JP2743485B2 - 大径管用伸縮継手の据付工法 - Google Patents

大径管用伸縮継手の据付工法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は大径管用伸縮継手の据付工法に関するもので
ある。
[従来の技術] 水力発電所の導水管のように、例えば直径が3〜5メ
ートル前後にもなるような大径でしかも長い管は、特に
温度の変化が大きな使用環境では温度の変化で大きく伸
縮し、これを拘束すると大きな水圧によって破損する危
険性があるために伸縮継手を設けて長さ方向の伸縮を許
容することが行われている。
第4図は上記したような導水管等の大径管を据付ける
場合の従来の一例を示すもので、一方の大径管1aの端部
外周に、介在物2を介して同軸上にその一方の端部が固
定された接続外筒3が一体に設けられており、該接続外
筒3の端面3′から所要のシール材設置距離Aを隔てた
内面位置には所要の高さHで周方向内側に突出するシー
ルストッパ4が設けられていると共に、接続外筒3の端
面3′側外側にはシール材締付けのための固定フランジ
5が形成されている。
又、前記接続外筒3の内側には、前記シールストッパ
4の内周面と所要のすきま(直径5メートルで約3ミリ
メートル程度)Sを有して嵌入することにより前記接続
外筒3との間にシール用間隔Lを形成するようにした他
方の大径管1bの一端部を配置している。該他方の大径管
1bの接続外筒3に嵌合された一端部の外周には、テーパ
面6が形成されている。
更に、前記他方の大径管1bの外周には、麻にオイルを
滲み込ませた麻パッキン7及びゴムシール8等のシール
材9、及び該シール材9を締付けるためのパッキングラ
ンド10が予め外嵌されており、前記接続外筒3と他方の
大径管1bとの間に形成され且つシール材設置距離A内に
位置するシール用間隔L内に前記シール材9を接続外筒
3の端面3′側から挿入し、前記パッキングランド10と
前記固定フランジ5との間を締込みボルト11で締込むこ
とにより、前記パッキングランド10にて前記シール材9
をシールストッパ4に押付けるように圧縮して、接続外
筒3と他方の大径管1bとの間を伸縮可能且つシール可能
に接続している。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来方式においては、シール材9を挿入
するための接続外筒3と他方の大径管1bとのシール用間
隔Lを、シールストッパ4の高さHによって確保するよ
うにしているために、シールストッパ4の内面と他方の
大径管1bとのすきまSを一定の小さな寸法に保持する必
要があり、このために接続外筒3及びシールストッパ4
を機械加工するようにしているが精度の保持のためには
接続外筒3を剛構造とする必要があり、このために接続
外筒3の板厚及び重量が増大してしまう問題があり、又
機械加工のためには直径が3〜5メートルもある接続外
筒3を加工できる大型の加工機が必要である等の問題を
有していた。
又、従来においては、前記したすきまSを備える必要
があるため、このすきまS分だけ接続外筒3に対して他
方の大径管1bが芯ずれすることになり、シール材9の挿
入が困難となったり、シール材9のシール効果が低下す
る可能性がある。
本発明は、上記従来の問題点に着目してなしたもの
で、機械加工を必要とすることなく、大径管の外周と接
続外筒の内周の周長を管理することで容易に精度良く据
付けを行うことができる大径管用伸縮継手の据付工法を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は端面から所要のシール材設置距離を隔てた位
置の内周面にシールストッパを備えた接続外筒に大径管
の端部を嵌入し、且つ該大径管と接続外筒との間におけ
る前記シール材設置距離内にシール材を挿入しパッキン
グランドで圧縮するようにした大径管用伸縮継手の据付
工法において、内面周長が管理された接続外筒に外面周
長が管理された大径管の端部をその先端が前記シールス
トッパを通過して前記先端と前記シールストッパとの間
に嵌入延長部を形成する如く前記大径管を深く嵌入する
と共に、前記嵌入延長部における大径管と接続外筒との
間に間隔保持用ウエッジを差し込んでシール用間隔を保
持させた後、前記シール材設置距離内へのシールの挿
入、圧縮を行うことを特徴とする大径管用伸縮継手の据
付工法にかかるものである。
[作用] シール用間隔を保持するように接続外筒の内面周長と
大径管の外周面長とを予め設定し、大径管を接続外筒に
嵌入する際、シールストッパにおける大径管の嵌入方向
前方に嵌入延長部を生じさせるように嵌入させて、該嵌
入延長部における大径管と接続外筒との間に間隔保持用
ウエッジを差し込む。これによりシール用間隔が周方向
に正確に設定される。従って、シール材の挿入が容易と
なり、シール材のシール効果も向上する。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例であり、図中第
4図と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
前記第4図と略同一の構成において、第1図に示すよ
うに、接続外筒3に対する他方の大径管1bの嵌入に際
し、他方の大径管1bの嵌入先端と、接続外筒3の端面
3′から所要のシール材設置距離Aを隔てた内周面に設
けられている前記シールストッパ4との間に所要長さの
嵌入延長部Wが形成されるように大径管1bを深く嵌入さ
せるようにしている。
一方、前記嵌入延長部Wにおける接続外筒3と他方の
大径管1bとの間には、第1、2図に示すように嵌入延長
部Wの長さより少し短かく、且つ所要の厚さlと幅mを
有した間隔保持用ウエッジ12を、周方向に所定間隔で複
数個差込んで配置するようにしている。
間隔保持用ウエッジ12における差込み先端の外側に
は、テーパ面13が形成されており、又差込み方向後端部
内側にはウエッジ打込みのための叩き板14を取付けてい
る。
前記他方の大径管1bと接続外筒3とは、設定されたシ
ール用間隔Lを保持するために、他方の大径管1bの外面
周長と接続外筒3の内面周長とが予め設定されて製作さ
れており、また前記間隔保持用ウエッジ12は、前記シー
ル用間隔Lに適度な強さで差込める厚さlを有してお
り、且つ嵌入延長部Wに差込んで他方の大径管1bと接続
外筒3との平行度が保持できる適度の長さを有してい
る。
既に据付けられている一方の大径管1aに他方の大径管
1bを接続して据付ける場合について説明すると、第3図
に示すように、予めシール材9及びパッキングランド10
が外嵌された他方の大径管1bを接続外筒3のシールスト
ッパ4に嵌入させる。このとき、他方の大径管1bの嵌入
先端外側にテーパ面6が形成されているので、容易に嵌
入させることができる。
他方の大径管1bの先端が第3図に示すようにシールス
トッパ4に嵌入したら、他方の大径管1bの先端部外側と
接続外筒3内側との間に、周方向に所要の間隔(例えば
15゜間隔)で複数の間隔保持用ウエッジ12を差込む。こ
のとき、間隔保持用ウエッジ12は、該ウエッジ12に形成
されたテーパ面13及び他方の大径管1bに形成されたテー
パ面6により、叩き板14を介して容易に差込むことがで
きる。
間隔保持用ウエッジ12が差込まれた状態で他方の大径
管1bが嵌入されると、前記間隔保持用ウエッジ12によっ
てシール用間隔Lが周方向に精度良く均一に保持される
ことになる。
続いて第1図に示すように、前記シール用間隔L内に
シール材9を挿入し、且つ締込みボルト11を介してパッ
キングランド10を固定フランジ5に締付けることにより
シール材9の所要の圧縮を行う。
前記間隔保持用ウエッジ12は、前記差込みを行った
後、叩き板14部分を切断して除去すると共に、溶接によ
って接続外筒3に一体に固定する。
上記したように、他方の大径管1bの外周の周長と接続
外筒3の内周の周長とを管理し間隔保持用ウエッジ12を
差込むことによってシール用間隔Lを確保するようにし
ているために、機械加工を不要とし、よって大型の加工
機が不要となると共に、接続外筒3を従来に比して薄肉
とすることができる。
又、間隔保持用ウエッジ12によりシール用間隔Lが周
方向に精度よく均一に保持されるために、シール材9に
よるシール性も向上される。
更に、シールストッパ4はシール材9のストッパとし
ての機能を有していれば良いので、低い高さ寸法H′と
してすきまS′の寸法を大きくとることもできるので、
他方の大径管1bをシールストッパ4に嵌入させる作業が
容易となる。
尚、本発明の大径管用伸縮継手の据付工法は、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、シール材を配置
する構成を接続外筒の両端に設けるようにして、該接続
外筒により2つの大径管の伸縮可能な接続とシールを行
わせるようにしても良いこと、接続外筒と大径管の平行
度を問題としない場合には間隔保持用ウエッジは短かい
長さ寸法としても良いこと、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の大径管用伸縮継手の据
付工法によれば、内周長が管理された接続外筒に外周長
が管理された大径管を嵌入し、且つ嵌入延長部に間隔保
持用ウエッジを差込んでシール用間隔を保持するように
しているので、下記の如き種々の優れた効果を奏し得
る。
(i) 接続外筒を機械加工する必要がない。
(ii) 大型の加工機を用意する必要がない。
(iii) 機械加工しないので、接続外筒を薄肉とする
ことができる。
(iv) 間隔保持用ウエッジによって、シール用間隔を
周方向に精度良く均一に保持できる。
(v) シール用間隔が周方向に精度良く均一となるこ
とにより、シール用間隔へのシール材の挿入が容易とな
り、且つシール材によるシール性能も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例を示す切断
側面図、第2図は第1図のII−II方向矢視図、第3図は
本発明の据付手順を示すための切断側面図、第4図は従
来方式の一例を示す切断側面図である。 1aは一方の大径管、1bは他方の大径管、3は接続外筒、
3′は端面、4はシールストッパ、9はシール材、10は
パッキングランド、11は締込みボルト、12は間隔保持用
ウエッジ、Aはシール材設置距離、Wは嵌入延長部、L
はシール用間隔を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端面から所要のシール材設置距離を隔てた
    位置の内周面にシールストッパを備えた接続外筒に大径
    管の端部を嵌入し、且つ該大径管と接続外筒との間にお
    ける前記シール材設置距離内にシール材を挿入しパッキ
    ングランドで圧縮するようにした大径管用伸縮継手の据
    付工法において、内面周長が管理された接続外筒に外面
    周長が管理された大径管の端部をその先端が前記シール
    ストッパを通過して前記先端と前記シールストッパとの
    間に嵌入延長部を形成する如く前記大径管を深く嵌入す
    ると共に、前記嵌入延長部における大径管と接続外筒と
    の間に間隔保持用ウエッジを差し込んでシール用間隔を
    保持させた後、前記シール材設置距離内へのシールの挿
    入、圧縮を行うことを特徴とする大径管用伸縮継手の据
    付工法。
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