JP2741837B2 - 薄膜磁気抵抗ヘッド - Google Patents

薄膜磁気抵抗ヘッド

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JP2741837B2
JP2741837B2 JP6086247A JP8624794A JP2741837B2 JP 2741837 B2 JP2741837 B2 JP 2741837B2 JP 6086247 A JP6086247 A JP 6086247A JP 8624794 A JP8624794 A JP 8624794A JP 2741837 B2 JP2741837 B2 JP 2741837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改善された分解能をも
つ薄膜磁気抵抗(MR)ヘッドに関し、特に、最小のリ
ード・シールド短絡をもつ小さなギャップを備える薄膜
磁気抵抗ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】電気磁気記録技術において、薄膜磁束検
出ヘッドは、高面積密度容量の故に、電磁誘導ヘッドよ
りむしろ望ましい。また薄膜磁束検出ヘッドは作製がよ
り容易である。種々の薄膜作製技術によれば、薄膜磁束
検出ヘッドは基板上にバッチ製造され、次に、個々のユ
ニットに切り分けられる。ヘッドは、回転する磁気ディ
スクまたは移動する磁気テープからの磁束密度に応じて
抵抗を変化させる磁気抵抗素子を利用する。磁気抵抗素
子を通過する検出電流は、磁気抵抗素子の抵抗変化に比
例した電圧変化を与える。磁気抵抗素子の線形応答は、
磁気抵抗素子の抵抗変化が、磁気媒体から検出された磁
束密度の変化にいかに良く従うかに基づいている。ディ
スクまたはテープ駆動装置において、読取りヘッドから
の出力信号を処理する差動プリアンプが、磁気抵抗素子
に接続される。
【0003】磁気抵抗素子は、その薄膜面が上面と下面
と側面に境を接する薄膜層である。延長された下面は、
例えば、ディスクが回転するとき、磁気ディスクの面上
に浮き上がる空気ベアリング面の一部を形成する。磁気
抵抗素子は、一対のギャップ(絶縁)層間に挟まれ、ま
たこれらギャップ層は、一対のシールド層間に挟まれて
いる。シールド層間の距離は、ギャップと呼ばれる。ギ
ャップをより小さくすると、MRヘッドの分解能がより
大きくなる。磁界は線形応答を改善するために磁気抵抗
素子の“ハード(hard)”軸に沿って与えられ、磁
界は安定性を改善する(バルクハウゼンノイズの減少)
ために磁気抵抗素子の“磁化容易(easy)”軸に沿
って与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】小さなギャップを与え
るためには、磁気抵抗素子に隣接するギャップ層をでき
るだけ薄く保つことが望ましい。しかしながら、従来技
術においては、製造プロセス中に生成されるピンホール
により生じる電気的な短絡を避けるために、ギャップ層
を十分な厚さで作製しなければならない。ピンホール
は、MRヘッドのリードを形成するリード層からギャッ
プ層を経てシールド層への電気的な短絡を生じさせる。
このような短絡は、一般に“リード・シールド短絡”と
称される。短絡の可能性は、リード層の全長に沿ったい
たる所で発生し得る。ギャップ層を経たリード層とシー
ルド層との間のいかなる短絡も、差動プリアンプへの2
つの端子でのインピーダンス平衡を破壊する。この不平
衡が、スライダ本体からのリード層に容量的に結合され
る電気ノイズの共通モード阻止性能を破壊する。リード
・シールド短絡はMRヘッドの性能をかなり劣化し、製
造プロセスでのヘッド歩留りを減少させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、分解能が改善
され,リード・シールド短絡を減少させた薄膜磁気抵抗
(MR)ヘッドを提供する。薄膜ギャップ層はより薄
く、これは磁気抵抗素子に更に小さなギャップ(シール
ド層間の距離)を与える。小さくされたギャップは、読
取りヘッドの分解能を改善する。これは、磁気抵抗ヘッ
ド内の薄膜にユニークな構造配置を与えることにより達
成でき、これによりリード・シールド短絡の問題が軽減
される。読取りヘッドの磁気抵抗検出素子部分は、上面
と下面と側面に境を接する膜面を有し、下面は空気ベア
リング面の一部を形成する。一対の検出電流薄膜リード
層(また“リード(leads)”と称される)が設け
られる。各リード層は、磁気抵抗素子の各境界面へ電気
的に接続される。第1と第2薄膜ギャップ層および第1
と第2薄膜シールド層が設けられる。磁気抵抗素子とリ
ード層は、第1ギャップ層と第2ギャップ層との間に設
けられる。磁気抵抗素子,リード層および第1と第2ギ
ャップ層は、第1シールド層と第2シールド層との間に
設けられる。第1リード層は第1シールド層へ電気的に
短絡され、第2リード層は第2シールド層へ電気的に短
絡される。この短絡が磁気抵抗素子へのリード層の接続
部に実際に近い場所で行われることが望ましい。この構
造では、最小の距離のリード層が、中間ギャップ層を経
て各シールド層に接続される。この距離は、ポテンシャ
ル短絡を最小化するために5ミクロンほどに小さく維持
できる。シールド層へのリード層の接続後、リード層の
残りの部分を、ヘッドの製造中に除去できる。この構造
では、シールド層がリードとして機能する。シールド層
は2つのギャップ層により分離され、2つのギャップ層
でのピンホールが2つのシールド層を短絡するように一
致する可能性はかなり減少する。
【0006】本発明の他の特徴は、複数のシールド層と
ヘッドを取付けるスライダ(基板)との間の静電容量を
ほぼ等しくすることにある。これは、第1シールド層を
第1と第2部分に電気的に分割することにより行われ
る。前述のように、第1リード層は、第1シールド層の
第1部分へ電気的に短絡される。前述のように、第2リ
ード層へ電気的に短絡された第2シールド層が、また、
第1シールド層の第2部分へ電気的に短絡される。第1
シールド層の第1と第2部分のサイズは、次のように選
択される。すなわち、スライダに対する第1シールド層
部分の静電容量がスライダに対する第2シールド層およ
び第1シールド層の第2部分の静電容量にほぼ等しくす
る。適切に選択されたシールド層のサイズによれば、ス
ライダ本体と2つのシールド層との間の容量性結合が等
しくなる。全ての実際の目的に対しては、第2シールド
層とスライダとの間の静電容量が最小となるので、第1
シールド層を、ほぼ等しい容量性結合を得るために半分
に分割できる。これは、プリアンプでの共通モード阻止
性能を復元する。
【0007】本発明の目的は、従来技術によるギャップ
より狭いギャップを有するが、ヘッドの中間ギャップ
(絶縁)層内でシールド層への磁気抵抗素子リード層の
ピンホール短絡を排除する磁気抵抗ヘッドを提供するこ
とにある。
【0008】本発明の他の目的は、前述の目的を達成
し、またリード層として機能するシールド層と、ヘッド
を取付けるスライダ(基板)との間の静電容量を等しく
して、ヘッドからの信号を受けるプリアンプで共通モー
ド阻止性能を改善することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、前記目的で述べ
た種類の磁気抵抗ヘッドを使用する磁気ディスク駆動装
置を提供することにある。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明するが、同じ参
照番号は、図面を通じて同一または類似の部材を示す。
磁気ディスク24を回転させる回転テーブル22を有す
る磁気ディスク駆動装置20を図1に示す。回転テーブ
ル22は、駆動装置制御源(図示せず)からの制御信号
に応答するモータ26により回転される。磁気ディスク
24が回転テーブルにより回転するとき、スライダ(基
板)29に取付けられた磁気ヘッド28を、空気ベアリ
ングにより磁気ディスク24の面上に支持する。スライ
ダ29とヘッド28の下面は、空気ベアリング面と呼ば
れる面内にある。空気ベアリング面30は、磁気ディス
クが回転すると、距離dだけ磁気ディスク24の上面に
離間される。磁気ヘッド28は、薄膜磁気抵抗素子32
を備える。これらの構成要素の全てが、他のディスクお
よびヘッド(図示せず)を有することのできるディスク
・ハウジング33内に設けられる。図2において、磁気
抵抗素子32が、磁気ディスク24の1本のトラック3
4に関連して示される。磁気抵抗素子32は、上面32
Tと下面32Bに境を接する一対の対向する膜面32F
を有する。長さzおよび幅xを有する下面32Bが、空
気ベアリング面(ABS)30の一部を形成する。図2
に示すように、磁気抵抗素子32は、高さyを有する。
【0011】磁気抵抗素子32は、ニッケル鉄(NiF
e)のような材料の薄膜を含む。この薄膜は、磁気ディ
スク24のトラック34が空気ベアリング面30下で回
転すると、素子32により検出された磁束密度の量に比
例して抵抗を変化させる。磁気抵抗素子32の抵抗が磁
気ディスク・トラック34からの変化磁束密度に従う精
度は、磁気抵抗素子32の線形応答を決定する。一対の
導体36と38を、スライダ29を取付けるアーム40
を介して磁気抵抗素子32へ接続する。導体36と38
を、磁気抵抗素子32へ検出電流を供給する電流源42
へ接続する。信号を伝送する検出電流は、磁気抵抗素子
の抵抗変化に対応する。電流は、磁気ディスク24の面
に平行または垂直に磁気抵抗素子を通過できる。導体3
6と38を、コンデンサ46と47を介してプリアンプ
44へ接続する。読取りモードの動作中、検出電圧は、
導体36を経てプリアンプ44へ与えられる。プリアン
プ44の出力48は、回転する磁気ディスク24から
の、磁気抵抗素子32により検出された磁束密度を示す
増幅信号である。
【0012】図2に示すように、トラック34は、磁気
抵抗素子32に対し側面方向に延びる。従って、磁気抵
抗素子32の長さzを、トラック34の幅を横切る方向
に延長する。有効な長さzは、磁気抵抗素子32により
検出されるトラック幅を決定する。磁気抵抗素子32に
よる読取り信号の分解能は、磁気抵抗ヘッド28のギャ
ップの幅に依存する。ギャップの幅は、また、シールド
層から磁気抵抗素子の膜面32Fを絶縁するギャップ層
の厚さに、磁気抵抗素子32の厚さx(図2参照)を加
えたものに依存する。ギャップ層は後に詳細に説明す
る。シールド層は、ディスク24のトラック34(図1
と図2参照)の制限領域内に磁気抵抗素子の検出能力を
基本的に集中させる。ギャップ層をより薄くすると、こ
の領域は更に制限され、磁気抵抗素子32により読取ら
れた読取り信号の分解能をより増大する。本発明の特徴
の1つは、磁気抵抗素子32の分解能がリード・シール
ド短絡を最小化する構造において従来技術の磁気抵抗素
子に対して改善されるように、非常に薄いギャップ層を
与えることにある。
【0013】図3および図4は、本発明の特徴を説明す
るための磁気抵抗ヘッド28の一実施例の一部の略図で
ある。本実施例は、磁気ディスク24(図1参照)の面
に平行に、および空気ベアリング面30に平行に磁気抵
抗素子32に沿って流れる検出電流を利用する。図2を
参照して前述したように、磁気抵抗素子32は、上面3
2Tと下面32B,および側面32Sに境を接する膜面
32Fを有する。図3に示すように、磁気抵抗素子32
の下面32Bが、空気ベアリング面30の一部を形成す
る。磁気抵抗素子32のリードを形成する第1と第2検
出電流薄膜リード層50と52が設けられ、第1リード
層50が一方の磁気抵抗素子面32Sへ電気的に接続さ
れ、第2リード層52が他方の磁気抵抗素子面32Sに
電気的に接続される。第1と第2薄膜ギャップ(絶縁)
層54および56が設けられ、第1および第2薄膜シー
ルド(導体)58および60が設けられる。磁気抵抗素
子32およびリード層50と52は、膜面対膜面の直接
係合でギャップ層54と56との間に挟まれ、ギャップ
層54および56は、膜面対膜面の直接係合で薄膜シー
ルド層58と60との間に挟まれている。
【0014】従来の磁気抵抗ヘッドの問題は、図4を参
照することにより最も良く理解できる。磁気抵抗素子3
2に対するギャップ幅(シールド層58と60との間の
距離)を可能な限り狭くするためには、ギャップ層54
と56が可能な限り薄いことが望ましい。磁気材料であ
るシールド層58と60は、ギャップ層54と56によ
り与えられた、回転磁気ディスクからギャップ空間への
磁束を閉じ込める。ギャップをより狭くすると、磁気抵
抗素子32の分解能はより増大する。従来技術では、ギ
ャップ層54と56の厚さに厳しい制限がある。ギャッ
プ層をより薄くすると、ピンホールがギャップ層により
存在するようになり、これにより、シールド層58また
は60へリード層50または52が短絡する。したがっ
て、従来技術では、短絡を生じるホールを避けるために
十分な厚さを有するギャップ層54と56を構成する。
もちろん、これは、ギャップを拡大させ、磁気抵抗素子
32の分解能を減少させる。
【0015】本発明は、バイア62で第1リード層50
を第1シールド層58へ電気的に短絡すること、バイア
64で第2リード層52を第2シールド層60へ電気的
に短絡することにより、この問題を克服した。これは、
第1シールド層58へ第1ギャップ層54を経て延びる
バイア62を第1リード層50に設けることにより、第
2シールド層60へ第2ギャップ層56を経て延びるバ
イア64を第2リード層52へ設けることにより行うこ
とができる。各バイアへの磁気抵抗素子の各側面32S
の距離を、約5ミクロンにできる。これは、リード層5
0または52からシールド層58または60への短絡を
生じるギャップ層54または56でのピンホールの可能
性をほとんど消失させる。この構造では、各ギャップ層
54および56を、0.05μm〜0.2μmの範囲の
厚さで構成できる。この厚さのギャップ層は、磁気抵抗
素子32に対し非常に狭い幅のギャップを与え、磁気デ
ィスクの高分解能読取りを与える。各ギャップ層54お
よび56は、酸化アルミニウムで作製できる絶縁層であ
る。バイア62および64の形成直後に、リード層50
と52の残りの部分を除去でき、あるいはヘッドの製造
中に5ミクロン以内で除去できる。
【0016】図5および図6は、本発明の狭いギャップ
形状を利用する他の実施例の一部の簡単な図である。前
述のように、磁気抵抗素子32は、空気ベアリング面3
0の一部を形成する延長された下面32Bを有する。磁
気抵抗素子32は、第1と第2ギャップ層64と66間
に配置され、またこれらギャップ層は第1シールド層6
8と第2シールド層70との間に配置される。図5およ
び図6の実施例は、種々の面で図3および図4の実施例
とは異なる。リード層72と74は、磁気抵抗素子32
の上面32Tと下面32Bに隣接して接続される。これ
らの接続は、空気ベアリング面30と垂直で,磁気ディ
スク24(図1参照)の面に垂直である方向に、検出電
流を磁気抵抗素子32に流す。第1リード層72は、ギ
ャップ層64内に延びて第1シールド層68へ第1リー
ド層72を短絡するバイア76を有する。第2リード層
74は、第2ギャップ層66を完全に通り抜けて、第2
シールド層70へ電気的に接続される。この配置では、
ギャップ層64と66を薄くして、磁気抵抗素子32に
狭いギャップを与えることができる。リード層72と7
4のサイズを、ヘッドの製造中に最小化できる。リード
層72を、バイア76の形成直後にまたは短時間後に除
去できる。磁気抵抗素子32の端部を横切る両方のリー
ド層の幅を、素子と同じ幅にでき、または10ミクロン
のように少し広くできる。
【0017】本発明のより完全な実施例を、図7〜図1
1に示す。この実施例は、前述したように、空気ベアリ
ング面30の一部を形成する延長された下面32Bを有
する磁気抵抗素子32を有する。図3および図4の実施
例と同様に、検出電流は、空気ベアリング面30と平行
で,磁気ディスク24(図1参照)の面と平行な方向に
磁気抵抗素子32を流れる。検出電流は、磁気抵抗素子
の個々の面32S(図4参照)へ接続される第1リード
層78と第2リード層80により供給される。図7およ
び図9に示すように、第1リード層78は、第1ギャッ
プ層84内に延びるバイア82を有し、第1シールド層
86へリード層78を電気的に短絡する。第2シールド
層88は、第2ギャップ層92内に延びるバイア90を
有し、第2シールド層88へ第2リード層80を電気的
に短絡する。この構造では、第1シールド層86と第2
シールド層88が、個々のバイア82と90から延びる
リード層として働く。
【0018】図7および図10に示すように、第1端子
94は、第1シールド層部分86A(後述する)へ接続
され、第2端子96は第2シールド層88へ接続され
る。端子94は、バイア100を第1シールド層部分8
6Aへギャップ層84と92(図10参照)内に延在さ
せる薄膜リード層98により第1シールド層部分86A
へ接続される。また、図7および図10に示すように、
端子96は、書込み極(write pole)層10
4を経て第2シールド層88へ電気的に接続される薄膜
リード層102により第2シールド層88へ接続され
る。書込み極層104は、以下に更に詳細に説明する。
この構造では、図1に示される導体36と38は、端子
94と96へ接続され、読取り出力がヘッド28から与
えられる。
【0019】図8〜図11に示すように、ヘッド28
は、基板29(図1参照)に取付けられる。また基板
は、“スライダ”として知られている。というのは、基
板が、空気ベアリング面30の一部を形成し、磁気ディ
スク24の面上の空気ベアリング上をスライドしまたは
浮かび上がるからである。基板はヘッド28の薄膜と比
較して十分に大きいので、プリアンプ44でノイズを生
じる多量の漂遊磁界を捕捉できる。このノイズは、共通
モード阻止性能により除去できる。この共通モード阻止
性能は、端子94および96へのリード層として働く各
第1シールド層86および第2シールド層88と、大き
な基板層29との間の容量性結合に依存する。第2シー
ルド層88と基板29との間の容量は、第1シールド層
86と基板との間の容量と比較して小さい。これは、次
の理由による。すなわち、第2シールド層88が第1シ
ールド層86よりも基板29から遠く離れており(図1
0参照)、その領域を、図7に示されるように、製造中
に小さくすることができる(第1シールド層86の全領
域の約1/6の領域)。
【0020】全ての実際の目的に対して、第1シールド
層86は、プリアンプ44の端子に現れる容量を制御す
る。したがって、本発明の好適な実施例において、第1
シールド層86を、図7に示すように、2つの部分86
Aと86Bに同等に分割する。部分86Aは第1端子9
4へ接続され、部分86Bは第2シールド層88および
第2端子96へ接続される。図7および図10から解る
ように、薄膜接続層98が、ギャップ層84と92内を
延びるバイア100により、第1シールド層の部分86
Aに第1端子94を接続する。図7および図11で解る
ように、端子96からの薄膜接続層102は、バイア1
06が設けられている。このバイアは、後述する第3ギ
ャップ層108,およびギャップ層84と92内を延び
て、第1シールド層部分86Bと電気的接続を形成す
る。図7および図10に示されるように、薄膜接続層1
02が、第2シールド層88に連続する。そこでは、薄
膜接続層102は、書込み極層104に沿った複数の層
を通るバイア110により第2シールド層88との接続
を形成する。第2端子96は、110で第2シールド層
88への電気的な接続を有し、および106で第1シー
ルド層部分86Bへの電気的な接続を有する。対照的
に、第1端子94は、100で第1シールド層部分86
Aへのみ電気的な接続を有する。第1シールド層86を
同等に分割する代わりに、第1シールド層の第1の部分
86Aと第2の部分86Bのサイズを、基板29に対す
る第1シールド層部分86Aの容量が、第1シールド層
部分86Bおよび第2シールド層88の組合せの基板に
対する容量と正確に等しくなるように第2シールド層8
8の容量を考慮して選択できる。前述の教示では、端子
94および96でのインピーダンスがバランスし、プリ
アンプ44でのノイズの適切な共通モード阻止性能が存
在する。
【0021】幾つかの例においては、別個の読取りヘッ
ドおよび書込みヘッドを含む組合せを基板29上に設け
ることが望ましい。図7および図8に示すように、これ
は、第1と第2薄膜書込み極層88と112を設けるこ
とにより達成される。第2シールド層88は、第1書込
み極層88として働く。書込み極層の両方が、空気ベア
リング面30の一部を形成する個々の下面88Bと11
2Bを有する。図8に示されるように、書込み極層88
と112は、ギャップ(絶縁)層108により分離され
る。ギャップ層108の厚さは、書込みヘッドのギャッ
プを決定する。図7,図9および図10に示されるよう
に、書込みヘッドは、薄膜コイル114を備えることが
できる。この薄膜コイルは、ギャップ層108と絶縁層
116により第1書込み極層88から分離され、絶縁層
118と120により第2書込み極層112から分離さ
れる。図7に示すように、コイル114の一端122が
薄膜コネクタ126により第1書込み端子124へ電気
的に接続され、コイルの他端128が薄膜コネクタ13
2により第2書込み端子130へ接続される。変化する
電流が書込み端子124と130によりコイル114内
へ導入されると、書込み極88と112が、比例的に磁
化され、磁気ディスク24の磁気面内へ対応する磁束密
度を誘導する。
【0022】図8に示すように、磁気抵抗素子32は、
4つの薄膜層により構成できる。第1層134は、Ni
FeRh,NiFeCr,NiFeNbおよびNiFe
Moから選択された材料より構成される軟膜バイアス層
とすることができる。第2層136は、絶縁材料であ
る。第3層138は、磁束密度に応じて抵抗を変化させ
る、NiFeのような磁気抵抗材料である。第4層14
0は、第3層138に対する保護層である。第1層13
4の磁気材料は、空気ベアリング面30を横断して磁化
される。これは、磁気抵抗素子へ垂直すなわち横断バイ
アス磁界を与える。軸方向バイアス、すなわち検出電流
軸に沿った磁気バイアスは、両リード下の高飽和保持
力,高モーメントの磁気薄膜(図示せず)により与えら
れる。第3層138の磁化容易軸が検出電流の方向であ
るとすると、横断バイアスがヘッドの線形応答を改善
し、軸方向バイアスが磁区壁を不規則に動かすことによ
り生じるバルクハウゼンノイズ(Barkhausen
noise)を減少することにより性能を改善する。
改善された読取り性能を実現するために第3層138を
適切にバイアスするのに使用できる他の構造があること
を理解するべきである。
【0023】図7〜図11に示される実施例を構成する
方法、および構成に用いられる材料は、以下のようなも
のとすることができる。図7〜図11に示すように、磁
気抵抗素子32が上部に作製される基板層29は、普通
には酸化アルミニウムおよび炭化チタンから成るサーメ
ット材料である。一般に2〜10ミクロンの範囲の酸化
アルミニウムのアンダーコート層141が、基板上に堆
積される。FeAlSi(センダスト)とすることので
きる第1シールド層86が、全ウエハ上にスパッタ堆積
される。この層を、2ミクロンの厚さにすることができ
る。酸化アルミニウムとすることのできる第1ギャップ
層84は、0.05μm〜0.2μmの範囲の厚さを有
し、全ウエハ上にスパッタ堆積される。リード層78が
続いて堆積されるとき、第1シールド層86へ82でバ
イアを作製するために、開口が82で第1ギャップ層8
4に作製される。この開口と続く開口とを、化学エッチ
ングにより作製できる。
【0024】磁気抵抗素子材料が、全ウエハ上に堆積さ
れる。素子32は、4つの薄膜層により構成できる。第
1の層134は、一般に25オングストローム〜400
オングストロームの厚さ範囲の、合金NiFeRh,N
iFeCr,NiFeNbおよびNiFeMoから選択
される組成の一般の軟膜バイアス層である。第2の層1
36は、β−Taのような、高抵抗金属または誘電体の
スペーサ絶縁材料である。第3の層138は、50オン
グストローム〜500オングストロームの範囲の厚さを
もつ、NiFeのような磁気抵抗材料である。第4の層
140は、一般に第3の層138を保護するための薄い
金属または絶縁体である。これらの4つの層の全部が、
単一の真空装置内で堆積できる。4つの層は、磁気抵抗
4層と称することができる。磁気抵抗4層は、リード層
78と80がスパッタ堆積される領域からフォトリソグ
ラフィック・プロセスを使用してエッチングされる。次
に、リード層78と80が、これらの領域にスパッタ堆
積される。導体層材料は、利用特性に依存して200オ
ングストローム〜2000オングストロームの範囲の厚
さをもつ、金属Au,Ta,W,RhおよびRuから選
択される。フォトリソグラフィおよびイオンミリングを
使用して、磁気抵抗4層が画成される。材料は、不必要
な領域からエッチングされる。
【0025】酸化アルミニウムとすることのできる第2
ギャップ層92は、0.05μm〜0.2μmの範囲の
厚さを有することができる。第2ギャップ層は全ウエハ
上に堆積される。前述したように、第1ギャップ層の厚
さは、また、0.05μm〜0.2μmの範囲である。
この厚さは、従来の読取りヘッドにより要求される各ギ
ャップ層に対する通常の0.5μmより十分小さい。全
ギャップ、すなわち第1ギャップ層84と第2ギャップ
層92の厚さは、磁気抵抗素子32に対する読取りギャ
ップとして知られている。本発明ではこれらのギャップ
層を薄くできるので、ヘッドの分解能が、従来技術の読
取りヘッドに対し十分に改善される。
【0026】図9に示すように、開口が第2ギャップ層
92内で90に作製される。次に、第2シールド層88
が、全ウエハ上にスパッタ堆積され、バイアが90に設
けられて、第2シールド層88へ第2リード層80を短
絡する。NiFeとすることのできる第2シールド層が
メッキされる。この材料は、パーマロイとして知られて
いる。第2シールド層88は、フォトリソグラフィック
および化学エッチング・プロセスにより、図7に示され
るように、その最終の形状が与えられる。次に、第1シ
ールド層86は、フォトリソグラフィックおよび化学エ
ッチング・プロセスを使用して、図7に示されるよう
に、その最終形状(部分86Aと86B)が与えられ
る。酸化アルミニウムとすることのできる第3のギャッ
プ層108が、0.4μm〜0.6μmの範囲の厚さで
全ウエハ上に堆積される。図10および図11に示され
るように、複数の層内の110と106に開口が形成さ
れ、第2端子96から第2シールド層88と第1シール
ド層部分86Bへの接続層102の接続部を作製する。
図10に示されるように、開口100が、層48と92
内に形成され、接続層98を第1端子94から第1シー
ルド層部分86Aへ接続する。次に、ハードベークされ
たフォトレジストの第1絶縁層116が堆積される。銅
導体の書込みヘッドコイル114が、光およびメッキ・
プロセスを使用して設けられる。次に、ハードベークさ
れたフォトレジストの絶縁層118および120が堆積
される。書込み極112が、フォトリソグラフィック・
プロセスを使用して、図7に示されように、メッキさ
れ,画成される。また、コイルの端子122と128
で、図7に示されるように、書込み端子124と130
との間に接続が形成される。読取り端子および書込み端
子の接続が、銅メッキおよびフォトリソグラフィック・
プロセスを使用して形成される。最後に、10〜20ミ
クロンの範囲の厚さの酸化アルミニウムのオーバコート
144が、全ウエハ上に堆積される。この層は、スライ
ダ作製プロセス中にヘッドの一体性を維持するために必
要とされる。
【0027】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)上面と下面と側面に境を接する2つの対向する膜
面を有し、下面が空気ベアリング面の一部を構成する、
磁気抵抗検出素子と、それぞれが前記磁気抵抗素子の個
々の面へ電気的に接続される、一対の第1および第2検
出電流薄膜リード層とを備え、前記磁気抵抗素子と前記
第1および第2リード層とは、第1ギャップ層と第2薄
膜ギャップ層との間に設けられ、前記磁気抵抗素子と、
前記第1および第2リード層と、前記第1および第2ギ
ャップ層とは、第1シールド層と第2シールド層との間
に設けられ、前記第1リード層は、前記第1シールド層
へ電気的に短絡され、前記第2リード層は、前記第2シ
ールド層へ電気的に短絡されることを特徴とする薄膜磁
気抵抗ヘッドである。 (2)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを有する磁気媒
体駆動装置において、ハウジングと、前記ハウジング内
に設けられ、磁気ディスクを支持し,回転する回転テー
ブルと、前記ハウジング内に設けられたスライダを有
し、前記回転テーブル上に支持された磁気ディスクに対
して動作関係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘッドを支
持する支持部とを備えることを特徴とする磁気媒体駆動
装置である。 (3)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前記
第1シールド層は、第1と第2部分に別個に分割され、
前記第1リード層は、前記第1シールド層の第1部分に
電気的に短絡され、前記第2シールド層は、前記第1シ
ールド層の第2部分に電気的に短絡され、前記磁気抵抗
素子を支持するスライダを備え、前記第1シールド層と
前記スライダとの間の静電容量が、前記第2シールド層
および前記第1シールド層の第2部分と前記スライダと
の間の静電容量にほぼ等しくなるように、前記第1シー
ルド層の第1と第2部分のサイズを選択することを特徴
とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (4)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、薄膜
ギャップ層により分離される一対の薄膜書込み極層を備
え、各極層は一対の空気ベアリング面を形成する下面を
有し、1つの書込み極層は、前記第2シールド層であ
り、書込み極層内に磁束を誘導する薄膜コイル層を備え
ることを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (5)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前記
磁気抵抗素子,前記リード層,前記第1と第2ギャップ
層および前記第1と第2シールド層の各々が、第1と第
2膜面を有し、前記磁気抵抗素子および前記リード層
は、前記第1ギャップ層と前記第2ギャップ層との間に
挟まれ、前記磁気抵抗素子の第1の膜面および前記リー
ド層の第1膜面は、前記第1ギャップ層の第2の膜面に
直接に係合され、前記磁気抵抗素子およびリード層の第
2膜面は、前記第2ギャップ層の第1膜面に直接に係合
され、前記第1と第2ギャップ層は、前記第1シールド
層と前記第2シールド層との間に挟まれ、前記第1ギャ
ップ層の第1膜面は、前記第1シールド層の第2膜面に
直接に係合し、前記第2ギャップ層の第2膜面は、前記
第2シールド層の第1膜面に直接に係合されることを特
徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (6)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前記
第1シールド層へ前記第1リード層を電気的に短絡する
ために、前記第1リード層は、前記第1シールド層へ前
記第1ギャップ層内を延びるバイアを有し、前記第2シ
ールド層へ前記第2リード層を電気的に短絡するため
に、前記第2シールド層は、前記第2リード層へ前記第
2ギャップ層内を延びるバイアを有することを特徴とす
る薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (7)(6)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前記
磁気抵抗素子の各側面と各バイアとの間の距離が約5ミ
クロンであることを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドであ
る。 (8)(7)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前記
各ギャップ層は、0.05μm〜0.2μmの範囲の厚
さを有することを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドであ
る。 (9)(8)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前記
各ギャップ層は、酸化アルミニウムであることを特徴と
する薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (10)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前
記磁気抵抗素子は、4つの薄膜層より成り、前記磁気抵
抗素子の第1層は、NiFeRh,NiFeCr,Ni
FeNbおよびNiFeMoの群から選択される軟膜バ
イアス層であり、前記磁気抵抗素子の第2層は、絶縁材
料であり、前記磁気抵抗素子の第3層は、磁束密度に応
じて抵抗を変化させる磁気抵抗材料であり、前記磁気抵
抗素子の第4層は、前記第3の層に対する保護層である
ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (11)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前
記第1シールド層はFeAlSiであり、前記第2シー
ルド層は約2μmの厚さを有する層NiFeであり、前
記各リード層は、Au,Ta,W,RhおよびRuの群
から選択される材料であり、200オングストローム〜
2000オングストロームの範囲の厚さを有することを
特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (12)(1)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、前
記各ギャップ層は、0.05μm〜0.2μmの範囲の
厚さを有することを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドであ
る。 (13)(12)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
前記磁気抵抗素子,前記リード層,前記第1と第2ギャ
ップ層および前記第1と第2シールド層の各々が、第1
と第2膜面を有し、前記磁気抵抗素子およびリード層
は、前記第1ギャップ層と前記第2ギャップ層との間に
挟まれ、前記磁気抵抗素子の第1膜面および前記リード
層の第1膜面は、前記第1ギャップ層の第2膜面に直接
に係合し、前記磁気抵抗素子およびリード層の第2膜面
は、前記第2ギャップ層の第1膜面に直接に係合され、
前記第1と第2ギャップ層は、前記第1シールド層と前
記第2シールド層との間に挟まれ、前記第1ギャップ層
の第1膜面は、前記第1シールド層の第2膜面に直接に
係合され、前記第2ギャップ層の第2膜面は、前記第2
シールド層の第1膜面に直接に係合されることを特徴と
する薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (14)(13)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
前記第1シールド層へ前記第1リード層を電気的に短絡
するために、前記第1リード層は、前記第1シールド層
へ前記第1ギャップ層内を延びるバイアを有し、前記第
2シールド層へ前記第2リード層を電気的に短絡するた
めに、前記第2シールド層は、前記第2リード層へ前記
第2ギャップ層内を延びるバイアを有することを特徴と
する薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (15)(14)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを有するデ
ィスク駆動装置において、ハウジングと、前記ハウジン
グ内に設けられ、磁気ディスクを支持し,回転する回転
テーブルと、前記ハウジング内に設けられたスライダを
有し、前記回転テーブル上に支持された磁気ディスクに
対して動作関係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘッドを
支持する支持部とを備えることを特徴とする磁気媒体駆
動装置である。 (16)(14)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
前記第1シールド層は、第1と第2部分に別個に分割さ
れ、前記第1リード層は、前記第1シールド層の第1部
分に電気的に短絡され、前記第2シールド層は、前記第
1シールド層の第2部分に電気的に短絡され、前記磁気
抵抗素子を支持するスライダを備え、前記第1シールド
層と前記スライダとの間の静電容量が、前記第2シール
ド層および前記第1シールド層の第2部分と前記スライ
ダとの間の静電容量にほぼ等しくなるように、前記第1
シールド層の第1と第2部分のサイズを選択する、こと
を特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (17)(16)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
一対の薄膜書込み極層を備え、これら各層は、空気ベア
リング面の一部を形成する下面を有し、1つの書込み極
層は前記第2シールド層であり、前記書込み極内に磁束
を誘導する薄膜コイルを備えることを特徴とする薄膜磁
気抵抗ヘッドである。 (18)(17)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを有する磁
気ディスク駆動装置において、ハウジングと、前記ハウ
ジング内に設けられ、磁気ディスクを支持し,回転する
回転テーブルと、前記ハウジング内に設けられたスライ
ダを有し、前記回転テーブルにより支持された磁気ディ
スクに対して動作関係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘ
ッドを支持する支持部とを備えることを特徴とする磁気
ディスク駆動装置である。 (19)(17)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
前記磁気抵抗素子の各側面と各バイアとの間の距離が約
5ミクロンであることを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド
である。 (20)(19)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
前記各ギャップ層は、酸化アルミニウムであることを特
徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (21)(20)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
前記磁気抵抗素子は、4つの薄膜層より成り、前記磁気
抵抗素子の第1層は、NiFeRh,NiFeCr,N
iFeNbおよびNiFeMoの群から選択される軟膜
バイアス層であり、前記磁気抵抗素子の第2層は、絶縁
材料であり、前記磁気抵抗素子の第3層は、磁束密度に
応じて抵抗を変化させる磁気抵抗材料であり、前記磁気
抵抗素子の第4層は、前記第3の層に対する保護層であ
ることを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドである。 (22)(21)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおいて、
前記各シールド層は、FeAlSiであり、約2μmの
厚さを有し、前記各リード層は、Au,Ta,W,R
h,およびRuの群から選択される材料であり、200
オングストローム〜2000オングストロームの範囲の
厚さを有することを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッドであ
る。 (23)(22)記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを有する磁
気ディスク駆動装置において、ハウジングと、前記ハウ
ジング内に設けられ、磁気ディスクを支持し,回転する
回転テーブルと、前記ハウジング内に設けられたスライ
ダを有し、前記回転テーブルにより支持された磁気ディ
スクに対して動作関係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘ
ッドを支持する支持部とを備えることを特徴とする磁気
ディスク駆動装置である。
【0028】明らかなように、本発明の多くの変形例お
よび変更例は、前述の教示により可能である。本発明の
範囲内で、前記実施例以外の態様も実施をできることが
理解されるであろう。
【0029】
【発明の効果】本発明により、従来技術によるギャップ
より狭いギャップを有するが、ヘッドの中間ギャップ
(絶縁)層内でシールド層への磁気抵抗素子リード層の
ピンホール短絡を排除する磁気抵抗ヘッドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】読取りモードの動作中にヘッドからの信号を受
信し,処理するプリアンプと共に、薄膜磁気抵抗ヘッド
を使用する磁気ディスク駆動装置を示す略図である。
【図2】磁気ディスクのトラック上に配置された薄膜磁
気抵抗ヘッドの磁気抵抗素子部分の略図である。
【図3】薄膜磁気抵抗ヘッドの側面図であり、その詳細
を示すためにヘッドの層を除去してある。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】他の薄膜磁気抵抗ヘッドの側面図であり、その
詳細を示すために層を除去してある。
【図6】図5で示された幾つかの薄膜の平面図であり、
その詳細を示すものである。
【図7】より完全な薄膜磁気抵抗ヘッド部分の略膜面図
である。
【図8】図7のVIII−VIII線における断面図で
ある。
【図9】図7のIX−IXにおける断面図である。
【図10】図7のX−Xにおける断面図である。
【図11】図7のXI−XI線における断面図である。
【符号の説明】
20 磁気ディスク駆動装置 22 回転テーブル 24 磁気ディスク 26 モータ 28 ヘッド 29 スライダ 30 空気ベアリング面 32 磁気抵抗素子 33 ディスクハウジング 34 トラック 32F 対向膜面 32T 上面 32B 下面 32S 側面 36,38 リード 40 アーム 42 電流源 44,48 プリアンプ 46,47 コンデンサ 50,52,72,74,78,80,102 リード
層 54,56,66,84,92,108 ギャップ層 58,60,68,70,86,88 シールド層 62,64,76,82,90,100,106,11
0 バイア 94,96,122,128 端子 98,102 薄膜リード層 104,112 書込み極層 114 コイル 116,118,120 絶縁層 130 書込み端子 126 コネクタ 134 第1層 136 第2層 138 第3層 140 第4層 141 アンダーコート層 144 オーバーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デヴィッド・ユージェネ・ハイム アメリカ合衆国 カリフォルニア州 レ ッドウッド シティ グランド ストリ ート 502 (56)参考文献 特開 平5−54336(JP,A)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面と下面と一対の側面に境を接する2つ
    の対向する膜面を有し、下面が空気ベアリング面の一部
    を構成する、磁気抵抗検出素子と、 前記磁気抵抗素子の上面へ電気的に接続された第1検出
    電流薄膜リード層、および前記磁気抵抗素子の下面に電
    気的に接続された第2検出電流薄膜リード層と、 第1と第2薄膜ギャップ層および第1と第2薄膜シール
    ド層と、 前記磁気抵抗検出素子は、前記第1ギャップ層と前記第
    2ギャップ層との間に設けられ、 前記磁気抵抗素子,前記リード層および前記第1と第2
    ギャップ層は、前記第1シールド層と前記第2シールド
    層との間に設けられ、 前記第2シールド層へ前記第2リード層を電気的に接続
    する手段と、 前記第1シールド層と前記第1リード層とを電気的に接
    続する手段と、 を備えることにより、前記磁気抵抗素子、前記リード
    層、及び前記ギャップ層とからなる前記シールド層間の
    距離を小さくすることを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを有す
    る磁気媒体駆動装置において、 ハウジングと、 前記ハウジング内に設けられ、磁気ディスクを支持し,
    回転する回転テーブルと、 前記ハウジング内に設けられたスライダを有し、前記回
    転テーブル上に支持された磁気ディスクに対して動作関
    係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘッドを支持する支持
    部と、 を備えることを特徴とする磁気媒体駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおい
    て、 前記第1シールド層は、第1と第2部分に別個に分割さ
    れ、 前記第1リード層は、前記第1シールド層の第1部分に
    電気的に短絡され、前記第2シールド層は、前記第1シ
    ールド層の第2部分に電気的に短絡され、 前記磁気抵抗素子を支持するスライダを備え、 前記第1シールド層と前記スライダとの間の静電容量
    が、前記第2シールド層および前記第1シールド層の第
    2部分と前記スライダとの間の静電容量にほぼ等しくな
    るように、前記第1シールド層の第1と第2部分のサイ
    ズを選択する、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおい
    て、 薄膜ギャップ層により分離される一対の薄膜書込み極層
    を備え、各極層は一対の空気ベアリング面を形成する下
    面を有し、 1つの書込み極層は、前記第2シールド層であり、 書込み極層内に磁束を誘導する薄膜コイル層を備える、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  5. 【請求項5】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおい
    て、 前記磁気抵抗素子,前記リード層,前記第1と第2ギャ
    ップ層および前記第1と第2シールド層の各々が、第1
    と第2膜面を有し、 前記磁気抵抗素子および前記リード層は、前記第1ギャ
    ップ層と前記第2ギャップ層との間に挟まれ、前記磁気
    抵抗素子の第1の膜面および前記リード層の第1膜面
    は、前記第1ギャップ層の第2の膜面に直接に係合さ
    れ、前記磁気抵抗素子およびリード層の第2膜面は、前
    記第2ギャップ層の第1膜面に直接に係合され、 前記第1と第2ギャップ層は、前記第1シールド層と前
    記第2シールド層との間に挟まれ、前記第1ギャップ層
    の第1膜面は、前記第1シールド層の第2膜面に直接に
    係合し、前記第2ギャップ層の第2膜面は、前記第2シ
    ールド層の第1膜面に直接に係合される、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  6. 【請求項6】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおい
    て、 前記第1シールド層へ前記第1リード層を電気的に短絡
    するために、前記第1リード層は、前記第1シールド層
    へ前記第1ギャップ層内を延びるバイアを有し、 前記第2シールド層へ前記第2リード層を電気的に短絡
    するために、前記第2シールド層は、前記第2リード層
    へ前記第2ギャップ層内を延びるバイアを有する、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  7. 【請求項7】請求項6記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおい
    て、 前記磁気抵抗素子の各側面と各バイアとの間の距離が約
    5ミクロンであることを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッ
    ド。
  8. 【請求項8】請求項7記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおい
    て、 前記各ギャップ層は、0.05μm〜0.2μmの範囲
    の厚さを有することを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  9. 【請求項9】請求項8記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにおい
    て、 前記各ギャップ層は、酸化アルミニウムであることを特
    徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  10. 【請求項10】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにお
    いて、 前記磁気抵抗素子は、4つの薄膜層より成り、 前記磁気抵抗素子の第1層は、NiFeRh,NiFe
    Cr,NiFeNbおよびNiFeMoの群から選択さ
    れる軟膜バイアス層であり、 前記磁気抵抗素子の第2層は、絶縁材料であり、 前記磁気抵抗素子の第3層は、磁束密度に応じて抵抗を
    変化させる磁気抵抗材料であり、 前記磁気抵抗素子の第4層は、前記第3の層に対する保
    護層である、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  11. 【請求項11】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにお
    いて、 前記第1シールド層はFeAlSiであり、前記第2シ
    ールド層は約2μmの厚さを有する層NiFeであり、 前記各リード層は、Au,Ta,W,RhおよびRuの
    群から選択される材料であり、200オングストローム
    〜2000オングストロームの範囲の厚さを有する、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  12. 【請求項12】請求項1記載の薄膜磁気抵抗ヘッドにお
    いて、 前記各ギャップ層は、0.05μm〜0.2μmの範囲
    の厚さを有することを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  13. 【請求項13】請求項12記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 前記磁気抵抗素子,前記リード層,前記第1と第2ギャ
    ップ層および前記第1と第2シールド層の各々が、第1
    と第2膜面を有し、 前記磁気抵抗素子およびリード層は、前記第1ギャップ
    層と前記第2ギャップ層との間に挟まれ、前記磁気抵抗
    素子の第1膜面および前記リード層の第1膜面は、前記
    第1ギャップ層の第2膜面に直接に係合し、前記磁気抵
    抗素子およびリード層の第2膜面は、前記第2ギャップ
    層の第1膜面に直接に係合され、 前記第1と第2ギャップ層は、前記第1シールド層と前
    記第2シールド層との間に挟まれ、前記第1ギャップ層
    の第1膜面は、前記第1シールド層の第2膜面に直接に
    係合され、前記第2ギャップ層の第2膜面は、前記第2
    シールド層の第1膜面に直接に係合される、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  14. 【請求項14】請求項13記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 前記第1シールド層へ前記第1リード層を電気的に短絡
    するために、前記第1リード層は、前記第1シールド層
    へ前記第1ギャップ層内を延びるバイアを有し、 前記第2シールド層へ前記第2リード層を電気的に短絡
    するために、前記第2シールド層は、前記第2リード層
    へ前記第2ギャップ層内を延びるバイアを有する、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  15. 【請求項15】請求項14記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを
    有するディスク駆動装置において、 ハウジングと、 前記ハウジング内に設けられ、磁気ディスクを支持し,
    回転する回転テーブルと、 前記ハウジング内に設けられたスライダを有し、前記回
    転テーブル上に支持された磁気ディスクに対して動作関
    係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘッドを支持する支持
    部と、 を備えることを特徴とする磁気媒体駆動装置。
  16. 【請求項16】請求項14記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 前記第1シールド層は、第1と第2部分に別個に分割さ
    れ、 前記第1リード層は、前記第1シールド層の第1部分に
    電気的に短絡され、前記第2シールド層は、前記第1シ
    ールド層の第2部分に電気的に短絡され、 前記磁気抵抗素子を支持するスライダを備え、 前記第1シールド層と前記スライダとの間の静電容量
    が、前記第2シールド層および前記第1シールド層の第
    2部分と前記スライダとの間の静電容量にほぼ等しくな
    るように、前記第1シールド層の第1と第2部分のサイ
    ズを選択する、ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  17. 【請求項17】請求項16記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 一対の薄膜書込み極層を備え、これら各層は、空気ベア
    リング面の一部を形成する下面を有し、 1つの書込み極層は前記第2シールド層であり、 前記書込み極内に磁束を誘導する薄膜コイルを備える、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  18. 【請求項18】請求項17記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを
    有する磁気ディスク駆動装置において、 ハウジングと、 前記ハウジング内に設けられ、磁気ディスクを支持し,
    回転する回転テーブルと、 前記ハウジング内に設けられたスライダを有し、前記回
    転テーブルにより支持された磁気ディスクに対して動作
    関係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘッドを支持する支
    持部と、 を備えることを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
  19. 【請求項19】請求項17記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 前記磁気抵抗素子の各側面と各バイアとの間の距離が約
    5ミクロンであることを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッ
    ド。
  20. 【請求項20】請求項19記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 前記各ギャップ層は、酸化アルミニウムであることを特
    徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  21. 【請求項21】請求項20記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 前記磁気抵抗素子は、4つの薄膜層より成り、 前記磁気抵抗素子の第1層は、NiFeRh,NiFe
    Cr,NiFeNbおよびNiFeMoの群から選択さ
    れる軟膜バイアス層であり、 前記磁気抵抗素子の第2層は、絶縁材料であり、 前記磁気抵抗素子の第3層は、磁束密度に応じて抵抗を
    変化させる磁気抵抗材料であり、 前記磁気抵抗素子の第4層は、前記第3の層に対する保
    護層である、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  22. 【請求項22】請求項21記載の薄膜磁気抵抗ヘッドに
    おいて、 前記各シールド層は、FeAlSiであり、約2μmの
    厚さを有し、 前記各リード層は、Au,Ta,W,Rh,およびRu
    の群から選択される材料であり、200オングストロー
    ム〜2000オングストロームの範囲の厚さを有する、 ことを特徴とする薄膜磁気抵抗ヘッド。
  23. 【請求項23】請求項22記載の薄膜磁気抵抗ヘッドを
    有する磁気ディスク駆動装置において、 ハウジングと、 前記ハウジング内に設けられ、磁気ディスクを支持し,
    回転する回転テーブルと、 前記ハウジング内に設けられたスライダを有し、前記回
    転テーブルにより支持された磁気ディスクに対して動作
    関係にあるように前記薄膜磁気抵抗ヘッドを支持する支
    持部と、 を備えることを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
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