JP2737928B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2737928B2
JP2737928B2 JP14655388A JP14655388A JP2737928B2 JP 2737928 B2 JP2737928 B2 JP 2737928B2 JP 14655388 A JP14655388 A JP 14655388A JP 14655388 A JP14655388 A JP 14655388A JP 2737928 B2 JP2737928 B2 JP 2737928B2
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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術と発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 〔概要〕 連続して入力される画像から数値データと画像データ
とを抽出し、数値データを数値処理して結果の数値デー
タに基づき画像データに画像処理を行う画像処理装置に
関し、 数値処理に画像の入力同期(以下、「フレーム時間」
という。)を超える時間を要する場合にも、フレーム時
間に同期して画像処理することを目的とし、 数値データバスと画像データバスとでカスケードに接
続された、複数個の、数値データ処理モジュールで数値
データ処理モジュール群を構成し、 数値データ抽出モジュールと、数値データ処理モジュ
ール群と、画像処理モジュールと、を数値データバスと
画像データバスとでカスケードに接続して画像処理装置
を構成し、 数値データ抽出モジュールが、連続して入力される画
像から画像データと数値データとを1フレーム時間毎に
抽出し、 数値データ処理モジュールが、前記数値データを基に
1フレーム時間単位に分断された数値処理を段階的に継
続実行すると共に画像データを遅延させて数値処理結果
と同期化させ、 画像処理モジュールが、前記同期化された画像データ
に対して、前記数値処理結果として生成された数値デー
タに基づいて画像処理するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、連続して入力される画像から数値データと
画像データとを抽出し、数値データを数値処理して結果
の数値データに基づき画像データに画像処理を行う画像
処理装置に関する。
画像処理技術を利用した各種の外観検査装置や自動監
視システムにおいて、入力画像から抽出された濃度ヒス
トグラム等の数値データに基づいて画像入力機器や光源
の時間的なゆらぎを補正したり、数値データから算出さ
れた特徴量に基づいて画像の構成要素(例えば、境界
線,特定の濃度を持つ画像の面積等)の抽出を行う等、
画像に対する演算の高速化のみならず、数値データを高
速且つ汎用的に取り扱える技術の確立が最近の画像処理
技術の進歩に伴い強く望まれるようになってきている。
数値データが1フレーム時間以内に数値処理できる場
合については本願出願人が昭和53年5月7日に先願して
いる「画像処理装置」に技術の詳細を開示しているが、
前記技術では数値処理に1フレーム時間を超える場合に
は対処できないという問題があり、数値処理に要する時
間の長短に関係無く画像入力に同期して数値処理出来る
画像処理装置が必要とされる。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
第3図は従来の画像処理装置による数値データ方式を
説明する図であり、第3図(a)は全体の構成例を示
し、第3図(b)は数値データ抽出モジュールの構成例
を示し、第3図(c)は画像処理モジュールの構成例を
示し、第3図(d)は動作タイミングの例を示してい
る。
従来の技術を説明するため、例として、本願出願人が
先願している「画像処理装置」に開示している技術を下
記に要約する。
尚、以降の説明において同じ符号は同じ対象物を示
す。
前記画像処理装置は、第3図(a)に示すように、数
値データバス4と画像データバス5とによりカスケード
に接続された数値データ抽出モジュール1と画像処理モ
ジュール3により構成されている。
数値データ抽出モジュール1は、第3図(b)に示す
ように、 入力された画像から数値データを抽出する演算部11
と、 該数値データを保持する結果格納メモリ12と、 結果メモリ12に保持される数値データを数値データバ
ス4に転送する数値データ転送部13とからなり、 演算部11で抽出された数値データは、結果格納メモリ
12に格納された後数値データ転送部13を経由してフレー
ム時間毎に数値データバス4に、画像データに同期して
出力される。
画像処理モジュール3は、第3図(c)に示すよう
に、 数値データバス4から入力された数値データを数値デ
ータ処理部34aに転送する数値データ転送部31aaと、 数値データに用途に応じた数値処理(例えば、ヒスト
グラム変換を行う用途の場合には変換テーブルの作成)
を1フレーム時間かけて行う、高速なシグナルプロセッ
サ(以下、「DSP」という。)等で構成された数値デー
タ処理部34aと、 画像データを遅延させて結果の数値データと同期化さ
せる同期部32と、 前記数値処理の結果の数値データに基づいて、1フレ
ーム時間かけて前記同期化された画像データを画像処理
(例えば、ヒストグラム変換を行う用途の場合には前記
変換テーブルを用いた階調変換)する画像処理部33と、 数値データ転送部31bbと、 から構成され、数値データ抽出モジュール1から出力
された画像データに対して数値データ抽出モジュール1
から出力された数値データに基づいて、画像処理部33に
おける最初に入力された画像に対する画像処理と、数値
データ処理部34aにおける次に入力された画像に対する
数値処理と、数値データ抽出モジュール1における3番
目に入力された画像に対する数値データの抽出処理とを
重複させ、パイプライン的に画像処理を行う。
従って、数値データの抽出処理と、数値処理と、画像
処理の3つのプロセスが重複してフレーム時間単位に実
行されるため、連続して入力される画像に対する画像処
理が高速に実行出来る。
しかしながら、第3図(d)に示した動作タイミング
から明らかなように、上述した方法ではテレビカメラ等
から入力される動画像を処理する場合、フレームを落と
すことなくパイプライン処理を実行するためには、1フ
レーム時間(1/30秒)以内に数値処理、例えば、ヒスト
グラム変換を行う用途の場合には変換テーブルを作成す
る等の処理、を完了することが必須条件になる。
ところが、数値処理は用途に依存しあらかじめ特定す
ることが出来ないため、例えば、複数個の特徴の抽出等
の高度な処理を行おうとすると、数値処理に要する時間
が1フレーム時間を超え、処理を継続出来なくなるとい
う問題があった。
本発明は、連続して入力される画像から数値データと
画像データとを抽出し、数値データを数値処理して結果
の数値データに基づき画像データに画像処理を行う画像
処理装置において、 数値処理に1フレーム時間以上要する場合にも、画像
入力と同期して画像処理出来る画像処理装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図を参照しながら本発明の原理について説明す
る。
第1図は本発明の画像処理装置の原理構成図であっ
て、第1図(a)は全体の構成例を示し、第1図(b)
は数値データ処理モジュールの構成例を示し、第1図
(c)は画像処理モジュールの構成例を示し、第1図
(d)は動作タイミングを示している。
本発明の画像処理装置は、第1図及び第2図に示すよ
うに、 数値データバス4と画像データバス5とによりカスケ
ードに接続された、 連続して入力される画像を、フレーム時間に同期して
数値データと画像データとに分離し、数値データバス4
と画像データバス5とに出力する数値データ抽出モジュ
ール1と、 数値データバス4と画像データバス5とによりカスケ
ードに接続された複数の、数値データと画像データとを
入力し、フレーム時間に同期して、数値データに対する
数値処理を行って結果の数値データを出力し、画像デー
タを遅延させ数値処理に同期化した画像データを出力す
る数値データ処理モジュール2からなる数値データ処理
モジュール群と、 前記結果の数値データと前記同期化した画像データと
を入力し、フレーム時間に同期して、前記結果の数値デ
ータに基づき前記同期化した画像データに画像処理する
画像処理モジュール3とから構成され、 前記数値データ抽出モジュール1と、前記数値データ
処理モジュール群と、前記画像処理モジュール3とが数
値データバス4と画像データバス5とによりカスケード
に接続され、 前段のモジュールの出力した内部状態を保持するレジ
スタ復帰部21cと、 交互に切り替わって、ある時は一方が第1のメモリと
して前段のモジュールの出力した結果の数値データを保
持し、他方が第2のメモリとして数値処理が中断した時
点の途中の数値データを結果の数値データとして保持す
るメモリ{メモリ(1)又はメモリ(2)}21aと、 前記内部状態と前記前段のモジュールの出力した結果
の数値データとを基に数値処理する演算部21bと、 中断した時点の演算部21bの内部状態を退避するレジ
スタ退避部21dと、を具備する前記数値データ処理部21
と、 内部状態のレジスタ復帰部21cから演算部21bへの転送
と、内部状態の演算部21bからレジスタ退避部21dへの転
送を制御する制御部20と、を前記数値データ処理モジュ
ール2が有し、 数値データから画像データに画像処理するために必要
なデータを選択する数値データ選択部34と、 前記必要なデータに基づいて画像データに画像処理す
る画像処理部33と、を前記画像処理モジュール3が有す
るように構成される。
数値データ処理モジュール2は、第1図(b)に示す
ように、 前段のモジュールから数値データバス4を経由して入
力された数値データを数値データ処理部21に転送する数
値データ入力部22と、 前記数値データを基に数値処理して処理後の数値デー
タを生成し、数値データ出力部23に転送する数値データ
処理部21と、 数値データ処理部21により生成された数値データを数
値データバス4を経由して後段のモジュールに転送する
数値データ出力部23と、 前記、数値データ入力部22と、数値データ処理部21
と、数値データ出力部23の動作を制御する制御部20と、 画像データバス5を経由して前段のモジュールから入
力された画像データを遅延させ、数値処理と同期化させ
て画像データバス5を経由して後段のモジュールに出力
する同期部24と、を有する。
画像処理モジュール3は、第1図(c)に示すよう
に、 数値データバス4を経由して前段の数値処理モジュー
ル2から入力される数値データを数値データ選択部34に
転送する数値データ入力部31aと、 数値データの中から画像処理に必要なデータを選択
し、画像処理部33に転送する数値データ選択部34と、 画像データバス5を経由して前段の数値処理モジュー
ル2から入力される画像データを前記画像処理に必要な
データと同期化させて画像処理部33に転送する同期部32
と、 前記画像処理に必要なデータに基づいて前記画像デー
タに画像処理する画像処理部33と、 数値データ出力部31bと、を有する。
数値データ処理部21は、第2図(c)に示すように、 1フレーム分の数値データを各々が交互に保持するメ
モリ(1)21aとメモリ(2)21aの2個のメモリ21a
と、 2個のメモリ21aのいずれか一方を選択し、数値デー
タ入力部21eから入力された数値データを転送するマル
チプレクサ(1){以下、「MPX(1)」と略す。}21e
と、 2個のメモリ21aのいずれか他方を選択し、保持する
数値データを数値データ出力部23に出力するマルチプレ
クサ(3){以下、「MPX(3)」と略す。}21fと、 2個のメモリ21aのいずれか一方の保持する数値デー
タを基に数値処理する、内部レジスタ210と図示されな
いプログラムカウンタとを備えた演算部(以下、「MP
U」と略す。)21bと、 2個のメモリ21aのいずれか一方を選択し、保持する
数値データをMPU21bが読み書き可能にするマルチプレク
サ(2){以下、「MPX(2)」と略す。}21gと、 前段の数値データ処理モジュール2から出力された、
前段の数値データ処理モジュール2を構成するMPU21b
の、内部レジスタ210と図示されない図示されないプロ
グラムカウンタの状態(以下、「内部状態」という。)
を保持するレジスタ復帰部21cと、 数値処理を中断した時点の、自モジュールを構成する
MPU21bの内部状態を保持するレジスタ退避部21dと、を
有する。
〔作用〕
数値データ抽出モジュール1は、従来技術と同じ構成
をとり、連続して入力される画像から数値データを抽出
し、画像データと同期して後段の数値データ処理モジュ
ール群に転送する。
数値データ処理モジュール2は、制御部20と、数値デ
ータ入力部22と、数値データ出力部23と、同期部24と、
数値データ処理部21とから構成されている。
第1段目の数値データ処理モジュール2では、数値デ
ータ入力部22を経由して前段の数値データ抽出モジュー
ル1で抽出された数値データが数値データ処理部21に入
力され、数値データ処理部21では前記数値データに対し
て数値処理が行われる。
数値処理が1フレーム時間(1/30秒)を超える様な長
い時間を要する場合には、制御部20の制御の基に途中で
数値処理が中断され、数値処理途中の、生成された数値
データと、数値データ処理部21の内部状態とが数値デー
タ出力部23を経由して数値データバス4に出力され、後
段の数値データ処理モジュール2に転送される。
即ち、前段の数値データ抽出モジュール1で抽出され
た数値データが、メモリ(1)21aまたはメモリ(2)2
1aのいずれか一方に転送され、メモリ(2)21aまたは
メモリ(2)21aのいずれか他方に保持される処理途中
の数値データが後段の数値データ処理モジュール2に転
送されると同時に、MPU21bの内部状態がレジスタ退避部
21dに退避される。
そして、数値データ抽出モジュール1で抽出された数
値データがMPU21bにより数値処理され、一方レジスタ退
避部21dに退避された内部状態が後段の数値データ処理
モジュール2に転送される。
一方、画像データバス5を経由して数値データ抽出モ
ジュール1から入力された画像データは、同期部24によ
り遅延され、数値データに対する数値処理と同期化され
て画像データバス5を経由して後段の数値データ処理モ
ジュール2に転送される。
第2段目以後の数値データ処理モジュール2では、数
値データバス4を経由して前段の数値データ処理モジュ
ール2から入力された数値データと内部状態とが入力さ
れ、数値処理が再開・継続され、また、画像データバス
5を経由して前段の数値データ処理モジュール2から入
力された画像データが入力され、数値処理と同期化する
よう遅延される。
そして、第2段目以後の数値データ処理モジュール2
で生成された数値データと画像データとは数値データバ
ス4と画像データバス5とを経由して後段のモジュール
に入力される。
このようにして、本発明においてはどのように長い処
理時間が数値処理に必要であっても、複数個の数値デー
タ処理モジュール2を用いて画像データと同期させて処
理することが出来る。
このようにして、数値データ処理モジュール群から出
力された数値データと画像データとは数値データバス4
と画像データバス5とを経由して画像処理モジュール3
に入力される。
画像処理モジュール3では、数値データバス4から数
値データ入力部31aに入力された数値データは、数値デ
ータ入力部31aにより数値データ選択部34に転送され、
数値データ選択部34により画像処理に必要な結果データ
が選択されて画像処理部33に入力される。
また、画像データバス5から同期部32に入力された画
像データは、同期部32により前記結果データと同期化さ
れ、画像処理部33に入力される。
画像処理部33では、入力された結果データに基づき、
入力された画像データに画像処理が行われ、出力され
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図及び第2図の図面によ
って詳述する。
第2図は本発明の一実施例を示した図であって、第2
図(a)は全体の構成例を示し、第2図(b)は数値デ
ータ処理モジュールの構成例を示し、第2図(c)は数
値データ処理部の構成例を示し、第2図(d)は数値デ
ータと画像データの構成例を示し、第2図(e)は画像
処理部の構成例を示している。
以下、第2図を参照しながら、入力された動画像から
数値データ(本例では、濃度ヒストグラム)を抽出し、
数値処理結果に基づいて画像処理(本例では、画像の階
調変換)する場合を例として、本発明の画像処理装置の
例を説明する。
画像処理装置は、第2図(a)に示すように、 連続して入力される画像から数値データと画像データ
とを抽出し、各々を数値データバス4と画像データバス
5に出力する数値データ抽出モジュール(以下、「ヒス
トグラム抽出モジュール」という。)1と、 数値データバス4と画像データバス5とを経由して数
値データと画像データとをヒストグラム抽出モジュール
1から入力し、数値処理した結果の数値データと数値処
理に同期化した画像データとを生成し、前記数値データ
と前記画像データとを数値データバス4と画像データバ
ス5とに出力する、数値データバス4と画像データバス
5とによりカスケードに接続された、3個の数値データ
処理モジュール(以下、「数値データ処理モジュール
(1)」,「数値データ処理モジュール(2)」,「数
値データ処理モジュール(3)」という。)2からなる
数値データ処理モジュール群と、 数値データバス4を経由して数値データ処理モジュー
ル群から入力された数値データに基づいて、画像データ
バス5を経由して数値データ処理モジュール群から入力
された画像データに対して階調変換する画像処理モジュ
ール(以下、「濃度変換モジュール」という。)3と、
から構成される。
ヒストグラム抽出モジュール1は、第2図(b)に示
すように、 画像を構成する各画素毎の濃度値(階調)を判断し、
マルチプレクサ(1){以下、「MPX(1)」と略
す。}14とにより選択された結果格納メモリ12の該濃度
値に対応するアドレスの内容に“1"を1フレーム分の画
像に対する処理が終了するまで加算するヒストグラム演
算部11と、 1フレーム分の画像の濃度ヒストグラム(各濃度値を
持つ画素の個数)を各々が交互に保持する2個の結果格
納メモリ{結果格納メモリ(1),結果格納メモリ
(2)}12と、 2個の結果格納メモリ12のいずれか一方を交互に選択
するMPX(1)14と、 2個の結果格納メモリ12のいずれか他方を交互に選択
するマルチプレクサ(2){以下、「MPX(2)」と略
す。}15と、 濃度ヒストグラムをパラレル/シリアル変換して数値
データバス4に出力する数値データ出力部13と、からな
る。
ヒストグラム演算部11では、順次入力される動画像か
ら各画素毎の濃度値(階調)が判断され、MPX(1)14
により選択された、一方の結果格納メモリ12に濃度ヒス
トグラムが生成・格納される。
この時、MPX(2)15により選択された、他方の結果
格納メモリ12から、1フレーム時間前に生成・格納され
た、1フレーム前に入力された画像の濃度ヒストグラム
が数値データ出力部13に出力され、数値データ出力部13
によりパラレル/シリアル変換されて数値データバス4
に出力される。
数値データ処理モジュール2は、第1図(b)に示す
ように、制御部20と、数値データ入力部22と、数値デー
タ出力部23と、数値データ処理部21と、同期部24とで構
成されている。
数値データ処理モジュール(1)2にあっては、数値
データバス4を経由して前段のヒストグラム抽出モジュ
ール1から送られてきた濃度ヒストグラムは、数値デー
タ入力部22によりシリアル/パラレル変換され、数値デ
ータ処理部21に送出される。
数値データ処理部21では、最初に、2個のメモリ21a
のいずれか他方がMPX(3)21fにより選択され、保持す
る数値データが数値データ出力部23に転送され、次に、
レジスタ退避部21dの保持する内部状態がMPX(3)21f
により選択され、数値データ出力部23に転送され、数値
データ出力部23によりパラレル/シリアル変換されて数
値データバス4を経由して後段のモジュールに出力され
る。
また、前段のモジュールから数値データバス4を経由
して入力された数値データと内部状態とが数値データ入
力部22によりシリアル/パラレル変換されて転送され、
数値データはMPX(1)21eにより選択された2個のメモ
リ21aのいずれか一方に入力され、内部状態はレジスタ
復帰部21cに入力される。
次に、制御部20はフレームに同期してMPU21bを停止状
態とし、MPX(2)21gを切り替えて2個のメモリ21aの
いずれか一方を選択し、該MPU21bの内部状態をレジスタ
退避部21dに退避すると共に、該MPU21bの内部レジスタ2
10と図示されないプログラムカウンタとに前段のモジュ
ールから出力され、レジスタ復帰部21cに保持されてい
た内部状態を転送し、該MPU21bを起動する。
このようにして1フレーム時間の間数値処理を行い、
1フレーム時間が経過すると処理を中断して、中断され
た処理を数値データと内部状態とを後段の数値処理モジ
ュール2に引き継ぐことにより数値処理を終了させるこ
とが出来る。
同期部24では、画像データに対して、例えば、2フレ
ーム時間分の遅延を与え、前記数値処理された数値デー
タと画像データとの同期をとる。
以下、同様な数値処理が数値データ処理モジュール
(2)2と数値データ処理モジュール(3)2とで繰り
返され、数値データ処理モジュール(3)2から出力さ
れた数値データと画像データとが濃度変換モジュール3
に入力される。
数値データの内容は、第2図(d)に示すように、本
例では先頭からヒストグラムデータ、次には数値処理し
た結果生成された結果データ、最後に内部状態という構
成をとり画像データと同期して転送される。
濃度変換モジュール3は、本発明の原理の説明におい
て前述したように、数値データ入力部31aと、数値デー
タ選択部34と、同期部32と、画像処理部33と、数値デー
タ出力部31bと、からなる。
画像処理部33は、第2図(e)に示すように、 数値データ選択部34から出力された画像処理に必要な
結果データを保持し、画像データが入力されると保持す
る結果データに基づいて画像処理して出力するルックア
ップテーブル(1){以下、「LUT(1)」と略す。}3
3dとルックアップテーブル(2){以下、「LUT
(2)」と略す。}33dの2個のルックアップテーブル
(以下、「LUT」と略す。)33dと、 LUT(1)33dとLUT(2)33dのいずれか一方に結果デ
ータを入力するマルチプレクサ(1){以下、「MPX
(1)と略す。}33aと、 LUT(1)33dとLUT(2)33dのいずれか一方に画像デ
ータを入力するマルチプレクサ(2){以下、「MPX
(2)と略す。}33bと、 LUT(1)33dとLUT(2)33dのいずれか一方から画像
処理結果を出力するマルチプレクサ(3){以下、「MP
X(3)と略す。}33cと、からなる。
即ち、上記数値データ処理モジュール(3)2から数
値データバス4に出力された数値データは、濃度変換モ
ジュール3に入力されると数値データ入力部31aでシリ
アル/パラレル変換され、数値データ選択部34に入力さ
れる。
数値データ選択部34では、第2図(e)で説明した結
果データ(本例では、濃度変換テーブル)が選択され、
画像処理部33に転送される。
画像処理部33では、LUT(1)33dとLUT(2)33dのい
ずれかのLUT33dがMPX(1)33aにより選択され、該LUT3
3dに結果データ(本例では、濃度変換テーブル)が格納
される。
また、上記数値データ処理モジュール(3)2から画
像データバス5に出力された画像データは、MPX(2)3
3bにより選択されたLUT(1)33dとLUT(2)33dのいず
れかのLUT33dに入力される。
前記画像データは前記LUT33dの保持する結果データ
(本例では、濃度変換テーブル)に基づいて濃度変換さ
れた後、MPX(3)33cにより選択され、画像データバス
5を経由して外部に出力される。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明によれば長時間を要する数
値処理に対しても、動画像のコマ落としをすることな
く、パイプライン的な処理を実行することが出来るよう
になり、更に、各数値データ処理モジュールは処理を自
動的に中断/再実行することができるので、各数値デー
タ処理モジュールに同一のプラグラムを与えるだけで、
パイプライン処理を手軽に実行出来る画像処理装置を構
成出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は「本発明の画像処理装置の原理構成図」、 第2図は「本発明の一実施例を示した図」、 第3図は「従来の画像処理装置による数値データ処理方
式を説明する図」、 である。 図面において、 1は、数値データ抽出モジュール(「ヒストグラム抽出
モジュール」ともいう。)、 11は、演算部(「ヒストグラム演算部」ともいう。)、 12は、結果格納メモリ、 13は、数値データ転送部(「数値データ出力部」ともい
う。)、 2は、数値データ処理モジュール、 20は、制御部、 21は、数値データ処理部、 21aは、メモリ、 21bは、演算部(「MPU」と略す。)、 210は、内部レジスタ、 21cは、レジスタ復帰部、 21dは、レジスタ退避部、 3は、画像処理モジュール(「濃度変換モジュール」と
もいう。)、 31aは、数値データ入力部、 31aaは、数値データ転送部 31bは、数値データ出力部、 31bbは、数値データ転送部 32は、同期部、 33は、画像処理部、 33dは、ルックアップテーブル(「LUT」と略す。)、 34は、数値データ選択部、 34aは、数値データ処理部、 4は、数値データバス、 5は、画像データバス(「画像バス」ともいう。)、 をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古明地 正俊 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 中川 幸洋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 塩原 守人 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して入力される画像を、フレーム時間
    に同期して、数値データと画像データとに分離して出力
    する数値データ抽出モジュールと、 カスケードに接続された複数の、数値データと画像デー
    タとを入力し、フレーム時間に同期して、数値データに
    対する数値処理を行って結果の数値データを出力し、画
    像データを遅延させ数値処理に同期化した画像データを
    出力する数値データ処理モジュールからなる数値データ
    処理モジュール群と、 前記結果の数値データと前記同期化した画像データとを
    入力し、フレーム時間に同期して、前記結果の数値デー
    タに基づき前記同期化した画像データに画像処理する画
    像処理モジュールとから構成され、 前記数値データ抽出モジュールと、前記数値データ処理
    モジュール群と、前記画像処理モジュールとがカスケー
    ドに接続され、 前記数値データ処理モジュールは、前段のモジュールの
    出力した内部状態を保持するレジスタ復帰部と、 前段のモジュールの出力した結果の数値データを保持す
    る第1のメモリと、 前記内部状態と前記前段のモジュールの出力した結果の
    数値データとを基に数値処理する演算部と、 前記演算部で数値処理が中断した時点の数値データを結
    果の数値データとして保持する第2のメモリと、 中断した時点の演算部の内部状態を退避するレジスタ退
    避部と、 内部状態のレジスタ復帰部から演算部への転送と、内部
    状態の演算部からレジスタ退避部への転送を制御する制
    御部と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像処理モジュールは数値データから
    画像データに画像処理するために必要なデータを選択す
    る数値データ選択部と、 前記必要なデータに基づいて画像データに画像処理する
    画像処理部と、を有することを特徴とする請求項(1)
    記載の画像処理装置。
JP14655388A 1988-06-14 1988-06-14 画像処理装置 Expired - Lifetime JP2737928B2 (ja)

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JP4402703B2 (ja) 2007-04-05 2010-01-20 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法

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