JP2736231B2 - 成型用型枠装置 - Google Patents

成型用型枠装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばU字溝用コンク
リートブロック等の如きコンクリート製品を成型する成
型用型枠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製品等の成型用の型枠装置
として、金属板を函状に折曲して、この型枠内に鉄筋と
ともにあるいは単独にコンクリートを投入し、硬化させ
る方法が従来から知られている。この種、金属製の型枠
装置によりコンクリートブロックを形成する場合には、
成型時に型枠自体が所定の成型寸法に容易に組立固定で
き、また成型後においては、成型されたコンクリートブ
ロックが型枠内より容易に取り外しができるようにしな
ければならない。
【0003】そのため、型枠装置は、通常この型枠を構
成する底板と側板とが組立,分解できるように別体とし
て形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、型枠を底板及
び側板に組立,分解ができるようにすると、この底板と
側板の接合部分において、板材のソリや撓み等によって
隙間が生ずる。このため、この隙間部分においてコンク
リートの漏れが生じ、図7に示すように、完成品となる
コンクリートブロック100の当該部分に余分なコンク
リート材の凝結や破損101を生じさせ、不良品発生の
原因となっている。
【0005】そこで、底板と側板の接合部分に、パッキ
ング部材を取付け、コンクリートの漏れを防止すること
は行われているが、通常の単なる棒状のゴム材を介在さ
せてなるパッキング部材では十分にコンクリートの漏れ
に対処できないのが現状であった。すなわち、棒状のゴ
ム材等からなるパッキング部材においては、底板と側板
の接合部分における底板や側板のソリ等の変形を吸収し
て圧着し、密着度を均等確実となすことができないとい
う問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る成
型用型枠装置は、上述の課題を達成するために提案され
たものであって、板状に形成される底板と、この底板の
四辺に対し取付けられる側板とにより函状に成型される
型枠と、側板の少なくとも一辺を、底板に対し開放可能
に取付けるためのヒンジ部材と、底板と開放可能な側板
との間の接合部分に亘り取付けられる膨張可能な中空の
パッキング部材と、パッキング部材を膨張させるための
空気をパッキング部材内に供給する収縮膨張可能な空気
供給部材とを有し、空気供給部材は、側板の開放端側閉
塞に伴って収縮されてこの空気供給部内の空気をパッキ
ング部材内に供給し、パッキング部材を膨張させて底板
と側板の接合部分を密着させてなるものである。
【0007】また、膨張可能なパッキング部材を側板と
他の側板の間の接合部分に設けても良い。
【0008】
【作用】本発明において、底板と側板との間の接合部分
に取付けられるパッキング部材は、空気供給部材に接続
されており、側板の底板に対する組立て時において、側
板の開放端側を閉塞するにともなって、空気供給部材内
の空気がパッキング部材中に移動され、パッキング部材
を膨張させることにより、底板と側板との間の接合部分
の密着度を向上させて、この接合部分におけるコンクリ
ート漏れを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。この実施例においては、U字溝用のコンク
リートブロックを成形する成型用型枠装置について説明
する。
【0010】先ず本実施例に係る成型用型枠装置1は、
図1に示すように、鉄板等の金属材料を板状に形成して
なる底板2と一組の第1の側板3,4及び第2の側板
5,6を有してなる。
【0011】底板2には、成型するU字溝用ブロックの
形状に合わせて台形の突状部7が形成されている。この
底板2の長手方向中央部には、突状部7から突出して仕
切り板8が設けられ、一度に2つのU字溝用ブロックを
成型することができるようになされている。
【0012】第1の側板3,4は、底板2の四辺のう
ち、前面側及び後面側に取付けられる。すなわち、第1
の側板3,4は、この型枠装置1の前面又は後面を覆う
に足る大きさの板状に形成されてなる。そして、この第
1の側板3,4は、底板2に設けられる突条部7の両端
部から突設されたガイド部材9,9を挿通し、外方側か
らストッパ部材19によって締付け固定される。これに
より第1の側板3,4は、底板2に対し取付けられ、枠
体の前面板及び後面板を構成する。
【0013】次に、第2の側板5,6が、底板2の両側
にヒンジ部材10を介して取付けられ、上端側が開閉可
能となされている。この第2の側板5,6は、この型枠
装置1の両側を覆うに足る大きさの板状に形成され、上
端側には、形成されるコンクリートブロックの両側面に
傾斜を付けるための突出傾斜部5a,6aが設けられて
いる。
【0014】したがって、底板2と、この底板2の前後
面に取付けられる第1の側板3,4と両側面に取付けら
れる第2の側板5,6とにより、函状の型枠が形成され
る。
【0015】そして、例えば、図3に示すように、第2
の側板5と対向する底板2の側縁部11には、後述する
ゴムパッキンが取付けられる取付け凹部12が設けられ
ている。そして、この取付け凹部12にゴムパッキン1
3が収納されて取付けられる。
【0016】このゴムパッキン13は、図5に示すよう
に、底板2の側縁に応じた長さとされ、中空部13aが
形成されている。そして、この中空部13aに空気が流
入されることによりゴムパッキン13全体が膨張可能と
なされている。そして、このゴムパッキン13の一端側
から延設されるホース14によりエアタンク15に接続
されている。したがって、このゴムパッキン13は、エ
アタンク15に対しホース14を介して空気が流入又は
流出可能となされている。
【0017】なお、底板2の側縁部11へのゴムパッキ
ン13の取付け手段としては、上記に限定されるもので
はなく、底板2と第2の側板5との接合部分の密着性を
向上し得るように配置されるものであれば良い。すなわ
ち、図6に示すように、底板2の側縁部下方にゴムパッ
キン13を配設するためのパッキン受け20を設け、こ
のパッキン受け20にゴムパッキン13を配設するよう
にしても良い。
【0018】ホース14は、例えば、第1の側板3のゴ
ムパッキン13の端部に対応する位置に設けられた透孔
を挿通されて、第1の側板3の上方に導かれる。そし
て、この第1の側板3の一側縁に突設して設けられるタ
ンク押圧板16の透孔に挿通されてエアタンク15に接
続される。
【0019】エアタンク15は、図3及び図4に示すよ
うに、ジャバラ式となされ、収縮膨張可能となされてい
る。よって、このエアタンク15を収縮させることによ
りこのエアタンク15内の空気をホース14を介してゴ
ムパッキン13内部に送り込み、また逆に、膨張させる
ことによりゴムパッキン13内の空気を吸い取ることが
できる。
【0020】このエアタンク15は、例えば、第2の側
板5の開放端側側方から突出形成されたタンク取付け板
17に取付けられる。このタンク取付け板17は、第1
の側板3に設けられるタンク押圧板16と対向し、第2
の側板5の開放端側閉塞時に、エアタンク15はタンク
押圧板16に押圧される。したがって、第2の側板5の
開放端側を閉塞固定し、図2及び図4に示すように型枠
を形成すると、エアタンク15が収縮される。
【0021】このとき、エアタンク15内の空気がホー
ス14を介してゴムパッキン13内に送り込まれ、この
ゴムパッキン13が膨張される。このゴムパッキン13
の膨張により、底板2と第2の側板5との接合部分が密
着されることとなる。なお、もう一方の側板6について
も同様に底板2との接合部分にゴムパッキン13を設け
れば良い。
【0022】この状態において、この型枠装置1に上方
からコンクリート材を流し込む。このとき、例えば底板
2と第2の側板5との接合部分においては、膨張可能な
ゴムパッキン13によって確実に密着されてなるので、
コンクリート漏れが生じない。そして、一定時間コンク
リート材を養生し硬化させれば、コンクリートブロック
が成型される。
【0023】したがって、上述のように底板2と第2の
側板5の接合部分に膨張可能なゴムパッキン13を配し
てなる型枠装置1によれば、この型枠装置1内にコンク
リート材等を充填し硬化させる場合において、底板2と
第2の側板5の接合部分においてコンクリート等の漏れ
を防止でき、成型されるコンクリートブロックの端部を
確実に成型することができる。
【0024】そして、コンクリート材の硬化後において
は、第2の側板5,6の固定を解除し、この第2の側板
5,6の開放端側を開放する。このとき、底板2と第2
の側板5との接合部分に配されたゴムパッキン13は、
エアタンク15が膨張されることによりゴムパッキン1
3内の空気がエアタンク15側へ吸い取られて収縮する
ので、容易に底板2と第2の側板5を取り外すことがで
きる。
【0025】また、第1の側板3,4を固定するストッ
パ部材19を緩めてガイド部材9から外し、底板2から
第1の側板3,4を取り外す。これにより、容易に成型
したコンクリートブロックを本成型用型枠装置1より取
り出すことができる。
【0026】なお、この実施例においては、膨張可能な
ゴムパッキン13を底板2と第2の側板5との接合部分
について用いた場合について説明したが、底板2と第1
の側板3,4との接合部分にそれぞれゴムパッキンを設
けるようにしても良いことは言うまでもない。このよう
にすれば、成型されるコンクリートブロックの四辺にお
いてコンクリート漏れのない完成品を提供することがで
きる。
【0027】また、第1の側板と第2の側板との接合部
分にゴムパッキンを配置するようにしても良い。このよ
うにすれば、第1の側板と第2の側板との間の接合部分
についての密着性も向上させることができる。
【0028】なお、本実施例においては、ゴムパッキン
とエアタンク内に空気を充填し、その移動による空気圧
でゴムパッキンを膨張させることとしたが、この例に限
定されることなく、例えば、ゴムパッキン等の内部に水
や油を充填し、水圧や油圧によりゴムパッキンを膨張さ
せるようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、底板と側板との接合部
分に取付けられるパッキング部材が空気供給部に接続さ
れており、側板の底板に対する組立時に空気供給部内の
空気がパッキング部材内に移動されてパッキング部材を
膨張させることにより、底板と側板の接合部分の密着度
を向上させて、この接合部分におけるコンクリート漏れ
を防止することができる成型用型枠装置を提供すること
ができる。
【0030】特に、膨張可能なゴムパッキンによれば、
底板と側板の接合部分における底板や側板のソリ等の変
形を吸収して圧着し、密着度を均等確実となすことがで
きる。
【0031】よって、本発明に係る成型用型枠装置を用
いて成型されたコンクリートブロックは、余分なコンク
リートが凝結したり、破損したりすることのない確実な
完成品となすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成型用型枠装置の第2の側板開放
状態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る成型用型枠装置の第2の側板閉塞
状態を示す斜視図である。
【図3】成型用型枠装置の第2の側板開放状態を示す要
部断面図である。
【図4】成型用型枠装置の第2の側板閉塞状態を示す要
部断面図である。
【図5】ゴムパッキンの形状を示す側面図及び正面図で
ある。
【図6】成型用型枠装置へのゴムパッキンの他の取付け
手段を示す要部断面図である。
【図7】従来の成型用型枠装置により形成されたコンク
リートブロックを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 底板 3,4 第1の側板 5,6 第2の側板 10 ヒンジ部材 13 ゴムパッキン 15 エアタンク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状に形成される底板と、 この底板の四辺に対し取付けられる側板とにより函状に
    成型される型枠と、 側板の少なくとも一辺を、底板に対し開放可能に取付け
    るためのヒンジ部材と、 底板と開放可能な側板との間の接合部分に亘り取付けら
    れる膨張可能な中空のパッキング部材と、 パッキング部材を膨張させるための空気をパッキング部
    材内に供給する収縮膨張可能な空気供給部材とを有し、 空気供給部材は、側板の開放端側閉塞に伴って収縮され
    てこの空気供給部内の空気をパッキング部材内に供給
    し、パッキング部材を膨張させて上記底板と側板の接合
    部分を密着させてなる成型用型枠装置。
  2. 【請求項2】 膨張可能な中空のパッキング部材を側板
    と他の側板の間の接合部分に設けてなることを特徴とす
    る請求項1記載の成型用型枠装置。
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