JP2740674B2 - 光マトリクススイッチ - Google Patents

光マトリクススイッチ

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JP2740674B2 JP1117256A JP11725689A JP2740674B2 JP 2740674 B2 JP2740674 B2 JP 2740674B2 JP 1117256 A JP1117256 A JP 1117256A JP 11725689 A JP11725689 A JP 11725689A JP 2740674 B2 JP2740674 B2 JP 2740674B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高速度で動作する光マトリクススイッチに
関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の光マトリクススイッチとしては、第2
図に示す構成を有するものが知られている(文献;電子
情報通信学会技術研究報告 OCS88−41 p1参照)。
第2図において、Ii(但し、i=1,2,3,4)は入力ポ
ート、Oiは出力ポート、1は入力導波路、2は出力導波
路、3は方向性結合型光スイッチ素子をそれぞれ示して
いる。
また、第3図は、第2図における光スイッチ素子3の
拡大図である。第3図において、3a,3bは導波路、4は
電極である。これら2本の導波路3a,3bは、光の伝搬方
向の一部において平行に近接して形成され、方向性結合
器における、いわゆる結合領域3cを構成している。
ここで、上記方向性結合型光スイッチ素子3の動作原
理について説明する。
光スイッチ素子3を光が導波する場合、導波路3a,3b
が平行に近接している結合領域3cにおいては、互いに直
交する正規モードとして偶及び奇対称モードが存在し、
各々の伝搬定数はβe,βoである。入力端z=0で導波
路3aから光が入力されると、この入力端zで電界振幅が
等しい偶・奇モードが同相で励起する。これらのモード
が結合領域3cを伝搬していくにつれて、二つのモード間
に位相差(βe−βo)zが生じ、伝搬距離が L=π/(βe−βo) となったときに位相差がπになる。このとき、偶・奇モ
ードの合成電界分布は、結合領域3c外における導波路3b
の導波モードの電界分布と一致しており、結合領域3cの
長さ(結合長)がLであれば、導波路3aへ入力された光
が損失なく100%導波路3bに移行することになる。この
ときのLを完全結合長という。
また、光スイッチ素子3の結合長Lsは、 Ls=(2n+1)L (但し、n=0,1,2,3…) なる関係を満足している。このため、信号光は、2本の
導波路3a,3b間の移行を繰り返しながら伝搬され、最終
的には導波路3bから取り出される。
いま電極4に電圧が印加されると、結合領域3cにおけ
る導波路の屈折率が変化し、伝搬定数が変化する。その
結果、完全結合長がL′となる。このとき、光スイッチ
素子3の結合長Lsは、 Ls=2mL′ (但し、m=0,1,2,3…) なる関係を満足している。このため、信号光は、2本の
導波路3a,3b間の移行を繰り返しながら伝搬され、最終
的には導波路3aから取り出される。
以上のように、方向性結合型光スイッチ素子3は、電
極4への電圧印加の有無に応じて信号光の光路を切り換
えることができる。
従って、第2図の光マトリクススイッチにおいて、任
意の入力ポートIiから入力した信号光は、光スイッチ素
子3にて上記したスイッチング作用を受けた後、任意の
出力ポートOiから出力されることになる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成による方向性結合型光スイッ
チ素子3は、原理的に100%のパワー移行を行なえると
いう利点を有する反面、結合領域3c全体の屈折率を変化
させなければならないため、素子の容量を大きくする必
要があり、高速動作に適さず、高速で動作する光マトリ
クススイッチの実現が困難であるという欠点があった。
また、光による制御にも適さないという欠点があった。
さらに、高周波特性を改善するために、例えば、50Ω
の抵抗を用いて終端した場合、消費電力が大きく、大規
模な光マトリクススイッチを構成する際の放熱等の問題
点も有している。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は、高速、かつ、低パワーにて動作し得る光マ
トリクススイッチを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)では、複数の
入力端子と、複数の出力端子と、前記複数の入力端子と
複数の出力端子を光学的に連結する1×2または2×2
の複数の基本光スイッチ素子とからなる光マトリクスス
イッチにおいて、前記基本光スイッチ素子は、平行に近
接した2本の導波路からなる方向性結合器の結合領域の
一部に光の透過・反射を切り替える切替部を備え、か
つ、前記切替部の長さを前記結合領域の長さよりも十分
に短く設定するとともに、光の入力側の結合領域の長さ
を完全結合長の(n+1/2)倍に設定し(但し、n=0,
1,2,3…)、光の出力側の結合領域の長さを完全結合長
の(m+1/2)倍に設定した(但し、m=0,1,2,3…)。
また、請求項(2)では、前記切替部をグレーティン
グまたはファブリペロエタロンにより構成した。
(作用) 請求項(1)によれば、一の入力端子から入力された
信号光は、初段の1×2あるいは2×2基本光スイッチ
素子の結合領域の入力側端部に到達する。信号光は、結
合領域の一方の導波路を伝搬する間に、少量の光が他方
の導波路に結合される。このようにして信号光は結合領
域を完全結合長の(n+1/2)倍の距離だけ伝搬して切
替部に到達する。
ここで、切替部が反射状態に切替えられていると、信
号光は反射されて、入力側の結合領域を逆方向に伝搬
し、完全結合長の(n+1/2)倍の距離を伝搬した時点
で、信号光は、他方の導波路に100%結合され、他方の
導波路を伝搬後、その一端から次段の1×2あるいは2
×2基本光スイッチ素子に出力される。
一方、切替部が透過状態に切替えられていると、信号
光は、切替部を透過して、結合領域をさらに直進し、完
全結合長の(m+1/2)倍の距離を伝搬した時点で、他
方の導波路に100%結合され、その他端から次段の1×
2あるいは2×2基本光スイッチ素子に出力される。
切替部の反射及び透過状態に応じてスイッチング作用
を受け、次段の1×2あるいは2×2光基本スイッチ素
子に入力した信号光は、上記と同様のスイッチング作用
を受ける。
以上のようにして、スイッチング作用を受けた信号光
は、最終段の1×2あるいは2×2基本光スイッチ素子
においても同様のスイッチング作用を受けて、任意の出
力端子から出力される。
また、請求項(2)によれば、切替部がグレーティン
グまたはファブリペロエタロンにより構成され、透過及
び反射の切替制御が、制御光あるいは電界、電流、熱等
の入力条件に基づいて行なわれる。
(実施例) 第1図は、本発明に係る4×4光マトリクススイッチ
の第1の実施例を示す構成図である。第1図において、
Ii(但し、i=1,2,3,4)は入力ポート、Oiは出力ポー
ト、10−PQ(P=1,2、Q=1,2,3)は方向性結合型2×
2基本光スイッチ素子(以下、2×2光スイッチ素子と
いう)、11は入力導波路、12は出力導波路である。
第4図、第1図における2×2光スイッチ素子10−PQ
の構成を説明するための図で、第4図(a)は拡大図、
第4図(b)は第4図(a)のX−X線矢視方向の拡大
断面図、第4図(c)は第4図(a)のY−Y線矢視方
向の拡大断面図並びに第4図(d)は第4図(a)のZ
−Z線矢視方向の拡大断面図である。
第4図において、11,12は信号光用導波路で、第4図
(b)及び(c)に示すように、幅約5μm、厚さが約
0.5μmに設定されたIn0.72Ga0.28As0.59P0.41からなる
コア11a,12aと、これらコア11a,12aを被覆したInPより
なるクラッド13からそれぞれ構成されている。第1図の
構成においては、導波路11(111,112)は信号光入力
用、導波路12(121,122)は出力用となっている。
これら2本の信号光用導波路11と12の、光の伝搬方向
の一部において、コア11aと12aがクラッド13を介して平
行に近接して形成され、光方向性結合器における結合領
域14を構成している。さらに、結合領域14外の導波路11
及び12の両端は、結合領域14に対してほぼ直角となるよ
うに形成されており、その曲部には反射ミラー15がそれ
ぞれ形成されている。
結合領域14は、完全結合長Lを約1mmに設定してあ
り、そのほぼ中央部には後記するように切替部20が配置
されている。また、切替部20を中心とした各導波路11及
び12の結合長、即ち、入出力側結合長lG1及びlG2はそれ
ぞれL/2に設定してある。
16は制御光用導波路で、第4図(a)及び(d)に示
すように、結合領域14を構成する導波路11,12のコア11
a,12aのほぼ中央部の長手方向側面に直交するように形
成されている。その構造パラメータは、幅を約50μm、
厚さを約0.5μmに設定してあり、例えば、波長1.50μ
mの制御光Cが導波される。
20は切替部で、第4図(c)及び(d)に示すよう
に、In0.47Ga0.53Asからなる50Å厚の井戸層211とInpか
らなる75Å厚の障壁層212を交互に約40層積層した多重
量子井戸構造の光非線形媒質により形成されたグレーテ
ィング21a,21bとから構成されている。
これらグレーティング21a,21bのうち、グレーティン
グ21aの光軸が導波路11のコア11aの光軸と、グレーティ
ング21bの光軸が導波路12のコア12aの光軸とそれぞれ一
致し、かつ、グレーティング21bの長さ方向外側面が導
波路16のコア16aの端面と直交して接合するように、結
合領域14の光伝搬方向のほぼ中央部に配置されている。
グレーティング21a,21bは、長さlgを50μm、最大反
射率を約98%に設定してある。また、そのピッチは、波
長1.55μmの2次波長0.48μmに一致している。従っ
て、ピッチAは0.48μm、厚さtは0.5μmに設定して
ある。さらに、グレーティング21a,21bの多重量子井戸
構造部分及びクラッド13の各屈折率は、それぞれ約3.5
及び3.2である。このため、グレーティング21a,21bにお
ける反射結合係数Κは約0.05μm-1以上となっている。
第5図は、グレーティング21a,21bの波長(λ)に対
する反射率(R)の特性を示す図で、横軸が波長λ、縦
軸が反射率Rをそれぞれ表している。第5図において、
Aで示す波形は、制御光Cが入射されていない、いわゆ
る初期状態(反射状態)を示し、Bで示す波形は、制御
光Cが入射された時の状態(透過状態)を示している。
第5図から分かるように、反射率が最初零となる反射
帯域幅Δλは183Åとなる。従って、波長1.55μmの信
号光のみがグレーティングに入射された場合には、グレ
ーティング21a,21bは反射状態となる。ここで、グレー
ティング21a,21bに制御光Cを入射して、多重量子井戸
構造部分の屈折率を変化させ、反射率の中心波長λcを
Δλだけ変化させれば、グレーティング21a,21bは反射
状態から透過状態へとスイッチングされる。
なお、上記光非線形媒質からなるグレーティング21a,
21bは、室温において波長1.5μmに、電子と重いホール
によって形成されるエキシトンのピークを有し、かつ、
これらの間には上記したように制御光用導波路16が形成
されている。
第1図の光マトリクススイッチは、上記構成の2×2
光スイッチ素子10−PQを6個用い、2×2光スイッチ素
子10−11及び10−21の入力用導波路111,112を当該光マ
トリクススイッチの4本の入力導波路11とし、2×2光
スイッチ素子10−13及び10−23の出力用導波路121,122
を当該光マトリクススイッチの4本の出力導波路12とし
ている。
2×2光スイッチ素子10−11の出力用導波路121は2
×2光スイッチ素子10−12の入力用導波路111と、ま
た、出力用導波路122は2×2光スイッチ素子10−22の
入力用導波路111とそれぞれ接続している。2×2光ス
イッチ素子10−21の出力用導波路121は2×2光スイッ
チ素子10−12の入力用導波路112と、また、出力用導波
路122は2×2光スイッチ素子10−22の入力用導波路112
とそれぞれ接続している。
同様に、2×2光スイッチ素子10−12の出力用導波路
121は2×2光スイッチ素子10−13の入力用導波路111
と、また、出力用導波路122は2×2光スイッチ素子10
−23の入力用導波路111とそれぞれ接続している。さら
に、2×2光スイッチ素子10−22の出力用導波路121は
2×2光スイッチ素子10−13の入力用導波路112と、ま
た、出力用導波路122は2×2光スイッチ素子10−23の
入力用導波路112とそれぞれ接続している。
以上のように各光スイッチ素子10−PQを接続すること
によって、光路長及び通過する段数の等しい対称型の4
×4光マトリクススイッチが構成されている。
次に、第1図の構成による動作を説明する。なお、こ
こでは入力ポートI1から入力された信号光に対するスイ
ッチング動作を例に説明することにする。
入力ポートI1から入力された信号光は、入力用導波路
111を伝搬して、反射ミラー15に到達し、ここで反射さ
れる。反射された信号光は、さらに結合領域14をl
G1(=L/2)の距離だけ伝搬して、切替部20に入力す
る。
このとき、導波路16を介して、切替部20のグレーティ
ング21a,21bに制御光Cが注入されていない場合には、
信号光は切替部20で反射されて、結合領域14を往復す
る。これにより、信号光は、結合領域14をlG1+lG1=L
だけ伝搬して、出力用導波路121に100%結合される。出
力用導波路121に結合した信号光は、反射ミラー15等を
介して、次段の2×2光スイッチ素子10−12に入力す
る。
一方、入力信号光が、2×2光スイッチ素子10−11の
切替部20に到達したときに、切替部20のグレーティング
21a,21bに制御光Cが注入されていると、信号光は、切
替部20を透過して、入出力用導波路112,122を伝搬す
る。このようにして結合領域14をL/2だけ伝搬すると、
信号光は、lG1+lG2=Lだけ伝搬したことになり、これ
により、出力用導波路122に100%結合される。出力用導
波路122に結合した信号光は、反射ミラー15等を介し
て、次段の2×2光スイッチ素子10−22に入力する。
2×2光スイッチ素子10−12に入力した信号光は、上
記したように、制御光の有無に応じたスイッチイング作
用を受けて、次段の2×2光スイッチ素子10−13または
2×2光スイッチ素子10−23に入力する。これら2×2
光スイッチ素子10−13または2×2光スイッチ素子10−
23においても、信号光は上記した制御光の有無によるス
イッチング作用を受けて、出力ポートO1またはO2、ある
いは出力ポートO3またはO4から出力される。
同様にして、2×2光スイッチ素子10−22に入力した
信号光は、上記したように、制御光の有無に応じたスイ
ッチング作用を受けて、次段の2×2光スイッチ素子10
−13または2×2光スイッチ素子10−23に入力し、これ
ら2×2光スイッチ素子10−13または2×2光スイッチ
素子10−23においても、信号光は上記した制御光の有無
によるスイッチング作用を受けて、出力ポートO1または
O2、あるいは出力ポートO3またはO4から出力される。
なお、実際には、結合領域14における透過あるいは反
射した信号光の伝搬距離は、最大、切替部20の長さlg
50μm分、完全結合長L=1mmからずれることになる
が、本第1の実施例においては、L≫lgなる関係を満足
しているため、実際上問題とはならず、上記ずれは無視
できる。
以上のように、本第1の実施例によれば、光マトリク
ススイッチの主構成要素である2×2光スイッチ素子10
−PQに、グレーティング21a,21bからなる切替部20を設
け、かつ、その長さlgが、2×2光スイッチ素子10−PQ
の完全結合長Lより十分に短く設定し、かつ、入力側結
合長lG1及び出力側結合長lG2を完全結合長Lの1/2に設
定したので、スイッチング制御を光(制御光C)によっ
て行なうことができ、しかも屈折率の制御も切替部20の
みでよいため、低パワーにてスイッチングを行なえると
ともに、低損失で、かつ、安定な高速動作の光マトリク
ススイッチを実現している。
なお、本第1の実施例においては、結合領域14の入力
側及び出力側の結合長lG1及びlG2を、完全結合長Lの1/
2倍に設定したが、これに限定されるものではなく、結
合長lG1及びlG2を以下に示す条件を満足するように変化
させることにより、信号光を出力用導波路121または122
に結合させることも可能である。即ち、入力側結合長l
G1を、 lG1=(n+1/2)L (但し、n=0,1,2,3…) なる関係を満足するように選択すると、例えば、入力用
導波路111(または112)へ入射され、切替部20で反射さ
れた信号光を、出力用導波路121(または122)に結合さ
せることができる。
一方、切替部20を透過した信号光は、結合長lG2に応
じて出力用導波路122(または121)に結合させることが
できる。
即ち、入力側結合長lG1が上の条件を満たすとき、 lG2=(n+1/2)L (但し、n=0,1,2,3…) なる関係を満足すれば、出力用導波路122(または121)
に結合する。
また、本第1の実施例では、制御光Cを導波路16を介
して注入するようにしたが、ビーム状にして注入して
も、同様の効果を得ることができる。さらに、グレーテ
ィングの屈折率の制御は、ここで示した光によるものの
他に、グレーティングにpn接合を設けて逆方向電界を印
加する方法、順方向電流を流す方法、あるいはグレーテ
ィングを加熱・冷却する方法でも可能である。
なお、本実施例においては、切替部をグレーティング
によって構成したが、これに限定されるものではなく、
ファブリペロエタロンを用いても、上記と同様の効果を
得ることができる。
第6図は、本発明に係る光マトリクススイッチの第2
の実施例を示す構成図である。
本第2の実施例は、前記第1の実施例に用いた2×2
光スイッチ素子10−PQの代わりに、2×2光スイッチ素
子10−PQの入力用導波路112を削除した1×2光スイッ
チ素子30−ST(S=1,2,3,4、T=1,2,3)を用い、か
つ、各出力ポートOi(i=1,2,3,4)の前段に、光合波
器31−j(j=1,2,3,4)を配置して、4×4光マトリ
クススイッチを実現している。1×2光スイッチ素子30
−STの動作原理は、上記した2×2光スイッチ素子10−
PQと同様である。
このような構成にすると、停電時等に出力が互いに重
なることはなく、また前記第1に実施例と同様の効果も
得ることができる。
なお、2×2あるいは1×2光スイッチ素子を主構成
要素とし、これらを組み合わせることによって、任意の
nに対してn×n光マトリクススイッチを構成すること
ができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)または請求項
(2)によれば、以下のような利点がある。
高速制御が可能である。
光マトリクススイッチを駆動するために要する制御パ
ワーが小さくてすむ。
光による制御が可能である。
n×n光マトリクススイッチを制御可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光マトリクススイッチの第1の実
施例を示す構成図、第2図は従来の光マトリクススイッ
チの構成図、第3図は第2図における方向性結合型光ス
イッチ素子の拡大図、第4図(a)は第1図における2
×2光スイッチ素子の拡大図、第4図(b)は第4図
(a)のX−X線矢視方向の拡大断面図、第4図(c)
は第4図(a)のY−Y線矢視方向の拡大断面図、第4
図(d)は第4図(a)のZ−Z線矢視方向の拡大断面
図、第5図はグレーティングの波長に対する反射率の特
性図、第6図は本発明に係る光マトリクススイッチの第
2の実施例を示す構成図である。 図中、10−PQ……2×2基本光スイッチ素子、11……入
力(信号光用)導波路、12……出力(信号光用)導波
路、11a,12a,16a……コア、13……クラッド、14……結
合領域、15……反射ミラー、16……制御光用導波路、20
……切替部、21a,21b……グレーティング、30−ST……
1×2光基本スイッチ素子、31−j……光合波器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−50016(JP,A) 特開 昭63−234227(JP,A) 特開 昭57−161707(JP,A) 特開 昭59−168414(JP,A) 特開 昭60−76722(JP,A) 特開 昭63−197130(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力端子と、複数の出力端子と、前
    記複数の入力端子と複数の出力端子を光学的に連結する
    1×2または2×2の複数の基本光スイッチ素子とから
    なる光マトリクススイッチにおいて、 前記基本光スイッチ素子は、平行に近接した2本の導波
    路からなる方向性結合器の結合領域の一部に光の透過・
    反射を切り替える切替部を備え、 かつ、前記切替部の長さを前記結合領域の長さよりも十
    分に短く設定するとともに、 光の入力側の結合領域の長さを完全結合長の(n+1/
    2)倍に設定し(但し、n=0,1,2,3…)、 光の出力側の結合領域の長さを完全結合長の(m+1/
    2)倍に設定した(但し、m=0,1,2,3…) ことを特徴とする光マトリクススイッチ。
  2. 【請求項2】前記切替部をグレーティングまたはファブ
    リペロエタロンにより構成した請求項(1)記載の光マ
    トリクススイッチ。
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