JP2737944B2 - 香り発生器 - Google Patents

香り発生器

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JP2737944B2
JP2737944B2 JP63213284A JP21328488A JP2737944B2 JP 2737944 B2 JP2737944 B2 JP 2737944B2 JP 63213284 A JP63213284 A JP 63213284A JP 21328488 A JP21328488 A JP 21328488A JP 2737944 B2 JP2737944 B2 JP 2737944B2
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幸雄 及川
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/0007Adding substances other than water to the air, e.g. perfume, oxygen
    • B60H3/0035Adding substances other than water to the air, e.g. perfume, oxygen characterised by the control methods for adding the substance
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,自動車等の室内において,芳香剤による快
適な香りが漂う空間を長時間保持することができる香り
発生器に関する。
〔従来技術〕
従来,香り発生器は芳香剤を香り容器内に入れ,該香
り容器の一部を開口して香りを自然に揮散させるものが
知られている。
即ち,従来の香り発生器は,各種の芳香剤を瓶又は箱
等の香り発生容器内に入れ,その容器の蓋の一部に設け
た開口部より,香気を自然に揮散させるものである。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来の香り発生器は,芳香剤を自
然に揮散させるものであるため,第11図に示すごとく,
香り濃度Vは時間の経過と共に増大するが,香り感度W
は所定時間経過後に低下する傾向がある。これは,人間
の香り感度の慢性化,疲労化のために生ずる現象であ
る。そのため,従来の香り発生器のごとく芳香剤を自然
に揮散するだけでは快適な香りが漂う空間を長時間保持
することは困難である。そこで,人間の香り感度の慢性
化,疲労度を考慮し,更には季節又は環境空間の変化等
を考慮した香り発生器が望まれる。
本発明は,かかる従来の香り発生器の問題点に鑑みて
なされたもので,快適な香りが漂う空間を長時間保持す
ることができる香り発生器を提供しようとするものであ
る。
〔課題の解決手段〕
本発明は,芳香剤を内蔵すると共に開閉弁を有する香
り容器と,該香り容器を出し入れ可能に挿置するための
ガイド容器と,該ガイド容器内の香り容器を前後方向に
移動させる駆動装置と,上記ガイド容器の,上記香り容
器の移動方向前方となる位置に設けられ,上記香り容器
が所定位置となると,上記開閉弁を開放させる弁開放器
と,上記駆動装置を所定時間毎に間欠的に駆動させ,上
記開閉弁を所定時間毎に間欠的に開閉させて香りを噴出
させる制御装置とからなることを特徴とする香り発生器
である。
また,この容器は,例えば扁平状の薄型箱体よりなる
カード式のもの(第1図,実施例参照),或いは立方
体,長方体等の立体型箱体などを用いる。
また,上記制御装置は,上記香り容器の開閉弁を所定
時間毎に間欠的に開閉するための装置である。この制御
装置としては,例えば電子制御等のタイマー付駆動装置
により作動する弁開閉器(第1図)或いは電磁弁等があ
る。
そして,上記所定時間とは,例えば5分毎に規則的に
弁の開放を行うこと,或いは3分,5分,2分間隔で不規則
的に開放することをいう。
また,本発明において,香り発生器は,芳香剤を内蔵
すると共に噴射弁を有する香りカードと,該香りカード
を出し入れ可能に装着するためのカードリーダと,上記
香りカードをカードリーダ内においてその前後方向に駆
動させる駆動装置と,該駆動装置を間欠的に作動させる
タイマーと,上記カードリーダの前方に配設され,上記
駆動装置によって移動された上記香りカードが当接する
ことにより,上記香りカードの上記噴射弁を開放させる
弁開放器とよりなることを特徴とする香り発生器とする
ことができる。
上記香りカードは,上記芳香剤を内蔵する香り容器で
あり,扁平状の薄型箱体よりなるカード式のものであ
る。
また,上記カードリーダは,該香りカードを出し入れ
可能に挿置するためのガイド容器である。
また,上記駆動装置は上記香りカードをカードリーダ
内において,前後方向に移動させるための装置であり,
例えば電子制御等のタイマーにより間欠的に作動するも
のである。
〔作用及び効果〕
本発明にかかる香り発生器においては,実施例に示す
ごとく,芳香剤を内蔵する香り容器をガイド容器の中に
挿置し,上記制御装置が作動させる駆動装置によって該
香り容器をガイド容器内において前後方向に移動させ
る。また,実施例に示すごとく,弁開放器は香り容器の
前後方向の移動に応じて開閉弁を開閉するよう構成され
ている。即ち,駆動装置が香り容器を前進させて,該香
り容器を所定位置に移動させると,香り容器の前後方向
に設けられた弁開放器によって香り容器の開閉弁が開放
され,香り容器内の芳香剤から発する香りを噴射させ
る。
ここに,上記開閉弁は所定時間毎に開き,香り容器内
の香りを間欠的に車室内等に放出する(第4図参照)。
この香り放出は一定の時間毎,或いは不規則時間間隔で
行う。かかる,所定時間はタイマーにより設定する。
しかして,本発明においては,後述する第10図に示す
ごとく,上記所定時間間隔で香り放出を行う(Y1,Y2
…)ので,香り感度は常に高レベルに維持される。即
ち,前記第11図に示すごとく,常時香り放出を行ってい
ると香り感度の慢性化等により香り感度Wが低下する
が,本発明では間欠的放出を行うのでフレッシュな香り
を常に感ずることができるのである。
したがって,本発明によれば,車室内等において,芳
香剤による快適な香りが漂う空間を長時間保持する香り
発生器を提供することができる。また,本発明によれば
香り発生時間を自由にすることができるため,季節,環
境,場所等に応じて,香りの種類の選択と共に香り発生
時期を任意に設定することができる。
また,上記の香りカード,カードリーダと駆動装置等
を用いた香り発生器においては,タイマーによって設定
された所定時間毎に,香りカードを駆動装置によって前
後方向に移動させる。その結果,上記香りカードの噴射
弁を上記弁開放器によって間欠的に開放させ,香り容器
内の香りが間欠的に噴射される。
しかして,このカード方式の香り発生器によれば上記
と同様の効果を得ることができるほか,香り発生器がコ
ンパクトになる。また,香り容器は扁平状のため,取扱
い易く,コンパクトである。それ故,バラ,ジャスミ
ン,カンキツ類等の芳香剤をそれぞれ入れたカードを数
種類保有することも容易である。また,カード方式であ
るため,電話カード,コンパクトディスクと同様,若者
感覚にマッチングする。
〔実施例〕
本例にかかる香り発生器につき,第1図〜第10図を用
いて説明する。
即ち,本例の香り発生器は,第1図〜第3図に示すご
とく,芳香剤41を内蔵すると共に開閉弁としての噴射弁
2を有する香りカード4と,該香りカード4を出し入れ
可能に装着するためのガイド容器としてのカードリーダ
1と,上記香りカード4をカードリーダ1内においてそ
の前後方向に駆動させる駆動装置7と,該駆動装置7を
間欠的に作動させるタイマー(図示略)と,上記カード
リーダ1の前方において上記香りカード4の噴射弁2を
開放させる弁開放器3とよりなる。
上記香りカード4は芳香剤41を内蔵し,香りガス42を
充満させておくための容器である。この容器は,扁平状
の薄型箱体よりなるプラスチック成形体である。
また,上記香りカード4はその先端部において,第1
図,第3図,第8図,第9図に示すごとく,噴射弁2を
有する。該噴射弁2は,ノズル頭部21と,ノズル22と,
噴射口23とを有る円筒状の本体20と,該本体20の後方に
設けた弁24と,該弁24を嵌着した連結管25とよりなる。
また,本体20は,第8図に示すごとく,スプリング29に
より,右方に押されて,常時は弁24を閉止している。
また,上記噴射弁2はノズル頭部21において,弁開閉
器3と係合する凹部28を有する。この凹部28は,第8図
及び第9図に示すごとく,弁開閉器3の係合溝31と遊嵌
する。
上記,弁開閉器3は,第3図に示すごとく,仕切板45
と接点Oを支点として一端32がL方向へ移動可能に配設
する。
また,上記香りカード4は,その後部において,香り
内蔵箱40を有する。そして,前記噴射弁2は連結管25を
介して香り内蔵箱40と連結する。また,連結管25と隔壁
401との間にはOリング26を介在してシールする(第8
図,第9図)。
また,上記香り内蔵箱40は,その内部において,複数
の補強柱43を有する。各補強柱43は,香りガス42の通気
孔44を多数有する。
また,上記香り内蔵箱40は芳香剤41を内蔵し,該芳香
剤41より発生した香りガス42は香り内蔵箱内40に充満し
ている。
また,該香りカード4は,噴射弁2の噴射口23の前方
に噴射窓471を,また弁開閉器3の一端32の前方に弁開
放器である噴射軸13挿入用の孔472を有する。
上記カードリーダ1は,第1図,第2図に示すごと
く,上下2枚の板11,11と,両板を支持する支柱12と,3
ケ所に配設した光電センサー51〜53と,上記香りカード
4を前後方向に移動させる駆動装置7とよりなる。
上記板11,11は支柱12により支持され,上記香りカー
ド4をカードリーダ1内において,その前後方向に移動
させるに十分な間隙を有する。
また,上記板11,11の略中央においては,第1図,第
2図,第6図,第7図に示すごとく,駆動モータ6及び
これと連動するローラ71等からなる駆動装置7を配設す
る。そして,上方の板11の切欠部15内には,ローラー71
の周縁をカードリーダ1の内部に突起させて配設する。
ローラ71の外周はカードリーダ内の上記香りカード4の
上面と当接する。
上記駆動モーター6は係止具62によりカードリーダ1
上に固定し,また回転軸61を介して前記ローラー71と連
結する。
これにより,駆動モーター6の間欠的な回転によりロ
ーラー71が回転し,香りカード4をカードリーダ1内に
おいて,その前後方向に移動させることができる。第6
図及び第7図はこの状態を示し,第6図は香りカード4
の前進状態を,第7図は香り噴射時の状態を示してい
る。なお,符号75は下部ローラである。上記駆動装置7
は後述するフローチャートに基づき間欠的に作動する。
また,カートリーダ1の側方には,カードリーダ1内
の香りカード4の動きを検出するため,3個の光電センサ
ー51,52,53を設ける。該光電センサー51,53は,それぞ
れカードリーダ1の後方位置P,と前方位置Rとに配置す
る。またPとRとの間において,Pから前方で香りカード
4の長さより若干長い位置Qに光電センサー52を配置す
る。
本例の香り発生器は,上記のごとく構成されているの
で,次の作用効果を有する。
まず,香りカード4における香り噴射について説明す
ると,第3図に示すごとく,弁開閉器3の一端32が,カ
ードリーダ1の前方に設けた噴射軸13(第1,第2図)に
よってL方向に押される。これにより,仕切板45の先端
部の接点Oを支点として,弁開閉器3の係合溝31と係合
していたノズル頭部22が,前方へ引き出される。そのた
め,噴射弁2は,第9図に示すごとく,その後方の弁24
が前方に引き出され,周縁通路241,通孔27を経て(経路
N),ノズル頭部22より香りが噴射される。
一定時間噴射後は,噴射軸13による押圧が解消され,
弁開閉器3は元の位置に戻り,噴射は停止する(第8
図)。上記噴射軸13による弁開閉器3の押圧は,後述す
るごとく,香りカード4をカードリーダ1内で前進させ
ることによって行われる。
次に,カードリーダ1内における香りカード4の動
き,及び香り噴射につき述べる。まず,第2図に示すご
とく,カードリーダ1の後端部において,カードリーダ
1の開口部16より香りカード4を矢印C方向に挿入する
と,光電センサー51により香りカード4の挿入が確認さ
れる。そして,第5図に示すフローチャートに基づき,
香り噴射が行われる。
即ち,第5図のステップ(以下Sで表示する)S1にお
いて初期設定を行い,S2においてP,Q,R位置が全てオフ状
態,つまりカードがはいっていないことを確認する。そ
して,S3において,香りカード4のチェックをした後,S4
で香りカード4がカードリーダ1内に入ったことを確認
する。次に,該香りカード4が規格品であるか否かがS5
において確認される。おして,規格品であることが確認
されると,S6において香りカード4を最先端の光電セン
サー53の位置Rまで,駆動装置7により移動する。これ
により,カードリーダ1の先端に設けてある噴射軸13
が,香りカード4の弁開閉器3の一端32を押す。そのた
め,前記したごとく,香りが噴射される。
そして,S7において,車室内等に配設したエアーコン
ディショナー(図示略)のファンが作動中であるかを確
認する。そして,上記ファンが作動中であれば,S9にお
いてタイマーが作動し,所定の時間(例えば5秒間),
香りが噴射される。ファンが作動中でなかったときは,S
8においてファンを作動させた後,上記タイマーが作動
し,所定時間噴射が行われる。S9における噴射時間終了
後はS10に移り,駆動装置7により香りカードを後退さ
せる。この後退は香りカードの後端が光電センサー51の
P位置に来るまで行われる。つまり,S11においてPがオ
フでなくなるまで後退する。その後は,P12に進み,香り
噴射の休止(例えば5分間)が行われる。休止後は,再
び前記S6に進む。
上記の動作は,第4図のグラフに示すごとく,所定時
間毎に間欠的に繰り返される。即ち,同図において,第
1回の噴射Y1の3分後(X1)に第2回目の噴射Y2,また
4分の休止(X2)後に第3回目の噴射Y3と順次噴射が繰
り返される。なお,同図において,Xは休止時間(分)を
示す。その結果,第10図に示すごとく,噴射Y1から噴射
Y5までの間,香り濃度は,曲線Cに示すごとく,間欠的
に濃淡を繰り返すこととなる。そのため,車室内等にお
いて,芳香剤による香り感度は,折線Dに示すごとく略
一定状態を示し,快適な香りが漂う空間を長時間保持す
ることができる。
かかる香り感度の維持は,前記のごとく,間欠的香り
噴射によって,香り感度の慢性化,疲労化を生じないた
めである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は第1実施例を示し,第1図は香り発生
器の側面図,第2図はカードリーダの斜視図,第3図は
香りカードの一部切欠斜視図,第4図は香り噴射時期と
香り濃度との関係を示すグラフ,第5図は香り噴射プロ
グラムのフローチャート,第6図及び第7図は香り容器
の作動説明側面図,第8図及び第9図は噴射弁の作動説
明断面図,第10図は香り噴射時期と香り濃度及び香り感
度との関係を示すグラフ,第11図は従来の香り発生器に
おける香り濃度及び香り感度と経過時間との関係を示す
グラフである。 1……カードリーダ, 13……弁開放器である噴射軸, 2……噴射弁, 3……弁開閉器, 4……香りカード, 41……芳香剤, 51,52,53……光電センサー, 6……駆動モーター, 7……駆動装置,

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香剤を内蔵すると共に開閉弁を有する香
    り容器と,該香り容器を出し入れ可能に挿置するための
    ガイド容器と,該ガイド容器内の香り容器を前後方向に
    移動させる駆動装置と,上記ガイド容器の,上記香り容
    器の移動方向前方となる位置に設けられ,上記香り容器
    が所定位置となると,上記開閉弁を開放させる弁開放器
    と,上記駆動装置を所定時間毎に間欠的に駆動させ,上
    記開閉弁を所定時間毎に間欠的に開閉させて香りを噴出
    させる制御装置とからなることを特徴とする香り発生
    器。
  2. 【請求項2】芳香剤を内蔵すると共に噴射弁を有する香
    りカードと,該香りカードを出し入れ可能に装着するた
    めのカードリーダと,上記香りカードをカードリーダ内
    においてその前後方向に駆動させる駆動装置と,該駆動
    装置を間欠的に作動させるタイマーと,上記カードリー
    ダの前方に配設され,上記駆動装置によって移動された
    上記香りカードが当接することにより,上記香りカード
    の上記噴射弁を開放させる弁開放器とよりなることを特
    徴とする香り発生器。
JP63213284A 1988-08-27 1988-08-27 香り発生器 Expired - Lifetime JP2737944B2 (ja)

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