JP2740812B2 - カプセル入り製品の製造装置 - Google Patents
カプセル入り製品の製造装置Info
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Description
食料品などのカプセル入り製品を製造する製造装置に関
するものである。
分量づつカプセルに入れ、該カプセルにアルミフィルム
等で作られた蓋材を装着してパックしたカプセル入り製
品がある。この種のカプセル入り製品は空カプセルの供
給、被充填物の充填、蓋材の装着等の多数の工程を経て
製造されるが、一般的に、各工程間をコンベヤ等のカプ
セル搬送手段で結びつけ、空カプセルの供給から完成ま
でを連続処理するようになっているのが現状である。
は、カプセルを1個づつ個別に搬送しながら処理を行っ
ていたので、1生産ライン当たりの生産能率が悪かっ
た。また、これを補うために各処理機械の作動速度を速
くすると、制御が困難になりトラブルが多発するという
別の問題が生じる。このような問題を解決するため、複
数のカプセルを同時に処理する方法が考えられるが、こ
れを効率よく行うことのできる装置は無かった。
に、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に
かかるカプセル入り製品の製造装置は、複数のカプセル
を整列状態に保持するパレットを所定方向に搬送する製
造コンベヤの側部に空カプセル整列用の整列台を設け、
さらに、前記製造コンベヤの搬送経路に沿って、前記整
列台から当該製造コンベヤ上に空カプセルを供給する空
カプセル移載装置と、空カプセルのクリーニング装置
と、空カプセルに粉体を充填するパウダー充填装置と、
カプセルの開口部にフィルム状の蓋材の蓋部分を接着す
る熱シール装置と、カプセルに接着された蓋部分をフィ
ルム状の蓋材の不要部分から切り離すフィルム分離装置
とを順に配置したことを特徴としている。
手段である製造コンベヤで所定方向に搬送しつつ、これ
ら複数個のカプセルのクリーニングを行い、パウダー充
填装置によって被充填物である粉体を充填し、該カプセ
ルの開口部にフィルム状の蓋材の蓋部分を熱シール装置
によって接着し、さらに、フィルム分離装置で蓋材の不
要部分を分離するので、1本の生産ラインで同時に複数
個の製品を製造することができ、生産能率が良い。さら
に、空カプセルを整列させる整列台が前記製造コンベヤ
の側部に設けられており、ここで整列されたカプセルを
空カプセル移載装置で製造コンベヤに供給するので、作
業性がよく一層能率的である。
スチックカプセル1に化粧用パウダー2(以下、パウダ
ーとする)を収容し、アルミフィルム製の蓋材3を装着
してシールしたカプセル入り製品4の製造装置について
説明する。
て説明すると、このカプセル1は、平面視で楕円形の筒
部10と、該筒部の上部に一体化された半球部11とか
らなり、パウダーを収容するための凹部12が半球部1
1の内部に上方に開口させて形成されている。複数個の
カプセル1を上下に重ねて組み合わせられるようにする
ために、筒部10の長径部分の下端部に切欠部14が、
また上端部に該切欠部に係合する張出部15が形成され
ている。カプセルを上下に組み合わせた場合、上側のカ
プセルの切欠部14の上部に隙間16ができるようにな
っている(図4参照)。さらに、半球部11の外側面に
おける平面視で前記張出部15と90度をなす位置に水
平方向の凸条17が形成されていると共に、筒部10の
内側面の下部における平面視で同位置に水平方向の溝1
8が形成されており、上下にカプセルを組み合わせたと
きに、これら凸条17と溝18が互いに係合して上下一
対のカプセルが外れにくくなる。凸条17の外径は筒部
10の内径と同じか、もしくはそれよりも若干大きくし
ておき、上下のカプセルを互いに接近する方向に少し力
を加えながら押し込み、筒部10を押し広げて凸条17
を溝18に係合させるようにしておくのが良い。筒部1
0に前記切欠部14が設けられているので、筒部10の
下部を比較的容易に押し広げることができる。
製造装置30は、カプセルを所定方向に搬送する搬送装
置としての製造コンベヤ34を備え、該製造コンベヤに
沿って空カプセル整列台35、空カプセル移載装置3
6、空カプセルクリーニング装置38、パウダー充填装
置39、充填チェック装置40、フィルム繰出装置4
2、フィルムダイカット装置43、フィルム移載装置4
4、熱シール装置46、フィルム分離装置47、カプセ
ル入り製品取出装置54等が設けられている。以下、こ
れら各部について順に説明する。
の搬送に図6および図7に示すカプセル搬送用パレット
60を用いる。このパレット60の上面部には、複数の
カプセル保持部61,…が碁盤目状(ヨコ10×タテ
5)に整列させて配されている。カプセル保持部61に
は、カプセル1がちょうど嵌合する形状をしたブッシュ
62がスプリング63によって下から弾性的に支持され
た状態で内装されている。このブッシュ62の中心部に
は、上下に貫通する押上ピン孔65が設けられている。
常時は、ブッシュ62にカプセル1を嵌め込んだ場合、
カプセル1の上部がパレット60の上面よりも1mm程度
突出する状態となる。また、パレット60の左右端部に
は、後記パレット台71にパレットを取り付けるための
下方に開口するピン挿入部66,66が形成されている
とともに、これと同位置に上方に突出する位置決めピン
67,67が設けられている。さらに、パレットの側面
部には、カプセル保持部61,…に対応させて位置検出
用凸部68,…が形成されている。
すように、左右一対の搬送チエン70,70に架け渡し
てパレット台71,…が一定ピッチpで設けられてお
り、該パレット台の上に搭載したパレット60を前記ピ
ッチpづつ図8におけるB方向に間欠的に移動させるよ
うになっている。パレット台71に突設した左右一対の
ピン72,72を前記ピン挿入部66,66に嵌合させ
ることにより、パレット台71にパレット60を取り付
ける。
コンベヤよりも高速(例えば2倍)で逆向き(矢印C方
向)に移動するフリーフローコンベヤ74が設けられて
おり、製造コンベヤ34の終端部へ搬送されたパレット
60はパレット台71から離脱し、このフリーフローコ
ンベヤ74によって製造コンベヤ34の始端部まで戻さ
れる。フリーフローコンベヤ74としてはローラコンベ
ヤ等が適している。図8における75はパレット台71
からパレット60を離脱させる離脱シリンダ、76は離
脱したパレット60をフリーフローコンベヤ74に移載
する移載シリンダ、77はフリーフローコンベヤ74上
のパレット60を持ち上げてパレット台71に取り付け
る取付シリンダである。このように、作業面側のみ製造
コンベヤ34でパレット60を所定速度で搬送し、用済
み後のパレット60を迅速に送り返すように構成するこ
とにより、用意するパレット60の数を少なくすること
ができる。また、フリーフローコンベヤ74をローラコ
ンベヤとした場合、パレットはローラコンベヤの上に載
っているだけであるので、パレットを容易に交換するこ
とができ好都合である。
34上のカプセル搬送用パレット60に空カプセルを供
給するための準備作業として、図10および図11に示
す補助パレットに空カプセルをセットする。補助パレッ
ト80は、カプセル搬送用パレット60と同じ配置でカ
プセル保持部81,…が設けられており、これら各カプ
セル保持部81,…に1個づつカプセル1を人手で嵌合
させる。補助パレット80のカプセル保持部81はカプ
セルの高さに比べて浅く、カプセル1をセットした場合
にカプセル1の上部が補助パレット80の上面よりも上
方に突き出るようになる。図示例のように、カプセル保
持部81の上部をテーパ状に広げておくと、カプセルの
セット作業を容易に行える。
カプセルをセットした補助パレット80を後方に押し出
す第1の押出具83が設けられ、また、左端面の後方部
に後記空カプセル移載装置41にカプセルが移載された
後の補助パレット80を右方に押し出す第2の押出具8
4が設けられている。これら両押出具83,84は空カ
プセル移載装置41と連係して動作するようになってお
り、それに合わせて、第1の押出具83による押出位置
へのカプセルをセットした補助パレット80の供給と、
第2の押出具84によって押し出されたカプセル移載後
の補助パレット80の回収とを行う。
80に整列状態で保持されている空カプセル1,…を製
造コンベヤ34上のカプセル搬送用パレット60に移し
替える装置であり、その構造は、図12に示すように、
10×5個の空カプセルを吸引保持することのできる吸
引ヘッド90を備え、該吸引ヘッドを上下動シリンダ9
1で上下移動させると共に、水平動シリンダ92で水平
動させるようになっている。前記空カプセル整列台35
の空カプセル供給位置で吸引ヘッド90が空カプセルを
吸引保持し、そのまま上昇した後、製造コンベヤ34の
始端部の上方まで水平移動し、そこで吸引ヘッド90が
下降して、保持していた空カプセルを製造コンベヤ34
上のパレット60の各カプセル保持部61,…に解放す
る。
プセル移載装置36によってパレット60に移載された
空カプセル1に上方からノズル95,…でエアを吹きつ
けて、空カプセル1の凹部12に付着しているゴミ、毛
髪、粉塵等の異物を除去する。除去された異物はノズル
95,…の近傍に設置した吸引装置96によって吸引除
去される。
セルに被充填物であるパウダーを充填する充填手段であ
り、図13乃至図18に示す如く構成されている。
カプセル保持部61に対応させて複数の計量穴101,
…が設けられた計量板で、該計量板の下部には、シャッ
タ開閉シリンダ102によって計量板100の底面に沿
ってスライドして計量穴101,…の底部を開閉するシ
ャッタ103が設けられている。
のホッパの底面部は開口しており、その下端縁部105
aは計量板100の上面に擦動自在に接触している。ホ
ッパ105の下部には、製造コンベヤ34の搬送方向と
直行する方向に水平に設けた回転軸106の周囲に多数
の毛状体107を植設した回転ブラシ108が設けられ
ている。回転ブラシ108の取付位置は、下端部に位置
する毛状体107の先端が計量板100に接触する程度
の位置がよい。この回転ブラシ108はモータ109に
よって正逆回転させられるようになっている。
01,…に対応させて配置した充填ピン112,…が昇
降ベース113に取り付けられており、昇降シリンダ1
14によって昇降ベース113ごと昇降させられるよう
になっている。
1は、レール115,115に沿って前後方向に摺動自
在なスライドベース116に設けられており、モータ1
17でボールねじ118を正逆回転させることにより、
スライドベース116ごと計量板100の上方を前後に
往復動するようになっている。
ット突上げシリンダ121によって該プレートを上昇さ
せると、パレット60が上に持ち上げられてカプセル
1,…が充填位置まで上昇するようになっている。
ニングされた空のカプセル1が計量板100の直下に搬
送されてくると(図15参照)、ホッパ105および充
填ピンユニット111が計量板100に沿って計量穴1
01,…の設けられている範囲を前後に往復動する(図
16、図17参照)。ホッパ105の下端縁部105a
がパウダー2を押しながら移動することにより、各計量
穴101,…にパウダー2がスリキリ状態に詰まる。ホ
ッパ105および充填ピンユニット111が前方に移動
するときは、図16に示す如く回転ブラシ108が左回
りに回転し、また、ホッパ105および充填ピンユニッ
ト111が後方に移動するときは、図17に示す如く回
転ブラシ108が右回りに回転する。このような回転ブ
ラシ108を設けておくと、回転ブラシ108の毛状体
107がパウダー2を計量穴101,…に押し込む作用
をするので、計量穴内にパウダーの空洞部分が生じるこ
とが防止され、正確な定量充填をすることができる。回
転ブラシ108の回転速度を変えることにより、計量穴
内のパウダーの充填密度が変わり、パウダーの充填量を
調整することができる。
1が前後に一往復し、計量穴101,…にパウダー2が
充填されると、カプセル1,…が所定位置まで上昇する
と共に、シャッタ103が開き、かつ充填ピン112,
…が下降し、計量穴101,…内のパウダー2が各カプ
セル1,…の凹部12,…内へ強制的に移される(図1
8参照)。その際、充填ピン112,…に振動を付与す
るようにしておくと、計量穴101の壁面にパウダー2
が付着したまま残ることがなくなり、いっそうカプセル
内のパウダーの充填量が正確になる。
20に示すように、パレット搬送経路の側方に設けられ
たタイミング検出用の光電スイッチ120と、パレット
搬送経路の上方に設けられたヨコ1列分のカプセルに相
当する数(10個)の充填チェック用の光電スイッチ1
21,…とを有する。タイミング検出用スイッチ120
がパレットの前記位置検出用凸部68を検出すると、充
填チェック用スイッチ121,…が作動してカプセル内
のパウダーの有無もしくはパウダーの過不足を検出す
る。ヨコ1列分づつ充填チェックを行うので、1個のパ
レット当たり5回に分けて充填チェックを行うことにな
る。本装置の場合、前述の如くパウダー充填装置39に
よって正確に定量充填することができるので、パウダー
の有無のみをチェックするようにしている。
22に示す如く構成され、紙管にシート状のアルミフィ
ルム131を巻き取ったシートロール132を紙管ホル
ダ134に装着し、該シートロールから繰り出されるフ
ィルム131を複数のガイドローラ135(1,2,
3,4,5)を経由させてフィルムダイカット装置43
に供給するようになっている。紙管ホルダ134はA,
B2組設けられており、一方の紙管ホルダ134に装着
されているシートロール132を使用している時に他方
の紙管ホルダ134に次回使用する予備用のシートロー
ル132を予め装着しておくことができるので、使用す
るシートロールの切替作業を迅速に行うことができる。
なお、Aの紙管ホルダ134に装着されているシートロ
ール132から繰り出されるフィルム131はAのガイ
ドローラ135(1)を経由させ、Bの紙管ホルダ13
4に装着されているシートロール132から繰り出され
るシートはBのガイドローラ135(1)を経由させる
ようにする。
繰出装置42より順次供給されるフィルム131に、図
23に示す如く、蓋形状のミシン目140を入れると共
に位置合わせ穴141を打ち抜き、切断線142に沿っ
て1パレット分ごとに切断する装置である。
ム載せ台で、フィルム繰出装置42より供給されるフィ
ルム131はこの台の上に引き出される。フィルム載せ
台144の上方には、蓋形状のミシン目を入れるダイカ
ット刃(図示省略)と位置合わせ穴を打ち抜くためのパ
ンチ(図示省略)とフィルムを1パレット分ごとに切断
するカッタ(図示省略)が下面に形成されたプレスヘッ
ド145が設けられている。このプレスヘッド145
は、上下動自在な昇降プレート146に支持されてお
り、図25において実線で示す上昇位置と鎖線で示す下
降位置の間を昇降させることができるようになってい
る。
で、該エアハンドは、フィルムの左右両側部を挟持し
て、図26において実線で示す位置から同図において鎖
線で示す位置へスライド軸148に沿って水平に移動す
るようになっている。なお、鎖線位置の直前部までは比
較的高速で移動し、そこからは低速で移動し、フィルム
の位置合わせを確実に行えるようになっている。
動作を行う。まず、フィルム繰出装置42より供給され
るフィルム131をエアハンド147,…が挟持し、こ
れをフィルム載せ台144上まで引き出す。そして、プ
レスヘッド145が下降してフィルム131にミシン目
140のプレスおよび位置合わせ穴141の打抜きを行
う。これと同時に、切断線142に沿って先にダイカッ
トした部分と今回ダイカットした部分とに切断する。つ
ぎに、エアハンド147,147が挟持しているフィル
ムを解放して元の位置まで戻り、再びエアハンド14
7,…が今回ダイカットした部分を挟持して1ピッチ分
引き出す。以下、同様にして、ミシン目のプレス、位置
合わせ穴の打抜きおよび切断と、フィルムの引出しとを
繰り返し、1パレット分づつ各葉に分離されたダイカッ
トフィルム131´を順次成形する。
つ各葉に分離されたダイカットフィルム131´を移載
ヘッド150が吸引保持し、これを製造コンベヤ34の
上まで移送し、パレット60に保持されているカプセル
1,…の上に載置するようになっている。図27に示す
ように、移載ヘッド150のダイカットフィルム保持面
には、ダイカットフィルム131´の位置合わせ穴14
1,141に挿入される位置決め具151,151が設
けられており、ダイカットフィルム131´が定位置に
保持されるようになっている。
って下向きに付勢された状態で保持穴153内に保持さ
れており、下方から押し上げることによりダイカットフ
ィルム保持面よりも引き込み可能になっている。そし
て、位置決め具151の先端部にはパレットの位置決め
ピン67の先端部が係合する係合凹部151aが形成さ
れている。
ム131´を保持した移載ヘッド150が所定高さまで
下降すると、位置決め具151の係合凹部151aにパ
レットの位置決めピン67の先端部が係合する。そのま
ま移載ヘッド150が下降することにより、位置決め具
151が保持穴153内に押し込まれると共に、位置決
めピン67の先端部が保持穴153内に挿入される。こ
の状態で移載ヘッド150がダイカットフィルム131
´を解放し、ダイカットフィルム131´がパレット6
0に移し替えられる。このようにして移載することによ
り、ダイカットフィルム131´の位置合わせ穴141
に位置決めピン67が確実に挿入するようになり、ダイ
カットフィルムの蓋部分131a,…が常にパレット上
の各カプセル1,…の上に正確に位置するようになる。
の蓋部分をカプセルに装着する装置であり、図28に示
す構成となっている。
下面部に高温に保たれた熱板161が設けられている。
熱板161の表面はテフロンシート162によって被覆
されている。テフロンシート162の両端は一対のリー
ル162a,162bに巻き取られており、いずれかの
リールにテフロンシートを巻き取ってゆくことにより、
逐次テフロンシート162の新しい面を引き出せるよう
になっている。シールヘッド160はスライドシャフト
164,164に支持され、エアシシリンダ165によ
って上下動させられる。
レット60のカプセル保持部61に対応させて配置した
圧着ピン168,…が突設されている。圧着ピン168
はピン保持穴169に嵌装され、スプリング170によ
って上向きに付勢された状態で保持されている(図29
参照)。ピンプレート167もスライドシャフト172
に支持され、エアシシリンダ173によって上下動させ
られる。
くると、カプセル上のフィルム131´と熱板161と
の距離が0.5〜0.8mm程度になるようシールヘッド
160が下降する。そして、ピンプレート167が上昇
し、圧着ピン168,…がパレット60のカプセル保持
部61,…に下から挿入してカプセル1,…を押し上げ
ることにより、図29に示すように、フィルム131と
熱板161とがテフロンシート162を介して接触す
る。圧力計(図示せず)にて接触圧を測定しつつ、該接
触圧が常に適正に保たれるよう調整する。そのまま所定
時間保持してフィルムの裏面に塗布されている熱融解性
の接着剤を融解させ、カプセル1,…とダイカットフィ
ルム131´の蓋部分131a,…を接着する。なお、
この工程では、アルミフィルムは蓋部分131a,…と
スクラップ部分131bに分離されておらず、1枚のシ
ート状になったままである。
のみを押し上げるようになっているので、パレット60
が熱板161によって加熱されることがなく、パレット
60の変質や変形が生じない。また、カプセル1を押し
上げる際にパレット60本体、ブッシュ62、カプセル
1等の寸法誤差がスプリング170に吸収されるので、
常に均等な圧力でカプセル1と熱板161が接触するこ
ととなり、シールが良好に行われる。
されたダイカットフィルム131´を蓋材部分131a
…とスクラップ部分131b(図23参照)に分離し、
分離されたスクラップ部分131bを回収する装置であ
る。
サクションカップ181,…が設けられたバキューム板
で、このバキューム板180には上下に貫通する打抜き
ピン挿通用の穴182,…が穿設されている。また、1
84は前記打抜きピン185,…が植設されたピンプレ
ートで、ジグシリンダ186,186によってバキュー
ム板180に対して昇降させられるようになっている。
184で構成されるヘッド部は、リフトシリンダ188
によって昇降させられると共に、ロッドレスシリンダ1
89によって製造コンベヤ34の上方位置とその側方位
置との間を水平移動させられるようになっている。
上方位置で待機しており、その直下にパレット60が移
動してくると、ヘッド部が所定高さまで下降する。続い
て、ピンプレート184が下降し、打抜きピン185,
…がダイカットフィルム131´の蓋部分131a,…
を下方に押し下げる。前述の如く、常時はカプセル1の
上部が1mm程度パレットの上面よりも出ており、ブッシ
ュ62はスプリング63によって下から弾性的に支持さ
れているので、打抜きピン185,…が蓋部分131
a,…を押し下げることにより、カプセル1,…がカプ
セル保持部61,…内に完全に埋没し、ダイカットフィ
ルム131がミシン目に沿って蓋部分131a,…とス
クラップ部分131bに分離される。分離されたスクラ
ップ部分131bはサクションカップ181,…によっ
てバキューム板180の下面に吸引保持される。
上昇すると共に製造コンベヤ34の側方に移動し、スク
ラップ保持台191の上方で保持していたスクラップ部
分131bをバキューム板180から解放する。スクラ
ップ保持台191は、図32に示すように、上向きに突
出する針状物192,192を有し、落下してきたスク
ラップ部分131bの穴131c,131cにこの針状
物192,192が刺さることによりスクラップ部分1
31bが保持される。
ト60からカプセル入り製品4を取り出すと同時に、併
せて蓋フィルム3の耳部3aを下向きに折り曲げる作用
も行う。その構造は図32の如くなっている。
ッドで、この下面部にカプセル入り製品4,…を吸引保
持することのできるサクションカップ241,…が設け
られている。移載ヘッド240は、プッシャシリンダ2
42で昇降させるとともに、該プッシャシリンダごとス
ライドテーブル243に沿って製造コンベヤ34と次工
程、例えば包装工程のコンベヤとの間を水平移動させる
ようになっている。
ュ62,…に嵌合しているカプセル入り製品4,…を押
し上げるための押上ピンで、該押上ピンは、製造コンベ
ヤ34の下方に設けたプレート251に取り付けられ、
プレート251ごと押上シリンダ252で上下動させる
ようになっている。
入り製品4,…が上下にちょうど挿通される程度の大き
さの穴261,…が穿設されている。この穴261は、
図41の断面図に示す如く、蓋材3の耳部3aが通る部
分261aは下部がテーパ状に広がった形状に形成され
ている。耳部折曲げプレート260は耳部折曲シリンダ
262,262によって上下動させられる。
ル搬送用パレット60が製造コンベヤ34の終端部に到
達すると、製造コンベヤ34の上方に位置している移載
ヘッド240が下降する。これと同時に、耳部折曲げプ
レート260も下動し、該耳部折曲げプレートは所定位
置で待機する。移載ヘッド240の下降動作が完了する
と、押上ピン250,…が上動して、パレット60のカ
プセル保持部61,…内からカプセル入り製品4,…を
押し上げ、カプセル入り製品4,…を移載ヘッド240
のサクションカップ241,…に吸引させる。続いて、
移載ヘッド240が上昇を開始し、カプセル入り製品
4,…は押上ピン250,…によって補助的に押し上げ
られながら上昇する。カプセル入り製品4は耳部折曲げ
プレート260の穴261に嵌り込み、その際に、蓋材
3の耳部3aが穴261のテーパ状部分261aに沿っ
て案内されつつ下側に折り曲げられる。カプセル入り製
品4がブッシュ62から抜けたならば、押上ピン25
0,…は押上動作を停止し、元の状態に復帰する。
ッド240は、製造コンベヤ34の側方へ水平移動し、
次工程、例えば包装工程のコンベヤ上に位置している所
定のケース内に移し替える。
プセル入り製品の製造装置は、複数個のカプセル入り製
品を整列状態に保持することのできるカプセル搬送用パ
レットを用い、製造コンベヤの搬送経路に沿って順に配
置した次の各装置、ずなわち、製造コンベヤの側部に配
置した整列台から当該製造コンベヤ上に空カプセルを供
給する空カプセル移載装置、空カプセルのクリーニング
装置、空カプセルに粉体を充填するパウダー充填装置、
カプセルの開口部にフィルム状の蓋材の蓋部分を接着す
る熱シール装置、カプセルに接着された蓋部分をフィル
ム状の蓋材の不要部分から切り離すフィルム分離装置に
よって、一連の処理を行うので、多数のカプセル入り製
品を能率的に製造することが可能となった。
る。
る。
の1である。
の2である。
の3である。
の4である。
面図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のカプセルを整列状態に保持するパ
レットを所定方向に搬送する製造コンベヤの側部に空カ
プセル整列用の整列台を設け、さらに、前記製造コンベ
ヤの搬送経路に沿って、前記整列台から当該製造コンベ
ヤ上に空カプセルを供給する空カプセル移載装置と、空
カプセルのクリーニング装置と、空カプセルに粉体を充
填するパウダー充填装置と、カプセルの開口部にフィル
ム状の蓋材の蓋部分を接着する熱シール装置と、カプセ
ルに接着された蓋部分をフィルム状の蓋材の不要部分か
ら切り離すフィルム分離装置とを順に配置したことを特
徴とするカプセル入り製品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358990A JP2740812B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | カプセル入り製品の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358990A JP2740812B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | カプセル入り製品の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191593A JPH06191593A (ja) | 1994-07-12 |
JP2740812B2 true JP2740812B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=18462171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4358990A Expired - Lifetime JP2740812B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | カプセル入り製品の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2740812B2 (ja) |
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-
1992
- 1992-12-24 JP JP4358990A patent/JP2740812B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH06191593A (ja) | 1994-07-12 |
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