JP2731225B2 - 油圧パンチプレスにおける成形加工方法 - Google Patents
油圧パンチプレスにおける成形加工方法Info
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- JP2731225B2 JP2731225B2 JP1084704A JP8470489A JP2731225B2 JP 2731225 B2 JP2731225 B2 JP 2731225B2 JP 1084704 A JP1084704 A JP 1084704A JP 8470489 A JP8470489 A JP 8470489A JP 2731225 B2 JP2731225 B2 JP 2731225B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、油圧パンチプレスにおける成形加工方法
に関する。
に関する。
(従来の技術) 従来、油圧パンチプレスとしては回転自在な1対の上
部,下部タレットを備えたタレットパンチプレスが知ら
れている。この1対の上部,下部タレットには単にパン
チ,ダイが装着されている。成形加工を行なう場合は、
ワークに突起を生じさせる必要があるので、下部タレッ
トに設けたダイ上に突出したダイチップを備えた成形用
ダイを載置して行なわれていた。
部,下部タレットを備えたタレットパンチプレスが知ら
れている。この1対の上部,下部タレットには単にパン
チ,ダイが装着されている。成形加工を行なう場合は、
ワークに突起を生じさせる必要があるので、下部タレッ
トに設けたダイ上に突出したダイチップを備えた成形用
ダイを載置して行なわれていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の油圧パンチプレスにおける
成形加工は、下部タレットに設けたダイ上に成形用のダ
イを載置して成形加工を行なうので、パスラインを越え
て成形用のダイがセットされる。このためパスラインが
水平にならずワークの平坦度を損ない、高精度の位置決
めができず、加工精度、リポジショニングができない。
成形加工は、下部タレットに設けたダイ上に成形用のダ
イを載置して成形加工を行なうので、パスラインを越え
て成形用のダイがセットされる。このためパスラインが
水平にならずワークの平坦度を損ない、高精度の位置決
めができず、加工精度、リポジショニングができない。
また、ダイ上面がパスラインを越えるためワーク移動
時にワークの裏面に疵を付ける等の不良品が発生する。
更に、成形用のダイ上面と上部タレットの下面間の隙間
が少なくなり、成形加工済のワークの移動が円滑にでき
ないという問題があった。
時にワークの裏面に疵を付ける等の不良品が発生する。
更に、成形用のダイ上面と上部タレットの下面間の隙間
が少なくなり、成形加工済のワークの移動が円滑にでき
ないという問題があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、成形
加工時に成形用のダイを昇降自在となし、油圧ラムの動
きを制御しワークをパスライン上にてパンチとダイにて
挾持して成形加工を行ない、ワークの平坦度を損なうこ
となく、高精度な成形加工を行えるようにした油圧パン
チプレスにおける接点加工方法を提供することにある。
加工時に成形用のダイを昇降自在となし、油圧ラムの動
きを制御しワークをパスライン上にてパンチとダイにて
挾持して成形加工を行ない、ワークの平坦度を損なうこ
となく、高精度な成形加工を行えるようにした油圧パン
チプレスにおける接点加工方法を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、油圧パ
ンチプレスにおける成形加工方法において、パンチ支持
台に上下動可能に支持されたパンチとダイ支持台に上下
動可能に支持された成形用ダイとの協働によってワーク
に成形加工を行う際、加工位置にあるパンチの下面がパ
スライン上にあるワークの上面に当接するまでパンチを
下降させてワークを保持すると共に加工位置にある成形
用ダイを上昇せしめて前記パンチと成形用ダイとの間に
ワークを挾持して成形加工を行う油圧パンチプレスにお
ける成形加工方法である。
ンチプレスにおける成形加工方法において、パンチ支持
台に上下動可能に支持されたパンチとダイ支持台に上下
動可能に支持された成形用ダイとの協働によってワーク
に成形加工を行う際、加工位置にあるパンチの下面がパ
スライン上にあるワークの上面に当接するまでパンチを
下降させてワークを保持すると共に加工位置にある成形
用ダイを上昇せしめて前記パンチと成形用ダイとの間に
ワークを挾持して成形加工を行う油圧パンチプレスにお
ける成形加工方法である。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第5図を参照するに、タレットパンチプレス1は下部
フレーム3、コラム5、および上部フレーム7とで一体
的に門型形状に構成されている。
フレーム3、コラム5、および上部フレーム7とで一体
的に門型形状に構成されている。
前記下部フレーム3と上部フレーム7の中間には、下
部フレーム3に設けた軸9には回転自在な下部タレット
11が、上部フレームに下方へ向けて設けられた軸13には
回転自在な上部タレット15がそれぞれ支承されている。
しかも、この下部タレット11と上部タレット15とは同期
をとって回動されるようになっている。
部フレーム3に設けた軸9には回転自在な下部タレット
11が、上部フレームに下方へ向けて設けられた軸13には
回転自在な上部タレット15がそれぞれ支承されている。
しかも、この下部タレット11と上部タレット15とは同期
をとって回動されるようになっている。
前記上部タレット15の円周上には複数のパンチ17が、
下部タレット11の円周上には複数のダイ19が前記パンチ
17と対応した位置に装着されている。前記上部フレーム
7には油圧シリンダ装置21が設けられている。そして、
油圧シリンダ装置21に係合したラム23が上下動自在に設
けられている。
下部タレット11の円周上には複数のダイ19が前記パンチ
17と対応した位置に装着されている。前記上部フレーム
7には油圧シリンダ装置21が設けられている。そして、
油圧シリンダ装置21に係合したラム23が上下動自在に設
けられている。
前記下部フレーム3上には第5図において左右方向
(以下、Y軸方向という)へ移動自在なテーブル25が設
けられており、このテーブル25の左端にはキャレッジベ
ース27が取付けられている。このキャレッジベース27に
は第5図において紙面に対して直交する方向(以下、X
軸方向という)へ移動自在なキャレッジ29が設けられて
いる。このキャリッジ29にはワークWをクランプするク
ランプ自在な複数のワーククランプ31が取付けられてい
る。
(以下、Y軸方向という)へ移動自在なテーブル25が設
けられており、このテーブル25の左端にはキャレッジベ
ース27が取付けられている。このキャレッジベース27に
は第5図において紙面に対して直交する方向(以下、X
軸方向という)へ移動自在なキャレッジ29が設けられて
いる。このキャリッジ29にはワークWをクランプするク
ランプ自在な複数のワーククランプ31が取付けられてい
る。
上記構成により、ワーククランプ31にクランプされた
ワークWに、油圧シリンダ装置21に係合したラム23を介
してパンチ17を上下動せしめる。パンチ17の上下動によ
り下部タレット11に設けたダイ19と協働して所望の各種
の加工が行われると共に、ワークWをX軸,Y軸方向へ移
動させることによって、ワークWに複数の各種の加工が
行なわれることになる。
ワークWに、油圧シリンダ装置21に係合したラム23を介
してパンチ17を上下動せしめる。パンチ17の上下動によ
り下部タレット11に設けたダイ19と協働して所望の各種
の加工が行われると共に、ワークWをX軸,Y軸方向へ移
動させることによって、ワークWに複数の各種の加工が
行なわれることになる。
前記下部タレット11の構成は、第1図を参照するに、
下部タレット11の軸心部である軸9には、ロータリジョ
イント33が設けられている。ロータリジョイント33には
上方向へ延伸したL形状の複数の油通路35A,35Bが形成
されている。下部タレット11の円周上には複数個の成形
加工用のダイ19がダイ装着部(ダイホルダという)37に
設けられ、前記ダイ19の上方には相対してパンチ17が上
部タレット15に設けてある。そして、パンチ17がダイ19
間にはX−X線でパスライン上にワーククランプ31にて
把持されたワークWが所望の装置にセットされる。
下部タレット11の軸心部である軸9には、ロータリジョ
イント33が設けられている。ロータリジョイント33には
上方向へ延伸したL形状の複数の油通路35A,35Bが形成
されている。下部タレット11の円周上には複数個の成形
加工用のダイ19がダイ装着部(ダイホルダという)37に
設けられ、前記ダイ19の上方には相対してパンチ17が上
部タレット15に設けてある。そして、パンチ17がダイ19
間にはX−X線でパスライン上にワーククランプ31にて
把持されたワークWが所望の装置にセットされる。
前記下部タレット11に設けたダイ装着部37には昇降装
置39が内蔵されている。その昇降装置39は、傾斜面を備
えた楔形状である上部楔体41と下部楔体43とで構成さ
れ、上部楔体41の上面に成形加工用のダイ19が装着さ
れ、下部楔体43は前記ダイ装着部37の底面45に摺動自在
に設けてある。なお、上部、下部の楔体41,43間には、
上部楔体41にラック47が設けられ、そのラック47に噛合
するピニオン49が下部楔体43に設けられ、下部楔体43は
下部タレット11内に設けたシリンダ51のピストンロッド
53に係止されている。
置39が内蔵されている。その昇降装置39は、傾斜面を備
えた楔形状である上部楔体41と下部楔体43とで構成さ
れ、上部楔体41の上面に成形加工用のダイ19が装着さ
れ、下部楔体43は前記ダイ装着部37の底面45に摺動自在
に設けてある。なお、上部、下部の楔体41,43間には、
上部楔体41にラック47が設けられ、そのラック47に噛合
するピニオン49が下部楔体43に設けられ、下部楔体43は
下部タレット11内に設けたシリンダ51のピストンロッド
53に係止されている。
シリンダ51を作動させるため、シリンダ51の油室55A
でつながる油通路57Aと油室55Bにつながる油通路57B
が、前記ロータリジョイント33に設けた油通路35A.35B
と連通してある。
でつながる油通路57Aと油室55Bにつながる油通路57B
が、前記ロータリジョイント33に設けた油通路35A.35B
と連通してある。
液体圧を送排油する油圧装置59としては、タンク61よ
りフィルタ63を下部に備えた配管65Aに接続した駆動モ
ータ67により駆動されるポンプ69により、配管65Bを通
り電磁切換バブル71に接続され、その電磁切換バルブ71
と前記ロータリジョイント33に設けた油通路35A,35Bへ
配管65C,65Dにより接続されている。なお、電磁切換バ
ルブ71はポンプ69より配管65Bを経てPポートに接続さ
れ、Aポートが配管65Cによりロータリジョイント33の
油通路35Aへ接続され、Bボートはロータリージョイン
ト33の油通路35Bに接続されTポートより配管65Eを経て
タンク61へ連通されている。
りフィルタ63を下部に備えた配管65Aに接続した駆動モ
ータ67により駆動されるポンプ69により、配管65Bを通
り電磁切換バブル71に接続され、その電磁切換バルブ71
と前記ロータリジョイント33に設けた油通路35A,35Bへ
配管65C,65Dにより接続されている。なお、電磁切換バ
ルブ71はポンプ69より配管65Bを経てPポートに接続さ
れ、Aポートが配管65Cによりロータリジョイント33の
油通路35Aへ接続され、Bボートはロータリージョイン
ト33の油通路35Bに接続されTポートより配管65Eを経て
タンク61へ連通されている。
上記構成において、ワークWに成形加工を行なう場合
は、パンチ17とダイ19がセットされているタレットステ
ーションを、ラム23の直下(加工位置)に来るように上
部、下部タレット15,11を回転させて位置決めする。次
に、油圧シリンダ装置21を作動させラム23を介してパン
チ17をパスラインX−X線上にあるワークWの上面に当
接する位置まで下降させ停止する。
は、パンチ17とダイ19がセットされているタレットステ
ーションを、ラム23の直下(加工位置)に来るように上
部、下部タレット15,11を回転させて位置決めする。次
に、油圧シリンダ装置21を作動させラム23を介してパン
チ17をパスラインX−X線上にあるワークWの上面に当
接する位置まで下降させ停止する。
そして、駆動モータ67を駆動するとポンプ69は作動
し、タンク61内の油はフィルタ63、配管65Aを通って配
管65Bへ吐出される。配管65Bに吐出された油は、電磁切
換バルブ71をONとすることにより第1図に示す電磁切換
バルブ71のPポートよりAポートを通り、回転65C、油
通路35A,57Aを通りシリンダ51の油室55Aへ送られる。供
給された圧油によりピストンロッド53は前進(第1図に
おいて右方向)し、ピストンロッド53に係止した下部楔
体43は前進し、ピストン49とラック47とで噛合した上部
楔体41を傾斜面にそって上昇させる。
し、タンク61内の油はフィルタ63、配管65Aを通って配
管65Bへ吐出される。配管65Bに吐出された油は、電磁切
換バルブ71をONとすることにより第1図に示す電磁切換
バルブ71のPポートよりAポートを通り、回転65C、油
通路35A,57Aを通りシリンダ51の油室55Aへ送られる。供
給された圧油によりピストンロッド53は前進(第1図に
おいて右方向)し、ピストンロッド53に係止した下部楔
体43は前進し、ピストン49とラック47とで噛合した上部
楔体41を傾斜面にそって上昇させる。
上部楔体41が上昇することで、上部楔体41の上面に載
置した成形加工用のダイ19と前記パンチ17とが協働して
ワークWに成形加工が行なわれることとなる。なお、其
の際の排油系統は、シリンダ51の油室55B、油通路57B,3
5B、配管65Dを通り、電磁切換バルブ71のBポートより
Tポートを通り配管65Eを経てタンク61へ排油される。
置した成形加工用のダイ19と前記パンチ17とが協働して
ワークWに成形加工が行なわれることとなる。なお、其
の際の排油系統は、シリンダ51の油室55B、油通路57B,3
5B、配管65Dを通り、電磁切換バルブ71のBポートより
Tポートを通り配管65Eを経てタンク61へ排油される。
成形加工が終了すると、電気切換バルブ71を切換える
ことにより、圧油はPポートよりBポートを通り配管65
D、油通路35B、油通路57Bを通ってシリンダ51の油室55B
へ供給される。油室55Bに圧油が入ることによりピスト
ンロッド53は後退し下部楔体43も後退する。この際、下
部楔体43に設けたピニオン49は上部楔体41に設けたラッ
ク47に噛合しているので、ピニオン49の回転と共に確実
に上部楔体41を下降させることができる。上部楔体41が
下降するとその上面に載置した成形加工用のダイ19も下
降し、ダイ19の上面はパスライオンX−X線より下方へ
離れる。
ことにより、圧油はPポートよりBポートを通り配管65
D、油通路35B、油通路57Bを通ってシリンダ51の油室55B
へ供給される。油室55Bに圧油が入ることによりピスト
ンロッド53は後退し下部楔体43も後退する。この際、下
部楔体43に設けたピニオン49は上部楔体41に設けたラッ
ク47に噛合しているので、ピニオン49の回転と共に確実
に上部楔体41を下降させることができる。上部楔体41が
下降するとその上面に載置した成形加工用のダイ19も下
降し、ダイ19の上面はパスライオンX−X線より下方へ
離れる。
上述したごとく、ワークWに成形加工を行なう際は、
楔形成により成形加工用のダイ19を上昇させてワークW
に成形加工を行なう。成形加工後はパスラインX−X線
より下方にダイ19の上面は離れるので、ワークWの移動
時にワークWの裏面に疵を付けることなく、成形加工中
ワークWはパスライン上に保持されるので平坦度を損な
うことなく高精度の打抜き加工あるいはしぼり加工が可
能となる。
楔形成により成形加工用のダイ19を上昇させてワークW
に成形加工を行なう。成形加工後はパスラインX−X線
より下方にダイ19の上面は離れるので、ワークWの移動
時にワークWの裏面に疵を付けることなく、成形加工中
ワークWはパスライン上に保持されるので平坦度を損な
うことなく高精度の打抜き加工あるいはしぼり加工が可
能となる。
第2図には他の実施例を示し、この実施例は基本的に
は第1実施例と同一構成であり、昇降装置39の構造のみ
異なるもので、第1実施例と同一部材には同一符号を付
して説明は省略する。
は第1実施例と同一構成であり、昇降装置39の構造のみ
異なるもので、第1実施例と同一部材には同一符号を付
して説明は省略する。
昇降装置39の構成は、下部タレット11に設けたダイ装
着部37にシリンダ73を直接組込み、シリンダ73の上面75
に成形加工用のダイ19を載置したものである。なお、シ
リンダ73に供給される油圧装置59は第1実施例と同様な
構成であり、シリンダ73の油室77Aには油通路57Aが連通
し、油室77Bには油通路57Bが連通してある。
着部37にシリンダ73を直接組込み、シリンダ73の上面75
に成形加工用のダイ19を載置したものである。なお、シ
リンダ73に供給される油圧装置59は第1実施例と同様な
構成であり、シリンダ73の油室77Aには油通路57Aが連通
し、油室77Bには油通路57Bが連通してある。
その作用はまったく第1実施例と同様で、直接シリン
ダ73を昇降させてワークWに成形加工を行ない、その効
果も第1実施例と同様な効果を発揮する。
ダ73を昇降させてワークWに成形加工を行ない、その効
果も第1実施例と同様な効果を発揮する。
更に、第3図には他の実施例を示し、この実施例は前
記第2実施例のシリンダ73の上面75にダイチップ79を備
えたダイ本体81を載置し、そのダイ本体81にボルト83に
より上昇限を規制されたスプリング85を内蔵したエジェ
クタプレート87を設けてある。この形式のダイはワーク
Wにパーリング加工を行なう際に使用され、作用および
効果は第1実施例と同様である。
記第2実施例のシリンダ73の上面75にダイチップ79を備
えたダイ本体81を載置し、そのダイ本体81にボルト83に
より上昇限を規制されたスプリング85を内蔵したエジェ
クタプレート87を設けてある。この形式のダイはワーク
Wにパーリング加工を行なう際に使用され、作用および
効果は第1実施例と同様である。
第4図には、ワークWに成形加工を施こした各種の実
施例を示し、第4図(A)は、第2実施例における装置
構成でワークWに凸部89を設けた例である。第4図
(B)は、第1工程でパンチ17とダイ19によりワークW
に凹部91を設け、その成形した凹部91に更に第2工程で
ピストンロッド93の先端に設けたダイチップ95により小
さな凸部97に成形加工した例である。また、第4図
(C)は、第3実施例の装置構成でワークWにバーリン
グ加工をした例である。
施例を示し、第4図(A)は、第2実施例における装置
構成でワークWに凸部89を設けた例である。第4図
(B)は、第1工程でパンチ17とダイ19によりワークW
に凹部91を設け、その成形した凹部91に更に第2工程で
ピストンロッド93の先端に設けたダイチップ95により小
さな凸部97に成形加工した例である。また、第4図
(C)は、第3実施例の装置構成でワークWにバーリン
グ加工をした例である。
なお、この発明は前述した各実施例に限定されること
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、油圧パンチプレスにおける成形加工方
法において、パンチ支持台に上下動可能に支持されたパ
ンチとダイ支持台に上下動可能に支持された成形用ダイ
との協働によってワークに成形加工を行う際、加工位置
にあるパンチの下面がパスライン上にあるワークの上面
に当接するまでパンチを下降させてワークを保持すると
共に加工位置にある成形用ダイを上昇せしめて前記パン
チと成形用ダイとの間にワークを挾持して成形加工を行
う油圧パンチプレスにおける成形加工方法である。
するに本発明は、油圧パンチプレスにおける成形加工方
法において、パンチ支持台に上下動可能に支持されたパ
ンチとダイ支持台に上下動可能に支持された成形用ダイ
との協働によってワークに成形加工を行う際、加工位置
にあるパンチの下面がパスライン上にあるワークの上面
に当接するまでパンチを下降させてワークを保持すると
共に加工位置にある成形用ダイを上昇せしめて前記パン
チと成形用ダイとの間にワークを挾持して成形加工を行
う油圧パンチプレスにおける成形加工方法である。
上記構成より明らかなように、本発明においては、加
工位置にあるパンチの下面がパスライン上にあるワーク
の上面に当接するまでパンチを下降させてワークを保持
すると共に加工位置にある成形用ダイを上昇せしめて前
記パンチと成形用ダイとの間にワークを挾持して成形加
工を行うものであるから、成形加工中ワークはパスライ
ン上に保持され、平坦度を損うようなことがなく高精度
の成形加工を行うことができる。そして、成形加工後に
はダイをパスラインにより下方に下降するので、ワーク
の移動時にワークの下面に擦り傷を生じるようなことが
ないものである。
工位置にあるパンチの下面がパスライン上にあるワーク
の上面に当接するまでパンチを下降させてワークを保持
すると共に加工位置にある成形用ダイを上昇せしめて前
記パンチと成形用ダイとの間にワークを挾持して成形加
工を行うものであるから、成形加工中ワークはパスライ
ン上に保持され、平坦度を損うようなことがなく高精度
の成形加工を行うことができる。そして、成形加工後に
はダイをパスラインにより下方に下降するので、ワーク
の移動時にワークの下面に擦り傷を生じるようなことが
ないものである。
第1図はこの発明の主要部を示し、第5図におけるI矢
視部のタレット装置の拡大説明図、第2図は第1図に代
る他の実施例を示したタレット装置の拡大説明図、第3
図は第2図に代る他の実施例を示したダイ装着部の拡大
説明図、第4図は成形加工品の成形加工工程と製品形状
を示す各種の説明図、第5図はこの発明を実施する一実
施例のタレットパンチプレスの側面図である。 1……タレットパンチプレス 3……下部フレーム、7……上部フレーム 9……軸、11……下部タレット 15……上部タレット、17……パンチ 19……ダイ、21……油圧シリンダ装置 23……ラム、33……ロータリジョイント 35A,35B……油通路 37……ダイ装着部、39……昇降装置 41……上部楔体、43……下部楔体 51……シリンダ、53……ピストンロッド 57A,57B……油通路 73……シリンダ、79……ダイチップ 81……ダイ本体
視部のタレット装置の拡大説明図、第2図は第1図に代
る他の実施例を示したタレット装置の拡大説明図、第3
図は第2図に代る他の実施例を示したダイ装着部の拡大
説明図、第4図は成形加工品の成形加工工程と製品形状
を示す各種の説明図、第5図はこの発明を実施する一実
施例のタレットパンチプレスの側面図である。 1……タレットパンチプレス 3……下部フレーム、7……上部フレーム 9……軸、11……下部タレット 15……上部タレット、17……パンチ 19……ダイ、21……油圧シリンダ装置 23……ラム、33……ロータリジョイント 35A,35B……油通路 37……ダイ装着部、39……昇降装置 41……上部楔体、43……下部楔体 51……シリンダ、53……ピストンロッド 57A,57B……油通路 73……シリンダ、79……ダイチップ 81……ダイ本体
Claims (1)
- 【請求項1】油圧パンチプレスにおける成形加工方法に
おいて、パンチ支持台に上下動可能に支持されたパンチ
とダイ支持台に上下動可能に支持された成形用ダイとの
協働によってワークに成形加工を行う際、加工位置にあ
るパンチの下面がパスライン上にあるワークの上面に当
接するまでパンチを下降させてワークを保持すると共に
加工位置にある成形用ダイを上昇せしめて前記パンチと
成形用ダイとの間にワークを挾持して成形加工を行うこ
とを特徴とする油圧パンチプレスにおける成形加工方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1084704A JP2731225B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 油圧パンチプレスにおける成形加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1084704A JP2731225B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 油圧パンチプレスにおける成形加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02263525A JPH02263525A (ja) | 1990-10-26 |
JP2731225B2 true JP2731225B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
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