JP2731974B2 - 金属屋根板及び屋根構造 - Google Patents

金属屋根板及び屋根構造

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、住宅等の屋根部や販売店のパラペツト等を
構成する瓦形状を横方向に2以上且つ縦方向に複数連続
せしめた形状に形成されており、施工作業を容易に且つ
効果的に行うことができるだけでなくガタツキがなく且
つ漏水することのない状態に葺くことのできる長尺状の
金属屋根板及びこの金属屋根板を使用して葺かれた屋根
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
住宅等の屋根部や販売店のパラペツト等を構成する屋
根板としては、安価で且つ意匠効果を奏するために瓦の
形状を横方向及び/又は縦方向に連続して形成されてい
る金属屋根板が利用されている。
しかしながら、従来上記した金属屋根板は、瓦形状に
形成されている山部に釘孔が穿設されていてこの釘孔に
釘やビスを打ち込んで屋根下地材に固定されるものであ
るので、これらの釘やビスの頭が外面に現れるため意匠
効果が損なわれるだけでなく多数の釘やビスを必要とす
るため金属屋根板を葺くために手間と時間を要し更には
金属屋根板の釘やビスを打ち込むための孔から漏水し易
いという欠点があつた。
またこの欠点を除去するために吊り子等を使用して葺
く金属屋根板の場合には、釘やビスの頭を隠すことがで
き外観に優れ且つ漏水し難い利点はあるが、使用部品が
多くなるため高価となるだけでなく、手間と時間を更に
多く要するという欠点があつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記した従来技術の欠点を解消し、また金
属屋根板を葺くに際し使用部品を少なくすることができ
て安価で且つ作業を容易に行うことができ、瓦葺き屋根
の印象を損なうことがなく、且つ漏水することのない金
属屋根板及びこの金属屋根板を葺かれた屋根構造を提供
することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる課題を解決すべく種々検討した
結果、外観に優れるだけでなくガタツキがない状態に且
つ施工作業を容易に行うことを可能とするためには、山
部と谷部とから成る瓦形状が横方向に2以上連続せしめ
られていると共に縦方向に等間隔で縦段差部を設けて複
数連続せしめられている状態に成形された1枚板から成
る縦方向に長い長尺状の金属屋根板の山部で終る横方向
の一端縁に他端側へ向けてほぼ水平に折曲せしめられて
いてそのほぼ中央位置に上向きに折曲された抜止め用段
差部を設けた第一ハゼ部を、またこの第一ハゼ部から横
方向に最も離れた谷部と横方向の他端を成す固定部との
境界部分にその谷部から離れる方向に行くに従つてその
間隔が広くなる状態でほぼ水平に折り返されている第二
ハゼ部をそれぞれ形成し、第一ハゼ部を第二ハゼ部に挿
入して係止させれば横方向の係合は確実で雨仕舞も完ぺ
きであり、前記固定部を第二ハゼ部の入口部の上端から
始まり瓦形状の山部に縦段差部を設けない形状の半山部
の途中で直ちに谷部の底部の高さと同一高さまで垂直下
方に折曲された立下り部を形成され更に端縁が短く斜め
上方に折り返されている水平面が延設されて形成されて
いる形状とすれば上記のように第一ハゼ部を第二ハゼ部
に挿入して係止させた後に水平面に釘やビスを打ち込む
だけで確実にしかも簡単に固定作業を行うことができ、
更に縦方向における瓦形状の境界部の形成する縦段差部
が少なくとも瓦形状の山部と第一ハゼ部との境界点,瓦
形状間の境界点及び瓦形状の谷部と第二ハゼ部との境界
点においてそれぞれ収束せしめられていれば縦方向の金
属板の長さの差に起因するシワなどの発生のない形状の
良好な金属屋根板が得られ、また前記固定部の半山部の
途中に長手方向に平行な溝部が形成されていればこの溝
部の存在により毛細管現象などで仮りに雨水が侵入して
きてもこの空間で立下り部にまで雨水が侵入することが
防止できると共に、この溝部内又は半山部の上面にその
上方に位置する金属屋根板の裏面に密接するシール材を
装着して寒冷地などで完全な気密性を保持させることも
できることを究明して本発明を完成したのである。
以下、図面により本発明に係る金属屋根板及びこの金
属屋根板を葺かれた屋根構造について詳細に説明する。
第1図は本発明に係る金属屋根板の1実施例を示す正
面図、第2図は第1図に示す金属屋根板を斜め上方より
見た斜視図、第3図は本発明に係る屋根構造の1実施例
を示す斜め上方より見た部分斜視説明図、第4図
(イ),(ロ)及び(ハ)は第1図に示す金属屋根板を
屋根下地材に固定する施工作業の手順を示す正面説明
図、第5図は第二ハゼ部に隣接する金属屋根板の第一ハ
ゼ部がその内部に挿入されて係合されている状態を示す
拡大端面図、第6図は本発明に係る金属屋根板の他の実
施例における固定部近傍の取付け状態を示す拡大端面図
である。
図面中、1は山部2aと谷部2bとから成る瓦形状2を横
方向に2以上連続せしめ且つ縦方向に等間隔に縦段差部
3を設けて複数連続せしめた形状に成形された1枚板か
ら成る縦方向に長い長尺状の金属屋根板であり、瓦形状
2は従来の瓦を模した形状であつて第1図に示す如く横
方向に連続する瓦形状2の境界部に垂直面4が形成され
ていることが瓦葺き屋根を印象付けることができて好ま
しい。またこの金属屋根板1の縦方向における隣接する
瓦形状2の境界部の形成する縦段差部3が瓦形状2間の
境界点,すなわち山部2aから谷部2bで終る瓦形状2と次
の瓦形状2の山部2aとの境界点,瓦形状2の山部2aと後
述する第一ハゼ部5との境界点,及び瓦形状2の谷部2b
と後述する第二ハゼ部6との境界点において少なくとも
それぞれ収束せしめられており、垂直面4が形成されて
いる場合にはこの垂直面4の開始位置で収束せしめられ
ている。5は金属屋根板1の山部2aで終る横方向の一端
縁に他端側へ向けてほぼ水平に折曲せしめられていてそ
のほぼ中央位置に上向きに折曲された抜止め用段差部5a
を形成されている第一ハゼ部である。6は金属屋根板1
の第一ハゼ部5から横方向に最も離れた谷部2bと横方向
の他端を成す後述する固定部7との境界部分にその谷部
2bから離れる方向に行くに従つてその間隔が広くなる状
態でほぼ水平に折り返されて形成されている第二ハゼ部
であり、この第二ハゼ部6は隣接する金属屋根板1の第
一ハゼ部5がその内部に挿入されて係合されるものであ
るからその入口部6aの間隔は第一ハゼ部5に形成されて
いる抜止め用段差部5aの高さより狭く形成されている。
7は第二ハゼ部6の入口部6aの上端から始まり瓦形状2
の山部2aに縦段差部3を設けない形状の半山部7aの終点
で直ちに谷部2bの底部2baの高さと同一高さまで垂直下
方に折曲された立下り部7bを形成され更に必要に応じて
その端部に釘孔7dを穿設されており端縁が短く斜め上方
に折り返されている水平面7cが延設されて形成されてい
る固定部である。また、この固定部7の半山部7aの途中
には第6図に示す如く長手方向に平行な溝部7aaが形成
されていることが好ましい。8は金属屋根板1が固定さ
れる屋根下地材であり、第2図に示す如く金属屋根板1
の固定部7の水平面7cがその水平面7cに釘孔7dが穿設さ
れている場合にはこの釘孔7dを貫通せしめられて、また
釘孔7dが穿設されていない場合には任意の個所で釘又は
ビス9によつて固定される。10は必要に応じて金属屋根
板1の固定部7の半山部7aの上面か、又は固定部7の半
山部7aの途中に第6図に示す如く長手方向に平行な溝部
7aaが形成されている場合にはこの溝部7aa内又はこの溝
部7aaと立下り部7bとの間の半山部7aの上面に、その上
方に位置する金属屋根板1の裏面に密接するように装着
されるための例えばスポンジ材にタールを浸み込ませた
ような素材から成るシール材である。
〔作用〕
上記した構造の本発明に係る金属屋根板1を屋根下地
材8上に葺いて本発明に係る屋根構造とするには、先ず
屋根下地材8上の端部側に最初の金属屋根板1を位置さ
せて固定部7の水平面7cを釘又はビス9によつて固定す
る。この際、必要に応じて金属屋根板1の固定部7の半
山部7aの上面か、又は固定部7の半山部7aの途中に第6
図に示す如く長手方向に平行な溝部7aaが形成されてい
る場合にはこの溝部7aa内又はこの溝部7aaと立下り部7b
との間の半山部7aの上面に、その上方に位置する金属屋
根板1の裏面に密接するようにシール材10を装着する。
しかる後にその既固定の金属屋根板1に次に固定される
金属屋根板1を第4図(イ)に示す如く既固定の金属屋
根板1の固定部7を覆うように金属屋根板1の山部2aを
位置せしめてから第4図(ロ)に示す如く既固定の金属
屋根板1の第二ハゼ部6に金属屋根板1の第一ハゼ部5
を挿入して係止せしめる。このとき既固定の金属屋根板
1の第二ハゼ部6は金属屋根板1の第一ハゼ部5から横
方向に最も離れた谷部2bと横方向の他端を成す固定部7
との境界部分にその谷部2bから離れる方向に行くに従つ
てその間隔が広くなる状態でほぼ水平に折り返されて入
口部6aの間隔が狭く形成されており、且つ既固定の金属
屋根板1に係止される金属屋根板1の第一ハゼ部5にそ
のほぼ中央位置に上向きに折曲された抜止め用段差部5a
が形成されているので、第一ハゼ部5と第二ハゼ部6と
はいわゆるばね作用により強固に係止されガタツキを防
止されて抜け難い状態となるばかりでなく、第二ハゼ部
6の奥部においてその内面と第一ハゼ部5との間には第
5図に示す如く空間が形成されることになるため第二ハ
ゼ部6内に侵入してきた雨水が第二ハゼ部6の上側に廻
り込んで固定部7の半山部7aの上方に至ることは殆ど防
止されるのである。そして固定部7が第二ハゼ部6の入
口部6aの上端から始まり瓦形状2の山部2aに縦段差部3
を設けない形状の半山部7aの途中で直ちに谷部2bの底部
2baの高さと同一高さまで垂直下方に折曲された立下り
部7bを形成され更に水平面7cが延設されて形成されてい
るので、既固定の金属屋根板1の固定部7で次に固定さ
れる金属屋根板1の第一ハゼ部5側の山部2aの裏面が支
持されるので安定性が良くこの部分での強度が強い状態
となる。また水平面7cは端縁が短く斜め上方に折り返さ
れているので、水平面7cの剛性が高くなつて運搬時など
に変形し難いばかりでなく、水平面7cの立下り部7bから
最も離れた端部に金属板の切断面が存在しないことにな
つて屋根葺き施工時に作業員が手などを切る恐れもない
のである。次に、第4図(ハ)に示す如く既固定の金属
屋根板1の固定部7を覆うように載置し既固定の金属屋
根板1の第二ハゼ部6に第一ハゼ部5を挿入して係止せ
しめた金属屋根板1の固定部7の水平面7cを釘又はビス
9を屋根下地材8に打ち込むのである。
このような作業を横方向へ繰り返し行うのであるが、
1枚の金属屋根板1には瓦形状1が横方向へ2以上連続
せしめられているので金属屋根板1の使用枚数が少なく
てよく、更には屋根下地材8へ固定するための釘又はビ
ス9の打ち込みは固定部7側のみにおいて行えば良い。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く本発明に係る金属屋根板及びこの金
属屋根板を葺かれた屋根構造は、以下に示す如く種々の
利点を有しており、その工業的価値の非常に大きなもの
である。
金属屋根板の屋根下地材への固定は横方向の一端の
固定部の水平面のみの片側であるから施工作業が簡単
で、また吊り子等の部材を使用する必要がなく、更に1
枚の金属屋根板でありながら横方向に2以上で縦方向に
複数の瓦形状を形成されているため作業効率が極めて高
い。
金属屋根板の固定部がその次に固定される金属屋根
板の山部で覆われることになるから固定部を固定する釘
又はビスの頭が外部に露出することがなく外観に優れ、
また横方向における瓦形状間の境界点,瓦形状の山部と
第一ハゼ部との境界点,及び第二ハゼ部と固定部との境
界点に位置する部位にそれぞれ垂直面が形成されていれ
ば瓦葺き屋根を印象付けることができてより効果的に意
匠効果を奏する。
第二ハゼ部は谷部から離れる方向に行くに従つてそ
の間隔が広くなる状態でほぼ水平に折り返されて形成さ
れていて入口部の間隔が狭く且つ第一ハゼ部にはそのほ
ぼ中央位置に上向きに折曲された抜止め用段差部が形成
されているので、第一ハゼ部と第二ハゼ部とはいわゆる
ばね作用により強固に係止されガタツキを防止されて抜
け難い係止状態となり、第二ハゼ部の奥部においてその
内面と第一ハゼ部との間には空間が形成されることにな
るため第二ハゼ部内に侵入してきた雨水が第二ハゼ部の
上側に廻り込んで固定部の半山部の上方に至ることは殆
ど防止される。
第二ハゼ部の入口部の上端から始まる固定部が瓦形
状の山部に縦段差部を設けない形状の半山部を形成され
ているので、次に固定される金属屋根板の第一ハゼ部側
の山部の裏面が支持されるので安定性が良くこの部分で
の強度が優れている。
固定部の立下り部に続く水平面の端縁が短く斜め上
方に折り返されているので、水平面の剛性が高くなつて
運搬時などに変形し難いばかりでなく、水平面の立下り
部から最も離れた端部に金属板の切断面が存在しないこ
とになつて屋根葺き施工時に作業員が手などを切る恐れ
もない。
固定部の半山部の途中に長手方向に平行な溝部が形
成されている場合には、この溝部の存在により仮りに雨
水が毛細管現象などで第二ハゼ部の上側に廻り込んで固
定部の半山部の上方に至ることがあつてもこの空間で立
下り部にまで雨水が侵入することが防止できる。
金属屋根板の固定部の半山部の上面か、又は固定部
の半山部の途中に長手方向に平行な溝部が形成されてい
る場合にはこの溝部内又はこの溝部と立下り部との間の
半山部の上面に、その上方に位置する金属屋根板の裏面
に密接するシール材を装着すれば、寒冷地などで完全な
気密性を保持させることができ、特にシール材を固定部
の半山部の途中に長手方向に平行な溝部が形成されてい
る場合にこの溝部と立下り部との間の半山部の上面に装
着すれば、上記の効果を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る金属屋根板の1実施例を示す正面
図、第2図は第1図に示す金属屋根板を斜め上方より見
た斜視図、第3図は本発明に係る屋根構造の1実施例を
示す斜め上方より見た部分斜視説明図、第4図(イ),
(ロ)及び(ハ)は第1図に示す金属屋根板を屋根下地
材に固定する施工作業の手順を示す正面説明図、第5図
は第二ハゼ部に隣接する金属屋根板の第一ハゼ部がその
内部に挿入されて係合されている状態を示す拡大端面
図、第6図は本発明に係る金属屋根板の他の実施例にお
ける固定部近傍の取付け状態を示す拡大端面図である。 図面中 1……金属屋根板 2……瓦形状 2a……山部 2b……谷部 2ba……底部 3……縦段差部 4……垂直面 5……第一ハゼ部 5a……抜止め用段差部 6……第二ハゼ部 6a……入口部 7……固定部 7a……半山部 7aa……溝部 7b……立下り部 7c……水平面 7d……釘孔 8……屋根下地材 9……釘又はビス 10……シール材

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】山部(2a)と谷部(2b)とから成る瓦形状
    (2)を横方向に2以上連続せしめ且つ縦方向に等間隔
    に縦段差部(3)を設けて複数連続せしめた形状に成形
    された1枚板から成る縦方向に長い長尺状の金属屋根板
    (1)であつて、山部(2a)で終る横方向の一端縁に他
    端側へ向けてほぼ水平に折曲せしめられていてそのほぼ
    中央位置に上向きに折曲された抜止め用段差部(5a)を
    設けた第一ハゼ部(5)が形成されており、またこの第
    一ハゼ部(5)から横方向に最も離れた谷部(2b)と横
    方向の他端を成す固定部(7)との境界部分にその谷部
    (2b)から離れる方向に行くに従つてその間隔が広くな
    る状態でほぼ水平に折り返されている第二ハゼ部(6)
    が形成されており、この固定部(7)は第二ハゼ部
    (6)の入口部(6a)の上端から始まり瓦形状(2)の
    山部(2a)に縦段差部(3)を設けない形状の半山部
    (7a)の途中で直ちに谷部(2b)の底部(2ba)の高さ
    と同一高さまで垂直下方に折曲された立下り部(7b)を
    形成され更に端縁が短く斜め上方に折り返されている水
    平面(7c)が延設されて形成されており、縦方向におけ
    る瓦形状(2)の境界部の形成する縦段差部(3)が少
    なくとも瓦形状(2)の山部(2a)と第一ハゼ部(5)
    との境界点,瓦形状(2)間の境界点及び瓦形状(2)
    の谷部(2b)と第二ハゼ部(6)との境界点においてそ
    れぞれ収束せしめられていることを特徴とする金属屋根
    板(1)。
  2. 【請求項2】横方向における瓦形状(2)の山部(2a)
    と第一ハゼ部(5)との境界点,瓦形状(2)間の境界
    点及び第二ハゼ部(6)と固定部(7)との境界点に位
    置する部位にそれぞれ垂直面(4)が形成されている請
    求項1に記載の金属屋根板(1)。
  3. 【請求項3】固定部(7)の半山部(7a)の途中に長手
    方向に平行な溝部(7aa)が形成されている請求項1又
    は2に記載の金属屋根板(1)。
  4. 【請求項4】山部(2a)と谷部(2b)とから成る瓦形状
    (2)を横方向に2以上連続せしめ且つ縦方向に等間隔
    に縦段差部(3)を設けて複数連続せしめた形状に成形
    された1枚板から成る縦方向に長い長尺状の金属屋根板
    (1)であつて、山部(2a)で終る横方向の一端縁に他
    端側へ向けてほぼ水平に折曲せしめられていてそのほぼ
    中央位置に上向きに折曲された抜止め用段差部(5a)を
    設けた第一ハゼ部(5)が形成されており、またこの第
    一ハゼ部(5)から横方向に最も離れた谷部(2b)と横
    方向の他端を成す固定部(7)との境界部分にその谷部
    (2b)から離れる方向に行くに従つてその間隔が広くな
    る状態でほぼ水平に折り返されている第二ハゼ部(6)
    が形成されており、この固定部(7)は第二ハゼ部
    (6)の入口部(6a)の上端から始まり瓦形状(2)の
    山部(2a)に縦段差部(3)を設けない形状の半山部
    (7a)の途中で直ちに谷部(2b)の底部(2ba)の高さ
    と同一高さまで垂直下方に折曲された立下り部(7b)を
    形成され更に端縁が短く斜め上方に折り返されている水
    平面(7c)が延設されて形成されており、縦方向におけ
    る瓦形状(2)の境界部の形成する縦段差部(3)が少
    なくとも瓦形状(2)の山部(2a)と第一ハゼ部(5)
    との境界点,瓦形状(2)間の境界点及び瓦形状(2)
    の谷部(2b)と第二ハゼ部(6)との境界点においてそ
    れぞれ収束せしめられている金属屋根板(1)が、その
    固定部(7)の水平面(7c)を屋根下地材(8)に釘又
    はビス(9)によつて固定されており、この金属屋根板
    (1)の固定部(7)を覆つて第二ハゼ部(6)に次の
    金属屋根板(1)の第一ハゼ部(5)が係止せしめられ
    ていると共にこの次の金属屋根板(1)の固定部(7)
    の水平面(7c)が屋根下地材(8)に釘又はビス(9)
    によつて固定された状態に金属屋根板(1)が横方向に
    順次屋根下地材(8)へ固定されていることを特徴とす
    る屋根構造。
  5. 【請求項5】金属屋根板(1)が、横方向における瓦形
    状(2)の山部(2a)と第一ハゼ部(5)との境界点,
    瓦形状(2)間の境界点及び第二ハゼ部(6)と固定部
    (7)との境界点に位置する部位にそれぞれ垂直面
    (4)が形成されている金属屋根板である請求項4に記
    載の屋根構造。
  6. 【請求項6】金属屋根板(1)が、固定部(7)の半山
    部(7a)の途中に長手方向に平行な溝部(7aa)が形成
    されている金属屋根板である請求項4又は5に記載の屋
    根構造。
  7. 【請求項7】その上方に位置する金属屋根板(1)の裏
    面に密接するシール材(10)が金属屋根板(1)の固定
    部(7)の半山部(7a)の上面又は金属屋根板(1)の
    固定部(7)の半山部(7a)の途中に長手方向に形成さ
    れている平行な溝部(7aa)内に装着されている請求項
    4から6までのいずれか1項に記載の屋根構造。
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