JP3825512B2 - 傾斜面用植栽ポットの構築方法 - Google Patents

傾斜面用植栽ポットの構築方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、道路の側面を形成する傾斜した地面や宅地の傾斜した地面などの、いわゆる、傾斜面に花木等の苗木を植栽するための植栽ポットを構築する傾斜面用植栽ポットの構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、傾斜した地面に花木等の苗木を植栽する方法としては、例えば、傾斜面に凹部を削孔し、該削孔内に客土を含む植栽に必要な基材を投入し、ここに花木等の苗木を植栽することが一般に行われている。あるいは、スペーサ等を用いて凹部を形成する方法等も既に知られている。
【0003】
また、かかる傾斜面の凹部を利用する以外にも、例えば、実開平5−81338号公報、さらには、特開平5−98647号公報などに示すような植栽ボックスを利用する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような傾斜面で小木あるいは苗木等を植栽するに際しては、その植物が生育するために十分な基盤の確保が重要であり、適度な保水性と排水性を備える必要があり、特に、傾斜面で苗木等を植栽する場合には、投入した客土を含む基材を雨水にかかわらず、これを確実に傾斜面に保持する必要がある。
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、特に、植物の生育するための十分な基盤である保水性と排水性、さらには、客土を含む基材の傾斜面上での保持に関しては十分に考慮されておらず、そのため、傾斜面での花木の苗木等の植栽には十分でないという問題があった。
【0006】
また、かかる傾斜面での植栽作業では、特に、容易に作業を行うことができ、かつ、作業の安全が必要であるが、上記従来技術では、この点についても十分な考慮がされているものとは言い難いものであった。
【0007】
そこで、本発明では、上記従来技術における不都合・問題点に鑑み、特に、傾斜面において、植栽する植物の生育するための十分な基盤を、安全かつ容易な作業で構築することが可能な傾斜面用植栽ポットの構築方法を提供することを目的とする。
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明によれば、その一方の面あるいは両面に吸水性と保水性とを備えたマット状部材を付着した剛性を有する多孔の網状部材を傾斜面上に固定し、これにより形成される凹部に客土を充填し、あるいは、生育基材を吹付ける事によって傾斜面用植栽ポットを構築する方法が提案されている。
より詳細には、吸水性と保水性を備えたマット状部材を付着した方形の剛性を有する多孔の網状部材の両側部を屈折して略「コ」の字状に形成し、その中央部の一方の端部に、やはり、その一方の面あるいは両面に吸水性と保水性とを備えたマット状部材を付着した、方形の剛性を有する多孔の網状部材の一端を、互いに回動可能に取り付け、前記回動可能な方形の多孔の網状部材の他端を、傾斜面に設置した法枠の横梁部に固定した後に、前記略「コ」の字状に形成した網状部材を回動して前記法枠内に配置して固定する方法が提案されている。
【0009】
さらに、本発明によれば、前記の網状部材を設置した上面に金網を張設し、当該金網を張設した後に、前記網状部材により形成される凹部に客土を充填し、あるいは、生育基材を吹付ける事によって傾斜面用植栽ポットの構築する方法が提案されている。
【0010】
加えて、本発明によれば、前記の網状部材により形成される凹部に充填した客土、あるいは、吹き付けられた生育基材の表面に、さらに、植栽された苗木の周囲を取り囲み、かつ、その一部に切れ目を形成した発芽抑止機能を備えたシート状物を張設する傾斜面用植栽ポットの構築方法が提案されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の詳細について、添付の図面を参照しながら説明する。
図5には、まず、本発明の傾斜面用植栽ポットの構築方法において使用する、剛性を有する多孔の網状部材である板状の剛性網状部材10が示されている。この斜面植栽用ポットを構成する剛性網状部材10は、例えば、金網あるいはパンチングメタル等の比較的粗い網状の部材から構成され、かつ、ある程度の剛性と可撓性を有する。より具体的には、この網状体は、金属棒などの素線を例えば熔接により金網状に形成したものであり、その線径や網目は自由であるが、但し、折曲げ等の加工の可能な程度としたものである。また、その形状は、例えば、長方形に形成し(図5(A))、あるいは、略長方形で、その中央附近の幅員が左右両端より広くなる様に形成している(図5(B))。
【0012】
そして、この剛性網状部材10の片面、あるいは、その両面には、吸水性と保水性を備えるマット状物20を付着している。これは、例えば、不織布等のマットからなり、その厚みが5mmから30mm程度のものである。なお、この保水性のマット状物20は、上記剛性網状部材10の一方の面だけに付着したものばかりではなく、剛性網状部材10の両面へ付着したものでもよい。また、この保水性のマット状物20を袋状に加工して、その内部に剛性網状部材10を挿入する事によっても可能である。また、この保水性のマット状物20は、剛性網状部材10の全面に付着するだけではなく、その一部にだけ付着するものも可能である。
【0013】
まず、図1には、本願発明に係るものではないが、参考例として、上記図5(A)に示した、長方形に形成し、その片面、あるいは、両面にマット状物20を付着した剛性網状部材10を使用した傾斜面用植栽ポットの構築方法が示されている。図からも明らかなように、この方法では、まず、上記長方形状のマット状物20を付着した剛性網状部材10を、略「コ」の字状に屈折する。そして、この略「コ」の字状に屈折した剛性網状部材10の対向する両面の底面を略三角形に外側に屈折して固定端11、11を形成する。なお、この時、外側に屈折して三角形に形成する固定端11、11は、植栽ポットを構築する傾斜面の勾配に合わせて、その上端面12が略水平となる様に調整する。そして、このようにして形成された長方形状のマット状物20を付着した剛性網状部材10を、その固定端11、11を利用して傾斜面100上に配置し、さらには、例えばアンカーピン50、50などにより固定する。
【0014】
まず、図1には、上記図5(A)に示した、長方形に形成し、その片面、あるいは、両面にマット状物20を付着した剛性網状部材10を使用した傾斜面用植栽ポットの構築方法が示されている。図からも明らかなように、この方法では、まず、上記長方形状のマット状物20を付着した剛性網状部材10を、略「コ」の字状に屈折する。そして、この略「コ」の字状に屈折した剛性網状部材10の対向する両面の底面を略三角形に外側に屈折して固定端11、11を形成する。なお、この時、外側に屈折して三角形に形成する固定端11、11は、植栽ポットを構築する傾斜面の勾配に合わせて、その上端面12が略水平となる様に調整する。そして、このようにして形成された長方形状のマット状物20を付着した剛性網状部材10を、その固定端11、11を利用して傾斜面100上に配置し、さらには、例えばアンカーピン50、50などにより固定する。
【0015】
その後、上記のようにして傾斜面100上に立設して固定した、吸水性と保水性を備えたマット状物20を付着した「コ」の字状の剛性網状部材10により形成された凹部に客土200を充填して、苗木300を植栽する傾斜面用植栽ポットを構築する。このようにして構築された傾斜面用植栽ポットの断面が、図2に示されている。なお、上記のように客土を盛って充填する作業に代え、土と粒状の保水材、さらには、土壌改良材や肥料などの植物の育成基材を含む粒状の基材を混入し、また、必要によっては、結着剤などをも混入した基材を、例えばモルタル吹付け機などによって吹き付けて充填することも可能である。なお、土に混入する保水材の一例としては、例えばピートモス等が挙げられる。この吹き付けによる充填作業によれば、特に、急勾配の傾斜面などにおける作業を容易にすることが可能となる。
【0016】
次に、図3には、本願発明に係るものではないが、参考例として、上記図5(A)に示した、長方形状の、片面あるいは両面にマット状物20を付着した剛性網状部材10を使用した、他の傾斜面用植栽ポットの構築方法を示している。この例では、図示のように、上記剛性網状部材10を中央部から略「V」字状に屈折し、さらに、その両外縁部を外側に屈折して固定端13、13とする。その後、この固定端13、13を傾斜面上に複数連続に、あるいは、独立して立設し、さらには、例えば上記のアンカーピン50、50などにより固定する。
【0017】
上記のようにして「V」字状に屈折し、「V」字状の頂部を上側にしてその片面あるいは両面にマット状物20を付着した剛性網状部材10を、植栽ポットを構築する傾斜面100上に立設して固定した後、その形成された「V」字状の部分に客土を充填し、あるいは、土と粒状の保水材、土壌改良材や肥料などの植物の育成基材を含む粒状の基材を混入し、必要によっては結着剤などをも混入した基材を、例えばモルタル吹付け機などによって吹き付けて充填することは上記と同様である。
【0018】
さらに、図4も本願発明に係るものではないが、参考例として、上記図5(B)に示した、その片面あるいは両面にマット状物20を付着すると共に、略長方形で、その中央附近の幅員が左右両端より広くなる様に形成した剛性網状部材10を使用した傾斜面用植栽ポットの構築方法を示している。なお、この場合、上記剛性網状部材10の一端(図5(B)では右端)から延びた、網状体を構成する金属棒素線の先端部14、14…を「く」の字状に屈折している。そして、図にも示すように、この剛性網状部材10を傾斜面上で屈曲しながら、その底面15を傾斜面の勾配に合わせながらその上面が略平行になるように、かつ、外形が略円筒形になるように形成する。その際、この剛性網状部材10を屈曲した後に、上記の「く」の字状に屈折した先端部14を、他端の網状体の一部に係止して連結し、立設して固定する。
【0019】
その後、上記の外形を略円筒形に形成した剛性網状部材10をアンカーピンなどにより固定し、この傾斜面上に固定した略円筒形の剛性網状部材10により形成された凹部に客土を充填し、あるいは、土と粒状の保水材、土壌改良材や肥料などの植物の育成基材を含む粒状の基材を混入し、必要によっては結着剤などをも混入した基材を、例えばモルタル吹付け機などによって吹き付けて充填することは上記と同様である。
【0020】
続いて、図6〜図8により、本発明の実施例による傾斜面用植栽ポットの構築方法について説明する。
まず、図6に示すように、図1により前述したものと同様に、その片面あるいは両面にマット状物20を付着した可撓性の多孔網状部材である剛性網状部材10の両側を屈折して、外形略「コ」の字状に形成する。また、その中央部の一方の端部(図の下端部)には、やはり、その片面あるいは両面にマット状物20を付着した長方形の剛性網板状底板10’を回動可能に取り付ける。
【0021】
なお、この取り付け構造は、図7に示すように、上記「コ」の字状に形成した剛性網板状部材10の中央部の端部から延びた、網状体を構成する金属棒素線の先端部16、16…を「α」又は「R」字状に屈折し、一方、回動可能に取り付けられる長方形の剛性網板状底板10’の一端から延びた、網状体を構成する金属棒素線の先端部16’、16’…も、同様に「α」又は「R」字状に屈折する。その後、これら先端部に形成した両方の「α」又は「R」字状部に、剛性の高い骨線17を貫通して結合し、これにより、上記剛性網板状底板10’が剛性網板状部材10に対して回動可能に取り付ける。
【0022】
次ぎに、図8に示すように、上記のようにして用意した、剛性網板状部材10に連結された剛性網板状底板10’の他端をアンカーボルト等により、法枠400の横梁部450に固定し、しかる後、上記「コ」の字状に屈折して形成した剛性網板状部材10の箱体を枠内に回転して法枠の内部に挿入し、さらに、アンカーボルト等により、上記「コ」の剛性網板状部材10の屈折した両側面部を法枠の縦梁部460に固定する。その後、上記「コ」の剛性網板状部材10の内部に客土を充填し、あるいは、土と粒状の保水材、土壌改良材や肥料などの植物の育成基材を含む粒状の基材を混入し、必要によっては結着剤などをも混入した基材を、例えばモルタル吹付け機などによって吹き付けて充填することは上記と同様である。
【0023】
さらに、本発明によれば、図9に示すようなシート状部材により、上記の方法で盛った客土200に植栽した苗木300の周囲を被覆する。なお、このシート状部材500、500’は、図9(A)及び図9(B)にも示すように、方形又は円形のシートからなり、傾斜面100上に構築した斜面植栽用ポットの形状に合わせて、適宜、選択して使用される。このシート状部材500、500’には、図示のように、その中央部付近に円形の穴510を、そして、シートの外周からこの穴510につながる切込み520を形成している。なお、この切込み520は、直線状( 図9(A))、あるいは、螺旋状(図9(B))でもよい。
【0024】
図10には、これらシート状部材500、500’の使用方法(但し、シート状部材500)が具体的に示されており、すなわち、シート状部材500の切込み520を使用して中央部の穴510に植栽を行った苗木300が位置するように、シート状部材500により苗木300の周囲に盛った客土200の表面を被覆する。これにより、植栽した苗木300の周囲の水分の蒸発を抑制し、その養生効果により植栽される苗木の活着率を向上することができる。また、これらシート状部材500、500’が苗木300の周囲に盛った客土200の表面を被覆することにより、例えば芝草などの種子をも同時に吹き付けて充填した場合など、その発芽を抑制することが出来る。なお、その際、苗木300はその中央部の穴510の部分に位置していることから、このシート状部材により被圧されることはない。
【0025】
また、図11には、本願発明に係るものではないが、参考例として、傾斜面用植栽ポットの構築方法が示されている。この参考例の方法では、図にも示すように、傾斜面100上に、上述した方法により構築して固定配置し、複数の斜面植栽用ポットとして形成した剛性網状部材10の上から、全体にさらに、菱目状の金網18を張設し、この金網18により剛性網状部材10を係止するものである。なお、この図において、この金網18を傾斜面100の地山上に固定するためのアンカーピンがやはり符号12により示されている。すなわち、このアンカーピン12、12…は金網18を固定すると共に、形成した剛性網状部材10をも間接的に固定する役目をも果たしている。
【0026】
なお、その後、やはり上記と同様に、上記剛性網状部材10により形成した凹部内に客土を充填し、あるいは、土と粒状の保水材、土壌改良材や肥料などの植物の育成基材を含む粒状の基材を混入し、必要によっては結着剤などをも混入した基材を、例えばモルタル吹付け機などによって吹き付けて充填することは上記と同様である。
【0027】
【発明の効果】
以上に詳細に説明したように、本発明の傾斜面用植栽ポットの構築方法によれば、傾斜地にもかかわらず、苗木の植栽のために盛った客土や吹き付けて充填した基材が雨水などにより流されることなく、傾斜面上に確実に保持でき、また、雨水などが内部に滞留することなく、同時に、保水材の充填により保水性にも優れることから、乾燥期においても灌水等の維持管理を行わなくても花木の活着率が良く、かつ、排水性にも優れていることから根腐れなどを起こすことなく、確実に、苗木の植栽が可能であり、さらに、作業も容易かつ安全に行うことが出来、これにより、傾斜面の補強と共に、環境の緑化にも寄与するという、技術的にも社会的にも優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係らない参考例である傾斜面用植栽ポットの構築方法において形成して使用する「コ」の字状の剛性網状部材の構造を示す斜視図である。
【図2】 上記図1に示した剛性網状部材を使用して構築された傾斜面用植栽ポットの断面図である。
【図3】 本発明に係らない参考例である傾斜面用植栽ポットの構築方法において形成して使用する「V」の字状の剛性網状部材の構造を示す斜視図である。
【図4】 本発明に係らない参考例である傾斜面用植栽ポットの構築方法において形成して使用する円筒形状の剛性網状部材の構造を示す斜視図である。
【図5】 上記の種々の形状の剛性網状部材を構成する部材を示す平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態になる傾斜面用植栽ポットを構築するために使用する「コ」の字状の剛性網状部材と底板の構造を示す斜視図である。
【図7】 上記図6に示す「コ」の字状の剛性網状部材と底板との間の取り付け構造を示す図である。
【図8】 上記図6に示す「コ」の字状の剛性網状部材と底板を使用して傾斜面の法枠内に傾斜面用植栽ポットを構築する方法を示す図である。
【図9】 本発明の傾斜面の苗木植栽方法において使用されるシート状部材の構成を示す平面図である。
【図10】 上記図9に示したシート状部材の使用方法を示す図である。
【図11】 本発明に係らない参考例である傾斜面での傾斜面用植栽ポットの構築方法を示す断面図である。
【符号の説明】
10 剛性網状部材
11 固定端
12 上端面
13 固定端
14 素線の先端部
15 底面
16、16’ 素線の先端部
17 骨線
18 金網
20 マット状物
50 アンカーピン
100 傾斜面
200 客土
300 苗木
400 法枠
450 横梁部
460 縦梁部

Claims (3)

  1. その一方の面あるいは両面に吸水性と保水性とを備えたマット状部材を付着した、方形の剛性を有する多孔の網状部材の両側部を屈折して略「コ」の字状に形成し、その中央部の一方の端部に、やはり、その一方の面あるいは両面に吸水性と保水性とを備えたマット状部材を付着した、方形の剛性を有する多孔の網状部材の一端を、互いに回動可能に取り付け、前記回動可能な方形の多孔の網状部材の他端を、傾斜面に設置した法枠の横梁部に固定した後に、前記略「コ」の字状に形成し、その一方の面あるいは両面に吸水性と保水性とを備えたマット状部材を付着した多孔の網状部材を回動して前記法枠内に配置して固定し、前記吸水性と保水性とを備えたマット状部材を付着した当該「コ」の字状の網状部材と当該他端の網状部材とにより形成される凹部に客土を充填し、あるいは、生育基材を吹付ける事によって形成することを特徴とする傾斜面用植栽ポットの構築方法。
  2. 前記請求項1に記載の傾斜面用植栽ポットの構築方法において、前記網状部材を設置した上面に金網を張設し、当該金網を張設した後に、前記網状部材により形成される凹部に客土を充填し、あるいは、生育基材を吹付ける事によって形成することを特徴とする傾斜面用植栽ポットの構築方法。
  3. 前記請求項1に記載の傾斜面用植栽ポットの構築方法において、さらに、前記網状部材により形成される凹部に充填した客土、あるいは、吹き付けられた生育基材の表面に、植栽された苗木の周囲を取り囲み、かつ、その一部に切れ目を形成した発芽抑止機能を備えたシート状物を張設することを特徴とする傾斜面用植栽ポットの構築方法。
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