JP3684781B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機 Download PDF

Info

Publication number
JP3684781B2
JP3684781B2 JP26957397A JP26957397A JP3684781B2 JP 3684781 B2 JP3684781 B2 JP 3684781B2 JP 26957397 A JP26957397 A JP 26957397A JP 26957397 A JP26957397 A JP 26957397A JP 3684781 B2 JP3684781 B2 JP 3684781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shroud
blade
resin
side blade
impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26957397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11107990A (ja
Inventor
博之 香山
徹 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP26957397A priority Critical patent/JP3684781B2/ja
Publication of JPH11107990A publication Critical patent/JPH11107990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3684781B2 publication Critical patent/JP3684781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/28Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/281Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for fans or blowers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/02Selection of particular materials
    • F04D29/023Selection of particular materials especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/60Mounting; Assembling; Disassembling
    • F04D29/62Mounting; Assembling; Disassembling of radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/624Mounting; Assembling; Disassembling of radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/626Mounting or removal of fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/50Building or constructing in particular ways
    • F05D2230/53Building or constructing in particular ways by integrally manufacturing a component, e.g. by milling from a billet or one piece construction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2300/00Materials; Properties thereof
    • F05D2300/40Organic materials
    • F05D2300/43Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機等に使用される電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電動送風機を用いた電気掃除機は、じゅうたん掃除などを効果的に行うため高出力化の傾向にある。
【0003】
以下に従来の電動送風機について、図8に基づいて説明する。図8はインペラ、ファンケース及びモータの一部欠載側面図である。図8において、1はインペラ本体である。2は樹脂製後面シュラウドで、3はこれに対向する樹脂製前面シュラウドである。4はこの1対のシュラウド2,3内に設けた複数枚の樹脂製ブレードであり、後面シュラウド2とは一体に成型されており、さらに前面シュラウド3とは溶着により固定されている。5はインペラ本体1を駆動するモータで、6はエアガイドである。7はインペラ本体1、エアガイド6を内包し、モータ5の外周に気密に取り付けた中央部に吸気孔を有するファンケースである。
【0004】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体1が高速回転して、インペラ本体1の吸込口から空気流を吸い込み、インペラ本体1外周部から排出する。さらに空気流はエアガイド6を通過し、モータ5内部へ排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この電動送風機において、後面シュラウド2とブレード4が一体となっているため、ブレード4の枚数が多くなるほどその形状を簡素化せざるおえなくなり、気流の流れに対し抵抗となる形状を形成してしまい、インペラ入口付近で損失が発生するという課題を有していた。
【0006】
本発明は、インペラ入口部における気流の流れに沿ったブレード形状を形成し、この部分での損失の発生を抑えることにより、吸い込み能力を高めた電動送風機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、複雑なブレード形状を実現するため、後面シュラウドと一体であるブレードの幾枚かを前面シュラウドと一体化したものである。
【0008】
これによりインペラ入口部でのブレード形状が気流の流れに沿い、損失の発生を抑え、高い吸い込み能力を持った電動送風機が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1及び2に記載の発明は、電動機の回転軸に固定される樹脂製後面シュラウドと、これに対向する樹脂製前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ前記後面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードと、同じく前記後面側ブレードと同一もしくは異なる形状であり、かつ前記前面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードを備え、前記前面側ブレードと前記後面側ブレードとが交互に配するものであり、前面側及び後面側ブレードが気流の流れに沿った複雑な形状を有することができる。
【0010】
本発明の請求項に記載の発明は、後面側ブレードの吸気孔側外周に位置する後面側ブレード先端薄肉部と、前面側ブレードの吸気孔側内周に位置する前面側ブレード先端薄肉部を備えたものであり、ブレード先端部での強度を低下せずに気流の乱れを抑えるものである。
【0011】
本発明の請求項に記載の発明は、前面側ブレードが後面側ブレードに比べて吸入孔側に短いものであり、全体のブレード枚数が多い場合に容易に複雑な形状を有することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1から図9を用いて説明する。
【0013】
(実施例1)
図1はインペラの分解斜視図であり、図2はインペラの一部部品の平面図である。図1、2において、21はインペラ本体である。22は樹脂製の後面シュラウドで、23はこれに対向する樹脂製前面シュラウドで、24はこの1対のシュラウド内に設けられ後面シュラウド22と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードであり、25は同じく後面側ブレード24と同一形状であり、かつ前面シュラウド23と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードである。各ブレードと対向するシュラウドは超音波溶着加工により接合されている。図2における点線部は前面側ブレードの後面シュラウドへの接合想定位置である。ここで各ブレードは気流の流れに合わせた複雑な形状を実現している。
【0014】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体21が高速回転して、インペラ本体21の吸込口から空気流を吸い込み、この空気流は後面シュラウド22、前面シュラウド23、そして後面側及び前面側ブレード24・25で囲まれる内部通路を通過し、インペラ本体21外周部から排出する。このとき空気流は後面側及び前面側ブレード24・25と衝突することなしに通過するものである。
【0015】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、従来後面シュラウド22とのみ一体化であったブレードを、後面シュラウド22と前面シュラウド23にブレード単位で分割し、後面シュラウド22には後面側ブレード24を、同じく前面シュラウド23には前面側シュラウド25を一体化することにより、部品数を増やすことなく各ブレードを気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができる。
【0016】
なおこのときブレード全体の枚数が偶数であり、かつ組立時に後面側ブレード24と前面側ブレード25が円周上に1枚ずつ交互に配する場合に最も空気流の流れに合った複雑な形状を有することができる。
【0017】
また後面側ブレード24と前面側ブレード25を異なる形状にすることで、容易に成型することが可能となる。
【0018】
(実施例2)
本発明の第2の実施例を図3により説明する。図3(a)はインペラの分解斜視図であり、(b)図は同図(a)のA部分の拡大断面図である。
【0019】
図3において、31はインペラ本体である。32は樹脂製の後面シュラウドで、33はこれに対向する樹脂製前面シュラウドで、34はこの1対のシュラウド内に設けられ後面シュラウド32と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードであり、35は同じく後面側ブレード34と同一形状であり、かつ前面シュラウド33と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードである。各ブレードと対向するシュラウドは超音波溶着加工により接合されている。36は後面シュラウド32と後面側ブレード34の接合位置に沿って形成するフィレット部である。ここで各ブレードは気流の流れに合わせた複雑な形状を実現している。
【0020】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体31が高速回転して、インペラ本体31の吸込口から空気流を吸い込み、この空気流は後面シュラウド32、前面シュラウド33、後面側及び前面側ブレード34・35、そしてフィレット部36で囲まれる内部通路を通過し、インペラ本体31外周部から排出する。このとき空気流は後面側及び前面側ブレード34・35と衝突することなく、かつ後面シュラウド32と後面側ブレード34の接合位置のおいても気流が乱れず通過するものである。さらに遠心力による後面側ブレード34の変形を抑えている。
【0021】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、従来後面シュラウド32とのみ一体化であったブレードを、後面シュラウド32と前面シュラウド33にブレード単位で分割し、後面シュラウド32には後面側ブレード34を、同じく前面シュラウド33には前面側シュラウド35を一体化し、さらに後面シュラウド32と後面側ブレード34の接合位置に沿ってフィレット部36を形成することにより、部品数を増やすことなく各ブレードを気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近及びブレード接合部付近での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができ、さらに後面側ブレード34、そしてインペラ本体31の変形及び破壊を防ぐものである。
【0022】
なお前面シュラウド33と前面側ブレード35の接合位置に沿ってフィレット部を形成することにより、前面側ブレード35の変形及び破壊を防ぐことができるものである。
【0023】
(実施例3)
本発明の第3の実施例を図4により説明する。図4(a)はインペラの分解斜視図であり、同図(b)・(c)は同図(a)のB部分・C部分の拡大断面図である。
【0024】
図4において、41はインペラ本体である。42は樹脂製の後面シュラウドで、43はこれに対向する樹脂製前面シュラウドで、44はこの1対のシュラウド内に設けられ後面シュラウド42と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードであり、45は同じく後面側ブレード44と同一形状であり、かつ前面シュラウド43と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードである。46は前面側ブレードの後面シュラウド側の一部である前面側ブレード後面シュラウド部であり、後面シュラウド42と一体化している。47は後面シュラウドと後面側ブレード、前面シュラウドと前面側ブレード、後面シュラウドと前面側ブレード後面シュラウド部のそれぞれの接合位置に沿って形成するフィレット部である。後面側ブレードと前面シュラウド、前面側ブレードと後面シュラウドと前面側ブレード後面シュラウド部はそれぞれ超音波溶着加工により接合されている。ここで各ブレードは気流の流れに合わせた複雑な形状を実現している。
【0025】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体41が高速回転して、インペラ本体41の吸込口から空気流を吸い込み、この空気流は後面シュラウド42、前面シュラウド43、後面側及び前面側ブレード44・45、前面側ブレード後面シュラウド部46、そして3箇所のフィレット部47で囲まれる内部通路を通過し、インペラ本体41外周部から排出する。このとき空気流は後面側及び前面側ブレード44・45と衝突することなく、かつ後面シュラウド42と後面側ブレード44の接合位置及び前面側ブレード45と両シュラウド42・43との接合位置においても気流が乱れず通過するものである。さらに遠心力による後面側ブレード44及び前面側ブレード45の変形を抑えている。
【0026】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、従来後面シュラウド42とのみ一体化であったブレードを、後面シュラウド42と前面シュラウド43にブレード単位で分割し、後面シュラウド42には後面側ブレード44を、同じく前面シュラウド43には前面側シュラウド45を一体化し、さらに後面シュラウド42と一体化した前面側ブレード後面シュラウド部46を設けることにより、前面側ブレードと両シュラウド42・43との接合位置に沿ってフィレット47を形成することができ、部品数を増やすことなく各ブレードを気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近及びブレード接合部付近を含むインペラ内部の後面シュラウド42側において、気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができ、さらに後面側ブレード44、そしてインペラ本体41の変形及び破壊を防ぐものである。
【0027】
なお前面シュラウド43に後面側ブレード前面シュラウド部を設けることにより、剥離が多く発生する前面シュラウド43側の気流の乱れを低減することができる。
【0028】
(実施例4)
本発明の第4の実施例を図5により図5はインペラの部品分割状態の斜視図であり、同図(b)・(c)は同図(a)のD部分・E部分の拡大断面図である。
【0029】
図5において、51はインペラ本体である。52は樹脂製の後面シュラウドで、53はこれに対向する樹脂製前面シュラウドで、54はこの1対のシュラウド内に設けられ後面シュラウド52と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードであり、55は同じく後面側ブレード54と同一形状であり、かつ前面シュラウド53と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードである。56は後面側ブレード54の吸気孔側外周に位置する後面側ブレード先端薄肉部であり、57は前面側ブレード55の吸気孔側内周に位置する前面側ブレード先端薄肉部である。この各ブレード先端薄肉部56・57はそれぞれ一体化しているシュラウド52・53側から先細りの断面形状を有している。各ブレードと対向するシュラウドは超音波溶着加工により接合されている。ここで各ブレードは気流の流れに合わせた複雑な形状を実現している。
【0030】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体51が高速回転して、インペラ本体51の吸込口から空気流を吸い込み、この空気流は後面シュラウド52、前面シュラウド53、そして後面側及び前面側ブレード54・55で囲まれる内部通路を通過し、インペラ本体51外周部から排出する。このとき空気流はまず後面側ブレード先端薄肉部56と前面側ブレード先端薄肉部57と接触するわけだが、それぞれの先端部が薄肉となっているため衝突で生じる損失が小さく、かつ各シュラウド52・53とは肉厚に一体化しているため遠心力により変形・破壊することがない。その後も後面側及び前面側ブレード24・25と衝突することなしに通過するものである。
【0031】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、従来後面シュラウド52とのみ一体化であったブレードを、後面シュラウド52と前面シュラウド53にブレード単位で分割し、後面シュラウド52には後面側ブレード54を、同じく前面シュラウド53には前面側シュラウド55を一体化し、さらにシュラウド52・53側に対して先細りの断面形状を有する後面側ブレード先端薄肉部56・後面側ブレード先端薄肉部57を設けることにより、部品数を増やすことなく各ブレードを気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近、特に強度を確保したままブレード先端部での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができる。
【0032】
(実施例5)
本発明の第5の実施例を図6により説明する。図6はインペラの分解斜視図である。図6において、61はインペラ本体である。62は樹脂製の後面シュラウドで、63はこれに対向する樹脂製前面シュラウドで、64はこの1対のシュラウド内に設けられ後面シュラウド62と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードであり、65は同じく後面側ブレード64と同一形状であり、かつ前面シュラウド63と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードであり、この前面側ブレード65は後面側ブレード64に比べて吸入孔側が短いものとしている。各ブレードと対向するシュラウドは超音波溶着加工により接合されている。
【0033】
ここで特に後面側ブレード64は気流の流れに合わせた複雑な形状を実現しており、さらに吸入孔から若干後退した位置から前面側ブレード65も同一形状を実現している。
【0034】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体61が高速回転して、インペラ本体61の吸込口から空気流を吸い込み、この空気流は後面シュラウド62、前面シュラウド63、そして後面側及び前面側ブレード64・65で囲まれる内部通路を通過し、インペラ本体61外周部から排出する。このとき空気流は後面側ブレード64に沿い、次いで前面側ブレード65と衝突することなしに通過するものである。
【0035】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、従来後面シュラウド62とのみ一体化であったブレードを、後面シュラウド62と前面シュラウド63にブレード単位で分割し、後面シュラウド62には後面側ブレード64を、同じく前面シュラウド63には前面側シュラウド65を一体化し、さらにこの前面側ブレード65を後面側ブレード64に比べて吸入孔側が短いものとすることにより、部品数を増やすことなく、かつ後面側ブレード64と前面側ブレード65の形状を同一のものとしながら後面側ブレード64をより気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができる。
【0036】
(実施例6)
本発明の第6の実施例を図7により説明する。図7はインペラ及びファンケースの側断面図である。図7において、71はインペラ本体である。72は樹脂製の後面シュラウドで、73はこれに対向する樹脂製前面シュラウドで、74はこの1対のシュラウド内に設けられ後面シュラウド72と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードであり、75は同じく後面側ブレード74と同一形状であり、かつ前面シュラウド73と一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードである。各ブレードと対向するシュラウドは超音波溶着加工により接合されている。
【0037】
76は前面シュラウド73と接合する樹脂製シール部であり、ファンケース本体77のケース吸気孔78部に設けたケースシール部79と密着している。さらに前面側ブレード75は気流の流れに合わせた複雑な形状を実現している。
【0038】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体71が高速回転して、インペラ本体71の吸込口から空気流を吸い込み、この空気流は後面シュラウド72、前面シュラウド73、そして後面側及び前面側ブレード74・75で囲まれる内部通路を通過し、インペラ本体71外周部から排出する。このとき空気流は後面側及び前面側ブレード74・75と衝突することなしに通過するものである。さらにインペラ本体71の吸気孔付近において樹脂製シール部76とケースシール部79が接触しながら摺動することにより、空気流の環流が生じることがない。
【0039】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、従来後面シュラウド72とのみ一体化であったブレードを、後面シュラウド72と前面シュラウド73にブレード単位で分割し、後面シュラウド72には後面側ブレード74を、同じく前面シュラウド73には前面側シュラウド75を一体化し、前面シュラウド73の吸入孔付近に樹脂製シール部76を設けることにより、部品数を増やすことなく各ブレード、特に前面側ブレード25を気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近での気流の衝突や乱れを低減し、かつ樹脂製シール部76とケースシール部79の摺動により、空気流の環流が生じることがなく、漏れ損失を低減した高い吸い込み性能を得ることができる。
【0040】
なお樹脂製シール部76を金属製とし、ケースシール部79を樹脂製とすることでインペラ本体の形状を変化させることなしに漏れ損失を低減することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の請求項に記載の発明は、従来後面シュラウドとのみ一体化であったブレードを、後面シュラウドと前面シュラウドにブレード単位で分割し、後面シュラウドには後面側ブレードを、同じく前面シュラウドには前面側シュラウドを一体化することにより、部品数を増やすことなく各ブレードを気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができる。さらにブレード全体の枚数が偶数であり、かつ組立時に後面側ブレードと前面側ブレードが円周上に1枚ずつ交互に配することにより最も空気流の流れに合った複雑な形状を有することができる。
【0042】
本発明の請求項に記載の発明は、従来後面シュラウドとのみ一体化であったブレードを、後面シュラウドと前面シュラウドにブレード単位で分割し、後面シュラウドには後面側ブレードを、同じく前面シュラウドには前面側シュラウドを一体化することにより、部品数を増やすことなく各ブレードを気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができる。さらに後面側ブレードと前面側ブレードを異なる形状にすることで、容易に成型することが可能となる。
【0043】
本発明の請求項に記載の発明は、従来後面シュラウドとのみ一体化であったブレードを、後面シュラウドと前面シュラウドにブレード単位で分割し、後面シュラウドには後面側ブレードを、同じく前面シュラウドには前面側シュラウドを一体化し、さらにシュラウド側に対して先細りの断面形状を有する後面側ブレード先端薄肉部・後面側ブレード先端薄肉部を設けることにより、部品数を増やすことなく各ブレードを気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近、特に強度を確保したままブレード先端部での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができる。
【0044】
本発明の請求項に記載の発明は、従来後面シュラウドとのみ一体化であったブレードを、後面シュラウドと前面シュラウドにブレード単位で分割し、後面シュラウドには後面側ブレードを、同じく前面シュラウドには前面側シュラウドを一体化し、さらにこの前面側ブレードを後面側ブレードに比べて吸入孔側が短いものとすることにより、部品数を増やすことなく、かつ後面側ブレードと前面側ブレードの形状を同一のものとしながら後面側ブレードをより気流の流れに合わせた複雑な形状に成型することが可能となり、インペラ入口付近での気流の衝突や乱れを低減した高い吸い込み性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による電動送風機用インペラの分解斜視図
【図2】 同インペラの平面図
【図3】 (a)本発明の第2の実施例による電動送風機用インペラの分解斜視図
(b)同図(a)のA部拡大断面図
【図4】 (a)本発明の第3の実施例による電動送風機用インペラの斜視図
(b)同図(a)のB部拡大断面図
(c)同図(a)のC部拡大断面図
【図5】 (a)本発明の第4の実施例による電動送風機用インペラの分解斜視図
(b)同図(a)のD部拡大断面図
(c)同図(a)のE部拡大断面図
【図6】 本発明の第5の実施例による電動送風機用インペラの分解斜視図
【図7】 本発明の第6の実施例による電動送風機用インペラ及びファンケースの断面図
【図8】 従来の電動送風機の一部欠載側面図
【符号の説明】
21・31・41・51・61・71 インペラ本体
22・32・42・52・62・72 後面シュラウド
23・33・43・53・63・73 前面シュラウド
24・34・44・54・64・74 後面側ブレード
25・35・45・55・65・75 前面側ブレード
36・47 フィレット部
46 前面側ブレード後面シュラウド部
56 後面側ブレード先端薄肉部
57 前面側ブレード先端薄肉部
76 樹脂製シール部
77 ファンケース本体
78 ケース吸気孔
79 ケースシール部

Claims (4)

  1. 電動機の回転軸に固定される樹脂製後面シュラウドと、これに対向する樹脂製前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ前記後面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードと、同じく前記後面側ブレードと同一形状、同一枚数であり、かつ前記前面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレーを備え、前記前面側ブレードと前記後面側ブレードとが交互に配する電動送風機。
  2. 電動機の回転軸に固定される樹脂製後面シュラウドと、これに対向する樹脂製前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ前記後面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードと、同じく前記後面側ブレードと異なる形状であり、かつ前記前面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードを備え、前記前面側ブレードと前記後面側ブレードとを交互に配する電動送風機。
  3. 電動機の回転軸に固定される樹脂製後面シュラウドと、これに対向する樹脂製前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ前記後面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードと、同じく前記後面側ブレードと同一形状であり、かつ前記前面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードと、前記後面側ブレードの吸気孔側外周に位置する後面側ブレード先端薄肉部と、前記前面側ブレードの吸気孔側内周に位置する前面側ブレード先端薄肉部を備える電動送風機。
  4. 電動機の回転軸に固定される樹脂製後面シュラウドと、これに対向する樹脂製前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ前記後面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の後面側ブレードと、同じく前記後面側ブレードと同一形状であり、かつ前記前面シュラウドと一体化する立体的な曲面を持つ樹脂製の前面側ブレードを備え、前記前面側ブレードが前記後面側ブレードに比べて吸入孔側に短い電動送風機。
JP26957397A 1997-10-02 1997-10-02 電動送風機 Expired - Fee Related JP3684781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26957397A JP3684781B2 (ja) 1997-10-02 1997-10-02 電動送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26957397A JP3684781B2 (ja) 1997-10-02 1997-10-02 電動送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11107990A JPH11107990A (ja) 1999-04-20
JP3684781B2 true JP3684781B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=17474252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26957397A Expired - Fee Related JP3684781B2 (ja) 1997-10-02 1997-10-02 電動送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3684781B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4649972B2 (ja) * 2004-12-08 2011-03-16 株式会社富士通ゼネラル 送風機と、それを備えた空気調和機
JP4819570B2 (ja) * 2006-02-10 2011-11-24 アスモ株式会社 クローズドインペラ及びそれを備えたウォータポンプ
CN103899574A (zh) * 2012-12-27 2014-07-02 南通大通宝富风机有限公司 一种真空机自由曲面三元流叶轮
DE102014201487B3 (de) * 2014-01-28 2015-03-05 Bühler Motor GmbH Kreiselpumpenlaufrad
CN104279182B (zh) * 2014-06-12 2018-01-30 莱克电气股份有限公司 一种叶轮结构
CN104279185B (zh) * 2014-06-12 2018-01-30 莱克电气股份有限公司 一种叶轮
TW201640027A (zh) * 2015-01-19 2016-11-16 荏原製作所股份有限公司 用於流體操作式泵浦之離心式葉輪以及該葉輪之製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11107990A (ja) 1999-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3684781B2 (ja) 電動送風機
JP6747421B2 (ja) 遠心送風機
JP2003074494A (ja) ターボファン
JP2008121650A (ja) 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機
JPH1037893A (ja) 遠心ファン
JP5342385B2 (ja) ファン、そのファンを備えた電動送風機及び、その電動送風機を用いた電気掃除機
JP3697849B2 (ja) 電動送風機
JP4857495B2 (ja) 多翼送風機の羽根車及びそれを備えた多翼送風機
JP3724211B2 (ja) 電動送風機
JP3817796B2 (ja) 電動送風機
JP3796974B2 (ja) 電動送風機
JP2000045994A (ja) 電動送風機
JP4140086B2 (ja) 電動送風機
JP3752870B2 (ja) 電動送風機
JPH04311698A (ja) 電動送風機
JP3718996B2 (ja) 電動送風機
JP3758372B2 (ja) 電動送風機
JP3724197B2 (ja) 電動送風機
JP2001317489A (ja) 電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
KR100572863B1 (ko) 공기조화기용 터보팬
JP2738670B2 (ja) 電気掃除機用送風機
JP2004144033A (ja) ダクトファン
JP2707756B2 (ja) 電動送風機
JPS6047897A (ja) 電動送風機のインペラ
JPH0587094A (ja) 電動送風機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees