JP2746405B2 - 屋根パネルの接合構造及びその接合治具 - Google Patents

屋根パネルの接合構造及びその接合治具

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JP2746405B2
JP2746405B2 JP4130089A JP4130089A JP2746405B2 JP 2746405 B2 JP2746405 B2 JP 2746405B2 JP 4130089 A JP4130089 A JP 4130089A JP 4130089 A JP4130089 A JP 4130089A JP 2746405 B2 JP2746405 B2 JP 2746405B2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は屋根パネルの接合構造及びその接合治具に
関する。
〔従来の技術〕
従来プレハブ工法において、屋根施行の簡略化を目的
として、屋根野地板となる単位大きさの板材上に必要に
応じ防水シートを介して、金属瓦、セメントスレート
瓦、あるいはその他窯業系瓦を予め配設固定しておき、
このユニット化された屋根パネルを小屋組上に固定する
だけで一挙に屋根を完成させるようにした屋根パネルが
公知である(例えば特開昭63−233152号公報)。
これらユニット化された屋根パネルは、屋根上で一枚
毎瓦を葺きあげていく手間が一切不要なので施行の手間
が省け、工期短縮に非常に有利であると共に、工場生産
的に瓦を野地板に確実固定出来るので防水に対する信頼
性も高いといった利点を有する。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、上記屋根パネルは野地板用板材の輪郭
に等しく瓦を付設固定してなるから小屋組上へ配設固定
する際、屋根パネル同士の接合部分の防水施行、特に、
屋根の流れ方向の接続部分の防水が確実に行えない問題
があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記問題点に鑑み、予め屋根材等を配設固
定した屋根パネルの流れ方向接続を、作業性よく且つ防
水性も確保できる屋根パネルの接合構造及びその接合治
具を提供することを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するに至った技術〕
即ち、この発明に係る第一及び第二の発明は屋根パネ
ルの接合構造にかかり、第一の発明は単位大きさの野地
板用板材に瓦を予め配設固定し、ユニット化した屋根パ
ネルの流れ方向下端縁に、前記野地板用板材より瓦の一
部が延出して固定されており、該延出瓦下面には基部が
前記野地板用板材に固定された補強板が瓦と一体的に延
出され、該延出部分が流れ方向下位に配設された屋根パ
ネルの上端縁に重畳されて配列固定されてなることを特
徴とするものであり、第二の発明は単位大きさの野地板
用板材に瓦を予め配設固定し、ユニット化した屋根パネ
ルの流れ方向下端縁に沿う最下列の瓦より、前記野地板
用板材が延出され、流れ方向上下方向に付き合わせ配列
した前記屋根パネルの接合面上に、上端は上位側の前記
屋根パネルの下端瓦の下面に挿入され、下端は下位側の
前記屋根パネルの上端瓦上面に延出させて別途瓦を配置
固定してなることを特徴とするものである。
また第三の発明は上記屋根パネルに使用される治具に
関し、単位大きさの野地板用板材に瓦を予め配設固定
し、ユニット化した屋根パネルの流れ方向下端縁に沿う
最下列の瓦より前記野地板用板材が延出された屋根パネ
ルにおいて、本体が屋根パネル上の最下列瓦と前記野地
板用板材表面との間に挿入可能な楔状断面のブロック体
とされ、かつ厚肉側端部に把手を一体に設けたことを特
徴とするものである。
〔作用〕
次に、この発明の作用を説明する。
この発明の対象とする屋根パネルAは第1図又は第4
図に示すように、単位大きさの野地板用板材1上に必要
に応じ防水層2を介して瓦3…3を予め配設固定したも
のである。
これら屋根パネルAを接続配置する場合、雨水の流れ
方向への接続には、屋根パネルA同志の接続面上を防水
の必要上で被覆する必要がある。
そこで、第一の発明では屋根パネルAとして、流れ方
向最下列に並べられる瓦3を野地板用板材より一部を延
出させ、これを流れ方向下方の屋根パネルA上に重畳さ
せることにより接合部分を覆うのである。
この時、延出部分の瓦3…3は突出部となるのでその
裏面を補強板4で補強する。従って、施工現場への移行
過程において他物との接触または衝突により破損される
恐れがない。
また、葺き上げ時は、上記補強板4で瓦3裏面の防水
も達成される。
また、第二の発明では、上記第一の発明と逆に野地板
用板材1の流れ方向下縁を瓦3…3列より延出させ、こ
の部分に別途瓦を差し込む状態で接合部分を覆う。
この場合、瓦3の破損は野地板用板材1の延出部分で
防止されるが、別途瓦3を挿入するのを容易にするた
め、第三の発明における治具8を前もって挿入しておく
のである。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の第一の実施例の斜視図、第2図は
実施例の断面図である。
単位大きさの野地板用板材1上に防水シート2を介し
て繊維補強セメント瓦3…3を予め配設固定してなる屋
根パネルAの流れ方向下端A′に瓦3…3を一部延出
し、その裏面を型鋼材4により補強した屋根パネルAを
多数用意し、上記延出部分3′を流れ方向下部の屋根パ
ネルAの上部に重畳させて固定した。
なお、この時、下方の屋根パネルAの上部表面と上方
の屋根パネルAの延出瓦3′裏面との間にガスケットな
どのシール材6を介挿した。
従って、屋根面の構築は屋根パネルAの屋根上への配
置固定と共に終了し、かつ各屋根パネルA…Aの接続面
の防水は重畳された瓦3及び型鋼材4によって確実に達
成された。
上記において型鋼材4を補強材とした場合を示した
が、アルミ軽合金などの押出成形体、あるいは硬質プラ
スチック製の成形体としても良い。
また、上記野地板用板材1上の最下列の瓦3及び補強
材4に替え、第3図に示すように金属製瓦5を配設して
も良い。
第4図はこの発明の第二の実施例の斜視図、第5図は
実施例の断面図である。
この実施例の場合は、第一の実施例と逆に、単位大き
さの野地板用板材1上に防水シート2を介して繊維補強
セメント瓦3…3を予め配設固定してなる屋根パネルA
の流れ方向下端縁A′を瓦3…3より野地板用板材1が
一部延出するよう形成し、第5図に示すように流れ方向
接続部分に別途瓦3…3を配設して被覆した。
上記別途瓦3の配設は、上方の屋根パネルAの最下列
の瓦3の下端を矢印Y方向へ持ち上げておき、その裏面
に別途1〜2枚用意した瓦3の上部を差し込み、同下部
を下方の屋根パネルAの最上列の瓦3上部に重畳させて
固定する。
この時、第6図に示すように屋根パネルAの最下列瓦
3裏面に楔状断面を有するブロック状の接合治具8を挿
入しておき、これに形成した把手9を支持して瓦3の挿
入時に引き抜けば、瓦3の挿入が容易となる。
上記接合治具8は第7図に示すように把手8を起立片
とし、仮止め用座板8Aを設け、運搬時等の施行前は野地
板用板材1に固定しておけば瓦3の保護材となる。
〔効果〕
この発明は以上説明したように、屋根パネルを接合す
る際、流れ方向への接続部分が瓦で均一に覆われるの
で、防水が確実に行えると共に外観が非常に良くなる。
また、補強材あるいは接合治具により施行前において
も瓦は他物より保護され、繊維補強セメント瓦など破損
し易い瓦でも破損事故などが有効に防げる等種々の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一の実施例の斜視図、第2図は実
施例の断面図、第3図は他の実施例の断面図、第4図は
この発明の第二の実施例の斜視図、第5図は実施例の断
面図、第6図は接合治具の断面図、第7図は接合治具の
他の実施例の断面図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単位大きさの野地板用板材に瓦を予め配設
    固定し、ユニット化した屋根パネルの流れ方向下端縁
    に、前記野地板用板材より瓦の一部が延出して固定され
    ており、該延出瓦下面には基部が前記野地板用板材に固
    定された補強板が瓦と一体的に延出され、該延出部分が
    流れ方向下位に配設された屋根パネルの上端縁に重畳さ
    れて配列固定されてなることを特徴とする屋根パネルの
    接合構造。
  2. 【請求項2】単位大きさの野地板用板材に瓦を予め配設
    固定し、ユニット化した屋根パネルの流れ方向下端縁に
    沿う最下列の瓦より、前記野地板用板材が延出され、流
    れ方向上下方向に付き合わせ配列した前記屋根パネルの
    接合面上に、上端は上位側の前記屋根パネルの下端瓦の
    下面に挿入され、下端は下位側の前記屋根パネルの上端
    瓦上面に延出させて別途瓦を配置固定してなることを特
    徴とする屋根パネルの接合構造。
  3. 【請求項3】単位大きさの野地板用板材に瓦を予め配設
    固定し、ユニット化した屋根パネルの流れ方向下端縁に
    沿う最下列の瓦より前記野地板用板材が延出された屋根
    パネルにおいて、本体が屋根パネル上の最下列瓦と前記
    野地板用板材表面との間に挿入可能な楔状断面のブロッ
    ク体とされ、かつ厚肉側端部に把手を一体に設けたこと
    を特徴とする屋根パネルの接合構造における接合治具。
JP4130089A 1989-02-20 1989-02-20 屋根パネルの接合構造及びその接合治具 Expired - Lifetime JP2746405B2 (ja)

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JP2705865B2 (ja) * 1992-02-25 1998-01-28 ミサワホーム株式会社 屋根パネル接合部の防水処理方法
JP2610760B2 (ja) * 1992-11-17 1997-05-14 ミサワホーム株式会社 屋根面の接合構造及び接合方法
JP5090252B2 (ja) * 2008-05-22 2012-12-05 ミサワホーム株式会社 屋根パネルの連結構造および連結方法

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