JP2744332B2 - ガイドローラ及びその製造方法 - Google Patents

ガイドローラ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2744332B2
JP2744332B2 JP2180280A JP18028090A JP2744332B2 JP 2744332 B2 JP2744332 B2 JP 2744332B2 JP 2180280 A JP2180280 A JP 2180280A JP 18028090 A JP18028090 A JP 18028090A JP 2744332 B2 JP2744332 B2 JP 2744332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter portion
bearing
roller body
small
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2180280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0467457A (ja
Inventor
三治 小黒
四津男 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP2180280A priority Critical patent/JP2744332B2/ja
Publication of JPH0467457A publication Critical patent/JPH0467457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2744332B2 publication Critical patent/JP2744332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ビデオテープ等の磁気記録テープの移送
等に用いられるガイドローラ及びその製造方法に関す
る。
【従来の技術】
従来、ビデオテープレコーダ(VTR)のテープ走行系
には、磁気記録テープの走行を案内するガイドローラが
設置されている。このガイドローラには、例えば、第4
図に示すように、被移送体として帯状をなす磁気記録テ
ープの移送を案内するローラ本体2が設けられている。
このローラ本体2は、黄銅やステンレス等の金属で円筒
形に形成され、その内部に合成樹脂で形成された円筒形
の軸受4を取り付けて支持軸6に回転可能に支持されて
いる。支持軸6はVTR側の支持部材8に固定され、その
基端部側にはフランジ10が形成され、また、その頂部側
にはローラ本体2の抜け止めとしてフランジ12が圧入さ
れている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなガイドローラでは、第5図に示
すように、ローラ本体2と軸受4とが別個に形成され、
ローラ本体2の内部に軸受4を圧入することにより、ロ
ーラ本体2と軸受4とを一体化する方法が取られてい
る。このような方法は、ローラ本体2と軸受4とを別個
に独立して形成し加工できる反面、ローラ本体2の内径
D1と軸受4の外径D2との大小関係を、合成樹脂の弾性を
利用して圧入が可能で両者の結合強度が長時間の使用に
耐える程度の径差(D2>D1)に設定する必要がある。と
ころが、ローラ本体2は金属、軸受4は合成樹脂で形成
されているため、両者の加工精度はそれぞれの材質等に
よって微妙に変化し、ローラ本体2に対する軸受4の圧
入加工による両者の一体化は非常に厄介であり、歩留り
が低い等の問題がある。 そこで、この発明は、加工精度を高めるとともに、ロ
ーラ本体と軸受との一体化加工の容易化を実現したガイ
ドローラ及びその製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明のガイドローラは、軸方向に連続する
任意幅の第1の径小部(24)及び第1の径大部(26)を
備える透孔(22)が形成されローラ本体(20)と、この
ローラ本体の内部に注入された合成樹脂により、前記第
1の径小部で第2の径小部(44)、前記第1の径大部で
第2の径大部(46)が軸方向に連続して成形された軸受
(40)とを備え、前記ローラ本体の前記第1の径小部に
前記軸受の前記第2の径大部を圧入させて前記ローラ本
体と前記軸受とを合体してなることを特徴とする。 また、この発明のガイドローラの製造方法は、軸方向
に連続する任意幅の第1の径小部(24)及び第1の径大
部(26)を備える透孔(22)が形成されたローラ本体
(20)を形成する工程と、前記ローラ本体の内部に合成
樹脂(41)を注入して前記第1の径小部で第2の径小部
(44)、前記第1の径大部で第2の径大部(46)が軸方
向に連続して成形された軸受(40)を形成する工程と、
前記軸受又は前記ローラ本体を回転させて前記ローラ本
体の前記第1の径小部に前記軸受の前記第2の径大部を
圧入させ、前記ローラ本体と前記軸受とを合体する工程
とを備えてなることを特徴とする。
【作用】 この発明のガイドローラでは、軸方向に連続する任意
幅の第1の径小部及び第1の径大部が形成されたローラ
本体と、第1の径小部に対応する第2の径小部、第1の
径大部に対応する第2の径大部が軸方向に連続して形成
された軸受とを備えており、ローラ本体又は軸受を回転
させ、ローラ本体の第1の径小部に軸受の第2の径大部
を合致させ、即ち、圧入させてローラ本体と軸受とが一
体化されている。したがって、このガイドローラでは、
ローラ本体と軸受とが強固に結合され、加工精度の高い
ガイドローラが得られる。 また、この発明のガイドローラの製造方法によれば、
軸方向に連続する第1の径小部及び第1の径大部を交互
に持つローラ本体に合成樹脂を注入すると、ローラ本体
が成形型となってローラ本体の内部に、第1の径小部で
第2の径小部、第1の径大部で第2の径大部が形成され
た軸受が、注入された合成樹脂によって成形されること
になる。注入された合成樹脂は、その硬化によって収縮
する。 そして、ローラ本体の第1の径小部と第1の径大部と
の大小関係を適当に設定することにより、軸受に形成さ
れている第2の径大部をローラ本体の第1の径小部に圧
入させることができる。 そこで、ローラ本体と軸受とを互いに反対方向に回転
させ、ローラ本体の第1の径小部に軸受の第2の径大部
を圧入させると、ローラ本体と軸受とが極めて容易に一
体化される。
【実施例】
以下、この発明を図面に示した実施例を参照して詳細
に説明する。 第1図の(A)及び(B)は、この発明のガイドロー
ラの一実施例を示す。 磁気記録テープ等の帯状をなす被移送体の移送を案内
するローラ本体20は、被移送体の性質に対応して、被移
送体が磁気記録テープの場合には帯磁による磁気記録テ
ープへの磁気的な影響を防止するため、黄銅、ステンレ
ス等の金属や硬質プラスチック等で形成される。 このローラ本体20の周面に案内面21が形成され、その
内部は第1図の(B)に示すように、軸方向に同一形状
で連続する透孔22が形成された円筒体を成している。こ
の透孔22は、任意の角度、実施例では90度毎に任意幅で
軸方向に連続する第1の径小部24及び第1の径大部26の
円弧を以て形成され、径小部24及び径大部26の間隔内に
は、径小部24から径大部26、径大部26から径小部24に緩
やかに移行するテーパ部28が形成されている。 このローラ本体20の内面には、このローラ本体20自体
を成形型にして合成樹脂により軸受40が形成されてお
り、この軸受40の周面には、合成樹脂の廻り込みによっ
てローラ本体20の透孔22の内部形状に対応した成形が行
われ、径小部24に対応する第2の径小部44、径大部26に
対応する第2の径大部46、テーパ部28に対応するテーパ
部48が形成されており、その中心には軸受孔42が形成さ
れている。 このローラ本体20と軸受40とは、ローラ本体20の径小
部24の内部に軸受40の径大部46が圧入されて一体化され
ている。ローラ本体20は、軸受40の軸受孔42に支持軸6
を挿入して支持させ、支持軸6にはその基端部側にフラ
ンジ10が形成され、支持軸6の頂部側には、ローラ本体
20の抜け止めとしてフランジ12が圧入されている。 このように構成すると、ローラ本体20と軸受40とが強
固に合体して結合強度が高まり、ガイドローラの信頼性
が高められるとともに、移送される磁気記録テープの移
送の安定化を図ることができる。 次に、第2図は、この発明のガイドローラの製造方法
の一実施例を示す。 第2図の(a)に示すように、先ず、黄銅、ステンレ
ス等の金属を以て円筒形を成すローラ本体20を形成す
る。このローラ本体20に透孔22を形成し、その透孔22に
は、径小部24、径大部26及びテーパ部28を形成する。こ
の形成方法は、これらの径小部24、径大部26及びテーパ
部28の各円弧を同時に形成することが可能であるが、第
1段階で径小部24と同径の透孔22を形成し、第2段階で
その透孔22に対して径大部26及びテーパ部28を加工して
もよい。この場合、径小部24及び径大部26の幅は、軸受
40との関係から同一幅ないし近似した幅に設定すること
が望ましい。また、実施例では、径小部24及び径大部26
を円弧で形成しているが、フラット面をなす凹凸部を以
て近似した径小部及び径大部としてもよい。 次に、第2図の(b)及び第3図の(b)′に示すよ
うに、ローラ本体20を成形型14に設置し、その透孔22に
合成樹脂41を注入する。成形型14にはローラ本体20の外
径に対応する円形の凹部16が形成されており、この凹部
16の中心には円柱部18が形成されている。この円柱部18
の頂部側には、平板部19が形成されている。円柱部18は
ガイドローラの支持軸6に対応するものであり、その直
径は支持軸6の直径より僅かに小さく設定されている。 この成形型14に設置されたローラ本体20の透孔22の内
部にはその開口端部まで合成樹脂41を注入する。この場
合、合成樹脂41は、例えば、熱可塑性樹脂を用いて溶融
状態でローラ本体20の透孔22内に充填する。 次に、第2図の(c)及び第3図の(c)′に示すよ
うに、ローラ本体20の透孔22及び成形型14の凹部16に注
入されている合成樹脂41を冷却して硬化させることによ
り、ローラ本体20内に軸受40が形成される。この軸受40
の周面には、合成樹脂41の廻り込みによってローラ本体
20の透孔22の内部形状に対応した成形が行われ、径小部
24に対応する径小部44、径大部26に対応する径大部46、
テーパ部28に対応するテーパ部48が形成されるととも
に、その中心に円柱部18によって軸受孔42が形成され、
同時に平板部19によって厚肉部49及び偏平孔50が形成さ
れる。合成樹脂41は硬化に伴い合成樹脂41が持つ収縮率
によって収縮し、ローラ本体20とその内部に形成された
軸受40との間に僅かの隙間52が生じる。 次に、第2図の(d)に示すように、成形型14からロ
ーラ本体20とともに軸受40を取り外した後、ローラ本体
20内の軸受40の偏平孔50にドライバ等の回転治具60のチ
ップ62を挿入してその回転治具60を以て軸受40をこの実
施例では45度だけ回転させると、第3図の(d)′に示
すように、ローラ本体20の径小部24の内部に軸受40の径
大部46が圧入され、ローラ本体20と軸受40とが強固に一
体化される。 次に、第2図の(e)に示すように、軸受40の軸受孔
42を塞ぐ形で形成されている厚肉部49の部分を切削して
除き、フラットな軸受孔42を軸受40に形成する。 次に、第1図の(A)及び(B)に示すように、ロー
ラ本体20に合体されている軸受40の軸受孔42に支持軸6
を挿入して支持させた後、支持軸6の頂部側にローラ本
体20の抜け止めとしてフランジ12を圧入してガイドロー
ラが完成する。 このような製造方法によれば、従来のように、ローラ
本体20と軸受40とを別個に形成し、それぞれの加工精度
を調整する必要はなく、ローラ本体20の径小部24及び径
大部26の直径の設定のみで加工精度の高いガイドローラ
を製造することができ、加工精度の管理が容易になると
ともに、加工時間の短縮及び製造コストの低減を図るこ
とができる。特に、径小部24間又は径大部26間の直径差
は、ローラ本体20と軸受40との結合強度に対する影響は
少なく、加工精度の管理が大幅に軽減される。 なお、実施例では、ローラ本体及び軸受に径小部及び
径大部を90度の角度偏倚を以て4組形成したが、45度の
角度偏倚を以て8組等、4組以外の構成としてもよい。 また、実施例では、被移送体として磁気記録テープを
例に取って説明したが、この発明のガイドローラは、精
密さが要求される磁気記録テープ以外の帯状体の移送に
用いることができるものであり、磁気記録テープに限定
されるものではない。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、次の効果が
得られる。 (a)この発明のガイドローラによれば、合体すべきロ
ーラ本体と軸受との結合強度が高く、信頼性の高いガイ
ドローラを提供できる。 (b)この発明のガイドローラの製造方法によれば、ロ
ーラ本体に合成樹脂を注入して軸受を形成し、その軸受
をローラ本体の軸方向に移動させることによりローラ本
体と軸受とを合体でき、ローラ本体の径小部及び径大部
の制御によってローラ本体と軸受との結合強度を高める
ことができ、加工精度を高め、ローラ本体と軸受との合
体加工の容易化とともに製造時間の短縮化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明のガイドローラの一実施例を示し、
(A)はガイドローラの縦断面図、(B)はその横断面
図、 第2図及び第3図はこの発明のガイドローラの製造方法
の一実施例を示す図、 第4図は従来のガイドローラを示す縦断面図、 第5図は第4図に示したガイドローラの製造方法を示す
斜視図である。 20……ローラ本体 22……透孔 24……第1の径小部 26……第1の径大部 40……軸受 41……合成樹脂 44……第2の径小部 46……第2の径大部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に連続する任意幅の第1の径小部及
    び第1の径大部を備える透孔が形成されたローラ本体
    と、 このローラ本体の内部に注入された合成樹脂により、前
    記第1の径小部で第2の径小部、前記第1の径大部で第
    2の径大部が軸方向に連続して成形された軸受と、 を備え、前記ローラ本体の前記第1の径小部に前記軸受
    の前記第2の径大部を圧入させて前記ローラ本体と前記
    軸受とを合体してなることを特徴とするガイドローラ。
  2. 【請求項2】軸方向に連続する任意幅の第1の径小部及
    び第1の径大部を備える透孔が形成されたローラ本体を
    形成する工程と、 前記ローラ本体の内部に合成樹脂を注入して前記第1の
    径小部で第2の径小部、前記第1の径大部で第2の径大
    部が軸方向に連続して成形された軸受を形成する工程
    と、 前記軸受又は前記ローラ本体を回転させて前記ローラ本
    体の前記第1の径小部に前記軸受の前記第2の径大部を
    圧入させ、前記ローラ本体と前記軸受とを合体する工程
    とを備えてなることを特徴とするガイドローラの製造方
    法。
JP2180280A 1990-07-06 1990-07-06 ガイドローラ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2744332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2180280A JP2744332B2 (ja) 1990-07-06 1990-07-06 ガイドローラ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2180280A JP2744332B2 (ja) 1990-07-06 1990-07-06 ガイドローラ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0467457A JPH0467457A (ja) 1992-03-03
JP2744332B2 true JP2744332B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=16080462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2180280A Expired - Fee Related JP2744332B2 (ja) 1990-07-06 1990-07-06 ガイドローラ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2744332B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007119448A1 (ja) * 2006-03-20 2007-10-25 Ajinomoto Co., Inc. 流動性食品注出用アダプター

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0467457A (ja) 1992-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3062760B2 (ja) 複合レンズ
JP2744332B2 (ja) ガイドローラ及びその製造方法
JP3408665B2 (ja) ボールねじ装置及びその製造方法
JPS63175281A (ja) テープガイドの前組体、テープカセツト及びそれらの製造方法
JP3098105B2 (ja) スプライン軸及びその成形方法
JP2728546B2 (ja) ガイドローラ及びその製造方法
JP2992094B2 (ja) レンズ保持部材
JP3688963B2 (ja) 樹脂成形方法および射出成形装置
JPH0464954A (ja) ガイドローラ及びその製造方法
JP3370164B2 (ja) ステッピングモータ用のリードスクリュー付きロータ軸及びその製造方法
JPH0414429Y2 (ja)
JPH0650833Y2 (ja) ピンチローラ装置
JPH09103044A (ja) 軸受装置の製造方法
JPS6336520Y2 (ja)
JPH01149253A (ja) テープガイドローラ
JPH01275953A (ja) ネジ軸用シールとその製造方法
JPH04281250A (ja) ガイドローラ及びその製造方法
JPH07121894A (ja) 樹脂軸受およびその製造方法
JP2592454Y2 (ja) 磁気テープカセット
EP0506004A1 (en) Ferrule molding tool
JP2514984Y2 (ja) 射出成形用金型
JPS63222844A (ja) 異径ロ−ラの製造方法
JP3621541B2 (ja) ゴムローラ
JPS6129468A (ja) 磁気デイスク装置
JP2002292677A (ja) 軸受用プラスチック製シールおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees