JP2699302B2 - 紙工機械における糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカットしてセット枚葉紙をつくる装置 - Google Patents
紙工機械における糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカットしてセット枚葉紙をつくる装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉紙を打抜き加
工や、折りたたみ加工を行う際、積み重ねられて糊付け
された枚葉紙を単数枚ないし定められた複数枚に分離し
て移送するための仕分け装置に関する。
工や、折りたたみ加工を行う際、積み重ねられて糊付け
された枚葉紙を単数枚ないし定められた複数枚に分離し
て移送するための仕分け装置に関する。
【０００２】
（１）積み重ねた枚葉紙の側面糊付部をカットする場
合、図１１に示す如く、枚葉紙が１５ー２０ｍｍ程度波
打っているので機械的カッターでカットするのが難しい
が、その解決方法はないか。 （２）積み重ねた枚葉紙の枚数を数えるという面倒な工
程を踏まずに簡単に１ブロックの枚葉紙Ｐから定数枚の
セット枚葉紙Ｐ１を分解することが出来ないか。
合、図１１に示す如く、枚葉紙が１５ー２０ｍｍ程度波
打っているので機械的カッターでカットするのが難しい
が、その解決方法はないか。 （２）積み重ねた枚葉紙の枚数を数えるという面倒な工
程を踏まずに簡単に１ブロックの枚葉紙Ｐから定数枚の
セット枚葉紙Ｐ１を分解することが出来ないか。
【０００３】前記（１）の課題の解決策として、図３に
示す如く、スプリング２３を用いてカッター７を常に軽
く下方に押し下げて置けば、図１１に示す如く、カッタ
ー７が１ブロックの枚葉紙Ｐの波打ちに順応して上下し
ながら糊付部をカットして行くことが可能である。
示す如く、スプリング２３を用いてカッター７を常に軽
く下方に押し下げて置けば、図１１に示す如く、カッタ
ー７が１ブロックの枚葉紙Ｐの波打ちに順応して上下し
ながら糊付部をカットして行くことが可能である。
【０００４】前記（２）については、図２、図４に示す
如く、１ブロックの枚葉紙Ｐの上面より下方の１ブロッ
クの枚葉紙Ｐの一定位置に押え板２１を差し込み、一定
量の枚葉紙に押え台１０を一定の圧力で押し付けた後、
爪部材１１の爪１１ａを差し込み、図３及び図１０に示
す如く、押え台１０を持ち上げてセット枚葉紙Ｐ１の下
方にカッター７を臨ませ、セット枚葉紙Ｐ１を分割する
ことが可能である。セット枚葉紙Ｐ１の枚数の誤差は、
１枚の紙の紙の厚さが０．０７ｍｍのものを１０枚セッ
トすれば±１枚の誤差で分割することが可能である。
如く、１ブロックの枚葉紙Ｐの上面より下方の１ブロッ
クの枚葉紙Ｐの一定位置に押え板２１を差し込み、一定
量の枚葉紙に押え台１０を一定の圧力で押し付けた後、
爪部材１１の爪１１ａを差し込み、図３及び図１０に示
す如く、押え台１０を持ち上げてセット枚葉紙Ｐ１の下
方にカッター７を臨ませ、セット枚葉紙Ｐ１を分割する
ことが可能である。セット枚葉紙Ｐ１の枚数の誤差は、
１枚の紙の紙の厚さが０．０７ｍｍのものを１０枚セッ
トすれば±１枚の誤差で分割することが可能である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次の構成からなるものである（第１表参
照）。本発明はすなわち、一側面を糊付けして供給用受
板２０に積み上げられた１ブロック状の枚葉紙Ｐと、前
記積み上げられた１ブロック状の枚葉紙Ｐの上面より所
定枚数のセット枚葉紙Ｐ１をその側面の糊部２をカット
してセット枚葉紙Ｐ１をつくるカッター７を取り付けた
チェンベルト４と、チェンベルト４を懸架した一方のス
プロケット５及び他方のスプロケット６と、一方のスプ
ロケット５の周りに設けられた案内カム８にて持ち上げ
られ、一方及び他方のスプロケット５及び６が更に回転
され、前記案内カム８にて下降されてカッター７が次の
１ブロック状の枚葉紙Ｐよりセット枚葉紙Ｐ１を分割す
るカッターがスプリング２３にて上下動可能に支持され
常に下方に押し下げられるカッター７と、セット枚葉紙
Ｐ１を押える押え台１０と、押え台１０にて押えられた
セット枚葉紙Ｐ１を挟む爪部材１１と、カッター７が１
回移動する毎にカム等にて作動された１ブロックの枚葉
紙Ｐの間に挿入される押え板２１と１ブロックの枚葉紙
Ｐより分離されたセット枚葉紙Ｐ１を吸引し、排出させ
る上下動吸盤１２及び送り吸盤１３とよりなり、 ａ．１ブロックの枚葉紙Ｐの間に押え板２１を差し込
む。 ｂ．押え台１０を爪部材１１と共に下げる。 ｃ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロック枚葉紙Ｐとセッ
ト枚葉紙Ｐ１の間に差し込む。 ｄ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロックの枚葉紙Ｐの間
に差し込んだまま押え台１０を持ち上げる。 ｅ．カッター７を案内カム８で持ち上げその隙間１にカ
ッター７をのぞかせる。 ｆ．案内カムから外れて、カッター７が下る。 ｇ．カッター７がチエンベルト４と共に進んで、糊部２
をカットする。 ｈ．糊部２のカット完了後、上下動吸盤１２でセット枚
葉紙Ｐ１を持ち上げる。 ｉ．送り吸盤１３でセット枚葉紙Ｐ１を送りローラー１
５と押えローラー１６に送る。前記ａからｉ迄の操作を
４サイクル迄終了したことを、センサー３１にて感知す
る。 ｊ．押え板２１を１ブロック状の枚葉紙１より引き抜
く。 ｋ．１ブロック状の枚葉紙Ｐを約３ｍｍ上げた後ａの状
態に戻るようにしたことを特徴とする紙工機械における
糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカ
ットしてセット枚葉紙をつくる装置である。
決するために次の構成からなるものである（第１表参
照）。本発明はすなわち、一側面を糊付けして供給用受
板２０に積み上げられた１ブロック状の枚葉紙Ｐと、前
記積み上げられた１ブロック状の枚葉紙Ｐの上面より所
定枚数のセット枚葉紙Ｐ１をその側面の糊部２をカット
してセット枚葉紙Ｐ１をつくるカッター７を取り付けた
チェンベルト４と、チェンベルト４を懸架した一方のス
プロケット５及び他方のスプロケット６と、一方のスプ
ロケット５の周りに設けられた案内カム８にて持ち上げ
られ、一方及び他方のスプロケット５及び６が更に回転
され、前記案内カム８にて下降されてカッター７が次の
１ブロック状の枚葉紙Ｐよりセット枚葉紙Ｐ１を分割す
るカッターがスプリング２３にて上下動可能に支持され
常に下方に押し下げられるカッター７と、セット枚葉紙
Ｐ１を押える押え台１０と、押え台１０にて押えられた
セット枚葉紙Ｐ１を挟む爪部材１１と、カッター７が１
回移動する毎にカム等にて作動された１ブロックの枚葉
紙Ｐの間に挿入される押え板２１と１ブロックの枚葉紙
Ｐより分離されたセット枚葉紙Ｐ１を吸引し、排出させ
る上下動吸盤１２及び送り吸盤１３とよりなり、 ａ．１ブロックの枚葉紙Ｐの間に押え板２１を差し込
む。 ｂ．押え台１０を爪部材１１と共に下げる。 ｃ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロック枚葉紙Ｐとセッ
ト枚葉紙Ｐ１の間に差し込む。 ｄ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロックの枚葉紙Ｐの間
に差し込んだまま押え台１０を持ち上げる。 ｅ．カッター７を案内カム８で持ち上げその隙間１にカ
ッター７をのぞかせる。 ｆ．案内カムから外れて、カッター７が下る。 ｇ．カッター７がチエンベルト４と共に進んで、糊部２
をカットする。 ｈ．糊部２のカット完了後、上下動吸盤１２でセット枚
葉紙Ｐ１を持ち上げる。 ｉ．送り吸盤１３でセット枚葉紙Ｐ１を送りローラー１
５と押えローラー１６に送る。前記ａからｉ迄の操作を
４サイクル迄終了したことを、センサー３１にて感知す
る。 ｊ．押え板２１を１ブロック状の枚葉紙１より引き抜
く。 ｋ．１ブロック状の枚葉紙Ｐを約３ｍｍ上げた後ａの状
態に戻るようにしたことを特徴とする紙工機械における
糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカ
ットしてセット枚葉紙をつくる装置である。
【０００６】
【作用】本発明は、スプロケット間に懸架され回転され
るチェンベルトに取り付けられたカッターの刃先を、積
み重ね糊付けした１ブロック状の枚葉紙の上方から数枚
のセット枚葉紙とその下方に位置する積み重ねられた残
りの１ブロック状の枚葉紙の最上部の枚葉紙との間に挿
入して糊付けされた１ブロック状の枚葉紙の糊部に挿入
してセット枚葉紙を分離し、この糊付けされた１ブロッ
ク状の枚葉紙の糊部をカットする時分割されるセット枚
葉紙の上面端末部付近に配設されている上下動する押え
台の下降動作において分離されるセット枚葉紙を押えか
つ前進後退する爪部材を前進してその爪にてセット枚葉
紙のバラツキを止め、セット枚葉紙が不揃いになるのを
防ぎ、前記チェンベルトと共に移送される前記カッター
を、一方のスプロケットの周りに設けた案内カムにて持
ち上げ、スプロケットが更に回転され、前記案内カムに
てカッターが上昇されてカッターが次の１ブロック状の
枚葉紙と分割すべきセット枚葉紙との間に挿入され、カ
ッターにて枚葉紙の糊部をカットした後、一方のスプロ
ケットのまわりを回って復動する。
るチェンベルトに取り付けられたカッターの刃先を、積
み重ね糊付けした１ブロック状の枚葉紙の上方から数枚
のセット枚葉紙とその下方に位置する積み重ねられた残
りの１ブロック状の枚葉紙の最上部の枚葉紙との間に挿
入して糊付けされた１ブロック状の枚葉紙の糊部に挿入
してセット枚葉紙を分離し、この糊付けされた１ブロッ
ク状の枚葉紙の糊部をカットする時分割されるセット枚
葉紙の上面端末部付近に配設されている上下動する押え
台の下降動作において分離されるセット枚葉紙を押えか
つ前進後退する爪部材を前進してその爪にてセット枚葉
紙のバラツキを止め、セット枚葉紙が不揃いになるのを
防ぎ、前記チェンベルトと共に移送される前記カッター
を、一方のスプロケットの周りに設けた案内カムにて持
ち上げ、スプロケットが更に回転され、前記案内カムに
てカッターが上昇されてカッターが次の１ブロック状の
枚葉紙と分割すべきセット枚葉紙との間に挿入され、カ
ッターにて枚葉紙の糊部をカットした後、一方のスプロ
ケットのまわりを回って復動する。
【０００７】カッターが一方のスプロケットの周りを回
る時、糊部をカットされ分離されたセット枚葉紙の側縁
を上下動吸盤にて吸着され送り吸盤にて移送されて、該
上下動吸盤の吸着動作及び送り吸盤の送り動作開始によ
る上昇ー前進ー吸着開放ー後退ー下降動作の繰返し運動
により前記カッターとタイミングを同じくして作動を継
続して連続運動を行う。
る時、糊部をカットされ分離されたセット枚葉紙の側縁
を上下動吸盤にて吸着され送り吸盤にて移送されて、該
上下動吸盤の吸着動作及び送り吸盤の送り動作開始によ
る上昇ー前進ー吸着開放ー後退ー下降動作の繰返し運動
により前記カッターとタイミングを同じくして作動を継
続して連続運動を行う。
【０００８】
【発明の実施の形態】図面に基づき本発明の実施の形態
を説明する。図１は、カッターにて一側面を糊付けされ
ていて積み重ねられた１ブロック状の枚葉紙の糊部をカ
ットするときの平面から見た説明図。図２は図１のＢー
Ｂ線の拡大断面図で１ブロックの枚葉紙からセット枚葉
紙を取り出す直前の一定枚数取り上げ動作を示す。
を説明する。図１は、カッターにて一側面を糊付けされ
ていて積み重ねられた１ブロック状の枚葉紙の糊部をカ
ットするときの平面から見た説明図。図２は図１のＢー
Ｂ線の拡大断面図で１ブロックの枚葉紙からセット枚葉
紙を取り出す直前の一定枚数取り上げ動作を示す。
【０００９】図３は図１のＢーＢ線の拡大断面図で、積
み重ねた１ブロック状の枚葉紙の上層部の例えば１０枚
（その他の枚数の場合も同じ）の隅角部を押え台にて押
え爪部材の爪にて持ち上げそのために生じた隙間にカッ
ターが配設されている状態の断面図、図４は図１のＣー
Ｃ線の拡大断面図であつて、積み重ねた１ブロック状の
枚葉紙の上層部の１０枚のセット枚葉紙の糊部をカッタ
ーにてカットする状態の拡大断面図、図５はセット枚葉
紙の斜視図、図６は１ブロック状の枚葉紙の斜視図、図
７は、１ブロック状の枚葉紙及びセット枚葉紙を取外し
た状態の受板排出用エレベーター、枚葉紙供給エレベー
ター及び１ブロック状の枚葉紙の糊付部からカットされ
たセット枚葉紙の積み重ね用エレベーターの平面図。
み重ねた１ブロック状の枚葉紙の上層部の例えば１０枚
（その他の枚数の場合も同じ）の隅角部を押え台にて押
え爪部材の爪にて持ち上げそのために生じた隙間にカッ
ターが配設されている状態の断面図、図４は図１のＣー
Ｃ線の拡大断面図であつて、積み重ねた１ブロック状の
枚葉紙の上層部の１０枚のセット枚葉紙の糊部をカッタ
ーにてカットする状態の拡大断面図、図５はセット枚葉
紙の斜視図、図６は１ブロック状の枚葉紙の斜視図、図
７は、１ブロック状の枚葉紙及びセット枚葉紙を取外し
た状態の受板排出用エレベーター、枚葉紙供給エレベー
ター及び１ブロック状の枚葉紙の糊付部からカットされ
たセット枚葉紙の積み重ね用エレベーターの平面図。
【００１０】図８は糊部をカットされたセット枚葉紙と
１ブロック状の枚葉紙を受板に積み重ねた状態の一方の
台車及び糊部をカットされたセット枚葉紙を送り出し積
み重ねた状態の他方のエレベーターの側面図、図９はカ
ッター案内用カム部の斜視図である。図１０は供給用受
板２０に１ブロック状の枚葉紙を積み重ね構成部材を配
設した状態の斜視図、図１１は波打っている１ブロック
状の枚葉紙の一側端部を持ち上げその隙間にカッターを
のぞかせそのまま糊部をカッティングする状態の説明
図。
１ブロック状の枚葉紙を受板に積み重ねた状態の一方の
台車及び糊部をカットされたセット枚葉紙を送り出し積
み重ねた状態の他方のエレベーターの側面図、図９はカ
ッター案内用カム部の斜視図である。図１０は供給用受
板２０に１ブロック状の枚葉紙を積み重ね構成部材を配
設した状態の斜視図、図１１は波打っている１ブロック
状の枚葉紙の一側端部を持ち上げその隙間にカッターを
のぞかせそのまま糊部をカッティングする状態の説明
図。
【００１１】凡そ１枚の紙の厚さを０．０７〜０．０８
ｍｍとし、１枚の紙の大きさを縦９００〜５５０ｍｍ、
横３５０〜７１０ｍｍとし、枚葉紙の積上高さを２９０
ｍｍとし、糊付幅を２００ｍｍとし、セット枚数を１０
〜８枚（土１枚）とし、能力を３０〜５０個／分に設定
した場合の実施例の構成を説明する。
ｍｍとし、１枚の紙の大きさを縦９００〜５５０ｍｍ、
横３５０〜７１０ｍｍとし、枚葉紙の積上高さを２９０
ｍｍとし、糊付幅を２００ｍｍとし、セット枚数を１０
〜８枚（土１枚）とし、能力を３０〜５０個／分に設定
した場合の実施例の構成を説明する。
【００１２】受板供給用エレベーター１９に載置された
１ブロック状の枚葉紙Ｐは、長さ９００ｍｍ、幅７１０
ｍｍ、厚さ０．０７ｍｍとする。その長さ９００ｍｍの
中央部に長さ２００ｍｍの範囲で図６に示すように１ブ
ロック状の枚葉紙Ｐの一側縁３の厚さ方向に糊部２が塗
布されていて積み重ね状態が崩れないようにセットされ
ている。１ブロック状の枚葉紙Ｐの一側縁３に沿ってチ
ェンベルト４が駆動モータ３０にて回転される一方のス
プロケット５と他方のスプロケット６とに懸架されてお
り、このチェンベルト４に刃先を１ブロック状の枚葉紙
Ｐの内側方に進入するように外向きに突出して糊部２を
カットするカッター７が固定されている。
１ブロック状の枚葉紙Ｐは、長さ９００ｍｍ、幅７１０
ｍｍ、厚さ０．０７ｍｍとする。その長さ９００ｍｍの
中央部に長さ２００ｍｍの範囲で図６に示すように１ブ
ロック状の枚葉紙Ｐの一側縁３の厚さ方向に糊部２が塗
布されていて積み重ね状態が崩れないようにセットされ
ている。１ブロック状の枚葉紙Ｐの一側縁３に沿ってチ
ェンベルト４が駆動モータ３０にて回転される一方のス
プロケット５と他方のスプロケット６とに懸架されてお
り、このチェンベルト４に刃先を１ブロック状の枚葉紙
Ｐの内側方に進入するように外向きに突出して糊部２を
カットするカッター７が固定されている。
【００１３】カッター７は、図９に示すように、チェン
ベルト４の駒４ａに固定された連結板９ｂに、上下動の
みするピン９ａにてスプリング２３にて常に下方に弾持
されているカッター取付台９に取り付けられてチェンベ
ルト４が移動するとカッター７も共に移動し、ピン９ａ
の下端部が案内カム８の上面に載置されて移動するとき
案内カム８の一方の傾斜面８ａの低所から高所にピン９
ａが乗せられるとカッター７も共に上昇する。カッター
７が案内カムの他方の傾斜面８ｂの低所に下降するとカ
ッター７にて次のセット枚葉紙Ｐ１の糊部をカットする
準備に入る。
ベルト４の駒４ａに固定された連結板９ｂに、上下動の
みするピン９ａにてスプリング２３にて常に下方に弾持
されているカッター取付台９に取り付けられてチェンベ
ルト４が移動するとカッター７も共に移動し、ピン９ａ
の下端部が案内カム８の上面に載置されて移動するとき
案内カム８の一方の傾斜面８ａの低所から高所にピン９
ａが乗せられるとカッター７も共に上昇する。カッター
７が案内カムの他方の傾斜面８ｂの低所に下降するとカ
ッター７にて次のセット枚葉紙Ｐ１の糊部をカットする
準備に入る。
【００１４】案内カム８はスプロケット５と同軸心上に
移動しないように固定されていて、この案内カムは図１
においてその上半部は中央部の高さが高くなっており両
側の下半部は下向きに傾斜している。カッター７の取付
台９の詳細は図３及び図９に示すように、一端部がチェ
ンベルト４の駒４ａに固定された連結板９ｂにピン９ａ
にて上下動のみ可能に取り付けられており、取付台９は
スプリング２３により下方に向って弾持されている。
移動しないように固定されていて、この案内カムは図１
においてその上半部は中央部の高さが高くなっており両
側の下半部は下向きに傾斜している。カッター７の取付
台９の詳細は図３及び図９に示すように、一端部がチェ
ンベルト４の駒４ａに固定された連結板９ｂにピン９ａ
にて上下動のみ可能に取り付けられており、取付台９は
スプリング２３により下方に向って弾持されている。
【００１５】以上の各構成部材の連繋動作を述べると次
のようになる（第１表参照）。 ａ．１ブロック状の枚葉紙Ｐの間に押え板２１を差し込
む。 ｂ．押え台１０を爪部材１１と共に下げる。 ｃ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロック状の枚葉紙Ｐと
セット枚葉紙Ｐ１の間に差し込む。 ｄ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロック状の枚葉紙Ｐの
間に差し込んだまま押え台１０を持ち上げる。 ｅ．カッター７を案内カム８にて持ち上げその隙間１に
カッター７をのぞかせる。 ｆ．案内カムから外れて、カッター７が下る。 ｇ．カッター７がチエンベルト４と共に進んで、糊部２
をカットする。 ｈ．糊部２のカット完了後、上下動吸盤１２でセット枚
葉紙Ｐ１を持ち上げる。 ｉ．送り吸盤１３でセット枚葉紙Ｐ１を送りローラー１
５と押えローラー１６に送る。前記ａからｉ迄の操作を
４サイクル迄終了したことを、センサー３１にて感知す
る。ａからｉ迄４サイクルの外１サイクル以上整数倍の
サイクル作動させることができる。 ｊ．押え板２１を引抜き装置で１ブロック状の枚葉紙１
の間より引き抜く。 ｋ．１ブロック状の枚葉紙Ｐをエレベーターにより供給
用受板２０を約３ｍｍ上げた後ａの状態に戻す。
のようになる（第１表参照）。 ａ．１ブロック状の枚葉紙Ｐの間に押え板２１を差し込
む。 ｂ．押え台１０を爪部材１１と共に下げる。 ｃ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロック状の枚葉紙Ｐと
セット枚葉紙Ｐ１の間に差し込む。 ｄ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロック状の枚葉紙Ｐの
間に差し込んだまま押え台１０を持ち上げる。 ｅ．カッター７を案内カム８にて持ち上げその隙間１に
カッター７をのぞかせる。 ｆ．案内カムから外れて、カッター７が下る。 ｇ．カッター７がチエンベルト４と共に進んで、糊部２
をカットする。 ｈ．糊部２のカット完了後、上下動吸盤１２でセット枚
葉紙Ｐ１を持ち上げる。 ｉ．送り吸盤１３でセット枚葉紙Ｐ１を送りローラー１
５と押えローラー１６に送る。前記ａからｉ迄の操作を
４サイクル迄終了したことを、センサー３１にて感知す
る。ａからｉ迄４サイクルの外１サイクル以上整数倍の
サイクル作動させることができる。 ｊ．押え板２１を引抜き装置で１ブロック状の枚葉紙１
の間より引き抜く。 ｋ．１ブロック状の枚葉紙Ｐをエレベーターにより供給
用受板２０を約３ｍｍ上げた後ａの状態に戻す。
【００１６】前記ｂからｉ迄の工程を４サイクル繰り返
した後ｊ、ｋ、ａの工程に戻る。
した後ｊ、ｋ、ａの工程に戻る。
【００１７】
【効果】本発明は前記したように枚葉紙の糊部をカット
する場合、スプリング２３でカッターを常に軽く下方に
押し下げて置くことにより、カッター７が枚葉紙の波打
ち状態に順応して上下しながら枚葉紙の糊付部をカット
して行くことができると共に、枚葉紙の枚数は、１ブロ
ック枚葉紙の上面より一定の位置で押え板２１を枚葉紙
の間に差し込み、一定量の枚葉紙に押え台１０を一定の
圧力で押し付けて後、爪部材１１の爪１１ａを枚葉紙の
間に差し込み持ち上げることによりセット枚葉紙Ｐ１を
分割することができ、セット枚葉紙Ｐ１の枚数の誤差
は、１枚の紙の厚さが０．０７ｍｍで１０枚セットすれ
ば、±１枚の誤差で分割することが可能である。
する場合、スプリング２３でカッターを常に軽く下方に
押し下げて置くことにより、カッター７が枚葉紙の波打
ち状態に順応して上下しながら枚葉紙の糊付部をカット
して行くことができると共に、枚葉紙の枚数は、１ブロ
ック枚葉紙の上面より一定の位置で押え板２１を枚葉紙
の間に差し込み、一定量の枚葉紙に押え台１０を一定の
圧力で押し付けて後、爪部材１１の爪１１ａを枚葉紙の
間に差し込み持ち上げることによりセット枚葉紙Ｐ１を
分割することができ、セット枚葉紙Ｐ１の枚数の誤差
は、１枚の紙の厚さが０．０７ｍｍで１０枚セットすれ
ば、±１枚の誤差で分割することが可能である。
【図１】平面から見た積み重ねた糊付枚葉紙とカッター
との配置図である。
との配置図である。
【図２】糊付けし積み重ねた１ブロック状の枚葉紙と押
え部材及び爪部材の図１のＢーＢ線の断面図である。
え部材及び爪部材の図１のＢーＢ線の断面図である。
【図３】押え部材と爪部材とにて１０〜８枚の上層部の
セット枚葉紙を持上げて下層の１ブロック状の枚葉紙と
の間に形成した隙間にカッターの刃先が進入している状
態の図１のＢーＢ線の断面図である。
セット枚葉紙を持上げて下層の１ブロック状の枚葉紙と
の間に形成した隙間にカッターの刃先が進入している状
態の図１のＢーＢ線の断面図である。
【図４】カッターにて糊部をカットしている状態の図１
のＣーＣ線の断面図である。
のＣーＣ線の断面図である。
【図５】セット枚葉紙の斜視図である。
【図６】積み重ねた１ブロック状の枚葉紙の斜視図であ
る。
る。
【図７】１ブロック状の枚葉紙及びセット枚葉紙を取除
いた状態の受板排出用、枚葉紙供給用、枚葉紙排出用そ
れぞれのエレベーターの正面図である。
いた状態の受板排出用、枚葉紙供給用、枚葉紙排出用そ
れぞれのエレベーターの正面図である。
【図８】１ブロック状の枚葉紙の糊部をカットするため
にエレベーターに積み重ねた状態の台車の正面図であ
る。
にエレベーターに積み重ねた状態の台車の正面図であ
る。
【図９】カッターの案内カム部の斜視図である。
【図１０】波打っている１ブロック状の枚葉紙の説明
図。
図。
【図１１】供給用受板に１ブロック状の枚葉紙を積み重
ね構成部材を配設した状態の斜視図。
ね構成部材を配設した状態の斜視図。
Ｐ １ブロック状の枚葉紙 Ｐ１ セット枚葉紙 １ 隙間 ２ 糊部 ３ 枚葉紙の一側縁 ４ チェンベルト ４ａ チェンベルトの駒 ５ 一方のスプロケット ６ 他方のスプロケット ７ カッター ８ 案内カム ９ カッターの取付台 ９ａ カッター取付台のピン ９ｂ カッター取付台の連結板 １０ 押え台 １１ 爪部材 １１ａ 爪部材の爪 １２ 上下動吸盤 １３ 送り吸盤 １４ 側面ガイド １５ 送りローラー １６ 押えローラー １７ 一方の台車 １７ａ 他方の台車 １８ 前面ガイド １９ 供給用エレベーター ２０ 供給用受板 ２１ 押え板 ２２ レール ２３ スプリング ２４ 作動駒 ２５ 排出用エレベーター ２６ 排出用受板 ３０ 駆動モーター ３１ １ブロック状の枚葉紙の上部感知センサー
Claims (1)
- 【請求項１】 一側面を糊付けして供給用受板２０に積
み上げられた１ブロック状の枚葉紙Ｐと、前記積み上げ
られた１ブロック状の枚葉紙Ｐの上面より所定枚数のセ
ット枚葉紙Ｐ１をその側面の糊部２をカットしてセット
枚葉紙Ｐ１をつくるカッター７を取り付けたチェンベル
ト４と、チェンベルト４を懸架した一方のスプロケット
５及び他方のスプロケット６と、一方のスプロケット５
の周りに設けられた案内カム８にて持ち上げられ、一方
及び他方のスプロケット５及び６が更に回転され、前記
案内カム８にて下降されてカッター７が次の１ブロック
状の枚葉紙Ｐよりセット枚葉紙Ｐ１を分割するカッター
がスプリング２３にて上下動可能に支持され常に下方に
押し下げられるカッター７と、セット枚葉紙Ｐ１を押え
る押え台１０と、押え台１０にて押えられたセット枚葉
紙Ｐ１を挟む爪部材１１と、カッター７が１回移動する
毎に１ブロックの枚葉紙Ｐの間に挿入される押え板２１
と、１ブロックの枚葉紙Ｐより分離されたセット枚葉紙
Ｐ１を吸引し、排出させる上下動吸盤１２及び送り吸盤
１３とよりなり、 ａ．１ブロックの枚葉紙Ｐの間に押え板２１を差し込
む。 ｂ．押え台１０を爪部材１１と共に下げる。 ｃ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロック枚葉紙Ｐとセッ
ト枚葉紙Ｐ１の間に差し込む。 ｄ．爪部材１１の爪１１ａを１ブロックの枚葉紙Ｐの間
に差し込んだまま押え台１０を持ち上げる。 ｅ．カッター７を案内カム８で持ち上げその隙間１にカ
ッター７をのぞかせる。 ｆ．案内カムから外れて、カッター７が下る。 ｇ．カッター７がチエンベルト４と共に進んで、糊部２
をカットする。 ｈ．糊部２のカット完了後、上下動吸盤１２でセット枚
葉紙Ｐ１を持ち上げる。 ｉ．送り吸盤１３でセット枚葉紙Ｐ１を送りローラー１
５と押えローラー１６に送る。前記ａからｉ迄の操作を
４サイクル迄終了したことを、センサー３１にて感知す
る。 ｊ．押え板２１を１ブロック状の枚葉紙１より引き抜
く。 ｋ．１ブロック状の枚葉紙Ｐを約３ｍｍ上げた後ａの状
態に戻るようにしたことを特徴とする紙工機械における
糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカ
ットしてセット枚葉紙をつくる装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25956895A JP2699302B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 紙工機械における糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカットしてセット枚葉紙をつくる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25956895A JP2699302B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 紙工機械における糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカットしてセット枚葉紙をつくる装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0977344A JPH0977344A (ja) | 1997-03-25 |
| JP2699302B2 true JP2699302B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17335938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25956895A Expired - Fee Related JP2699302B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 紙工機械における糊付けして１ブロック状に積み重ねた枚葉紙の糊部をカットしてセット枚葉紙をつくる装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2699302B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106698064A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-24 | 常德金鹏印务有限公司 | 一种卷筒纸模切机的收集装置 |
| CN112320279B (zh) * | 2020-11-17 | 2022-03-29 | 百工汇智(上海)工业科技有限公司 | 大型板材换托系统 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP25956895A patent/JP2699302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0977344A (ja) | 1997-03-25 |
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