JPH03138495A - 電動送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は真空掃除機に使用する電動送風機に関するもの
である。

従来の技術 従来のこの種の電動送風機は、例えば第７図のようにケ
ーシング１の中に、インペラ２、エアガイド３を設けて
、モータ４−によりインペラ２を高速回転させて、風量
と真空圧を得るようになっていた。そしてインペラ２は
ブレード５．シュラウド６、インペラ背板７により構成
されている。

発明が解決しよう古する課題 上記電動送風機のインペラ２では、空気の流入はインペ
ラ２の吸込口から矢印Ａで示す軸方向へ入り、インペラ
の外径方向（矢印Ｂ）へ直角に曲げられて吐出される。

そのため、空気の流れがスムーズでなく、衝突、摩擦に
よる損失が多く、ブレード５、シュラウド６などの形状
を考慮してもその効率には限界があり、所定の出力を出
すためには大きな消費電力を必要としていた。

また、ブレード５、シュラウド６などの形状や、ブ１ノ
ード５の変更によって、出力や風量と真空度との関係を
変えたインペラ２を設計するものであるが、この電動送
風機を利用した電気掃除機の仕様によって、その都度イ
ンペラ２を変更する必要が発生するため、設計面、コス
ト面で無駄の多いものであった。さらに、流れが直角に
曲げられることにより、衝突、乱流が起こり、騒音が発
生し易いものであった。

本発明はこのような課題を解決するもので、高効率で静
音化された電動送風機を得ることを第１の目的とするも
のである。第２の目的は大風量タイプの高効率の電動送
風機を得ることにある。第３の目的は高圧力タイプの電
動送風機を得ることにある。第４の目的はさらに高圧力
タイプの電動送風機を得ることにある。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するための本発明の第１の技術的
手段は、吸気孔が設けられたモータフレームを有するモ
ータと、このモータフレームの前方に取り付けられイン
ペラ及びエアガイドを内包するケーシングを備え、上記
インペラは、複数枚のブレードとそれを挟着するシュラ
ウドとインペラ背板とで構成され、その内周部には、イ
ンペラとは別に、軸方向から徐々に半径方向に底面へ行
くほど径が大きくなるインデューサ背板と複数枚のイン
デューサブレードを有する略円筒形のインデューサを配
設すると共に、インデューサの底面が上記インペラ背板
に密着し、モータに設けた回転シャフトにインデューサ
及びインペラが同時に固着されるよう構成してなるもの
である。

第２の目的を達成するための本発明の第２の技術的手段
は、インデューサの高さはインペラのシュラウドと略同
一としてなるものである。

第３の目的を達成するための本発明の第３の技術的手段
は、インデューサの高さはインペラのシュラウドより高
く、前方へ突出してなるものである。

第４の目的を達成するための本発明の第４の技術的手段
は、インデューサは、インペラより前方への突出部分に
おいて先端からインペラのシュラウドに向かって径を徐
々に小さ（してなるよう構成してなるものである。

作用 上記技術手段は次のように作用する。すなわち、第１の
技術手段では、インペラは、内周部にインデューサを有
するため、軸方向から半径方向へ流れが滑らかになり損
失を少なくすることができ、風量を増大し、効率を大幅
に向上でき・るものである。また、インデューサのブレ
ードの設計により、外周部のインペラはそのままで、大
風量タイプ、あるいは高圧力タイプなどの仕様の異なっ
たインペラを設計することが容易になり、様々なこの電
動送風機を利用した電気掃除機に対応できる。そのため
、設計の効率化、コストダウンを図れるものである。さ
らに、高効率を必要としない電気掃除機にあっては、イ
ンデューサをなしとしてもよいものであり、この場合は
さらにコストダウンが図れ、需要家に安価な機器を提供
できる。

さらに、流れがスムーズとなるため、インペラ自身から
発生する音、即ち、乱流による騒音、衝突音が低減され
る。また、前方へ伝ばんする音は、インデューサにより
遮音されるため騒音低下となる。

次に、第２の技術手段では、インデューサの高さき、イ
ンペラのシュラウドの高さを略同一とすることにより、
インデューサで大風量を稼ぎながら、かつ滑らかにイン
ペラへ空気が流れ込むため、高効率で大風量タイプの電
動送風機を容易に設計することができる。

次に、第３の技術手段では、インデューサの高さを、イ
ンペラのシ。ラウドの高さより高く構成することにより
、インペラへ空気を送り込む前に、インデューサにより
風量を高めると共に、インチ。−サ内を空気が流れる間
に圧力も高めることができ、高効率で高圧力型の電動送
風機とすることができる。

また、第４の技術手段ては、インデューサの高さを、イ
ンペラのシュラウドの高さより高く構成するとともに、
インチ２．−ザにおいて高さが低くなるにしたがって外
径を小さくすることにより、インデューサ内においてさ
らに流速を高め、さらなる高効率で高圧力型の電動送風
機とすることができるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例について添付図面にもとづいて
説明する。第１図から第４図において２１はノγ−シン
グで、中央に吸気孔２２が開口している。また、この吸
気孔２２の反対側はモータフレーム２３に空気漏れがな
いように取り付けられている。２４は複数枚のブレード
２５を有する遠心形のインペラで、このインペラ２４の
外周にケ゛−シング２１とエアガイド２（３で形成され
たディフュザーが外周に向かって拡大した通路を有する
ように配設され、このデイフユーザ−の終端に滑らかに
独立に連通してモータ吸気孔２８に気流を導く戻り通路
２９が形成されている。３０は駆動用の整流子型のモー
タで、モータ吸気孔２８に流れ込んだ気流は、モータ内
部を冷却しながら排気孔３１より排出される。

そして、上記インペラ２４は、本実施例では第２図、第
３図に示すように、ブレード２５とそれを挟着するシュ
ラウド３２とインペラ背板３３で構成されている。

次に、インペラ２４の内周部には、軸方向から徐々に半
径方向へ流れの向きを変え、インペラ２４へ空気を送る
インデューサ３４が取り付けられ、モータ３０のシャフ
ト３５にインペラ２４と共に締め付けられている。この
インデューサ３４は樹脂などにより形成されたものであ
り、複数枚のインデューサブレード３６が一体に成形さ
れ、略円筒形をしている。インデューサ３４のインデュ
ーサ背板３７はＲ形状をなしており、滑らかにインペラ
背板３３に連結されているものである（第３図Ｃ部）。

また、インデューサブレード３６はインペラ２４のブレ
ード２５と連結している（第２図り部）。

次に、この一実施例の構成における作用を説明する。ま
ず、インペラ２４はいわゆる遠心ファンであるために、
圧力上昇をさせるこ七は可能であるが、この圧カーＬ昇
を維持させながら風量を上昇させることは困難であるた
め、性能的な限界は低かった。そこで、インペラ２４に
は、図に示すように、ケーシング２１の吸気孔２２にイ
ンチ。−ザ３４が設けてあり、このインデューサ３４に
形成されたインデューサプレード３６が回転方向に向か
って傾斜させてあり、いわゆる斜流ファンとしての役割
を果たしている。そのため、大きな風量をインデューサ
３４内へ送り込むことができる。

なお、このインデューサ３４内においては徐々に圧力も
−Ｉ−昇している。大きな風量がインチ。−ザ３４によ
りインペラ２４へ送り込まれた後、インペラ２４に於い
ては遠心ファンとしての特性を活かし、さらに圧力上昇
さぜるのである。従って、風量、真空度とも高い能力を
持った高効率のインペラ、即ち電動送風機が達成される
ものである。

このインデューサ３４のインチ。−サブレード３６の形
状によっては、風量を上昇さゼるだけてなく、圧力上昇
を目的としたインデューサ３４を設計することができ、
インペラ２４は同一のものを使用し、インデューサ３４
を置き換えるだけで、この電動送風機を搭載する電気掃
除機の必要とされる特性に合わせることができる。

例えば、じゅうたん掃除を主に行うものにあっては、じ
ゅうたん中のゴミを吸い込むため大きな風量が必要であ
り大風量形タイプを、比較的重さのあるゴミを吸う必要
のあるものにあっては真空度タイプを、き使い分けるこ
とができる。即ち、設計の効率化、コストダウンが可能
となり、安価な電気掃除機を提供できるｔ）のである。

さらに、高効率を必要としない掃除機にあっては、イン
デユーサ３４をな（し、インペラ２４だ（Ｊ、とずれば
よく、さら（こ−ｌストダウンが図れる。

また、インチ。−ザ背板３７が、１１直方向から半径方
向・＼滑らかに変化しており、流れがスムーズになるた
め、衝突音、乱流による騒音が低減さ第１、電気掃除機
としての静ａ化が図れる。また、萌Ｊｊ／＼伝ばんする
音は、インチ、−゛す３４により遮音されることになり
、同様の効果が得られる。

次に、第５図に他の実施例を示しているが、インデユー
＋Ｊ’３４の高さとほぼ同一・高さにインペラ２４のシ
□ラウド：３２を設けたものである。

これは、インデューサ３４て稼いだ風量をそのままイン
ペラ２４に送り込む、−とにより、インデユーサ３４で
の圧カドＷはほとんと行われないが、壁面摩擦による損
失をな（すことができ、大風量タイプの高効率インペラ
を得ることが出来るものである。

これに対し、第１図から第４図に示しであるものは、イ
ンデューサ３４の高さが、インペラ２４のシュラウド３
２より上方に突出しているものである。

これは、インチ。−ザ３４を空気が流れる間に風速を＋
Ｈさぜ、圧力を高めるものであり、高圧力タイプの高効
率インペラが得られるものである。

さらに、第６図では、Ｅ部に示すように、インデユーサ
３４に、下方に向かうにしたが−で外形が小さくなる傾
斜を設（ノたものであり、第１図から第４図に示すト記
のものより、さらに風速が十かり圧力を＋−犀さゼるこ
とかでき、高圧力タイプのインペラが得られるものであ
る。

なお、このインデユーサ３４の傾斜部には外形を覆うよ
うにインチューナリング３８を設けであるが、これは、
インデユーサ３４がらの洩れを防庄するものであり、第
１図から第４図に示ずインデユーサ３４においても同様
に設ければ、洩れは完全になくなり、さらに性能が＋Ｈ
するものである。

発明の効果 本発明は、インペラの内周部に、軸方向がら徐１ ２ 々に半径方向に流れの向きを変えてインペラへ空気を滑
らかに送り込むインチ。−ザを配設することにより、次
のような効果が得られる。

■　風量、貫空度とも１−昇し、高効率インペラが得ら
れる５゜ ２　インペラは同一のものを使用し、インデユーサを置
き換えるだけで、この電動送風機を搭載する電気掃除機
の必要とされる特性に合わせることができ、コストダウ
ンにより、安価な電気掃除機を需要家に提供できる。

３　高効率を必要としない掃除機にあっては、インチ。

−→ノ゛をなしと１ればよく、さらにコストダウンが図
れる。

４　流れがスムーズになるため、衝突音、乱流による騒
音が低減され、電気掃除機としての静音化が図れる。

５　インチ、−ザの高さとほぼ同一高さにインペラのシ
０．ラウドを設けるため、壁面摩擦による損失≦、・な
くすことができ、大風量タイプの高効率インペラを得る
ことができる。

６　インデューサの高さを、１′ンベラのシ□、ラウド
より」１方に突出させ　こめ、インチユーザを空気が流
れる間に風速を＋Ｈさせ、圧力を高めることができ、高
圧力タイプの高効率インペラが得られる。

７　インデューサに、−ト方に向かうにしたがって外形
が小さ（なる傾斜を設けることにより、風速がにかり圧
力を１−昇させることができ、さらに高圧カタイブのイ
ンペラが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電動送風機の一部を断
面にして示した構成図、第２図は同インペラの平面図、
第３図は第２図の断面図、第４図は同インペラの分解図
、第５図は本発明の他の実施例を示すインペラの断面図
、第０図はさらに他の実施例を示すインペラの断面図、
第７図は従来の電動送風機の−・部を断面にして示し７
た構成図である。 ２１・・・ケ゛−シング、２２・・・吸気孔、２４・・
・インペラ、２５・・・プレート、３０・・・モータ、
３２・・・シ□、ラウＩ・、：３３・・・インペラ背板
、：３４・・・インーｊコーザ、３０・・・インデコー
′リブレート、ご３７・・・インテ：、、　　’！）背
板。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸気孔が設けられたモータフレームを有するモー
   タと、このモータフレームの前方に取り付けられインペ
   ラ及びエアガイドを内包するケーシングを備え、上記イ
   ンペラは、複数枚のブレードとそれを挟着するシュラウ
   ドとインペラ背板とで構成され、その内周部には、イン
   ペラとは別に、軸方向から徐々に半径方向に底面へ行く
   ほど径が大きくなるインデューサ背板と複数枚のインデ
   ューサブレードを有する略円筒形のインデューサを配設
   すると共に、インデューサの底面が上記インペラ背板に
   密着し、モータに設けた回転シャフトにインデューサ及
   びインペラが同時に固着されるよう構成してなる電動送
   風機。
2. （２）インデューサの高さはインペラのシュラウドと略
   同一としてなる請求項１記載の電動送風機。
3. （３）インデューサの高さはインペラのシュラウドより
   高く、前方へ突出してなる請求項１記載の電動送風機。
4. （４）インデューサは、インペラより前方への突出部分
   において先端からインペラのシュラウドに向かって径を
   徐々に小さくしてなるよう構成してなる請求項１記載の
   電動送風機。