JP2738226B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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Description
特に光ディスクのフォーカス制御装置に関する。
ス制御装置を説明する。
回転させるとディスクの面振れや偏芯を必ず伴う。この
条件下で光源から照射されるレーザの焦点をディスク上
の信号面に集光させるために、対物レンズを駆動するフ
ォーカスサーボ機構が必要となる。このサーボ機構に必
要なフォーカス誤差信号を検出する検出器は、通常光ヘ
ッドに盛り込まれている。このフォーカス誤差信号の一
般的な特性を図5〜図6に示す。横軸に光ディスクと対
物レンズとの相対距離を示し、縦軸はフォーカス誤差信
号の大きさを示している。ここで、B点は光ディスクの
信号面にレーザの焦点が合った合焦点位置を示してお
り、フォーカス誤差が基準値となっている。一般にはフ
ォーカスサーボ引き込み駆動回路により、対物レンズを
光ディスクに対し近づける方向あるいは遠ざける方向に
駆動させ、フォーカス誤差信号が基準値となる点を検出
器により検出し、このタイミングでフォーカスサーボ引
き込み駆動回路を停止させフォーカスサーボ機構を動作
させる。図5に示すように、B点でフォーカス誤差が基
準値となる点を検出すると、実際の合焦点位置でフォー
カスサーボを開始することができるが、フォーカス誤差
が基準値となるA点あるいはC点を誤って検出してしま
う可能性もある。したがって、実際の合焦点位置からず
れた点でフォーカスサーボを開始してしまう可能性があ
る。したがって、従来例では、対物レンズを光ディスク
から遠ざける方向に駆動する場合、図6の曲線bに示す
ようにフォーカス誤差信号bに対し、所定の設定電圧V
Tを設け、フォーカス誤差信号bがこの設定電圧VTを
超えたことを検出した後、基準値となる点を検出し、こ
の検出したタイミングでフォーカスサーボ機構を動作さ
せていた。また、対物レンズを光ディスクから近づける
方向に駆動する場合も、極性が反転するだけで同様の方
向が用いられていた。
ディスクからの反射光量を示すRF信号には直流電圧成
分が発生するので、このことを利用してRF信号をもと
に、高域通過フィルタによって、RF信号の直流電圧成
分を除いたRFI信号を生成する。そして、RF信号と
RFI信号との差を求め、この差が所定の基準値を越え
たことを検知し、フォーカスサーボ機構を動作させる条
件に加える方法もあった。
番レベルが高くなるので、RF信号に対して、所定の設
定電圧RTを設け、単にRF信号がこのRTを越えるこ
とを検知し、フォーカスサーボ機構を動作させる条件に
加える方法もあった。
ディスク装置を用いても、対物レンズを光ディスクから
遠ざける方向に駆動する場合、図5に示すようにB点の
他にC点でもフォーカス誤差信号が基準値となるので、
B点の検出ができなかった場合、C点を合焦点位置とみ
なしてフォーカスサーボを開始してしまう。逆方向に駆
動する場合も同様である。
圧VTがフォーカス誤差信号aの最大値よりも高く設定
されていると、フォーカス誤差信号aが設定電圧VTを
越えることはないので、合焦点位置を探すことはできな
いという問題点があった。
I信号との差を検知する方法でも、ディスクの面振れに
より、フォーカスサーボ引き込み駆動回路を動作させな
くても、RF信号とRFI信号とに電圧差を生じ、所定
の基準値を越えてしまい、常にフォーカスサーボ機構を
動作させる条件として成り立ってしまうという問題点が
あった。
場合や、RF信号に対して所定の設定電圧RTを設け、
単に、RF信号がこの電圧RTを越えることを検知する
方法において、設定電圧RTが低く設定されている場合
には、ノイズ等により、RF信号が所定の基準値、もし
くは設定電圧RTを越えてしまい、結果として図5に示
すB点の他に、A点あるいはC点でもフォーカスサーボ
機構を動作させる条件として成り立ってしまうという問
題点もあった。
ンズにより絞られた微小スポットを光ディスク上に照射
し前記光ディスクからの反射光を受けて常に前記ディス
クの信号面に微小スポットを集光させるため前記対物レ
ンズを駆動するフォーカスサーボ機能と;前記光ディス
クと前記微小スポットとの距離を示し前記光ディスクの
信号面に前記微小スポットが集光しているときが基準値
となるフォーカス誤差信号を検出する検出器と;前記光
ディスクと前記対物レンズの距離を前記フォーカス誤差
信号が正しく検出できる位置まで移動させるためのフォ
ーカスサーボ引き込み駆動回路を備えた光ディスク装置
において、フォーカス誤差信号が前記基準値と、絶対値
を同じくする正負の値で規定される変更可能な設定電圧
の範囲を越えたことを検知する範囲外検出手段と;前記
フォーカス誤差信号が前記基準値と交差する点を検知す
る交差検知手段と;を備え、前記フォーカス誤差信号が
前記所定の変更可能な設定電圧範囲を一旦越え、かつ、
前記基準値と交差したとき、前記フォーカスサーボ引き
込み駆動回路を停止させて、前記フォーカスサーボ機構
を動作させることである。
ンズを光ディスクの信号面に対して合焦させる際、ま
ず、フォーカス誤差信号が基準値と絶対値が同じ正負の
値で規定される設定電圧範囲を越えた後、再び基準値と
交差したとき合焦とする。かかる合焦の判断によりフォ
ーカスサーボ引き込み駆動回路を停止しフォーカスサー
ボ機構に切り換える。
する。図1は本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。
号面に微小スポットになるように絞り込み照射するため
に、対物レンズ2を設ける。光ディスク1からの反射光
から対物レンズ2のフォーカスサーボ機構19に必要な
フォーカス誤差信号FE4を検出する検出器3を設定す
る。ここで、フォーカスサーボ機構19には対物レンズ
2を上下方向に動かすためのアクチュエータ20が接続
されている。
検出できる位置まで対物レンズ2を移動させるため、す
なわち光ディスク1と対物レンズ2との相対距離を合焦
点位置近傍まで変化させるため、アクチュエータ20に
三角波または鋸波なる信号を生成するフォーカスサーボ
引き込み駆動回路18を、スイッチ16を介して接続す
る。
路18からは、光ディスク1の信号面から対物レンズ2
を遠ざける方向に駆動しているのか、あるいは近づける
方向に駆動しているのかを出力させ制御回路22に入力
させる。
を変化させ、電圧VT’8を出力する電圧制御回路7を
設け、スイッチ6により、比較器10への入力をVT5
とVT’8が切り換わるようにする。このとき、基準値
は直流電圧0レベルとする。また検出器3にて光ディス
ク1からの反射光から検出されたフォーカス誤差信号F
E4と、スイッチ6を介して入力される正の値を持つ所
定の設定電圧VT5またはVT’8とを比較するために
比較器10を設定する。
T5あるいはVT’8に対し、絶対値を同値とし符号を
反転させる差動回路9を用意する。差動回路9の出力−
VTもしくは−VT’を、フォーカス誤差信号FE4と
さらに比較するため比較器11を設定する。
所定の設定電圧VTもしくはVT’をフォーカス誤差信
号FE4が越えたらハイレベルを出力する。また比較器
11は初期出力をロウレベルとし、差動回路11出力の
負の値の電圧−VTもしくは−VT’を、フォーカス誤
差信号FE11が下回ったらハイレベルを出力する。
電圧ゼロレベル(基準値)と交わる点を検出するゼロク
ロス比較器13を設定し、フォーカス誤差信号FE4が
ゼロレベルの時にハイレベルを出力する。
ンズ2を遠ざける方向に駆動する場合においては、初期
値がロウレベルである比較器10の出力がハイレベルに
なるタイミングでハイレベルとなり、初期値がロウレベ
ルである比較器11の出力がハイレベルとなるタイミン
グでロウレベルとなる信号をQから出力するために、R
−Sフリップフロップ回路12を設け、S入力に比較器
10の出力を、R入力に比較器11の出力をそれぞれ入
力する。逆に、光ディスク1の信号面から対物レンズ2
を近づける方向に駆動する場合においては、比較器11
の出力がハイレベルになるタイミングでハイレベルとな
り、比較器10の出力がハイレベルとなるタイミングで
ロウレベルとなる信号をQ(*)から出力させる。尚、
QとQ(*)((*)はQの相補出力であることを示す
(以下、同じ))出力の初期値はロウレベルとする。ま
た、QとQ(*)の出力は制御回路22により選択され
る。
ロップ回路12のQもしくはQ(*)出力がともにハイ
レベルのときにハイレベルを出力するAND回路14を
設ける。
ュエータ20に入力する信号を、フォーカスサーボ引き
込み駆動回路18側からフォーカスサーボ機構19側に
切り換えるスイッチ16及び設定電圧VT5あるいは電
圧制御回路7の出力電圧VT’8を選択するスイッチ6
を制御する制御回路15を設け、AND回路14の出力
に接続する。
ーカスサーボ引き込み駆動回路18側に閉じ、フォーカ
スサーボ引き込み駆動回路18で生成された三角波また
は鋸波なる信号をアクチュエータ20に入力する。この
アクチュエータ20からの出力により、対物レンズ2を
上下方向に駆動させる。レーザビームを対物レンズ2を
介して光ディスク1上に照射し、この光ディスク1から
の反射光を検出器3が受けてフォーカス誤差信号FE4
を生成する。このときの信号波形を図2に示す。
正の値を持つ変更可能な所定の設定電圧VT5を直接比
較器10に入力するように接続する。
くはQ(*)出力がハイレベルとなる区間において、ゼ
ロクロス検出器13の出力がハイレベルとなるタイミン
グをAND回路14の出力にて検知し、このタイミング
で制御回路15によりスイッチ16を開き、またスイッ
チ17を閉じ、アクチュエータ20への入力を、フォー
カスサーボ引き込み駆動回路18側から、フォーカスサ
ーボ機構19側に切り換え、正確なフォーカス合焦点で
フォーカスサーボを引き込むことができる。
VT(図2ではVT(b))がフォーカス誤差信号FE
よりも高く設定されており、両者が交差することの無い
場合や、さらには破線のように、VT(a)とは交差し
たが、−VT(a)とは交差しない場合においては、ス
イッチ16がフォーカスサーボ引き込み駆動回路18側
になっていても、比較器10,11ともにハイレベルに
ならない、あるいは比較器11がハイレベルにならな
い。そこでフォーカスサーボ引き込み駆動回路8にて、
一度、光ディスク1の信号面に対して、対物レンズ2を
近づけるあるいは遠ざける方向に駆動し、制御回路22
にてスイッチ23が切り換わるまでの間に、R−Sフリ
ップフロップ回路12のQもしくはQ(*)出力が、ハ
イレベルからロウレベルに切り換わることを検出器21
にて検出する。検出されなければ、比較器10,11と
もにハイレベルにならない、あるいは比較器11がハイ
レベルにならないことになるので、制御回路22にてス
イッチ6を電圧制御回路7側に切換、電圧VTをフォー
カス誤差信号FEと交差させるレベルにまで降下させ
る。尚、光ディスク1の信号面に対して、対物レンズ2
を一度近づけるあるいは遠ざける方向に駆動し、R−S
フリップフロップ回路12の出力を検出する間において
は、制御回路15によりスイッチ16を開き、またスイ
ッチ17を閉じる処理は行わない。あとは前記と同様な
方法で、正確なフォーカス合焦点でフォーカスサーボを
引き込むことができるようになる。
第2実施例の構成を示すブロック図である。第1実施例
の構成に加え検出器3により、フォーカス誤差信号FE
4の他に光ディスク1からの反射光量を示す信号(以下
HF信号と呼ぶ)も検出する。HF信号は、フォーカス
合焦点時に一番レベルが高くなるので、比較器26を設
け、所定の設定電圧HTを設定し、この電圧HTとHF
信号の電圧レベルを比較し、電圧HTよりHF信号のレ
ベルが高くなるときに、比較器26はハイレベルをAN
D回路14に出力するように設定する。
電圧HTより高くなったときに、比較器24の出力がハ
イレベルとなり、かつ、R−Sフリップフロップ回路1
2のQもしくはQ(*)出力がハイレベルである区間
に、ゼロクロス比較器13の出力がハイレベルとなるタ
イミングで、制御回路15により、スイッチ16を開
き、スイッチ17を閉じ、アクチュエータ20への入力
をフォーカスサーボ引き込み駆動回路18側からフォー
カスサーボ機構19側に切り換えることで、フォーカス
合焦点でのフォーカスサーボ引き込みがより正確にな
る。
ベルよりも高くなり、比較器24の出力がハイレベルを
出力しているにも係わらず、AND回路14の出力が一
定時間を経過してもハイレベルにならない場合は、図6
のVT(b)に示すような、所定の設定電圧VTが、フ
ォーカス誤差信号FEよりも高く設定されている。この
場合は、フォーカスサーボ引き込み駆動回路8にて、一
度、光ディスク1の信号面に対して、対物レンズ2を近
づけるあるいは遠ざける方向に駆動し、制御回路22に
てスイッチ23が切り換わるまでの間に、R−Sフリッ
プフロップ回路12のQもしくはQ(*)出力がハイレ
ベルからロウレベルに切り換わることを検出器21にて
検出する。検出されなければ、比較器10,11ともに
ハイレベルにならない、あるいは比較器11がハイレベ
ルにならないことになるので、制御回路22にてスイッ
チ6を電圧制御回路7側に切り換え、電圧VTをフォー
カス誤差信号FEと交差させるレベルにまで降下させ、
正確なフォーカス合焦点でフォーカスサーボを引き込む
ことができるようになる。
ス誤差信号が基準値に対して絶対値が同じで正負の値を
持つ所定の変更可能な設定電圧の範囲を越えたことを検
知する手段と、フォーカス誤差信号が基準値と交差する
点を検知する手段とを用いて、フォーカス誤差信号が所
定の変更可能な設定電圧範囲を1度越え、基準値と交差
する点のタイミングでフォーカスサーボ引き込み駆動回
路を停止させてフォーカスサーボ機構を動作させるの
で、フォーカス誤差信号の振幅の大きさに関係なく、フ
ォーカス合焦点以外でフォーカスサーボ機構への切換を
誤ってすることがなくなるという効果を有する。
時のタイミングチャートである。
時のタイミングチャートである。
グラフである。
グラフである。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 対物レンズにより絞られた微小スポット
を光ディスク上に照射し前記光ディスクからの反射光を
受けて常に前記ディスクの信号面に微小スポットを集光
させるため前記対物レンズを駆動するフォーカスサーボ
機能と;前記光ディスクと前記微小スポットとの距離を
示し前記光ディスクの信号面に前記微小スポットが集光
しているときが基準値となるフォーカス誤差信号を検出
する検出器と;前記光ディスクと前記対物レンズの距離
を前記フォーカス誤差信号が正しく検出できる位置まで
移動させるためのフォーカスサーボ引き込み駆動回路を
備えた光ディスク装置において、フォーカス誤差信号が
前記基準値と、絶対値を同じくする正負の値で規定され
る変更可能な設定電圧の範囲を越えたことを検知する範
囲外検出手段と;前記フォーカス誤差信号が前記基準値
と交差する点を検知する交差検知手段と;を備え、前記
フォーカス誤差信号が前記所定の変更可能な設定電圧範
囲を一旦越え、かつ、前記基準値と交差したとき、前記
フォーカスサーボ引き込み駆動回路を停止させて、前記
フォーカスサーボ機構を動作させることを特徴とする光
ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16367492A JP2738226B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16367492A JP2738226B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 光ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05334688A JPH05334688A (ja) | 1993-12-17 |
JP2738226B2 true JP2738226B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=15778446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16367492A Expired - Lifetime JP2738226B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738226B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3649282B2 (ja) | 2001-08-06 | 2005-05-18 | 船井電機株式会社 | ディスク装置及びフォーカシングサーボの起動方法 |
JPWO2007032381A1 (ja) | 2005-09-14 | 2009-03-19 | パナソニック株式会社 | 光ディスク装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP16367492A patent/JP2738226B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05334688A (ja) | 1993-12-17 |
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