JP2745002B2 - 蒸散装置 - Google Patents

蒸散装置

Info

Publication number
JP2745002B2
JP2745002B2 JP1110653A JP11065389A JP2745002B2 JP 2745002 B2 JP2745002 B2 JP 2745002B2 JP 1110653 A JP1110653 A JP 1110653A JP 11065389 A JP11065389 A JP 11065389A JP 2745002 B2 JP2745002 B2 JP 2745002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
film
top surface
container
water container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1110653A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02289257A (ja
Inventor
恵美子 堀田
健守 長井
敏明 水畑
常夫 喜多
Original Assignee
喜多産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 喜多産業株式会社 filed Critical 喜多産業株式会社
Priority to JP1110653A priority Critical patent/JP2745002B2/ja
Publication of JPH02289257A publication Critical patent/JPH02289257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2745002B2 publication Critical patent/JP2745002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この出願の発明は、発熱剤を発熱させて蒸散用薬剤を
水蒸気と共に蒸散させる蒸散装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の蒸散装置としては、実公昭59−3727号や実公昭
61−5105号のように、水を加えると発熱する発熱剤によ
り間接的に蒸散用薬剤を加熱して蒸散させるものがあっ
た。
この発熱剤を発熱させるためには、水を別の容器に用
意し、この水の中に発熱剤を入れた容器を浸して容器の
底部又は側面部から水を浸透させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
そのため、発熱させるには別の容器に水を用意しなけ
ればならず面倒であるといった問題や、実公昭61−5105
号のように蒸散用薬剤を蒸散させるための孔や水を浸透
させるための孔を明ける必要があり、手数がかかるとい
う問題があった。
そこで、この出願の発明は、上記の問題点を解決し、
水を用意する必要も、孔を明ける必要もない蒸散装置を
提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この出願の発明では、これらの課題を解決するため
に、上端が開放された断熱容器(1)に水を加えると発
熱する発熱剤(4)を入れ、この上端を水容器(5)で
蓋した蒸散装置であって、水容器(5)が底面部に破断
可能なフィルム(6)を張り、天面部(7)に天面部
(7)の中央を押すと前記フィルム(6)を破断するフ
ィルム破断部材(8)を設け、さらにフィルム破断部
(8)と天面部(7)との接続部に薄肉部分(9)を設
けたものであり、この水容器(5)の中に蒸散用薬剤の
水溶液(10)を入れた蒸散装置とした。
〔作用〕
この出願の発明の蒸散装置の天面部(7)の中央を押
すと、水容器(5)のフィルム破断部材(8)が下が
り、天面部(7)の薄肉部分(9)と底面部のフィルム
(6)が破断し、蒸散用薬剤の水溶液(10)が発熱剤
(4)に注がれる。
すると、発熱剤(4)が発熱して蒸散用薬剤が含まれ
た水蒸気が発生し、蒸散用薬剤が底面部のフィルム
(6)の破断部と天面部(7)の薄肉部分(9)の破断
部を通って蒸散される。
〔実施例〕
以下、この出願の発明の構成を、実施例として示した
図面に従って説明する。
第1図は、この出願の発明の蒸散装置の一部切欠分解
斜視図であって、(1)は断熱容器である。この断熱容
器(1)は、外壁(2)と内壁(3)で構成されてお
り、内壁(3)の内側には水を加えると発熱する石灰等
の発熱剤(4)が入れられている。
(5)は水容器であり、断熱容器(1)の上端を蓋す
るものである。この水容器(5)の底面部には破断可能
なフィルム(6)が張られており、さらに天面部(7)
の中央にはピン状のフィルム破断部材(8)が天面部
(7)と一体に形成され、このフィルム破断部材(8)
と天面部(7)との接続部は薄肉部分(9)となってい
る。この水容器(5)の中には、消臭剤、芳香剤、殺虫
剤等の蒸散用薬剤の水溶液(10)が入れられている。
(11)はフィルム破断部材(8)の先端に嵌められ、前
記フィルム(6)を大きく破断するための補助部材であ
り、省いて実施することもできる。
(12)は通気孔(13)を有する罐蓋であり、断熱容器
(1)の上端と巻締められ、水容器(5)の天面部
(7)を被っている。
この蒸散装置を組み立てると、第2図のように発熱剤
(4)の上方に水容器(5)が位置するようになる。
以上がこの実施例の構成であり、次に使用方法につい
て説明する。
この蒸散装置の罐蓋(12)の上から天面部(7)の中
央部を、第3図のように指で押すと、水容器(5)のフ
ィルム破断部材(8)及び補助部材(11)が下方に動い
て天面部(7)の接続部である薄肉部分(9)と底面部
のフィルム(6)を破断し、蒸散用薬剤の水溶液(10)
が発熱剤(4)に注がれる。
すると、発熱剤(4)が発熱して蒸散用薬剤が含まれ
た水蒸気が発生し、第4図のように底面部のフィルム
(6)の破断部と薄肉部分(9)の破断部を通り、さら
に罐蓋(12)の通気孔(13)を通って蒸散される。
水容器(5)は、上記の実施例に限らず、第5図
(a)(b)又は第6図(a)(b)に示すような水容
器として実施することができる。
第5図(a)(b)の水容器(5)は、前述の水容器
(5)のフィルム破断部材(8)を断面くの字形の三枚
の板体とし、天面部(7)との接続部の一部だけを薄肉
部分(9)としたものである。第5図(a)は、天面部
(7)を押す前の状態の水容器(5)を示している。こ
の水容器(5)の天面部(7)を押すと、第5図(b)
のように、フィルム破断部材(8)が下方に動いて天面
部(7)の薄肉部分(9)と底面部のフィルム(6)を
破断するようになっている。
第6図(a)(b)の水容器(5)は、フィルム破断
部材(8)を平らな三枚の板体とし、天面部(7)との
接続部の一部だけを薄肉部分(9)としたものである。
第6図(a)は、天面部(7)を押す前の状態の水容器
(5)を示している。この水容器(5)の天面部(7)
を押すと、第6図(b)のように、フィルム破断部材
(8)が下方に動くと共にその先端(8′)が外側に広
がり、接続部の薄肉部分(9)と底面部のフィルム
(6)を破断するようになっている。
水容器(5)を5図(a)(b)又は第6図(a)
(b)の水容器としたときの使用方法は前述の実施例と
同じである。
〔発明の効果〕
上述のように、この出願の発明の蒸散装置は、水を用
意する必要や孔を明ける必要もなく、ただ蒸散装置の天
面部の中央を押すだけで、蒸散用薬剤が蒸散されるの
で、簡単に使用できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、この出願の発明の一実施例を示し
ており、第1図は一部切欠分解斜視図、第2図は断面
図、第3図及び第4図は使用方法を示す説明図である。
第5図(a)(b)及び第6図(a)(b)は、水容器
の他の実施例を示す一部切欠斜視図である。 (1)…断熱容器、(4)…発熱剤 (5)…水容器、(6)…フィルム (7)…天面部、(8)…フィルム破断部材 (9)…薄肉部分 (10)…蒸散用薬剤の水溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多 常夫 大阪府大阪市生野区桃谷1丁目3番9号 喜多産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−110653(JP,A) 実開 昭63−166242(JP,U) 実開 昭63−166241(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端が開放された断熱容器に水を加えると
    発熱する発熱剤を入れ、この上端を水容器で蓋した蒸散
    装置であって、水容器が底面部に破断可能なフィルムを
    張り、天面部に天面部の中央を押すと前記フィルムを破
    断するフィルム破断部材を設け、さらにフィルム破断部
    材と天面部との接続部に薄肉部分を設けたものであり、
    この水容器の中に蒸散用薬剤の水溶液を入れたことを特
    徴とする蒸散装置。
JP1110653A 1989-04-28 1989-04-28 蒸散装置 Expired - Lifetime JP2745002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1110653A JP2745002B2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 蒸散装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1110653A JP2745002B2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 蒸散装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02289257A JPH02289257A (ja) 1990-11-29
JP2745002B2 true JP2745002B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=14541114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1110653A Expired - Lifetime JP2745002B2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 蒸散装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2745002B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496754A (ja) * 1990-08-10 1992-03-30 Nitto Seiki Kk 薬剤蒸散容器
JP4588170B2 (ja) * 2000-05-26 2010-11-24 アース製薬株式会社 加水発熱型容器
JP6198152B2 (ja) * 2015-10-19 2017-09-20 潤 坂本 アロマセット、及びアロマ液の蒸散方法
JP7145642B2 (ja) * 2018-05-15 2022-10-03 ライオン株式会社 燻煙型蒸散剤組成物及び燻煙型蒸散装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02289257A (ja) 1990-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2745002B2 (ja) 蒸散装置
JP2001218826A (ja) 蒸散装置
JP2578242Y2 (ja) 揮散装置
JPH10245086A (ja) 液体容器
JP2001299893A (ja) 蒸散装置
JPS63260566A (ja) 蒸散装置
JP4588170B2 (ja) 加水発熱型容器
JP2589896Y2 (ja) 燻煙装置
JP2603557Y2 (ja) 液体芳香剤容器用の揮散体及び液体芳香剤容器
JPH06327752A (ja) 薬剤カートリッジ及びこれを用いた蒸散装置
JPS63166241U (ja)
JPS5823287Y2 (ja) 液体用芳香剤容器
JPS588172Y2 (ja) 芳香器
JPS63166242U (ja)
KR860000945B1 (ko) 탈취장치(脫臭裝置)
JPS60180434U (ja) 芳香剤収容容器
JPH0536431Y2 (ja)
JPH0311003Y2 (ja)
JPS6239679Y2 (ja)
JP2545940Y2 (ja) 自己発熱缶
JPS6348272Y2 (ja)
KR880003683Y1 (ko) 방향부가 형성된 화장지 상자
JPS588854B2 (ja) 香料封入体
JPS633837U (ja)
JPH06304234A (ja) 蒸散装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 12