JP2731662B2 - Lsiチップの位置決め方法 - Google Patents

Lsiチップの位置決め方法

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JP2731662B2
JP2731662B2 JP7107392A JP7107392A JP2731662B2 JP 2731662 B2 JP2731662 B2 JP 2731662B2 JP 7107392 A JP7107392 A JP 7107392A JP 7107392 A JP7107392 A JP 7107392A JP 2731662 B2 JP2731662 B2 JP 2731662B2
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JP
Japan
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chip
lsi chip
positioning
lsi
chip carrier
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Inventor
山口  学
克己 依田
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度の実装形態を必
要とする電子計算機、電子交換機などに利用されるLS
Iの製造方法に関し、特にLSIチップの位置決め方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI組立工程において、シリコンウェ
ハー上に製造されたLSIチップはきわめて薄い回転刃
を持つシリコン切断置によりウェハーから切り離され
る。切断後のLSIチップは、LSIチップマウンタに
よりチップキャリアに搭載された後、ワイヤボンディン
グなどの接続方法によりLSIチップとチップ外部の間
の電気的接続がなされる。
【0003】あるいは、切断後のLSIチップはTAB
リードのボンディングにより外部と電気的に接続された
後パッケージに封入される。
【0004】現在用いられているLSIチップマウンタ
は一般に画像処理によりLSIチップの位置の判断を行
い、X−Yテーブルなどの機械的なチップ移動機構によ
りLSIチップを移動し、LSIチップを所定の位置に
搭載する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在LSIの高集積
化、高機能化のため、LSIの入出力信号数は増加して
いる。
【0006】しかし、上述した従来のLSIチップマウ
ンタを用いたLSIチップの搭載方法では、機械部分の
誤差、ばらつき、画像処理精度の限界などのためLSI
チップのチップキャリアへの搭載位置決め精度は10数
μm程度であり、ワイヤボンディング等のLSIチップ
と外部との接続方法も加工精度が低く、接続方法の微細
化が困難であり、LSIチップの入出力信号数にも制限
が生じた。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、チップキ
ャリア上のLSIチップの位置決め方法において、予め
決められた第一の精度と第一の構造を有する前記LSI
チップの搭載位置を決定する1つあるいは複数個の第一
の位置決め部分を備えたチップキャリア上に、前記第一
の部分と相対する位置に予め決められた第二の精度と第
二の構造を有する第二の位置決め部分を備えた前記LS
Iチップを仮搭載し、次に、前記LSIチップの第二の
位置決め部分と前記チップキャリアの第一の位置決め部
分の隙間に予め定められた液体を注入し、前記液体の表
面張力により前記LSIチップと前記チップキャリアの
位置ズレを修正することを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す外観斜視
図、図2(a)、(b)、(c)は本実施例の動作説明
図である。
【0010】本発明のLSIチップ11はフォトエッチ
ング等のLSI製造プロセスを用いて数μmの位置精度
で構成された1つあるいは複数個の位置決め構造13を
有し、チップキャリア12はLSIチップ11の位置決
め構造13と相対する位置に同じ位置精度で構成された
位置決め構造14を有する。
【0011】まず、チップキャリア12上にLSIチッ
プ11を固定せず仮搭載する。次に、LSIチップ11
の位置決め構造13とチップキャリア12の位置決め構
造14の隙間に液体15を注入し、液体15の表面張力
によりLSIチップ11とチップキャリア12の位置ズ
レを改善する。
【0012】LSIチップ側に構成される位置決め構造
13とチップキャリア側に構成される位置決め構造14
の具体例として、フォトエッチングを用いてLSIチッ
プ外周とチップキャリア内周にくさび型の切り欠きを構
成する例、ウェットエッチングを用いてLSIチップ裏
面とチップキャリア表面に半球型のへこみを構成する例
が考えられる。
【0013】位置決め構造の間に注入される液体の一例
として、シリコンの濡れ性が良く、表面張力の大きい純
水が考えられる。
【0014】次に、図2(a)、(b)、(c)の位置
決め構造の部分の拡大図を参照して位置決め方法を詳細
に説明する。
【0015】図2(a)に示す様に、まず従来技術を用
いてLSIチップの仮搭載を行う。この時、機械精度の
誤差、ばらつきなどにより位置決め構造の間に10数μ
m程度の位置ズレが生じるが、まだLSIチップの固定
はされていないため位置ズレの修正ができる。
【0016】次に、図2(b)に示すように位置決め構
造12と位置決め構造14の間を満たすように液体15
を注入する。
【0017】位置決め構造12と位置決め構造14の間
に注入された液体15の表面張力により位置決め構造の
位置ズレを小さくしようとする力が生じ、図2(c)に
す示すように、LSIチップ11とチップキャリア13
の位置ズレが改善される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、LSI
チップとチップキャリアに1つあるいは複数個の同じ位
置精度で構成された位置決め構造を相対する位置に設
け、この位置決め構造の間に液体を注入し、表面張力の
力によって位置ズレを改善するようにしたことにより、
LSIの位置決め精度を改善しLSIチップの入出力信
号数を増加させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】本実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
11 LSIチップ 12 チップキャリア 13 位置決め構造 14 位置決め構造 15 液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−216549(JP,A) 特開 昭62−194488(JP,A) 特開 昭63−56922(JP,A) 特開 平4−221865(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップキャリア上のLSIチップの位置決
    め方法において、予め決められた第一の精度と第一の構
    造を有する前記LSIチップの搭載位置を決定する1つ
    あるいは複数個の第一の位置決め部分を備えたチップキ
    ャリア上に、前記第一の部分と相対する位置に予め決め
    られた第二の精度と第二の構造を有する第二の位置決め
    部分を備えた前記LSIチップを仮搭載し、次に、前記
    LSIチップの第二の位置決め部分と前記チップキャリ
    アの第一の位置決め部分の隙間に予め定められた液体を
    注入し、前記液体の表面張力により前記LSIチップと
    前記チップキャリアの位置ズレを修正することを特徴と
    するLSIチップの位置決め方法。
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