JP2745541B2 - 電子機器の制御装置 - Google Patents

電子機器の制御装置

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JP2745541B2 JP16808888A JP16808888A JP2745541B2 JP 2745541 B2 JP2745541 B2 JP 2745541B2 JP 16808888 A JP16808888 A JP 16808888A JP 16808888 A JP16808888 A JP 16808888A JP 2745541 B2 JP2745541 B2 JP 2745541B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープレコーダ等をリモートコントロール
(以下リモコンと云う)する場合等に用いて好適な電子
機器の制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕 従来のリモコンを可能にしたカセットテープレコー
ダ、ヘッドホンステレオ等の小型のテープレコーダにお
いては、リモコンユニットのプラグが差込まれるジャッ
クと、マイクロホンのプラグが接続されるジャックと、
イヤホンのプラグが接続されるジャックとが設けられて
いるか、あるいはリモコンユニット、マイクロホン、イ
ヤホンに対して共通の1個のジャックを設けると共に選
択スイッチが設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した複数のジャックを設けたものでは、スペース
ファクタが悪く、小型化が困難になる欠点があり、また
1個のジャックと選択スイッチとを設けたものでは、使
用のたびに選択スイッチを切替える手間を要すると共
に、この切替えを忘れ易い等の欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、電子機器に設けられた2チャンネル用のジ
ャックと、上記ジャックに2チャンネル用のプラグが差
込まれたとき上記電子機器に設けられた操作スイッチの
切換を不動作状態と成し、上記ジャックに1チャンネル
用のプラグが差込まれたとき上記操作スイッチの切換を
動作状態と成すようにする制御回路とを設けたものであ
る。
〔実施例〕
第2図は本発明の電子機器の実施例としてテープレコ
ーダのシステムを示し、テープレコーダ1には、1個の
2チャンネル用ジャック2が設けられ、このジャック2
に対してリモコンユニット3に接続されたプラグ4と、
マイクロホン5に接続されたプラグ6と、イヤホン7に
接続されたプラグ8とが選択的に接続されるように成さ
れている。これと共にリモコンユニット3のプラグ4が
接続されたときはそれを判別できるように成されてい
る。この判別を行うためにプラグ4は2チャンネル用の
ものが用いられ、プラグ6、8は1チャンネル用のもの
が用いられている。
テープレコーダ1には、上記ジャック2の外に、REC
(録音)、PB(再生)、FF(早送り)、REW(巻戻し)
等を行うための操作釦9が設けられると共に、スライド
スイッチから成るポーズスイッチ10が設けられている。
また内蔵マイクロホン11及び内蔵スピーカ12が設けられ
ている。
リモコンユニット3には、1チャンネル用のジャック
13が設けられていて、このジャック13に、上記マイクロ
ホン5のプラグ6、イヤホン7のプラグ8が選択的に接
続されるように成されている。これと共にスライドスイ
ッチから成るポーズスイッチ14及び内蔵マイクロホン15
が設けられている。
次にこのシステムの使い方について説明する。
テープレコーダ1のジャック2にプラグ6を差込んで
RECモードと成せば、マイクロホン5を用いて録音を行
うことができる。またジャック2にプラグ8を挿込んで
PBモードと成せば、イヤホン7により再生音を聞くこと
ができる。
次にジャック2に2チャンネル用のプラグ4を差込ん
でリモコンユニット3を接続すると、これが後述する制
御回路により判別される。この判別によってテープレコ
ーダ1のポーズスイッチ10の機能が殺されると共に、リ
モコンユニット3のポーズスイッチ14が使用可能にな
る。この状態で、操作釦9を用いてモードを設定した
後、ポーズスイッチ14をSTART側にスライドさせること
により、テープレコーダ1は設定されたモードで動作さ
れる。このときRECモードが設定されていれば、内蔵マ
イクロホン15を用いて録音を行うことができる。また再
生モードが設定された場合は、テープレコーダ1のスピ
ーカ12から再生音を聞くことができる。また録音モード
のとき、リモコンユニット3のジャック13に上記プラグ
6を差込めばマイクロホン5を用いて録音を行うことが
できる。また再生モードのとき、上記ジャック13に上記
プラグ8を差込めば、イヤホン7から再生音を聞くこと
ができる。このようにジャック13にプラグ6又は8を差
込んだ場合は、リモコンユニット3は録音信号又は再生
信号の中継器として働く。その場合、内蔵マイクロホン
11及びスピーカ12は動作されない。
第1図は上述した判別を行ってポーズスイッチ10の機
能を生殺するための制御回路16の実施例を示し、第2図
と対応する部分には同一符号(2,3,5,6,7,8,10,13,14,1
5)が付されている。
第1図において、リモコンユニット3にはR、Lの2
チャンネルの端子とG(接地)の端子とが設けられ、こ
れらの端子はプラグ4のR、L、Gの端子と夫々接続さ
れている。またポーズスイッチ14のSTOP側接点は抵抗R6
を介してG端子に接続され、コモン端子及びSTART端子
はR端子に接続されている。またL端子とG端子との間
に上記ジャック13のL、G端子が図示のように接続され
ている。
マイクロホン5及びイヤホン7は夫々L端子とG端子
間を介して夫々プラグ6、8のL端子及びG端子に接続
されている。
制御回路16において、ジャック2にはL、R、R1、G
端子が設けられ、R端子から得られる電圧Vαがコンパ
レータ17、18の各一方の入力端子に加えられるように成
されている。コンパレータ17の他方の入力端子には抵抗
R3とR4+R5とで電源電圧Vccが分圧された基準電圧V1
加えられ、コンパレータ18の他方の入力端子にはR3+R4
とR5とで分圧された基準電圧V2が加えられている。ポー
ズスイッチ10をSTART側又はSTOP側(ポーズ側)に切替
えることにより、トランジスタQ3がオン・オフ制御され
て、テープ駆動用モータ(図示せず)の電源がオン・オ
フされるように成されている。
ジャック2に何も差込まれない場合は、端子RとR1
が接触しているので、上記電圧Vαは接地電位となって
いる。このときコンパレータ17、18の出力は共に「H」
となっている。この状態でポーズスイッチ10をSTART側
にすると、電圧Vccが抵抗R7、R8を介してトランジスタQ
2のベースに加えられ、このトランジスタQ2がオンとな
る。これによってトランジスタQ3がオンになって上記モ
ータに電源が供給されてテープが走行を開始し、テープ
レコーダ1は設定されたモードで動作を開始する。尚、
テープレコーダ1は操作釦9により予めモード設定が成
されている。
次にポーズスイッチ10をSTOP側に切替えると、電圧V
ccがポーズスイッチ10及び抵抗R10を介してトランジス
タQ1のベースに加えられ、このトランジスタQ1がオンと
なる。これによってトランジスタQ2のベース電位が下が
ってこのトランジスタQ2がオフとなり、従って、トラン
ジスタQ3がオフとなってテープが停止し、ポーズ状態と
なる。
次に、ジャック2に1チャンネル用のプラグ6又は8
が接続されると、ジャック2のR端子はプラグ6又は8
によって接地される。従って、回路の状態は、上述した
ジャック2に何も差込まれない場合と全く同じ状態にな
り、故にポーズスイッチ10の操作による動作も上述と同
じように行われる。この場合、再生モードのときは、再
生アンプ19から得られる再生信号が録再切替えスイッチ
21のPB接点を介し、さらにジャック2、8の各L端子を
経てイヤホン7に加えられる。また録音モードのとき
は、マイクロホン5からの録音信号がプラグ6、ジャッ
ク2の各L端子を介し、さらにスイッチ21のREC接点を
経て録音アンプ20に加えられる。
次にリモコンユニット3の2チャンネル用のプラグ4
がジャック2に差込まれると、端子RとR1とが離れる。
このときリモコンユニット3のポーズスイッチ14がSTOP
側にあれば、抵抗R6が制御回路16の抵抗R2に並列に接続
される。従って、抵抗R1、R2、R6により決まる電圧Vα
がコンパレータ17、18に加えられる。このときコンパレ
ータ17の出力は「H」、コンパレータ18の出力は「L」
となる。この出力「L」によりQ2がオフ、Q3がオフとな
ってポーズ状態となる。この状態で、テープレコーダ1
側のポーズスイッチ10をSTARTにしても状態は変らずポ
ーズは保持される。
次にリモコンユニット3側のポーズスイッチ14をSTAR
Tにすると、上記R6の接続が解除され、これに応じてV
αが変化するので、コンパレータ17の出力「L」、コン
パレータ18の出力が「H」となる。これによってQ2がオ
ン、Q3がオンとなってテープが走行を開始する。このと
きポーズスイッチ10をSTOPにしても、電圧VccはR6から
ダイオードD1に抜けるので、Q1はオフ、従ってQ2のオン
は保持される。
以上のように、ジャック2にプラグ4が差込まれてリ
モコンユニット3が接続された場合は、テープレコーダ
1側のポーズスイッチ10の機能が殺され、リモコンユニ
ット3側のポーズスイッチ14が生かされることになる。
リモコンユニット3が接続された状態において、録音
モードの場合は、内蔵マイクロホン15を用いて録音を行
うことができる。録音信号はジャック13のL、L1端子、
プラグ4のL端子、ジャック2のL端子及びスイッチ21
を介して録音アンプ20に加えられる。またジャック13に
プラグ6が差込まれてマイクロホン5が接続された場合
は、LとL1とが離れて内蔵マイクロホン15が使用不能に
なる。
また再生モードのとき、ジャック13にプラグ8が接続
されてイヤホン7が接続された場合は、再生アンプ19か
らの再生信号がジャック2、プラグ4及びジャック13を
通じてイヤホン7に加えられる。即ち、ジャック13にプ
ラグ6又は8を差込むことにより、リモコンユニット3
は中継器として作用する。この中継器として用いる場合
も、ホーズスイッチ14によるリモコンが可能である。従
って、リモコンと、外部接続によるイヤホン7又はマイ
クロホン5の使用とを同時に行う場合でも、1個のプラ
グ4をテープレコーダ1のジャック2に差込むだけで行
うことができる。
以上述べた実施例はテープレコーダ1がモノラル録音
・再生を行う場合であるが、本発明は、ステレオテープ
レコーダに適用することも可能である。またイヤホン7
とマイクロホン5とが共通の電磁手段から成るものを用
いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、テープレコーダ等の電子機器に設け
られている2チャンネル用のジャックに、制御装置の2
チャンネル用のプラグを接続して遠隔操作する場合、上
記2チャンネル用のジャックに2チャンネル用のプラグ
が差込まれたときに上記電子機器の操作スイッチの切換
を不動作状態と成し、上記2チャンネル用のジャックに
1チャンネル用のプラグが差込まれたときに上記電子機
器の操作スイッチの切換を動作状態と成すようにした。
従って、選択スイッチ等を設けなくとも、制御装置の2
チャンネル用のプラグを接続するだけで、上記電子機器
を制御装置により確実に遠隔操作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回路図、第2図は本発明
を適用し得るテープレコーダシステムの実施例を示すブ
ロック図である。 なお図面に用いた符号において、 1……テープレコーダ 2……2チャンネル用ジャック 3……リモコンユニット 4……2チャンネル用プラグ 6,8……1チャンネル用プラグ 10,14……ポーズスイッチ 16……制御回路 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器に設けられた2チャンネル用のジ
    ャックと、 上記ジャックに2チャンネル用のプラグが差込まれたと
    き上記電子機器に設けられた操作スイッチの切換を不動
    作状態と成し、上記ジャックに1チャンネル用のプラグ
    が差込まれたとき上記操作スイッチの切換を動作状態と
    成すようにする制御回路とを設けたことを特徴とする電
    子機器の制御装置。
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