JP3758372B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機 Download PDF

Info

Publication number
JP3758372B2
JP3758372B2 JP20000998A JP20000998A JP3758372B2 JP 3758372 B2 JP3758372 B2 JP 3758372B2 JP 20000998 A JP20000998 A JP 20000998A JP 20000998 A JP20000998 A JP 20000998A JP 3758372 B2 JP3758372 B2 JP 3758372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
sheet metal
outer peripheral
impeller
shrouds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20000998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000027797A (ja
Inventor
博之 香山
徹 広瀬
剛 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP20000998A priority Critical patent/JP3758372B2/ja
Publication of JP2000027797A publication Critical patent/JP2000027797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3758372B2 publication Critical patent/JP3758372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機等に使用される電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電動送風機を用いた電気掃除機は、じゅうたん掃除などを効果的に行うため高出力化の傾向にある。
【0003】
以下に従来の電動送風機について、図8・図9に基づいて説明する。
【0004】
図8はインペラ、ファンケース及びモータの一部欠載側面図である。図9(a)はインペラのブレード形状及びエアガイドの静翼形状を表した平面図で、図9(b)〜(e)はA部(ブレード外周部)の拡大図であり、それぞれ外周端面、側面、底面、斜視図である。図9(f)はA部での空気流の流れを示したものである。
【0005】
図8・図9において、1はインペラ本体である。2は板金製後面シュラウドで、3はこれに対向する板金製前面シュラウドである。4はこの1対のシュラウド内に設けた複数枚の板金製ブレードで、各板金製ブレード4と対向するシュラウド2・3はかしめ加工により接合されている。5はインペラ本体1を駆動するモータで、6はエアガイド本体、7は複数枚の静翼である。8はインペラ本体1・エアガイド本体6を内包しモータ5の外周に気密に取り付けた中央部に吸気孔を有するファンケースである。
【0006】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体1が高速回転して、インペラ本体1の吸込口から空気流を吸い込み、板金製ブレード4間を通過し、インペラ本体1外周部から排出する。さらに空気流は静翼7・エアガイド本体6を通過し、モータ5内部へ排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この電動送風機において、空気流がインペラ本体1外周から吹き出し、エアガイド本体6に突入、つまり図9(f)に示すように、板金製ブレード4から静翼7へと流れる際に、板金製ブレード4から吐き出された空気流が、ブレード4翼高さ方向には、例えば空気流A、B、Cが流れ、これら空気流は静翼7先端へと順次衝突している。このため、空気流は各々ブレード翼の高さ方向全体に衝突するため、衝突の瞬間に大きな気流音が発生するという課題を有していた。
【0008】
本発明は、板金製ブレードの翼高さ方向の上下間で空気流の流れをずらすことにより、衝突時の気流音を低減した電動送風機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記ブレード外周端面には非傾斜除去部を備えたものである。
【0010】
これによりブレード外周端から流れ出る空気流が、ブレード翼高さ方向の上下間でズレが生じ、エアガイド静翼の高さ方向全体にわたり同時に衝突することなく、気流音の発生を抑えた電動送風機が得られる。さらに、ブレード外周端面に非傾斜除去部を設けているので組立強度を確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記ブレード外周端面には非傾斜除去部を備えたものである。このように、板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記ブレード外周端面には非傾斜除去部を備えたので、ブレード外周端から流れ出る空気流が、ブレード翼高さ方向の上下間でズレが生じ、エアガイド静翼の高さ方向全体にわたり同時に衝突することなく、気流音の発生を抑えることができる。さらに、ブレード外周端面に非傾斜除去部を設けているので組立強度を確保できる。
【0012】
本発明の請求項2記載の発明は、電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部側面の除去稜線が曲線となっているものである。このように、傾斜除去部側面の除去稜線が曲線となっているので、板金製ブレード外周端で、シュラウド間の隙間漏れや流れの乱れを抑えて、かつ気流音の発生を抑えることとなる。
【0013】
本発明の請求項3記載の発明は、電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部端面の除去稜線が曲線となっているものである。このように、傾斜除去部端面の除去稜線が曲線となっているので、板金製ブレード外周端で、シュラウド間の隙間漏れや流れの乱れを抑えて、かつ気流音の発生を抑えることとなる。
【0014】
本発明の請求項4記載の発明は、電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部の除去稜線が屈曲しているものである。このように、傾斜除去部の除去稜線が屈曲しているので、組立強度を確保できる。
【0015】
本発明の請求項5記載の発明は、電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部の除去稜線が曲線で屈曲しているものである。このように、傾斜除去部の除去稜線が曲線であれば、シュラウド間の隙間漏れや流れの乱れを抑えて、かつ気流音の発生を抑えることとなり、また除去稜線が屈曲しているので組立強度を確保できる。
【0016】
本発明の請求項6記載の発明は、電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記板金製ブレード板の両側面に傾斜除去部を備えたものである。このように、ブレード板の両側面に傾斜除去部を設けているので、板金製ブレード外周端で、前面及び後面シュラウド間の隙間漏れや流れの乱れを抑えて、かつ気流音の発生を抑えることとなる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)
本発明の第1の実施例を図1により説明する。なお、電動送風機の基本構成は従来のものと同様であるので詳細な説明を省略し、本発明の特徴であるインペラ構成を中心に説明する。
【0018】
図1(a)はインペラ及びエアガイドの一部欠載平面図で、同図(b)は板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図、同図(c)は板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図、同図(d)は板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図、同図(e)は板金製ブレード外周端側の外観斜視図、同図(f)は板金製ブレード外周端での空気流の動きを表す図である。
【0019】
図1において、21はインペラ本体である。22は板金製の後面シュラウドで、23は同じく板金製の前面シュラウドで、24はこの1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードである。25は前面シュラウド23及び後面シュラウド22上に設けられた複数個のかしめ孔で、板金製ブレード24の上下に設けたかしめ突起26を挿入し、かしめ加工によって各シュラウド22、23と板金製ブレード24とを結合する。27はインペラ本体21外周に配されたエアガイド本体で、このエアガイド本体27の表面には複数枚の静翼28が形成されている。29は板金製ブレード24外周に設けられた傾斜除去部で、ブレード24外周端の端面から側面にわたり斜めにカットされ、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットされている。カットされた形状は曲面を有する4面体もしくは5面体となっており、ブレード24の回転方向に対して、前面シュラウド23側のカット量を少なく、後面シュラウド22側に向かうに従ってカット量を多くしている。ただしカット位置はかしめ突起26とは重複していない。
【0020】
以上の構成における動作について説明すると、インペラ本体21が高速回転して、インペラ本体21の吸込口から空気流を吸い込み、続いて前後面シュラウド23・22と板金製ブレード24で囲まれる内部通路を通過し、インペラ本体21外周部から排出する。このとき板金製ブレード24外周端の最も流速が速い箇所において、板金製ブレード24翼高さ方向の上下間で空気流が時間的なずれを持って排出される。そしてエアガイド本体27上の静翼28間に突入し、その内部を通過することになる。また板金製ブレード24自体は前面・後面シュラウド23・22とは垂直に配されているため、強固に固定されている。
【0021】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、板金製ブレード24外周端の端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットされた傾斜除去部29を設けることで、高い強度を保ち、かつブレード24翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼28への衝突時の気流音を低減することができる。
【0022】
(実施例2)
本発明の第2の実施例を図2により説明する。なお、電動送風機の基本構成は従来のものと同様であるので詳細な説明を省略し、本発明の特徴であるインペラ構成を中心に説明する。
【0023】
図2(a)は板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図、同図(b)は板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図、同図(c)は板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図である。
【0024】
図2において、31はインペラ本体である。32は板金製の後面シュラウドで、33は同じく板金製の前面シュラウドで、34はこの1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードである。35は前面シュラウド33及び後面シュラウド32上に設けられた複数個のかしめ孔で、板金製ブレード34上下に配されたかしめ突起36が挿入され、かしめ加工によって各シュラウド32、33及び板金製ブレード34を結合している。37はインペラ本体31外周に配されたエアガイド本体で、そのエアガイド本体37の表面には複数枚の静翼38が形成されている。39は板金製ブレード34外周に設けられた傾斜除去部で、ブレード34外周端の端面から側面にわたり斜めにカットされており、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットされている。カットされた形状は歪んだ4面体もしくは頂点を欠いた4面体となっており、ブレード34の回転方向に対して、前面シュラウド33側のカット量を少なく、後面シュラウド32側に向かうに従ってカット量を多くしている。ただしカット位置はかしめ突起36とは重複していない。ここで板金ブレード34の後面シュラウド32側には、カットされていない非傾斜除去部40を設けている。
【0025】
以上の構成における動作について説明すると、実施例1の動作に加え、板金製ブレード34自体は前面・後面シュラウド33・32とは垂直に配され、さらに非傾斜除去部40が後面シュラウド22と圧接するため、より強固に固定されている。
【0026】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、板金製ブレード34外周端の端面から側面にわたり傾斜除去部39を設け、さらに非傾斜除去部40を設けることで、高い密着性と強度を保ち、かつブレード34翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼38への衝突時の気流音を低減することができる。
【0027】
(実施例3)
本発明の第3の実施例を図3により説明する。なお、電動送風機の基本構成は従来のものと同様であるので詳細な説明を省略し、本発明の特徴であるインペラ構成を中心に説明する。
【0028】
図3(a)は板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図、同図(b)は板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図、同図(c)は板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図である。
【0029】
図3において、41はインペラ本体である。42は板金製の後面シュラウドで、43は同じく板金製の前面シュラウドで、44はこの1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードである。45は前面シュラウド43及び後面シュラウド42上に設けられた複数個のかしめ孔で、板金製ブレード44上下に配されたかしめ突起46が挿入され、かしめ加工によって各シュラウド42、43と板金製ブレード44とが結合されている。47はインペラ本体41外周に配されたエアガイド本体で、48は複数枚の静翼である。49は板金製ブレード44外周に設けられた傾斜除去部で、ブレード44外周端の端面から側面にわたり斜めにカットされており、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットされている。ここで傾斜除去部49側面の除去稜線が曲線となっており、ブレード44の回転方向に対して、前面シュラウド43側のカット量を少なく、後面シュラウド42側に向かうに従ってカット量を多くしている。ただしカット位置はかしめ突起46とは重複していない。
【0030】
以上の構成における動作について説明すると、実施例1の動作に加え、以下の作用を行える。すなわち、傾斜除去部49に達する直前までは、ブレード翼の高さ方向での流速分布は上方から下方に向かうに従い曲線的に大きくなっているが、傾斜除去部49に達するとブレード翼高さ方向において上方に向かうほど絶対速度の吹き出し角度が小さくなるため流速が増加しやすく、結果としてブレード翼高さ方向の上下間で流速差を縮めている。
【0031】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、板金製ブレード44外周端の端面から側面にわたり傾斜除去部49を設け、かつこの側面の除去稜線が曲線であることで、高い強度を保ち、かつブレード44翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼48への衝突時の気流音を低減することができる。さらに流速が整うことにより空気流の乱れが低減し、高い空気性能を得ることができる。
【0032】
(実施例4)
本発明の第4の実施例を図4により説明する。なお、電動送風機の基本構成は従来のものと同様であるので詳細な説明を省略し、本発明の特徴であるインペラ構成を中心に説明する。
【0033】
図4(a)は板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図、同図(b)は板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図、同図(c)は板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図である。
【0034】
図4において、51はインペラ本体である。52は板金製の後面シュラウドで、53は同じく板金製の前面シュラウドで、54はこの1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードである。55は前面シュラウド53及び後面シュラウド52上に設けられた複数個のかしめ孔で、板金製ブレード54上下に配されたかしめ突起56が挿入され、かしめ加工によって各シュラウド52、53と板金製ブレード54とが結合されている。57はインペラ本体51外周に配されたエアガイド本体で、このエアガイド本体57表面には複数枚の静翼58が形成されている。59は板金製ブレード54外周に設けられた傾斜除去部で、ブレード54外周端の端面から側面にわたり、ブレード翼の高さ方向に斜めにカットされている。ここで傾斜除去部59端面の除去稜線が弧を描く曲線となっており、ブレード54の回転方向に対して、前面シュラウド53側のカット量を少なく、後面シュラウド52側に向かうに従ってカット量を多くしている。ただしカット位置はかしめ突起46とは重複していない。
【0035】
以上の構成における動作について説明すると、実施例1の動作に加え、以下の作用を行える。すなわち、傾斜除去部59に達する直前までは、ブレード翼の高さ方向での流速分布は下方に向かうに従い大きくなっているが、傾斜除去部59に達するとブレード翼高さ方向において上方に向かうほど絶対速度の吹き出し角度が小さくなるため流速が増加しやすく、結果としてブレード翼高さ方向の上下間で流速差を縮めている。
【0036】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、板金製ブレード54外周端の端面から側面にわたり傾斜除去部59を設け、かつこの端面の除去稜線が曲線であることで、高い強度を保ち、かつブレード54翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼58への衝突時の気流音を低減することができる。さらにブレード54外周部で圧力を高めることができ、高い空気性能を得ることができる。
【0037】
(実施例5)
本発明の第5の実施例を図3により説明する。なお、電動送風機の基本構成は従来のものと同様であるので詳細な説明を省略し、本発明の特徴であるインペラ構成を中心に説明する。
【0038】
図5(a)は板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図、同図(b)は板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図、同図(c)は板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図である。
【0039】
図5において、61はインペラ本体である。62は板金製の後面シュラウドで、63は同じく板金製の前面シュラウドで、64はこの1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードである。65は前面シュラウド63及び後面シュラウド62上に設けられた複数個のかしめ孔で、板金製ブレード64上下に配されたかしめ突起66が挿入され、かしめ加工によって各シュラウド62、63と板金製ブレード64とが結合されている。67はインペラ本体61外周に配されたエアガイド本体で、68は複数枚の静翼である。69は板金製ブレード64外周に設けられた傾斜除去部で、ブレード64外周端の端面から側面にわたり、ブレード翼の高さ方向にカットされている。しかも傾斜除去部の除去稜線が屈曲している。つまりブレード64の回転方向に対して、前面シュラウド63及び後面シュラウド62側のカット量を少なく、ブレード64の高さ方向における中央部に向かうに従ってカット量を多くしている。さらにカット位置はかしめ突起66よりもインペラ本体61内周へと配されている。
【0040】
以上の構成における動作について説明すると、実施例1の動作に加え、屈曲した除去稜線により、長い傾斜除去部69で徐々に流れが変化し、かつ傾斜除去部69がかしめ突起66と干渉することなく強固に固定されている。
【0041】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、板金製ブレード64外周端々面及び側面に屈曲した傾斜除去部69を設けることで、高い強度を保ち、かつブレード64翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼68への衝突時の気流音を低減することができる。さらに傾斜除去部69の端をかしめ突起66よりも内周側まで伸ばすことができ、傾斜除去部69自体の長さを長くすることにより、剥離などの損失発生を抑えながら空気流を徐々に傾斜除去部69に導き入れることができ、高い空気性能を得ることができる。
【0042】
(実施例6)
本発明の第6の実施例を図6により説明する。なお、電動送風機の基本構成は従来のものと同様であるので詳細な説明を省略し、本発明の特徴であるインペラ構成を中心に説明する。
【0043】
図6(a)は板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図、同図(b)は板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図、同図(c)は板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図である。
【0044】
図6において、71はインペラ本体である。72は板金製の後面シュラウドで、73は同じく板金製の前面シュラウドで、74はこの1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードである。75は前面シュラウド73及び後面シュラウド72上に設けられた複数個のかしめ孔で、板金製ブレード74上下に配されたかしめ突起76が挿入され、かしめ加工によって各シュラウド72、73と板金製ブレード74とが結合されている。77はインペラ本体71外周に配されたエアガイド本体で、このエアガイド本体77の表面には複数枚の静翼78が形成されている。79は板金製ブレード74外周に設けられた傾斜除去部で、ブレード74外周端の端面から側面にわたり、ブレード翼の高さ方向にカットされている。この傾斜除去部79はブレード74端面側の除去稜線がU字曲線でカーブを描いている。つまりブレード74の回転方向に対して、前面シュラウド73及び後面シュラウド72側のカット量を少なく、ブレード74の中央部に向かうに従ってカット量を多くしている。さらにカット位置はかしめ突起76よりもインペラ本体71内周へと配されている。
【0045】
以上の構成における動作について説明すると、実施例1の動作に加え、U字型にカーブを描いた除去稜線により、長い傾斜除去部79で徐々に流れが変化し、かつ傾斜除去部79がかしめ突起76と干渉することなく強固に固定されている。さらに、傾斜除去部79はブレード74端面側の除去稜線がU字曲線でカーブを描いており、つまり、角部がないのでU字曲線の頂点付近で応力集中が生じることなく、変形や亀裂の発生を抑えている。
【0046】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、板金製ブレード74外周端の端面から側面にわたり曲線で屈曲した傾斜除去部79を設けることで、高い強度を保ち、かつブレード74翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼78への衝突時の気流音を低減することができる。さらに傾斜除去部79を長くすることにより、剥離などの損失発生を抑えながら空気流を徐々に傾斜除去部79に導き入れることができ、かつ流速が整うことにより空気流の乱れが低減し、高い空気性能を得ることができる。
【0047】
(実施例7)
本発明の第7の実施例を図7により説明する。なお、電動送風機の基本構成は従来のものと同様であるので詳細な説明を省略し、本発明の特徴であるインペラ構成を中心に説明する。
【0048】
図7(a)は板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図、同図(b)は板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図、同図(c)は板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図である。
【0049】
図7において、81はインペラ本体である。82は板金製の後面シュラウドで、83は同じく板金製の前面シュラウドで、84はこの1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードである。85は前面シュラウド83及び後面シュラウド82上に設けられた複数個のかしめ孔で、板金製ブレード84上下に配されたかしめ突起86が挿入され、かしめ加工によって各シュラウド82、83と板金製ブレード84とが結合されている。87はインペラ本体81外周に配されたエアガイド本体で、このエアガイド本体87の表面に複数枚の静翼88が形成されている。89は板金製ブレード84外周に設けられた表面傾斜除去部で、ブレード84外周端の端面から側面にわたり斜めにカットされている。カットされた形状は歪んだ4面体もしくは頂点を欠いた4面体となっており、ブレード84の回転方向に対して、前面シュラウド83側のカット量を少なく、後面シュラウド82側に向かうに従ってカット量を多くしている。ただしカット位置はかしめ突起86とは重複していない。反対に裏面傾斜除去部90では、ブレード84の回転方向とは逆の面において、後面シュラウド82側のカット量を少なく、前面シュラウド83側に向かうに従ってカット量を多くしている。このように板金ブレード84外周端の両側面が斜めにカットされている。
【0050】
以上の構成における動作について説明すると、実施例1の表面傾斜除去部89での動作に加え、裏面傾斜除去部90でも板金ブレード84翼高さ方向の上下間で空気流が時間的なずれを持って排出される。
【0051】
以上のように本実施例の電動送風機用インペラによれば、板金製ブレード84外周端々面及び両側面に表面・裏面傾斜除去部89・90を設けることにより、高い強度を保ち、かつブレード84翼高さ方向の上下間に加えブレード84の裏表側で空気流の流れが立体的にずれて、静翼88への衝突時の気流音を低減することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明は、板金製ブレード外周端の端面から側面にわたりブレード翼の高さ方向に傾斜除去部を設け、前記ブレード外周端面には非傾斜除去部を備えたことで、高い強度を保ち、かつブレード翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼の衝突時の気流音を低減することができる。さらに、ブレード外周端面に非傾斜除去部を設けているので、高い密着性と強度を保ち組立強度を確保できる。
【0053】
本発明の請求項2記載の発明は、板金製ブレード外周端の端面から側面にわたり傾斜除去部を設け、かつこの側面の除去稜線が曲線であることで、高い強度を保ち、かつブレード翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼への衝突時の気流音を低減することができる。さらに流速が整うことにより空気流の乱れが低減し、高い空気性能を得ることができる。
【0054】
本発明の請求項3記載の発明は、板金製ブレード外周端の端面から側面にわたり傾斜除去部を設け、かつこの端面の除去稜線が曲線であることで、高い強度を保ち、かつブレード翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼への衝突時の気流音を低減することができる。さらにブレード外周部で圧力を高めることができ、高い空気性能を得ることができる。
【0055】
本発明の請求項4記載の発明は、板金製ブレード外周端の端面から側面にわたり屈曲した傾斜除去部を設けることで、高い強度を保ち、かつブレード翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼への衝突時の気流音を低減することができる。さらに傾斜除去部を長くすることにより、剥離などの損失発生を抑えながら空気流を徐々に傾斜除去部に導き入れることができ、高い空気性能を得ることができる。
【0056】
本発明の請求項5記載の発明は、板金製ブレード外周端の端面から側面にわたり曲線で屈曲した傾斜除去部を設けることで、高い強度を保ち、かつブレード翼高さ方向の上下間で空気流の流れがずれて、静翼への衝突時の気流音を低減することができる。さらに傾斜除去部を長くすることにより、剥離などの損失発生を抑えながら空気流を徐々に傾斜除去部に導き入れることができ、かつ流速が整うことにより空気流の乱れが低減し、高い空気性能を得ることができる。
【0057】
本発明の請求項6記載の発明は、板金製ブレードの両側面に傾斜除去部を設けることにより、高い強度を保ち、かつブレード翼高さ方向の上下間に加えブレードの裏表側で空気流の流れが立体的にずれて、静翼への衝突時の気流音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の第1の実施例によるインペラ及びエアガイドの一部欠載平面図
(b)同板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(c)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(d)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
(e)同板金製ブレード外周端側の外観斜視図
(f)同板金製ブレード外周端での空気流の動きを表す図
【図2】 (a)本発明の第2の実施例による板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(b)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(c)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
【図3】 (a)本発明の第3の実施例による板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(b)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(c)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
【図4】 (a)本発明の第4の実施例による板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(b)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(c)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
【図5】 (a)本発明の第5の実施例による板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(b)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(c)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
【図6】 (a)本発明の第6の実施例による板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(b)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(c)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
【図7】 (a)本発明の第7の実施例による板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(b)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(c)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
【図8】 従来の電動送風機の一部欠載側面図
【図9】 (a)従来の電動送風機用インペラ及びエアガイドの一部欠載平面図
(b)同板金製ブレード外周端面をエアガイド方向から見た図
(c)同板金製ブレード外周端近傍の拡大断面図で、ブレードに沿って断面した断面図
(d)同板金製ブレード外周端側を前面シュラウド側から見た平面図
(e)同板金製ブレード外周端側の外観斜視図
(f)同板金製ブレード外周端での空気流の動きを表す図
【符号の説明】
21・31・41・51・61・71・81 インペラ本体
22・32・42・52・62・72・82 後面シュラウド
23・33・43・53・63・73・83 前面シュラウド
24・34・44・54・64・74・84 板金製ブレード
25・35・45・55・65・75・85 かしめ孔
26・36・46・56・66・76・86 かしめ突起
27・38・47・57・67・78・87 エアガイド本体
28・38・48・58・68・78・88 静翼
29・39・49・59・69・79 傾斜除去部
40 非傾斜除去部
89 表面傾斜除去部
90 裏面傾斜除去部

Claims (6)

  1. 電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記ブレード外周端面には非傾斜除去部を備えた電動送風機。
  2. 電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部側面の除去稜線が曲線である電動送風機。
  3. 電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部端面の除去稜線が曲線である電動送風機。
  4. 電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部の除去稜線が屈曲している電動送風機。
  5. 電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記傾斜除去部の除去稜線が曲線で屈曲している電動送風機。
  6. 電動機により回転するインペラを、対向する1対の板金製シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードから構成し、前記インペラの外周部には複数の静翼を有するエアガイドを配し、前記板金製ブレード外周端面から側面にわたり斜めで、かつブレード翼の高さ方向においても斜めにカットした傾斜除去部を設け、前記板金製ブレード板の両側面に傾斜除去部を備える電動送風機。
JP20000998A 1998-07-15 1998-07-15 電動送風機 Expired - Fee Related JP3758372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20000998A JP3758372B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 電動送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20000998A JP3758372B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 電動送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000027797A JP2000027797A (ja) 2000-01-25
JP3758372B2 true JP3758372B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=16417285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20000998A Expired - Fee Related JP3758372B2 (ja) 1998-07-15 1998-07-15 電動送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3758372B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114109913B (zh) * 2021-11-26 2024-01-12 中国民航大学 叶根前缘端壁处设有斜向小肋的压气机静子叶栅

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000027797A (ja) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100420518B1 (ko) 팬하우징
JPH10176847A (ja) 空気調和機用室外機
JP2010174718A (ja) 電動送風機およびこれを用いた電気掃除機
JP4703272B2 (ja) 電動送風機及び電気掃除機
JP3758372B2 (ja) 電動送風機
JP3688864B2 (ja) 自動車用空気清浄器のエアインテーク構造
JP3684781B2 (ja) 電動送風機
JP5342385B2 (ja) ファン、そのファンを備えた電動送風機及び、その電動送風機を用いた電気掃除機
JP3724211B2 (ja) 電動送風機
JP4945859B2 (ja) 遠心送風機の羽根車及びそれを備えた遠心送風機
JP3008930B2 (ja) 送風機用羽根車
JP4958168B2 (ja) 掃除機用の吸入口体
JP3141617B2 (ja) 空気調和機
JP2537975B2 (ja) 遠心送風機のインペラ
JP2000045994A (ja) 電動送風機
JP3752870B2 (ja) 電動送風機
JPS6047897A (ja) 電動送風機のインペラ
JP2809867B2 (ja) 電動送風機
JP3817796B2 (ja) 電動送風機
KR20060118713A (ko) 터보팬
JPH07305699A (ja) 遠心送風機
JP2000045993A (ja) 電動送風機
JPH02140495A (ja) 電動送風機
JPH0587094A (ja) 電動送風機
JP2658196B2 (ja) 電動送風機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140113

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees