JP2737212B2 - ベルト走行路用荷重支持装置 - Google Patents

ベルト走行路用荷重支持装置

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JP2737212B2 JP1057572A JP5757289A JP2737212B2 JP 2737212 B2 JP2737212 B2 JP 2737212B2 JP 1057572 A JP1057572 A JP 1057572A JP 5757289 A JP5757289 A JP 5757289A JP 2737212 B2 JP2737212 B2 JP 2737212B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明は、自動車用のタイヤ、又はシヤーシダイナ
モメータの如き自動車の性能試験に使用される路面を模
擬したベルト走行路用の荷重支持装置に関する。
B.発明の概要 この発明は、液体を使用した荷重支持装置のベルトと
の対向面に複数の出水口を設けて、この出水口に液体を
供給してベルト走行を円滑に支持する支持部を備え、こ
の支持部をテフロン等の滑動部材を基板に取付けて構成
し、出水口をこの滑動部材に設けたものにおいて、滑動
部材を基板に取付ける際、出水口の底部に給水口を有す
る取付ボルトを挿通して一体に取付け、取付ボルトの給
水口を介して給水通路と出水口を連通して、ランド部の
水の流れを乱す要因を無くしたことに特徴を有する。
C.従来の技術 自動車用タイヤの走行試験や、又は自動車の走行性能
試験用として、平坦な路面を模擬した無端ベルトが使用
されている。この無端ベルト(以下、ベルトと略称す
る)は、その中央部でタイヤに加わる荷重を支える必要
があり、タイヤ載置部分に荷重支持装置が設けられてい
る。この荷重支持装置は、ベルトの走行を円滑に支持す
るため、一般には、水又は油等の液体をベルトの接触面
に供給して支持する機能を備えている。
第3図はこの基本構成を示すもので、2つのローラ3
0,31と、このローラ30と31間に張設された薄い鋼帯によ
る可撓性のベルト32と、このベルト32の略中間で、タイ
ヤ35が載置される部位のベルトの裏側に設置され、タイ
ヤ35に加わる荷重を支えるベルト走行路用の荷重支持装
置34とを備え、自動車等のタイヤを試験する場合は、そ
の駆動輪のタイヤ35をベルト35上に載置し、タイヤに荷
重を加えて路面を模擬したベルト走行路に圧縮し、その
変形又はスリップ角或はキャンバー角を与えて圧縮した
場合の変形およびローラの駆動トルク等を計測して対路
面タイヤの試験を行う。
また、シヤーシダイナモメータ用として自動車等の走
行性能を測定する場合は、前駆動輪を路上を模擬したベ
ルト上に乗せ、ローラ30,31の回転軸33にトルクメー
タ,フライホイール,直流式ダイナモメータ等を連結し
て、ベルト上で自動車を走らせ、実際に道路上を走る時
に発生する負荷を自動車に与え、様々な運転パターンに
よるエンジンの燃費や動力性能,耐久試験等を行う。
上記荷重支持装置34は、駆動輪のタイヤ35に加わる荷
重を支え、しかもベルト32の走行を円滑に行う必要があ
り、試験装置の重要な部分であるためこれに適した様々
の装置が提案されている。
一般的には、ベルトとの接触面側に、水を供給して、
この水の動圧又は静圧を利用してベルトの円滑な走行を
行わせる方法が採られている。
動圧によるものとしては、特開昭56−129836号公報に
開示されている。その概略を第4図および第5図により
説明すると、荷重支持装置34のベルト32との対向面に、
ベルトの走行方向と直角な方向に複数の長溝の出水口36
が設けられ、この各長溝の出水口36の中央部に給水孔37
が穿設され、この給水孔37に図示を省略した給水路から
水を供給するようにしている。
なお、図中39は水回収溝、40は溝に嵌入されたフィル
トシールを示している。
タイヤの荷重は、ベルト32を介して荷重支持装置34に
与えられる。このとき給水路(図示省略)から給水孔37
に水を供給し、出水口36に溢出させてベルト32を走行さ
せると、出水口36の溝間の水平面のランド部38には、水
力学的に生起された液膜上の動圧が生じ、この動圧によ
りベルトが支えられる。
D.発明が解決しようとする課題 動圧によるものは、少量の水で足りる利点があるが、
ベルトが運動した後に、せん断作用が働き、ベルトを支
持する必要な圧力が生起されるので、ベルトの始動開始
時には、ベルトと荷重支持装置間には、動圧は発生しな
いため、ベルトと支持装置とが強く圧接されて損傷す
る。また長溝は、ベルトの走行方向と直角な方向に延び
た1条の溝から成るので、ベルトに荷重の偏りがあって
ベルトが傾くと、ベルトの荷重の少ない方の端縁側が浮
き、ここから水が漏れ、ベルトを支持する圧力が低下し
て、円滑な支持が損なわれる。また、上記の1条の各長
溝を数個に区分した溝の出水口としたり、矩形状の出水
口を設けたりして上述の短所の改善を図る提案がなされ
ている。第5図はベルト32との対向面にベルトの走行方
向およびこれと直角方向に独立した複数の出水口22を縦
列および横列に配設し、この出水口を、平面矩形で且つ
ベルトの走行方向に窪んだ円弧状のポケット部を有する
形状となし、出水口22から供給される水をベルトに吸い
込まれて出水口間の水平面(ランド部)に水力学的な力
を発生させる。そしてベルトの走行スタート時には、各
出水口22に水圧の高い水を供給してベルトを浮かせ、速
度が上昇したときに圧力,水量を下げ、動圧でベルトを
支持するようにしている。
これらの動圧により荷重支持装置は、一般的には、第
5図に示すように、ベルトと接触する面側に、テフロン
等の滑動部材20を基板21に取付け、ベルトとの接触時に
滑り易く、且つ接触してもベルトに傷が付かないように
している。そして滑動部材20には、水力学的にベルトを
支持する出水口22(又は36)と絞り孔25(又は37)が設
けられ、この絞り孔25と給水通路26の接合部をOリング
27でシールして取付ボルト23により基板21に取付けられ
る。この取付に際しては、取付ボルト23の頭が表面から
出ないように頭部が没する深さの取付孔24が設けられて
いる。
水平面にこのような孔があると、ベルトの走行によっ
て発生する水の流れが乱され、水力学的な力の発生が妨
げられる。
また、水力学的な力は、給水通路26からの水の供給
圧,絞り孔25の直径,絞り孔25の長さで決定されるが、
供給圧の差異等の外的要因変更で、孔の直径を変更させ
る必要が生じた場合には、孔径の追加工、あるいは滑動
部材20の取り替えが必要となる等の残された課題が有す
る。
そこで、本発明は、滑動部材の水平面上の取付孔を無
くして、水の流れを乱す要因を除去し、且つ絞り孔の直
径を容易に変更し得る此種の荷重支持装置を提供するに
ある。
E.課題を解決するための手段 2つの回転ドラム間の張設されて走行する無端ベルト
と、この2つの回転ドラム間で無端ベルトの上面に加わ
る荷重を無端ベルトの下面で支える支持部と、この支持
部のベルト対向面に設けた複数の出水口と、この出水口
と連通して出水口に液体を供給する給水通路とを備えた
荷重支持装置において、前記支持部を滑動部材と基板と
で形成し、この滑動部材に前記の出水口を設けて、該出
水口の底部から給水口を有する取付ボルトを挿通して滑
動部材と基板とを一体に取付け、取付ボルトの給水口を
介して前記給水通路と出水口とを連通する。
F.作用 出水口の底部に給水口を有する取付けボルトを挿通し
て滑動部材と基板とを取付けるので、滑動部材の水平面
には取付孔を必要とせず、従って水の流れが乱されず、
滑動部材表面には水力学的な力が有効に発生する。ま
た、絞り孔の直径を変える場合は、絞り孔の直径の異な
る取付ボルトを多数用意して適宜選定して取付けること
により簡単に変更できる。
G.実施例 以下、本発明を第1図および第2図に示す実施例に基
づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例たる荷重支持装置の要部
断面図を示し、第5図と同一機能を有する部分又は同一
名称部分には、第5図と同じ記号を付して説明を省略す
る。
しかして本発明は、滑動部材20と基板21との取付け
を、出水口22の底部に設けたボルト埋込み孔10に取付ボ
ルト12を挿通し、基板21に螺設したねじ孔11に螺合して
取付ける。そして取付ボルト12に絞り孔13を1端の頭部
から他端に貫通して設け、給水通路26と出水口22とを連
通する。
なお、孔10は大径部と小径部とから成り、大径部は、
取付ボルト12の頭部の埋込み孔をなす。
また取付ねじ12の頭の先端面には給水口14が設けられ
ている。
取付ねじ13は、第2図に示す長さL、および絞り孔13
の直径dの異なるものを数種類用意しておき、水の供給
圧の変化(設計値と実際の使用状況情況との差)が生じ
た場合には適宜ボルトの長さ又は径のものを取り替え最
適のものとする。
なお、この取付ボルト13は、全出水口に設けるか、あ
るいは1部の出水口に設けて滑動部材を基板に取付けて
もよい。要は滑動部材の平面部には、取付孔を設けない
ようにする。
H.発明の効果 本発明は、以上のように構成したので、次の効果を奏
する。
(1)取付ボルトの埋込み用孔が、出水口の底部に設け
たので、水の流れは乱されず、ベルトと滑動部材間に水
力学的せん断により生起される圧力に悪影響を与えな
い。
(2)供給圧の差異等の外的要因が生じて、絞り孔の直
径又は長さを変更する必要が生じた場合には、絞り孔の
径および長さのボルトを適宜選定して取替えることによ
り容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す要部断面図、第2図
は、本発明に使用される取付ボルトの正面図、第3図
は、試験装置の全体の概略図、第4図は、従来例の支持
装置の要部破断平面図、第5図は、従来例を説明するた
めの要部断面図。 10,24……ボルト埋込み孔、11……ねじ孔、12……取付
ボルト、13,25……絞り孔、14……給水口、20……滑動
部材、21……基板、22……出水口、32……ベルト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの回転ドラム間に張設されて走行する
    無端ベルトと、この2つの回転ドラム間で無端ベルトの
    上面に加わる荷重を無端ベルトの下面で支える支持部
    と、この支持部のベルト対向面に設けた複数の出水口
    と、この出水口と連通して出水口に液体を供給する給水
    通路とを備えた荷重支持装置において、前記支持部を滑
    動部材と基板とで形成し、この滑動部材に前記の出水口
    を設けて、該出水口の底部から給水口を有する取付ボル
    トを挿通して滑動部材と基板とを一体に取付け、取付ボ
    ルトの給水口を介して前記給水通路と出水口とを連通し
    たことを特徴としたベルト走行路用荷重支持装置。
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