JP2733760B1 - 布巻取り機構のモータ自動制御装置 - Google Patents

布巻取り機構のモータ自動制御装置

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JP2733760B1
JP2733760B1 JP27677696A JP27677696A JP2733760B1 JP 2733760 B1 JP2733760 B1 JP 2733760B1 JP 27677696 A JP27677696 A JP 27677696A JP 27677696 A JP27677696 A JP 27677696A JP 2733760 B1 JP2733760 B1 JP 2733760B1
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Abstract

【要約】 【課題】 布巻取り機構のモータ自動制御装置の提供。 【解決手段】 本発明の布巻取り機構のモータ自動制御
装置は、その布巻取り機構に設けられた一つのトルクモ
ータが、一つのモータ自動制御装置に制御されて自動ト
ルク調整を行うものとされ、巻き取られた布に、巻きが
甘すぎたりきつすぎたりする状況を発生させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一種の布巻取り機
構のモータ自動制御装置に関し、特に、布巻取り機構に
設けた一つのトルクモータを、一つのモータ自動制御装
置で制御して、自動トルク調整を行えるようにしたもの
で、巻き取った布に、巻きが甘すぎたりきつすぎたりす
る状況を発生させないものに関する。
【0002】
【従来の技術】現在織機の織り出す布は布巻取り機構に
より巻き取られており、該布巻取り機構は図1に示され
る巻軸に対する伝動及びトルク調整装置13を備え、該
伝動及びトルク調整装置13は、第1プーリ131、第
2プーリ132、第3プーリ133、ねじりばね13
4、調整ボルト135及びベルト136より構成され、
巻き取られる布の巻きのきつさは調整ボルト135を回
して調整され、調整ボルト135にねじりばね13に対
し圧迫または圧迫解除を行わせることで、ベルト136
を緊張した或いはゆるんだ状態とすることでなされてい
た。しかし、このように手動で、巻軸のロールの巻きの
きつさを調整する方法では、ベルト136をゆるく調整
しすぎると、巻軸が布を巻取り不能となったり、ロール
の中で滑ったりし、きつく調整しすぎると、ロールの巻
きがきつくなりすぎ、布目が変形して布の質感が破壊さ
れたり、またロールから巻軸を引出しにくくなった。巻
取り時には、ロールが大きくなり重くなるにつれ、布を
引張り力を漸次増加しなければ、布目を均一とし、織布
の品質を一致させることができない。しかし、周知の下
巻取機構は、ねじりばねを利用した調整装置を有してい
るとはいえ、漸次トルクを増加させる機能は有しておら
ず、そのため布頭と布尾の布目が不一致となり、織布の
品質に影響した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一種の布巻
取り機構のモータ自動制御装置を提供することを課題と
し、それは、布巻取り機構に設けられたトルクモータを
モータ自動制御装置により制御し、布巻取り機能の上ロ
ーラと巻軸上の布の巻きのきつさ或いは甘さを調整でき
るものとする。
【0004】本発明のもう一つの課題は、上記モータ自
動制御装置がトルクモータを自動制御して、トルクの漸
次増加と布を引張る力を調整でき、布巻取り機構が巻き
取った布に巻きがきつすぎたり甘すぎたりする状況を発
生させない、一種の布巻取り機構のモータ自動制御装置
を提供することにある。
【0005】本発明のもう一つの課題は、上記モータ自
動制御装置が外部機構を自動検出し、外部機構に異常状
態が発生すると、モータ自動制御装置が一つの信号を受
け取り、外部機構のトルクモータの動作を停止させる、
一種の布巻取り機構のモータ自動制御装置を提供するこ
とにある。
【0006】本発明のさらにもう一つの課題は、上記モ
ータ自動制御装置が外部機構を自動検出し、外部機構に
異常状態が発生すると、モータ自動制御装置が一つの信
号を出力して外部機構の動作の停止を告知する、一種の
布巻取り機構のモータ自動制御装置を提供することにあ
る。
【0007】本発明のさらにまたもう一つの課題は、布
巻取り機構のトルクモータが有効に上ローラと巻軸の巻
布に伝動できるように、モータ自動制御装置が布巻取り
機構上の巻軸の引張り力を調整できるものとされた、一
種の布巻取り機構のモータ自動制御装置を提供すること
を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外部
制御回路と、外部布巻取り機構からなり、該外部制御回
路は、以下のもの、即ち、電源回路1とされ、外部電源
を整流した後、該外部制御回路中のその他の各回路に必
要な電源を供給するものと、アナログ信号処理器2とさ
れ、異常外部信号回路6の出力端より出力された外部機
構異常の信号を受け取り、パワー増幅出力回路3を経て
外部トルクモータ9を制御して布の巻取り動作を停止さ
せるほか、異常信号検出回路4の出力端より出力された
外部トルクモータ9の異常の信号を受け取って外部トル
クモータ9の電源を切断して布巻取り動作を停止させ、
またトルク調整回路8の出力端より出力された信号を受
け取り、外部トルクモータ9を起動して布の巻取りのた
めのトルクを発生させると共に布巻取り中のトルクを漸
次増加させ、さらに速度調整回路7が設定した値を受け
取り、外部トルクモータ9を正常な運転の状態に制御す
る、上記アナログ信号処理器2と、異常信号検出回路4
とされ、外部トルクモータ9の異常状態を検出し、異常
信号を異常信号出力回路5に送ることを以て、外部機構
を制御して停止させるほか、上記異常信号を上記アナロ
グ信号処理器2にも送る、上記異常信号検出回路4と、
異常信号出力回路5とされ、異常信号検出回路4の出力
した異常信号を受け取り、外部トルクモータ9を制御し
て停止させる、上記異常信号出力回路5と、異常外部信
号回路6とされ、外部機構の異常の状態を受けて、アナ
ログ信号処理器2中に送ることを以て、外部トルクモー
タ9の動作を停止させる、上記異常外部信号回路6と、
速度調整回路7とされ、その設定した速度値を以て、上
述のアナログ信号処理器2を経て、外部トルクモータ9
を制御して正常に運転させる、上記速度調整回路7と、
トルク調整回路8とされ、トルク自動増加回路11が出
力したトルク調整信号を受け取り、巻取り中の外部トル
クモータ9にトルクを漸次増加させる、上記トルク調整
回路8と、外部検出回転数受信器10とされ、外部トル
クモータ9の回転数を検出し、一つの信号をトルク自動
増加回路11に送り、トルク自動増加回路11によるト
ルク調整回路8の調整を経て、外部トルクモータ9のト
ルクを上げさせる、上記外部検出回転数受信器10と、
トルク自動増加回路11とされ、外部検出回転数受信器
10が検出、計算した外部トルクモータ9の回転数を受
け取り、トルク調整回路8を制御して外部トルクモータ
9のトルクを漸次増加させる、上記トルク自動増加回路
11、以上を備え、上記外部布巻取り機構12の内部の
一側に上ローラ121を駆動する外部トルクモータ9
が、もう一側に巻軸122を駆動するもう一つの外部ト
ルクモータ9が取り付けられ、該外部布巻取り機構12
が、上述の各回路よりなる外部制御回路と共に、一つの
モータ自動制御装置を構成しており、外部トルクモータ
9を制御して漸次トルクを増加させることができる、布
巻取り機構のモータ自動制御装置としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の布巻
取り機構のモータ自動制御装置とされ、その中、該トル
ク調整回路8中の第2切換えスイッチ82が第1シフト
位置823に切り換えられる時、第3可変抵抗824の
調整により、外部布巻取り機構12の巻軸122の巻き
取る布に、巻きがきつすぎたり甘すぎたりする状況を発
生させないことを特徴とする、布巻取り機構のモータ自
動制御装置としている。
【0010】請求項3の発明は、請求項1に記載の布巻
取り機構のモータ自動制御装置とされ、その中、外部布
巻取り機構12の巻軸122の引張り力調整は、トルク
調整回路8の第2切換えスイッチ82を第1シフト位置
823に切り換えれば、運転中の引張り力或いは停止中
の引張り力のいずれであっても、第3可変抵抗824に
より調整されることを特徴とする、布巻取り機構のモー
タ自動制御装置としている。
【0011】請求項4の発明は、請求項1に記載の布巻
取り機構のモータ自動制御装置とされ、その中、外部布
巻取り機構12の巻軸122の引張り力は、トルク調整
回路8の第2切換えスイッチ82を第2シフト位置82
1に切り換えれば、運転中の引張り力であれば第3可変
抵抗824により調整され、停止中の引張り力であれば
第4可変抵抗822により調整されることを特徴とす
る、布巻取り機構のモータ自動制御装置としている。
【0012】請求項5の発明は、請求項1に記載の布巻
取り機構のモータ自動制御装置とされ、その中、外部布
巻取り機構12の上ローラ121の引張り力は、トルク
調整回路8の第1切換えスイッチ81を第1シフト位置
813に切り換えれば、運転中の引張り力であっても停
止中の引張り力であっても、第1可変抵抗814により
調整されることを特徴とする、布巻取り機構のモータ自
動制御装置としている。
【0013】請求項6の発明は、請求項1に記載の布巻
取り機構のモータ自動制御装置とされ、その中、外部布
巻取り機構12の上ローラ121の引張り力は、トルク
調整回路8の第1切換えスイッチ81を第2シフト位置
811に切り換えれば、運転中の引張り力であれば第1
可変抵抗814により調整され、停止中の引張り力であ
れば第2可変抵抗812により調整されることを特徴と
する、布巻取り機構のモータ自動制御装置としている。
【0014】請求項7の発明は、請求項1に記載の布巻
取り機構のモータ自動制御装置とされ、その中、除塵に
必要な回転数の設定は、アナログ信号処理器2中のソフ
トウエアによりなされ、該設定により、外部トルクモー
タ9の回転速度が制御されることを特徴とする、布巻取
り機構のモータ自動制御装置としている。
【0015】請求項8の発明は、請求項1に記載の布巻
取り機構のモータ自動制御装置とされ、その中、該外部
布巻取り機構12運転中の上ローラ121の引張り力が
不足している時、トルク調整回路8の第3切換えスイッ
チ83を押し下げ、さらに第5可変抵抗831を調整し
て瞬間的に一つの引張り力を上ローラ121に提供し、
第3可変抵抗824による制御を受けさせることを特徴
とする、布巻取り機構のモータ自動制御装置としてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、一種の布巻取り機構の
モータ自動制御装置を提供するものであり、.1は、モ
ータ自動制御装置と布巻取り機構より構成され、該布巻
取り機構には一つのトルクモータが備えつけられ、モー
タ自動制御装置内部の電源回路、アナログ信号処理器、
パワー増幅出力回路、異常信号検出回路、異常信号出力
回路、異常外部信号回路、速度調整回路、トルク調整回
路、及び、外部検出回転数受信器及びトルク自動増加回
路を利用して、巻軸を制御してトルクモータに自動引張
り力調整を行わせ、及びトルクを漸次増加させ、さらに
上ローラの引張り力を調整制御することにより、布巻取
り機構の巻き取った布の巻きがきつすぎたりゆるすぎた
りする状況を発生させず、布頭と布尾の布目が同じくさ
せ、織布の品質を高める。
【0017】
【実施例】図3、4は、本発明の布巻取り機構のモータ
自動制御装置の電気回路ブロック図と電気回路図であ
る。本発明の布巻取り機構のモータ自動制御装置は、自
動制御回路内部の電源回路1、アナログ信号処理器2、
パワー増幅出力回路3、異常信号検出回路4、異常信号
出力回路5、異常外部信号回路6、速度調整回路7、ト
ルク調整回路8、及び、外部トルクモータ9、外部検出
回転数受信器10及びトルク自動増加回路11より構成
される。なお、電気回路中には二組の同じ電気回路があ
り、ここではその中の一組の電気回路について説明す
る。
【0018】布巻取り機構のモータ自動制御装置が動作
する時、電源回路1は外部の提供する電源を受け取り各
回路が必要とする電源を供給し、この時、アナログ信号
処理器2はこの一つの信号をパワー増幅出力回路3に送
り、パワー増幅出力回路3は該信号を増幅した後、外部
トルクモータ9に送り、外部トルクモータ9を回転させ
る。
【0019】外部トルクモータ9が巻軸(図には表示せ
ず)を駆動してそれを回転させる時、巻軸のロールの巻
きがきつすぎたり甘すぎたりして巻軸が引き出せなくな
たり、或いは揺動することを防ぐために、操作者は、ト
ルク調整回路8中の第2切換えスイッチ82のシフト位
置の切り換え操作を行う。第2切換えスイッチ82を第
1シフト位置823に切り換えて、第3可変抵抗824
を調整すると、その調整のデータは図6の0〜50とさ
れ(単位Wは重量を示し回転数で計算され、Oは、張力
の漸次増大する起点であり、Rは張力出力の大きさで、
WRは除塵に必要な回転数を示す)、曲線部分は巻取り
開始の設定とされ、このデータの設定は、操作者の経験
によって定められ、それにより巻軸のローラの巻きがき
つすぎる或いは甘すぎるものとなることを防る。また、
第2切換えスイッチ82を第1シフト位置823に切り
換える時、巻軸運転中の引張り力、或いは巻軸停止中の
引張り力のいずれも、第3可変抵抗824により調整さ
れ、第2切換えスイッチ82を第2シフト位置821に
切り換える時、巻軸運転中の引張り力は第3可変抵抗8
24により調整され、巻軸停止中の引張り力は第4可変
抵抗822により調整される。
【0020】布は、巻軸に巻き取られる前に、まず布巻
取り機構の上ローラ(図には表示せず)に巻き取られる
必要がある。上ローラの調整は、トルク調整回路8中の
第1切換えスイッチ81を第1シフト位置813に切り
換えて、第1可変抵抗814を調整することによりなさ
れ、上ローラ運転中の引張り力、或いは上ローラ停止中
の引張り力のいずれであっても、該第1可変抵抗814
により調整され、第1切換えスイッチ81が第2シフト
位置811に切り換えられる時には、上ローラ運転中の
引張り力は第1可変抵抗814により調整され、上ロー
ラ停止中の引張り力は第2可変抵抗812により調整さ
れる。
【0021】続いて、図6の50〜2000の曲線部分
を参照されたい。この部分の設定は経験を積んだ操作員
が、布のロールにより、該トルク調整回路8中の第3可
変抵抗824により50〜2000回転に設定し、外部
トルクモータ9が巻軸を駆動して50〜2000回転と
する間のトルク増加の自動制御は、外部検出回路数受信
器10が外部トルクモータ9の回転数を検出、計数(回
転速度が高くなるほど、巻軸上のロールの重量は重くな
ることによる)して、外部トルクモータ9がトルクを増
加する必要がある時に、外部検出回転数受信器10が一
つの信号をトルク自動増加回路11に送り、さらにトル
ク自動増加回路11がトルク調整回路8を制御した後、
アナログ信号処理器2とパワー増幅出力回路3を経て、
外部トルクモータ9にトルクを上げさせ、以て外部トル
クモータ9が巻軸を駆動して布を巻かせることで完成さ
れる。外部トルクモータ9が巻軸を駆動して巻取りを行
わせ、巻取りが完成すると、巻軸は第1回の停止を行
い、図6のようにWRに進入して除塵に必要な回転数の
設定となり、その値の設定は、アナログ信号処理器2中
のソフトにより、以て、外部トルクモータ9が制御さ
れ、WR値の設定内で、ブローガンでの除塵が行われ、
除塵時には布の綿屑やほこりが固まって布の下方の部分
に回転して至り、その部分で布がはさみで切断される
(第2回の巻軸停止)。布の第1ロール巻取りが完成し
た時、その外部の計数器(図には表示せず)が、再度操
作者により新たに設定された回転数値を受けて、次の巻
取りを行う。
【0022】また、外部トルクモータ9が制御不能とな
ったり、回転しなくなったり、或いは故障した時には、
異常信号検出回路4が一つの信号をアナログ信号処理器
2に送り、パワー増幅出力回路3を経て後、外部トルク
モータ9に巻取り動作を停止させる。同一時間に異常信
号検出回路4はこの信号を異常信号出力回路5に送り、
織機に織布動作を停止させる。
【0023】また、外部織機がある状況のために織布動
作を停止する時、この状態信号は異常外部信号回路6に
受け取られた後、アナログ信号処理器2に送られ、外部
トルクモータ9の動作が停止させられる。
【0024】さらに、外部トルクモータ9自身の回転速
度が速すぎる、或いは遅すぎる時、速度調整回路7によ
り外部トルクモータ9の回転速度が修正可能である。た
だし、外部トルクモータ9の回転速度設定は、電気回路
板が工場を出る時に、速度調整回路7中に設定される。
【0025】また、運転中の上ローラの引張り力が不足
している時には、トルク調整回路8中の第3切換えスイ
ッチ83が押し下げられ、さらに第5可変抵抗831が
調整されることで、瞬間的に一つの引張り力が提供され
て上ローラが引張られ、第3可変抵抗824により制御
しやすいものとされる。
【0026】図5は本発明の制御フローチャートであ
る。該図に示されるように、モータ自動制御装置が動作
を開始する時、まず、符号21の電源投入の後、符号2
2の電源を整流するか否かの判断に進入し、電源を整流
しない場合には符号28の表示ランプ不点灯に進入し、
さらに符号29の故障処理器中に進入する。符号22の
電源を整流するか否かの判断において、電源を整流する
時には、符号23の可変抵抗調整による引張り力決定に
進入し、さらに符号24のアナログ処理と符号25の信
号パワー増幅を経て、符号26のトルクモータ制御に進
入し、符号27のトルクモータが失速或いは空転の時
に、符号29の故障処理器中に進入する。
【0027】図7に示されるのは本発明の運用実施例表
示図であり、布巻取り機構12の両側内に上ローラ12
1が設けられ、織機の織り出した布を引張り、巻軸12
2に提供して巻取りを進行させる。該布巻取り機構12
内の両側にはそれぞれ一つの外部トルクモータ9が設け
られ、上述のモータ自動制御装置により上ローラ121
と外部トルクモータ9が制御され、連動する巻軸122
が上ローラ121の引き下ろした布を巻き取る。
【0028】
【発明の効果】本発明の布巻取り機構のモータ自動制御
装置は、その布巻取り機構に設けられた一つのトルクモ
ータが、一つのモータ自動制御装置に制御されて自動ト
ルク調整を行うものとされ、巻き取られた布に、巻きが
甘すぎたりきつすぎたりする状況を発生させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の巻軸に対する伝動及びトルク調整装置の
構造を示す側面図である。
【図2】周知の布巻取り機構により布巻取り状況を示す
斜視図である。
【図3】本発明の布巻取り機構のモータ自動制御装置の
電気回路ブロック図である。
【図4】本発明の布巻取り機構の電気回路図である。
【図5】本発明の制御フローチャートである。
【図6】本発明の制御曲線表示図である。
【図7】本発明を運用した布巻取り機構の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1・・・電源回路 2・・・アナログ信号処理器 3・・・パワー増幅出力回路 4・・・異常信号検出回
路 5・・・異常信号出力回路 6・・・異常外部信号回路 7・・・速度調整回路 8・・・トルク調整回路 9・
・・外部トルクモータ 10・・・外部検出回転数受信器 11・・・トルク自
動増加回路 81・・・第1切換えスイッチ 82・・・第2切換え
スイッチ 83・・・第3切換えスイッチ 814・・・第1可変
抵抗 812・・・第2可変抵抗 824・・・第3可変抵抗 822・・・第4可変抵抗 831・・・第5可変抵抗 823・・・第1シフト位置 821・・・第2シフト
位置 813・・・第1シフト位置 811・・・第2シフト
位置 121・・・上ローラ 122・・・巻軸 21・・
・電源投入 22・・・電源を整流するか否かの判断 28・・・表示ランプ不点灯 29・・・故障処理器 23・・・可変抵抗調整による引張り力決定 24・・
・アナログ処理 25・・・信号パワー増幅 26・・・トルクモータ制
御 27・・・トルクモータが失速或いは空転

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部制御回路と、外部布巻取り機構から
    なり、該外部制御回路は、以下のもの、即ち、 電源回路1とされ、外部電源を整流した後、該外部制御
    回路中のその他の各回路に必要な電源を供給するもの
    と、 アナログ信号処理器2とされ、異常外部信号回路6の出
    力端より出力された外部機構異常の信号を受け取り、パ
    ワー増幅出力回路3を経て外部トルクモータ9を制御し
    て布の巻取り動作を停止させるほか、異常信号検出回路
    4の出力端より出力された外部トルクモータ9の異常の
    信号を受け取って外部トルクモータ9の電源を切断して
    布巻取り動作を停止させ、またトルク調整回路8の出力
    端より出力された信号を受け取り、外部トルクモータ9
    を起動して布の巻取りのためのトルクを発生させると共
    に布巻取り中のトルクを漸次増加させ、さらに速度調整
    回路7が設定した値を受け取り、外部トルクモータ9を
    正常な運転の状態に制御する、上記アナログ信号処理器
    2と、 異常信号検出回路4とされ、外部トルクモータ9の異常
    状態を検出し、異常信号を異常信号出力回路5に送るこ
    とを以て、外部機構を制御して停止させるほか、上記異
    常信号を上記アナログ信号処理器2にも送る、上記異常
    信号検出回路4と、 異常信号出力回路5とされ、異常信号検出回路4の出力
    した異常信号を受け取り、外部トルクモータ9を制御し
    て停止させる、上記異常信号出力回路5と、 異常外部信号回路6とされ、外部機構の異常の状態を受
    けて、アナログ信号処理器2中に送ることを以て、外部
    トルクモータ9の動作を停止させる、上記異常外部信号
    回路6と、 速度調整回路7とされ、その設定した速度値を以て、上
    述のアナログ信号処理器2を経て、外部トルクモータ9
    を制御して正常に運転させる、上記速度調整回路7と、 トルク調整回路8とされ、トルク自動増加回路11が出
    力したトルク調整信号を受け取り、巻取り中の外部トル
    クモータ9にトルクを漸次増加させる、上記トルク調整
    回路8と、 外部検出回転数受信器10とされ、外部トルクモータ9
    の回転数を検出し、一つの信号をトルク自動増加回路1
    1に送り、トルク自動増加回路11によるトルク調整回
    路8の調整を経て、外部トルクモータ9のトルクを上げ
    させる、上記外部検出回転数受信器10と、 トルク自動増加回路11とされ、外部検出回転数受信器
    10が検出、計算した外部トルクモータ9の回転数を受
    け取り、トルク調整回路8を制御して外部トルクモータ
    9のトルクを漸次増加させる、上記トルク自動増加回路
    11、以上を備え、 上記外部布巻取り機構12の内部の一側に上ローラ12
    1を駆動する外部トルクモータ9が、もう一側に巻軸1
    22を駆動するもう一つの外部トルクモータ9が取り付
    けられ、該外部布巻取り機構12が、上述の各回路より
    なる外部制御回路と共に、一つのモータ自動制御装置を
    構成しており、外部トルクモータ9を制御して漸次トル
    クを増加させることができる、布巻取り機構のモータ自
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の布巻取り機構のモータ
    自動制御装置とされ、その中、該トルク調整回路8中の
    第2切換えスイッチ82が第1シフト位置823に切り
    換えられる時、第3可変抵抗824の調整により、外部
    布巻取り機構12の巻軸122の巻き取る布に、巻きが
    きつすぎたり甘すぎたりする状況を発生させないことを
    特徴とする、布巻取り機構のモータ自動制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の布巻取り機構のモータ
    自動制御装置とされ、その中、外部布巻取り機構12の
    巻軸122の引張り力調整は、トルク調整回路8の第2
    切換えスイッチ82を第1シフト位置823に切り換え
    れば、運転中の引張り力或いは停止中の引張り力のいず
    れであっても、第3可変抵抗824により調整されるこ
    とを特徴とする、布巻取り機構のモータ自動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の布巻取り機構のモータ
    自動制御装置とされ、その中、外部布巻取り機構12の
    巻軸122の引張り力は、トルク調整回路8の第2切換
    えスイッチ82を第2シフト位置821に切り換えれ
    ば、運転中の引張り力であれば第3可変抵抗824によ
    り調整され、停止中の引張り力であれば第4可変抵抗8
    22により調整されることを特徴とする、布巻取り機構
    のモータ自動制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の布巻取り機構のモータ
    自動制御装置とされ、その中、外部布巻取り機構12の
    上ローラ121の引張り力は、トルク調整回路8の第1
    切換えスイッチ81を第1シフト位置813に切り換え
    れば、運転中の引張り力であっても停止中の引張り力で
    あっても、第1可変抵抗814により調整されることを
    特徴とする、布巻取り機構のモータ自動制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の布巻取り機構のモータ
    自動制御装置とされ、その中、外部布巻取り機構12の
    上ローラ121の引張り力は、トルク調整回路8の第1
    切換えスイッチ81を第2シフト位置811に切り換え
    れば、運転中の引張り力であれば第1可変抵抗814に
    より調整され、停止中の引張り力であれば第2可変抵抗
    812により調整されることを特徴とする、布巻取り機
    構のモータ自動制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の布巻取り機構のモータ
    自動制御装置とされ、その中、除塵に必要な回転数の設
    定は、アナログ信号処理器2中のソフトウエアによりな
    され、該設定により、外部トルクモータ9の回転速度が
    制御されることを特徴とする、布巻取り機構のモータ自
    動制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の布巻取り機構のモータ
    自動制御装置とされ、その中、該外部布巻取り機構12
    運転中の上ローラ121の引張り力が不足している時、
    トルク調整回路8の第3切換えスイッチ83を押し下
    げ、さらに第5可変抵抗831を調整して瞬間的に一つ
    の引張り力を上ローラ121に提供し、第3可変抵抗8
    24による制御を受けさせることを特徴とする、布巻取
    り機構のモータ自動制御装置。
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