JP2733718B2 - 建物室内床の免震装置 - Google Patents

建物室内床の免震装置

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JP2733718B2
JP2733718B2 JP26210391A JP26210391A JP2733718B2 JP 2733718 B2 JP2733718 B2 JP 2733718B2 JP 26210391 A JP26210391 A JP 26210391A JP 26210391 A JP26210391 A JP 26210391A JP 2733718 B2 JP2733718 B2 JP 2733718B2
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電算機室、計測室、美術
工芸品の展示室等、建物室内の床で、地震時に対する水
平振動を嫌う用途の床組に適用される建物室内床の免震
装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の免震装置においては、コ
イルばね、空気ばね、ボールベアリング、積層ゴム等を
使用した床構造を支持する免震構造に、オイルダンパ
ー、板ばね、粘性ダンパー、ラバースプリング等の緩衝
装置を組合わせて免震機能が発揮されるように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置は、床構
造を支承する装置部分と、緩衝装置との組合せによって
免震機能を発揮するようにした構造で、装置が高価で、
同装置の設置のためには、高度の施工精度が要求され
る。本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とする処は、構造が簡略化さ
れ、施工が容易な建物内床の免震装置を提供する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る建物内床の免震装置は、頂面が球状凹
曲成に形成され、球面状下底面には半球状だぼ穴が設け
られ、且つ下部に重錘が設けられたローリング金物にお
ける前記だぼ穴を、建物躯体のスラブ面に突設した半球
状だぼに滑動自在に嵌合するとともに、前記頂部球状凹
曲面に床支持架構の下面に突設された半球状金物を滑動
自在に支持し、前記ローリング金物とスラブとの間に弾
機を介装して構成されている。
【0005】
【作用】本発明によれば前記したように、床構造支持体
が球状凹曲面に形成された頂面と、球面状下底面に半球
状だぼ穴を有する本体の下部に重錘が設けられた、それ
自体である程度の復元性を有するローリング金物を使用
して、同金物の半球状だぼ穴に建物躯体のスラブ面に突
設した半球状だぼを滑動自在に嵌合した下部ヒンジ構造
と前記頂部球状面に床支持架構の下面に突設された半球
状金物を滑動自在に支持して上部ヒンジ機構とのダブル
ヒンジ機構により、床支持架構が水平振動に対してあら
ゆる方向に自由に移動しうるとともに、前記ローリング
金物自体の有する復元力が発揮され、且つ同復元力がロ
ーリング金物とスラブとの間に介装された弾機によって
増幅され、免震機能が発揮される。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。Aは鋼製のローリング金物で、図4に示すように頂
部球状凹曲面1に形成され、球面状下底面2に半球状だ
ぼ穴3が設けられた中空の円錐状主体の下部に鋳鉄製の
重錘4が配設され、前記金物自体が起き上り小法師の原
理で図5に示す如く、あらゆる方向に亘って復元性を有
するものである。図中5は前記ローリング金物Aの中空
部である。
【0007】同ローリング金物Aは建物躯体Bに設けた
凹部内に配設され、同凹部内底部のスラブ面に配設され
た定盤6に突設された半球状だぼ7に滑動自在に嵌合さ
れ、頂部球状凹曲面1に、床パネル8の支持架構を構成
する床板受鉄骨フレーム9より垂設された半球状金物1
0が滑動自在に支持されている。前記ローリング金物A
には互いに直交する2方向に水平支持腕11が突設さ
れ、同各支持腕11と前記定盤6との間にコイルばねの
如き弾機12が介装されている。
【0008】なお前記のように構成された免震床装置の
周辺と建物躯体Bとの間にはエキスパンシヨンジヨイン
ト13が設けられている。図中14はすべり板、15は
弾機ずれ止め金具、16は定盤6の定着用アンカーボル
トである。図示の実施例は前記したように構成されてい
るので、前記ローリング金物Aの半球状だぼ穴3と定盤
6の半球状だぼ7との嵌合部によって構成された下部ヒ
ンジ機構と、前記ローリング金物Aの頂部球状凹曲面1
における床板受鉄骨フレーム9の半球状金物10支持部
によって構成された上部ヒンジ機構とのダブルヒンジ機
構によって、地震時における水平振動に対して床支持機
構があらゆる方向に移動しうるとともに、ローリング金
物A自体の有する復元力が発揮され、同復元力が前記弾
機12によって増幅され、床の水平振動の低減が図ら
れ、免震機能が発揮されるものである。
【0009】
【発明の効果】本発明は前記したように、床構造の支持
部を、起き上り小法師の原理を利用した、それ自体水平
振動に対する復元性を有するローリング金物を使用し、
同金物と建物躯体のスラブとの間に介装された弾機によ
って復元力を増幅させることによって建物床内床の地震
時における水平振動を低減せしめるようにしたものであ
り、構造が簡単でしかも堅牢であり、メンテナンスが不
要で従来装置に比してコストを低減することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建物室内床の免震装置の一実施例
を示す縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】ローリング金物の配置を示す平面図である。
【図4】ローリング金物の縦断面図である。
【図5】ローリング金物の復元性能を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A ローリング金物 B 建物躯体 1 頂部球状凹曲面 2 球面状下底面 3 半球状だぼ穴 4 重錘 6 定盤 7 半球状だぼ 9 床板受鉄骨フレーム 10 半球状金物 11 水平支持腕 12 弾機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂面が球状凹曲成に形成され、球面状下
    底面には半球状だぼ穴が設けられ、且つ下部に重錘が設
    けられたローリング金物における前記だぼ穴を、建物躯
    体のスラブ面に突設した半球状だぼに滑動自在に嵌合す
    るとともに、前記頂部球状凹曲面に床支持架構の下面に
    突設された半球状金物を滑動自在に支持し、前記ローリ
    ング金物とスラブとの間に弾機を介装してなることを特
    徴とする建物室内床の免震装置。
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