JPS63175281A - テープガイドの前組体、テープカセツト及びそれらの製造方法 - Google Patents

テープガイドの前組体、テープカセツト及びそれらの製造方法

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JPS63175281A
JPS63175281A JP62331859A JP33185987A JPS63175281A JP S63175281 A JPS63175281 A JP S63175281A JP 62331859 A JP62331859 A JP 62331859A JP 33185987 A JP33185987 A JP 33185987A JP S63175281 A JPS63175281 A JP S63175281A
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JP
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roller
tape
receiving means
tape guide
tape cassette
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JP62331859A
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English (en)
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アンソニイ・エル・ジエラーデイ
ジョン・ジエラーデイ
ビンセント・イー・ランドリー
ダイアン・シー・プルーノー
アラン・ビー・ローリー
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Shape Inc
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Shape Inc
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08757Guiding means

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はテープカセットに関し、より詳しくは、テープ
プレーヤー/テープレコーダーの磁気ヘッドを横切るテ
ープの走行を改良するための一体化したローラを有する
ところの独立の若しくは分離したプラスチック成形のテ
ープガイドを備えたオーディオ用テープカセットとその
製造方法に関するものである。
[従来の技術及びその問題点] テープカセットのための分離型のプラスチック成形のテ
ープガイドは、本出願人の米国特許第4.506,84
6号(現在は米国再発特許第823.481号)で説明
され、ここに添付の第1図と第2図に図示されているよ
うに、当業者にはよく知られている。より詳しくいうと
、図示のテープカセットは一般的に参照数字10で示さ
れており、そしてそれには限定はされないが、透明な素
材で好適に作られた下部ハーフ12と上部ハーフ14と
を含む。組立てられると、テープカセット1o(従って
、夫々のカセットハーフ12と14)は、第1図の下部
から見て、前部16と後部18と左側部20と右側部2
2を有する。テープカセットの内部には、テープ28を
、テープカセット10の前部を横切って走行させる為に
回転する第1テープリールと第2テープリールとが位置
されている。
テープカセット10の下部ハーフ12には、コーナのテ
ープガイドシャフト30と32が形成される。下部ハー
フ12にはまた、テープローラー34と36が設けられ
ているが、このテープローラーにはローラの回転軸柱3
8.40によって回動自在に軸支された貫通孔が内部に
設けられている。この柱体38と40は、共にテープカ
セットの下部ハーフ12の部分として成形されている下
部突起200上に形成される。これに対応する上部の突
起201は、上部ハーフ14に形成され、テープカセッ
ト10が組立てられる時、柱体38と40の自由端を受
け入れる。ローラ34と36は、上部ハーフ14と下部
ハーフ12の双方に形成され、突起200及び201と
同軸関係にある円形の凹部41によって画された領域内
に位置付けられる。業界で主に行なわれている方法だが
、ローラ34と36は、テープカセット1oの前部16
に位置し従来におけるテープ支持部分の中心をなすテー
プガイドの前組体44からは完全に独立している。
テープカセット10を組立てる為には第2図が最もよく
わかるが、空の下部ハーフ12から突起している柱体3
8と40が滑油されてから、独立したローラ34と36
がその柱体38と40の上に置かれる。その後、ローラ
34と36は、下部ハーフ12がテープガイドの前組体
の組立てステーションへ運ばれる時、組立工程の間、ロ
ーラ34と36がはずれないようにおさえられなければ
ならない。テープガイドの前組体44はそれから、下部
ハーフ12に形成された凹部42の内に置かれ(上部ハ
ーフ14は内部に相補的な凹部な有する)、そしてテー
プ28がわたしであるテープリール24と26が、下部
ハーフ12に位置して穴50があけであるほぼ平らなワ
ッシャ54に置かれる。リール24と26は、下部ハー
フ12に一段高く形成だ一対の環状リング21によって
位置を定められる。テープ28は、左から右へ、テープ
ガイドシャフト30、ローラ34、テープガイドの前組
体44の前部、ローラ36そしてテープガイドシャフト
32と、これらをわたって伸びていく。2つの穴48が
あけである相補関係のワッシャ52はそれから空の上部
ハーフ14の中に配置され、そのあと、上部ハーフ14
は下部ハーフ12の上に置かれる。結果として、柱体3
8と40の自由端は、突起201にある凹部によって受
けられ、そしてリール24と26もまた、上部ハーフ1
4に一段高く形成された一対の環状リング23により、
上部ハーフ14、下部ハーフ12のそれぞれのほぼ中央
の平らな部分の間に位置を定められる。ローラ34と3
6は、動作中は、突起200と201に当接しつつ、柱
体38と40の上で自由に回転することができる。
上述の従来のテープガイドの前組体44は、テープガイ
ドの前組体44の前部にあるところの動作中は磁気ヘッ
ドがテープ28と接触することになる中央のテープ支持
部分で、テープ28のアライメントについである制御を
可能とするが、しかし、テープのアライメントを制御す
る際に考慮すべきもう1つ重要なことは、ローラ34と
36のテープガイドの前組体44との関係である。
柱体38と40が下部ハーフ12で成形され、突起20
0と201が下部ハーフ12と上部ハーフ14のそれぞ
れで成形されるときに、成形上の不完全さが予期され得
る。その時、ローラ34と36が、欠陥のある柱体38
と40の上にそれぞれ置かれて、欠陥のある突起200
と201に接合したなら、結果として上部ハーフ14と
下部ハーフ12との間で、テープのアライメントが保て
ないという事態が生じる可能性がある。テープノアライ
メントがないという状態がごくわずかであったとしても
、テープの録音/再生能力を減少させる可能性があるの
である。
下部ハーフ12に形成された柱体38と40の上にロー
ラ34と36を据えるという従来の使い方のもう1つ重
要な欠点は、テープの内側の直径と、ローラのテープベ
アリング面とが正確に同心円になるようにつくることに
、成形上の固有の難しさがあるということである。その
ような同心性をつくりだそうとすれば、非常に微細なパ
ラメータの注意深く困難な制御が必要である。そしてこ
のことが、テープカセット製造の全体のコストを高くす
るということは当然である。
さらに、さまざまな成形上の許容誤差と組立の効率化の
ために、ローラ34と36の軸上のクリアランス、例え
ばローラの各端部とカセットの下部ハーフ12と上部ハ
ーフ14のそれぞれとの間のクリアランス、が必要であ
る。しかし必要ではあっても、大き過ぎるクリアランス
はテープの録音/再生の質を向上させるのには寄与しな
い。
最後に、このテープカセット10は、カセットの上部ハ
ーフと下部ハーフの間に独立したローラを使用するいか
なるテープカセットとも同様に、ローラ34と36の置
き違いや、柱体38と40の破損や、組立の間の注油の
し過ぎ等といった欠点が絶えずつきまとう。そして、そ
の欠点のいずれもが、品質検査の過程でテープカセット
1oが廃棄される原因となるのである。
他方、バゴツツイに発行されたた米国特許第4.079
,499号には、カセットとは別に形成された金属製テ
ープガイドを有するテープカセットが開示されているが
、この金属製テープガイドは、ここに添付の第3図に図
示されているように、テープガイドの両端部にローラを
組み入れている。バゴッツイ特許は、また、両端部を丸
くしたプラスチック成形のテープガイドを簡単に提案し
ているが、第3カラムの第1行目と第4カラムの第37
〜63行目を見ると、カセットの部材にプラスチックを
使うということから離れて、−M的に説明しているもの
である。より詳しくいうと、金属製の上部ハーフ60と
金属製の下部ハーフ62、そしてその間に位置する金属
製テープガイド64を含むテープカセット58が図示さ
れている。このテープガイド64は、金属の薄板をくり
返し折り曲げ、ブランキングすることによって作られ、
前部に設けられたテープ(不図示)支持面66と、テー
プガイドローラ70を受けるための側面68を形成する
。テープガイド64はまた、上部の耳片72と下部の耳
片(図示されていない)を有しており、テープカセット
58の組立中に、上部ハーフ6oと下部ハーフ62との
間で、分解組立を可能にしている。テープガイド64に
は、また、重量を軽くするための刻み76が、これらに
挟まれたタブ78を規定し、このタブ78が側支持部6
8を支え、この速支持部68がテープガイド64の後部
へ向う方向に弾性をもつように設けられている。
このテープカセット58は、以下の理由によって、業界
で受け入れられてこなかった。
第1に、この金属製テープガイド64は、結果的に、テ
ープの録音/再生能力を貧弱なものにすると信じられて
おり、その理由として粗い金属製の前部支持面66は必
然的に走行していくテープとの間に望ましくない摩擦を
つくり出すからである。しかし、摩擦を最小にするのに
十分な程度にこの支持面を研磨しようという試みは実際
有効であるとは思われていない。
第2に、ここに添付の第3図を見れば容易に理解されよ
うが、この金属製テープガイド64は、比較的に複雑で
時間がかかり、コストが高く、多数の工程の必要な方法
で製造され、この方法では金属の薄板はくり返し折り曲
げられブランクされる。折り曲げたりブランクするとい
うこのような方法は、容易にはオートメーション、ある
いは大量生産という目的に十分かなう程度の複製生産に
も容易には適さない。例えば、正確なテープトラッキン
グの為の必要条件であるが、バゴツツイ特許のテープガ
イドの夫々の左側部は右側部と正確に同じ寸法でくり返
し形成されると保証するのは非常に困難であろう。
第3に、金属というのは、テープガイド64を正確に折
り曲げたりブランクする能力に影響を及ぼしたりする、
ある欠点や不純物を有するということで知られている。
第4に、この金属製テープガイド64のような、テープ
カセット内の磁化され易い部材はどれも、テープカセッ
トの使用可能な寿命を急速に終息させる可能性がある。
第5に、バゴツツイ特許(その第8図)によると、個別
の軸ビン69が、これもまたおそらく金属製であろうが
、ローラの夫々に設けられており、このビン69はテー
プローラに形成されたスルーホールを通って、ローラの
内部へ伸び、側部支持部分を貫通しているとうに見える
。説明はされていないが、以下のことが明らかである、
つまり、バゴツツイ特許の金属製テープガイドを組立て
るためには、側部支持部分68にローラ70を夫々挿入
できるように、各々の側部支持部分68を分離させるに
は、外部からの力を使わなければならないということで
ある。それから、ビン69が上からあるいは下から挿入
可能になる前に、各々のローラ70の中に軸状に形成さ
れたスルーホールは、側支持部68内に形成された同じ
線上の対のアナウンスと視覚的に一列に並ぶようにされ
なければならない。なぜなら、ローラ70の中心線を、
望ましい位置に自動的に方向づける為の手段が何もない
からである。ビン69がいったんローラ70に挿入され
ると、ビン69が外へ落ちるのを防止する為に、ビン6
9はくさび止めされる必要があろうし、あるいはテープ
ガイドがカセットベース62に速やかに挿入される必要
がある。
上述の米国特許第4,506,846に関しても、再び
同心性の問題が生じてきて、ローラが回転できるように
、ローラ70と側支持部68との間にクリアランスを設
けなければならない。
第6に、ある態様でもって、ローラは金属製の側支持部
の内部で回転しやすくするために、夫々注油されなけれ
ばならない。例えば、こ二のローラの端部は側支持部へ
挿入される前に注油した方がよい。その代りに、あるい
はそれに加えて、ビン69はローラ70へ挿入される前
に注油した方がよい。どちらの場合にも、一度注油され
たローラと(又は)ビンは操作するのに難しくなる。結
果として、この方法は組立のコストと複雑さを増加させ
るので、テープカセットの大量生産に不適当である。
第7に、しかも最も重要なこととして、バゴツツイ特許
を吟味してもはっきりしないが、側支持部68とカセッ
トの上部ハーフ60.下部ハーフ62との間にクリアラ
ンスがなければならず、さもないと、ローラ70から伸
びている速支持部68がカセットハーフ60,62に接
触して、ローラ70(バゴツツイ特許の第8図参照)の
回転を妨げることになるからである。結果として、側支
持部68は、動作中は、テープカセットの後部の方向に
弾性を有するに留まっている。側支持部68は、テープ
の装填、あるいは通常の動作中、テープのたるみを最小
にする為の緩衝材の役割をするようにされているのは明
らかである。だが残念なことに、この緩衝材の効果がも
たらすものは、好ましい安定して精密なテープガイド面
ではなく、絶えず変化するテープガイド面なのである。
さらに、このように変化しやすいテープガイドは間違い
なくテープのスピードを変えて、ワウフラッタ−を生じ
させる筈であり、このことはまた大きな欠点である。最
後に、この金属製の側支持部68のばねのような機能は
、絶えず変化するテープガイド面に加えて、時間と共に
減じるのである。
日本の公報第56−50354号では、その端部に回転
ローラが設けられたプラスチック成形の、独立のテープ
ガイドが説明されているようである。このローラが別に
挿入された軸を含むのか、あるいは一体成形された軸を
含むのかどうかは、この文献からははっきりしない。し
かし、この文献により説明されたテープガイドは、先に
バゴツツイ特許に関連して検討された欠点のうち、すく
なくとも第7番目の欠点を有しており、おそらく第5、
第6の欠点もまた有している。
すなわち、この日本の文献で示されているロ−ラを受け
るローラベアリングは、動作中はテープカセットの後方
向に弾力的に曲るように意図して設計される。バゴツツ
イ特許のテープガイドのように、このようなテープガイ
ドは、好ましく安定して精密なテープガイド面ではなく
て、絶えず変化するテープガイド面をつくりだす。
上述の観点から、テープアライメントの正確さが改善さ
れたという特色をもつ独立したテープガイドを含み、よ
り簡単、より安価に製造できるテープカセットと、それ
に関連する製造方法が要求されているのである。
[以下余白] [問題点を解決するための手段及び作用]従って、本発
明の目的は、高精度に形成され、変化しにくいテープガ
イド面を有する一体成形のローラをもったテープガイド
を提供することである。
本発明の他の目的は、非常に複製しやすく、その寸法を
正確に調節することができる一体成形のローラを有する
テープガイドを提供することである。
本発明の他の目的は、経済的で高品質な製造が可能な一
体成形のローラを有するところのプラスチック成形の独
立したテープガイドを含むテープカセットを提供するこ
とである。
本発明の更に他の目的は、プラスチックから高速且つ正
確にでき、そしてオートメーションによって効率よく組
立てすることができた一体成形のローラを有するところ
の、プラスチック成形であって独立型のテープガイドを
含むテープカセットを提供することである。
本発明の他の目的は、先行技術のテープカセットと比較
する時、テーププレーヤー/テープレコーダーの磁気ヘ
ッドについてより優れたテープアライメントをもたらす
ところの、一体成形のローラを有するプラスチック成形
且つ独立型のテープガイドを含むテープカセットを提供
することである。
最後に、本発明の別の目的は、先行技術の方法と比較し
て、より高速に、より正確にテープガイドの寸法を調節
できるという特色を有して、テープカセット並びに、一
体成形のローラを有するプラスチック成形の独立したテ
ープガイドを製造する方法を提供することである。
本発明の更に他の目的及び利点は、以下に続く説明で部
分的に述べられ、またはその説明から部分的に自明であ
り、または本発明の実施例により理解される0本発明の
目的と利点は、添付の特許請求の範囲に特に示されたも
のの実施例及び結合によって実現でき獲得されることが
できる。
前述した本発明の目的とその他の目的とを達成するため
に、独立型のプラスチック成形で細長いテープガイドの
前組体を有するテープカセットが提供される。このテー
プガイドの前組体は、その左右の端部に、一体成形の2
つのベアリング延長部を組みこんである。それぞれのベ
アリング延長部は、対向し且つ平行な一対の平らな部材
であり、テープカセットのカバーとベースに形成された
対応する構造物によって受けられる。この平らな部材は
、そこに形成されているローラ受け手段を含む。この平
らな一対の部材は、その水平面に垂直な方向にだけたわ
む能力を有し、そのために組立ての間、回転自在なロー
ラがローラ受け手段の中へ容易にカチツと締まることを
可能にする。
テープローラの回転軸は、射出成形されたテープガイド
の構造の一部として、あるいは射出成形されたローラの
構造の一部としても、好適に形成される。いったんロー
ラがテープガイドの前組体の中へ挿入されると、このテ
ープガイドの前組体は、組立てされて、テープカセット
の前部の中に組み込まれ、そこで、ローラはテープカセ
ットの中央テープ支持領域の構成要素となる。
本発明はまた、先に説明した、テープカセットとテープ
ガイドの前組体の製造方法を含んでいる。その工程は以
下の通りである。
夫々に一体成形されたベアリング延長部を含むような左
右端部を持つところの一体のブリッジを含むように、一
工程射出成形によって、テープガイドの前組体を形成し
、 そのベアリング延長部の夫々にローラ受け手段を形成し
、 その端部がローラから伸びるような軸を有する一体射出
成形のローラを形成し、 ローラをローラ受け手段の中に回転するように置き、 ベアリング延長部の受け手段を含むように、テープカセ
ットの上部ハーフと下部ハーフを形成し、 ベアリング延長部がベアリング延長部受け手段によって
受けられるように、チー、ブガイドの前組体をテープカ
セットの中へ挿入する。
[実施例] 本発明の好適な実施例が、第4図から第12図までを参
照して説明される。特に指示されない限り、本発明によ
るテープカセット79の夫々の部材は、本発明が直接的
に改良を加えた上述の第1図と第2図に図示されたテー
プカセット10において使用される部材と同じものであ
る0本発明と従来の技術とのもつとも重要な相違は、テ
ープガイドの前組体の構造並びに、このテープガイドの
前組体がテープカセットと協同して作動するその方法に
関するものである。
第4図と第5図に最もよく図示されているが、本発明に
よるテープガイドの前組体80は、比較的に硬質の、射
出成形で引き伸ばされた一体のブリッジ82であり、こ
のブリッジ82は、上部84、下部86、前部88、後
部90、左端部92及び右端部94を有する。ブリッジ
82は、プラスチックか、あるいは、少なくともそれと
同等で、射出成形可能な素材により形成される。ブリッ
ジ82の前部88には、左上側コーナーボスト96、左
下側コーナーボスト98、右上側コーナーポスト100
及び右下側コーナーポスト102が形成される。対にな
っているポスト96.98とポスト100,102の夫
々には、左側のビン106の端部と右側のビン108の
端部とを受け入れるための穴104が貫通しており、こ
のビンは両方共に好適には等しい長さの円筒型で、磁気
を帯びないステンレス鋼で作られる。このビン106.
108は、ブリッジ82の上部84と下部86の両面(
従って互いに平行な)に垂直であるように、穴104の
内部に置かれる。
テープガイドの前組体80の前部88にはまた、A、B
、C,D、の文字を付された突起部が(左から右まで)
形成されており、この突起部の夫々は、テープガイドの
前組体8oの、上部84と下部86の両面に垂直に形成
されている。突起部A−Dと、ステンレス鋼製のビン1
06,108とテープローラ110.112とは、以下
説明するように、本発明によるテープカセット79の中
央テープ支持部分の範囲を規定する。
テープガイドの前組体はまた、ブリッジ82の左端部9
2、右端部94の夫々にあるベアリング延長部116.
118を含む、これらのベアリング延長部116,11
8は、一体のブリッジ82の一部分として一体成形され
ており、116は突起部Aから、そして118は突起部
りから夫々伸びている。各々のベアリング延長部116
,118は、平行に向いあってほぼ平面状の一対の部材
120.122から成っており、この部材120.12
2は、その水平面と垂直な方向に、互いに関連して可撓
性を有する。
平面状部材120,122は、好適には、平坦な支持部
材123により、突起部A−Dにより支持された円12
1の形状である。もちろん、平面上部材120.122
は第11図の如く他の形状をしていてもよい。円形形状
が好ましい。何故なら、円形ベアリング面は不均一なベ
アリング面よりも成形が容易であり、以下説明する円形
の凹み125を有する円形のベアリング延長部116゜
118の界面が組立工程で容易に得られるからである。
円形121及び支持部材123の各々は、テープガイド
前組体80の比較的平面状の上部ハーフ84と下部ハー
フ86とに平行であるが、各々の円121は対応してい
る支持部材123の上に、わずかに高く盛りあがってい
る。この高く盛りあがっている円121のための充分な
場所をテープカセット内に設けるために、テープカセッ
ト79の上部ハーフと下部ハーフ86の夫々に、円形の
凹み125が形成されており、この円形の凹み125が
円121を受けて、テープガイド80をテープカセット
79に対して向けるのを助ける。すなわち、円形の°凹
み125は、ローラの位置を安定させるために、即ち、
ローラの中心線の横方向の動きを最小にするために都合
よく役立つ。
ローラ34,38がカセットの下部ハーフ12と上部ハ
ーフ14とによって直接受けられる構成となっている上
述の米国特許4,506,846と直接に対比すると、
本発明の場合、独立した別個の部材、即ち、平面状部材
120,122が、カセットの上部ハーフ、下部ハーフ
とローラの端部との間に配置されている。
上記の新規な構造という点に鑑みると、本発明のテープ
ガイドブリッジ82は、ローラの回転に特に有益な滑ら
かさという特質を有する低摩擦の素材で製造するのがよ
い。より詳しくいうと、本発明によるテープガイドは、
例えばモンサンドのABS樹脂No958のように、外
用潤滑油の添加剤を含むアクリci−トリルーブタジェ
ンースチレン(ABS)で形成することができる。この
ような低摩擦の添加剤はABSと混合されて、最終的に
ブリッジ82の表面にいきわたって表面に滑らかさを加
え、ベアリング延長部116,118の内部にあるロー
ラの回転を容易にする。
結局、コスト、製造、処理、プリンティングという観点
から見て不利な滑らかさをもつ完全なカセットの両ハー
フを作るということ、あるいは、従来から行なわれてい
るように、円筒38.40を別々に滑らかにするという
ことは、この実施例では回避されている。加えて、テー
プガイドブリッジ82の滑りのよい表面は、ブリッジ8
2の前部にある滑りのよい突起部A、B、C,Dと接触
しながら走行するテープの平均寿命を改良するのである
先に検討した米国特許第4,079,499号では、回
転しているローラ70が金属製の側支持部68と接触し
て摩擦をつくり出すように、金属製の前部支持部66と
接触するテープが望ましくない摩擦を確実につくり出し
てしまうが、本発明の構造は米国特許第4,079,4
99号とは著しく違っている。また先に検討した米国特
許第4.079,499号や日本の特許公報第56−5
0354と違って、ベアリング延長部116゜′118
の円121は、円形の凹み125と相まって、テープガ
イドの前組体80をテープカセット内の正しい方向に向
くのを助け、動作中、ベアリング延長部116,118
がテープカセット79の後部方向に動くのを防止する。
さらに、上述の同一権利者の米国特許第4.506号と
違い、本発明によるローラ110.112は、平面状部
材120,122の円121によって、上部ハーフ14
と下部ハーフ12に夫々形成されている円形の凹み12
5から隔てられている。
最後にすくなくとも米国特許第4.079,499号及
び4,506,846号と異なり、テープローラ110
,112の回転軸は、ブリッジの射出成形されたベアリ
ング延長部と一体となった延長部として、若しくは、ロ
ーラ本体と一体となつた延長部として、好適に形成され
る。
ベアリング延長部116,118の各々はまた、そこに
形成されたローラ受け手段124を含む。各々のローラ
受け手段124は、これから夫々説明される第9図と第
1o図に示される、ローラ112,112の軸を受ける
ローラ受け手段124は、これから説明されるように、
本発明に係る実施例として数例説明される。
第4図、第5図に示された第1の実施例では、ローラ受
け手段は、平面状部材120,122の夫々に、内部中
央を貫通する形に形成された穴128を含む、見れば理
解されようが、穴128は、第10図に図示されたロー
ラ110の軸126の端部を受けるために軸と同一直線
上にある。
この実施例の場合、ローラ受け手段124はまた、平面
状部材120,122に形成され、穴128と一緒にな
る角度をなして凹みをつけた部分129を含む、第12
図に示されたように、この角度をなして凹みをつけた部
分129は、ローラ110の軸の端部を、穴128に容
易に速やかに導くための通路となる。結果として、オー
トメ化された組立中に、軸126が、前記角度をなした
凹み部分129の中の少し左側か、あるいは少し右側へ
挿入されたとしても、軸126は角度をなして凹み部分
129の後部中央の方向へ、次いで穴128の中へと導
かれる。
各々の平面状部材120,122と、ローラ110.1
12の端部との間には、滑らかな回転を可能にするため
に、わずかのクリアランスが存在する。この点を考慮し
て、平面状部材120.122とローラの端部との間の
いかなる摩擦も回避するために、部材120,122は
できる限り平行に形成されなければならない。
第10図は、射出成形素材、例えば好適には、硬質プラ
スチックの単一部分品から形成されるローラ110の側
面図である。このローラ110は、側面に突起部分13
2がある円筒形の表面130を有しており、この突起部
分132がテープ(図示されていない)がテープが横に
動くのをくい止める。加えて、軸126は、口・−ラ1
10と一体になって、あるいはローラ110とは別に形
成されることができる。また軸126はスペーサー13
4によって、放射状に等距離な地点で、円筒形の表面1
30から隔てられる。例えば、3つのスペーサーが一体
ローラの1部分として一体成形されてもよい。軸126
はソリッドであり、そして、その向い合った短い端部1
36,138は、上述のように、組立中に、前記角度を
なした凹み部分129によって、平面状部材120,1
22に形成された回転用の穴128の中へと導かれる。
好ましくは、軸の端部136,138のエツジは、ロー
ラ受け手段124により容易に受けられ動けるように斜
めに面取りされる。このはすエツジは誇張して図示しで
ある。実際には、成形を考慮して、はすエツジ146は
最小の面取りした面若しくは半径となる筈である。
軸126の直径は、おおよそ125″である。
これに対応する穴128と、これから検討する円形の空
所140との直径は、回転軸126の端部136.13
8を受けるために、軸126の直径より少し大きくなっ
ている。この端部136.138は、上部ハーフ14と
下部ハーフ12の夫々に形成された円形の凹み125に
接触しないように、平面状部材120,122を越えて
伸びない。
一体成形の軸126を有するところの本発明のローラ1
10の好適な実施例により、ローラ110のテープベア
リング面130に対する軸126の平行性を、もつとず
っと正確に調節することが可能になった。中央を貫通し
特別な内径の穴を有する従来のローラは芯となるビンを
使う方法によって典型的に成形され、プラスチックがそ
のビンのまわりを囲むように成形される・、先行技術に
おいては、たぶんゲートの位置によるのであろうが、こ
の内径がゆがむという一定の傾向がある。
即ち、ローラが鋳型から出てくる時、ローラは、好まし
くはローラの内径と同心円をなしベアリング面を押す金
属製のスリーブによって射出されるのである。ローラを
つくるための鋳型を流れるプラスチックは、ふつう一方
の側だけか、あるいはもう一方の側だけから入ってくる
。ローラを鋳型からはずして押し始めると、ローラは一
方の側へ動く傾向があり、それで結果としてローラの内
径はゆがんでくるということはあり得る。このことはこ
の技術の分野ではよく知られていて、長い間解決されな
いでいる欠点である。しかし本発明の場合、軸にただ1
つ短いベアリング面が必要なだけであり、このベアリン
グ面は、ローラの外径、例えば面130と同心性がある
ように、先行技術で可能とされたよりもずっと高いもの
として作ることができる。
本発明によるテープガイドの前組体80の第2の実施例
は、第6図と第7図に示される。この実施例では、テー
プガイドの前組体80のローラ受け手段124は、平面
状部材120,122の夫々に形成された円形の凹み1
40である。第4図、第5図に図示された実施例と対比
すると、円形の凹み140は平面状部材120,122
を貫いて続いてはいない。この円形の凹み140は、第
10図のローラ110の軸126の端部136.138
を受けるために、中心を軸126と同一直線上におくと
いう態様で形成される。角度をなして凹みをつけた部分
141が、各々の平面状部材120,1228:形成さ
れ、ローラ110(7)端部136,138を、夫々の
円形の凹み140に導くための助けとなっている。
第8図は、本発明に係るテープガイドの前組体80の第
3の実施例の、上部から見た断面図である。この3番目
の実施例は、短い突起143を使用することで、第1の
実施例の穴128や第2の実施例の円形の凹み140と
異なっており、この短い突起142は可撓性平面状部材
120,122上に形成され、そこから伸びて互いに向
い合い、ローラ112(第9図に図示)の軸146の芯
を抜いた端部149.150を受ける。この突起142
は、一体射出成形のテープガイド前組体80の一部とし
て一体成形される。組立中、突起142を有する平面状
部材120,122は離されて、ローラ112の軸14
6の芯を抜いた夫々の端部な受ける。
より詳しくいうと、第9図は本発明によるローラに係る
他の実施例を横から見た断面図である。
このローラ112は、射出成形素材の単一部分で構成さ
れており、とのローラもまた、テープ(不図示)の動き
をおさえるために、横方向の突起144を有する円筒形
の表面143を有する。加えて、軸146は、ローラ1
12と一体成形されることも、あるいは別に成形される
こともでき、また一体成形されたスペーサ148によっ
て、円筒形の表面143から放射状に等距離の点で隔て
られる。この実施例の軸146は、その短い面取りをし
た端部149,150にて中心がくり抜かれており、平
面状部材120,122の内側の壁面に形成された突起
142を回転自在に受ける。
第11図は、本発明によるテープガイド前組体部組体8
0の他の実施例の切り欠き透視図であって、特に、ベア
リング延長部116.118夫々に複数の一体成形のロ
ーラ110を使用する方法を示した。より詳しくいうと
、この実施例は、ローラ受け手段124として、平面状
部材120゜122の前方のエツジや側壁にて、二つず
つ対にして同一直線上に形成された複数の引き入れ口1
51を組み込んでいる。引き入れ口151の各々の向い
合った対は、これから説明される方法により、第10図
に示されているように、ローラ110を受ける。この実
施例では、ローラの軸を、平面状部材1201.122
の内側に形成された穴や凹みに位置させる必要がない。
その代りに、ローラ110の軸126は、平面状部材1
55,157のエツジに形成された対になった引き入れ
口151に受けるだけですむのである。
従来の技術においてローラの同心性をいかに達成するか
に関して以上検討してきた問題とは対照的に、本発明で
は、軸の外側の直径は、従来のローラの内側の直径でし
たよりも、ローラのテープベアリング面に対して高い同
心性をもたせて製造することができる。さらに、本発明
によるローラのパラメータをもつと正確に制御すること
ができるので、従来からのローラとカセットの両ハーフ
との間の余分な軸方向のクリアランスという望ましくな
い可能性は略最小にすることができる。ベアリング延長
部116.118の成形そしてベアリング延長部116
,118と、上部ハーフ14下部ハーフ12の夫々にあ
る円形の凹部125との境界部の成形に対して行なわれ
る制御を改良することによって、最小のクリアランスは
さらに精度が高くなる。
第4図と第5図を再び参照すると、本発明によるテープ
カセット79とテープガイド前組体80はまた次の特徴
を有す、板ばね152、やや軟質で低摩擦のテープ接触
部材153が、テープガイ゛  ド前組体80の前部8
8に位置される。長方形の形状を有する。長方形状を有
するやや硬質のシールド154が、壁158の下部から
垂直に伸びる棚状の突起156上に位置する。このシー
ルド154は、テープリールにあるテープを、レコーデ
ィングベットの近くでつくられる磁気シグナルに近づけ
ないようにする従来からの手段である。
テープガイド前組体80はまた、下から上に対角に向い
合った一対の第一位置決め穴162と、上から下に向い
合った一対の第二位置決めめ穴160を有する。第一と
第二の位置決め162,160は、この位置決め穴が本
発明の中央テープ支持部分の範囲を規定するために、重
要である。この中央テープ支持部分とは、即ち、突起部
A。
B、C,D、それから、金属性ビン106,108、及
びこれから説明するテーププレーヤ/テープレコーダの
磁気ヘッドに関連して上述したローラ110等を組みわ
せたちのである。
テープガイド前組体8oの左側に夫々ある第一位置決め
穴162と、第二位置決め穴160の各々のまわりを囲
む形に左の環164が位置しており、右側にある位置決
め穴160,162の各々のまわりを囲む形に右の環1
66が位置する。テープカセット79が組立てられる時
、左の環164と右の環166は、テープカセット79
の上部ハーフ169ト下部ハーフ171の夫々に位置さ
れた穴168(複数)の内側に、上下の間でわずかにク
リアランスをもたされて置かれる。
テープガイド前組体80は、また、その中央後部90の
近くに、ほぼ円筒形の穴170を有しており、テープガ
イド前組体80がテープカセット79に挿入されるとき
、この穴170は、テープカセット79の下部ハーフに
形成されたシャフト172を囲む。
テープカセット79が通常のテーププレーヤ/テープレ
コーダに挿入されると、テーブプーヤ/テープレコーダ
は、テープカセットの上部ハーフ169と下部ハーフ1
71とではなくて、テープガイド前組体8oと接触する
。即ち、テーププレーヤ/テープレコーダの、一つかま
たは二つの位置決めガイドビンが、前記第一と第二の位
置決め穴162,160に入ると、テープガイド前組体
は浮動して、位置決めガイドビン(単数又は複数)によ
って適切な方向に向けられることが可能になる。それに
も関わらず、この動きは、次の場合では、いかなる構造
的欠点にもなるのである。
即ち、その場合とは、テープカセット79の上部ハーフ
169と下部ハーフ171において、円形の凹み125
のそばのアリング延長部116,118の境界において
、穴168のそばの環164.166において、そして
穴170のそばのシヤフト172においてである。この
ようにして、ローラ110.112、ビン106,10
8、突起A−D、即ち中央テープ支持領域、がテーププ
レーヤ/テープレコーダの磁気ヘッド面に対して平行に
適当に位置付けられる。
以上の説明から理解されるように、本発明は先行技術の
テープガイド前組体から進歩したものであって、本発明
におけるテープガイド前組体は、より正確で一体射出成
形の独立したテープガイドと、ベアリング延長部とを兼
備スル。このベアリング延長部は、テープカセットのカ
バーとベースによって受けられ、高度な同心性と最小の
クリアランスという特色のある一体射出成形の軸つきロ
ーラを受けるように一体成形される。これらの部分は一
緒になって、結果として、テーププレーヤ/テープレコ
ーダの磁気ヘッドに対応するテープのすぐれた直線性を
生みだし、そしてこのことは、当然、テープの改良され
た録音/再生能力をつくり出す。
第12図は、上述のテープカセットの製造方法を図示し
ており、この方法は、米国特許第4,079.499号
あるいは、日本の公報筒56−50354号に関連した
方法より、もつとオートメイションに適したものである
。本発明の方法によると、テープカセット79はまず第
一に、ほぼ平面状の上部ハーフ169、ほぼ平面状の下
部ハーフ171、引き伸ばされたテープガイド前組体8
01そしてテープローラ110,112を含むように形
成される。このテープガイド前組体8Qは、ベアリング
延長部116,118を夫々に含む左右の端部、そして
ベアリング延長部と一体成形されるローラ受け手段12
4とを有する一体のブリッジ82を含むように、単一工
程の射出成形によって形成される。ローラ110,11
2もまた、単一工程の射出成形により、一体のローラを
含むように成形される。このローラは好ましくは、この
ローラから伸びた形に端部が一体成形された軸を有する
。このローラ110,112は、それから、回転の為の
ローラ受け手段124の中におかれる。
より詳しくいうと、第12図で理解されようが、挿入す
るローラの形状に一致する保持部182を有する工具1
80を、複数のローラを運ぶ円形のタレットあるいはコ
ンベヤ184まで進められる。この場合、第10図で説
明されたローラは、ローラと一体成形のソリッドな軸1
26を有する。
上記の工具180は1つのローラを選択し自動的にベア
リング延長部116,118まで運搬する。水平で平行
な部材120,122に対して垂直に向いた軸126で
もって、工具180は軸126を、角度をなして凹みを
つけた部分129へ押す。工具180が軸126を、内
部へ向って押す時は、比較的に弾力性のある平面状部材
120.122は、軸126が部材120.122の間
をするりと入ることができる位に充分に離れている。軸
!26が部材120,122の間を滑らされて入れられ
ると、角度をなして凹みをつけた部分129は、入って
きた軸の端部136,138を、ローラ受け入れ手段1
24の方向、即ちこの場合は、同一直線上の穴128の
方向へ導く。
ローラ110が同一直線上の穴128に入ると、平面状
部材120,122は元の位置に戻り、ローラを回転で
きるように受ける。
以上で理解されようが、この方法は、円筒38と40に
注油して、組立ての後、ローラを円筒38と40の決ま
った場所にすえるという従来技術の工程を除いている。
この方法はまた、組立中、従来技術におけるビン69を
ローラ70に別々に挿入する必要性そして、ビン69を
受けるための側部支持部分68に形成された穴に対して
、ローラな視覚的に正しく方向づけるといる必要性とを
除いてくれる。全体として、本発明は先行技術の二つの
方法と比較すると、組立てにするかなりの時間を節減し
てくれる。
もちろん、同様の製造方法が、ローラ受け手段124の
第二の実施例、即ち、突起142の場合にも適用できる
6他方、ローラ受け手段124、即ち、円形の凹み14
2に関する第3実施例の場合は、何か外部の力を利用し
て、平面状部材120.122を引き離し、そして、少
なくとも軸146の長さと等しい距離だけ突起142を
引き離して、突起142が、ローラ112の軸146の
、芯がくり抜かれ斜めに面取りされた端部149.15
0を、受けれることができるようにしなければならない
一旦、ローラがローラ受け手段124に受けられると、
テープガイド前組体80がテープカセット79の前部領
域において組立てられる。上述の通り、テープカセット
79の組立中、円形121が円形の凹み125によって
受けられて、テープガイド前組体80がテープカセット
79に対して正しく方向づけられるのを助けたり、また
、動作中に、ベアリング延長部116,118が水平の
方向に動くのを防止する。
組立てに際しては、上述したが、テープカセット79が
最高に動作するために、ローラの両端部とベアリング延
長部116,118との間、それにベアリング延長部1
16,118と円形の凹み125との間に、最小量のク
リアランスがなければならない。その目的は、ローラが
自由に動けるようにするため、そしてテープカセット7
9に対してテープガイド前組体80に相応な柔軟性をも
たせるためである。
本発明が、射出成形のプラスチックのブリッジ82と射
出成形のローラ110,112との両方を使用するとい
う事実によって、これらの部材が、この技術の分野では
周知の方法である二段階成形により速やかに、容易に、
同時に成形することができる。即ち、ローラ110,1
12を、ブリッジ82の中へ正確に射出成形することが
できる。これは、ブリッジの形成、ローラの形成、ロー
ラのブリッジへの運搬、ローラのベアリング延長部への
挿入という別々の工程を除いてくれる。
本発明による方法は、同一権利者に係る米国特許第4,
606,846号に関連して、先に説明した方法とは著
しく違っていて、ローラ110゜112をテープガイド
前組体80の中に組み込むことによって、組立中1、ロ
ーラを保持しておくという、面倒で非能率的な手順が少
しも必要ではない、ここに説明する方法は、また、米国
特許第4.079,499号や日本の公報第56−50
354号に関連して説明した方法とは異なっており、こ
この方法では、ローラは、回転軸と一体成形され、角度
をなして凹みをつけた部分129を通ってローラ受け手
段124へ、速やかに容易に導かれる。また他に選択し
得る方法として、二股階成形によって、ローラを、ベア
リング延長部において直接形成することもできる。
上述したことがらは、本発明の単なる原理だけを説明し
たと考えられてよい。さらに、多数の修正や変更が、こ
の技術の分野の当業者には容易に考えつ(ことができる
のであるから、本発明を、図示され、説明された構造と
動作だけに限定するのは望ましくない。例えば、穴12
8、凹み140、突起142のいかなる組み合わせも、
必要とあれば、−緒に用いることができる。例えば、ロ
ーラ軸の端部が適切に修正されて、一本の軸の一方の端
部が、穴128により受けられて、もう一方の端部が突
起142により受けられるというようにである。従って
、本発明の適切な修正や、それと同等なものは全て、本
発明の範囲、並びに添付の特許請求の範囲内に含まれる
ものである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、製造の簡単な、且
つ高精度のテープガイド前組体及びそれを用いたテープ
カセット、並びに、これらの製造方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は、本明細書に組み込まれて、その一部を構
成しており、記述部分と相まって、本発明の実施例を図
示し、発明の詳細な説明するのに役立つものである。 第1図は、従来のテープカセットのうち特に、テープカ
セット内に置かれたプラスチック成形のテープガイドと
カセットの上部ハーフと下部ハーフとの間に直接に置か
れる独立したローラとを示す上平面図、 第2図は、第1図従来例のテープカセットのうち特に、
テープカセット内の、プラスチック成形のテープガイド
とローラの組体な示す分解組立ての等角投影図、 第3図は、他の従来技術に係るテープカセットのうち特
に、軸となるビンの上に置かれたローラを有する金属製
の独立したテープガイドの分解組立透視図、 第4図は、本発明に係るテープカセットのうち特に、内
部に一体成形のローラを据えたプラスチック成形の独立
したテープガイドの前組体の第1実施例を示す平面図、 第5図は、第4図で図示されたテープカセットの正面図
、 第6図は、本発明によるテープガイドの前組体の第2実
施例の上平面図、 第7図は、第6図で図示されたテープガイドの前組体の
第2実施例の正面図、 第8図は、本発明によるテープガイドの前組体の第3実
施例の上断面図、 第9図は、本発明で使用されるローラの1つの実施例の
側部断面図、 第10図は、本発明で使用されるローラの他の実施例の
側面図、 第11図は、本発明によるテープガイドの前組体の第4
実施例のうち特に、テープガイドの前組体の側部の夫々
にある複数のローラが使用される状態を示す切り欠き斜
視図、 第12図は、本発明による製造方法を示す概要図である
。 図中、 79・・・テープカセット、80・・・テープガイド前
組体、82・・・ブリッジ、84・・・テープガイド上
部、86・・・テープガイド下部、88・・・テープガ
イド全部、90・・・テープガイド後部、92・・・テ
ープガイド左端部、94・・・テープガイド右端部、9
6.98,100,102・・・コーナポスト、104
・・・穴、106,108・・・ビン、110,112
・・・テープローラ、116,118・・・ベアリング
延長部、120,122・・・平面状部材、123・・
・支持部材、121・・・円、124・・・ローラ受け
手段、125・・・凹み、126・・・軸、128・・
・穴、129・・・凹み部分、130・・・表面、13
2・・・突起、134・・・スペーサ、136,138
・・・軸端部、140・・・空所、143・・・表面、
141・・・凹み部分、142・・・突起、144−・
・突起、146・・・軸、149゜150・・・端部、
151・・・引き入れ口、152・・・板ばね、154
・・・シールド、155,157・・・平面状部材、1
56・・・突起、158・・・壁、160・・・第2位
置決め穴、162・・・第1位置決め穴、164.16
6・・・環、168・・・穴、169・・・上部ハーフ
、171・・・下部ハーフ、170・・・穴、180・
・・工具、182・・・保持部、184・・・コンベヤ
である。

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テープカセットのテープガイド前組体であつて、 (a)左右両端部を有し比較的硬質なプラスチツクで一
    体射出成形されたブリツジであつて、この両端部の各々
    は、 そのブリツジの平面状の上部と下部に対して各々が平行
    な支持部材から延出したところの、一対の向かい合い且
    つ平行で略平面状の部材を有するベアリング延長部と、 平面状部材の各々の一体部分として成形されたローラ受
    け手段とを; 有するそのブリツジと; (b)各々のベアリング延長部のローラ受け手段の中に
    置かれた回転自在のローラとを有してなるテープガイド
    前組体。
  2. (2)前記各々のローラは、 そのローラから延出したソリツドな端部を有する軸をも
    つ射出成形のローラである事を特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のテープガイドの前組体。
  3. (3)この軸はローラと一体に成形されたものである事
    を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載のテープガイ
    ドの前組体。
  4. (4)前記ローラの各々は、このローラから伸びる芯が
    抜かれた軸を有する射出成形のローラである事を特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載のテープガイドの前組
    体。
  5. (5)前記軸は前記ローラと一体に成形される事を特徴
    とする特許請求の範囲第4項に記載のテープガイドの前
    組体。
  6. (6)前記ブリツジは低摩擦のアクリロニトルブタジエ
    ンスチレンで形成される事を特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載のテープガイドの前組体。
  7. (7)前記ローラ受け手段は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された穴に対して伸
    びたところの角度をなした凹み部分を有し、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成
    された前記2つの穴は、平行な前記平面状の部材に対し
    て同一直線上且つ垂直にあるように形成された事を特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のテープガイドの前
    組体。
  8. (8)前記ローラ受け手段は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された円形の凹所に
    対して伸びたところの角度をなした凹み部分を有し、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成
    された前記2つの円形凹所は、平行な前記平面状の部材
    に対して同一直線上且つ垂直にあるように形成された事
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のテープガイ
    ドの前組体。
  9. (9)前記ローラ受け手段は、 このテープガイドの前組体の一部として、各々の前記平
    面状部材の中央に成形された突起を有し、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材状に形
    成された前記2つの突起は、向かい合い、平行な前記平
    面状の部材に対して同一直線上且つ垂直にあるように形
    成された事を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    テープガイドの前組体。
  10. (10)テープカセツトのテープガイド前組体の製造方
    法であつて、 (a)単一射出成形により、左右両端部を有し比較的硬
    質なプラスチツクで一体射出成形されたブリツジであつ
    て、この両端部の各々は、 そのブリツジの平面状の上部と下部に対して各々が平行
    な支持部材から延出したところの、一対の向かい合い且
    つ平行で略平面状の部材を有するベアリング延長部と、 平面状部材の各々の一体部分として成形されたローラ受
    け手段とを; 有するそのブリツジを含むように、テープガイドの前組
    体を形成する工程と、 (b)ローラを形成する工程と、 (c)そのローラを前記ローラ受け手段内に位置付ける
    工程とからなる事を特徴とするテープガイドの前組体の
    製造方法。
  11. (11)前記工程(a)、(b)、(c)は、二段階成
    形によつて同時に実行される事を特徴とする特許請求の
    範囲第10項に記載のテープガイドの前組体の製造方法
  12. (12)前記工程(b)、(c)は、 (i)前記ローラを別に形成する前工程と、(ii)上
    記のローラを自動式装置によつて、前記対の平面状の部
    材まで進める前工程と、 (iii)前記平面状の部材が幅を広げ、そして元に戻
    る間に、上記ローラをローラ受け手段の中へ押し入れる
    前工程と; を含む事を特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の
    テープガイドの前組体の製造方法。
  13. (13)前記工程(b)は、 ソリツドな両端部を有する軸を含む各々のローラを形成
    する前工程; を含む事を特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の
    テープガイドの前組体の製造方法。
  14. (14)前記前工程は更に、 前記ローラの軸を一体に成形する; 前工程を更に含む事を特徴とする特許請求の範囲第13
    項に記載のテープガイドの前組体の製造方法。
  15. (15)前記工程(b)は更に、 芯抜きされた両端部を有する軸を含む各々のローラを形
    成する前工程; を含む事を特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の
    テープガイドの前組体の製造方法。
  16. (16)前記前工程は、 前記ローラの軸を一体に成形する; 前工程を更に含む事を特徴とする特許請求の範囲第15
    項に記載のテープガイドの前組体の製造方法。
  17. (17)前記工程(a)は、 前記一体のブリツジの一部分として一体成形され、且つ
    、互いに垂直の方向にのみ動くことのできるところのほ
    ぼ平面状で平行な向い合つている一対の部材を含むよう
    に、各々のベアリング延長部を形成する前工程; を含む事を特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の
    テープガイドの前組体の製造方法。
  18. (18)前記工程(a)は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された穴に対して伸
    びたところの角度をなした凹み部分を有するようにロー
    ラ受け手段を形成する前工程を有し、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成
    された前記2つの穴は、平行な前記平面状の部材に対し
    て同一直線上且つ垂直である事を特徴とする特許請求の
    範囲第17項に記載のテープガイドの前組体の製造方法
  19. (19)前記工程(a)は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された円形凹所に対
    して伸びたところの角度をなした凹み部分を有し、各々
    のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成され
    た前記2つの円形凹所は、平行な前記平面状の部材に対
    して同一直線上且つ垂直にあるように、前記ローラ受け
    手段を形成する前工程; を含む事を特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の
    テープガイドの前組体の製造方法。
  20. (20)前記工程(a)は、 各々の前記平面状部材の中央に成形された突起であつて
    、各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材状に
    形成されたこれらの2つの突起は、向かい合い、平行な
    前記平面状の部材に対して同一直線上且つ垂直にあるよ
    うに、前記ローラ受け手段を形成する前工程; を含む事を特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の
    テープガイドの前組体の製造方法。
  21. (21)テープカセツトのテープガイド前組体を製造す
    る方法であつて、 (a)一体成形された軸を有するローラを、工具を使つ
    て、ローラ供給手段から拾いあげる工程と、 (b)ローラ受け手段を含むように成形され、テープガ
    イドの端部にて一体成形された可撓性を有するベアリン
    グ延長部を有するところのテープガイドに対して前記ロ
    ーラを進める工程と、 (c)このベアリング延長部をたわませて前記ローラ受
    け手段にローラを受け入れさせるように、ローラをベア
    リング延長部に挿入する工程とを含むことを特徴とする
    テープガイドの前組体の製造方法。
  22. (22)磁気ヘツドを装備するテーププレーヤー/テー
    プレコーダーに使用されるテープカセツトであつて、ほ
    ぼ平面状の上部ハーフと、ほぼ平面状の下部ハーフと、
    これらとは別に形成され、前記上下ハーフの間に配置さ
    れるように調整された細長いテープガイドの前組体を含
    むテープカセツトであり、前記テープガイド前組体が、 (a)左右両端部を有し比較的硬質なプラスチツクで一
    体射出成形されたブリツジであつて、この両端部の各々
    が、そのブリツジの平面状の上部と下部に対して各々が
    平行な支持部材から延出したところの、一対の向かい合
    い且つ平行で略平面状の部材を有するベアリング延長部
    と、平面状部材の各々の一体部分として成形されたロー
    ラ受け手段とを有するそのブリツジと; (b)各々のベアリング延長部のローラ受け手段の中に
    置かれた回転自在のローラと; を有している事を特徴とするテープカセツト。
  23. (23)前記各々のローラは、 そのローラから延出したソリツドな端部を有する軸を含
    むローラである事を特徴とする特許請求の範囲第22項
    に記載のテープカセツト。
  24. (24)この軸はローラと一体に成形されたものである
    事を特徴とする特許請求の範囲第23項に記載のテープ
    カセツト。
  25. (25)前記ローラの各々は、このローラから伸びる芯
    が抜かれた軸を有するローラである事を特徴とする特許
    請求の範囲第22項に記載のテープカセツト。
  26. (26)前記軸は前記ローラと一体に成形される事を特
    徴とする特許請求の範囲第23項に記載のテープカセツ
    ト。
  27. (27) (c)組立中テープガイド前組体を正しく方向づけるた
    めに、カセツトの上部ハーフと下部ハーフに形成された
    ベアリング延長部の受け手段;を更に有する事を特徴と
    する特許請求の範囲第22項に記載のテープカセツト。
  28. (28)前記ローラ受け手段は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された穴に対して伸
    びたところの角度をなした凹み部分を有し、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成
    された前記2つの穴は、平行な前記平面状の部材に対し
    て同一直線上且つ垂直にあるように形成された事を特徴
    とする特許請求の範囲第22項に記載のテープカセツト
  29. (29)前記ローラ受け手段は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された円形の凹所に
    対して伸びたところの角度をなした凹み部分を有し、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成
    された前記2つの円形凹所は、平行な前記平面状の部材
    に対して同一直線上且つ垂直にあるように形成された事
    を特徴とする特許請求の範囲第22項に記載のテープカ
    セツト。
  30. (30)前記ローラ受け手段は、 このテープガイドの前組体の一部として、各々の前記平
    面状部材の中央に成形された突起を有し、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材状に形
    成された前期2つの突起は、向かい合い、平行な前記平
    面状の部材に対して同一直線上且つ垂直にあるように形
    成された事を特徴とする特許請求の範囲第22項に記載
    のテープカセツト。
  31. (31)前記ブリツジは、低摩擦のアクリロニトルブタ
    ジエンスチレンで形成される事を特徴とする特許請求の
    範囲第22項に記載のテープカセツト。
  32. (32)磁気ヘツドを装備するテーププレーヤー/テー
    プレコーダーに使用されるテープカセツトの製造方法で
    あつて、このテープカセツトはほぼ平面状の上部ハーフ
    と、ほぼ平面状の下部ハーフと、これらとは別に形成さ
    れ、前記上下ハーフの間に配置されるように調整された
    細長いテープガイドの前組体とを含むテープカセツトで
    あり、(a)左右両端部を有し比較的硬質なプラスチツ
    クで一体射出成形されたブリツジであつて、この両端部
    の各々は、そのブリツジの平面状の上部と下部に対して
    各々が平行な支持部材から延出したところの、一対の向
    かい合い且つ平行で略平面状の部材を有するベアリング
    延長部と、平面状部材の各々の一体部分として成形され
    たローラ受け手段とを有するようなブリツジを含むよう
    に、単一射出成形により、テープガイドの前組体を形成
    する工程と、 (b)ローラを形成する工程と、 (c)このローラを回転のために前記ローラ受け手段に
    位置付ける工程とからなる事を特徴とするテープカセツ
    トの製造方法。
  33. (33) (d)テープカセツト内に一体成形されたベアリング延
    長部受け手段を含むように、テープカセツトの上部ハー
    フと下部ハーフとを射出成形によつて形成する工程と、 (e)ベアリング延長部がベアリング延長部受け手段に
    よつて受けられるように、テープガイド前組体をテープ
    カセツトに挿入する工程とを;更に含む事を特徴とする
    特許請求の範囲第32項に記載のテープカセツトの製造
    方法。
  34. (34)前記工程(a)、(b)、(c)は、二段階成
    形により同時に実行される事を特徴とする特許請求の範
    囲第32項に記載のテープカセツトの製造方法。
  35. (35)前記工程(b)は、 ソリツドな端部を有する軸を含むように、各々のローラ
    を形成する前工程を含む事を特徴とする特許請求の範囲
    第32項に記載のテープカセツトの製造方法。
  36. (36)ローラの軸を一体成形する前工程を更に含む事
    を特徴とする特許請求の範囲第35項に記載のテープカ
    セツトの製造方法。
  37. (37)前記工程(b)は、 芯が抜かれている端部を有する軸を含むように、各々の
    ローラを形成する前工程を更に含む事を特徴とする特許
    請求の範囲第32項に記載のテープカセツトの製造方法
  38. (38)ローラの軸を一体成形する前工程を更に含む事
    を特徴とする特許請求の範囲第37項に記載のテープカ
    セツトの製造方法。
  39. (39)前記工程(b)、(c)は、 (i)ローラを別に形成する前工程と、 (ii)上記ローラを、自動式装置によつて、前記対の
    平面状部材まで進める前工程と、 (iii)この平面状部材が幅をひろげて、そして元に
    戻る間に、上記ローラをローラ受け手段の中へ押す前工
    程と; を含む事を特徴とする特許請求の範囲第32項に記載の
    テープカセツトの製造方法。
  40. (40)前記工程(a)は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された穴に対して伸
    びたところの角度をなした凹み部分を含むように、前記
    ローラ受け手段を形成する前工程を含み、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成
    された前記2つの穴は、平行な前記平面状の部材に対し
    て同一直線上且つ垂直にあるように形成された事を特徴
    とする特許請求の範囲第32項に記載のテープカセツト
    製造方法。
  41. (41)前記工程(a)は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された円形の凹所に
    対して伸びたところの角度をなした凹み部分を含むよう
    に、前記ローラ受け手段を形成する前工程を含み、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材の前記
    2つの円形凹所は、平行な前記平面状の部材に対して同
    一直線上且つ垂直にあるように形成された事を特徴とす
    る特許請求の範囲第32項に記載のテープカセツト製造
    方法。
  42. (42)前記工程(a)は、 各々の前記平面状部材の中央に形成された突起を含むよ
    うに、前記ローラ受け手段を形成する前工程を含み、 各々のベアリング延長部の2つの前記平面状部材に形成
    された前記2つの突起は、向かい合い、平行な前記平面
    状の部材に対して同一直線上且つ垂直にあるように形成
    された事を特徴とする特許請求の範囲第32項に記載の
    テープカセツト製造方法。
  43. (43) (a)一体成形された軸を有するローラを工具を使つて
    ローラ供給手段から拾い上げる工程と、(b)このロー
    ラ受け手段を含み、各々の端部にて一体成形された可撓
    性のベアリング延長部を有するテープガイド前組体まで
    、前記ローラを前進させる工程と、 (c)ベアリング延長部をたわませて、ローラ受け手段
    の内部にローラを受けるように、各々のベアリング延長
    部の中へ、1つのローラを挿入する工程と、 (d)一体成形されたベアリング延長部受け手段を含む
    ように、テープカセツトの上部ハーフと下部ハーフとを
    形成する工程と、 (e)ベアリング延長部がベアリング延長部受け手段に
    よつて受けられるように、テープガイド前組体をテープ
    カセツトに挿入する工程とからなるテープカセツトの製
    造方法。
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