JP3203875B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP3203875B2
JP3203875B2 JP09758493A JP9758493A JP3203875B2 JP 3203875 B2 JP3203875 B2 JP 3203875B2 JP 09758493 A JP09758493 A JP 09758493A JP 9758493 A JP9758493 A JP 9758493A JP 3203875 B2 JP3203875 B2 JP 3203875B2
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impeller
casing
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air
resin
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文彦 笹原
正美 福本
徹 広瀬
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用の掃除機に使用す
る高効率の電動送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気掃除機は、じゅうたんの掃除
やダニを吸い込む用途に対応するため高出力化の傾向に
ある。これに伴って電気掃除機に使用している電動送風
機にも高出力化が要請されている。以下に従来の電動送
風機について図5・図6に基づいて説明する。1はエア
ーガイド2とインペラ3を収容したケーシングで、モー
タ4に気密に取り付けられている。インペラ3は、複数
枚のブレード5と、これを挟み込む前面シュラウド6
と、後面シュラウド7を備えており、モータ4の回転軸
8に固定されている。なお、エアーガイド2は樹脂で、
インペラ3とケーシング1は板金で構成されている。
【0003】以上の構成で、モータ4によってインペラ
3を高速で回転させ、生じた遠心力によって、所用の風
量と真空圧を得るようになっている。このときインペラ
3から吐出された気流は、エアーガイド2のディフュー
ザ部9で徐々に流速を落として圧力回復をした後、戻り
通路10を経由して、モータ4の内部へ導かれ、モータ
ブラケット11に設けた排気孔12から排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
成の電動送風機は、送風効率が低いという課題を有して
いる。
【0005】この原因の1つは、インペラ3から吐出さ
れた気流の一部が、インペラ3の前面シュラウド6とケ
ーシング1との間の隙間15を通って、再びインペラ3
に戻る還流となることがあげられる。
【0006】第二に、以下の原因による円周方向の流れ
が生ずる事があげられる。つまり、ケーシング1が複雑
な曲面形状を有しているため、プレス加工時にばらつき
が生じて板厚の不均一や歪等を引き起こして、エアーガ
イド2の静翼部14の上面と接するところに凹凸が生じ
るものである。またエアーガイド2の方も同様に複雑な
形状であり、樹脂成形時にひけ・そり等を生じるもので
ある。このため図6に示したような、エアーガイド2の
静翼部14の上面とケーシング1との接触面に、微少な
隙間13を生ずるものである。このため気流の一部は、
この隙間13を通って円周方向に循環するものである。
【0007】本発明はこのような従来の構成の課題を解
決しようとするもので、送風効率の高い電動送風機を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、空気を送風して真空圧を得
るためのインペラと、インペラを回転するモータと、イ
ンペラから吐出された空気をモータ内部へ導くエアーガ
イドと、中央に吸気口を有したケーシングと、上蓋を有
したエアガイドの静翼部とを有し、前記上蓋の内周部
と、ケーシングの外周部を固着することにより一体化し
た電動送風機とするものである。
【0009】本発明の第二の手段は、空気を送風して真
空圧を得るためのインペラと、インペラを回転するモー
タと、インペラから吐出された空気をモータ内部へ導く
エアーガイドと、中央に吸気口を有した樹脂製のケーシ
ングと、上蓋を有した樹脂製のエアガイドの静翼部とを
有し、前記樹脂製の上蓋と、樹脂製のケーシングの外周
部を固着することにより一体化した電動送風機とするも
のである。
【0010】本発明の第三の手段は、上蓋と静翼部を一
体成型した電動送風機とするものである。
【0011】
【作用】本発明の第一の手段は、中央に吸気口を有した
ケーシングと、上蓋を有したエアガイドの静翼部とを有
し、前記上蓋の内周部と、ケーシングの外周部を固着す
ることにより一体化することにより、円周方向の循環成
分を抑えるように作用するものである。
【0012】本発明の第二の手段は、空気を送風して真
空圧を得るためのインペラと、インペラを回転するモー
タと、インペラから吐出された空気をモータ内部へ導く
エアーガイドと、中央に吸気口を有した樹脂製のケーシ
ングと、樹脂製の上蓋と、樹脂製のケーシングの外周部
を固着することにより一体化して、円周方向の循環成分
も抑えるように作用するものである。
【0013】また本発明の第三の手段は、上蓋と静翼部
を一体成型することによって、送風効率を向上できると
ともに、量産性にすぐれた電動送風機として作用するも
のである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第一の手段の実施例を図2に
基づいて説明する。なお従来例と同一の部分について
は、同番号を付してその説明を簡略化する。又全体の構
成を説明するため参考図として図1を利用する。図1で
空気を送風して真空圧を得るインペラ3は板金加工で構
成したものであり、従来例と同様、複数枚のブレード5
と、これを挟み込む前面シュラウド6と、後面シュラウ
ド7を備えており、モータ4の回転軸8に固定されてい
る。インペラ3の周囲には、インペラ3から吐出された
空気をモータ4内に導くエアーガイド2を設けている。
エアーガイド2は、前記インペラ3から高速で吐出され
た気流の速度を弱めて静圧に変換するための複数の静翼
部14によって構成した気流の通路部であるディフュー
ザ部9と、気流をモータ4内に導く戻り通路10とを備
えている。前記ディフューザ部9は、外周側に向かうに
つれて通路面積が広がった形状となっている。21は前
記インペラ3とエアーガイド2とを内包するケーシング
で、吸気口23を有し板金加工によって制作している。
【0015】図2にしめすように、エアガイド2の静翼
部14の上面には上蓋25が固着されており、この上蓋
25と対向する板金製のケーシング24の下面24aが
接着などにより上蓋25に固着されている。次に本実施
例の動作について説明する。モータ4を駆動すると、イ
ンペラ3が高速で回転し、ケーシング21の吸気口23
よりインペラ3内に空気が吸い込まれる。インペラ3か
ら外周方向に吐出された高速の気流は、エアーガイド2
の静翼部14に沿って流れ、ディフューザ部9で減速さ
れ、圧力が回復される。十分に減速された気流は、流れ
を直角に曲げられ戻り通路10からモータ4内を冷却し
ながら通過し、モータ4の側壁に設けた排気孔12から
外部に排気される。このとき本実施例では、静翼部14
と上蓋25は樹脂で一体に成型している。すなわち静翼
部14には上蓋25が固着されている構成を有しており
ディフューザ部9間に漏れる空気の流れが無く、このた
め従来例で生じていた円周方向の循環成分は生じず効率
を上げることができるものである。又ケーシング24は
上蓋25に固着されているため、ケーシング24と上蓋
25の間を空気が流れることは無い。次に本発明の第二
の手段の実施例について図3に基づいて説明する。26
は板金製のケーシングであり、外周の全周に樹脂部分2
7が固着されている。14はエアガイド2の静翼部であ
り、その上面には内周側にガイド部29を有した上蓋2
8が固着されている。そして、ケーシング26の外周の
樹脂部分27は、前記ガイド部29に挿入され接着、熱
溶着などでガイド部29に固着されている。すなわち、
ケーシング26と上蓋28が一体化されている。上記構
成により、実施例1と同様に上蓋28があるため、従来
例で生じていた円周方向の循環成分は生じず送風効率を
上げることができるものである。又、実施例1で示した
図1のケーシング26の一部を、上蓋28で兼ねること
ができるため構成が簡単になる。
【0016】次に本発明の第三の手段の実施例について
図4に基づいて説明する。30はケーシングであり樹脂
で構成されている。またケーシング30の外周には端面
の面積を大きくするため固着部30aを一体に備えてい
る。また31は樹脂製の上蓋でありエアガイド2の樹脂
製の静翼部14の上面に一体に成型する事により構成さ
れている。二つの静翼部14と上蓋31に囲まれ構成さ
れた気流の通路は、インペラ3から高速で吐出された気
流の圧力回復を図るように作用しているものである。3
2は上蓋31の内周側に一体に構成されたガイド部であ
り、ケーシング30の固着部30aをガイド部32に挿
入固着している。これにより、ケーシング30と上蓋3
1を一体化している。ガイド部32と固着部30aは全
周にわたって接着、熱熔着、圧入等により隙間をなくし
ている。又ケーシング30、及び上蓋31、静翼部14
は樹脂で構成されているためこれらを一体に成型して構
成することも可能である。上記構成により、実施例1と
同様に上蓋31があるため、従来例で生じていた円周方
向の循環成分は生じず送風効率を上げることができるも
のである。
【0017】本実施例では、固着部30aを備えたケー
シング30と静翼部14と一体の上蓋31を樹脂成型品
としているため、プレス加工が不要であり、寸法精度を
高めることで熱熔着等によらずケーシング30と上蓋3
1を一体化することができる。又インペラ3の前面シュ
ラウド6と固着部30aは運転初期状態ではわずかに接
している状態にしておけば、インペラ3の吸込口に戻る
還流分をなくすことができ、電動送風機としての効率を
上げることができるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、空気を送風して
真空圧を得るためのインペラと、インペラを回転するモ
ータと、インペラから吐出された空気をモータ内部へ導
くエアーガイドと、中央に吸気口を有したケーシング
と、上蓋を有したエアガイドの静翼部とを有し、前記上
蓋の内周部と、ケーシングの外周部を固着することによ
り一体化した構成として、インペラの円周方向の循環成
分を抑え、送風効率を向上した電動送風機を提供するも
のである。
【0019】本発明の第二の手段は、空気を送風して真
空圧を得るためのインペラと、インペラを回転するモー
タと、インペラから吐出された空気をモータ内部へ導く
エアーガイドと、中央に吸気口を有した樹脂製のケーシ
ングと、上蓋を有した樹脂製のエアガイドの静翼部とを
有し、前記樹脂製の上蓋と、樹脂製のケーシングの外周
部を固着することにより一体化した構成として、インペ
ラの円周方向の循環成分を抑え、送風効率を向上した電
動送風機を提供するものである。
【0020】本発明の第三の手段は、上蓋と静翼部を一
体成型した構成として、送風効率を向上できるととも
に、量産性にすぐれた電動送風機を実現するものである
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例を説明するための
参考図
【図2】本発明の第一の手段の実施例である電動送風機
を示す部分断面図
【図3】本発明の第二の手段の実施例である電動送風機
を示す部分断面図
【図4】本発明の第三の手段の実施例である電動送風機
を示す部分断面図
【図5】従来例である電動送風機を示す断面図
【図6】同エアーガイドを示す部分断面図
【符号の説明】
2 エア−ガイド 3 インペラ 4 モータ 14 静翼部 21・24・26・30 ケーシング 25、28、31 ドーナツ状円板形状の上蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−90009(JP,A) 特開 平4−279799(JP,A) 特開 平1−295000(JP,A) 特開 昭51−134907(JP,A) 実開 昭52−112507(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/28 A47L 9/00 F04D 29/02 F04D 29/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を送風して真空圧を得るためのイン
    ペラと、インペラを回転するモータと、インペラから吐
    出された空気をモータ内部へ導くエアーガイドと、中央
    に吸気口を有したケーシングと、上蓋を有したエアガイ
    ドの静翼部とを有し、前記上蓋の内周部と、ケーシング
    の外周部を固着することにより一体化した電動送風機。
  2. 【請求項2】 空気を送風して真空圧を得るためのイン
    ペラと、インペラを回転するモータと、インペラから吐
    出された空気をモータ内部へ導くエアーガイドと、中央
    に吸気口を有した樹脂製のケーシングと、上蓋を有した
    樹脂製のエアガイドの静翼部とを有し、前記樹脂製の上
    蓋と、樹脂製のケーシングの外周部を固着することによ
    り一体化した電動送風機。
  3. 【請求項3】 上蓋と静翼部を一体成型した請求項2に
    記載した電動送風機。
JP09758493A 1993-04-23 1993-04-23 電動送風機 Expired - Lifetime JP3203875B2 (ja)

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