JP2741495B2 - クリーンベンチ - Google Patents

クリーンベンチ

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JP2741495B2
JP2741495B2 JP34483095A JP34483095A JP2741495B2 JP 2741495 B2 JP2741495 B2 JP 2741495B2 JP 34483095 A JP34483095 A JP 34483095A JP 34483095 A JP34483095 A JP 34483095A JP 2741495 B2 JP2741495 B2 JP 2741495B2
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JP
Japan
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work
working space
opening
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clean bench
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正 栗原
直樹 渡辺
昌弘 鈴木
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Airtech Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンベンチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】無塵,無菌の状態を必要とする実験や作
業をクリーンルームではない通常の環境において行うた
めの作業台であるクリーンベンチは、作業台の上方に、
前面にのみ作業用開口部を有し、他を密閉されている作
業空間を形成し、該作業空間の一側に全面的にメインフ
ィルターを設け、該メインフィルターを通して清浄化し
た空気を常時作業空間内に吹出し、作業用開口部から流
出させることにより、作業空間内を清浄に保持するもの
である。
【0003】このクリーンベンチには、メインフィルタ
ーを作業空間の天井部に設け、作業台に向けて清浄空気
が吹き下ろされるようにした垂直気流形,メインフィル
ターを作業空間の背面部に設け、清浄空気が作業空間を
横断してそのまま開口部から吹出されるようにした水平
気流形がある。このうち上記前者では、作業空間内の清
浄度を確保するため作業用開口部に強化ガラス製のシャ
ッターが設けられ、通常の作業時には、該シャッターを
下ろし作業空間の開口を最小限に留めた状態でガラス越
しに作業を行い、実験や作業用の機器を作業空間内に搬
入する際にはシャッターを開閉する必要がある。
【0004】これに対して、後者の水平気流形クリーン
ベンチでは、作業空間内全体に、直接作業用開口部に向
かう平行な気流を生成し、それにより作業空間内の清浄
度を維持するものであるため、図3に示す如く作業用開
口部31は、全面的に開放されており、作業や機器の搬
入が行い易いという利点がある。
【0005】しかし、吹出面30と作業用開口部31の
面積が等しいため作業空間32内の陽圧が充分に保たれ
ず、また、作業台の幅に対応して通常2分割されている
メインフィルター33,33の中央部には吹出空気の無
いデッドスペース34が生じ、それにより吹出空気が拡
散し、吹出風速が低下するため作業空間32内の圧力
は、殆ど大気圧と差が無くなる。このような状態では、
実験や作業に伴う作業空間32内での一時的な発塵や、
外部からの巻込み粒子が発生した際、作業空間32内の
陽圧度不足による乱流で清浄度の回復が遅れたり、恒常
的な外部からの巻込み誘引35により清浄度が低下する
等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のクリー
ンベンチのこのような点に鑑みて、作業や作業空間内へ
の機器の搬入出が行い易く、且つ、作業空間内の清浄
度、及び清浄化能力を向上することが可能なクリーンベ
ンチを提供することを課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】作業台の上方に、両側
面,上面,背面が密閉され、前面が作業用の開口部とな
っている作業空間を形成し、該作業空間の背面部には全
面的にメインフィルターを設け清浄空気吹出面とし、上
記作業空間の外部から取入れた空気を送風機によりメイ
ンフィルターに圧送し、該メインフィルターを通して清
浄化した空気を作業空間内に吹出すことにより、該作業
空間内を横断し前面開口部から外部に流出する水平気流
を生成するようにしたクリーンベンチにおいて、上記作
業空間の天井部分を支持する補強柱を作業空間両側面の
前縁部から前面開口部内に張出させて設け、前面開口幅
を清浄空気吹出面幅より狭くした。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明クリーンベ
ンチの実施形態を示す。図において、本発明のクリーン
ベンチは、作業台1の上方に、前面に作業用の開口部2
を有し、両側面を強化ガラス3,3で、上面を天井ケー
ス4で囲まれ、上記前面開口部2に対向する背面部分が
全面的に清浄空気の吹出面5となっている作業空間6を
形成している。
【0009】清浄空気吹出面5は、表面に多孔板7を設
け、その背後にHEPAフィルターからなるメインフィ
ルター8を設けている。また、作業台1の下部からメイ
ンフィルター8の背後にかけて本体ケーシング9の内部
に陽圧チャンバー10を形成し、該陽圧チャンバー10
の下端部には送風機11の吐出口12を接続している。
更に、送風機11を囲んで本体ケーシング9の内部に陰
圧チャンバー13を形成し、該陰圧チャンバー13の下
面の空気取入部にはプレフィルター14を設けている。
【0010】作業空間6の天井ケース4は、内部に照明
灯15を備え、下面にはそのカバー16が設けられてい
る。そして、天井ケース4の後側は陽圧チャンバー10
部分の本体ケーシング9に連なり、前側では、作業台1
の前面開口部2の両側、作業空間両側面の強化ガラス
3,3の前縁部に沿って設けた補強柱17,17で支持
され、作業空間6から前面開口部2にかけて高さHが一
様である。
【0011】補強柱17,17は、図2に示す如く、作
業空間6の側面に対して内側、即ち、前面開口部2側に
張出しており、その張出量uの分だけ、前面開口部2の
開口幅Wbは、吹出面幅(作業空間幅)Waより狭くな
っている。
【0012】上述の如く構成されたクリーンベンチにお
いて、送風機11により減圧されている陰圧チャンバー
13内にプレフィルター14を介して吸入された外部の
空気は陽圧チャンバー10内に圧送され、該陽圧チャン
バー10内が加圧されることによりメインフィルター8
を通じて清浄化された空気が吹出面5から作業空間6内
に吹出され、作業空間6内には、該作業空間6を横断し
て開口部2から外部に吹出される水平な清浄空気流が形
成される。
【0013】この際、先述の通り、吹出面幅(作業空間
幅)Waよりも開口幅Wbが狭いため、作業空間6内の
吹出側6aより開口部付近6aの風速が速くなり、作業
空間6内の圧力が大気圧よりも高い陽圧に保持される。
【0014】このため、外気の恒常的な巻込み誘引とそ
れによる清浄度の低下が防止されると共に、実験や作業
に伴う外部からの粒子の巻込みが抑制され、且つ、作業
空間6内での一時的な発塵に際しても直ちに作業空間6
内の清浄度が回復される。
【0015】また、図示例のような中央2分割式のメイ
ンフィルター8,8であっても、作業空間中央部6cで
の吹出空気流の拡散と、それによる陽圧度不足及び内部
清浄度の低下が抑制されるため、メインフィルター8,
8の構造設計上も有利である。
【0016】補強柱17,17の張出量uについては、
特に限定されるものではないが、極端に小さい場合は、
作業空間6内の陽圧度に対して影響を与えることができ
ない。また、張出量uが大き過ぎる場合は、急激な開口
断面変化による圧力損失が増大し必ずしも陽圧度の向上
とならないばかりか、開口部2を通じての作業性が悪化
し水平気流形のクリーンベンチの長所が生かされなくな
る。これらの理由から、張出量uは吹出面幅Waの1〜
6%程度(開口面積Wb×Hが吹出面積Wa×Hの98
〜88%程度)であることが好適である。
【0017】尚、上記実施形態では補強柱17,17の
背面、即ち、吹出面5に対向する面が該吹出面5と平行
で、吹出気流の方向に対して垂直である場合を示した
が、その付近での気流方向に沿って傾斜させたり、断面
円弧状に面取りしても良い。また、補強柱17,17の
構成を、前面開口部にシャッターを設ける代りにエアカ
ーテンを付設した垂直気流形のクリーンベンチに採用す
ることにより、この形式のクリーンベンチの庫内清浄度
及び清浄化能力を向上させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のクリーンベンチは、上述の通り
作業台の上方に、両側面,上面,背面が密閉され、前面
が作業用の開口部となっている作業空間を形成し、該作
業空間の背面部には全面的にメインフィルターを設け清
浄空気吹出面とし、上記作業空間の外部から取入れた空
気を送風機によりメインフィルターに圧送し、該メイン
フィルターを通して清浄化した空気を作業空間内に吹出
すことにより、該作業空間内を横断し前面開口部から外
部に流出する水平気流を生成するようにしたクリーンベ
ンチにおいて、上記作業空間の天井部分を支持する補強
柱を作業空間両側面の前縁部から前面開口部内に張出さ
せて設け、前面開口幅を清浄空気吹出面幅より狭くした
ので、前面開口部にシャッターが無く、実験や作業、及
びそれに使用する機器の搬入出が容易に行えるという従
来の水平気流形クリーンベンチの長所はそのままに、作
業空間内の清浄度、及び清浄化能力を大幅に向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のクリーンベンチを示す側断面
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のクリーンベンチを示す水平断面図であ
る。
【符号の説明】
1 作業台 2 開口部 3 強化ガラス 4 天井ケース 5 吹出面 6 作業空間 8 メインフィルター 10 陽圧チャンバー 11 送風機 13 陰圧チャンバー 14 プレフィルター 17補強柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−55914(JP,A) 実開 平5−32934(JP,U) 実開 平2−48750(JP,U) 実開 昭61−175834(JP,U) 実開 昭50−131164(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台の上方に、両側面,上面,背面が
    密閉され、前面が作業用の開口部となっている作業空間
    を形成し、該作業空間の背面部には全面的にメインフィ
    ルターを設け清浄空気吹出面とし、上記作業空間の外部
    から取入れた空気を送風機によりメインフィルターに圧
    送し、該メインフィルターを通して清浄化した空気を作
    業空間内に吹出すことにより、該作業空間内を横断し前
    面開口部から外部に流出する水平気流を生成するように
    したクリーンベンチにおいて、上記作業空間の天井部分
    を支持する補強柱を作業空間両側面の前縁部から前面開
    口部内に張出させて設け、前面開口幅を清浄空気吹出面
    幅より狭くしたことを特徴とするクリーンベンチ。
JP34483095A 1995-12-06 1995-12-06 クリーンベンチ Expired - Lifetime JP2741495B2 (ja)

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JPH09159240A JPH09159240A (ja) 1997-06-20
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