JP2741873B2 - 多翼ファン - Google Patents

多翼ファン

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JP2741873B2
JP2741873B2 JP63212458A JP21245888A JP2741873B2 JP 2741873 B2 JP2741873 B2 JP 2741873B2 JP 63212458 A JP63212458 A JP 63212458A JP 21245888 A JP21245888 A JP 21245888A JP 2741873 B2 JP2741873 B2 JP 2741873B2
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shaft
groove
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shaft fixing
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健司 鈴木
利司 柏瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多翼ファンに係り、特にシャフト固定板を金
属板で製作し、シャフトをカシメにより固定することに
より、安価な多翼ファンを製作できるようにした。
〔従来の技術〕
従来の多翼ファンのシャフトの固定法は第6図,第7
図で示すようになっていた。使用状態では、ベアリング
(図示せず)で保持されるシャフト1を有するシャフト
固定板2は、旋盤等により加工されたアルミニウムのボ
ス3をシャフト固定板2にカシメて取付けた後シャフト
1を圧入して固定したものを使用していた。シャフト固
定板2は、ネジ4により側板5に固定されており、側板
5には羽根6が取付けられていた。シャフト固定板2の
反対側には、モータの回転を伝達するためのボス(図示
せず)が固定されている。
又、軸と板のカシメについては特公昭24−3147号に、
軸に凹部を設け板に設けた透孔に挿通し、外周位置に突
起部を有する上下圧入板でカシメる方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
この方法では、板の両側よりカシメるため、板と軸の
直角度の精度を出すことは難かしく、又、一方は平らで
片方に大きな突起を付けた圧入板でカシメる方法では、
カシメに多大な力を必要とするため、均一な塑性変形を
得ることができず、同様に、軸と板の直角度の精度を出
すことはできない。
以上述べたように、従来の多翼ファンのシャフト固定
板2は、シャフト1、ボス3及びシャフト固定板2より
構成され、ボス3はアルミニウム等の金属材料を機械加
工して製作するもので高価であり、シャフト1は、ボス
3に圧入しているだけであるため、シャフト1に衝激荷
重が加わった場合に、シャフト1がズレてしまう等の欠
点があった。更に円形であり、側板2に全面で当るた
め、シャフト固定板2の平面度が高精度に製作されてい
ないと、シャフト1が、側板5に対し直角に取付けるこ
とが出来ない等の欠点があった。
本発明の目的は、シャフト1をシャフト固定板2に安
価して、高精度、高強度で取付けることにより、信頼性
の高い多翼ファンを得ることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、金属板で製作されたシャフト固定板に、
V溝を設けたシャフトを直接カシメることにより、達成
される。尚、シャフト固定板は、略三角形状をしてお
り、側板に固定する部分は、他の部分より少し高くして
おく。
又、カシメは二重の溝を側板の一方向より成形するこ
とにより、高精度の固定を可能にする。
〔作用〕
シャフトにはV溝が設けてあり、カシメの強度向上を
図ると共に、カシメ溝が二重であるため、外側の溝によ
り、シャフトカシメ時の変形が防止できるため、カシメ
に大きな力を必要とせず、実験によれば3トンの力でカ
シメることにより、十分な強度が得られ、又、側板とシ
ャフトの直角精度も高精度であった。
本構造によれば、部品点数が2点であるため、安価に
製造できる利点も有している。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図〜第5図により説明す
る。
多翼ファン15は、一側にシャフト7を有する鉄板を加
工して作られたシャフト固定板8を側板10にネジ9で固
定し、他の側に、モータ等の回転力を伝達るためのボス
7′を側板10′に固定し、両側板10,10′の間に羽根14
を多数有している。13はボス7′を駆動体に固定するた
めのネジである。
シャフト7はステンレス鋼で製作されており使用時は
ベアリング(図示せず)により回転自在に保持されるも
ので外径は高精度に加工されている。シャフト7のシャ
フト固定板8に挿入されている部分は他より細く加工し
た細径部7aを設け、該細径部7aには、V字状の溝11が2
本加工されている。シャフト固定板8に成形された溝1
2,溝13はシャフト7を固定させるために成形したもの
で、製作の工程を第4図,第5図で示す。シャフト固定
板8にシャフト7の細径部7aを挿入後、リング状の突起
18を有する上型16を下降し上型16と平面状の下型17の間
で溝13を成形し、溝13の周辺を加工硬化させる。その
後、上型16の突起18より径が小さい突起22を有する上型
20で、溝12を成形する。溝12を成形することにより塑性
変形した金属材料は、シャフト7のV溝11に流れ込んで
高強度の固定が行なわれる。
又、溝12加工前に、外側に溝13を加工してあるため、
溝13の周囲は加工硬化しており、溝12の加工による金属
の流れは外側より内側に多く流れ、溝13を成形しておか
ない場合より小さい力で加工することが出来るため、シ
ャフト7とシャフト固定板8の直角精度は、高精度を得
られる。
シャフト固定板8は略三角形の形状をしており、各頂
点部8aをネジ9で、側板10に固定する。頂点部8aは、他
より少し高くしてあり、この三点で側板10に安定して取
付けることができるため、シャフト7と側板10を精度良
く、直角に取付けることができる。
〔発明の効果〕
本発明によればシャフト7のV溝11にシャフト固定板
8の金属材料が流れ込んでいるので十分なシャフト7の
固定強度が得られ、又溝12の外側に溝13を成形したこと
により、比較的小さな力で、シャフト固定板8の材料の
V溝11への流れ込みを行なえるようにしたため、シャフ
ト固定板8の変形が少なく、シャフト7とシャフト固定
板8の直角度を精度良く確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の多翼ファンの斜視図、第2
図は第1図の 線断面図、第3図は第1図の左側面図、第4図,第5図
は本発明の加工を示す断面図、第6図は従来の多翼ファ
ンの一部を示す斜視図、第7図は第6図の断面図であ
る。 7……シャフト、8……シャフト固定板 11……V溝、12……溝 13……溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の側板と、この側板間に設けられた多
    数の羽根と、上記側板に固定される金属板製のシャフト
    固定板と、このシャフト固定板に形成された孔に挿入さ
    れるとともに挿入された部分にV字状の溝を形成された
    シャフトとを備え、上記シャフト固定板は、その一側面
    が塑性成形された上記孔と同心の二重の溝を有し、上記
    二重の同心円のうち外側の溝を先に成形してから内側の
    溝を成形することにより上記シャフト固定板の材料が上
    記塑性成形により上記シャフトのV字状溝内に流れ込ん
    だ状態でシャフトとシャフト固定板とが一体に固定され
    て成ることを特徴とする多翼ファン。
JP63212458A 1988-08-29 1988-08-29 多翼ファン Expired - Fee Related JP2741873B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH08312594A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Akaishi Kinzoku Kogyo Kk モータ内蔵型送風機およびそれをケーシング内に収納した送風装置

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