JP2736842B2 - 階段遮音緑化方法 - Google Patents

階段遮音緑化方法

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JP2736842B2
JP2736842B2 JP4181474A JP18147492A JP2736842B2 JP 2736842 B2 JP2736842 B2 JP 2736842B2 JP 4181474 A JP4181474 A JP 4181474A JP 18147492 A JP18147492 A JP 18147492A JP 2736842 B2 JP2736842 B2 JP 2736842B2
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JP
Japan
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sound
sound insulation
greening
vegetation
pillars
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正信 山本
重之 服部
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FUJIMI GURIIN ENJINIARINGU KK
TOYO SOGO KENKYUSHO KK
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FUJIMI GURIIN ENJINIARINGU KK
TOYO SOGO KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速道路やバイパス道
路などの重交通道路において車の騒音が激しく、住民の
健康被害が生じるような道路の遮音兼緑化を図る遮音兼
緑化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路の遮音兼緑化を図る遮音緑化方法と
しては、実公昭63−22166号公報に記載された植
生防音壁(以下「従来の植生防音壁(1)」とい
う。)実開平4−30111号公報に記載された植生
防音壁(以下「従来の植生防音壁(2)」という。)
び実開昭63−104417号公報に記載された緑化防
音壁形用函体(以下「従来の緑化防音壁形成用函体
(3)」という。)が既に知られている。従来の植生防
音壁(1)は、柱間の両側に塀板を取り付け、塀板と柱
間との間に土砂を充填し、露出した表土に植生してなる
ものである。また、従来の植生防音壁(2)は、複数枚
のコンクリート製遮音板と上面を開放した培土容器とを
上下に積み重ねた状態で支柱に支持させてなるものであ
る。従来の緑化防音壁形成用函体(3)は柱間に垂直な
前面を有する直方体状の植生函体を取り付け、該植生函
体の垂直前面に植物を植栽してなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
植生防音壁(1)においては、柱間の両側に取り付けた
塀板は車輌の騒音を吸収するものではなく、逆に反射音
を生ずる結果、山彦の如く反響するという問題がある。
更に、間柱が植生防音壁の表裏に露出しているため、該
間柱が表側(道路側)の騒音を裏側(道路外側)に伝達
し、該間柱が裏側から騒音を放出するという問題があ
る。上記従来の植生防音壁(2)においては、コンクリ
ート製遮音板を用いており、上記従来の植生防音壁
(1)と同様の問題を生ずる。即ち、このコンクリート
製遮音板は反射音を生ずる。また、コンクリート製遮音
板は植生防音壁の表裏に露出しているため、該コンクリ
ート製遮音板が表側の騒音を裏側に伝達し、該コンクリ
ート製遮音板が裏側から騒音を放出する。 上記従来の緑
化防音壁形成用函体(3)においては、植生函体は車輌
の騒音をある程度吸収する効果を有するものの、植生函
体の前面が垂直に形成されているため、植生函体の垂直
前面により車輌の騒音が上向きに反射し、吸音効果が低
減するという問題がある。また、上記従来の緑化防音壁
形成用函体(3)においては、植生函体と植生函体との
間において柱が表裏に露出しているため、これらの柱に
より車輌の騒音が反射すると共に該柱が表側の騒音を裏
側に伝達し、裏側から騒音を放出するという問題があ
る。更に、上記従来の緑化防音壁形成用函体(3)にお
いては、植生函体の垂直前面に植物を植栽するようにし
ているが、垂直面は植物の成育には不向きである。
ち、上記従来の植生防音壁(1)(2)及び緑化防音壁
形成用函体(3)は、いずれも遮音と緑化の両者を同時
に満足させ得るものではない。このような点に鑑み、本
発明は車輌の騒音を反射させることなく好ましく吸収
し、緑化の面でも申し分のない遮音緑化方法を提供しよ
うとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、柱間の両側に緑化基盤材を包み込んだ台
形状の吸音植生体を柱が露出しないように階段状に取付
け、該吸音植生体は前面を斜め下方に傾斜させると共に
該吸音植生体における露出した水平上部に播種又は植栽
し、更に該吸音植生体と柱間の間に土壌を流し込むこと
により遮音壁を形成するようにしたことを特微とする
段遮音緑化方法を提供するものである。
【0005】
【作用】
(1)台形状の緑化基盤体と台形状の緑化基盤体に囲ま
れた柱の間の空間に水、土、繊維、粒子を配合した流動
土壌を注入することで遮音壁が土壌で形成され遮音す
る。 (2)台形状の緑化基盤体と台形状の緑化基盤体に囲ま
れた柱の間の空間に土壌と繊維等で固めた土壌防音板を
挿入して遮音する。 (3)予め台形状の緑化基盤体の一部に遮音する土壌を
入れて形成された土壌遮音体を取り付けて遮音する。 (4)台形状の緑化基盤体は音を吸収するとともに音や
振動を和らげる。 (5)表部の緑化基盤体は植物の成育基盤となり植物で
覆われ景観を改善する。 (6)柱と緑化基盤体で構成されているので狭い空間に
設置できる。 (7)緑化基盤体は両面式、片面式の使い分けが出来
る。
【0006】
【実施例】
(1)H鋼等を地盤に立て込んだ柱1の間を挾んで台形
型の緑化基盤体2を階段状に取り付けて固定する。固定
方法は緑化基盤体2にフック金具3を取り付けたものを
柱の凸部に引っかけて、必要に応じてボルトナットで固
定する。 (2)繰化基盤体2と緑化基盤体2の間の隙間に止め金
具4を取り付けて背面に緑化基盤材の土嚢5等を置く。 (3)柱1と緑化基盤体2に囲まれた空間に水、土、繊
維等を混合した流動化土壌6を充填或いは遮音板7を挿
入して取り付ける。遮音板は土壊と繊維で固めたもの、
或いはセメント等の硬化材で固めたもの等で好ましくは
遮音効果があると共に植生に役立つものがよい。 (4)緑化基盤体2の階段の水平部に播種或いは植栽す
る。 (5)必要に応じて散水装置を取付ける。 (6)必要に応じて防護柵を取付ける。 (7)図3、図4及び図5に示すように、予め緑化基盤
体の一部に遮音壁材料を配置した遮音緑化基盤体を作
り、柱に取り付けるようにしたものでもよい。 (8)吸音植生体と遮音板を一体化した遮音植生体を柱
間に取り付けてなる階段遮音緑化方法において、吸音植
生体と遮音板が同一の遮音できる土壌であれば仕切りや
一体化を特別に必要とはしない。表面の緑化基盤と柱間
の遮音壁の材質が異なり、緑化基盤に遮音の効果が無い
場合は遮音板と吸音植生体を一体化したものとしなけれ
ば遮音ができないからである。
【0007】
【発明の効果】本発明による遮音緑化方法は、遮音と緑
化のいずれにおいても極めて優れたものである。即ち、
本発明は遮音と緑化の両面において下記の如き優れた効
果を発揮する。 (1) 柱間の両側に吸音植生体を配設することにより音
を反射させることなく音エネルギーを吸収して吸音し、
更に吸音植生体と柱間の間に流し込んだ土壌により音エ
ネルギーを遮断することができる。即ち、音はすべて吸
音植生体を介して土壌の遮音壁に伝達される。このよう
に、吸音植生体と土壌の遮音壁との謂わば二重構造によ
り、車輌の騒音を反射させることなく好ましく吸収する
ことができるため、高い遮音効果が得られる。 (2)柱間の両側に吸音植生体を配設し、柱が露出しな
いように柱を吸音植生体の内側に位置させている。換言
すれば、車輌の騒音を反射させる反射板となり得る柱は
表面に露出することなく吸音植生体の内側に位置するた
め、騒音の反射が防止される。更に、柱は表面に露出す
ることなく吸音植生体の内側に位置するため、柱が表側
(道路側)の騒音を裏側(道路外側)に伝達し、該柱が
裏側から騒音を放出するという問題は生じない。 (3)吸音植生体は前面を斜め下方に傾斜させているた
め、騒音の反射が更に効果的に防止される。 (4)階段状に取付けられた台形状の吸音植生体におけ
る露出した水平上部に播種又は植栽するようにしたた
め、植物は好ましく成育すると共に吸音植生体における
露出した水平上部は降雨水を効率良く捕獲することがで
きる。 (5)階段状に取付けられた台形状の吸音植生体におけ
る露出した水平上部は落葉を保持し得るため、植生の循
環が確保されるが、このことは植生した種子が新たな植
生へと推移する上で重要である。 (6) 階段状に取り付けた吸音植生体と柱間との間に土
壌を流し込むようにしたため、該土壌層は充分な深さを
有し、水分を好ましく保持することができる。従って、
該土壌は植物の成育基盤として適したものとなり、その
結果、景観を改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る階段遮音緑化方法により構築され
る緑化兼用遮音壁の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の他の一例を示す斜視図である。
【図3】同上の他の一例を示す斜視図である。
【図4】同上の他の一例を示す一部切欠き斜視図であ
る。
【図5】同上の他の一例を示す一部切欠き斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 柱 2 緑化基盤体 3 フック金具 4 止め金具 5 土嚢 6 流動化土壌 7 遮音板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−161429(JP,A) 特開 昭52−8625(JP,A) 実開 昭63−104417(JP,U) 実開 平4−30111(JP,U) 実公 昭63−22166(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱間の両側に緑化基盤材を包み込んだ台
    形状の吸音植生体を柱が露出しないように階段状に取付
    け、該吸音植生体は前面を斜め下方に傾斜させると共に
    該吸音植生体における露出した水平上部に播種又は植栽
    し、更に該吸音植生体と柱間の間に土壌を流し込むこと
    により遮音壁を形成するようにしたことを特徴とする
    段遮音緑化方法。
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