次、曲率の境界線
が接するように結ばれている。なお、上記D1/D3の範囲
は第４図に示すように静圧と風量との関係から設定して
いる。 上記構成において、電動機４が側板のない羽根車３を
回転させると、化粧板７および吸込板８の中央部に沿っ
て空気が吸引され、吐出口６に運ばれるが、換気扇に静
圧がかかると、側板のない羽根車３の外径部と本体ケー
ス１とのすきまより逆流Ｂを始めるが、上記吸込板８ま
でくると、曲率R1に沿って損失なく中央部に運ばれ、次
にR2,R3の曲率で順次運ばれ、最終的に軸方向に導かれ
側板のない羽根車３に吸引される。 以上のように、本実施例によれば本体ケース１の吸気
口側に略半円弧状の吸込板を取付け、吸込板の外径を本
体ケースの外径と合致させ、順次中央部へ曲率半径をな
めらかに結ぶ形状とすることにより、逆流Ｂを損失なく
羽根車へ導くと共に、吸込流れを助長する回転流れを形
成し、風量、効率を向上することができる。また吸込口
内径D1は、羽根車内径D4より大きいので、風量の減少は
少なくて済む。 以上のような構成により実験を行うと、第３図の如く
同一回転で、従来のものと比較し、風量が約15％増加
し、入力，騒音は変化しない。また、同一風量でに合わ
すと、回転数が約15％低下し騒音は約３ホン低下する。 発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明によれ
ば、入力，騒音を上昇させることなく風量を向上させる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例における換気扇を示す断面
図、第２図は同吸込板を示す断面図、第３図は本発明の
一実施例と従来例の性能比較図、第４図は吸込口内径の
大きさと風量との関係を示す図、第５図は従来の埋込形
換気扇を示す断面図、第６図は他の従来例の埋込形換気
扇を示す断面図である。 １……本体ケース、３……羽根車、６……吐出口、８…
…吸込板、９……吸気口。
図、第２図は同吸込板を示す断面図、第３図は本発明の
一実施例と従来例の性能比較図、第４図は吸込口内径の
大きさと風量との関係を示す図、第５図は従来の埋込形
換気扇を示す断面図、第６図は他の従来例の埋込形換気
扇を示す断面図である。 １……本体ケース、３……羽根車、６……吐出口、８…
…吸込板、９……吸気口。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．吸気口および吐出口を有した本体ケースと、この本
体ケース内に装着されたターボ型で、かつ側板のない羽
根車を備え、壁などに形成された換気用開口内に前記本
体ケースを挿入し、前記吐出口を換気用開口外に露出さ
せて固定し、前記本体ケースの吸気口には断面が略半円
弧状で、円環状に形成された吸込板を設け、前記吸込板
の外径を前記本体ケースの外径と合致させ、前記吸込板
の内径が羽根車内径より大きく、かつ羽根車の外径の0.
6〜0.8の範囲に設定した換気扇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62049318A JP2746581B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62049318A JP2746581B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 換気扇 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63215899A JPS63215899A (ja) | 1988-09-08 |
| JP2746581B2 true JP2746581B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12827616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62049318A Expired - Fee Related JP2746581B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 換気扇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2746581B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09242696A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-16 | Denso Corp | 遠心送風機 |
| KR100459180B1 (ko) * | 2002-01-03 | 2004-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 터보팬용 벨마우스 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52125703U (ja) * | 1976-03-22 | 1977-09-24 | ||
| JPS575999U (ja) * | 1980-06-11 | 1982-01-12 | ||
| JPS59126199U (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-24 | 株式会社荏原製作所 | 回転式ポンプの入口絞り板装置 |
-
1987
- 1987-03-04 JP JP62049318A patent/JP2746581B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63215899A (ja) | 1988-09-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |