JP2736043B2 - 電源プラグ - Google Patents

電源プラグ

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JP2736043B2
JP2736043B2 JP2930096A JP2930096A JP2736043B2 JP 2736043 B2 JP2736043 B2 JP 2736043B2 JP 2930096 A JP2930096 A JP 2930096A JP 2930096 A JP2930096 A JP 2930096A JP 2736043 B2 JP2736043 B2 JP 2736043B2
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繁夫 増田
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Kitani Electric Co Ltd
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Kitani Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源コードに対
し、端子刃(プラグ刃)を回転し得る電源プラグに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電源プラグは、図5に示すよう
に電源コード1と一体にされたプラグ本体2に端子刃3
が実線から鎖線のごとく回転自在となっており、コンセ
ントの挿し込み方向に関係なく、電源コード1の方向を
選択し得る。
【0003】その従来の端子刃3は、図9に示すように
電源コード1端が圧着接続される基片3aにリベット3
bにより回転自在に取付けているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記端子刃3及び基片
3aは、一般に、プレス加工による打抜き及び折曲げの
連続した工程によって製作されており、リベット3bの
加工は、リベット3bの投入・圧縮の工程がその連続工
程に介在することとなる。端子刃3等のプレス加工とリ
ベット加工はその加工時間も異なるため、加工作業の連
続性等の面から改善が望まれている。また、リベット加
工の介在はコスト面からも問題がある。
【0005】この発明は、端子刃の回転機構を連続した
プレス加工によって構成し得るようにすることを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、電源コード端が接続される
対のプラグ端子基片に、コンセントに挿入されるプラグ
端子刃をその基部でもってそれぞれ回転可能に設け、前
記電源コード端も含めて前記対の基片を一体に樹脂被覆
するとともに、前記対の端子刃の基部を一体に樹脂被覆
した周知の電源プラグにおいて、上記端子刃の基部外周
縁を、その端子刃の回転中心を中心とする円弧状に形成
し、この円弧状基部外周縁は端子刃の挿入直線部の側縁
から外側に連続して膨出したものであり、上記端子刃基
部と基片は重なり合って、それぞれの端子刃の回転中心
に突子又はその突子が回転自在に嵌まる凹部をそれぞれ
形成するとともに、前記基片には前記端子刃側に立ち上
がって前記端子刃基部表面に摺動自在に圧接する支持片
を形成し、この支持片は前記端子刃の回転範囲外の2個
所に位置する構成としたのである。
【0007】このように構成するこの発明は、基片に対
する端子刃の回転時、突子と凹部の嵌合によって、その
回転方向のずれが規制され、支持片によって基片から端
子刃が離れる(凹部から突子が抜け出る)ことが阻止さ
れる。このとき、2個の支持片による圧接及び突子と凹
部の嵌合の3個所において、基片と端子刃を一体にして
いるため、前記ずれ規制及び阻止は確実になされる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記支持片の一つに代えて、上記端子刃基
部に、その回転中心を中心とする円弧状のスリットを形
成し、このスリットは端子刃の回転範囲の長さを有し、
このスリットには基片から立ち上がる支持片が入り込ん
で、この支持片は、前記スリットの上記端子刃基部表面
に圧接する支持片側内面に摺動自在に圧接するととも
に、端子刃の回転に支障がない所に位置する構成とした
ものである。
【0009】この構成の発明は、スリット内面とその中
に入った支持片との圧接が上記支持片の一方の役目を担
って、上述と同一の作用をなす。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2の発明に
おいて、請求項1記載の発明と同様に、上記端子刃基部
表面に圧接する支持片を2個所に形成し、この両支持片
と上記スリットに入った支持片のなす三角形の中に上記
端子刃の回転中心を位置させた構成としたのである。
【0011】このように構成するこの発明は、端子刃の
回転中心を囲む周囲3個所において、端子刃が基片に支
持されることとなり、端子刃の回転時の支持は確実であ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3の発明に
おいて、突子と凹部の嵌合をなくしたものである。この
発明は、突子と凹部の嵌合がなくなるため、端子刃回転
の円滑さは低下するが、それを許容できる使用態様の場
合に使用する。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4の発明に
おいて、上記3個の支持片のなす三角形の中に端子刃の
回転中心を位置させたものである。このようにすれば、
請求項3の発明と同様に、端子刃回転時の支持が確実で
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、一実施形態の端
子刃30の回転機構を示す。その端子刃30は、コンセ
ントに挿入される平形部(挿入直線部)31と円板状の
基部32とから成り、基部32の外周縁32aは平形部
31の側縁から外側に連続して膨出した形状をなす。ま
た、基部32の中心(円弧状外周縁32aの中心)には
突子33が打ち出しにより形成され、その周りに、その
突子33を中心にする円弧状スリット34が打ち抜きに
より形成されている。この構成の端子刃30は、プレス
加工による打抜き及び押出しによって成形する。
【0015】端子刃30を回転自在に支持する基片20
は、電源コード1が圧接される基部21とその基部21
に連続する円板状支持部22とから成る。支持部22の
中心には孔23が形成されており、この孔23に端子刃
30の突子33が回転自在に嵌め込まれる。孔23は貫
通孔でなくても、突子33が入り得る凹部でもよい。ま
た、端子刃30に孔、基片20に突子を形成することも
できる。
【0016】基片20の支持部22の周りには孔23を
囲んで支持片24、25a、25bが立ち上げられてお
り、この各支持片24……は、孔23に突子33を嵌め
て基片20に端子刃30を重ねた際、端子刃30の基部
外周縁32a又はスリット34内に臨む。このため、プ
レス加工によって、基片20を打抜き、基部21、支持
片24……を立ち上げた後、その基片20に端子刃30
を重ねて、各支持片24……を折曲させ、つぎに、外側
の支持片25a、25bを端子刃基部32表面に圧接さ
せるとともに、スリット34内の支持片24を孔23
(支持片25a、25b)側の面に圧接させる。この3
点の圧接によって、端子刃30は基片20に離れること
なく回転自在に支持される。支持片25a、25bは端
子刃基部32の外周縁32a(側面)に圧接させてもよ
い。
【0017】なお、上記スリット34の長さ及び位置、
支持片24、25a、25bの幅及び位置は、基片20
に対する端子刃30の回転範囲(角度)によってその回
転を阻害しないように適宜に決定する。
【0018】基片20の支持部22の両側には圧接片2
6が切り出されて、この圧接片26の先端26aは押出
しによって突状となっており、圧接片26の弾力によ
り、その先端26aが端子刃基部32裏面に圧接する。
この圧接および上記支持片25a、25bの圧接によっ
て端子刃基部32は挟持状態となり、ガタツキが確実に
阻止される。この圧接片26の切出し及び先端26aの
押出しもプレス加工による。
【0019】この構成の基片20及び端子片30は上述
の一連のプレス加工によって図1のごとく組立てられ、
それを、図3に示すように樹脂製回転子4に嵌め、つぎ
に樹脂カバー5を嵌めて図4の状態とし、図5に示すよ
うに、そのカバー5及び電源コード1の端を押出し樹脂
成形又は成型品の嵌着によって被覆6を行って所要の電
源プラグPを得る。
【0020】前記実施形態は、支持片24、25a、2
5b及び突子33、孔23によって端子刃30を基片2
0に支持したが、三点支持であれば、その支持は十分で
あるため、図6乃至図8に示すようにそれらの一つを削
除することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上のように構成し、リベッ
ト加工をやめて、端子刃を3点以上で支持するようにし
たので、端子刃の回転機構を連続したプレス加工によっ
てなし得ることもできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の要部斜視図で、(a)は表面側、
(b)は裏面側である
【図2】同実施形態の要部分解斜視図
【図3】同実施形態の製作説明図
【図4】同実施形態の製作説明図
【図5】同実施形態の製作説明図
【図6】他の実施形態の要部斜視図
【図7】他の実施形態の要部斜視図
【図8】他の実施形態の要部斜視図
【図9】従来例の要部斜視図
【符号の説明】
1 電源コード 2 プラグ本体 3 端子刃(プラグ刃) 4 回転子 5 樹脂カバー 6 樹脂被覆 20 端子基片 21 基片基部 22 基片支持部 23 突子嵌入孔 24、25a、25b 支持片 26 圧接片 26a 圧接片先端 30 端子刃 31 端子刃平形部(直線挿入部) 32 端子刃基部 32a 端子刃基部外周縁 33 突子 34 円弧状スリット P 電源プラグ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源コード1端が接続される対のプラグ
    端子基片20に、コンセントに挿入されるプラグ端子刃
    30をその基部32でもってそれぞれ回転可能に設け、
    前記電源コード端も含めて前記対の基片20を一体に樹
    脂被覆6するとともに、前記対の端子刃30の基部32
    を一体に樹脂被覆4した電源プラグPにおいて、 上記端子刃30の基部外周縁32aを、その端子刃30
    の回転中心を中心とする円弧状に形成し、この円弧状基
    部外周縁32aは端子刃30の挿入直線部31の側縁か
    ら外側に連続して膨出したものであり、 上記端子刃基部32と基片20は重なり合って、それぞ
    れの端子刃30の回転中心に突子33又はその突子33
    が回転自在に嵌まる凹部23をそれぞれ形成するととも
    に、前記基片20には前記端子刃30側に立ち上がって
    前記端子刃基部32表面に摺動自在に圧接する支持片2
    5a、25bを形成し、この支持片25a、25bは前
    記端子刃30の回転範囲外の2個所に位置することを特
    徴とする電源プラグ。
  2. 【請求項2】 電源コード1端が接続される対のプラグ
    端子基片20に、コンセントに挿入されるプラグ端子刃
    30をその基部32でもってそれぞれ回転可能に設け、
    前記電源コード端も含めて前記対の基片20を一体に樹
    脂被覆6するとともに、前記対の端子刃30の基部32
    を一体に樹脂被覆4した電源プラグPにおいて、 上記端子刃30の基部外周縁32aを、その端子刃30
    の回転中心を中心とする円弧状に形成し、この円弧状基
    部外周縁32aは端子刃30の挿入直線部31の側縁か
    ら外側に連続して膨出したものであり、 上記端子刃基部32と基片20は重なり合って、それぞ
    れの端子刃30の回転中心に突子33又はその突子33
    が回転自在に嵌まる凹部23をそれぞれ形成するととも
    に、前記基片20には前記端子刃30側に立ち上がって
    前記端子刃基部32表面に摺動自在に圧接する支持片2
    5aを形成し、この支持片25aは前記端子刃30の回
    転範囲外に位置し、 かつ、上記端子刃基部32には、その回転中心を中心と
    する円弧状のスリット34を形成し、このスリット34
    は端子刃30の回転範囲の長さを有し、このスリット3
    4には基片20から立ち上がる支持片24が入り込ん
    で、この支持片24は、前記スリット34の上記端子刃
    基部32表面に圧接する支持片25a側内面に摺動自在
    に圧接するとともに、端子刃30の回転に支障がない所
    に位置することを特徴とする電源プラグ。
  3. 【請求項3】 上記端子刃基部32表面に圧接する支持
    片25a、25bを2個所に形成し、この両支持片25
    a、25bと上記スリット34に入った支持片24のな
    す三角形の中に上記端子刃30の回転中心を位置させた
    ことを特徴とする請求項2記載の電源プラグ。
  4. 【請求項4】 電源コード1端が接続される対のプラグ
    端子基片20に、コンセントに挿入されるプラグ端子刃
    30をその基部32でもってそれぞれ回転可能に設け、
    前記電源コード端も含めて前記対の基片20を一体に樹
    脂被覆6するとともに、前記対の端子刃30の基部32
    を一体に樹脂被覆4した電源プラグPにおいて、 上記端子刃30の基部外周縁32aを、その端子刃30
    の回転中心を中心とする円弧状に形成し、この円弧状基
    部外周縁32aは端子刃30の挿入直線部31の側縁か
    ら外側に連続して膨出したものであり、 上記端子刃基部32と基片20は重なり合って、その基
    片20には前記端子刃30側に立ち上がって前記端子刃
    基部32表面に摺動自在に圧接する支持片25a、25
    bを形成し、この支持片25a、25bは前記端子刃3
    0の回転範囲外の2個所に位置しており、 かつ、上記端子刃基部32には、その回転中心を中心と
    する円弧状のスリット34を形成し、このスリット34
    は端子刃30の回転範囲の長さを有し、このスリット3
    4には基片20から立ち上がる支持片24が入り込ん
    で、この支持片24は、前記スリットの上記端子刃基部
    表面に圧接する支持片25a、25b側内面に摺動自在
    に圧接するとともに、端子刃30の回転に支障がない所
    に位置することを特徴とする電源プラグ。
  5. 【請求項5】 上記3個の支持片24、25a、25b
    のなす三角形の中に端子刃30の回転中心を位置させた
    ことを特徴とする請求項4記載の電源プラグ。
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