JP2739467B2 - シングルレバー式の混合栓 - Google Patents
シングルレバー式の混合栓Info
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- JP2739467B2 JP2739467B2 JP7027515A JP2751595A JP2739467B2 JP 2739467 B2 JP2739467 B2 JP 2739467B2 JP 7027515 A JP7027515 A JP 7027515A JP 2751595 A JP2751595 A JP 2751595A JP 2739467 B2 JP2739467 B2 JP 2739467B2
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Description
合栓に係り、詳しくは二次側に電磁弁を有する電気洗濯
機や先止め式の浄水器等を接続して使用されるシングル
レバー式の混合栓に関する。
グルレバー式の混合栓は、従来、例えば図16および図
17に示すように構成されていた。すなわち、湯、水の
流入側にそれぞれ連通される湯、水用の弁孔と混合水の
吐出側に連通される混合水用の弁孔とが互いに隣り合わ
せで開設されて、ロアーディスク15上に設けられるセ
ラミック製の固定弁体16と、前記固定弁体16に摺動
自在に重合配置されるセラミック製の可動ディスク18
とこの可動ディスク18上にあって該可動ディスク18
を保持する合成樹脂製のサポート部材19とから構成さ
れる可動弁体17とがユニットケース10に内蔵され、
前記可動弁体17には前記可動ディスク18とサポート
部材19とにわたって、前記湯、水用の弁孔から導入さ
れた湯、水を前記混合水用の弁孔に流出させるための内
部流路cが形成され、前記サポート部材19に係合され
た単一のレバー21によって可動弁体17が固定弁体1
6上で摺動されてこの内部流路cの前記湯、水用の弁孔
に対する連通量が調整されるように構成され、上述のロ
アーディスク15には、図17に示すように、前記固定
弁体16の湯用弁孔、水用弁孔および混合水用弁孔とそ
れぞれ対応する湯流入孔23、水流入孔24および混合
水流出孔25が開設され、その各開孔にそれぞれパッキ
ンP1,P2,P3が嵌装されるとともに、そのロアー
ディスク15の外周には、ユニットケース10の内壁に
密接するOリング48が嵌装されていた。なお、符号1
は本体、22はレバーハンドルである。
来のシングルレバー式の混合栓では、二次側の開閉弁を
閉じたときに、二次側の圧力が一次側の圧力より高くな
ると、ロアーディスク15に嵌装させたパッキンP1,
P2,P3が収縮変形してシール性が低下し、混合水が
パッキン側面を通過して、レバー21の基部あたりから
外に漏れ出るようなトラブルが発生することがあった。
ケース10との間をシールしているOリング48から混
合水がユニットケース内へ漏れ出ることもあった。
二次側からユニットケース内への漏水防止を図ったシン
グルレバー式の混合栓を提供することを目的としてい
る。
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明では、湯、水の流入側にそれ
ぞれ連通される湯、水用の弁孔と混合水の吐出側に連通
される混合水用の弁孔とが互いに隣り合わせで開設され
てロアーディスク上に設けられるセラミック製の固定弁
体と、前記固定弁体に摺動自在に重合配置されるセラミ
ック製の可動ディスクとこの可動ディスク上にあって該
可動ディスクを保持する合成樹脂製のサポート部材とか
ら構成される可動弁体とがユニットケースに内蔵され、
前記可動弁体には前記可動ディスクとサポート部材とに
わたって、前記湯、水用の弁孔から導入された湯、水を
前記混合水用の弁孔に流出させるための内部流路が形成
され、前記サポート部材に係合された単一のレバーによ
って可動弁体が固定弁体上で摺動されてこの内部流路の
前記湯、水用の弁孔に対する連通量が調整されるシング
ルレバー式の混合栓にあって、前記固定弁体の湯用弁
孔、水用弁孔および混合水用弁孔にそれぞれ嵌装される
三つのパッキンと、前記ユニットケースの内壁に密接す
る周突状のシール部材とが弾性部材により一体的に成形
されてなる本体部分と、前記各パッキンを嵌装固定する
ための三つの開孔を有する剛性板とにより、前記ロアー
ディスクを構成してなることを特徴としている。
側にそれぞれ連通される湯、水用の弁孔と混合水の吐出
側に連通される混合水用の弁孔とが互いに隣り合わせで
開設されてロアーディスク上に設けられるセラミック製
の固定弁体と、前記固定弁体に摺動自在に重合配置され
るセラミック製の可動ディスクとこの可動ディスク上に
あって該可動ディスクを保持する合成樹脂製のサポート
部材とから構成される可動弁体とがユニットケースに内
蔵され、前記可動弁体には前記可動ディスクとサポート
部材とにわたって、前記湯、水用の弁孔から導入された
湯、水を前記混合水用の弁孔に流出させるための内部流
路が形成され、前記サポート部材に係合された単一のレ
バーによって可動弁体が固定弁体上で摺動されてこの内
部流路の前記湯、水用の弁孔に対する連通量が調整され
るシングルレバー式の混合栓にあって、前記ロアーディ
スクの外壁には、前記ユニットケースの内壁と密接する
Oリングを複数段設けてあることを特徴としている。
側にそれぞれ連通される湯、水用の弁孔と混合水の吐出
側に連通される混合水用の弁孔とが互いに隣り合わせで
開設されてロアーディスク上に設けられるセラミック製
の固定弁体と、前記固定弁体に摺動自在に重合配置され
るセラミック製の可動ディスクとこの可動ディスク上に
あって該可動ディスクを保持する合成樹脂製のサポート
部材とから構成される可動弁体とがユニットケースに内
蔵され、前記可動弁体には前記可動ディスクとサポート
部材とにわたって、前記湯、水用の弁孔から導入された
湯、水を前記混合水用の弁孔に流出させるための内部流
路が形成され、前記サポート部材に係合された単一のレ
バーによって可動弁体が固定弁体上で摺動されてこの内
部流路の前記湯、水用の弁孔に対する連通量が調整され
るシングルレバー式の混合栓にあって、前記ロアーディ
スクとユニットケースの間に嵌装されるOリングの二次
側周縁に、二次側に向けて開放される凹溝状部を形成し
てなることを特徴としている。
側にそれぞれ連通される湯、水用の弁孔と混合水の吐出
側に連通される混合水用の弁孔とが互いに隣り合わせで
開設されてロアーディスク上に設けられるセラミック製
の固定弁体と、前記固定弁体に摺動自在に重合配置され
るセラミック製の可動ディスクとこの可動ディスク上に
あって該可動ディスクを保持する合成樹脂製のサポート
部材とから構成される可動弁体とがユニットケースに内
蔵され、前記可動弁体には前記可動ディスクとサポート
部材とにわたって、前記湯、水用の弁孔から導入された
湯、水を前記混合水用の弁孔に流出させるための内部流
路が形成され、前記サポート部材に係合された単一のレ
バーによって可動弁体が固定弁体上で摺動されてこの内
部流路の前記湯、水用の弁孔に対する連通量が調整され
るシングルレバー式の混合栓にあって、前記ロアーディ
スクには、前記固定弁体の湯用弁孔、水用弁孔および混
合水用弁孔とそれぞれ対応する湯流入孔、水流入孔およ
び混合水流出孔が開設され、その各開孔にそれぞれ嵌装
されるパッキンの外周部には、二次側に向けて開放され
る凹溝状に形成されたリング状のリップ部材が付着形成
されてなることを特徴としている。
ロアーディスクに一体的に形成されていることにより、
また、その各パッキンが剛性板に嵌装固定されているこ
とから、保形性が向上し、個々のパッキンが変形し難
く、高いシール性を確保することができ、二次側からユ
ニットケース内への漏水を効果的に防ぐことができる。
数段設けてあることにより、ロアーディスクとユニット
ケースとの間のシール性が向上し、二次側からユニット
ケース内への漏水を効果的に防止することができる。
次側周縁に形成した凹溝状部によって、二次側からユニ
ットケース内への逆流を効果的に阻止することができ
る。
て凹溝状に形成されたリング状のリップ部材によって、
二次側からユニットケース内への逆流を効果的に阻止す
ることができる。
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1および図
2は合成樹脂材よりなるロアーディスク15と合成ゴム
(弾性部材)よりなる三点一体型の嵌め込み式パッキン
Pを示し、符号23は湯流入孔、24は水流入孔、25
は混合水流出孔、P1はロアーディスク15の湯流入孔
23に嵌め込まれる第1パッキン、P2は水流入孔24
に嵌め込まれる第2パッキン、P3は混合水流出孔25
に嵌め込まれる第3パッキンで、それら三つのパッキン
P1,P2,P3は台板qとともに一体成形される。
P3を一体に形成したことにより、後述するように、二
次側の圧力が一次側の圧力より高くなったときにも、各
パッキンP1,P2,P3が変形を免れ、一次側(ユニ
ットケース内)への漏水を効果的に防止することができ
る。
5aをユニットケース10下部の係合凹入10a(図5
参照)に係合させて、図3および図4に示すように、ユ
ニットケース10の下部に回動不能に嵌装固定されてい
る。
水栓の本体1は仕切り壁2によって上方の弁室3と下方
の湯室4、水室5及び吐水孔6とに区画されていて、こ
の仕切り壁2には、湯流入口7と水流入口8と混合水流
出口9とがそれぞれ開設されている。前記混合水栓の本
体1の弁室3内には上述したユニットケース10が、こ
の弁室3とは水密的で、かつ、着脱可能に配置される。
また前記湯流入口7には湯流通孔11を備えた湯連通用
のアタッチメント12が、水流入口8には水流通孔13
を備えた水連通用のアタッチメント14がそれぞれ嵌合
されている。
ているとともに、下端内周面には周方向に所定の間隔を
置いて周長が異なる複数個の係合凹入10aが形成され
ていて(図5参照)、このユニットケース10内にはそ
の下位側から順に、ロアーディスク15、固定弁体1
6、この固定弁体16上に密接して摺動自在並びに回転
自在に載置される可動弁体17を構成する可動ディスク
18とサポート部材19、そしてディスクガイド20と
が内蔵され、このディスクガイド20に枢着されたレバ
ー21の上端が操作用のレバーハンドル22に連結され
ている。また、上方開口10b下の肩部10cには周方
向所定間隔を置いて外方に突設された係合突片10dが
一体に形成されていて、前記本体1の開口1aに穿設さ
れた係合切欠き1bに嵌合されて両者の嵌合相対位置が
規制される。
ク15内には、三点一体のパッキンPを介して前記固定
弁体16が嵌合される。そのロアーディスク15の周壁
の下端外周面には前記ユニットケース10の係合凹入1
0aに嵌合されて両者の相対嵌合位置を規定するための
突片15aが一体に突設されているとともに、周壁の内
面には周方向の複数箇所に係合凸条15bが一体に突設
されている。
して形成され、裏面側の開口形状が円形に形成されると
ともに、表面側の開口形状が長円形に形成された、湯用
弁孔28と水用弁孔29、そして混合水用弁孔30とが
穿設される。また、その外周面で前記ロアーディスク1
5に形成された係合凸条15bと周方向同等の位置に係
合凹入16aが一体に形成されて、前記ロアーディスク
15がこの固定弁体16に嵌合されたときに前記係合凸
条15bが係合凹入16aに嵌合されて両者の相対嵌合
位置が規制される。
メント12,14上に直に配置されてユニットケース1
0内の最下位に嵌合配設され、本体1に形成された湯流
入口7、水流入口8に前記アタッチメント12,14の
湯流通孔11と水流通孔13を介して前記湯流入孔2
3、水流入孔24が直接に接続され、また混合水流出口
9には混合水流出孔25が連通される。さらに前記固定
弁体16の湯、水用弁孔28,29及び混合水用弁孔3
0がそれぞれ前記ロアーディスク15に形成された湯、
水流入孔23,24と混合水流出孔25とに直接に接続
されることによって、湯流入流路a、水流入流路bそし
て混合水流出流路cが形成される(図7参照)。
前記固定弁体16と同様にセラミックを素材にして形成
され、中央部には前記固定弁体16の混合水用弁孔30
に常に連通され、かつ、湯用弁孔28と水用弁孔29と
に選択的に連通される長孔31が穿設されているととも
に、周縁には上方へ立ち上がった周壁32が一体に形成
されている。またこの周壁32上周面には周方向所定の
間隔を置いて(図例では該可動弁体17の軸芯線を中心
にした対象位置)切欠き段部33が形成されている。
6参照)は、プラスチックを素材にして形成されるもの
で、中央部の裏面に前記可動ディスク18の周壁32内
部にパッキン34を介して水密的に嵌合される円板状の
嵌合体35が一体に突設されている。更にこの嵌合体3
5の中央部には前記可動ディスク17の長孔31と同様
な大きさの凹陥部36が形成され、この凹陥部36には
キャビテーションを防止して消音を図る整流体の一例で
ある整流フィン37が一体に形成されている。この整流
フィン37は、前記可動ディスク17の長孔31の長軸
方向に直交する方向に所定間隔が開けられ、かつ、凹陥
部36の長軸方向の全長にわたる長さを備えて複数枚
(図例では5枚)配設される。これら整流フィン37の
下方突出縁は前記嵌合体35の裏面よりも外方に突出さ
れる寸法に設定されていて、その突出量の具体的な寸法
は、サポート部材19が可動ディスク18に嵌合された
ときに、前記整流フィン37が前記長孔31内に嵌入さ
れ、かつその突出縁がこの長孔31の下約1/4を残す
程度に設定されている。従って、前記長孔31とこの凹
陥部36とによって、可動弁体17が開弁位置におい
て、前記湯流入流路a、水流入流路bの一方または双方
が混合水流出流路cに連通されるための内部流路dが形
成され、この内部流路d内に整流フィン37が配置され
ることになる。
ート部材19に形成された凹陥部36を介して配置され
る構成であるが、必要に応じて凹陥部36を形成するこ
となく嵌合体35の裏面から直接に突設される構成であ
っても良い。
前記凹陥部36の長軸方向と平行で互いに所定の間隔を
置いて一対のガイド凸条38が、また周縁には前記可動
ディスク17の周壁32に形成された切欠き段部33に
嵌合されてこの可動ディスク14とサポート部材19と
の所定の相対嵌合位置を規制するための突子39がそれ
ぞれ一体に設けられているとともに、前記ガイド凸条3
8の間で表面の中央部には丸孔19aが陥設されてい
る。
図5に示されるように、プラスチックを素材にして形成
されるもので、外周の適所に一体に形成された係止突起
40がユニットケース10の内面に形成された内溝41
に嵌合されて一定量回動自在に構成されているととも
に、下面には凹溝42が一体に形成されていて、ここに
前記サポート部材19のガイド凸条38が摺動自在に嵌
挿される一方、その中央の貫通孔43内に前記レバー2
1がピン44を介して軸支され、このレバー21の下端
突子21aが前記サポート部材19の丸孔19a内に嵌
合されるように構成されている。
0は本体1の弁室3内に挿入された後、本体1の開口1
aの内面に形成された雌ねじ部1cに螺合されるユニッ
トケース押え45でその肩部10cが下方に押さえられ
ることによって、ロアーディスク15が前記アタッチメ
ント12,14上面に圧接される。
じ部45aの上方部分には、本体1の弁室3内に嵌合さ
れた内部の弁要素を保護するための合成樹脂製のカバー
46が螺合されている。
ガイド20の貫通孔43の内壁の内、前記レバー21の
支軸用のピン44の軸線方向と平行な側の壁面は、この
レバー21の前後方向の揺動が可能なように、前記支軸
用のピン44の軸芯部分に対応する位置を中心に上半分
は上拡がりに、また下半分は裾広がりに形成されている
とともに、ピン44の軸芯部分に対応する壁面にはピン
44側に突出されて前記レバー21の軸支部分に一体に
形成された部分円弧面21bに摺接される突条47が一
体に形成され、止水を司るように構成されている。
記湯流入口7と水流入口8とに嵌挿される部位、前記ロ
アーディスク15の立ち上がり壁27の周面、更にユニ
ットケース10の外周面で本体1の口部内面に接当する
部位にはそれぞれOリング48が取付けられている。
22が本体1に対して上下及び左右に旋回作動されるこ
とによって、固定弁体16上で可動弁体17の可動ディ
スク18が摺動され、混合水の吐出が行われる。
孔28,29は可動弁体17の可動ディスク18の底壁
によって遮断されて湯室4及び水室5からの給水、給湯
は行われず、止水状態にある。ここで、操作用のレバー
ハンドル22を上方に押し上げると、レバー21が、反
時計方向に回動されてディスクガイド20を介して可動
弁体17が直線的に前方側(図中右側)に押し動かされ
る。この可動弁体17の移動により、可動ディスク18
の長孔31が固定弁体16の湯、水用弁孔28,29の
開口域に同時に達して湯、水流入流路a,bが開かれ、
水及び湯が湯、水用弁孔28,29から前記内部流路d
内に流入し、混合水用弁孔30から本体1の弁室3を介
して混合水流出口9を通って吐出管(図外)から吐出さ
れる。
に旋回させると、ディスクガイド20により可動弁体1
7が回転され、固定弁体16の水用弁孔29のみが可動
弁体17の可動ディスク18の前記長孔31に整合さ
れ、かつ、湯用弁孔28は可動ディスク18で閉止され
水のみが前記内部流路d内に流入し、混合水用弁孔30
から本体1の弁室3を介して混合水流出口9を通って吐
出管(図外)から吐出される。
に旋回させると、ディスクガイド20により可動弁体1
7が、先とは逆の方向に回転され、固定弁体16の湯用
弁孔28のみが可動弁体17の可動ディスク18の前記
長孔31に整合され、かつ、水用弁孔29は可動ディス
ク18で閉止され湯のみが前記内部流路d内に流入し、
混合水用弁孔30から本体1の弁室3を介して混合水流
出口9を通って吐出管(図外)から吐出される。
のレバーハンドル22を上方に適宜量を押し上げると、
可動弁体17が本体1の前方側に押し動かされ、可動デ
ィスク18の長孔31と湯用弁孔28または水用弁孔2
9との整合開度が減少し、流量が低下される。
び左への旋回量を調整して、可動ディスク18の長孔3
1と固定弁体16の湯用弁孔28並びに水用弁孔29と
のそれぞれの整合開度を調整することによって、湯、水
の供給量が変わり混合水の温度が適宜に設定され、か
つ、操作用のレバーハンドル22の上下方向の回動操作
によって、可動ディスク18の長孔31と固定弁体16
の湯用弁孔28並びに水用弁孔29とのそれぞれの整合
開度の相対的な比率は一定のままで、それぞれの整合開
度量を調整することによって、湯、水の流量が適宜に変
更される。
流路d中に設けられている整流フィン37を通過する。
この整流フィン37は通水時の騒音発生の原因となる泡
を微小化して消音するように働く。即ち、発生した泡は
整流フィン37の抵抗によって微小化され、泡による通
水音が抑制されて消音される。更に整流フィン37は内
部流路dに流入する湯、水の流線に方向性を与え、吐出
管方向への湯、水及び混合水は淀みや渦流を伴うことな
く速やかに流れる。従って、湯、水及び混合水は乱れる
ことなく層流とされ、キャビテーションの発生がなくな
る。
には、図示は省略するが、電気洗濯機用のホースや先止
め式の浄水器がしばしば接続される。そのような場合
に、レバーハンドル22を上方に押し上げた状態(吐水
状態)にて、二次側、つまり電気洗濯機や浄水器側が閉
止状態になることがある。
側よりも高くなり、ロアーディスク15(図1参照)に
嵌装させた各パッキンP1,P2,P3を収縮させるよ
うな圧力が作用する。しかし、各パッキンP1,P2,
P3は台板qを介して一体成形されているため、容易に
変形することがなく、高いシール効果を維持することが
でき、外部への漏水を効果的に防止できる。
つのパッキンP1,P2,P3を合成ゴムの一体成形に
よりロアーディスク15の本体部分15Aに一体的に形
成したものであり、その本体部分15Aの周壁には、ユ
ニットケース10の内壁に密接する周突状のシール部材
(Oリングに相当)48が突設形成されている。
ッキンP1,P2,P3を嵌装固定するための開孔
h1,h2,h3を有する合成樹脂材よりなる剛性板1
5Bが一体化され、この剛性板15Bと本体部分15A
とで、ロアーディスク15が構成される。
1,P2,P3自体が変形し難いものである上に、剛性
板15Bによって各パッキンP1,P2,P3が保形さ
れるため、高いシール性を確保することができ、たとえ
二次側の圧力が一次側の圧力よりも高くなった場合にも
漏水を免れる。
三つのパッキンP1,P2,P3をロアーディスク15
の本体に焼付成形によって一体化させたものであり、前
各実施例と同様に、個々のパッキンP1,P2,P3が
変形し難く、安定したシール効果を発揮できる。
ーディスク15の外壁に二つのOリング48,48を設
けて、ユニットケース10との間のシール性の向上を図
ったものであり、特に二次側の圧力が一次側の圧力より
も高くなったときに、効果的に逆流を防ぐことができ、
信頼性が向上する。
15とユニットケース10との間をシールするためのO
リング48の二次側周縁に、凹溝状部sを形成したもの
で、特に二次側の圧力が一次側よりも高くなったとき
に、その凹溝状部sで一次側への漏水を効果的に防ぐこ
とができる。より詳しくは、そのOリング48は、やや
厚めに形成された厚肉部48aとの間に二次側に向けて
斜めに開放される凹溝状部sを形成するべく、その厚肉
部48aの一次側から斜め外方に延びるリップ部48b
を形成し、そのリップ部48bの先端をユニットケース
10の内壁に周状に形成したV溝v内に嵌入させるよう
にしている。また、図14に示すように、その断面形状
を略U字状として二次側に向けて開放される凹溝状部s
を形成したものであってもよい。
23、水流入孔24、混合水流出孔25に嵌装するパッ
キンP1,P2,P3の外周部に、二次側に向けて凹溝
状に形成されたリング状のリップ部材rをそれぞれ付着
形成したものを示し、そのリップ部材rにより、特に二
次側から一次側への漏水を効果的に防ぐことができる。
発明によれば、三つのパッキンを弾性部材の一体成形に
よりロアーディスクに一体的に形成していることによ
り、また、その各パッキンを剛性板に嵌装固定している
ので、保形性が向上し、個々のパッキンが変形し難く、
高いシール性を確保することができ、ユニットケース内
への逆流を効果的に防止することができ、外部への漏水
を免れる。
ィスクとユニットケースとの間にOリングを複数段設け
てあるので、シール性が向上し、ユニットケース内への
逆流を効果的に防ぐことができ、外部への漏水を免れ
る。
ィスクとユニットケースとの間に嵌装させるOリングの
二次側周縁に、二次側に向けて開放される凹溝状部を形
成したので、その凹溝状部により二次側からユニットケ
ース内への逆流を効果的に阻止することができ、外部へ
の漏水を免れる。
ィスクの湯流入孔、水流入孔および混合水流出孔にそれ
ぞれ嵌装させるパッキンの外周部に、二次側に向けて開
放される凹溝状に形成されたリング状のリップ部材を付
着形成したので、そのリップ部材により二次側からユニ
ットケース内への逆流を効果的に阻止することができ、
外部への漏水を免れる。
におけるロアーディスクと三点一体型の嵌め込み式パッ
キンの斜視図である。
ッキンの縦断面図である。
である。
である。
断面図である。
の間に嵌装されるOリングの異なる例を示す縦断面図、
(B)は組付けた状態の縦断面図である。
パッキンの縦断面図である。
性板、16…固定弁体、17…可動弁体、18…可動デ
ィスク、19…サポート部材、21…ルバー、23…湯
流入孔、24…水流入孔、25…混合水流出孔、28…
湯用弁孔、29…水用弁孔、30…混合水用弁孔、48
…Oリング、P,P1,P2,P3…パッキン、d…内
部流路、r…リップ部材、s…凹溝状部。
Claims (4)
- 【請求項1】 湯、水の流入側にそれぞれ連通される
湯、水用の弁孔と混合水の吐出側に連通される混合水用
の弁孔とが互いに隣り合わせで開設されてロアーディス
ク上に設けられるセラミック製の固定弁体と、前記固定
弁体に摺動自在に重合配置されるセラミック製の可動デ
ィスクとこの可動ディスク上にあって該可動ディスクを
保持する合成樹脂製のサポート部材とから構成される可
動弁体とがユニットケースに内蔵され、前記可動弁体に
は前記可動ディスクとサポート部材とにわたって、前記
湯、水用の弁孔から導入された湯、水を前記混合水用の
弁孔に流出させるための内部流路が形成され、前記サポ
ート部材に係合された単一のレバーによって可動弁体が
固定弁体上で摺動されてこの内部流路の前記湯、水用の
弁孔に対する連通量が調整されるシングルレバー式の混
合栓において、前記固定弁体の湯用弁孔、水用弁孔およ
び混合水用弁孔にそれぞれ嵌装される三つのパッキン
と、前記ユニットケースの内壁に密接する周突状のシー
ル部材とが弾性部材により一体的に成形されてなる本体
部分と、前記各パッキンを嵌装固定するための三つの開
孔を有する剛性板とにより、前記ロアーディスクを構成
してなることを特徴とするシングルレバー式の混合栓。 - 【請求項2】 湯、水の流入側にそれぞれ連通される
湯、水用の弁孔と混合水の吐出側に連通される混合水用
の弁孔とが互いに隣り合わせで開設されてロアーディス
ク上に設けられるセラミック製の固定弁体と、前記固定
弁体に摺動自在に重合配置されるセラミック製の可動デ
ィスクとこの可動ディスク上にあって該可動ディスクを
保持する合成樹脂製のサポート部材とから構成される可
動弁体とがユニットケースに内蔵され、前記可動弁体に
は前記可動ディスクとサポート部材とにわたって、前記
湯、水用の弁孔から導入された湯、水を前記混合水用の
弁孔に流出させるための内部流路が形成され、前記サポ
ート部材に係合された単一のレバーによって可動弁体が
固定弁体上で摺動されてこの内部流路の前記湯、水用の
弁孔に対する連通量が調整されるシングルレバー式の混
合栓において、前記ロアーディスクの外壁には、前記ユ
ニットケースの内壁と密接するOリングを複数段設けて
あることを特徴とするシングルレバー式の混合栓。 - 【請求項3】 湯、水の流入側にそれぞれ連通される
湯、水用の弁孔と混合水の吐出側に連通される混合水用
の弁孔とが互いに隣り合わせで開設されてロアーディス
ク上に設けられるセラミック製の固定弁体と、前記固定
弁体に摺動自在に重合配置されるセラミック製の可動デ
ィスクとこの可動ディスク上にあって該可動ディスクを
保持する合成樹脂製のサポート部材とから構成される可
動弁体とがユニットケースに内蔵され、前記可動弁体に
は前記可動ディスクとサポート部材とにわたって、前記
湯、水用の弁孔から導入された湯、水を前記混合水用の
弁孔に流出させるための内部流路が形成され、前記サポ
ート部材に係合された単一のレバーによって可動弁体が
固定弁体上で摺動されてこの内部流路の前記湯、水用の
弁孔に対する連通量が調整されるシングルレバー式の混
合栓において、前記ロアーディスクとユニットケースの
間に嵌装されるOリングの二次側周縁に、二次側に向け
て開放される凹溝状部を形成してなることを特徴とする
シングルレバー式の混合栓。 - 【請求項4】 湯、水の流入側にそれぞれ連通される
湯、水用の弁孔と混合水の吐出側に連通される混合水用
の弁孔とが互いに隣り合わせで開設されてロアーディス
ク上に設けられるセラミック製の固定弁体と、前記固定
弁体に摺動自在に重合配置されるセラミック製の可動デ
ィスクとこの可動ディスク上にあって該可動ディスクを
保持する合成樹脂製のサポート部材とから構成される可
動弁体とがユニットケースに内蔵され、前記可動弁体に
は前記可動ディスクとサポート部材とにわたって、前記
湯、水用の弁孔から導入された湯、水を前記混合水用の
弁孔に流出させるための内部流路が形成され、前記サポ
ート部材に係合された単一のレバーによって可動弁体が
固定弁体上で摺動されてこの内部流路の前記湯、水用の
弁孔に対する連通量が調整されるシングルレバー式の混
合栓において、前記ロアーディスクには、前記固定弁体
の湯用弁孔、水用弁孔および混合水用弁孔とそれぞれ対
応する湯流入孔、水流入孔および混合水流出孔が開設さ
れ、その各開孔にそれぞれ嵌装されるパッキンの外周部
には、二次側に向けて開放される凹溝状に形成されたリ
ング状のリップ部材が付着形成されてなることを特徴と
するシングルレバー式の混合栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7027515A JP2739467B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | シングルレバー式の混合栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7027515A JP2739467B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | シングルレバー式の混合栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200526A JPH08200526A (ja) | 1996-08-06 |
JP2739467B2 true JP2739467B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12223271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7027515A Expired - Lifetime JP2739467B2 (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | シングルレバー式の混合栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739467B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103115396B (zh) * | 2013-03-03 | 2017-05-17 | 杜国军 | 可提升暖气热交换器使用安全的专用水龙头 |
CN108662182A (zh) * | 2017-03-29 | 2018-10-16 | 何永 | 智能淋浴阀 |
JP7080454B2 (ja) * | 2018-08-23 | 2022-06-06 | 株式会社タカギ | 湯水混合栓 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH055347Y2 (ja) * | 1988-08-11 | 1993-02-12 | ||
JPH0496680U (ja) * | 1991-01-31 | 1992-08-21 | ||
JPH04302781A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-26 | Shigeo Tochikubo | 湯、水の開閉弁 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP7027515A patent/JP2739467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08200526A (ja) | 1996-08-06 |
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