JPH10264136A - 可撓性ファスナーを用いるコンクリートブロックの成形型枠及び成形方法 - Google Patents

可撓性ファスナーを用いるコンクリートブロックの成形型枠及び成形方法

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JPH10264136A
JPH10264136A JP9296297A JP9296297A JPH10264136A JP H10264136 A JPH10264136 A JP H10264136A JP 9296297 A JP9296297 A JP 9296297A JP 9296297 A JP9296297 A JP 9296297A JP H10264136 A JPH10264136 A JP H10264136A
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block
molding
groove
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Satoshi Onishi
智 大西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工及び補修が容易で、外力によるずれを許
容する密閉性を備えた接続構造のコンクリートブロック
を成形する手段を提供する。 【解決手段】 小口成形面17aと周成形面16aとが
交叉する線に沿って妻板17に凹溝23が形成された型
枠を用い、凹溝23に、嵌合突条または嵌合溝を備えた
係着部9aとブロック内に埋設されるモールド部5とを
備えた断面形状の可撓性材料からなる帯状のファスナー
受け9を、その嵌合突条または嵌合溝を小口成型面17
aと平行に周成形面16a側に向けかつその係着部9a
の周囲にコンクリートが流入しないように保持し、キャ
ビティにコンクリートを流し込む。好ましい実施態様で
は、ファスナー受けの嵌合突条または嵌合溝に添設ない
し嵌合して型枠の凹溝23内へのコンクリートの流入を
防止する帯状ないし紐状のパッキン材を添設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、U字溝、ボック
スカルバート、建築用パネルなどのコンクリートブロッ
クの成形型枠に関するもので、特にブロックの小口面と
内面または外面とが連接する角部に沿って樹脂成形品か
らなる可撓性を備えたファスナーをモールドしたコンク
リートブロックを成形するための型枠に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】U字溝、ボックスカルバート、建築用パ
ネルなどのコンクリートブロックは、ブロック相互を一
次元または二次元的に、場合によっては三次元的に連結
して開渠、暗渠、壁面などを構築する。従ってこの種の
構築物の施工に際しては、コンクリートブロック相互を
接続する作業が不可欠であり、充分な強度と耐久性及び
密閉性を備え、かつ施工が容易な接続構造が要求され
る。
【0003】たとえばU字溝などにおいては、ブロック
の端面相互をボルトとナットで締結する締結構造が一般
的で、接続部に密閉性を付与するために、突合せ端部に
モルタルを埋め込んだり、溝と突条との嵌合対を設けた
り、ゴム製のシール材を介在させたりしている。
【0004】ブロックの連接部に溝と突条の嵌合構造を
採用するときは、型枠のブロックの小口面を成形する小
口成形面の一方に突条を、他方に溝を設けることによ
り、小口面の一方に溝を、他方に突条を備えたコンクリ
ートブロックを成形する。また、ブロックの接続部にゴ
ム製のシール材を介在させるときは、型枠の小口成形面
の双方に突条を設けてブロックの両小口面にシール材を
嵌入するための溝を成形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ボルトナットなどで成
形品相互を締結して連結する構造は、成形品相互の位置
関係を長期に亘って一定に保持することができる剛性の
高い構造であり、強度的にも優れている。しかし、この
ような剛構造の場合、地震などで強大な外力が作用する
と、外力を逃がすことができず、接続部や成形品自体が
一気に破壊するという問題が生ずる。
【0006】またボルトナットなどで成形品相互を連結
する構造では、連結部に密閉性を付与するためにシール
構造を別途設ける必要があり、シール材としてモルタル
などを用いるときは、施工した後モルタルが硬化するの
を待たなければならず、工期が長くなるという問題があ
る。
【0007】また、ブロック相互の小口面に突条と溝と
を形成して、成形品相互の連結とシールとを行うという
構造、及び成形品の対向する小口面の両方に溝を設け
て、この溝内に帯状ないし縄状のシール材を介装する構
造は、隣接するブロック相互を小口面の面直角方向に移
動して突き合わせる動作により、ブロックの連結を行わ
ねばならないので、施工が面倒であるとともに、補修が
困難である。
【0008】この発明は、地震などで強大な外力とずれ
が生じたような場合でも構造物の本来の機能が保持され
る柔軟性を備え、構造物を構築する際の施工が容易で、
連結部が損傷した際の補修が容易であり、かつコンクリ
ートブロック相互の接続とシールとを同時に行うことが
できるコンクリートブロックの連結構造を得る研究の一
環としてなされたもので、そのような接続構造を備えた
コンクリートブロックを成形するのに使用する型枠を得
ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の可撓性ファス
ナーを用いるコンクリートブロックの成形方法は、コン
クリートブロックの小口面を成形する小口成形面17a
と当該ブロックの内面または外面を成形する周成形面1
6aとが交わる角辺に、嵌合突条4または嵌合溝6を備
えた係着部8a、9aとブロック内に埋設されるモール
ド部5とを備えた断面形状の可撓性材料からなる帯状の
ファスナー受け8、9を、その嵌合突条4または嵌合溝
6を小口成型面17aと平行に周成形面16a側に向け
かつその係着部8a、9aの周囲にコンクリートが流入
しないように保持し、小口成形面17a及び周成形面1
6aを含む面で形成されるキャビティにコンクリートを
流し込むというものである。
【0010】上記方法を実施するのに用いるこの発明の
成形型枠は、コンクリートブロックの対向する小口面を
成形する小口成形面17aを備えた妻板17と、当該ブ
ロックの内面又は外面を成形する周成形面16aとを備
え、小口成形面17aと周成形面16aとが交叉する線
のキャビティ20側に沿って妻板17に凹溝23が形成
されており、この凹溝は小口成形面17aから突出する
鍔部材21とこの鍔部材に対向する対向部材22とを含
む部材によって形成されているもので、前記凹溝23
は、前記ファスナー受け8、9の前記係着部8a、9a
をその周囲にコンクリートが流入しないように包囲して
保持する形状とされている。
【0011】請求項3に係る発明は、前記構造を備えた
成形型枠において、周成形面16aを形成する周成形面
板16に、ファスナー受け8、9のモールド部の根元部
に当接して凹溝23の空間を閉鎖する押え鍔16bを設
けたものである。
【0012】また請求項4に係る発明は、上記構造の成
形型枠を用いるコンクリートブロックの成形方法におい
て、ファスナー受けの嵌合突条4または嵌合溝6に添設
ないし嵌合して型枠の凹溝23内へのコンクリートの流
入を防止する帯状ないし紐状のパッキン材24、25、
25aを添設した状態でファスナー受け8、9の係着部
8a、9aを凹溝23に嵌装して保持することを特徴と
するものである。
【0013】
【作用】この発明の成形型枠を用いることにより、ブロ
ックの小口面10と周面16aとの角辺に沿って、かつ
係着部8a、9aを前記小口面10及び周面16aから
後退させた位置にして、ファスナー受け8、9を固着し
たコンクリートブロックを成形することができる。この
とき、ファスナー受け8、9の嵌合溝6または嵌合突条
4は、コンクリートブロックの小口面10と平行でかつ
コンクリートブロックの周面(内面または外面)を向い
ている。
【0014】上記のファスナー受け8、9を設けたブロ
ック相互は、図6または7に示すような互いに平行な同
方向を向いた嵌合突条対4、4または嵌合溝対6、6を
備えた可撓性樹脂材料からなる帯状のファスナー2で連
結される。すなわち、ファスナー2aの突条対4または
ファスナー2bの嵌合溝対6を小口面相互を突き合わせ
た状態で配置したコンクリートブロックの隣接するファ
スナー受け8、9の嵌合溝6または嵌合突条4に嵌装す
ることにより、隣接するコンクリートブロック相互の小
口端が密閉された状態で連結される。
【0015】ファスナー受け8、9の嵌合突条4または
嵌合溝6は、構築されたコンクリート構造物の内面また
は外面に向いて互いに平行に位置しているから、コンク
リートブロックを所定位置に配置した後でファスナー2
a、2bを嵌合することができ、施工作業が極めて容易
になる。
【0016】またファスナー2の嵌合突条対4、4また
は嵌合溝対6、6の間に、所望の柔軟性を備えた可撓部
7を設けておくことにより、地震などにより大きな外力
が加わって、連結されているブロック相互がずれたとき
にも、ファスナー2a、2bとファスナー受け8、9の
突条と溝との嵌合状態は保持され、建造物の機能が維持
される。
【0017】そして上記構造の型枠によれば、上述のよ
うな連結構造を採用することができるコンクリートブロ
ックを成形する型枠を簡単な構造で実現することがで
き、型枠の凹溝23に予めファスナー受け8、9を嵌装
して、後型枠を組み立ててコンクリートを流し込むこと
により、ブロックの成形作業も容易であるという特徴が
ある。
【0018】また請求項4の方法によれば、簡易な手段
で成形中にファスナー受けの係着部の周囲にコンクリー
トが流れ込むのを確実に防止することができ、成形中に
おけるファスナー受け8、9の保持も確実で、コンクリ
ート注入時に付与される振動によってファスナー受け
8、9が離脱するおそれも全くなく、パッキン24、2
5、25aとして柔軟なゴム質のものを用いることによ
り、成形作業時のパッキンの装脱も容易にできるという
特徴がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照してこの発明の実
施の形態を説明する。図5はコンクリートブロックの例
としてU字溝を示したもので、二つのU字溝1、1が可
撓性ファスナー2で連結されている状態を示している。
ブロックの連結部の詳細は、図6及び図7に示されてお
り、図7は嵌合突条対4、4を備えたファスナー2aで
連結する例を、図6は嵌合溝対6、6を備えたファスナ
ー2bで連結する構造を示したものである。ファスナー
2a、2bは可撓性材料からなる押出成形品で、帯状の
部材の両側縁部に同方向を向いた嵌合突条対4、4また
は嵌合溝対6、6を平行に設けたものであり、中間部に
は必要に応じて可撓部7が設けられている。
【0020】コンクリートブロック1、1側には、その
小口端の部分に嵌合溝6(図7)または嵌合突条4(図
6)を備えたファスナー受け8、9がモールド部5をコ
ンクリート躯体に埋め込まれた状態で装着されている。
嵌合突条4または嵌合溝6を備えた係着部8a、9a
は、ブロックの小口面10と溝の内面11が交叉する角
辺に沿って形成された凹部3に露出しており、ファスナ
ーとの嵌合時における係着部8a、9aの変形を妨げな
いように、嵌合突条4や、嵌合溝6を形成する部材の周
囲とコンクリート躯体との間に空間を備えた構造となっ
ている。
【0021】このようなファスナー受け8、9を備えた
ブロック相互は、ブロックの小口端相互を突き合わせ
て、両ブロックの相対位置を決めた後、同方向を向いて
いる嵌合突条4または嵌合溝6にファスナー2bの嵌合
溝対6またはファスナー2aの嵌合突条対4を嵌合する
ことによって接続される。
【0022】図1は上記のような接続構造を用いるコン
クリートブロックの成形型枠の第1実施例を示した縦断
面図である。図はU字溝ブロック成形用型枠を例にし
て、ブロックの小口端を成形する部分の構造を示した断
面図である。図において概念的に示す15は型枠の基
台、16はU字溝ブロックの溝を成形する内枠で、基台
15の上に固定されている。17はブロックの小口面を
成形する妻板で、基台から延びるブラケット18に水平
方向の支点ピン19で枢着されており、支点ピン19ま
わりに揺動して開閉される。ブロックの側面を成形する
側板及び側板と妻板17とを締結する締結具は図には示
されていない。
【0023】妻板17の小口成形面17aには、ブロッ
クを成形するキャビティ20側に向けて鍔21が突設さ
れている。この鍔21は内枠16の外周面(周成形面)
16aから一定の間隔を隔てて配置されており、従って
妻板17を内側から見ると、鍔21は逆U字状に配置さ
れている。そして鍔21の内側に一定の間隔を隔てて対
向部材22が妻板17に固定して設けられている。妻板
17を閉鎖したとき、対向部材22は内枠16の外周端
部に当接する。鍔21と対向部材22とは、ファスナー
受け9の係着部9aが嵌装される凹溝23を形成してい
る。一方内枠16の外周面16aには、内枠の端部から
所定距離を隔てて押え鍔16bが植設されている。型枠
のその他の部分の構造は、従来のU字溝ブロック成形型
枠と同様である。
【0024】上記構成の型枠において、妻板17を開い
た(図1で右回りに回動させた)状態で凹溝23に可撓
性材料の押出成形品であるファスナー受け9の係着部9
aを嵌装する。嵌装したファスナー受け9は、その係着
部9aの部分を鍔21と対向部材22とで挟持された状
態で保持される。この状態で妻板17を閉じると、内枠
に設けた押え鍔16bがファスナー受けのモールド部5
の根元の部分に当接し、ファスナー受け9は鍔21、対
向部材22及び押え鍔16bで係着部9aを囲まれた状
態で保持される。
【0025】この状態でキャビティ20にコンクリート
を流し込むことにより、ファスナー受けのモールド部5
が固化したコンクリートの躯体内に埋め込まれて、図6
に示すようなU字溝が成形される。ファスナー受けの係
着部9aの周囲へのコンクリートの流入は、鍔21及び
押え鍔16bで阻止されており、コンクリートが固化し
た後妻板17を開くことにより、小口成形面17aと内
枠外周面16aが交叉する角辺から後退した位置にファ
スナー受けの係着部9aを露出させた図6に示すような
U字溝ブロックが成形される。
【0026】図2はこの発明の型枠の第2実施例を示し
たもので、ファスナー受け9を保持する部分のみを示す
断面図である。妻板17には図1のものと同様な構成の
鍔21及び対向部材22が固着されている。鍔21及び
対向部材22の突出高さは図1のものより大きく、特に
対向部材22はファスナー受けのモールド部5の根元に
設けた鍔9bに臨む高さで突出している。図1の実施例
のもので設けた押え鍔16bは設けられていない。
【0027】図2の実施例のものでは、妻板17を開い
た状態でファスナー受けの係着部9aを鍔9bと対向部
材22で形成される凹溝23に嵌装するに際し、対向部
材22の先端部とファスナー受けの係着部のモールド部
側の部分との間に形成される空間に中空紐状のゴムパッ
キン24を添設して嵌装する。この状態でファスナー受
け9は、ゴムパッキン24の弾性により凹溝23内に保
持されるとともに、凹溝23が密閉される。そこで妻板
17を閉じ、キャビティ20にコンクリートを流し込む
ことによってブロックを成形する。キャビティ20のコ
ンクリートは、ゴムパッキン24の存在により、ファス
ナー受けの係着部9aの周囲への流入が阻止される。
【0028】図3はこの発明の型枠の第3実施例を示し
たもので、型枠自体の構造は図2のものとほとんど同じ
である。異なるところは鍔21と対向部材22とで形成
される凹溝12の断面寸法が、図2のものより大きいこ
とだけである。この第3実施例の型枠でコンクリートブ
ロックを成形するときは、ファスナー受けの係着部9a
を囲むような断面形状のゴム等でできた押出成形パッキ
ン25を準備する。そしてファスナー受けの係着部9a
にこの成形パッキン25を装着した状態で鍔21と対向
部材22との間に形成される凹溝23にファスナー受け
9を嵌装し、妻板17を閉じてキャビティ20にコンク
リートを流し込むことにより、コンクリートブロックを
成形する。
【0029】成形パッキンは、図4に示すように、係着
部の嵌合突条4または嵌合溝6を設けた面のみを覆う断
面形状のものであってもよい。
【0030】このような成形パッキン25aをファスナ
ー受けの係着部8a、9aに添設ないし嵌着して凹溝に
嵌装してやれば、成形パッキン25aが係着部8a、9
aの周囲の空間を完全に閉鎖するので、係着部8a、9
aの周囲へのコンクリートの流入を防止できる。また図
2のような汎用的な断面形状のパッキンを用いるものに
比べ、成形中におけるファスナー受け8、9の保持をよ
り安定に行うことができ、係着部8a、9aの周囲への
コンクリートの流入を防止する作用もより完全であると
いう特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠の第1実施例をファスナー受けを保持した
状態で示す断面側面図
【図2】型枠の第2実施例をファスナー受けを保持した
状態で示す要部の断面側面図
【図3】型枠の第3実施例をファスナー受けを保持した
状態で示す要部の断面側面図
【図4】型枠の第4実施例をファスナー受けを保持した
状態で示す要部の断面側面図
【図5】この発明の型枠で成形されるコンクリートブロ
ックの一例を連結状態で示す斜視図
【図6】この発明の型枠で成形されるコンクリートブロ
ックの連結構造の詳細説明図
【図7】この発明の型枠で成形されるコンクリートブロ
ックの連結構造の他の例を示す詳細説明図
【符号の説明】
4 嵌合突条 5 モールド部 6 嵌合溝 8 ファスナー受け 8a 係着部 9 ファスナー受け 9a 係着部 10 小口面 16a 内枠外周面 16b 押え鍔 17 妻板 17a 小口成形面 20 キャビティ 21 鍔 22 対向部材 23 凹溝 24 ゴムパッキン 25 成形パッキン 25a 成形パッキン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートブロックの小口面を成形す
    る小口成形面(17a)と当該ブロックの内面または外面を
    成形する周成形面(16a) とが交わる角辺に、嵌合突条
    (4) または嵌合溝(6) を備えた係着部(8a,9a) とブロッ
    ク内に埋設されるモールド部(5) とを備えた断面形状の
    可撓性材料からなる帯状のファスナー受け(8,9) を、そ
    の嵌合突条(4) または嵌合溝(6) を小口成形面(17a) と
    平行に周成形面(16a) 側に向けかつその係着部(8a,9a)
    の周囲にコンクリートが流入しないように保持し、小口
    成形面(17a) 及び周成形面(16a) を含む面で形成される
    キャビティにコンクリートを流し込むことを特徴とす
    る、可撓性ファスナーを用いるコンクリートブロックの
    成形方法。
  2. 【請求項2】 コンクリートブロックの対向する小口面
    を成形する小口成形面(17a) を備えた妻板(17)と、当該
    ブロックの内面又は外面を成形する周成形面(16a) とを
    備え、小口成形面(17a) と周成形面(16a) とが交叉する
    線のキャビティ(20)側に沿って妻板(17)に凹溝(23)が形
    成されており、この凹溝は小口成形面(17a) から突出す
    る鍔部材(21)とこの鍔部材に対向する対向部材(22)とを
    含む部材によって形成されており、前記凹溝(23)は、嵌
    合突条(4) または嵌合溝(6) を備えた係着部(8a,9a) と
    ブロック内に埋設されるモールド部(5) とを備えた断面
    形状の可撓性材料からなる帯状のファスナー受け(8,9)
    の前記係着部(8a,9a) をその周囲にコンクリートが流入
    しないように包囲して保持する形状であることを特徴と
    する、可撓性ファスナーを用いるコンクリートブロック
    の成形型枠。
  3. 【請求項3】 周成形面(16a) を形成する周成形面板(1
    6)がファスナー受け(8,9) のモールド部の根元部に当接
    して凹溝(23)で形成されるファスナー受けの係合部を包
    囲する空間を閉鎖する押え鍔(16b) を備えていることを
    特徴とする、請求項2記載の可撓性ファスナーを用いる
    コンクリートブロックの成形型枠。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の成形型枠を用い
    るコンクリートブロックの成形方法において、ファスナ
    ー受けの嵌合突条(4) または嵌合溝(6) に添設ないし嵌
    合して型枠の凹溝(23)内へのコンクリートの流入を防止
    する帯状ないし紐状のパッキン材(24,25,25a) を添設し
    た状態でファスナー受け(8,9) の係着部(8a,9a) を凹溝
    (23)に嵌装して保持することを特徴とする、可撓性ファ
    スナーを用いるコンクリートブロックの成形方法。
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