JP2578242Y2 - 揮散装置 - Google Patents

揮散装置

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JP2578242Y2
JP2578242Y2 JP1992034328U JP3432892U JP2578242Y2 JP 2578242 Y2 JP2578242 Y2 JP 2578242Y2 JP 1992034328 U JP1992034328 U JP 1992034328U JP 3432892 U JP3432892 U JP 3432892U JP 2578242 Y2 JP2578242 Y2 JP 2578242Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、芳香、消臭、防臭、殺
虫等を目的とした揮発性溶液の揮散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香、消臭、防臭、殺虫等を目的
とした揮発性溶液の自然蒸発方式の揮散装置としては、
例えば、実開昭54−119846号公報に記載されて
いるように、芳香・防臭液等の揮散性薬液を収容する容
器内に芯材を浸漬し、該芯材の先端に濾紙等の吸水性素
材からなる蓄香片を当接せしめて揮散させる、芳香防臭
液等の吸い上げ式揮散装置が知られている。また、実開
昭56−176740号公報には、内底面に突起を起立
した筒状有底載架台上に濾紙等よりなる蓄香板を載置
し、該蓄香板の上部に下端に口部を有する芳香液収納容
器を配置し、該芳香液収納容器の口部に挿入したフェル
ト等よりなる棒状連通管の下端部を蓄香板に当接し、芳
香液を蓄香板に供給しながら揮散させる、言わば倒立式
の揮散容器が記載されている。一方、実開昭56−15
2642号公報には、液体芳香剤を収容した容器上部に
噴霧器を取り付け、該噴霧器の噴霧ノズル周囲の一部に
芳香剤含浸材を配置し、芳香剤の噴霧器からの噴霧と芳
香剤含浸材からの揮散を行えるようにした、所謂吸い上
げポンプ方式の芳香剤揮散装置が記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記吸い上げ式揮散装
置の場合、容器口部や芯材装着部からの液洩れの問題が
ある。また、芯材装着構造や揮発性溶液の充填上の問題
から、簡易な容器や扁平な容器、あるいは倒れやすい細
長い容器には利用できず、さらに、揮発性溶液の取り出
し口も液洩れしない容器上部にしか設定できないなど、
製品形態上かなりの制約を受けるという問題があった。
一方、倒立式の揮散容器の場合、揮発性溶液の取り出し
口からの液洩れ問題から、特殊な工夫が必要とされるか
ら、簡易な容器が使用できず、揮散容器の構造に限定が
あった。また、容器が転倒すると液洩れの問題や液体揮
散機能を果たせないという問題もあった。
【0004】また一方、吸い上げポンプ方式の揮散装置
の場合、ポンプから芳香剤含浸材に供給された揮発性溶
液が揮散し終ると、再度噴霧ノズルのヘッドを押し下げ
て揮発性溶液を芳香剤含浸材に補給する必要があり、芳
香を継続的に得ようとする場合にはこの操作を頻繁に行
わねばならないので、その操作が面倒であるという問題
があった。また、この揮散装置の場合にも同様に、簡易
な容器や扁平な容器、あるいは倒れやすい細長い容器に
は利用できず、さらに製品形態上かなりの制約を受ける
という問題があった。また、前記した揮散装置は、いず
れも揮発性溶液を補給する給液型の揮散装置であり、一
般に2〜5%程度の有効成分濃度の揮発性溶液が用いら
れている。したがって、前記したような液洩れや製品形
態上の制約等の問題の他に、長期間継続的に芳香、防臭
等の効果を発揮させようとする場合、容器の寸法も大き
くならざるを得ないという問題があり、コンパクトな製
品を製造することは困難である。
【0005】したがって、本考案の目的は、前記したよ
うな従来技術の問題を解消し、容器が転倒しても液洩れ
の問題がなく、長期間継続的に芳香、消臭、防臭、殺虫
等の効果を発揮させることができる揮発性溶液の揮散装
置を提供することにある。さらに本考案の目的は、簡易
な容器や扁平な容器、あるいは倒れやすい細長い容器に
も利用できると共に、揮発面を容器の上部だけでなく、
側面、底面など任意の面に設けることができ、種々の製
品形態に形成できる揮発性溶液の揮散装置を提供するこ
とにある。さらに本考案の目的は、高濃度の揮発性溶液
を用いコンパクトにかつ低コストで製造できる揮散装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、前記目
的を達成するために、揮発性溶液を含浸させた繊維状物
質あるいは多孔質物質よりなる吸液体又はゾル状揮発剤
を収容した容器と、棒状の吸い出し芯の一端部に該吸い
出し芯の横断面積よりも大きな揮散表面積を有する蓄液
揮散体を付設した揮散体とからなり、上記容器に吸い出
し芯挿入口又は破断可能な薄膜部を設け、該吸い出し芯
挿入口又は薄膜部に密閉状態に吸い出し芯を嵌挿又は突
き刺し得るように構成され、上記吸い出し芯の他端部を
上記吸液体又はゾル状揮発剤に接触させて揮発性溶液を
蓄液揮散体に吸い出させながら、該蓄液揮散体に揮発性
溶液を蓄液した状態で揮散させることを特徴とする揮散
装置が提供される。
【0007】前記揮散体の吸い出し芯と吸液体又はゾル
状揮発剤との接触は、吸液体又はゾル状揮発剤を収容し
た容器の一部に吸い出し芯挿入口を設け、該吸い出し芯
挿入口から吸い出し芯を容器に嵌挿して行うか、又は上
記吸い出し芯挿入口を易破断性のガス・液バリアー性フ
ィルムでシールし、使用時に該フィルムに揮散体の吸い
出し芯を突き刺し、容器に固定するか、あるいは密閉容
器の一部に破断可能な薄膜部を設け、使用時に該薄膜部
に揮散体の吸い出し芯を突き刺し、容器に固定すること
によって行う。この場合、密閉容器の一部に複数個の吸
い出し芯挿入口又は薄膜部を設け、揮散体を複数個設置
可能とすることができる。あるいはまた、容器を易破断
性のガス・液バリアー性フィルム、又は該易破断性のガ
ス・液バリアー性フィルムと難破断性のガス・液バリア
ー性フィルムとから作製した密閉袋とし、使用時に該易
破断性のガス・液バリアー性フィルムに1個又は複数個
の揮散体の吸い出し芯を突き刺し、密閉袋に固定する。
【0008】
【考案の作用】本考案の揮散装置は、揮発性溶液をコッ
トンや合成繊維束あるいは連続気泡体を形成するポリウ
レタンフォ−ム等のプラスチック発泡体等の繊維状物質
あるいは多孔質物質よりなる吸液体に含浸させ、又は吸
液性を有する微粉等でゾル化させ、揮発性溶液を流動性
のない半固形状に加工したものを容器内に充填し、一
方、揮散体を棒状の吸い出し芯の一端部に該吸い出し芯
の横断面積よりも大きな揮散表面積を有する蓄液揮散体
を付設して構成し、使用時において上記吸い出し芯の他
端部を上記吸液体又はゾル状揮発剤に接触させた状態で
用いる。したがって、上記吸液体に含浸された揮発性溶
液又はゾル状揮発剤は、上記揮散体の吸い出し芯により
蓄液揮散体に吸い出され、該蓄液揮散体に蓄液された状
態で揮散され、長期間継続的に安定して芳香、消臭、防
臭、殺虫等の効果を発揮させることができる。また、従
来のゲル状固形剤の場合はかなりの残渣が残るのに比べ
て、本考案の揮散装置の場合には、上記吸液体に含浸さ
れた揮発性溶液は吸い出し芯により蓄液揮散体に逐次吸
い出されるので、含浸された揮発性溶液の殆どが消費さ
れ、極めて効率的である。
【0009】また、本考案の揮散装置は、揮発性溶液を
繊維状物質あるいは多孔質物質よりなる吸液体に含浸さ
せ、又は吸液性を有する微粉等でゾル化させ、揮発性溶
液を流動性のない半固形状に加工したものを密閉容器内
に充填しているため、容器が転倒しても液洩れが無く、
揮散装置としての機能を充分に発揮できると共に、高濃
度、例えば50%以上〜原液の揮発性溶液を用いること
ができ、使用薬液量が少なくて済み、装置全体をコンパ
クトに構成することができる。例えば、従来の液補給型
の揮散装置の場合、揮散性薬液を1ケ月連続して揮散さ
せるには一般に約100mLの薬液量が必要であった
が、本考案の揮散装置の場合、約5〜30mLの薬液量
でよい。さらに、液洩れの心配が無いので、揮発性溶液
を含浸させた上記吸液体又はゾル状揮発剤を収容した容
器の密閉方法や揮散体の取り付けを簡単な構成で行え、
ゼリー用容器等市販の簡易な容器や扁平な容器、あるい
は倒れやすい細長い容器も利用できると共に、揮発面を
容器の上部だけでなく、側面、底面など任意の面に設け
ることができ、種々の製品形態に形成できる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に示す各種実施例を説明しつ
つ、本考案についてさらに詳細に説明する。図1は本考
案の揮散装置の一実施例を示し、容器2内には芳香消臭
液、殺虫液等の揮発性溶液をコットンや合成繊維束ある
いは連続気泡体を形成するポリウレタンフォ−ム等のプ
ラスチック発泡体等の繊維状物質あるいは多孔質物質に
含浸させた吸液体1(又はゾル状揮発剤)が収容され、
該容器2の上部開口部には、吸い出し芯挿入口部4が形
成された蓋部材3が被冠・装着されている。揮散体5
は、円盤状の蓄液揮散体6とその中央部から突設された
棒状の吸い出し芯7とから一体的に形成され、蓄液揮散
体6は吸い出し芯の横断面積よりも大きな揮散表面積を
有している。上記揮散体5の吸い出し芯7は、蓋部材3
の吸い出し芯挿入口部4に嵌挿して固定した時にその下
端が吸液体1中に差し込まれるような長さを有する。こ
のように揮散体5を容器2に挿入・配置した状態で、揮
散調節用キャップ8の周囲側壁部からなるキャップ固定
部9を蓋部材3の周縁部に嵌合し、最後に適当な包装材
(図示せず)によって容器全体を密封する。
【0011】使用に際しては、包装材及び揮散調節用キ
ャップ8を取り外し、蓄液揮散体6を露出させた状態で
使用する。薬液の揮散が不要の場合には、揮散調節用キ
ャップを閉めて薬液の揮散を抑える。あるいは、揮散調
節用キャップにスリット状、円形、楕円形、矩形等の適
当な数及び大きさの透孔が設けられている場合には、揮
散調節用キャップを装着した状態で使用することもでき
る。蓄液揮散体6が大気に対して露出された状態になる
と、繊維状物質あるいは多孔質物質よりなる吸液体1に
含浸された揮発性溶液又はゾル状揮発剤は、上記揮散体
5の吸い出し芯7により蓄液揮散体6に吸い出され、該
蓄液揮散体6に蓄液された状態で大気中に直接または揮
散調節用キャップ8の透孔を通して揮散され、長期間継
続的に安定して芳香、消臭、防臭、殺虫等の効果を発揮
させることができる。
【0012】前記揮散体5(蓄液揮散体6及び吸い出し
芯7)の材料としては、リン酸水素カルシウム及びその
無水物、リン酸カルシウム、リン酸カルシウム系アパタ
イト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ヒドロタル
シド、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミナ・マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、無水ケイ酸、クレ
−、ケイソウ土、カオリン、コロイダルシリカ、水ガラ
ス、リン酸アルミニウム、リン酸マグネシウム、石膏、
マグネシアセメントや、酸化第二鉄(ベンガラ)、酸化
第一鉄、酸化亜鉛(亜鉛華)、酸化アルミニウム、酸化
ジルコニウム、酸化チタン、酸化銅、三酸化タングステ
ン等の金属酸化物及び鉄、銅、アルミニウム、タングス
テン等の金属粉末類などの無機粉末や、結晶セルロ−
ス、CMC、MC、澱粉、HPMC、HPC、HPS等
の有機粉末、フェルト、不織布等の繊維状物、あるいは
さらに、PTFE(四フッ化エチレン樹脂)・PVdF
(フッ化ビニリデン樹脂)等のフッ素系樹脂、ポリアセ
タ−ル、ポリアリレ−ト、ポリエ−テルエ−テルケト
ン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリ
カ−ボネ−ト、ナイロン6・ナイロン66・ナイロン1
1・ナイロン12・芳香族ナイロンやそれらの共重合物
等のポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリ
サルホン・ポリエ−テルサルホン等のポリサルホン系樹
脂、ポリフエニレンエ−テル、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリプチレンテレフタレ−ト、ポリプロピレン、
ポリメチルペンテン、AES樹脂、AS樹脂、ABS樹
脂、MBS樹脂等の樹脂粉末などを用いることができ、
これらの1種又は2種以上の混合物を必要に応じて他の
結着材と共に圧縮成形、押出成形等の方法により任意の
形状に成形して、微細孔を有する多孔質体を製造する。
【0013】また、圧縮成形時及び押出成形時の粉末の
流動性や滑性・滑沢性を向上させるために、揮散体5の
特性を損なわぬ範囲で必要に応じて滑剤、滑沢剤とし
て、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
ナトリウム等のステアリン酸塩、N−ラウリル−DL−
アスパラギン酸−β−ラウリルエステル等のアミノ酸系
滑沢剤やホウ酸、流動パラフィン、安息香酸ナトリウ
ム、カルボワックス等のワックス類等を添加することも
できる。また、揮散体5の強度向上のために、パルプ、
リンタ−、ガラス繊維、カーボン繊維等の有機・無機質
の繊維状物質を添加することもできる。なお、揮散体5
には、その特性を損なわない範囲で必要に応じて顔料、
色素、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、誤
食防止剤等の添加剤を配合してもよい。
【0014】図2は本考案の揮散装置の他の実施例を示
し、容器10の形状が異なる点を除けば前記実施例と同
様の構成である。すなわち、本実施例の場合、容器10
は断面逆台形状を有し、従って図2に示すように、揮散
体5の蓄液揮散体6が上方のみならず斜め方向に面する
ように配置することもできる。図3は薬液揮散部を容器
側面に設けた揮散装置の実施例を示し、吸液体1(又は
ゾル状揮発剤)が収容された横断面矩形状の容器11の
上部開口部には蓋部材12が嵌め込まれている。吸い出
し芯挿入口部4は容器11の側面に設けられ、該吸い出
し芯挿入口部4に揮散体5の吸い出し芯7が挿入・固定
されている。また、吸い出し芯挿入口部周囲の容器側面
にはキャップ固定リブ13が突設され、該キャップ固定
リブ13に揮散調節用キャップ8の周囲側壁部からなる
キャップ固定部9が嵌合されている。
【0015】図4は薬液揮散部を容器底面側に設けた揮
散装置の実施例を示し、揮散体5が装着された容器2が
倒立した状態で配置されている点を除けば前記実施例と
同様の構成である。すなわち、本実施例の場合、底壁内
面に複数のリブ15が突設され、周囲側壁のキャップ固
定部16上端部内側に容器1嵌合用の段差部17が形成
された揮散調節用底蓋14が用いられ、該揮散調節用底
蓋14内に、揮散体5が装着された容器2が倒立した状
態で配置・固定されており、揮散体5の蓄液揮散体6は
上記リブ15によって支持される。なお、本実施例の場
合、揮散調節用底蓋14の周囲側壁には適当な数、形状
及び大きさの薬液揮散用の透孔18が設けられている。
図5は、図4に示す揮散装置の変形例を示し、揮散調節
用底蓋14の周囲側壁の下端部を下方へ延長して支持脚
14aを形成し、上記底蓋14の中央部に透孔18aを
設け、該透孔18aを通して薬液を揮散させるように構
成したものである。また、上記底蓋14の透孔18aの
部分には、使用前には剥離可能なガス・液バリア−性フ
ィルム(図示せず)を貼付してカバ−しておき、使用時
に剥して用いる。
【0016】図6は細長い容器を用いた揮散装置の実施
例を示す。細長い円筒状の容器19内には円筒状のポリ
プロピレン等の保護フィルム20で包被された吸液体1
が収容され、該容器19の上部開口部には、吸い出し芯
挿入口部22が形成された蓋部材21が嵌合され、該蓋
部材21には揮散調節用キャップ26が嵌合されてい
る。揮散体23は、厚肉円盤状の蓄液揮散体24とその
中央部から下方に突設された棒状の吸い出し芯25とか
ら一体的に形成されている。
【0017】図7は扁平な容器を用いた本考案の揮散装
置の実施例を示し、吸液体1が収容された扁平な容器2
7の上端周縁部28と蓋部材29の周縁部30とはヒー
トシールして密閉されており、該蓋部材29周縁部近傍
に形成された段差部31に揮散調節用キャップ32の下
端部が嵌め込まれている。図8は本考案の揮散装置の他
の実施例を示し、吸液体1が収容された容器33の上部
開口部は易破断性のガス・液バリアー性フィルム34で
覆われ、それらの周縁部でヒートシールされ密閉されて
いる。使用に際しては、揮散体5の吸い出し芯7を上記
ガス・液バリアー性フィルム34に突き刺して固定し、
次いで適当な数、形状、及び大きさの透孔(図示せず)
が設けられた揮散調節用キャップ35をその周囲側壁か
らなるキャップ固定部36の下端部内面に形成された突
部37が容器33周縁部に当接するまで嵌合して用い
る。
【0018】図9は本考案の揮散装置のさらに他の実施
例を示し、吸液体1は、ガス・液バリアー性のある易破
断性フィルム38と難破断性フィルム39とから袋状に
形成された容器内に密閉、収容されている。使用に際し
ては、揮散体5の吸い出し芯7を易破断性フィルム38
に突き刺して用いる。なお、複数個の揮散体を突き刺し
て用いることもできる。
【0019】図10は本考案のさらに他の実施例を示
し、吸液体1が収容された容器33の上部開口部の周縁
部でヒートシールされ密閉している蓋部材40の中央部
41は薄膜に形成されている。使用に際しては、揮散体
5の吸い出し芯7を上記中央薄膜部41に突き刺して用
いる。なお、蓋部材40の中央部に吸い出し芯挿入口部
を形成し、該吸い出し芯挿入口部をガス・液バリアー性
のある易破断性フィルムでシールする構成とすることも
できる。図11は前記図10に示す実施例の変形例を示
し、吸液体1が収容された容器として扁平な表面積の広
い容器42を用い、また、その上部開口部を覆う蓋部材
として2カ所の薄膜部44が形成された蓋部材43を用
いており、2個の揮散体5を上記薄膜部44に突き刺せ
るように構成されている。なお、蓋部材に3カ所以上の
数の薄膜部を形成し、3個以上の揮散体を用いることが
できるように構成することもできる。
【0020】図12は各種形状の揮散体の例を示し、図
中(A)は円盤状の蓄液揮散体45、(B)は円柱状の
蓄液揮散体46、(C)は球状の蓄液揮散体47、
(D)は直方体状の蓄液揮散体48を示し、いずれもそ
の下面中央部から突設された吸い出し芯7と一体成型さ
れている。図13及び図14は揮散体の蓄液揮散体と吸
い出し芯を別部材から構成した例を示す。円盤状の蓄液
揮散体49の中心には中央孔50が穿設されており、一
方、下端が尖っている円柱状の吸い出し芯51の上端部
には、吸い出し芯51の直径より小さくかつ上記中央孔
50の直径と略同等の直径の挿入部52が形成されてお
り、該挿入部52の長さは蓄液揮散体49の厚さよりも
若干長く形成されている。組み立てに当たっては、図1
3に示すように、吸い出し芯51上端部の挿入部52を
蓄液揮散体49の中央孔50に嵌挿し、該中央孔50か
ら若干出た挿入部52に芯固定用キャップ53を嵌合
し、固定する。図15は蓄液揮散体と吸い出し芯の他の
組立構成例を示し、蓄液揮散体49aの中心にはテ−パ
−付きの中央孔50aが穿設されており、一方、吸い出
し芯51aの上部にも上記中央孔50aと同様なテ−パ
−が付けられている。組み立てに当たっては、吸い出し
芯51aを上方から蓄液揮散体49aの中央孔50aに
嵌合し、固定する。
【0021】図16及び図17は揮散体の蓄液揮散体と
吸い出し芯を支持体を用いて組み立て構成する例を示
す。支持体56は、環状部材57とその中心部から下方
に垂下された芯固定筒部58とからなり、環状部材57
と芯固定筒部58は4本の固定リブ59によって連結・
固定されている。蓄液揮散体54は環状部材57の内径
と略同等の直径を有し、環状部材57内に嵌挿され、固
定リブ59により支持され、一方、吸い出し芯55は下
方から芯固定筒部58の筒孔内にその上端が蓄液揮散体
54の下面に当接するまで嵌挿され、図16に示すよう
に組み立てられる。なお、固定リブ59は、3本以上あ
れば目的は達成される。図18及び図19は揮散体の蓄
液揮散体と吸い出し芯を支持体を用いて組み立て構成す
る他の例を示す。支持体56は前記図16及び図17に
示す例と同じ構成であるが、環状部材57の内径と略同
等の直径を有する蓄液揮散体60は吸い出し芯55挿入
用の中央孔61を有する。図18に示すように、蓄液揮
散体60が環状部材57内に嵌挿され、固定リブ59に
より支持された状態で、吸い出し芯55は上方から蓄液
揮散体60の中央孔61内に嵌挿され、組み立てられ
る。このように組み立てられた揮散体は、使用時に吸い
出し芯55を押し下げて、例えば図8及び図9に示す易
破断性フィルムまたは図10及び図11に示す薄膜部に
突き刺して、吸液体と蓄液揮散体60とを吸い出し芯5
5を介して連結する。
【0022】図20及び図21は支持体に吸い出し芯を
補強する支持筒を設けた揮散体の実施例を示す。支持体
62は環状部材63とその中心部から下方に垂下された
芯固定筒部64とからなり、環状部材63と芯固定筒部
64が4本の固定リブ66によって連結・固定されてい
ること前記図16及び図17に示す実施例と同様である
が、本例の場合、芯固定筒部64の長さは柱状吸い出し
芯67の長さと略同等であり、かつ、その先端65は鋭
利に形成されている。図20に示すように、蓄液揮散体
54が環状部材63内に嵌挿され、固定リブ66により
支持された状態で、吸い出し芯67は下方から芯固定筒
部64の筒孔内にその上端が蓄液揮散体54の下面に当
接するまで嵌挿され、組み立てられる。なお、符号68
は環状部材63上端部内面に形成された蓄液揮散体押え
用の突条であり、前記図16乃至図19及び後述する図
22乃至図24に示す実施例においても同様に設けるこ
とができる。このように組み立てられた揮散体は、使用
時に押し下げてその鋭利な芯固定筒部64の先端を、例
えば図8及び図9に示す易破断性フィルムまたは図10
及び図11に示す薄膜部に突き刺して、吸液体と蓄液揮
散体54とを吸い出し芯67を介して連結する。
【0023】図22及び図23は本考案の揮散装置のさ
らに他の実施例を示し、吸液体1が収容された容器78
の上部開口部には、吸い出し芯挿入口部70が形成され
た蓋部材69が被冠・装着されている。吸い出し芯挿入
口部70は上部筒部71と下端が鋭利に形成された下部
筒部72とから構成され、一方、吸い出し芯73の上端
部には膨出部74が形成され、吸い出し芯挿入口部70
に嵌挿した時に上記膨出部74が上部筒部71上端面に
当接し、吸い出し芯73の上端部が上部筒部71から若
干突き出るように構成されている。使用前には、図23
に示すように、上部筒部71にはシールキャップ75が
被冠され、吸い出し芯73を密閉・シールしている。一
方、蓄液揮散体54は、図16及び図17と同様に、環
状部材57とその中心部から下方に垂下された芯固定筒
部58とが4本の固定リブ59によって連結・固定され
た支持体56の環状部材57内に嵌挿され、固定リブ5
9により支持されている。なお、芯固定筒部58の内径
は蓋部材69の上部筒部71の外径と略同等である。使
用に際しては、蓋部材69の上部筒部71からシールキ
ャップ75を外し、支持体56の芯固定筒部58を上部
筒部71に嵌合し、吸い出し芯73の上端部が蓄液揮散
体54下面に当接するように配置した状態で、適当な
数、形状、及び大きさの透孔(図示せず)が形成された
揮散調節用キャップ76の周囲側壁部からなるキャップ
固定部77を蓋部材69の周縁部に嵌合して用いる。
【0024】図24は、図22及び図23に示す揮散装
置の変形例を示し、容器78の底部内面に突設された固
定リング79内には、上端に円錐状の凹部81が形成さ
れ、かつ吸い出し芯73と同様な材質の芯受部材80が
予め嵌め込まれている。一方、吸い出し芯73の下端は
円錐状に形成されている。使用に際しては、図23に示
す揮散装置と同様に蓋部材69の上部筒部71からシ−
ルキャップ75を外し、蓄液揮散体60の中央孔61よ
り吸い出し芯73を挿入して芯受部材80上端の円錐状
凹部81に嵌着させて使用に供する。
【0025】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、以下の
ような効果・利点が得られる。 (イ)繊維状物質あるいは多孔質物質よりなる吸液体に
含浸された揮発性溶液又はゾル状揮発剤は、揮散体の吸
い出し芯により蓄液揮散体に吸い出され、該蓄液揮散体
に蓄液された状態で揮散され、長期間継続的に安定して
芳香、消臭、防臭、殺虫等の効果を発揮させることがで
きる。また、従来のゲル状固形剤の場合はかなりの残渣
が残るのに比べて、本考案の揮散装置の場合には、繊維
状物質あるいは多孔質物質よりなる吸液体に含浸された
揮発性溶液は吸い出し芯により蓄液揮散体に逐次吸い出
されるので、含浸揮発性溶液の殆どが消費され、極めて
効率的である。 (ロ)本考案の揮散装置は、揮発性溶液をコットンや合
成繊維束等の繊維状物質あるいは多孔質物質よりなる吸
液体に含浸させ、又は吸液性を有する微粉等でゾル化さ
せ、揮発性溶液を流動性のない半固形状に加工したもの
を密閉容器内に充填しているため、容器が転倒しても液
洩れが無く、揮散装置としての機能を充分に発揮できる
と共に、高濃度、例えば50%以上〜原液の揮発性溶液
を用いることができ、使用薬液量が少なくて済み、装置
全体をコンパクトに構成することができる。 (ハ)また、液洩れの心配が無いので、揮発性溶液を含
浸させた上記吸液体又はゾル状揮発剤を収容した容器の
密閉方法や揮散体の取り付けを簡単な構成で行え、また
揮散部を容器の上部だけでなく、容器の側面、底面など
任意の面に設けることができ、種々の製品形態に形成で
きる。 (ニ)さらに、液漏れの心配がないので、適度の強度と
耐油性・耐水性を有するプラスチック製等の材料で製造
でき、またゼリー用容器等市販の簡易な容器を利用した
り、扁平な容器あるいは倒れやすい細長い容器も利用で
きるので、種々の製品形態が可能になると共に製造コス
トの面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の揮散装置の一実施例を示す縦断面図で
ある。
【図2】本考案の揮散装置の他の実施例を示す縦断面図
である。
【図3】揮散部を容器の口部でなく側面に設けた揮散装
置の実施例を示す縦断面図である。
【図4】揮散部を容器底面に設けた揮散装置の実施例を
示す縦断面図である。
【図5】揮散部を容器底面に設けた揮散装置の他の実施
例を示す縦断面図である。
【図6】細長い容器を用いた揮散装置の実施例を示す縦
断面図である。
【図7】扁平な容器を用い、蓋部材と容器の周縁部をヒ
ートシールして密閉した揮散装置の実施例を示す縦断面
図である。
【図8】蓋部材に易破断性のガス・液バリアー性フィル
ムを用い、使用時、吸い出し芯を該フィルムに突き刺し
て揮散体を固定する揮散装置の実施例を示す縦断面図で
ある。
【図9】吸液体をガス・液バリアー性のある易破断性フ
ィルムと難破断性フィルムとで包装密閉し、吸い出し芯
を易破断性フィルムに突き刺して揮散体を固定する揮散
装置の実施例を示す縦断面図である。
【図10】蓋部材の一部を薄膜とし、使用時、吸い出し
芯を該薄膜に突き刺して揮散体を固定する揮散装置の実
施例を示す縦断面図である。
【図11】揮散体を容器に2個設置した実施例を示す縦
断面図である。
【図12】吸い出し芯と蓄液揮散体とを一体成形した種
々の形態の揮散体の実施例を示す斜視図である。
【図13】吸い出し芯と蓄液揮散体とを組み立てて一体
化した揮散体の実施例を示す縦断面図である。
【図14】吸い出し芯と蓄液揮散体とを組み立てて一体
化した図13に示す揮散体の分解斜視図である。
【図15】吸い出し芯と蓄液揮散体とを組み立てて一体
化した揮散体の他の実施例を示す分解縦断面図である。
【図16】吸い出し芯と蓄液揮散体とを支持体を用いて
組み立てて一体化した揮散体の実施例を示す斜視図であ
る。
【図17】吸い出し芯と蓄液揮散体とを支持体を用いて
組み立てて一体化した図16に示す揮散体の分解斜視図
である。
【図18】吸い出し芯と蓄液揮散体とを支持体を用いて
組み立てて一体化した揮散体の他の実施例を示す斜視図
である。
【図19】吸い出し芯と蓄液揮散体とを支持体を用いて
組み立てて一体化した図18に示す揮散体の分解斜視図
である。
【図20】吸い出し芯と蓄液揮散体とを支持体を用いて
組み立てて一体化した揮散体のさらに他の実施例を示す
縦断面図である。
【図21】吸い出し芯と蓄液揮散体とを支持体を用いて
組み立てて一体化した図20に示す揮散体の分解斜視図
である。
【図22】使用前に吸い出し芯を密閉し、使用時に吸い
出し芯と蓄液揮散体とを組み立てて一体化する揮散体を
用いた揮散装置の実施例を示す縦断面図である。
【図23】使用前に吸い出し芯を密閉し、使用時に吸い
出し芯と蓄液揮散体とを組み立てて一体化する揮散体を
用いた図22に示す揮散装置の分解縦断面図である。
【図24】使用前に吸い出し芯を密閉し、使用時に吸い
出し芯と蓄液揮散体とを組み立てて一体化すると共に容
器内の芯受部材に嵌着して用いる揮散装置の実施例を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 吸液体、2,10,11,19,27,33,4
2,78 容器、3,12,21,29,40,43,
69 蓋部材、4,22,70 吸い出し芯挿入口部、
5,23 揮散体、6,24,45〜49,54,60
蓄液揮散体、7,25,51,55,67,73 吸
い出し芯、8,26,32,35,76揮散調節用キャ
ップ、9,16,36,77 キャップ固定部、13
キャップ固定リブ、14 揮散調節用底蓋、15 リ
ブ、17,31 段差部、18 透孔、20 円筒状保
護フィルム、34,38 易破断性ガス・液バリアー性
フィルム、39 難破断性ガス・液バリアー性フィル
ム、41,44 薄膜部、52挿入部、53 芯固定用
キャップ、56,62 支持体、57,63 環状部
材、58,64 芯固定筒部、59,66 固定リブ、
71 上部筒部、72下部筒部、74 膨出部、80
芯受部材

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性溶液を含浸させた繊維状物質ある
    いは多孔質物質よりなる吸液体又はゾル状揮発剤を収容
    した容器と、棒状の吸い出し芯の一端部に該吸い出し芯
    の横断面積よりも大きな揮散表面積を有する蓄液揮散体
    を付設した揮散体とからなり、上記容器に吸い出し芯挿
    入口又は破断可能な薄膜部を設け、該吸い出し芯挿入口
    又は薄膜部に密閉状態に吸い出し芯を嵌挿又は突き刺し
    得るように構成され、上記吸い出し芯の他端部を上記吸
    液体又はゾル状揮発剤に接触させて揮発性溶液を蓄液揮
    散体に吸い出させながら、該蓄液揮散体に揮発性溶液を
    蓄液した状態で揮散させることを特徴とする揮散装置。
  2. 【請求項2】 前記吸い出し芯挿入口を易破断性のガス
    ・液バリアー性フィルムでシールし、使用時に該フィル
    ムに揮散体の吸い出し芯を突き刺し、容器に固定するこ
    とを特徴とする請求項に記載の揮散装置。
  3. 【請求項3】 吸液体又はゾル状揮発剤を収容した密閉
    容器の一部に破断可能な薄膜部を設け、使用時に該薄膜
    部に揮散体の吸い出し芯を突き刺し、容器に固定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の揮散装置。
  4. 【請求項4】 吸液体又はゾル状揮発剤を収容する容器
    が、易破断性のガス・液バリアー性フィルム、又は該易
    破断性のガス・液バリアー性フィルムと難破断性のガス
    ・液バリアー性フィルムとから作製された密閉袋からな
    り、使用時に該易破断性のガス・液バリアー性フィルム
    に1個又は複数個の揮散体の吸い出し芯を突き刺し、密
    閉袋に固定することを特徴とする請求項1に記載の揮散
    装置。
  5. 【請求項5】 吸液体又はゾル状揮発剤を収容した密閉
    容器の一部に複数個の吸い出し芯挿入口又は薄膜部を設
    け、揮散体を複数個設置可能としたことを特徴とする請
    求項乃至4のいずれか1項に記載の揮散装置。
  6. 【請求項6】 吸液体又はゾル状揮発剤を収容した密閉
    容器に吸い出し芯をし込んだ状態で吸い出し芯又は揮
    散体全体を非通気性のシール部材で密封して成ることを
    特徴とする請求項1又はに記載の揮散装置。
  7. 【請求項7】 揮散体の吸い出し芯と蓄液揮散体とが
    無機粉末、有機粉末、繊維状物及び/又は樹脂粉末から
    一体成型されて成ることを特徴とする請求項1乃至
    いずれか1項に記載の揮散装置。
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