JPS62114178A - カセツトデイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔、発明の利用分野〕 本発明は媒体交換型のディスク装置に装填されるカセッ
トディスクに関するものであり、特にディスク装置に高
精度に位置決めできるカセットディスクに関するもので
ある。

〔発明の背景〕

この種のカセットディスクは、ディスク装置に装填した
ときに、ディスクのトラックとヘッドの位置ずれをなく
して、ディスクに書き込まれた情報を正確に読出すこと
が必要でアシ、カセットディスクの位置決め（心出し）
精度を高めることが要求されている。従来、このような
ディスクの位置決めに関しては、例えば、特開昭５８−
１６１１８５号公報に記載されている構造や実開昭５９
−１１８１９２号公報に記載されている構造のものがあ
る。

特開昭５８−１６１１８５号公報に記載されているカッ
プリング部は、スピンドルにゴム環が成形固着されてい
るものである。しかし、このように心出しを弾性体で行
なうと、挿入時の摩擦力によシゴム環が軸方向に変形す
るおそれがｓｂ、正確な位置決めが困難である。それに
、ゴム環の製作誤差による各部のばねこわさの不均等な
どで、正確に位置決めができないので、生産管理が大変
困難である。それに、ゴムは劣化しやすいので、温度や
環境などの変化に弱い。

また、実開昭５９−１１８１９２号公報に記載されてい
るカンプリング部は、スピンドルを挿入孔の片側に押し
つけるものである。しかし、このような片押しだと、押
し付けられる面が摩耗すると、正確な位置決めができな
い。また、ハブ部の重量を軸に対して不均等だと、偏心
してしまう。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、ディスク装置への装填をスムーズに行
うことができ、また、高精度の位置決めを行うことがで
きるカセットディスクを提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明のカセットディスクは、中央部にセンターハブを
有するディスクと、このディスクを収納するカセットケ
ースと、このカセットケースの中心穴に嵌入して前記セ
ンターフ１ブ及びディスクを回転可能に保持するカップ
リングを備え、このカップリングのスピンドル挿入部と
は、スピンドル挿入時のはねこわさがスピンドル挿入終
了時のばねこわさより小さいばねこわさを有するばね部
材を配設したことを特徴としている。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例として磁気ディスク装置に用いら
れるカセットディスクの例を第１図〜第１５図によシ説
明する。

第１図は本発明の一実施例の一部断面平面図、第２図は
第１図の縦断面図である。

磁気ディスク１はカセットケース２内部に収納されてい
る。このカセットケース２はこの磁気ディスク１を保護
するためのものでろシブラスチック製の上板２ａ及び下
ケース２ｂからなる。

上記の磁気ディスク１は、中央部においてセンターハブ
５によシ保持されている。この磁気ディスク１は、セン
ターハブ５と同心になるように配設され、クランプ板４
によってセンターハブ５に固定されている。このセンタ
ーハブ５は、カップリング６に一体的に取付けられて、
磁気ディスク１と共にカセットケース２内部に回転可能
に保持されている。このカップリング６は、磁気ディス
ク装置側に設けられたスピンドル８と結合して、モータ
９の回転を上記磁気ディスク１に正確に伝えるためのも
のである。上記のカップリング６はその中心部にスピン
ドル８の挿入部を有し、このカップリング６の挿入部に
設けられたばね部材に゛よシ、スピンドル８と磁気ディ
スク１は位置決めと固定が行われる。通常、このカップ
リング６は、構造用炭素鋼として例えば８３５Ｃで作ら
れる。

第３図は第２図におけるばね部材を有するカップリング
６の詳細図である。

第３図において、スピンドル８は矢印で示す方向からカ
ップリング６のスピンドル挿入部６ａに挿入される。

カップリング６は、その中心部にスピンドル挿入部６ａ
が設けられている。この例では、その形状はカップリン
グ６の中心点を中心とする正三角形であシ、各三辺には
それぞればね部材７がカップリング６と一体的に設けら
れている。このばね部材７の正面形状は、第３図、第４
図に示すように、上記のスピンドル挿入部６ａの辺に沿
う方向の大きさが、スピンドル挿入側から３段階に大き
くなるようになっている。これによって、このばね部材
７は、スピンドル挿入初期には辺に沿う方向の大きさが
小さいために、ばねこわさも小さく作用し、スピンドル
の挿入に伴って、辺に沿う方向の大きさが段階的に大き
くなっていくため、ばねこわさも段階的に大きく作用す
る。

このばね部材７の正面形状は、第４図に示すような３段
階変化の他に第５図に示すような２段階変化、第６図に
示すような無段階変化など、スピンドル挿入側から挿入
方向に前述の辺に沿う方向の大きさが大きくなるように
なっていればよい。

第７図は、第１図、第２図におけるカップリング６のス
ピンドル挿入部６ａに設けられるばね部材７の他の例を
示す図である。この例においても、スピンドル８は矢印
が示す方向からカップリング６のスピンドル挿入部６ａ
に挿入される。この例において、ばね部材７は、半径方
向断面厚さが第８図に示すようなスピンドル挿入側から
２段階に厚くなるようになっている。これによって、こ
のばね部材７は、スピンドル挿入初期には半径方向断面
厚さが薄いためにばねこわさも小さく作用し、スピンド
ルの挿入に伴って半径方向断面厚さが段階的に厚くなっ
ていくため、ばねこわさも段階的に大きく作用する。こ
のばね部材７の半径方向断面厚さは、第８図に示すよう
な２段階変化の他に第９図に示すような３段階変化、第
１０図に示すような無段階変化など、スピンドル挿入側
から挿入方向に前述の半径方向断面厚さが厚くなるよう
になっていればよい。

以上説明した各実施例においては、カップリン　・グ６
のスピンドル挿入部６ａは、カップリング６の中心点を
中心とする正三角形の形状をしているが、辷れにこだわ
ることはなく、スピンドル５が外周方向から等間隔で支
持されるような形状ならばよい。第１１図は第１図、第
２図におけるカップリングのスピンドル挿入部６ａに設
けられるばね部材７の更に他の例を示す平面図であシ、
第１２図は第１１図の１２−１２’線断面図である。

この例においても、スピンドル５は、矢印の方向に挿入
される。

この例において、ばね部材７は、スピンドル挿入方向に
その底部７ａが突出して折返す断面逆Ｕ字形状をしてお
シ、逆Ｕ字形状の内部に突起部１ａを有している。この
例のようなばね形状にすると、スピンドル５が挿入され
ていくことにょシ、ある時点で突起部１ｏがばね部材７
の面の一部と接触して、急にばねこわさが大きくなシ１
位置決めが確実に行われる。このようなばね部材の形状
にすると、図のような縦ばねばがシでなく、横ばねとし
ても使用することができる。

第１３図は、スピンドル挿入量におけるばね部材こわさ
の変化を示したもので、本発明におけるばね部材の概略
（実線８１で示す）と従来のばね部材（破線Ｓｓで示す
）を比較したものである。

従来のばね部材は、図を見ても明らかなように、スピン
ドル挿入初期にはばね部材こわさが大きくなっている。

すなわち、大略な心出しを行う機能がない。その後はぼ
一定に増加していくような形状になっている。それに対
して１本発明におけるばね部材は、挿入初期はばね部材
こわさが小さくて大略な心出しが行えるようになってお
シ、挿入終了時にはばね部材こわさが大きくなり、確実
に位置決めが行えるような形状になっているのが、図よ
シ明らかである。本発明のようなばね部材形状にするこ
とＫより、スピンドル５の挿入が楽になシ、なおかつ、
確実罠位置決めが出来ることが明らかである。

以上説明した各実施例においては、カップリング６とば
ね部材７は一体的に形成しているが、これに代わシ、ば
ね部材７を別に製造し、これをカップリング６０所定個
所に配設することにしてもよい。

次に、第１４図及び第１５図により本発明による効果を
磁気ヘッドの信号読取シ状態から説明する。第１４図は
本発明による可変ばねこわさを有するばね部材を備えた
カップリングを使用したカセットディスクの読取り波形
を示し、第１５図は一定ばねこわさを有するばね部材を
備えた従来のカップリングとを使用したカセットディス
クの読取シ波形を示している。これらを比較してみると
、第１４図に示す本発明によるカップリングでは。

カセットディスクを取シはすす前（第１４図（ａ））と
後（第１４図（ｂ））の読取多波形にはほとんど差異が
ない。すなわち１本発明のカップリングは。

心出しの繰返し精度が良く、高精度な位置決めが可能で
ある。それに対して第１５図に示す従来のものは、カセ
ットディスクを取シはすす前（第１５図（ａ））と取り
はずした後（第１５図（ｂ））では波形（エンベロープ
）が異なシ、繰返し精度が保証されない。特に位置決め
精度が悪いときには、信号読取シの誤動作が生じた。

上述のように、本実施例によれば、位置決めの繰返し精
度が曳くなシ、高精度な位置決めが可能となる効果があ
る。

以上説明した各実施例は、媒体交換型の磁気ディスク装
置に用いられる磁気ディスクの場合について説明したが
、他に光デイスク装置に用いられる光ディスクの場合に
も同様の作用効果を奏することができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のような構成でアシ、ばね部材のばねこわ
さを可変にできるよう圧することで、スピンドルが楽に
挿入でき、位置決め精度も良くなシ、装着位置の変動に
基づくトラッキングエラー、を大幅に抑えることができ
、高密度の記録再生が可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部断面平面図、第２図は
第１図の縦断面図、第３図は第２図におけるカップリン
グの一例の斜視図、第４図は第３図におけるばね部材の
正面図、第５図及び第６図は第３図におけるばね部材の
他の例における正面図、第７図は第２図におけるカップ
リングの他の例の斜視図、第８図は第７図におけるばね
部材の横断面図、第９図及び第１０図は第７図における
ばね部材の他の例における横断面図、第１１図は第２図
におけるカップリングの更に他の例における平面図、第
１２図は第１１図の１２−１２’線断面図、第１３図は
本発明におけるばね部材と従来構造におけるばね部材の
ばねこわさを比較する図、第１４図及び第１５図は本発
明におけるカップリング及び従来構造におけるカップリ
ングの信号読取多波形の繰シ返し精度の比較を説明する
図である。 １・・・磁気ディスク、２・・・カセットディスク、４
・・・クランプ、５・・・センターハブ、６・・・カッ
プリング、７・・・ばね部材、訃・・スピンドル、９・
・・モータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中央部にセンターハブを有するディスクと、このデ
   ィスクを収納するカセットケースと、このカセットケー
   スの中心穴に嵌入して前記センターハブ及びディスクを
   回転可能に保持するカップリングを備え、ディスク装置
   側のスピンドルを前記カップリングのスピンドル挿入部
   で挾持するカセットディスクにおいて、前記カップリン
   グのスピンドル挿入部には、スピンドル挿入初期のばね
   こわさがスピンドル挿入終了時のばねこわさより小さい
   ばねこわさを有するばね部材を配設したことを特徴とす
   るカセットディスク。 ２、カップリングのスピンドル挿入部はカップリングの
   中心点を中心とする正多角形に形成し、各々の辺にばね
   部材を配設したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のカセットディスク。 ３、ばね部材はその辺方向の大きさが、スピンドル挿入
   側から挿入方向にわたり大きく形成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項または第２項に記載のカ
   セットディスク。 ４、ばね部材は、その半径方向断面厚さが、スピンドル
   挿入側から挿入方向にわたり厚く形成されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
   カセットディスク。 ５、ばね部材は、スピンドル挿入方向にその底部が突出
   する断面Ｕ字状であり、そのＵ字状の内部に突起部を有
   していることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   カセットディスク。