JP2741011B2 - 熱風噴出用のノズル箱 - Google Patents

熱風噴出用のノズル箱

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JP2741011B2
JP2741011B2 JP33198194A JP33198194A JP2741011B2 JP 2741011 B2 JP2741011 B2 JP 2741011B2 JP 33198194 A JP33198194 A JP 33198194A JP 33198194 A JP33198194 A JP 33198194A JP 2741011 B2 JP2741011 B2 JP 2741011B2
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清 澤田
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井上金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙,金属箔又はプラス
チツクフイルム等のシート材に熱風を噴出してシート材
の塗工面を乾燥又はシート材自体を加熱処理するための
熱風噴出用のノズル箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート材用の乾燥装置としては、特公昭
53−4666号公報に記載のものがある。この乾燥装
置1は、図5及び図6に示す如く、乾燥室2内を前後方
向へ貫通するシート材送導路Rに向かって熱風を噴出す
るノズル箱群3と、ノズル箱群3と循環フアン4の吐出
域4aとに連通するダクトからなる熱風供給路5と、ノ
ズル箱群3から噴出した熱風を循環フアン4の吸引域4
bに導くように乾燥室2内に形成した熱風還流路6と、
熱風供給路5の途中に配設した加熱器7とを備えたもの
である。上記ノズル箱群3は、上方に配列したノズル箱
9,9…と下方に配列したノズル箱9,9…とからな
り、シート材送導路Rを通過するシート材Wに向かって
適宜温度(例えば、70〜300℃)の熱風を適宜風速
(例えば、10〜70m/sec)で噴出するものであ
る。
【0003】上下の各ノズル箱9から噴出した熱風は、
シート材Wを浮揚状態で支持しつつ、シート材Wの塗工
面を乾燥又はシート材W自体を加熱処理する。前記熱風
供給路5は、循環フアン4の吐出域4aから一路5aで
延設すると共に、途中から二路5b,5cに分岐して上
方のノズル箱9,9…と下方のノズル箱9,9…とに連
通する。前記加熱器7は、熱風供給路5の一路5aに配
設したガスバーナー又は蒸気ヒータ等からなり、ノズル
群3に供給する熱風の温度を所望温度に制御するもので
ある。乾燥室2は、乾燥室2内の熱風の一部を排気する
ための排気路8を備えている。
【0004】従来のノズル箱9は、図7(A)(B)に
示す如く、左右方向に細長い箱本体10の上面側に左右
方向(矢符C方向)に長い熱風噴出孔11,11が開設
され、箱本体10の底面側に熱風供給口12の一個又は
複数個が開設され、箱本体10の内部に熱風供給口12
と熱風噴出孔11,11とを連絡する左右に長い熱風通
路13が形成されている。ノズル箱9は、熱風通路13
を上下室13a,13bに二分する多孔板等からなる整
流板14が配設され、熱風供給口12から供給された熱
風を熱風通路13で整流して、熱風噴出孔11,11の
左右方向の全域から均一な風速の熱風を噴出させるよう
にしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記ノズル箱9は、熱
風噴出孔11,11から噴出する熱風の温度に関して左
右方向で微小ではあるが不均一な場合があり、乾燥又は
加熱むらを若干生じさせることがあつた。本発明者は、
この熱風温度の不均一を生じさせる原因を調査したとこ
ろ、箱本体10の端壁部10a及び底壁部10bの左右
両端寄りの温度が、他の部分より若干低いことを発見し
た。即ち、熱風温度の不均一は、熱風供給口12に供給
された熱風が、温度の低い端壁部10a及び底壁部10
bの左右両端寄り(殊に、熱風供給路5のダクトで形成
された二路5b(又は5c)に面しない領域)に面する
熱風通路13の領域を通過する間に冷やされ、低い温度
で熱風噴出孔11,11から噴出するためである。
【0006】この箱本体10の端壁部10a及び底壁部
10bの左右両端寄りの温度が若干低くなるのは、次の
二つの原因が考えられる。その第一の原因は、乾燥室2
の外壁板2aが低温であるため、箱本体10の端壁部1
0a及び底壁部10bの左右両端寄りが低温の外壁板2
aに向かつて熱輻射を行い放熱冷却するためである。第
二の原因は、ノズル箱9の熱風噴出孔11,11から噴
出した熱風が熱風還流路6を通過して還流するときに、
還流熱風と箱本体10の端壁部10a及び底壁部10b
の左右両端寄りと接触することが非常に少ないため、還
流熱風と接触する他の面より低温となるためである。そ
して、底壁部10bの左右両端寄りの温度は、この二つ
の原因から分かるように、端壁部10aに向かつて行く
程に低くなつている。
【0007】本発明は、前記問題を解決するために、ノ
ズル箱の熱風噴出孔から噴出する熱風の温度を均一にす
ることができる熱風噴出用のノズル箱の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明の要旨
は、左右方向に細長い箱本体の上面側に左右方向に長い
熱風噴出孔が開設され、箱本体の底面側に熱風供給口が
開設され、箱本体の内部に熱風供給口と熱風噴出孔とを
連絡する左右に長い熱風通路が形成された熱風噴出用の
ノズル箱において、前記熱風通路の左右両端寄りの夫々
は、前記箱本体の端壁部及び底壁部との間に空間を形成
して配設した仕切り板に面していることを特徴とする熱
風噴出用のノズル箱である。
【0009】請求項2の本発明の要旨は、前記熱風通路
が、前記仕切り板の配設領域における断面積を箱本体の
端壁部へ向かって行く程に小さくなるように形成してあ
る請求項1記載の熱風噴出用のノズル箱である。請求項
3の本発明の要旨は、前記仕切り板が、前記箱本体の前
後両側壁部との間にも空間を形成して配設してある請求
項1又は2記載の熱風噴出用のノズル箱である。
【0010】請求項4の本発明の要旨は、左右方向に細
長い箱本体の上面側に左右方向に長い熱風噴出孔が開設
され、箱本体の底面側に熱風供給口が開設され、箱本体
の内部に熱風供給口と熱風噴出孔とを連絡する左右に長
い熱風通路が形成された熱風噴出用のノズル箱におい
て、前記箱本体の端壁部の外側面及び底壁部の左右両端
寄りの外側面を覆蓋具で覆い、両外側面と覆蓋具との間
に断熱空間を形成したことを特徴とする熱風噴出用のノ
ズル箱である。請求項5の本発明の要旨は、前記覆蓋具
が、前記箱本体の前後両側壁部の左右両端寄りの外側面
を覆い、該外側面と覆蓋具との間に断熱空間を形成した
請求項4記載の熱風噴出用のノズル箱である。
【0011】
【作用】請求項1記載の本発明にあっては、熱風供給口
から供給されて熱風通路の左右両端寄りを流れる熱風
は、仕切り板に案内されるため、箱本体の端壁部及び底
壁部と接触せずに通過する。その結果、熱風通路の左右
両端寄りを流れる熱風は、箱本体の低温の端壁部及び底
壁部と直接接触することなく通過し、温度降下せずに熱
風噴出孔へ導かれて噴出する。
【0012】請求項2記載の本発明にあっては、箱本体
の横断面の面積を左右方向に亘つて均一に形成してある
ときに、底壁部と仕切り板との間の空間の横断面を端壁
部に向かって行く程に大きくすることが可能である。そ
の結果、底壁部と仕切り板との間の断熱能力を低温の端
壁部に向かって行く程に大きくして、仕切り板の温度分
布を左右方向の全域に亘つて均一にすることが可能とな
り、仕切り板と接触して流れる熱風の温度変化をなくす
ことができる。更に、熱風通路の左右両端寄りの領域の
全域で熱風の風速を等しくすることが可能となり、熱風
噴出孔から噴出する熱風の風速を均一にすることができ
る。
【0013】請求項3記載の本発明にあっては、箱本体
の左右両端寄りの前後両側壁部の温度が若干低くなつて
も、熱風通路の左右両端寄りを流れる熱風は、箱本体の
前後両側壁部と直接接触することなく通過し、温度降下
せずに熱風噴出孔へ導かれて噴出する。
【0014】請求項4記載の本発明にあっては、箱本体
の端壁部の外側面及び底壁部の左右両端寄りの外側面
は、断熱空間を介して覆蓋具で覆われているため、保温
される。従って、熱風供給口から供給されて熱風通路の
左右両端寄りを流れる熱風は、保温された箱本体の端壁
部及び底壁部と接触しても温度降下することなく、熱風
噴出孔へ導かれて噴出する。
【0015】請求項5記載の本発明にあっては、ノズル
箱の左右両端寄りの前後両側壁部の外側面は、断熱空間
を介して覆蓋具で覆われているため、保温される。従っ
て、熱風供給口から供給されて熱風通路の左右両端寄り
を流れる熱風は、保温された箱本体の前後両側壁部と接
触しても温度降下することなく、熱風噴出孔へ導かれて
噴出する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る熱風噴出用のノズル箱
(以下、「本発明ノズル箱」という)を図面に示す実施
例に基づいて説明する。 (第1実施例)図1及び図2は、本発明ノズル箱の第1
実施例を示すものであり、図1は部分断面した全体の正
面図、図2は要部の拡大図であつて、同図(A)は正面
断面図、同図(B)は図(A)のb−b線における左側
断面図である。
【0017】本実施例のノズル箱16の改良点は、箱本
体10の内部に形成された熱風通路13の左右両端寄り
の夫々を、箱本体10の対応する端壁部10a及び底壁
部10bとの間に空間S1を形成して配設した仕切り板
17に面するようにしたことである。このノズル箱16
において、細長い箱本体10の上面側に左右方向(矢符
C方向)に長い熱風噴出孔11,11が開設され、箱本
体10の底面側に熱風供給口12,12が開設され、箱
本体10の内部に熱風供給口12,12と熱風噴出孔1
1,11とを連絡する左右方向に長い熱風通路13が形
成され、熱風通路13を上下室13a,13bに二分す
る多孔板等からなる整流板14が配設された点は、前記
従来のノズル箱9(図7参照)と実質的に同一である。
【0018】本実施例のノズル箱16は、図示は省略し
たが、従来のノズル箱9と同様に、乾燥装置1(図5及
び図6参照)の乾燥室2内に配設され、熱風供給路5の
ダクトからなる二路5b,5cに熱風供給口12,12
が接合され、シート材送導路Rを通過するシート材Wに
向かって適宜温度の熱風を適宜風速で噴出するように用
いられる。ノズル箱16は、熱風供給路5のダクトから
なる二路5b(又は5c)と対向しない領域に、前記仕
切り板17,17が内蔵されることになる。これは、ノ
ズル箱16の底壁部10bにおける熱風供給路5の二路
5b(又は5c)と対向しない領域が、二路5b(又は
5c)と対向して二路5b(又は5c)で輻射加熱され
る領域より低温となるからである。
【0019】該乾燥室2内に配設されたノズル箱16
は、二路5b(又は5c)から熱風供給口12,12を
介して供給された熱風が、各仕切り板17に案内されて
熱風通路13の左右両端寄りを流れるため、箱本体10
の各端壁部10a及び底壁部10bと接触せずに通過す
る。その結果、熱風通路13の左右両端寄りを流れる熱
風は、箱本体10の低温の端壁部10a及び底壁部10
bと直接接触することなく通過し、温度降下せずに熱風
噴出孔11,11へ導かれて噴出する。
【0020】前記仕切り板17は、傾斜状態に配設さ
れ、仕切り板17の配設領域における熱風通路13の断
面積を箱本体10の端壁部10aへ向かって行く程に小
さくなるようにすると共に、底壁部10bと仕切り板1
7との間の空間S1の横断面を端壁部10aに向かって
行く程に大きくなるようにしてある。これにより、ノズ
ル箱16は、熱風通路13の左右両端寄りの領域の全域
で熱風の風速を等しくすることが可能となり、熱風噴出
孔11,11から噴出する熱風の風速を均一にすること
ができる。更に、ノズル箱16は、底壁部10bと仕切
り板17との間の断熱能力を低温側の端壁部10aに向
かって行く程に大きくして、仕切り板17と接触して流
れる熱風の温度変化をなくすことが可能となり、熱風噴
出孔11,11から噴出する熱風の温度を均一にするこ
とができる。この結果、ノズル箱16は、熱風噴出孔1
1,11から噴出する熱風の風速及び温度を均一にし
て、乾燥能力又は加熱能力を左右幅方向(矢符C方向)
の全域に亘つて均一にすることができる。
【0021】(第2実施例)図3は、本発明ノズル箱の
第2実施例の主要部を示すものであり、同図(A)は正
面断面図、同図(B)は図(A)のb−b線における左
側断面図である。本実施例のノズル箱21の改良点は、
箱本体10の内部に形成された熱風通路13の左右両端
寄りの夫々を、箱本体10の対応する端壁部10a及び
底壁部10bとの間に空間S1を設けると共に、前後両
側壁部10c,10dとの間にも空間S2,S2を形成
して配設した仕切り板22に面するようにしたことであ
る。図3は左側のみを示すが、ノズル箱21の右側にも
同様に仕切り板22が配設される。仕切り板22は、前
後の耳端片部22a,22bが折り曲げ形成され、耳端
片部22a,22bを前後両側壁部10c,10dに接
合させて空間S2,S2を形成してある。
【0022】このノズル箱21において、細長い箱本体
10の上面側に左右方向に長い熱風噴出孔11,11が
開設され、箱本体10の底面側に熱風供給口12,12
が開設され、箱本体10の内部に熱風供給口12,12
と熱風噴出孔11,11とを連絡する左右方向に長い熱
風通路13が形成され、熱風通路13を上下室13a,
13bに二分する多孔板等からなる整流板14が配設さ
れ点は、前記従来のノズル箱9(図7参照)と実質的に
同一である。
【0023】このノズル箱21は、箱本体10の左右両
端寄りの前後両側壁部10c,10dの温度が放熱冷却
等により若干低くなつても、熱風通路13の左右両端寄
りを流れる熱風が前後両側壁部10c,10dと直接接
触することなく通過するため、温度降下せずに熱風が熱
風噴出孔11,11へ導かれて噴出する。なお、ノイル
箱21において、箱本体10の対応する端壁部10a及
び底壁部10bとの間に空間S1を設けたことにより、
乾燥能力又は加熱能力を左右幅方向(矢符C方向)の全
域に亘つて均一にすることができることは、前記第1実
施例のノズル箱16(図1参照)と同様である。
【0024】(第3実施例)図4は、本発明ノズル箱の
第3実施例の主要部を示すものであり、同図(A)は正
面断面図、同図(B)は図(A)のd−d線における左
側断面図である。本実施例のノズル箱24の改良点は、
箱本体10の端壁部10aの外側面,底壁部10bの左
右両端寄りの外側面及び前後両側壁部10c,10dの
左右両端寄りの外側面を覆蓋具25で覆い、四つの外側
面と覆蓋具25との間に、適宜厚み(例えば、5〜10
mm)の断熱空間T1,T2,T3及びT4を形成した
ことである。図4は左側のみを示すが、箱本体10の右
側も同様に嵌着した覆蓋部25で覆われている。ノズル
箱24の内部の構造は、前記従来のノズル箱9(図7参
照)と実質的に同一である。
【0025】前記覆蓋具25は、箱本体10と別体に形
成され、既設の箱本体10に対して後付けできるように
してある。覆蓋具25は、箱本体10の端壁部10a,
底壁部10bの左右両端寄り及び前後両側壁部10c,
10dの左右両端寄りの夫々の外側面と対面するよう
に、端壁部25a,底壁部25b及び前後壁部25c,
25dを備えている。そして、覆蓋具25は、底壁部2
5bの側縁及び前後壁部25c,25dの側縁から延設
する折曲部25e,25f,25gを備え、折曲部25
e,25f,25gを箱本体10の底壁部10bと前後
両側壁部10c,10dに当接するようにしてある。
【0026】更に、覆蓋具25は、端壁部25aの上縁
から折曲部25hを延設して箱本体10の上面の端寄り
を覆い、この覆われた領域の熱風噴出孔11,11から
噴出した熱風を前記断熱空間T1,T2,T3及びT4
へ導くようにしてある。この導かれた熱風は、断熱空間
T1,T2,T3及びT4を通過する間、箱本体10の
端壁部10a,底壁部10b及び前後側壁部10c,1
0dを加熱した後に、底側の折曲部25e等に穿設した
排気口25j,25jから外部へ排出される。
【0027】本実施例のノズル箱24は、箱本体10の
端壁部10aの外側面,底壁部10bの左右両端寄りの
外側面及び前後両側壁部10c,10dの左右両端寄り
の外側面が、断熱空間T1,T2,T3及びT4を介し
て覆蓋具25で覆われているため保温される。従って、
熱風供給口12から供給されて熱風通路13の左右両端
寄りを流れる熱風は、箱本体10の端壁部10a,底壁
部10b及び前後両側壁部10c,10dと接触しても
温度降下することなく、熱風噴出孔11,11へ導かれ
て噴出する。
【0028】本実施例のノズル箱24は、図示は省略し
たが、端壁部25aの上縁から折曲部25hを延設する
ことなく、箱本体10の上面端寄りを覆わないように構
成することもある。更に、本実施例のノズル箱24は、
前後壁部25c,25dを省略し、箱本体10の前後両
側壁部10c,10dの左右両端寄りの外側面を覆わな
いように構成することもある。
【0029】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明ノズル箱は、次
の如き優れた効果を有する。請求項1記載の本発明ノズ
ル箱は、箱本体の内部に供給された熱風を低温の端壁部
及び底壁部と直接接触させることなく熱風噴出孔から噴
出させることができる。その結果、本発明ノズル箱は、
熱風噴出孔から噴出する熱風の温度を均一して、乾燥能
力又は加熱能力を左右幅方向の全域に亘つて均一にでき
る効果を有する。
【0030】請求項2記載の本発明ノズル箱は、熱風噴
出孔から噴出する熱風の温度及び風速を更に均一にする
ことができる。その結果、本発明ノズル箱は、乾燥能力
又は加熱能力を左右幅方向の全域に亘つて更に均一にで
きる効果を有する。
【0031】請求項3記載の本発明ノズル箱は、箱本体
の左右両端寄りの前後両側壁部の温度が若干低くなつて
も、熱風噴出孔の左右幅方向の全域に亘つて均一温度の
熱風を噴出することができる。
【0032】請求項4記載の本発明ノズル箱は、箱本体
の端壁部の外側面及び底壁部の左右両端寄りの外側面が
覆蓋具で保温される。その結果、本発明ノズル箱は、熱
風噴出孔から噴出する熱風の温度を均一して、乾燥能力
又は加熱能力を左右幅方向の全域に亘つて均一にできる
効果を有する。
【0033】請求項5記載の本発明にあっては、箱本体
の左右両端寄りの前後外側の温度が若干低くなつても、
熱風噴出孔の左右幅方向の全域に亘つて均一温度の熱風
を噴出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであり、部分断
面した全体の正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の要部の拡大図であつて、
同図(A)は正面断面図、同図(B)は図(A)のb−
b線における左側断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の主要部を示すものであ
り、同図(A)は正面断面図、同図(B)は図(A)の
b−b線における左側断面図である。
【図4】本発明の第3実施例の主要部を示すものであ
り、同図(A)は正面断面図、同図(B)は図(A)の
d−d線における左側断面図である。
【図5】従来の熱風噴出用のノズル箱を備えた乾燥装置
を示す斜視図である。
【図6】従来の熱風噴出用のノズル箱を備えた乾燥装置
を示す正面図である。
【図7】従来の熱風噴出用のノズル箱を示すものであ
り、同図(A)は正面断面図、同図(B)は図(A)の
a−a線における左側断面図である。
【符号の説明】
10…箱本体 10a…端壁部 10b…底壁部 10b,10c…前後側壁部 11…熱風噴出孔 12…熱風供給口 13…熱風通路 17(22)…仕切り板 25…覆蓋具 S1(S2,S3)…空間

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に細長い箱本体の上面側に左右
    方向に長い熱風噴出孔が開設され、箱本体の底面側に熱
    風供給口が開設され、箱本体の内部に熱風供給口と熱風
    噴出孔とを連絡する左右に長い熱風通路が形成された熱
    風噴出用のノズル箱において、前記熱風通路の左右両端
    寄りの夫々は、前記箱本体の端壁部及び底壁部との間に
    空間を形成して配設した仕切り板に面していることを特
    徴とする熱風噴出用のノズル箱。
  2. 【請求項2】 前記熱風通路が、前記仕切り板の配設領
    域における断面積を箱本体の端壁部へ向かって行く程に
    小さくなるように形成してある請求項1記載の熱風噴出
    用のノズル箱。
  3. 【請求項3】 前記仕切り板が、前記箱本体の前後両側
    壁部との間にも空間を形成して配設してある請求項1又
    は2記載の熱風噴出用のノズル箱。
  4. 【請求項4】 左右方向に細長い箱本体の上面側に左右
    方向に長い熱風噴出孔が開設され、箱本体の底面側に熱
    風供給口が開設され、箱本体の内部に熱風供給口と熱風
    噴出孔とを連絡する左右に長い熱風通路が形成された熱
    風噴出用のノズル箱において、前記箱本体の端壁部の外
    側面及び底壁部の左右両端寄りの外側面を覆蓋具で覆
    い、両外側面と覆蓋具との間に断熱空間を形成したこと
    を特徴とする熱風噴出用のノズル箱。
  5. 【請求項5】 前記覆蓋具が、前記箱本体の前後両側壁
    部の左右両端寄りの外側面を覆い、該外側面と覆蓋具と
    の間に断熱空間を形成した請求項4記載の熱風噴出用の
    ノズル箱。
JP33198194A 1994-11-29 1994-11-29 熱風噴出用のノズル箱 Expired - Lifetime JP2741011B2 (ja)

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