JP2730116B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents
電子内視鏡装置Info
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- JP2730116B2 JP2730116B2 JP64000392A JP39289A JP2730116B2 JP 2730116 B2 JP2730116 B2 JP 2730116B2 JP 64000392 A JP64000392 A JP 64000392A JP 39289 A JP39289 A JP 39289A JP 2730116 B2 JP2730116 B2 JP 2730116B2
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
内視鏡の挿入部の先端から観察対象部にR,G,Bの各色波
長光を順次照射して、固体撮像素子により面順次方式で
各色画像を撮像し、この色画像信号の信号処理を行って
ディスプレイ装置に表示するようにしたカラー画像撮像
システムにおいて、照明光の絞り量に応じて変化する色
バランスの変化を正確に補正できるようにした電子内視
鏡装置に関するものである。
者の体内等に挿入して、観察対象部に向けて照明光を照
射することによって、当該観察対象部の像を観察できる
ようになっている。この内視鏡の観察システムとして、
CCD等の固体撮像素子により光電交換させて、プロセッ
サにより所定の信号処理を行った上で、ブラウン管等の
ディスプレイ装置によって観察対象部の画像を表示させ
るようにした電子内視鏡がある。電子内視鏡は、多数人
が同時に観察することができる。しかも画像処理が可能
で、記録性,保存性等に優れているために、近年広く普
及されるようになってきた。
図るために、1枚の撮像素子を用い、しかも画像の解像
度を向上させるために、赤(R),緑(G)及び青
(B)の各色の画像をそれぞれフィールド毎に形成し、
これらを重ね合せることによって画像を表示する所謂面
順次方式で撮像素子を駆動するようにしたものが用いら
れる。
察対象部に向けて照射される照明光を、フィルタを介す
ることによって、R,G,Bの3色に分割して、各色の波長
光による照明光を時分割して順次照射するようにしなけ
ればならない。このために、R,G,Bの各色の波長領域光
を透過させるフィルタ域を有する回転カラーフィルタを
用い、この回転カラーフィルタを光源からの照明光の光
路に介在させるようにした照明手段が用いられている。
場合において、照明が強すぎると、ハレーションを起し
たりして、良好に観察することができなくなるために、
照明光量を絞る必要がある。一方、挿入部の先端から離
れた位置の観察を行う場合には、ある程度強い照明光を
照射しなければ、正確な観察が困難になる。従って、観
察を行う部位等に応じて、照明光の光量を調整する必要
があり、この光量の変化率は極めて大きくなる。
第1図に示したように、光源からの照明光を集光させる
コンデンサレンズ1と、このコンデンサレンズ1によっ
て集光された照明光を減衰させないようにして伝送する
ためのライトガイド2と、該ライトガイド2の出射端に
接続して設けられ、観察対象部における所定の範囲に照
明を行うための照明用レンズ3とを有する構成となって
いる。さらに、コンデンサレンズ1の光源側には、照明
光量を可変にするための光量絞り手段として、光量絞り
板4が介装されると共に、コンデンサレンズ1とライト
ガイド2との間には、回転カラーフィルタ5が設けられ
る。ここで、光量絞り手段としては、構成が簡単な1枚
の遮光板で光量絞り板4を構成して、図示しない駆動機
構によりコンデンサレンズ1を透過する照明光の光路と
略直交する方向に変位させることによって、ライトガイ
ド2に入射される照明光量を変化させるようにしてい
る。
次照明を行って、各色画像を順次撮像するものである
が、この撮像システムとしては、第2図に示したように
構成される。
固体撮像素子として、例えばCCD10を有し、該CCD10に
は、CCD駆動回路11が接続されている。このCCD駆動回路
11にはタイミングパルス発生器12が接続されており、該
タイミングパルス発生器12からCCD駆動回路11に入力さ
れるタイミングパルスに基づいてCCD10が駆動されて、
該CCD10において撮像したR,G,Bの各色毎の画像信号が読
み出される。そして、このようにしてCCD10から読み出
された画像信号がプリプロセッサ13に入力される。この
プリプロセッサ13は、相関2重サンプリング回路,ロー
パスフィルタ等から構成され、画像におけるノイズ成分
の除去等の処理が行われることになる。
トロールアンプ14により増幅されて、プロセッサ15に入
力されるようになっている。該プロセッサ15は、γ補正
回路,エンハンサ回路等を備え、入力される画像信号の
画質補正等の処理が行われる。そして、プロセッサ15の
出力信号は、A/D変換器16によりデジタル変換されて、
画像メモリ17を構成するR,G,Bの各フィールドメモリ17
R,17G,17Bに格納される。そして、このR,G,Bの各画像デ
ータが画像メモリ17に格納されると、R,G,Bの画像デー
タが同時に読み出されて、D/A変換器18R,18G,18Bにより
アナログ変換されて、エンコーダ19を介して出力される
ようになっている。
おけるフィルタ特性やCCD10の感度特性によって、R,G,B
の各色画像信号の振幅に差があり、色の再現性を改善す
るために、ゲインコントロールアンプ14のゲイン値をR,
G,Bの各色画像信号毎に変化させる必要がある。このた
めに、第3図に示したように、オートカラーコントロー
ラ20を備えたオートホワイトバランス機構が設けられ
て、R,G,Bの各ゲインコントロール信号をゲインコント
ロールアンプ14に入力することによって、各色画像間の
色バランスを取るようにしている。
フィールドにおけるゲイン値を基準として、R,Bフィー
ルドのゲイン値を変化させるものであって、このため
に、まずゲインコントロールアンプ14からの出力信号を
第2図の部から取り出して、積分回路21によって領域
積分を行う。ここで、積分回路21からの出力信号が基準
となるGフィールドの画像信号である場合には、この信
号をサンプルホールド回路22によりホールドさせてお
き、R,Bの各フィールドの画像信号が取り込まれたとき
に、サンプルホールド回路22にホールドされている基準
信号と共にゲイン値演算回路23に入力することによっ
て、RフィールドのGフィールドに対するゲイン値の比
R/Gと、Bフィールドにおけるゲイン値の比B/Gとを演算
する。そして、これら各演算結果をデジタル信号として
出力し、これをラッチ回路24R,24Bでそれぞれラッチさ
せるようになし、D/A変換器25R,25Bでアナログ信号に変
換して、R,G,Bの各色画像信号がゲインコントロールア
ンプ14に入力されたときに、それぞれのゲインコントロ
ールを行うようにしている。
フィルタ5のフィルタ特性及びCCD10の感度特性に応じ
てゲインコントロールアンプ14にR,G,Bの各色画像信号
の増幅値を変化させるようにしているが、かかる補正を
行っても必ずしも色バランスが取れず、観察対象部の像
における色を正確に再現することができないことがあ
る。
ら全閉状態にまで変化させる必要があり、絞り板4は照
明光路の外周の一端側からこの照明光路と直交する方向
に変位し、光軸中心を経てほぼ光路の全体を覆うように
する。前述したような1枚の遮光板から構成される絞り
板4を用いた場合においては、その絞り機構の構成が簡
略化されるという利点があるものの、コンデンサレンズ
1における色分散の発生等の影響から、絞り板の位置に
よっては、第4図に示したように、R,G,Bにおける各波
長による照明光の光量の減衰率が等しくはなく、Gの波
長成分を同図に実線で示したように変化する場合におい
て、それより波長の短いBの波長光成分は点線で示した
ように、Gの波長成分より減衰率が大きく、またそれよ
り長い波長のRの波長光成分の減衰率は一点鎖線で示し
たように、Gの波長成分の光より小さくなるという傾向
にある。従って、絞り板4による絞り量に基づいて生じ
る各波長光成分の減衰率のばらつきを補正しなければ、
正確な色再現性が得られないことになる。
の目的とするところは、1枚の遮光板からなる簡単な絞
り機構により絞り量を変化させるようにしても、正確な
色再現性を持った画像を得ることができるようにしたカ
ラー画像の色バランス補正方式を提供することにある。
挿入部の先端から観察対象部に対してR,G,Bの各波長領
域光による照明を順次繰り返して照射するための光源
と、この光源からの光路に略直交する方向に変位する1
枚の遮光板から構成した光量絞り部材とを有する照射手
段を備えた光源部と、内視鏡の挿入部の先端に設けら
れ、R,G,Bの各色画像を面順次方式で撮像する固体撮像
素子と、該固体撮像素子から出力される色画像信号を処
理するプロセッサとを備えた電子内視鏡装置であって、
前記光源部の光量絞り部材の変位により照明光の絞り量
を変化させたときに生じるR,G,Bの各波長光の減衰率の
違いによる色バランスのずれを補正するための補正値を
設定する補正値設定手段と、前記光量絞り部材の位置を
検出する絞り位置検出手段と、前記絞り位置検出手段か
らの前記光量絞り部材の位置検出信号と、前記補正値設
定手段で設定された補正信号とに基づいてR,G,Bの各画
像信号の出力レベルを補正する補正手段とを備える構成
としたことをその特徴とするものである。
各色画像信号の増幅量,照明光量等を変化させることに
より、たとえ1枚の遮光板を照明光の光路と直交する方
向に変位させることにより光量調整を行うという極めて
簡単な構造の光量絞り機構を用いたとしても、各色画像
信号における色バランスを改善して、ディスプレイ画面
上に表示したカラー画像の色再現性が著しく良好とな
る。
る。
で、まず第5図に照明手段の構成を示す。同図に示した
ように、照明光は照明ランプ30aと、該照明ランプ30aか
らの照明光を平行光となすための凹面鏡30bとで構成し
た光源部30を有し、該光源部30から照射される照明光
は、コンデンサレンズ31を介して集光されて、ライトガ
イド32に入射されるようになっている。そして、コンデ
ンサレンズ31の光源部30側の位置には、光量絞り部材と
して、1枚の遮光板からなる光量絞り板33が設けられ、
この光量絞り板33を照明光の光路と略直交する方向に変
位させて、この光路の一部またはほぼ全体を覆うことに
より光量を絞ることができるようになっている。コンデ
ンサレンズ31とライトガイド32との間には回転カラーフ
ィルタ34が介装されている。以上の構成により光源部に
おける照明手段が構成されるが、以上の点については前
述した従来技術のものと格別差異はない。
駆動されるようになっており、この回転カラーフィルタ
34には、その回転位相を検出するために回転位相検出器
36が設けられている。この回転位相検出器35によりR,G,
Bのいずれの波長光で照明されているかの検出が行われ
て、R,G,Bの各イネブル信号として後述の撮像システム
の制御が行われるようになっている。
する方向に動かす駆動機構としては、ラック37aとピニ
オン37bとからなるラック−ピニオン機構37で行われ
る。この絞り板33の位置を検出するために、ピニオン37
bの角度を検出するポテンショメータ等からなる回転角
度検出器38が設けられており、該回転角度検出器38から
の信号は絞り量信号はA/D変換器39を介して出力される
ようになっている。従って、該回転角検出器38等により
絞り板位置検出手段が構成される。
より観察対象部のR,G,Bの各色画像の撮像を行って、所
定の画像処理が行われるが、この撮像システム自体は前
述した従来技術のものと格別差異はないので、同一また
は均等な構成要素については同一の符号を付して引用
し、その図示及び詳細な説明は省略する。
アンプ14の出力側の部に接続されるオートホワイトバ
ランス機構としては、第6図に示したように構成され
る。
積分回路40によって領域積分を行って、Gフィールドの
画像信号をサンプルホールッド回路41によりホールドさ
せておき、R,Gの各フィールドの画像信号が取り込まれ
たときに、サンプルホールド回路41にホールドされてい
る基準信号と共にゲイン値演算回路42に入力することに
よって、RフィールドのGフィールトに対するゲイン値
の比R/Gと、Bフィールドにおけるゲイン値の比B/Gとを
演算して、その演算結果をデジタル信号として出力し、
これをラッチ回路43R,43Bでそれぞれラッチさせるよう
にしている点については、前述した従来技術のものと格
別差異はない。また、前述した信号処理のコントロール
を行うために、オートカラーコントローラ44が設けられ
ている点についても従来技術のものと同様である。
をそれぞれD/A変換器45R,45Bでアナログ変換した後に、
乗算型D/Aコンバータ46R,46Bに入力され、この信号を基
準信号として、それぞれRフィールド,Bフィールドにお
けるゲイン補正値を乗算することによって、光量絞り値
に応じて補正されたRフィールド,Bフィールドのゲイン
コントロール信号をゲインコントロールアンプに入力す
ることができるようになされている。即ち、Gフィール
ドのゲイン値を基準として、この基準ゲイン値に対する
Rフィールド及びGフィールドのゲイン値の偏差を求め
る。そして、このRフィールド及びBフィールドの偏差
に基づくゲイン補正値は、予め各メモリ47R,47Bに記録
させておく。従って、これらのメモリ47R,47Bが補正値
を設定するための補正値設定手段として機能することに
なる。回転角度検出器38によって絞り板33の位置信号を
バッファ回路48を介して取り込んで、該絞り板33の位置
に応じたゲイン補正値をI/Oポート49を介して乗算型D/A
コンバータ46R,46Bに読み出すことができるようになっ
ている。従って、これら乗算型D/Aコンバータ46R,46B
と、それに供給されるゲイン補正値を演算するゲイン値
演算回路42等により照明光の絞り量を変化させたときに
生じるR,G,Bの各波長光の減衰率の違いに応じて色バラ
ンスの補正を実行するための補正手段が構成される。
補正値は、絞り板33による絞り位置を変化させて、それ
ぞれの絞り位置において、Gフィールドの信号レベルを
基準として白バランスが取れるように、Rフィールド,B
フィールドの信号レベルによるゲイン補正値、R/G及びB
/Gを演算する。而して、例えば第7図に示したように、
絞り板33による絞り量が4/4,3/4,2/4,1/4の各位置にお
けるゲイン補正値R/G及びB/Gを演算し、これらのデータ
から補間演算を行うことによって、第7図に点線で示し
たように、Gのデータを基準として、同図に一点鎖線で
示したように、R/Gの補正データ及び点線で示したよう
なB/Gの補正データを描き、これらをそれぞれメモリ47
R,47Bに書込むようにすればよい。このゲイン補正値の
データ作成は第8図に示したような操作により行うこと
ができる。
を、例えばバッテリバックアップRAM,EEPROM,メモリカ
ード等のように不揮発性のメモリに記録させるようにし
ておけば、一度データを作成するだけ、繰り返し用いる
ことができるようになるので、実際に観察を行うに際し
ての白バランスの調整操作の負担の軽減を図ることがで
きる。
て、当該観察対象部の距離に応じて、周知の自動光量調
整手段が働き、最適な照明光量をもって照明されるよう
に、絞り板33が自動的に光路を進退する。そして、この
絞り板33の位置にの信号は、絞り量信号としてバッファ
回路48に入力される。これと共に回転カラーフィルタ34
の回転位相が回転位相検出器36により検出されて、R,G,
Bの各イネイブル信号が順次オートカラーコントローラ4
4に入力される。
の各イネイブル信号に基づいて通常のオートホワイトバ
ランス、即ちフィルタ特性やCCD感度特性に応じて各色
画像信号のバランスが取れるように、Gフィールドを基
準としたRフィールド及びBフィールドの増幅ゲイン値
の演算が行われて、その演算結果がそれぞれ乗算型D/A
コンバータ46R,46Bに入力される。また、前述した絞り
量信号がバッファ回路48から取り込まれると、メモリ47
R,47BからRフィールド及びBフィールドにおける絞り
量に応じたゲイン補正値信号が乗算型D/Aコンバータ46
R,46Bに入力されて、絞り量に応じて補正された信号ゲ
イン値が演算され、このようにして補正されたR,G,Bの
各フィールドのゲインコントロール信号がゲインコント
ロールアンプ14(第2図参照)の出力側に供給される。
が正確に取れた状態となり、この信号に基づいてコンポ
ジット映像信号を形成して、ディスプレイ装置により再
生したときに、その色再現性が極めて良好となる。
本実施例においては、オートカラーコントローラ50とし
て、演算能力を有するマイクロプロセッサシステムを用
い、このオートカラーコントローラ50によって、光量絞
り板による光量絞り量に応じて補正した状態でR,G,Bの
各色画像信号に対するゲインコントロール信号をゲイン
コントロールアンプ51に入力することができるようにし
たものが示されている。
ルアンプ51の出力信号を積分回路52により積分して、G
フィールドの信号をサンプルホールド回路53にホールド
させることにより基準信号となし、この基準信号と共に
R,Bの各フィールドの信号とをゲイン値演算回路54に入
力してR/G及びB/Gのゲイン値を演算する。そして、この
演算結果をオートカラーコントローラ50に入力するよう
にしている。
1の実施例と同一の手法で得たR/Gの補正データとB/Gの
補正データとが記録されており、R,G,Bのイネイブル信
号と絞り量信号とがバッファ回路56からI/Oポート57に
入力されたときに、メモリ55からこのR/G,B/Gの補正デ
ータをアクセスして、ゲイン値演算回路54でR,G,Bの各
ゲインを演算して、D/A変換器58からR,G,Bにおける各フ
ィールドの画像信号に対するゲインコントロール信号を
演算することになり、従ってこれらの各部が補正手段と
して機能する。この結果、ゲインコントロールアンプ51
には、絞り量に応じて補正した状態でのR,G,Bの各ゲイ
ン値が入力されることになり、ディスプレイ装置上に表
示される画像の色再現性を著しく改善することができる
ようになる。
すもので、本実施例においては、R,G,Bの各色画像信号
レベル相互間の調整を行うために、観察対象部に向けて
照射される照明光の輝度、即ち照明光量を制御するよう
にしたものが示されている。
する照明ランプ30aには、この光量を調整するための光
源光量調整回路60が接続されている。そして、この光源
光量調整回路60の出力電圧または出力電流を制御するこ
とにより、即ち光源光量調整回路60を補正手段とするこ
とによって、照明ランプ30aの輝度と変化させることが
できるようになっている。従って、この照明ランプ30a
の輝度を絞り板33による絞り量に応じてR,G,Bの各波長
領域光の照明光の輝度を変化させる補正手段が構成され
る。
バランス機構としては、第3図に示した従来技術のもの
と同様のものを用いる。従って、以下の説明において
は、第3図と同一または均等な構成要素については、同
一の符号を付してその説明を省略する。然るに、ゲイン
値演算回路23から出力される絞り位置に応じて、Gフィ
ールドの信号レベルを基準としたR/G及びB/Gの出力比に
関する信号をI/Oポート61を介して演算処理部62に取り
込み、該演算処理部62によって、白バランスが取れるよ
うにR,Bの光量補正値を算出し、この光量補正値データ
を補正値設定手段としてのメモリ63に書込んでおく。
びそのサンプリングデータの補間の手順は、第1の実施
例と本質的に変るところはないので、第12図にそのフロ
ーチャートを示し、その具体的な説明は省略する。この
ようにして輝度補正値データが作成されるが、このデー
タは第13図に示したようになる。
の像を観察する際には、回転カラーフィルタ34の回転に
より、出力されるR,G,Bの各イネイブル信号と、絞り板3
3による絞り量信号とをバッファ回路64を介して直接メ
モリ63に伝送して、該メモリ63から当該絞り量における
R,G,Bの各フィールドにおける照明ランプ30aの輝度に関
するデータを読み出して、このデータをD/A変換器65に
よりアナログ信号に変換させて、光源光調整回路60に入
力することによって、照明ランプ30aの輝度をR,G,Bの各
色画像信号のレベルが一致するように補正することがで
きるようになる。
り量に依存して生じる色バランスのずれを補正するため
に、絞り量に応じてR,G,Bの各色画像信号のR,G,Bの各色
画像信号の出力レベルを決定する要素を絞り量に対応さ
せて変化させるようになし、この色画像信号レベル決定
要素、例えば光源光量,信号増幅ゲイン等を補正するよ
うにしたので、1枚の遮光板からなる光量絞り部材を照
明光の光路と直交する方向に変位させるようにした、構
造の簡単な光量絞り機構を用いた場合でも、画像の白バ
ランスを取らせることができ、極めて良好な色再現性の
ある画像を形成することができるようになる。
明手段の構成説明図、第2図は撮像システムの構成を示
すブロック図、第3図はオートホワイトバランス機構の
構成を示すブロック図、第4図は照明光の絞り量と、R,
G,Bの各波長光の減衰率との関係を示す線図、第5図乃
至第8図は本発明の第1の実施例を示すもので、第5図
は照明手段の構成説明図、第6図はオートホワイトバラ
ンス機構の構成を示すブロック図、第7図はゲイン補正
値データを示す線図、第8図はゲイン値補正データの作
成手順を示すフローチャート図、第9図は本発明の第2
の実施例を示すオートホワイトバランス機構のブロック
図、第10図乃至第13図は本発明の第3の実施例を示すも
ので、第10図は照明手段の構成説明図、第11図はオート
ホワイトバランス機構の構成を示すブロック図、第12図
はゲイン値補正データの作成手順を示すフローチャート
図、第13図はゲイン補正値データを示す線図である。 30:光源部、30a:照明ランプ、30b:凹面鏡、31:コンデン
サレンズ、32:ライトガイド、33:光量絞り板、34:回転
カラーフィルタ、35:モータ、36:回転位相検出器、37:
ラック−ピニオン機構、38:回転角度検出器、40,52:積
分回路、41,53:サンプルホールド回路、42,54:ゲイン値
演算回路、43R,43B:ラッチ回路、44,50:オートカラーコ
ントローラ、46R,46B:乗算型D/Aコンバータ、47R,47B,5
5,63:メモリ、60:光源光量調整回路、62:演算処理部。
Claims (7)
- 【請求項1】内視鏡の挿入部の先端から観察対象部に対
してR,G,Bの各波長領域光による照明を順次繰り返して
照射するための光源と、この光源からの光路に略直交す
る方向に変位する1枚の遮光板から構成した光量絞り部
材とを有する照明手段を備えた光源部と、内視鏡の挿入
部の先端に設けられ、R,G,Bの各色画像を面順次方式で
撮像する固体撮像素子と、該固体撮像素子から出力され
る色画像信号を処理するプロセッサとを備えた電子内視
鏡装置において、 前記光源部の光量絞り部材の変位により照明光の絞り量
を変化させたときに生じるR,G,Bの各波長光の減衰率の
違いによる色バランスのずれを補正するための補正値を
設定する補正値設定手段と、 前記光量絞り部材の位置を検出する絞り位置検出手段
と、 前記絞り位置検出手段からの前記光量絞り部材の位置検
出信号と、前記補正値設定手段で設定された補正信号と
に基づいてR,G,Bの各色画像信号の出力レベルを補正す
る補正手段と を備える構成としたことを特徴とする電子内視鏡装置。 - 【請求項2】前記補正値設定手段は、前記光量絞り部材
の位置に応じて、R,G,Bの各色画像信号の出力レベルの
うち、G画像信号出力レベルに対するR画像信号及びB
画像信号の出力レベルの偏差をそれぞれ設定するもので
あることを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置。 - 【請求項3】前記補正値設定手段はR,G,Bの各色画像信
号に対する絞り量に応じた増幅ゲイン値を記憶するメモ
リで構成したことを特徴とする請求項2記載の電子内視
鏡装置。 - 【請求項4】前記メモリの記憶データをバックアップ用
の不揮性のメモリに記録する構成としたことを特徴とす
る請求項3記載の電子内視鏡装置。 - 【請求項5】前記補正手段は、前記プロセッサに入力さ
れるR,G,Bの各色画像信号に前記補正値設定手段で設定
されたG画像信号出力レベルに対するR画像信号及びB
画像信号の出力レベルに偏差信号を乗算する手段で構成
したことを特徴とする請求項2記載の電子内視鏡装置。 - 【請求項6】前記補正手段は、Gゲイン値を基準とした
Rゲイン値及びBゲイン値の各偏差信号からなる補正値
を含むゲイン値をゲインコントロール信号として増幅手
段によりR,G,Bの各色画像信号を増幅する構成としたこ
とを特徴とする請求項2記載の電子内視鏡装置。 - 【請求項7】前記補正手段は、前記補正値設定手段に設
定された前記光量絞り部材の位置に応じたG画像信号出
力レベルに対するR画像信号及びB画像信号の出力レベ
ルの差により前記照明手段の輝度を変化させる手段で構
成したことを特徴とする請求項2記載の電子内視鏡装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP64000392A JP2730116B2 (ja) | 1989-01-06 | 1989-01-06 | 電子内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP64000392A JP2730116B2 (ja) | 1989-01-06 | 1989-01-06 | 電子内視鏡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH02181591A JPH02181591A (ja) | 1990-07-16 |
JP2730116B2 true JP2730116B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=11472533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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