JP5014583B2 - 差動/二重cpp磁気センサ - Google Patents

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Description

本発明は、一般的には磁気データ記憶システムに関し、特に、そのようなシステムにおいて用いられる差動/二重膜面垂直電流(current−perpendicular−to−plane)(CPP)磁気センサに関するが、それのみに関するわけではない。
ディスク・ドライブは、コンピュータ・システムにおいて用いられるコンピュータ・プログラムおよびデータの大容量記憶装置として使用される、主データ記憶装置である。ディスク・ドライブは、一般に、ディジタル情報を複数の同心円状データ・トラックに記憶するための、磁化可能媒体によりコーティングされた剛性ディスクを用いる。読取りヘッドおよび書込みヘッドは、それらのデータ・トラックから情報を読取り、またそれらのデータ・トラックに情報を書込むようにされている。
読取りヘッドおよび書込みヘッドは、ジンバル式アタッチメントを経てアクチュエータ機構に連結されたスライダにより保持される。アクチュエータ機構は、電子回路の制御のもと、スライダをディスクの表面を横切ってトラックからトラックへ移動させる。アクチュエータ機構は、スライダに荷重力を加えてスライダをディスクの方に駆動するサスペンションアセンブリを含む。ディスクが回転するのに伴い、スライダの空気軸受面(ABS)下においては空気が引きずられて圧縮され、それは流体力学的揚力を作り出し、この揚力は荷重力の効果を打ち消してスライダを持ち上げ、ディスク表面に近接して「飛翔」させる。スライダとサスペンションアセンブリとの間のジンバル式アタッチメントは、スライダがディスクのトポグラフィーを追跡する時に、スライダが縦揺れおよび横揺れを行えるようにする。ディスクの回転中に、書込みヘッドは情報の磁気ビット(信号界)をディスクに書込み、読取りヘッドはディスクから磁気ビット(信号界)を検出する。読取りヘッドおよび書込みヘッドは、読取り機能および書込み機能を実施するためのコンピュータ・プログラムにより動作する処理回路に接続されている。
書込みヘッドは、第1、第2および第3の絶縁層内に埋込まれたコイル層(絶縁スタック)を含み、この絶縁スタックは、第1および第2の極片層の間に挟まれている。第1および第2の極片層の間には、書込みヘッドの空気軸受面(ABS)にある書込みギャップにより、磁気ギャップが形成されている。極片層は、後部ギャップにおいて連結されている。コイル層へ伝導される電流は、極片層間のギャップに磁界を誘起する。この磁界は、前述の磁気ビットを回転ディスク上の円形トラックに書込む目的のために、ABSにおけるギャップを縁どる。情報をディスク表面上に書込むためには、長手記録方法および垂直記録方法の双方が利用されることに注意すべきである。
回転磁気ディスクから信号界を検出するために、最近の読取りヘッドにより用いられる代表的センサは、スピン・バルブ・センサ(spin valve sensor)である。スピン・バルブ・センサは、強磁性固定層(ピン層:pinned layer)と強磁性自由層との間に挟まれた非磁性スペーサ層を含む。スピン・バルブ・センサに対しては、検出電流を伝導するための第1および第2のリード線が接続される。固定層の磁化はABSに対し垂直に固定されており、自由層の磁気モーメントは、ABSに対し平行に位置しているが外部磁界に応答して自由に回転する。固定層の磁化は、一般に、反強磁性層との交換結合により固定される。スペーサ層の厚さは、センサを通る伝導電子の平均自由行程よりも小さく選択される。この構成により、伝導電子の一部は、スペーサ層の、固定層および自由層との界面により同相で散乱される。固定層および自由層の磁化が平行である時は散乱は最小であり、固定層および自由層の磁化が逆平行である時は散乱は最大である。散乱の変化は、スピン・バルブ・センサの抵抗をcosθに比例して変化させる。ただし、θは、固定層および自由層の磁化の間の角である。検出電流が、スピン・バルブ・センサを通って両層の表面に平行な方向に伝導される時は、抵抗の変化は電位差を生じさせ、それが処理回路により再生信号として検出されて処理される。
もう1つのタイプのセンサは、トンネル・ジャンクション・センサであり、これは諸層の表面に垂直なトンネリング電流を受ける。トンネル・ジャンクション・センサは、強磁性基準層と強磁性自由層との間に、非磁性非導電性スペーサ層を含む。酸化物でありうるこのスペーサ層は、自由層と基準層との間で電子のトンネリングが起こるように十分に薄い。このセンサの抵抗はスピンに依存し、これは、センサの抵抗が、自由層および固定層の磁気モーメントの相対的方向の関数として変化することを意味する。固定層は、この固定層の磁気モーメントを、一般にABSに垂直な第1の方向に固定する反強磁性固定化層上に配置され、かつこの反強磁性固定化層に対し交換結合される。自由層は、回転ディスクからの信号界に応答して自由に回転する磁気モーメントを有する。トンネリング電流は、スペーサ層を通り抜ける。自由層および基準層の磁気モーメントが平行である時は、トンネリング電流に対する抵抗は最小であり、これらのモーメントが逆平行である時は、トンネリング電流に対する抵抗は最大である。このようにして、トンネリング電流がトンネル・ジャンクション・センサを通って伝導される時、センサの抵抗の増加および減少は電位変化を生じさせ、これらの変化は、前述の処理回路により再生信号として処理される。処理回路は、これらの電位変化を、リードバック信号を発生させるために用いる。
磁気媒体上に記憶される情報量が増加し続けるのに伴い、MRセンサが、隣接する記憶情報からの雑音をも読取ることなく、記憶情報を分別して読取ることは困難となる。従って、面積密度が増加するのに伴い、MRセンサの感度の対応する増加がなければならない。一般に、上述の従来のスピン・バルブおよびトンネル・ジャンクションMRセンサの感度は、センサの(厚さ、トラック横断幅、などのような)寸法を変更することなく容易に増加させることはできない。従って、そのようなセンサは、極めて高い面積密度のアプリケーションにおいて用いる時、ある限界に遭遇することがある。
本発明の実施例は、これらの問題および他の問題の解決法を提供し、また従来技術よりも優れた他の利点を提供する。
本発明は、磁気媒体から情報を読取るための磁気センサを提供する。この磁気センサは、底部電極と、底部電極上に配置された第1のセンサとを含む。磁気センサはまた、第1のセンサ上に配置された中央電極と、中央電極上に配置された第2のセンサと、第2のセンサ上に配置された頂部電極とを含む。底部電極、中央電極および頂部電極は、第1のセンサと第2のセンサとを電気的に並列に接続するために用いられる。
本発明の実施例を特徴づける他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読み関連する図面を点検する時、明らかとなろう。
ここで図1−1を参照すると、本発明が役に立つディスク・ドライブ100の図が示されている。ディスク・ドライブ100は、ディスク104、スピンドル106、スピンドル・モータ126(図1−2に示す)、磁気ヘッド110、アクチュエータ112、および基板電子回路114を含む。基板電子回路114は、ディスク制御装置124(図1−2に示す)を含む。
制御装置124は、一般にマイクロプロセッサ、またはディジタル・コンピュータであり、ホスト・システム118、または別のドライブ制御装置に結合されており、複数のドライブを制御する。制御装置124は、ホスト・システムから受け取ったプログラムされた命令に基づき動作する。
ディスク104はスピンドル106の回りに固定され、スピンドル106はスピンドル・モータ126に連結されていて、スピンドル・モータ126への通電により、スピンドル106およびディスク104が回転するようになっている。ディスク104が回転すると、磁気ヘッド110は、ディスク104の上/下において磁気ヘッド110を保持する空気または液体の薄膜上を飛翔し、それぞれのディスク表面と通信する。アクチュエータ112は、制御装置124に結合しており、制御装置124からの作動信号に応答して、ヘッド110をディスク104の表面に対して移動させるようになっている。
磁気ヘッド110は、それぞれのディスク表面上の多重円形トラック内に情報を記録するために、またそこから情報を読取るために用いられる、ピギーバック磁気ヘッド、または併合型磁気ヘッドでありうる。
図2は、ピギーバック磁気ヘッド200の空気軸受面(ABS)204に対して垂直な平面における、磁気ヘッド200および磁気ディスク202の側断面立面図である。図2は、磁気ヘッド200と、磁気ディスク202に対するその配置とを示す。磁気ヘッド200のABS204は、磁気ディスク202のディスク表面206に面する。磁気ディスク202は、磁気ヘッド200に対し、矢印205により示されている方向に移動、または回転する。空気軸受面204とディスク表面206との間の間隔は、磁気ヘッド200と磁気ディスク202との接触を回避しつつ好ましくは最小化される。
磁気ヘッド200は、書込みヘッド部208および読取りヘッド部210を含み、読取りヘッド部210は、本発明の磁気センサ212を用いている。磁気センサ212は、非磁性非導電性の第1および第2の読取りギャップ層214および216の間に挟まれており、これらの読取りギャップ層は、強磁性の第1および第2のシールド層218および220の間に挟まれている。外部磁界に応答して、磁気センサ212の抵抗は変化する。磁気センサを通って伝導される検出電流ISは、この抵抗変化を電位変化として示す。この電位変化は、次に処理回路(図示せず)によりリードバック信号(read−back signals)として処理される。第1および第2のシールド層218および220は、磁気センサ212のためのリード線として働き、磁気センサへの検出電流ISを伝導し、また第1および第2の読取りギャップ層214および216を貫通して延びる導電性ビア(図示せず)により磁気センサに接続できる。
磁気ヘッド200の書込みヘッド部208は、第1および第2の絶縁層226および228の間に挟まれたコイル層222を含む。第3の絶縁層230は、コイル層222が第2の絶縁層に発生させた波紋を消去して、ヘッドを平坦化するために用いられる。第1、第2および第3の絶縁層は、本技術分野においては「絶縁スタック」と呼ばれる。コイル層222と、第1、第2および第3の絶縁層226、228および230とは、第1および第2の極片層232および234の間に挟まれている。第1および第2の極片層232および234は、後部ギャップ236において磁気的に結合され、また第1および第2の磁極端238および240を有し、これらの磁極端は、ABS204において書込みギャップ層242により分離されている。絶縁層241は、第2のシールド層220と第1の極片層232との間に位置する。第2のシールド層220および第1の極片層232は分離した層であるので、このヘッドはピギーバック・ヘッドとして公知である。もしヘッド200が併合型ヘッドであったとすれば、第2のシールド層220および極片層232は共通/併合層となる。
上述のように、従来技術の磁気センサは、高面積密度アプリケーションにおいて用いられる時には、(前述の)ある欠点を有する。本発明においては、差動/二重磁気センサが提供され、このセンサにおいては差動リードバック信号(1対の互いを基準とする相補的リードバック信号)が発生される。そのような差動リードバック信号は、同等のサイズの従来技術の磁気センサが発生する、接地を基準とする単一リードバック信号の大きさの2倍の大きさを有する。
図3−1は、本発明の実施例による磁気センサ300の空気軸受面の図である。磁気センサ300は、底部電極302、中央電極304および頂部電極306を含む。第1のセンサ308は、底部電極302と中央電極304との間に配置され、第2のセンサ310は、中央電極304と頂部電極306との間に配置されている。
動作中には、検出電流312が、中央電極304から底部電極302および頂部電極306へ、図3−1に示されているように流れる。詳述すると、検出電流312の第1の部分312Aは、中央電極304から底部電極302へ第1のセンサ308を経て、磁気センサ300の諸層の表面に垂直な方向に流れる。同様にして、検出電流312の第2の部分312Bは、中央電極304から頂部電極306へ第2のセンサ310を経て、磁気センサ300の諸層の表面に垂直な方向に流れる。このようにして、図3−1に示されている構成は、電気的に並列な2つの膜面垂直電流(CPP)センサを本質的に含み、これらは、互いを基準とする相補的リードバック信号314Aおよび314Bを含む差動リードバック信号314(図3−2)を発生することができる。換言すれば、差動リードバック信号314の振幅は、理想的には、信号314Aおよび314Bの個々の振幅の和に等しくなる。CPP磁気センサ300は、接地を基準とする単一リードバック信号を発生する従来技術の磁気センサに比し、信号対雑音比(SNR)において著しい改善を提供する。第1のセンサ308および第2のセンサ310に関する詳細は、図4から図7に関連して以下に述べる。
図4から図7は、本発明の磁気センサのさらに詳細な実施例を示す。同じ参照番号は、磁気センサ300(図3)、400(図4)および500(図5)、600(図6)および700(図7)の同じ、または類似した素子を表すために用いられている。検出電流ISは、図4から図7の磁気センサを通って、図3に示されているそれと同様に流れることに注意すべきである。しかし、簡単にするために、検出電流の方向は図4から図7には示されていない。図4に示されている磁気センサ400は、追加の薄い反強磁性(AF)安定化層を有する改変された合成反強磁性(SAF)スタックである。磁気センサ400は(それぞれの層の厚さの範囲を括弧内に示して)、基板(図示せず)上に形成されたシード層(10−20Å)402、底部電極302、AF固定化(pinning)または安定化層(2−10Å)404、矢印407(矢の先端は紙面内から外に向かっている)により示された磁化方向を有する第1の固定スタック(ピンスタック:pinned stack)(20−40Å)406、第1のスペーサ層(2−20Å)408、合体された自由層および中央電極(35−80Å)410、第2のスペーサ層(2−20Å)412、矢印415(矢の先端は紙面内に向かっている)により示された磁化方向を有する第2の固定スタック(ピンスタック:pinned stack)(20−40Å)414および頂部電極306を含む。簡単にするために、保護またはキャップ層は図示しなかった。
一般に、シード層402は、後続の諸層の結晶組織または粒度を変更するために堆積される任意の層である。シード層402は、例えば、タンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、ルテニウム(Ru)または酸化アルミニウム(Al23)から形成されうる。AF層404は、例えば、マンガン白金(MnPt)、ニッケル・マンガン(NiMn)またはイリジウム・マンガン(IrMn)から形成される。第1の固定スタック406および第2の固定スタック414のそれぞれは、反強磁性結合(AFC)層(図示せず)により互いに分離された、第1の強磁性層(図示せず)および第2の強磁性層(図示せず)を含む。第1および第2の強磁性層はCoFeから形成し、AFC層はRuから作ることができる。第1のスペーサ層408および第2のスペーサ層412の組成は、さらに以下に詳述する。自由層410は、例えば、コバルト鉄(CoFe)の単一層から形成できる。電極302および306と、層410の電極部とは、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、などのような導電材料から形成できる。
図4からわかるように、AF固定化層404、第1の固定スタック406、第1のスペーサ層408および領域410の下部は、第1のセンサ308を形成する。同様にして、第2の固定スタック414、第2のスペーサ層412および領域410の上部は、第2のセンサ310を形成する。ある実施例においては、第1のスペーサ層408および第2のスペーサ層412は、好ましくはCuから作った金属層であるが、それらはまたAuまたはAgから作ることもできる。そのような実施例においては、センサ308および310のそれぞれは、固定層と自由層との間の金属層の存在により、膜面垂直電流(CPP)スピン・バルブ・センサである。他の実施例においては、第1のスペーサ層408および第2のスペーサ層412は、例えばAl23または酸化チタンから形成された、非磁性非導電性層(バリヤ層)である。そのような実施例においては、センサ308および310のそれぞれは、固定層と自由層との間の非磁性非導電性層の存在により、CPPトンネリング接合センサである。
図5は、図4の磁気センサに類似した磁気センサを示す。しかし、磁気センサ500においては、第1の固定スタック406(図4)および第2の固定スタック414(図4)の代わりに、第1の自由層502および第2の自由層504が含まれている。磁気センサ500の3つの自由層(502、410および504)の間の静磁相互作用は、いわゆるシザリング界を発生する(3つの自由層(502、410および504)の磁気モーメントは、互いに対しシザリング方向をなす)。磁気センサ500が記録媒体の磁界を受けると、2つの隣接自由層毎に、それらの間の磁化ベクトルは反対方向に傾斜する。検出電流が磁気センサ500を通過する時、磁気センサ500は、本発明の上述の磁気センサ300および400と同様に動作する。第1の自由層502および第2の自由層504のそれぞれは、例えば、20−40Åの厚さを有する単一のCoFe層から形成される。磁気センサ500の残余の素子は、上述の磁気センサ400(図4)の諸素子と同様である。
図6は、図5の磁気センサに類似した磁気センサを示す。しかし、磁気センサ600においては、合体された自由層および中央電極410(図4および図5)の代わりに、多層中央電極602が含まれている。図6からわかるように、多層中央電極602は、非磁性材料のAFC層(2−14Å)605により互いに分離された、第1の基準(強磁性)層(10−30Å)604と、第2の基準(強磁性)層(10−30Å)606とを含む。第1の強磁性層604および第2の強磁性層606は、共にCoFeから形成することができる。AFC層605は、ルテニウム(Ru)から作ることができる。検出電流は、第1のセンサ308および第2のセンサ310を、上述した検出電流と同様に流れる。図7は、図4の磁気センサと実質的に同様の磁気センサを示す。磁気センサ700は追加のAF固定化(pinning)層702を含み、固定スタック406および414の双方の磁化方向は同じである。磁気センサ700の残余の素子は、磁気センサ400の素子と実質的に同様である。また、磁気センサ700および400は同様に動作する。
図8−1および図8−2と、図9−1および図9−2とは、本発明の(300、400、500、600および700のような)磁気センサから形成された、3端子装置と2端子装置とを示す。図8−1において、中央電極304は、検出電流ISを供給する電流/電圧源800に接続されている。底部電極302および頂部電極306は、前置増幅器802の異なる入力にそれぞれ接続されており、この前置増幅器は、磁気センサ300、400、500、600、700における抵抗変化により発生した信号を増幅する。3つの接点302、304および306のそれぞれは、電流/電圧源800および前置増幅器802の異なる入力/出力に接続されるので、磁気センサ300、400、500、600、700は、3端子装置を形成する。電流/電圧源800および一般に差動増幅器である前置増幅器802は、ディスク・ドライブ100内に含まれるプリント回路板(PCB)(図示せず)上に取り付けられる。図8−2は、図8−1の3端子装置の平面図である。図9−1において、底部電極302および頂部電極306は前置増幅器802の単一入力に結合され、それにより2端子装置を形成している。図9−2は、図9−1の2端子装置の平面図である。3端子装置が発生する差動リードバック信号とは異なり、2端子装置はシングルエンド・リードバック信号(a single−ended read−back signal)を発生することに注意すべきである。
上述のように、磁気読取りヘッドおよび書込みヘッドは、スライダにより保持される。そのようなスライダと、読取りヘッドおよび書込みヘッドとは、薄膜堆積技術を用いて製造される。そのような工程においては、スライダのアレイが、共通基板またはウエハ上に形成される。そのウエハは検査された後に、それぞれの棒上にスライダの行がパターンをなして並ぶようにスライスされて、棒が製造される。これらの棒は次に、最終的に記録媒体に面する表面をラップ仕上げされて、所望の磁気抵抗(MR)素子高さ(ストライプ高さとも呼ばれる)が得られる。ラップ仕上げの後、空気軸受パターンが棒上に形成され、棒はダイシングされて個々のスライダが製造される。スライダに含まれる本発明の磁気センサの形成方法は、図10から図12に関連して以下に説明される。
図10は、本発明の磁気センサ400(図4)または700(図7)を形成する実施例の方法のフローチャート1000である。図11は、図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層のいくつかの平面図および断面図を示す。同じ参照番号は、図4、図7および図11の同じ、または類似した素子を表すために用いられる。図10のステップ1002においては、シード層(402)および底部電極(302)が堆積される(deposited)。ステップ1004においては、AF固定化層(404)が堆積される。これに続き、ステップ1006において、底部または第1のSAF固定スタック(406)が堆積される。ステップ1008においては、光活性膜(ホトレジスト)が堆積されて露光され、次に、第1のセンサの頂部ストライプ高さ線1102を定めるためのカッティング作業が行われる。ステップ1010においては、側壁を完全に覆うための誘電体層が堆積される。次に、ステップ1012において、ホトレジストを除去するための剥離作業が行われる。図11−1および図11−2には、ステップ1002からステップ1012が行われ終わった後の装置の平面図および断面図がそれぞれ示されている。
ステップ1014においては、(キス・スパッタ・エッチング(kiss sputter etch)およびクリーニング工程が行われた後に)第1のスペーサ層(408)が堆積される。次に、ステップ1016において、自由層(410)が堆積される。ステップ1018においては、ホトレジストが堆積されて露光される。次に、ステップ1020において、中間電極を形成するために自由層(410)がカットされる。ステップ1022においては、側壁を完全に覆うための誘電体層が堆積される。次に、ステップ1024において、ホトレジストを除去するための剥離作業が行われる。図11−3および図11−4には、ステップ1014からステップ1024が行われ終わった後の装置の平面図および断面図がそれぞれ示されている。
ステップ1026においては、第2の固定スタック(414)のための頂部ストライプ高さ線を定めるために、ホトレジストが堆積されて露光される。ステップ1028においては、第2の固定スタック(414)のための頂部ストライプ高さ線を形成するために、ハード・マスク(一酸化シリコン(SiO)または窒化シリコン(SiN))1104が堆積される。ステップ1030においては、ホトレジストを除去するための剥離作業が行われる。図11−5および図11−6には、ステップ1026からステップ1030が行われ終わった後の装置の平面図および断面図がそれぞれ示されている。
ステップ1032においては、(キス・スパッタ・エッチングおよびクリーニング工程が行われた後に)第2のスペーサ層(412)が堆積される。次に、ステップ1034において、第2のSAF固定スタック(414)が堆積される。オプションのステップ1036においては、第2のAF固定化(pinning)層(702)が堆積される。次に、ステップ1038において、ホトレジストが堆積されて露光される。ステップ1040においては、第2のセンサの寸法を定めるためのカッティング(またはイオン・ミリング)処理が行われる。ステップ1042においては、ホトレジストを除去するための剥離作業が行われる。図11−7および図11−8には、ステップ1032からステップ1042が行われ終わった後の装置の平面図および断面図がそれぞれ示されている。
ステップ1044においては、ホトレジストが堆積されて露光される。次に、ステップ1046において、最終リーダ幅を定めるためのカッティング作業が行われる。ステップ1048においては、誘電体層が堆積されて、ホトレジストが除去される。図11−9および図11−10には、ステップ1044からステップ1048が行われ終わった後の装置の平面図および断面図がそれぞれ示されている。
ステップ1050においては、自由層を安定化するために永久磁石(図示せず)が堆積される。ステップ1052においては、ホトレジストが剥離される。ステップ1054においては、頂部電極金属層が堆積され、また光活性膜(ホトレジスト)が堆積されて露光される。ステップ1056においては、頂部電極金属層が、頂部電極の形状を定めるためにカットされる。次に、ステップ1058において、ホトレジストが剥離され、誘電体層およびキャップ層が堆積される。
図12は、本発明の磁気センサ600(図6)を形成する実施例の方法のフローチャート1200である。ステップ1202においては、シード層(402)および底部電極(302)が堆積される。ステップ1204においては、第1の自由層(502)が堆積される。ステップ1206においては、第1のスペーサ層(408)が堆積される。ステップ1208においては、第1の基準層(604)(SAFスタック(602)の前半)が堆積される。ステップ1210においては、AFC層(605)が堆積される。ステップ1212においては、光活性膜(ホトレジスト)が堆積されて露光され、次に、第1のセンサの頂部ストライプ高さ線を定めるためのカッティング作業が行われる。ステップ1214においては、側壁を完全に覆うための誘電体層が堆積される。次に、ステップ1216において、ホトレジストを除去するための剥離作業が行われる。ステップ1218においては、第2の基準層(606)(SAFスタック(602)の後半)が堆積される。ステップ1220においては、第2のスペーサ層(412)が堆積される。ステップ1222においては、第2の自由層(504)が堆積される。ステップ1224においては、頂部電極が堆積される。ステップ1226においては、キャップ層が堆積される。ステップ1228においては、ホトレジストが堆積されて露光される。次に、ステップ1230において、最終リーダ幅を定め、また中央電極を形成するために、スタック600がカット(イオン・ミリング)される。イオン・ミリング処理は、第2のスペーサ層(412)内において停止されなければならないことに注意すべきである。ステップ1232においては、側壁を完全に覆うための誘電体層が堆積される。次に、ステップ1234において、ホトレジストを除去するための剥離作業が行われる。磁気センサ500(図5)は、図10から図12において説明した工程と同様の工程を用いて製造できることに注意すべきである。
以上の説明においては、本発明のさまざまな実施例の多くの特徴および利点を、本発明のさまざまな実施例の構造および機能の詳細とともに提示したが、この開示は説明のためのみのものであり、本発明の原理内において、殊に諸部品の構造および配置に関し、添付の特許請求の範囲を記述している用語の広い一般的意味により表される限度まで、細部において変更を行うことができる。例えば、特定の素子は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、実質的に同じ機能性を維持しつつ、磁気センサのための特定のアプリケーションに依存して変えることができる。さらに、ここで説明した実施例は、ディスク記憶システムにおける差動/二重CPP磁気センサに向けてのものであるが、当業者は、本発明の教示が、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、任意のタイプの記憶システムまたは磁気的に検出する装置に適用可能であることを認識するであろう。
本発明の実施例が役に立つ代表的な固定ディスク・ドライブの図である。 本発明の実施例が役に立つ代表的な固定ディスク・ドライブのシステム・ブロック図である。 本発明の磁気センサを含むピギーバック磁気ヘッドの断面図である。 本発明の実施例による磁気センサの空気軸受面の図である。(実施例1) 本発明の実施例による磁気センサの空気軸受面の図である。(実施例1) 本発明の詳細な実施例による磁気センサの空気軸受面の図である。 本発明の詳細な実施例による磁気センサの空気軸受面の図である。 本発明の詳細な実施例による磁気センサの空気軸受面の図である。 本発明の詳細な実施例による磁気センサの空気軸受面の図である。 本発明の磁気センサを用いて形成された3端子装置の図である。 本発明の磁気センサを用いて形成された3端子装置の平面図である。 本発明の磁気センサを用いて形成された2端子装置の図である。 本発明の磁気センサを用いて形成された2端子装置の平面図である。 本発明の方法の実施例のフローチャートである。(実施例2) 本発明の方法の実施例のフローチャートである。(実施例2) 本発明の方法の実施例のフローチャートである。(実施例2) 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 図10の方法による磁気センサの製造中における、異なる磁気センサ層の平面図および断面図を示す。 本発明のもう1つの方法の実施例のフローチャートである。(実施例3) 本発明のもう1つの方法の実施例のフローチャートである。(実施例3)
符号の説明
300 磁気センサ
302 底部電極
304 中央電極
306 頂部電極
308 第1のセンサ
310 第2のセンサ
314 差動リードバック信号
400 磁気センサ
408 第1のスペーサ層
412 第2のスペーサ層
500 磁気センサ
600 磁気センサ

Claims (8)

  1. 情報を読取るための磁気センサにおいて、該磁気センサは、
    シード層の上に形成された底部電極と、
    前記底部電極上に配置され、第1の自由層、および該第1の自由層の上に形成された、第1のスペーサ層を含む第1のセンサと、
    前記第1のセンサ上に配置された中央電極と、
    前記中央電極上に配置され、第2のスペーサ層、および該第2のスペーサ層の上に形成された第2自由層を含む第2のセンサと、
    前記第2のセンサ上に配置された頂部電極と、を含み、
    前記底部電極、前記中央電極および前記頂部電極は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサを電気的に並列に接続するために利用され
    前記中央電極は、反強磁性結合層により互いに分離された第1の強磁性層と第2の強磁性層とを含む、多層中央電極である、磁気センサ。
  2. 前記底部電極、前記第1のセンサ、前記中央電極、前記第2のセンサおよび前記頂部電極は、差動リードバック信号が発生されるように配置されている請求項1記載の磁気センサ。
  3. 前記第1および第2のスペーサ層のそれぞれは、導電性金属から形成された、請求項1記載の磁気センサ。
  4. 前記導電性金属は、銅(Cu)、銀(Ag)および金(Au)から成るグループから選択される請求項3記載の磁気センサ。
  5. 記第1および第2のスペーサ層のそれぞれは、絶縁性材料から形成されたバリヤ層である、請求項1記載の磁気センサ。
  6. 記絶縁性材料は、酸化アルミニウムおよび酸化チタンから成るグループから選択される請求項5記載の磁気センサ。
  7. 前記底部電極および前記頂部電極は、シングルエンド・リードバック信号を発生するように互いに電気的に結合されている請求項1記載の磁気センサ。
  8. 検出電流は前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの諸層の表面に実質的に垂直に流れる請求項1記載の磁気センサ。
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