JP2731753B2 - 外壁の入隅構造 - Google Patents

外壁の入隅構造

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JP2731753B2 JP18955595A JP18955595A JP2731753B2 JP 2731753 B2 JP2731753 B2 JP 2731753B2 JP 18955595 A JP18955595 A JP 18955595A JP 18955595 A JP18955595 A JP 18955595A JP 2731753 B2 JP2731753 B2 JP 2731753B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁の入隅構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】外壁パネル1を接続して外壁を構成する
ものにおいて、外壁の入隅部分においては、図6のよう
に隣接する外壁パネル1間に横断面略L字状をした入隅
金具40を配置して、入隅金具40の両端部をそれぞれ
隣合う外壁パネル1の枠材7に固着具20により連結し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例に
あっては、入隅部を構成する部材である入隅金具40は
単に横断面L字状をしているのみで、入隅金具40は屋
内側がオープンであって何もなくて、内装仕上げをする
時に下地が無くて不便である。また、外壁パネル1には
予め内部に断熱材15が充填してあるので、外壁パネル
1部分においては断熱性が確保されているが、外壁の入
隅部分においては横断面略L字状をした入隅金具40の
みであって断熱材が存在しないので、入隅部分において
断熱性が悪いという問題がある。そこで、入隅部分にお
ける断熱性を確保するには現場施工時に入隅金具40の
屋内側に断熱材を入れる必要があって、現場施工が面倒
となり、断熱材を入れられない場合も生じ、また、現場
で入隅部分に断熱材を入れ忘れる場合もある。また、従
来にあっては、入隅金具40が単に横断面略L字状をし
ているのみなので強度が弱く、隣合う外壁パネル1との
連結強度も弱くなるという問題がある。更にまた、従来
にあっては、隣合う外壁パネル1間に位置する入隅金具
40の屋外側面には外壁パネル1とは異なる外装仕上げ
がしてあった。
【0004】本発明の課題は、入隅部材を柱状のブロッ
クとして入隅の構成ができ、入隅の断熱性を確保し、ま
た、入隅部材を入隅の屋内側における内装仕上げに当た
っての下地とすることができ、更に、外壁パネルとの連
結も支障なく連結でき、連結強度も上がり、また、入隅
の屋外側が外壁パネルの外装仕上げと違和感がないよう
にできる外壁の入隅構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の課題を
解決するために、本発明の外壁の入隅構造は、建物の外
壁の入隅において、隣接する外壁パネル1間に入隅部材
2を取付けて成る外壁の入隅構造にであって、入隅部材
2が横断面略L字状をした屋外側縦枠3と、該屋外側縦
枠3の両側片4の端部間を上下に間隔を隔てて連結する
複数の連結板5と、屋外側縦枠3と連結板5とで囲まれ
た空間に充填された断熱材6とで構成され、該入隅部材
2の屋外側縦枠3の両側片4が各々隣合う外壁パネル1
の枠材7に接合されて成ることを特徴とするものであ
り、このような構成とすることで、入隅部材2を断熱材
6を備え且つ屋内側に内装仕上げの下地にできる連結板
5を備えた柱状をしたブロックとし、このブロック化し
た入隅部材2を使用して入隅部分において外壁パネル1
と連結することで、簡単に入隅を構成できるようになっ
た。
【0006】また、入隅部材2の屋外側縦枠3の両側片
4のなすコーナ部分に面取り用平面部8を設け、該入隅
部材2の面取り用平面部8を隣合う外壁パネル1間にお
いて屋外に露出させ、少なくとも面取り用平面部8に外
壁パネル1の外装仕上げと略同じ外装仕上げがなされて
いることが好ましく、このようにすることで、入隅の屋
外側が外壁パネル1の外装仕上げと違和感がなく仕上げ
られることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳述
する。図中2は入隅部材であり、横断面略L字状をした
屋外側枠3の両側片4の屋内側端部間に横断面略L字状
をした複数の連結板5を上下方向に間隔を介して複数個
連結し、また、屋外側縦枠3と連結板5とで囲まれた空
間に充填された断熱材6を充填して入隅部材2が構成し
てある。両側片4の外面には上下に複数箇所にスペーサ
材9が溶接などで固着してあり、このスペーサ材9には
孔が穿孔してあり、側片4に設けた孔とスペーサ材9の
孔とが連通している。そして、上記孔の形成位置は入隅
部材2の上下方向において連結板5の無い位置に設けて
ある。
【0008】屋外側縦枠3の両側片4のなすコーナ部分
に面取り用平面部8を設けてある。面取り用平面部8の
外面部には入隅用外装仕上げ材10が取付けてあり、該
図1、図2に示す実施形態では入隅用外装仕上げ材10
の両端部は屋外側縦枠3の両側片4の一部に重複して取
付けてある。入隅部材2の上下方向の端面部には雌ねじ
部11が設けてあり、図4の実施形態においてはナット
を溶接することで雌ねじ部11を形成してある。
【0009】上記のような構成の入隅部材2はあらかじ
め工場で形成してブロック化してあるものである。上記
のような構成の入隅部材2を用いて外壁の入隅を構成す
るものである。すなわち、直角に隣接する外壁パネル1
間に入隅部材2を配設し、入隅部材2の両側片4を各々
隣合う外壁パネル1の枠材7にボルトのような固着具2
0により固着するものである。ここで、外壁パネル1は
枠材7の外面部に外装材21を取着してあり、また枠材
7により囲まれた部分に断熱材15が充填してあり、連
結金具(図示せず)を用いて梁23等の建物躯体に枠材
7を固着することで外壁パネル1が取付けられる。一
方、入隅部材2の取付けに当たっては、上記のように入
隅部材2の連結板5の無い位置に設けた孔からボルトの
ような固着具20を挿入して、外壁パネル1側において
ナットなどにより固着するものである。したがって、入
隅部材2の取付けに当たって連結板5に邪魔されること
なく屋内側においてボルトのような固着具20による固
着作業ができることになる。
【0010】上記のような入隅部材2を隣接する外壁パ
ネル1間に配設して連結することで外壁の入隅を構成す
るのであるが、この場合、入隅部材2のコーナ部分の面
取り用平面部8が屋外側に露出するものである。ここ
で、図1の実施例では入隅部材2の面取り用平面部8の
外面部に取付けた入隅用外装仕上げ材10がカラー鋼板
により構成してあり、該カラー鋼板の表面仕上げの色と
外壁パネル1の外装材21の外装仕上げの色とを同じ色
に仕上げてあり、外観の統一を図っている。また、図5
に示す実施形態では、入隅部材2の面取り用平面部8の
外面部に取付けた入隅用外装仕上げ材10として外壁パ
ネル1の外装材21と同じものを用いてあって、外観の
統一を図っている。
【0011】入隅部材2の側片4と外壁パネル1の枠材
7との間にはスペーサ材9が介在されるので、このスペ
ーサ材9よりも屋外側においてスペーサ材9と同じ幅の
目地が形成され、該目地にはコーキング材22が充填さ
れるものである。また、入隅部材2は雌ねじ部11を利
用して建物躯体である梁23などに連結金具(図示せ
ず)により連結するものである。
【0012】上記のような入隅部材2を隣接する外壁パ
ネル1間に配設して連結して外壁の入隅を構成すると、
あらかじめじブロック化した入隅部材2には断熱材15
が充填してあるので、施行時に断熱材を入隅に入れる手
間が必要でなく、また、施行時に断熱材を入隅に入れる
のを忘れるという恐れもなく、入隅部材2を建て込むの
みで入隅部分の断熱性の確保ができるものである。
【0013】外壁パネル1の屋内側においては枠材7に
内装材(図示せず)が取付けられるが、入隅の屋内側に
おいては、入隅部材2の屋内側に位置する横断面略L字
状をした複数の連結板5に内装材を取付けることができ
るものである。
【0014】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、建物の外壁の入隅において、隣接す
る外壁パネル間に入隅部材を取付けて成る外壁の入隅構
造にであって、入隅部材が横断面略L字状をした屋外側
縦枠と、該屋外側縦枠の両側片の端部間を上下に間隔を
隔てて連結する複数の連結板と、屋外側縦枠と連結板と
で囲まれた空間に充填された断熱材とで構成され、該入
隅部材の屋外側縦枠の両側片が各々隣合う外壁パネルの
枠材に接合されているので、入隅部分における断熱性が
確実に確保でき、また、屋外側縦枠の両側片の端部間を
連結板で連結することで入隅部材の強度が向上し、隣接
する外壁パネルが入隅部材により連結されて連結強度が
向上するものであり、また、強度を向上したり断熱材が
脱落しないようにするため連結部材を設けたにもかかわ
らず、上下の連結板間から入隅部材と外壁パネルとの連
結作業ができて作業性が向上するものであり、更にま
た、連結板を入隅の屋内側における取付け下地として内
装仕上げをすることができるものである。
【0015】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、入隅部材の屋外
側縦枠の両側片のなすコーナ部分に面取り用平面部を設
け、該入隅部材の面取り用平面部を隣合う外壁パネル間
において屋外に露出させ、少なくとも面取り用平面部に
外壁パネルの外装仕上げと略同じ外装仕上げがなされて
いるので、入隅部分の屋外側に露出した部分を外壁パネ
ルの外装部分と違和感なく仕上げることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す横断面図である。
【図2】同上に用いる入隅部材の断熱材を充填する前の
状態の概略斜視図である。
【図3】同上に用いる入隅部材の断熱材を充填する前の
状態の具体例を示し、(a)は一部破断した正面図であ
り、(b)は一部破断した側面図であり、(c)は平面
図であり、(d)は拡大断面図である。
【図4】同上に用いる連結板を示し、(a)は平面図で
あり、(b)は正面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す横断面図である。
【図6】従来例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル 2 入隅部材 3 屋外側縦枠 4 側片 5 連結板 6 断熱材 7 枠材 8 面取り用平面部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁の入隅において、隣接する外
    壁パネル間に入隅部材を取付けて成る外壁の入隅構造に
    であって、入隅部材が横断面略L字状をした屋外側縦枠
    と、該屋外側縦枠の両側片の端部間を上下に間隔を隔て
    て連結する複数の連結板と、屋外側縦枠と連結板とで囲
    まれた空間に充填された断熱材とで構成され、該入隅部
    材の屋外側縦枠の両側片が各々隣合う外壁パネルの枠材
    に接合されて成ることを特徴とする外壁の入隅構造。
  2. 【請求項2】 入隅部材の屋外側縦枠の両側片のなすコ
    ーナ部分に面取り用平面部を設け、該入隅部材の面取り
    用平面部を隣合う外壁パネル間において屋外に露出さ
    せ、少なくとも面取り用平面部に外壁パネルの外装仕上
    げと略同じ外装仕上げがなされていることを特徴とする
    請求項1記載の入隅構造。
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