JPH055347Y2 - - Google Patents

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JPH055347Y2
JPH055347Y2 JP10639688U JP10639688U JPH055347Y2 JP H055347 Y2 JPH055347 Y2 JP H055347Y2 JP 10639688 U JP10639688 U JP 10639688U JP 10639688 U JP10639688 U JP 10639688U JP H055347 Y2 JPH055347 Y2 JP H055347Y2
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water
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hot
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は湯水混合水栓に関し、特に、耐圧性
にすぐれる湯水混合水栓に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、一本のレバーの操作によつて湯と水とを
任意の量に混合して所望の温度の水を得ることが
でき、しかも、流量も任意に変更することができ
る湯水混合水栓にあつては、第2図に示すように
構成されていて、ボデイ1の上部にケース15が
設けられているとともに、このケース15はボル
ト2によつて前記ボデイ1に固定されている。
そして、前記ケース15の内部には前記ボデイ
1の上部に位置するとともに、パツキン18が設
けられている下部デイスク14およびこの下部デ
イスク14の上部に位置する上部デイスク13が
設けられている。
さらに、前記ケース15の上部に設けられた孔
にはスライダ9,10,11が設けられ、前記上
部デイスク13の上面に設けられたスライダ12
にはピン8によつて支持されているアーム7の下
端が位置するとともに、このアーム7は前記ボデ
イ1に対して回転可能、かつ、揺動可能に配設さ
れ、このアーム7の上端にはアダプタ6および止
めねじ4を介してレバー3が取付けられている。
なお、5は前記ボデイ1の上部を覆うカバーで
ある。
そして、前記上部デイスク13と下部デイスク
14とに関しては下部デイスク14の上部に上部
デイスク13が摺動可能であり、前記下部デイス
ク14に湯入口14a、水入口14bおよび混合
水出口14cが穿設されるとともに、上部デイス
ク13にはキヤビテイ13aが形成されており、
上部デイスク13と下部デイスク14との作動関
係は第7図に示すようになつている。
すなわち、第7図aに示すように上部デイスク
13を一方に回動させると、この時、下部デイス
ク14の湯入口14aと混合水出口14cとが上
部デイスク13のキヤビテイ13aを介して連通
し、これによつて湯入口14aからの湯はキヤビ
テイ13aを介して混合水出口14cから流出す
ることとなる。
また、第7図bにあつては、湯と水の両方が混
合されて流出する場合であつて、上部デイスク1
3が右側に動けば湯入口14よりも水入口14b
の方の開口面積が大きくなり、流出する湯の温度
が低くなり、また、左側に動けば湯入口14aの
方が開口面積が大きくなつて流出する湯の温度が
高くなり、さらに、上部デイスク13が図面中で
上方に動けば湯入口14aおよび水入口14bの
開口面積が小さくなり流出する流量は絞られるこ
ととなる。
また、第7図cは水だけが流れる場合であり、
第7図dは閉じた場合である。
上記のように作動する下部デイスク14の下側
には、湯入口14a、水入口14bおよび混合水
出口14cのそれぞれにゴム状弾性体からなるパ
ツキン18が接着されており、かつ、このパツキ
ン18は前記ケース15を固定しているボルト2
のしめ付けによつてボデイ1に押し付けられてい
る。
したがつて、パツキン18とボデイ1との間が
密封されて湯、水等の漏れが防止されることとな
る。
そして、このパツキン18がボデイ1へ押し付
けられるときのパツキン18の反力によつて、前
記上部デイスク13と下部デイスク14との間が
密封されることとなる。
しかし、前記パツキン18はゴム状弾性体であ
るために高い水圧を内周面に受けた場合には、そ
の水圧に耐えきれずに変形してしまい湯や水等が
漏れるという問題点があつた。
また、この高い水圧に対する漏れを防ぐために
前記ボルト2を強くしめ付けてパツキン18をボ
デイ1にさらに強く押し付けるようにすると、パ
ツキン18の反力がさらに強くなり、それにとも
なつて、上部デイスク13と下部デイスク14と
の間の接触面に作用する押し付け力がさらに強く
なるために、レバー3によつて上部デイスク13
を摺動させる操作力が大となり、湯水混合水栓と
しての操作性が悪くなるという問題点があつた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、耐圧性にすぐれ、
湯、水等が漏れることのない湯水混合水栓を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、ボ
デイの上部に位置し、湯入口、水入口および混合
水出口を有する下部デイスクと、該下部デイスク
の上面に接して配設されるとともに、下部デイス
クに対して摺動可能であり、かつ、前記下部デイ
スク側に開口するキヤビテイが設けられた上部デ
イスクとを具え、前記下部デイスクに対して上部
デイスクを摺動して、前記湯入口、水入口から流
入する湯、水をキヤビテイを介して前記混合水出
口から流出し、この時、湯および水の流入量を上
部デイスクの摺動位置に応じて選定するようにし
た湯水混合水栓であつて、前記下部デイスクの下
面に開口する前記湯入口、水入口および混合水出
口の周縁に強化用繊維を混入させたパツキンを焼
付けて前記ボデイとの間をシールする手段を採用
したものである。
〔作用〕
この考案は前記の手段を採用したことにより、
パツキンの耐圧性が向上し、しかも、パツキンを
焼付けてあるためにデイスクとパツキンとの間の
シール性も向上する。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
この考案による湯水混合水栓は、前記従来のも
のと同様に、ボデイ1の上部にケース15が設け
られるとともに、このケース15はボルト2によ
つて前記ボデイ1に固定されており、そして、前
記ケース15の内部には前記ボデイ1の上部に位
置するとともに、下面にパツキン17が設けられ
ている下部デイスク14およびこの下部デイスク
14の上部に位置する上部デイスク13が設けら
れている。
さらに、前記ケース15の上部に設けられた孔
にはスライダ9,10,11が設けられ、前記上
部デイスク13の上面に設けられたスライダ12
にはピン8によつて支持されているアーム7の下
端が位置するとともに、このアーム7は前記ボデ
イ1に対して回転可能、かつ、揺動可能に配設さ
れ、このアーム7の上端にはアダプタ6および止
めねじ4を介してレバー3が取付けられている。
なお、5は前記ボデイ1の上部を覆うカバーで
ある。
そして、前記上部デイスク13と下部デイスク
14とに関しては、下部デイスク14の上部に上
部デイスク13が摺動可能に接触しており、前記
下部デイスク14に湯入口14a、水入口14
b、および混合水出口14cが穿設されるととも
に、上部デイスク13にはキヤビテイ13aが形
成されている。なお、上部デイスク13と下部デ
イスク14との作動関係は、従来技術と同様に第
7図に示すようになつており、その詳細な説明は
省略する。
そして、前記下部デイスク14の下面の湯入口
14a、水入口14bおよび混合水出口14cに
は、第3図に示すように環状のパツキン17が加
硫接着されている。
この場合のパツキン17は、ガラス繊維または
カーボン繊維または植物質繊維等の強化用繊維1
6を添加させたゴム等のパツキン材を、第4図に
示すパツキン材注入孔Cから加圧することによつ
て押し出し、矢印の方向へ流動させ加硫成形した
ものであつて、前記ガラス繊維またはカーボン繊
維または植物質繊維等の強化用繊維16は第5図
および第6図に示すようにパツキンの周方向にほ
ぼ均一に配向されることになる。
その結果、前記ガラス繊維またはカーボン繊維
または植物質繊維等の強化用繊維16の配列方向
に対するパツキン17の引張り強さが強化される
ことになり、パツキン17の内周面にかかる高い
水圧にも十分耐えられるようになる。
したがつて、湯や水等の漏れがなくなることと
なる。
また、従来のもののように湯や水等の漏れを防
ぐために、パツキン17を強くボデイ1に押し付
け過ぎて、上部デイスク13を摺動させるレバー
3の操作力を大きくし、湯水混合水栓としての操
作性を悪くするようなこともなくなる。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
パツキンの耐久性が向上する。しかもパツキンを
デイスクに焼付けてあるためにパツキンとデイス
クとのシール性も向上することとなる。したがつ
て、湯、水等が漏れるのを完全に阻止できること
になるなどのすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図にはこの考案による湯水混合水栓の実施
例を示す概略縦断面図、第2図は従来の湯水混合
水栓を示す概略縦断面図、第3図は下部デイスク
とパツキンとの関係を示す図、第4図はパツキン
材の流動方向を示す図、第5図は第4図における
A−A断面を示す図、第6図は第4図におけるB
−B断面を示す図、第7図a,b,c,dは上部
デイスクと下部デイスクとの作動関係を示す概略
図である。 1……ボデイ、2……ボルト、3……レバー、
4……止めねじ、5……カバー、6……アダプ
タ、7……アーム、8……ピン、9,10,1
1,12……スライダ、13……上部デイスク、
13a……キヤビテイ、14……下部デイスク、
14a……湯入口、14b……水入口、14c…
…混合水出口、15……ケース、16……強化用
繊維、17,18……パツキン、C……パツキン
材注入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイの上部に位置し、湯入口、水入口および
    混合水出口を有する下部デイスクと、該下部デイ
    スクの上面に接して配設されるとともに、下部デ
    イスクに対して摺動可能であり、かつ、前記下部
    デイスク側に開口するキヤビテイが設けられた上
    部デイスクとを具え、前記下部デイスクに対して
    上部デイスクを摺動して、前記湯入口、水入口か
    ら流入する湯、水をキヤビテイを介して前記混合
    水口から流出し、この時、湯および水の流入量を
    上部デイスクの摺動位置に応じて選定するように
    した湯水混合水栓であつて、前記下部デイスクの
    下面に開口する前記湯入口、水入口および混合水
    出口の周縁に強化用繊維を混入させたパツキンを
    焼付けて前記ボデイとの間をシールすることを特
    徴とする湯水混合水栓。
JP10639688U 1988-08-11 1988-08-11 Expired - Lifetime JPH055347Y2 (ja)

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JP10639688U JPH055347Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11

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JP10639688U JPH055347Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11

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JPH0229362U JPH0229362U (ja) 1990-02-26
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JP10639688U Expired - Lifetime JPH055347Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11

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JP2739467B2 (ja) * 1995-01-23 1998-04-15 株式会社三栄水栓製作所 シングルレバー式の混合栓

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JPH0229362U (ja) 1990-02-26

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