JPH0660612U - 緑化防音壁 - Google Patents

緑化防音壁

Info

Publication number
JPH0660612U
JPH0660612U JP008430U JP843093U JPH0660612U JP H0660612 U JPH0660612 U JP H0660612U JP 008430 U JP008430 U JP 008430U JP 843093 U JP843093 U JP 843093U JP H0660612 U JPH0660612 U JP H0660612U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetation
soundproof wall
frame body
soil material
green
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP008430U
Other languages
English (en)
Inventor
剛 堀口
Original Assignee
日本セメント株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本セメント株式会社 filed Critical 日本セメント株式会社
Priority to JP008430U priority Critical patent/JPH0660612U/ja
Publication of JPH0660612U publication Critical patent/JPH0660612U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防音効果が高く、狭い場所でも植生による緑
化が可能な緑化防音壁を提供する。 【構成】 コンクリート壁躯体1の表面の略全域に網状
材4をもって成形した枠体3を固定し、その枠体3内に
植生用の土壌材16を詰め、その前面にポット苗18を
植え付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高速道路や、鉄道の縁部に沿って立設し、外部への騒音を遮断する と同時に植栽により緑化する緑化防音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道や道路の交通騒音に対する防音壁には、コンクリート製の遮音パネ ルや、内部に吸音材を収容した吸音パネルを使用したものが一般的であった。
【0003】 また、このような防音壁内面の緑化は、壁の内側に植栽用のポットを接置し、 その中に低木類を植えて壁面の内側に立ち上がらせたり、またツタ類を植えて壁 面に這わせるたりするものが一般的であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如き従来の防音壁においては、防音壁自体がその前面の反射面が大きく 、充分な防音効果が得られないという問題があり、また従来の緑化方法では、道 路や鉄道の側部に広いスペースがある場合には植物の生育に充分な大きさのポッ トを設けることができるが、都市部等のスペースのない地域では植生による緑化 が不可能な場合が多かった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題にかんがみ、高い防音効果が得られるととも に、小スペースであっても植栽による自然の緑化が可能な緑化防音壁の提供を目 的としたものである。
【0006】
【課題を達成するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための本考案の特徴は 、コンクリート壁躯体の前面に少なくと前面側を剛性の網状材をもって構成させ た枠体を固定し、該枠体の内面に漏れ止め用の透水性シート状材を張り、その内 側に植生用土壌材を充填し、前面側の網状材を通して草木類を植生させてなる緑 化防音壁に存する。
【0007】
【作用】
本考案の緑化防音壁は、躯体の前面が網状材からなる枠体に支持された植生用 土壌材で覆われるため、土壌材による吸音性が高く、しかも反射部分がほとんど ないため、高い防音効果が得られる。また土壌材は、吸音作用の他、本来の植生 土壌としての作用も合せ持ち、これが躯体前面に張り付いた状態となるため、狭 いスペースであっても容量の大きい植生基盤を設置することができ、例えばツタ 類の植生には充分な水分及び肥料の保持ができる。
【0008】
【実施例】
次に本考案の実施の一例を図面について説明する。
【0009】 図において、1はコンクリート壁躯体である。このコンクリート壁躯体1は、 背面を支柱2を支持させ、傾斜させて立設されているコンクリート壁躯体1の前 面、即ち、騒音発生源側の面には、その略全面を覆うように複数の枠体3,3… …が多段配置に固定されている。この枠体3は縦横の鋼棒を互いに溶接して一体 化させた格子状の網状材4をもって前面、底面及び両側面を囲む配置に成形され ている。そしてこの枠体3の底面を図4に示すようにL字型をした複数の底面受 金具5にて受けている。底面受金具5は、コンクリート壁躯体1に予め埋設した アンカーナット6にボルト7をねじ込んで固定されている。枠体3の中間高さ部 分は、前述と同様のアンカーナット8にねじ込んで立てたスタットボルト9に止 め金10及びナット11を介して支持されている。更に躯体3の上縁部はアンカ ーナット12にねじ込んだループ付きボルト13に両端に鉤部を有する引き止め 金具14を介して止められている。
【0010】 このようにしてコンクリート壁躯体1の前面と枠体3とによって囲まれた植生 用土壌材収容部が構成され、その内面には図1に示すようにコンクリート躯体1 表面側及び底面に連続させて発泡スチロール板からなる断熱材層14が張り付け られ、また前面及び両側面の内側には不織布からなる透水性遮閉幕15が張り付 けられている。そして断熱材層14及び遮閉幕15によって囲まれた空間内に上 部開口により植生用土壌材16を収容している。この土壌材16としては有機質 繊維状材料、例えばバガス、竹茎、麦ワラ、キビ類の茎等を主成分とし、これに 無機質材料及びバインダーを加え、肥料成分の内、炭素率が10〜30%になる ように調製して盤状にプレス成型したものを使用している。
【0011】 このようにしてコンクリート壁躯体1の表面全面に層状に土壌材16を配し、 その前面に網状材4の格子の間から遮閉幕15を透して土壌材16に穴17を所 望の間隔毎にあけ、その穴17内にツタ類等のポット育苗した苗18を土つきの まま植える。
【0012】 なお上述の実施例では盤状にプレス成形した土壌材を使用しているが、この他 、ペレット状、その他の粒又は塊状のものを使用してもよく、更に天然の土壌に 繊維状材料等の肥料成分を混合したものを使用してもよい。また網材4としては 、上述の他、通常の金網や、エキスパンドメタルを使用してもよい。
【0013】
【考案の効果】
上述したように本考案の緑化防音壁は、コンクリート壁躯体の表面に網状材を もって成形した枠体を固定し、その中に土壌材を収容することによって躯体表面 に一定厚さの植生土壌材層を張り付けた構造としたことにより、その土壌材自体 が高い吸音性を有し、しかも、その表面にツタ類等の植物を植えて全面を緑化で きるため、路肩が狭い道路等でも防音効果が高く、しかも植物による自然の緑化 を施すことができることとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の緑化防音壁の実施の一例を示す縦断面
図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】緑化防音壁に使用した枠体の平面図である。
【図4】同、枠体の取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート壁躯体 2 支柱 3 枠体 4 網状材 5 底面受金具 6,8,12 アンカーナット 7 ボルト 9 スタッドボルト 10 止め金 11 ナット 13 ボルト 14 断熱材層 15 透水性遮閉幕 16 土壌材 17 穴 18 苗

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート壁躯体の前面に少なくと前
    面側を剛性の網状材をもって構成させた枠体を固定し、
    該枠体の内面に漏れ止め用の透水性シート状材を張り、
    その内側に植生用土壌材を充填し、前面側の網状材を通
    して草木類を植生させてなる緑化防音壁。
JP008430U 1993-02-05 1993-02-05 緑化防音壁 Pending JPH0660612U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008430U JPH0660612U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 緑化防音壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP008430U JPH0660612U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 緑化防音壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660612U true JPH0660612U (ja) 1994-08-23

Family

ID=11692913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP008430U Pending JPH0660612U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 緑化防音壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0660612U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003096719A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Hazama Gumi Ltd 緑化防音壁
BE1020733A5 (nl) * 2012-12-17 2014-04-01 Vanbockrijck Nv Prefabbetonelement voor het vervaardigen van een schermwand.
IT201800011171A1 (it) * 2018-12-17 2020-06-17 Valter Angeli Modulo prefabbricato per il rivestimento o la realizzazione di pareti con copertura vegetale
DE102021113822A1 (de) 2021-05-28 2022-12-01 Heinrich Blase Lärmschutzvorrichtung mit mehreren Funktionen

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003096719A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Hazama Gumi Ltd 緑化防音壁
BE1020733A5 (nl) * 2012-12-17 2014-04-01 Vanbockrijck Nv Prefabbetonelement voor het vervaardigen van een schermwand.
IT201800011171A1 (it) * 2018-12-17 2020-06-17 Valter Angeli Modulo prefabbricato per il rivestimento o la realizzazione di pareti con copertura vegetale
DE102021113822A1 (de) 2021-05-28 2022-12-01 Heinrich Blase Lärmschutzvorrichtung mit mehreren Funktionen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200398771Y1 (ko) 식생매트를 이용한 수직 인공구조물 전면 녹화장치
JP2762341B2 (ja) 緑化用植栽ユニット棚
JP2002330631A (ja) 立体プランター
JPH0660612U (ja) 緑化防音壁
JP2004254565A (ja) 垂直面緑化のための緑化装置
JP3054749B2 (ja) 防音壁の施工方法
JP3184895B2 (ja) 緑化防音壁
KR200402616Y1 (ko) 벽면녹화 시공구조
JP2004254559A (ja) 緑化パネル
JP3890532B2 (ja) 多目的緑化盤及び緑化方法
KR100558470B1 (ko) 친환경 방음벽
JPH05112913A (ja) 緑化植物栽培部を有する防音パネル
KR101048499B1 (ko) 사계절 녹화 황토 방음벽 및 이를 이용한 방음벽 시공 공법
JP2001292648A (ja) 樹木固定具を用いたコンクリート打設面用の樹木生育装置とその樹木生育工法
JP2000291269A (ja) 機能建築物
JP2541396Y2 (ja) テラス状植生用ポット付き法枠擁壁
JPH05295714A (ja) 植生ブロック
JP3170480B2 (ja) 法面の緑化工法
JPH0988074A (ja) 法面保護工法及び法枠部材
JPH07279278A (ja) 植栽可能な防音壁体構造
CN108012711B (zh) 一种悬挂式箱形植被装置进行墙面绿化的方法
JP3825512B2 (ja) 傾斜面用植栽ポットの構築方法
JP2002125469A (ja) 建築物の化粧柱構造
KR100457781B1 (ko) 토양 적층방식을 이용한 식생방음벽 공법 및 그 식생방음벽
KR100404667B1 (ko) 녹화 공사 방법