JP3071285B2 - 唐 草 - Google Patents

唐 草

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JP3071285B2
JP3071285B2 JP3354649A JP35464991A JP3071285B2 JP 3071285 B2 JP3071285 B2 JP 3071285B2 JP 3354649 A JP3354649 A JP 3354649A JP 35464991 A JP35464991 A JP 35464991A JP 3071285 B2 JP3071285 B2 JP 3071285B2
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啓介 大場
孝信 新関
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株式会社アイジー技術研究所
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根の軒先のカバー、
段葺き用屋根材の張り始めのスタート材として機能する
唐草に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の唐草としては、実開昭60−8
2032号公報に示されるような図9に示すような唐草
a、あるいは図10に示すような唐草aを用い、その
係止部a1 に屋根材の係止片を引っ掛けて屋根材を施工
していくものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、段葺き
用屋根材を使用した場合、の唐草aでは最下段の屋根
材の傾斜と、第2段目以降の屋根材の傾斜が異なってし
まうものであった。また、の唐草aではの欠点は排
除されるものの、屋根材裏面に浸入した雨水が軒先にお
いて外部に排水されず、段差部分にたまってしまい、唐
草aが錆びてしまったり、屋根下地が腐食してしまうも
のであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、軒先をカバーすると共に、段葺き用屋
根材の一段目を係止する係止片を有する軒先の唐草にお
いて、屋根下地にスタータを固定する部分の固定片裏面
に、平板状のスペーサを一定ピッチで形成した唐草を提
供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る唐草の一実
施例について詳細に説明する。図1(a)、(b)
((a)図のイ−イ線端面図)は上記唐草を示す一部切
り欠き斜視図とイ−イ線端面図であり、Aは唐草であ
る。
【0006】さらに詳説すると、唐草Aは、図4に示す
ように軒先部の屋根下地αの防水シート上にに施工し、
軒先のカバー、屋根材施工の際のスタート材として機能
するものであり、図2、図3に示すようなスタータBと
スペーサCとからなるものである。
【0007】屋根下地αは垂木D、鼻隠しE、当て木
F、野地板Gよりなり、その上に防水シート(アスファ
ルトフェルト等)H、下地材(シージングボード等)
I、段葺き用屋根材J、図2に一点鎖線で示す鼻隠し包
みK等より形成するものであり、唐草Aはこの屋根下地
αの軒先部分を被覆するものである。
【0008】スタータBは図5に示すような係止片1
0、係止部11、取付片12よりなる段葺き用屋根材J
を張り始める際に使用するものであり、図2に示すよう
に、水平面状の固定片1と、固定片1の一端縁をはぜ状
に屈曲した防水舌片2と、固定片1の他端縁を上方に突
出した立ち上がり片3と、立ち上がり片3の先端を水平
に突出した載置面4と、載置面4の先端を下方に突出し
た突起5とからなる係止片6と、立ち上がり片3の下端
を下方にさらに垂下した面と立ち上がり片3の外側面と
からなる化粧面7と、化粧面7の下端を内方にはぜ状に
屈曲した当接片8とからなるものである。
【0009】固定片1はスタータBを屋根下地α上に固
定具βを介して固定する部分である。
【0010】立ち上がり片3は、第2段目以降の段葺き
用屋根材Jと第1段目の段葺き用屋根材Jの傾斜角度を
略同一とするために形成したものであり、立ち上がり片
3の高さをh1 、下地材Iの厚さをh2 、段葺き用屋根
材Jの段差の高さをh3 とすると、h1 ≒h2 +h3
2 ≒h3 である。
【0011】載置面4は段葺き用屋根材Jの係止片10
側を安定して固定するためのものであり、バタつき、波
打ち等を防止するためのものである。
【0012】係止片6は段葺き用屋根材Jの係止片10
を引っ掛けることにより、段葺き用屋根材Jの最下端を
係止し、第1段目の段葺き用屋根材Jのスタート材とし
て機能する部分である。
【0013】化粧面7は屋根下地αの軒先を被覆し、外
部に露出しないようにすることにより、美観性の向上を
図るものである。
【0014】なお、図ではスタータBは金属板のロール
成形品であるが、金属材、合成樹脂材の押出品でも良い
ものである。
【0015】スペーサCは図1(a)、(b)に示すよ
うに固定片1の裏面1aに一定ピッチP、例えば50〜
200mm位で貼着してスタータBと一体化したもので
あり、スペーサCにより空隙9を形成するものである。
【0016】この空隙9は、屋根下地αの防水シートH
上にスタータBを固定することにより、外部(家屋外)
と下地材Iと防水シートH間の空間γとを連通化し、こ
の空隙9により、空間γ内に万が一に浸入した雨水を外
部に流下させるものであり、空隙9が流水路として機能
するものである。このため、雨水等が空間γに貯留せ
ず、屋根下地α、スタータB、下地材I、段葺き用屋根
材J等が、錆びたり腐食したりすることがなくなるもの
である。
【0017】また、スペーサCの素材としては、金属
板、合成樹脂板、木質材等、あるいはこれらの複合材料
よりなり、スタータBの固定片1の幅をl1 、スペーサ
Cの厚さをt、幅をW、長さをl2 とすると、t=2〜
20mm位、W=5〜50mm位、l1 >l2 の関係で
ある。
【0018】次に、本発明に係る唐草の施工方法につい
て簡単に説明する。唐草Aとしては長さが3m、板厚が
0.4mm厚のカラー鋼板よりなるスタータB、t=5
mm、W=10mm、ピッチP=100mmでスタータ
Bの固定片1の裏面1aに合成樹脂製の接着剤により一
体に貼着した合成樹脂製(プラスチック材)のスペーサ
Cよりなるもの、防水シートHとしてはアスファルトフ
ェルト、下地材Iとしては12mm厚のシージングボー
ド、段葺き用屋根材Jとしては図5に示すような板厚が
0.4mm厚のカラー鋼板よりなのものを使用し、図4
に示すように施工すると仮定する。
【0019】まず、アスファルトフェルトを軒から棟に
向かって順次重ね合わせながらタッカーにより屋根下地
α上に固定する。アスファルトフェルトの敷設が完了し
たら、軒先の当て木Fに唐草Aの化粧面7を当接し、か
つ固定片1をアスファルトフェルト上に載置して、固定
片1の裏面1aにスペーサCが存在する位置を固定具β
により屋根下地αに打設し、唐草Aを軒先に固定する。
【0020】次に、シージングボードを載せる当て木1
3を固定片1上に固定し、シージングボードの一端を当
て木13上に載せ、その後図5に示すような係止片1
0、係止部11、取付片12よりなる段葺き用屋根材J
の係止片10を唐草Aの係止片6に引っ掛けるようにし
て係止し、次に段葺き用屋根材Jの取付片12、および
シージングボードの他端を釘等の固定具βにより屋根下
地αに固定するものである。それ以降のシージングボー
ド、段葺き用屋根材Jの施工は、段葺き用屋根材Jの取
付片12を当て木13と置き換えて、順次前記のように
棟まで施工するものである。
【0021】
【その他の実施例】以上説明したのは本発明に係る唐草
の一実施例にすぎず、図6(a)〜(f)、図7(a)
〜(f)、図8(a)、(b)に示すようなスタータ
B、唐草Aとすることができる。特に図7(a)〜
(f)は下地材Iの載置部3aを形成したスタータB、
図8(a)、(b)はスタータBを押出成形(金属材、
プラスチック材)により形成した唐草Aである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る唐草
によれば、立ち上がり片により、段葺き用屋根材の段
差と同等の高低差を設けたため、第1段目の段葺き用屋
根材の傾斜とそれ以降の段葺き用屋根材の傾斜を同等と
することができる。固定片の裏面にスペーサを一定ピ
ッチで形成したため、スペーサにより固定片と防水シー
ト間に空隙が形成され、この空隙が外部と段葺き用屋根
材裏面空間とを連通化し、防水シート上まで浸入した雨
水が、空隙を通って速やかに外部に流下(放出)され、
屋根下地、唐草、下地材、段葺き用屋根材等が錆びた
り、腐食したりすることがない。等の特徴、効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る唐草を示す一部切り欠き斜視図と
イ−イ線端面図である。
【図2】スタータの一例を示す一部切り欠き斜視部であ
る。
【図3】スペーサの一例を示す斜視図である。
【図4】施工状態を示す断面図である。
【図5】段葺き用屋根材の一例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る唐草の部材であるスタータのその
他の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に係る唐草の部材であるスタータのその
他の実施例を示す断面図である。
【図8】本発明に係る唐草のその他の実施例を示す断面
図である。
【図9】従来例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図10】従来例を示す一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
A 唐草 B スタータ C スペーサ 1 固定片 3 立ち上がり片 6 係止片 7 化粧面 9 空隙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引っ掛け式の段葺き用屋根材の第1段目
    を張り始めるに際し使用する長尺状の唐草において、垂
    直平面状の化粧面と、該化粧面の途中を水平に突出した
    固定片と、化粧面の上端を固定片と反対の方向に突出し
    た係止片とから形成した長尺状のスタータと、短尺平板
    状のスペーサとからなり、かつ、固定片の裏面にはスペ
    ーサを長手方向に一定ピッチで多数個一体に形成されて
    いることを特徴とする唐草。
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