JPH0536431Y2 - - Google Patents
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- JPH0536431Y2 JPH0536431Y2 JP3698789U JP3698789U JPH0536431Y2 JP H0536431 Y2 JPH0536431 Y2 JP H0536431Y2 JP 3698789 U JP3698789 U JP 3698789U JP 3698789 U JP3698789 U JP 3698789U JP H0536431 Y2 JPH0536431 Y2 JP H0536431Y2
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Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、オートクレーブ、加温器等の加熱器
具内その他の加熱、発熱雰囲気下で各種試料等か
ら発生する臭いを除去するため容器入り消臭剤に
関する。
具内その他の加熱、発熱雰囲気下で各種試料等か
ら発生する臭いを除去するため容器入り消臭剤に
関する。
例えばオートクレーブや加温器等の使用時に
は、雰囲気温度の上昇により各種試料から様々な
臭気が発生し、これを放置しておくとこれらの器
具等の内部に種々の臭気の混合された混合臭気が
しみつき、新たな試料にこの臭気がついてしまう
という問題が発生する。このため、試料から発生
する臭気を除去するために使用の合間に器具内部
を清掃したり、又は消臭剤を散布したりすること
が行われる。
は、雰囲気温度の上昇により各種試料から様々な
臭気が発生し、これを放置しておくとこれらの器
具等の内部に種々の臭気の混合された混合臭気が
しみつき、新たな試料にこの臭気がついてしまう
という問題が発生する。このため、試料から発生
する臭気を除去するために使用の合間に器具内部
を清掃したり、又は消臭剤を散布したりすること
が行われる。
しかし、一旦前記のような器具の内部に付着し
てしまつた臭気を後から清掃等により完全に除去
することは困難であり、又これらの器具等を使用
しない間にその内部に消臭剤を散布すれば場合、
不使用時の臭気は除去可能であるが、臭いの発生
は周囲の雰囲気温度の上昇により活発になるた
め、使用時に再びこれらの器具内部が加温される
ことにより内部に残つていた臭気分子がこの加温
条件下で再び活発に発生して別の試料に付着して
しまう。又、使用時に逐次発生する臭気は除去す
ることはできない。
てしまつた臭気を後から清掃等により完全に除去
することは困難であり、又これらの器具等を使用
しない間にその内部に消臭剤を散布すれば場合、
不使用時の臭気は除去可能であるが、臭いの発生
は周囲の雰囲気温度の上昇により活発になるた
め、使用時に再びこれらの器具内部が加温される
ことにより内部に残つていた臭気分子がこの加温
条件下で再び活発に発生して別の試料に付着して
しまう。又、使用時に逐次発生する臭気は除去す
ることはできない。
本考案は上記の問題に鑑み、オートクレーブや
加温器等の器具内、その他加熱、発熱雰囲気下で
試料から発生する臭気を加温下で使用中の器具内
等において除去可能とするとともに、加熱使用中
に発生する臭気を逐次除去しうるようになした容
器入り消臭剤を提せんとするものである。
加温器等の器具内、その他加熱、発熱雰囲気下で
試料から発生する臭気を加温下で使用中の器具内
等において除去可能とするとともに、加熱使用中
に発生する臭気を逐次除去しうるようになした容
器入り消臭剤を提せんとするものである。
本考案に係る容器入り消臭剤は上記の目的を達
成するために、合成樹脂にて作成し、開口部を有
する容器本体と前記容器本体の開口部へ密閉可能
に取付けられる蓋体とよりなる容器内に消臭剤を
充填してなり、且つ前記容器本体の適所に肉薄部
を形成してなるものである。
成するために、合成樹脂にて作成し、開口部を有
する容器本体と前記容器本体の開口部へ密閉可能
に取付けられる蓋体とよりなる容器内に消臭剤を
充填してなり、且つ前記容器本体の適所に肉薄部
を形成してなるものである。
前記容器本体に形成される肉薄部は、容器本体
の隅角部に設けることが好ましく、そしてこの場
合容器本体底面の角部に設けることもできる。
の隅角部に設けることが好ましく、そしてこの場
合容器本体底面の角部に設けることもできる。
又、前記肉薄部として、容器本体の適所に突部
を設け、この突部を肉薄に形成することもでき
る。更には、前記突部を2段とし、これを容器本
体の隅角部に設けることができる。そしてこの場
合、容器本体はブロー成形にて作成するとよい。
を設け、この突部を肉薄に形成することもでき
る。更には、前記突部を2段とし、これを容器本
体の隅角部に設けることができる。そしてこの場
合、容器本体はブロー成形にて作成するとよい。
又、前記容器の内部に充填される消臭剤は液体
消臭剤を使用することが好ましい。
消臭剤を使用することが好ましい。
本考案に係る容器入り消臭剤は上記の構成であ
り、容器本体の開口部から消臭剤を容器本体内に
充填し、前記開口部を蓋体にて密閉して容器内に
消臭剤を密封した状態で使用する。そしてオート
クレーブや加温器等の器具を使用するに際して前
記容器入り消臭剤を試料とともにこれらの器具内
に設置し、その内部を加温すると、この加熱操作
により密封状態の消臭剤容器の内圧が上昇し、容
器本体に形成した肉薄部分が破裂し内部に充填さ
れている消臭剤成分がこの破裂した部分から容器
外に拡散し、試料等から逐次発生する臭気成分を
除去する。このとき、容器本体に形成される肉薄
部を容器本体の隅角部に形成することにより、加
熱条件下での該肉薄部の破裂を容易としうる。
又、容器本体底面の角部を肉薄部として形成した
ときには、この消臭剤容器をオートクレーブ等の
器具内の底面上に設置した場合に該器具底面から
消臭剤容器の底面へ熱が伝達されて容器底面の肉
薄部の破裂をより容易とするとともに、容器内の
消臭剤成分が容器底部から容器外へ排出される。
又、肉薄部として突起を設けた場合には、容器に
かかる内圧を該突部に集中させることにより該突
部部分での破裂を容易とすることができ、この場
合、この突部を2段として容器本体を合成樹脂の
ブロー成形を利用して作成することにより容器本
体の隅角部に容易に肉薄突部を形成しうる。又、
前記の如く容器内に充填される消臭剤としては、
液体消臭剤を用いれば、容器内への充填作業が容
易であるばかりでなく、容器破裂後の消臭剤成分
のオートクレーブ内への拡散もより効果的に行わ
れるのである。
り、容器本体の開口部から消臭剤を容器本体内に
充填し、前記開口部を蓋体にて密閉して容器内に
消臭剤を密封した状態で使用する。そしてオート
クレーブや加温器等の器具を使用するに際して前
記容器入り消臭剤を試料とともにこれらの器具内
に設置し、その内部を加温すると、この加熱操作
により密封状態の消臭剤容器の内圧が上昇し、容
器本体に形成した肉薄部分が破裂し内部に充填さ
れている消臭剤成分がこの破裂した部分から容器
外に拡散し、試料等から逐次発生する臭気成分を
除去する。このとき、容器本体に形成される肉薄
部を容器本体の隅角部に形成することにより、加
熱条件下での該肉薄部の破裂を容易としうる。
又、容器本体底面の角部を肉薄部として形成した
ときには、この消臭剤容器をオートクレーブ等の
器具内の底面上に設置した場合に該器具底面から
消臭剤容器の底面へ熱が伝達されて容器底面の肉
薄部の破裂をより容易とするとともに、容器内の
消臭剤成分が容器底部から容器外へ排出される。
又、肉薄部として突起を設けた場合には、容器に
かかる内圧を該突部に集中させることにより該突
部部分での破裂を容易とすることができ、この場
合、この突部を2段として容器本体を合成樹脂の
ブロー成形を利用して作成することにより容器本
体の隅角部に容易に肉薄突部を形成しうる。又、
前記の如く容器内に充填される消臭剤としては、
液体消臭剤を用いれば、容器内への充填作業が容
易であるばかりでなく、容器破裂後の消臭剤成分
のオートクレーブ内への拡散もより効果的に行わ
れるのである。
以下、実施例の詳細を更に図示した実施例に基
づき説明する。
づき説明する。
第1図は本考案に係る容器入り消臭剤の一実施
例を示す斜視図であり、第2図はその縦断面図、
第3図は平断面図であり、図中2は容器本体、3
は蓋体であり容器本体2と蓋体3とから消臭剤容
器1が構成されている。前記容器本体2及び蓋体
3はともに例えば耐薬品性を有するポリプロピレ
ン樹脂、又はポリエチレン、塩化ビニル樹脂、ナ
イロン等の合成樹脂にて作成してなり、上部に開
口突部4を形成した角柱状で有底の容器本体2内
に図例の如く液体消臭剤4を充填し、開口突部4
に蓋体3を螺合又は嵌合等により取付けて容器1
を密封状態として使用可能とする。
例を示す斜視図であり、第2図はその縦断面図、
第3図は平断面図であり、図中2は容器本体、3
は蓋体であり容器本体2と蓋体3とから消臭剤容
器1が構成されている。前記容器本体2及び蓋体
3はともに例えば耐薬品性を有するポリプロピレ
ン樹脂、又はポリエチレン、塩化ビニル樹脂、ナ
イロン等の合成樹脂にて作成してなり、上部に開
口突部4を形成した角柱状で有底の容器本体2内
に図例の如く液体消臭剤4を充填し、開口突部4
に蓋体3を螺合又は嵌合等により取付けて容器1
を密封状態として使用可能とする。
そして前記容器本体2の適所、図例のものにお
いては、容器本体2の底面6の角部61部分を容
器本体2の他の部分に較べて肉薄に作成し、更に
図例の実施例においては、容器本体2側部の対向
する隅角部7,7に凸条8,8を形成しこの凸条
8の中間位置には該凸条8から更に突出した突部
9を設け、且つ該突部9を肉薄に形成している。
いては、容器本体2の底面6の角部61部分を容
器本体2の他の部分に較べて肉薄に作成し、更に
図例の実施例においては、容器本体2側部の対向
する隅角部7,7に凸条8,8を形成しこの凸条
8の中間位置には該凸条8から更に突出した突部
9を設け、且つ該突部9を肉薄に形成している。
前記の場合、容器本体を合成樹脂のブロー成形
に作成すれば、通常ブロー作成においては隅角部
が他の部分に較べて肉が薄くなる傾向にあるた
め、容器本体2の隅角部7や底面6の角部61を
特に肉薄に形成することが容易となる。更に上記
実施例の如く、容器本体2の隅角部7に凸条8及
び該凸条8に突部9を設けて2段突部を形成する
ときには、この突部部分はボロー成形により容器
本体2の他の部分に較べてより肉薄に形成可能で
あり、容器本体2を作成を容易として本考案の目
的とする作用効果を実現するのにより好ましい実
施例ということができる。
に作成すれば、通常ブロー作成においては隅角部
が他の部分に較べて肉が薄くなる傾向にあるた
め、容器本体2の隅角部7や底面6の角部61を
特に肉薄に形成することが容易となる。更に上記
実施例の如く、容器本体2の隅角部7に凸条8及
び該凸条8に突部9を設けて2段突部を形成する
ときには、この突部部分はボロー成形により容器
本体2の他の部分に較べてより肉薄に形成可能で
あり、容器本体2を作成を容易として本考案の目
的とする作用効果を実現するのにより好ましい実
施例ということができる。
前記の如く容器1内に密封される消臭剤として
は各種態様のものが採用されうるが、容器内への
消臭剤の充填及び容器破裂部分から容器外への消
臭剤成分の拡散作用を考慮するとき液体消臭剤を
用いることが有利である。この液体消臭剤として
は例えば、活性シリカゾルをベースとして、活性
フミン酸、二価鉄化合物を配合した水性の消臭剤
等がある。
は各種態様のものが採用されうるが、容器内への
消臭剤の充填及び容器破裂部分から容器外への消
臭剤成分の拡散作用を考慮するとき液体消臭剤を
用いることが有利である。この液体消臭剤として
は例えば、活性シリカゾルをベースとして、活性
フミン酸、二価鉄化合物を配合した水性の消臭剤
等がある。
上記のとおり構成してなる容器入り消臭剤を試
料とともに例えばオートクレーブ内に設置してお
くと、オートクレーブ使用時における加温、加圧
操作、例えば120℃、1.2気圧程度の加温、加圧に
よりオートクレーブ内に設置された前記消臭剤容
器1はオートクレーブ内における加圧力により容
器外部からの圧力を受けるとともに、該容器1内
部は加温による温度上昇により内圧が上昇し、こ
れらの外圧及び内圧上昇の作用により容器本体2
底面の角部及び容器本体2側面に設けた突部9の
肉薄部が破裂し、容器1内に充填された消臭剤成
分が該破裂部分から容器1外へ拡散し、オートク
レーブ内の臭気を除去する。
料とともに例えばオートクレーブ内に設置してお
くと、オートクレーブ使用時における加温、加圧
操作、例えば120℃、1.2気圧程度の加温、加圧に
よりオートクレーブ内に設置された前記消臭剤容
器1はオートクレーブ内における加圧力により容
器外部からの圧力を受けるとともに、該容器1内
部は加温による温度上昇により内圧が上昇し、こ
れらの外圧及び内圧上昇の作用により容器本体2
底面の角部及び容器本体2側面に設けた突部9の
肉薄部が破裂し、容器1内に充填された消臭剤成
分が該破裂部分から容器1外へ拡散し、オートク
レーブ内の臭気を除去する。
前記の如くオートクレーブ内等の加熱、発熱雰
囲気下において消臭剤容器1が肉薄部にて破裂す
るに際しては、この肉薄部を前記の如く容器の隅
角部に設けておくことにより、容器内にかかる圧
力が該肉薄部に集中して作用しやすく、容器1が
確実に破裂して消臭作用を可能とする。そして容
器1に肉薄に形成した突部9を設けておけば、容
器1内の圧力集中がより効果的に行われるのであ
る。更に、この肉薄部を容器本体底面6、特にそ
の角部61に形成しておくことにより、内圧の集
中に効果的であるばかりか、該消臭剤容器1をオ
ートクレーブ内に設置したときに、オートクレー
ブ底面からの熱の直接的な伝達により容器1内の
温度を上昇させて内圧の上昇を速やかに行うこと
ができる。
囲気下において消臭剤容器1が肉薄部にて破裂す
るに際しては、この肉薄部を前記の如く容器の隅
角部に設けておくことにより、容器内にかかる圧
力が該肉薄部に集中して作用しやすく、容器1が
確実に破裂して消臭作用を可能とする。そして容
器1に肉薄に形成した突部9を設けておけば、容
器1内の圧力集中がより効果的に行われるのであ
る。更に、この肉薄部を容器本体底面6、特にそ
の角部61に形成しておくことにより、内圧の集
中に効果的であるばかりか、該消臭剤容器1をオ
ートクレーブ内に設置したときに、オートクレー
ブ底面からの熱の直接的な伝達により容器1内の
温度を上昇させて内圧の上昇を速やかに行うこと
ができる。
尚、上記実施例においては容器本体2として角
柱状のものを用いているが、この形状に限定され
るものではなく、円柱状又は円錐状若しくは角錐
状等、任意の形状のものを用いることができ、
又、該容器本体2に設けられる肉薄部は容器本体
の隅角部に限定されることなく任意の位置に設定
しても本考案の目的は達成することができるが、
容器本体2として角形状のものを利用したときに
は、合成樹脂のブロー成形によりその隅角部を特
に肉粕に形成することが容易となり、有利であ
る。そして、上記実施例の如く突部9を設けてこ
れを肉薄部として形成する場合にも、ブロー成形
にて容器本体2を作成すれば、容易に突部9を肉
薄に形成しうるものであり、更にこの突部を前記
実施例の如く2段とすることにより該突部は一層
容易に肉薄としうる。この突部9の形成位置は特
に限定されず、容器1の任意の位置に設けること
ができるが、容器本体2の隅角部7に設けるとき
には合成樹脂のブロー成形により容器本体2を作
成するにあたり、前述した理由により該突部9を
肉薄に形成するのに有利である。
柱状のものを用いているが、この形状に限定され
るものではなく、円柱状又は円錐状若しくは角錐
状等、任意の形状のものを用いることができ、
又、該容器本体2に設けられる肉薄部は容器本体
の隅角部に限定されることなく任意の位置に設定
しても本考案の目的は達成することができるが、
容器本体2として角形状のものを利用したときに
は、合成樹脂のブロー成形によりその隅角部を特
に肉粕に形成することが容易となり、有利であ
る。そして、上記実施例の如く突部9を設けてこ
れを肉薄部として形成する場合にも、ブロー成形
にて容器本体2を作成すれば、容易に突部9を肉
薄に形成しうるものであり、更にこの突部を前記
実施例の如く2段とすることにより該突部は一層
容易に肉薄としうる。この突部9の形成位置は特
に限定されず、容器1の任意の位置に設けること
ができるが、容器本体2の隅角部7に設けるとき
には合成樹脂のブロー成形により容器本体2を作
成するにあたり、前述した理由により該突部9を
肉薄に形成するのに有利である。
上述の如く、本考案に係る容器入り消臭剤は、
消臭剤を充填した密封状態の容器本体に肉薄部を
形成してなるので、これをオートクレーブ、加温
器等の器具内、その他加熱、発熱雰囲気中に設置
しておけば、試料が加温されることにより臭気が
発生した場合、加熱操作により前記容器の内圧が
上昇して容器本体に設けた肉薄部が破裂して容器
内に充填された消臭剤成分が容器外へ拡散し、加
熱時に試料等から逐次発生する臭気を除去しうる
とともに、オートクレーブ等の器具を使用しない
常温雰囲気では発生せず、温度の上昇によりはじ
めて発生するような臭気成分も効果的に除去可能
としてこれらの器具内に混合臭気の発生すること
を防止し、試料に他の臭いがつくことなく、良好
な条件下での各種加熱器具等の使用を可能とする
ものである。そして、本考案に係る容器入り消臭
剤は上記の如くオートクレーブ等の器具内におけ
る使用に限定されるものではなく、あらゆる加
熱、発熱雰囲気下において使用可能であり、雰囲
気温度の上昇にともなう消臭剤容器の内圧上昇に
より容器が破裂し、容器内の消臭剤成分が容器外
へ拡散することにより加熱、発熱条件下で発生す
る臭気を除去しうるのである。
消臭剤を充填した密封状態の容器本体に肉薄部を
形成してなるので、これをオートクレーブ、加温
器等の器具内、その他加熱、発熱雰囲気中に設置
しておけば、試料が加温されることにより臭気が
発生した場合、加熱操作により前記容器の内圧が
上昇して容器本体に設けた肉薄部が破裂して容器
内に充填された消臭剤成分が容器外へ拡散し、加
熱時に試料等から逐次発生する臭気を除去しうる
とともに、オートクレーブ等の器具を使用しない
常温雰囲気では発生せず、温度の上昇によりはじ
めて発生するような臭気成分も効果的に除去可能
としてこれらの器具内に混合臭気の発生すること
を防止し、試料に他の臭いがつくことなく、良好
な条件下での各種加熱器具等の使用を可能とする
ものである。そして、本考案に係る容器入り消臭
剤は上記の如くオートクレーブ等の器具内におけ
る使用に限定されるものではなく、あらゆる加
熱、発熱雰囲気下において使用可能であり、雰囲
気温度の上昇にともなう消臭剤容器の内圧上昇に
より容器が破裂し、容器内の消臭剤成分が容器外
へ拡散することにより加熱、発熱条件下で発生す
る臭気を除去しうるのである。
第1図は本考案に係る容器入り消臭剤の一実施
例を示す斜視図、第2図は前記容器入り消臭剤の
縦断面図、第3図はその平断面図である。 1……容器、2……容器本体、3……蓋体、4
……開口突部、5……液体消臭剤、6……底面、
7……隅角部、8……凸条、9……突部。
例を示す斜視図、第2図は前記容器入り消臭剤の
縦断面図、第3図はその平断面図である。 1……容器、2……容器本体、3……蓋体、4
……開口突部、5……液体消臭剤、6……底面、
7……隅角部、8……凸条、9……突部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂にて作成し、開口部を有する容器本
体と前記容器本体の開口部へ密閉可能に取付け
られる蓋体とよりなり容器本体の適所を他の部
分より肉薄に形成してなる容器内に、消臭剤を
充填してなる容器入り消臭剤。 2 容器本体の隅角部を肉薄に形成してなること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載の容器入り消臭剤。 3 容器本体底面の角部を肉薄に形成してなるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
又は第2項記載の容器入り消臭剤。 4 容器本体に他の部分より肉薄とした突部を形
成してなることを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第1項〜第3項の容器入り消臭剤。 5 容器本体の隅角部に肉薄とした突部を2段に
設けてなる実用新案登録請求の範囲第4項記載
の容器入り消臭剤。 6 容器本体を合成樹脂のブロー成形にて作成し
てなることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第1項〜第5項記載の容器入り消臭剤。 7 容器内に液体消臭剤を充填してなることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項〜第6
項記載の容器入り消臭剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3698789U JPH0536431Y2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3698789U JPH0536431Y2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02126647U JPH02126647U (ja) | 1990-10-18 |
JPH0536431Y2 true JPH0536431Y2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=31543700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3698789U Expired - Lifetime JPH0536431Y2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536431Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-29 JP JP3698789U patent/JPH0536431Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02126647U (ja) | 1990-10-18 |
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