JP2729797B2 - 感光性平版印刷版の現像方法 - Google Patents

感光性平版印刷版の現像方法

Info

Publication number
JP2729797B2
JP2729797B2 JP63004560A JP456088A JP2729797B2 JP 2729797 B2 JP2729797 B2 JP 2729797B2 JP 63004560 A JP63004560 A JP 63004560A JP 456088 A JP456088 A JP 456088A JP 2729797 B2 JP2729797 B2 JP 2729797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
developer
amount
plate
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63004560A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01180548A (ja
Inventor
久男 大場
健二 国近
友昭 竹越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63004560A priority Critical patent/JP2729797B2/ja
Publication of JPH01180548A publication Critical patent/JPH01180548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2729797B2 publication Critical patent/JP2729797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感光性平版印刷版(以下PS版と略記すること
もある)の現像処理方法に関するものであり、更に詳し
くは、現像処理中の現像液の活性度を現像補充液に補充
することにより一定に保つ方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、感光性平版印刷版を多数枚現像することによる
現像液の劣化を、補充液を補充することにより回復させ
ることは公知の技術である。
例えば、特開昭56−115039号公報に記載されたごと
く、炭酸ガス疲労回復のための経時補充、および感光性
印刷版の処理疲労回復のための処理補充による長期のラ
ンニング現像を可能にした技術、特開昭58−95349号公
報に記載されたごとく、自動現像機の現像ゾーンの途中
の位置にセンサーを設け、該センサーによつて検出され
た溶出度合が所定のレベルに低下した時、補充装置が自
動的に作動し、一定量の現像補充液が現像液に添加され
る技術、特開昭61−61164号に記載されているごとく現
像液の電導度を測定し、この測定値が予めプログラムさ
れた設定値以下になつたら補充装置が作動し、現像補充
液が補充される技術等が挙げられる。
上記の特開昭56−115039号公報の技術の具体的な実施
態様は、処理補充についてはPS版の処理長に比例した量
の補充液が添加されるので、PS版の巾や画像面積が変つ
てもプレートの長さが一定であれば同一量の現像補充液
が補充されることになる。更に時間経時による補充も時
間当り一定量の現像補充液が補充される。しかし、自動
現像機中に仕込む現像液量や空気中の炭酸ガス濃度によ
つて最適の補充量は変化してしまう。この様に感光性プ
レートの巾、画像面積、自動現像機に仕込む現像液量、
空気中の炭酸ガス濃度によつて補充量をその都度変化さ
せなければ正確な補償は達成しえない欠点を有してい
た。
これらの不都合を改良しようとした特開58−95349号
公報に開示されている技術では、高安定、高品質の版が
得られるものの、センサーの設定位置を画像露光された
PS版の非画像部に一致させる必要があり、オートフイー
ダー等の自動現像機周辺機器の組込みが困難であるとい
う欠点がある。又、特開昭61−61164号公報に開示され
ている技術では、自動現像機の設置された環境条件によ
り補充量は多すぎたり、逆に少なすぎたりすることが起
こり、安定した補充が達成されなかつた。
(発明の目的) 本発明の目的は、前記従来技術の欠点を改良すること
である。即ち、自動現像機を用いて感光性平版印刷版を
多数枚現像するとき、現像液の活性度を常に新液の状態
に保つ現像液補充方法を提供することであり、また、感
光性平版印刷版の種類、経時等に差があつても安定した
現像結果が得られる現像液補充方法を提供することであ
り、更にまた、自動現像機の設置された環境が変つて
も、安定した現像処理が長期間にわたつて行なうことが
できるPS版の現像方法を提供することである。
(発明の構成) 本発明者らはこれらの諸目的を達成すべく鋭意研究を
重ねた結果、自動現像装置の現像液の交流インピーダン
スまたは電導度を測定し、この測定値によつて現像液の
劣化を検知して現像補充液を添加すると共に、現像液か
らの水の蒸発量に相当する水を補充することにより、現
像液の活性度を常に新液と同じ状態に保ち、その結果、
PS版の巾、画像面積、炭酸ガス濃度、タンク容量、仕込
量、補充液補充量、自動現像機の設置された環境条件及
び自動現像機への周辺機器の組み込み等の差によらない
安定した現像補充液補充方法の開発に成功したものであ
る。即ち、本発明は、画像露光された感光性平版印刷版
を現像液で処理することによって起こる該現像液の劣化
を、該現像液の電導度又はインピーダンスを測定するこ
とにより検知し、予めプログラムしてある指示に従って
自動的に現像補充液を該現像液に添加して該劣化を補償
すると共に、自動現像機の種類とその設置された温度及
び湿度条件に応じて予め実験的に水の蒸発量を求めてお
き、現像処理時に検出される温湿度より特定される該蒸
発量に相当する水を添加することを特徴とする感光性平
版印刷版の現像方法である。
本発明において、現像液の交流インピーダンスの測定
方法としては交流インピーダンス計、交流ブリッジ計あ
るいは、その他インピーダンス計などの公知の手段を用
いることができる。また、電導度を測定するには、一般
に公知の電導度計を使用することができる。これらの測
定装置の測定電流値や発振周波数等は、現像液の組成等
により最適条件は異なるが電流値は装置的にも又水溶性
の現像液の電気分解を防ぐ為にもある程度低い事が好ま
しく、数百mAから数μAが好ましい。
又、周波数は、現像液中の静電容量成分との関係か
ら、数百Hz〜数百KHzのものが好ましい。
電解質を含む現像液のインピーダンス値は、水溶液の
温度に依存し、液温が上るとその値は低下する。従つ
て、より好ましくは、温度センサーおよび温度保証回路
により補正することが望ましい。
交流インピーダンス計、交流ブリツジ計あるいは、そ
の他のインピーダンス計あるいは電導度計のセンサー設
置位置は、測定時に現像液に浸漬され、現像液の交流イ
ンピーダンス値又は電導度値が測定できる場所であれば
良く、例えば自動現像機の現像液循環系、特に現像タン
ク中もしくは、循環パイプ中が好ましい位置である。
又検出部としては電極に白金、ステンレス等を用いた
公知のセルを使用することが出来る。
一般に、現像液のインピーダンス値はPS版の処理によ
る処理疲労及び時間経時による炭酸ガス疲労により上昇
するが、現像ランニングにおいては現像補充液の補充に
よる現像液活性度の回復の繰り返しにより現像液のpHは
一定に保たれるものの、一般に使用される現像補充液の
インピーダンス値が低いため補充された現像補充液の、
初期(仕込み)現像液に対する置換率が上昇するに従つ
て現像液のインピーダンス値は下がる傾向にあり、最終
的には現像補充液に完全に置きかわつた時のインピーダ
ンス値に到達する。
すなわち、現像補充液の補充量により、あらかじめ求
めておいた演算式に従つてインピーダンスの測定値を補
正し、現像液の疲労によりこの補正インピーダンス値が
所定の値に達した時、補充が始まる仕組みである。この
演算式は実験的に求めることができる。
すなわち、同一露光量でグレースケールを焼きつけた
PS版を現像液の水分蒸発が実質上生じない環境下で多数
枚処理したときに、常に同一ベタ段数もしくはクリアー
段数となるように補充液を補充していつたばあいの補充
液置換率と、交流インピーダンス値の関係をプロツトす
ればよい。例えば現像液に珪酸ソーダあるいは珪酸カリ
の水溶液を用いたポジ現像液の場合、その演算式は次の
とおりである。
xn;現像補充液置換率 Y=補正インピーダンス値 X=測定されたインピーダンス値 a=現像補充液置換率とインピーダンス値の傾き(b−
c) b=初期のインピーダンス値 c=最終のインピーダンス値(現像タンクに仕込まれた
現像液が補充液で完全に置換されたときのインピーダン
ス値) A;初期現像液量 B;1回の補充量 n;補充回数 なお、現像液の種類:雰囲気の変化(CO2濃度、水蒸
発等)により変数b,cは自動的又は手動的に変化するこ
とが好ましい。
現像液の電導度を測定する場合も同様にして現像補充
液の補充を行なうことができる。
本発明において、現像液の水分蒸発分を水補充する方
法は、自動現像機が設置された環境下でのランニングに
より当該自動現像機に仕込まれた現像液の水分の蒸発量
を予め実験的に求めておき、この水分蒸発量に見合う水
を連続的または間歇的に、自動的に又は手動で補充する
方法がある。
一般的に現像液からの水分蒸発量は、自動現像機の種
類、自動現像機の設置された環境(例えば温度、湿度、
風量など)および自動現像機の運転条件(例えば現像液
現像液の温度、PS版の搬送スピード)等によつて変化す
る。従つて、これらの各条件に応じた水分蒸発量を予め
実験的に求めておけば、時間経過による水分の蒸発量は
自動的に算出できるので、その水分蒸発量に見合う水を
適当な時期、例えば一定時間間隔か又は規定量の蒸発量
に達した時点ごとに、水を添加すればよい。上記水分蒸
発量の積算は、例えば温湿度条件と水分蒸発量及び時間
の因子をマイコンに入力しておけば、温湿度を検出する
ことにより自動的に行なうことができる。
現像液からの水分蒸発量は、比重計、液面レベル計、
透光度計、分光光度計などの物理化学的検出器を用いて
測定することもでき、予め水蒸発量と上記物理化学的検
出器による検出値との関係を実験的に求めておくことに
より、水分蒸発量に見合う量の水の補充を自動的又は手
動で行なうことができる。例えば比重計を使用する場合
について説明すると、現像液の比重と水分蒸発量の関係
を予め実験的に求めておき、比重が所定の値に上昇した
時に一定量の水を添加する方法がとられる。この場合、
現像補充液の比重が現像液の比重より大きい場合には、
現像補充液の添加による比重の上昇と現像液からの水分
蒸発による比重の上昇とが区別できなくなつてしまうの
で、予めマイコン等に現像補充液の添加による現像液の
比重の上昇分を入力しておけば、水蒸発分を算出するこ
とができる。同様にPS版の処理により現像液の比重が変
わる場合にも、PS版の処理量に応じた比重の変化をマイ
コン等に入力しておけば、水分蒸発量のみを算出するこ
とができる。このようにして測定された水分蒸発量に見
合う水の添加は前記と同様に行なえば良い。
更にまた他の物理化学的検出器を使用する場合につい
ても同様にして行なうことができる。
本発明に使用される自動現像装置はPS版を搬送する方
式のもので現像ゾーンについては通常の水平搬送型で現
像液スプレー、ブラシ等を設けたものが用いられるが、
特に、デイツプ現像ゾーンを有するものが好ましい。さ
らに必要に応じて水洗ゾーン(ため水循環を含む)、リ
ンスゾーン、不感脂化ゾーン及び乾燥ゾーンを有するこ
とが出来る。さらに現像補充液補充装置としては、現像
補充液タンク、水タンクとタイマーを組み込んだ送液ポ
ンプおよび現像する版、現像液、現像補充液、水分蒸発
に対応した種々のプログラムを組み込んだ、マイコンと
D/A変換機等から成り立つているものが好ましい。
本発明に用いる感光性印刷版は光照射によつて溶解性
が変化する感光層をアルミニウム板、亜鉛版、鉄板、ク
ロムメツキした鉄板、紙板、プラスチツク板等の基板上
に0.05〜5g/m2塗設したものである。感光層としては、
オルトナフトキノンジアジド化合物、ジアゾニウム塩化
合物、アジド化合物、光重合性化合物、光架橋性化合物
等、そして必要に応じてアルカリ可容性バインダーを含
む感光層が好ましく適用される。
特に本発明の補充方法に最適の感光性プレートはアル
ミニウム板上にオルトキノンジアジド化合物からなる感
光層を有するポジ型感光性平版印刷版である。
本発明に用いる現像液としては感光性プレートの感光
層を容易に溶出又は除去せしめるもので、たとえばオル
トキノンジアジド化合物からなる感光層の場合には、特
開昭54−62004号、特開昭55−22759号、特開昭55−1150
45号、特開昭57−54938号各公報に記載されている様
な、珪酸ソーダあるいは珪酸カリの水溶液が用いられ
る。この場合の補充する現像補充液は特開昭50−144502
号、特開昭54−62004号、特開昭55−22759号各公報に示
される様に元の現像液よりアルカリ度の高い強い現像液
を使用するのが好ましい。補充量は補充する現像補充液
の強さによつて一定ではないが、管理の容易さから1回
の補充量は現像液の仕込量20当り5mlから5の範囲
が適当である。もつとも管理のよい補充量は現像液の仕
込量20当り20mlから2の範囲である。
水の補充量は温湿度により影響を受けるが管理の容易
性から1回の補充量は現像液の仕込量20当り、5ml〜
1の範囲が適当である。最も管理のよい補充量は50〜
500CCの範囲である。
感光層の光のあたつたところが硬化するネガ型ジアゾ
ニウム化合物の場合には感光層に用いるバインダーによ
つて現像液の組成は大巾に変つてくる。たとえばバイン
ダーがアルカリ可溶性樹脂の場合には、特開昭50−2160
1号、特開昭53−44202号、特開昭57−192951号公報等に
記載されているように現像液の主成分はアルカリ剤にな
る。このアルカリ剤は、感光性プレートを処理するにつ
れ消費され、現像液の活性度は低下する。この様な場合
現像補充液としてアルカリ剤を添加することによつて現
像液の活性度を回復させることが出来る。この他のアジ
ド系感光層、光架橋型感光性樹脂系感光層および比重合
系感光層からなる感光性プレートをそれぞれの現像液で
処理する場合、処理することによつて消費される現像液
中の成分を補充によつて補い現像液の活性度を回復させ
る。いずれの場合でも本発明では、感光性印刷版を処理
することによつて起こる現像液の劣化を現像液の電導
度、又はインピーダンスを測定することにより検知し、
あらかじめプログラムしてある指示に従つて自動的に現
像補充液を補充する一方、経時による現像液の水分蒸発
分に相当する水を連続的又は間歇的に添加して現像液の
活性度が一定に保たれる。
なお、好ましくは、作業性の点より、現像補充原液と
水を別個に補充する方式が好ましい。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、
本発明がこれらにより限定されるものではない。
実施例1. 特公昭43−28403号公報の実施例1.に記載されている
アセトンとピロガロールの縮重合により得られるポリヒ
ドロキシフエニルのナフトキノン−1,2−ジアジド−5
−スルホン酸エステル1重量部、ノボラツク型フエノー
ルホルムアルデヒド樹脂2重量部とクリスタルバイオレ
ツト0.02重量部を20重量部のエチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、10重量部のエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、10重量部のメチルエチルケトン
に溶解して感光液を調製した。厚さ0.3mmの砂目立され
たアルミニウム板を硫酸中で陽極酸化し、約2.4g/m2
酸化皮膜をつくり、よく洗浄した後乾燥し、その上に上
記感光液を塗布乾燥し約2.5g/m2の感光層を有する感光
板を得た。
このポジ型感光性プレートを透明陽画フイルムを通し
て1mの距離から3KWのメタルハライドランプを用いて60
秒間露光した。第1図に示す現像ゾーンを有する自動現
像機を用いて露光したプレートを現像した。現像タンク
11には珪酸カリウム(SiO2/K2O=1.24)3.0重量%水溶
液からなる現像液を16仕込んだ。補充液タンク17の現
像補充液は補充タンク16の水により、上記現像液よりも
インピーダンス値が低い珪酸カリウム(SiO2/K2O=1.2
4)6.5重量%が水溶液となるようにポンプ12、13の吐出
量を調整した。現像タンク11の現像液をポンプ10によつ
てスプレー管8よりスプレー循環する循環系に検出セン
サー14をセツトし、ここで測定された交流インピーダン
ス値Xをコントローラ15により下記の演算式に代入して
補正インピーダンス値Yを求め、この補正インピーダン
ス値Yが最終のインピーダンス値Cよりも0.5Ω・cm以
上高くなつたとき現像補充液と水がポンプ12、13により
全体で500CC補充されるようにした。
Y=X−(−axn+b−c) =X−(−6xn+6) b=21 Ω・cm c=15 Ω・cm a=21−15=6 水の補充は、自動現像機を設置した室の温度および相
対湿度がそれぞれ25℃、50%であつた為、予め実験的に
求めておいた水蒸発量から、自動現像機運転中は50ml/
時間、停止中は10ml/時間の割合で補充されるようにコ
ントローラー15に入力し、自動現像機の運転中は4時間
ごとに200mlの水を、また停止中は4時間ごとに40mlの
水がポンプ12を作動させることにより添加された。
以上のようにして1003mm×800mmのプレートを約6ケ
月間処理した。12000枚処理後も安定な網点再現性を有
する印刷版が得られた。
比較例1. 実施例1と同じ装置にて、但し、水の補充を行なわず
に感光性プレートの現像を行なつたところ、1003mm×80
0mmのプレートを約2カ月間、4,000枚処理したところで
非画像部に汚れが発生するようになり、網点再現性が悪
くなつた。
実施例2. 厚さ0.30のアルミニウム板をナイロンブラシと400メ
ツシユのパミストンの水懸濁液を用いその表面を砂目立
てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナトリウムに
70℃で60秒間浸漬してエツチングした後、流水で水洗後
20%HNO3で中和洗浄後、水洗した。これをVA=12.7Vの
条件下で正弦波の交番波形電流を用いて1%硝酸水溶液
中で160クローン/dm2の陽極時電気量で電解粗面化処理
を行つた。その表面粗さを測定したとこを、0.6μ(Ra
表示)であつた。ひきつづいて30%のH2SO4水溶液中に
浸漬し55℃で2分間デスマツトした後、20%H2SO4水溶
液中、電流密度2A/dm2において厚さが2.76g/m2になるよ
うに陽極酸化した。
次に下記感光液を調製し、上記の陽極酸化されたアル
ミニウム板上に塗布し、100℃で2分間乾燥して、感光
性平版印刷版を作製した。感光層の被覆量は、2.3g/m2
であつた。
感光液 この感光性平版印刷版を用いて、実施例1の場合と同
様にして自動現像機の長期運転を行なつた。
1003mm×800mmの感光性平版印刷版を約6ケ月間処理
して、計12000枚処理したが、非画像部に残色のない安
定な網点再現性を有する印刷版が得られた。
(発明の効果) 自動現像機を用いて感光性平版印刷版を多数枚現像す
るとき、現像液の活性度の維持状態が従来方法と比較し
て改善され、また、自動現像機への周辺機器の組み込み
等の制約がなくなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法に用いられる自動現像装置の1
例を示す概略断面図である。 1、3、4、5、6……搬送ロール 2、7……ガイドロール 8、9……スプレー 10、21……循環ポンプ 14……現像液インピーダンス値検出センサー 15……インピーダンスコントローラー 18……フイルター 12、13……補充ポンプ 16……水 17……現像補充液 11……現像液 23……浮ぶた A……現像ゾーン B……リンスゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹越 友昭 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−61164(JP,A) 特開 昭60−156063(JP,A) 特開 昭53−110532(JP,A) 特開 昭61−173019(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像露光された感光性平版印刷版を現像液
    で処理することによって起こる該現像液の劣化を、該現
    像液の電導度又はインピーダンスを測定することにより
    検知し、予めプログラムしてある指示に従って自動的に
    現像補充液を該現像液に添加して該劣化を補償すると共
    に、自動現像機の種類とその設置された温度及び湿度条
    件に応じて予め実験的に水の蒸発量を求めておき、現像
    処理時に検出される温湿度より特定される該蒸発量に相
    当する水を添加することを特徴とする感光性平版印刷版
    の現像方法。
JP63004560A 1988-01-12 1988-01-12 感光性平版印刷版の現像方法 Expired - Fee Related JP2729797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63004560A JP2729797B2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 感光性平版印刷版の現像方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63004560A JP2729797B2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 感光性平版印刷版の現像方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01180548A JPH01180548A (ja) 1989-07-18
JP2729797B2 true JP2729797B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=11587429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63004560A Expired - Fee Related JP2729797B2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 感光性平版印刷版の現像方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2729797B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03107167A (ja) * 1989-09-20 1991-05-07 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料処理装置
JP2561578B2 (ja) * 1991-08-07 1996-12-11 株式会社平間理化研究所 現像液管理装置
JP3442176B2 (ja) 1995-02-10 2003-09-02 富士写真フイルム株式会社 光重合性組成物

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53110532A (en) * 1977-03-09 1978-09-27 Ricoh Co Ltd Automatic controller of developer concentrations of wet type diazo copiers
JPS60156063A (ja) * 1984-01-25 1985-08-16 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版の現像方法および自動現像装置
JPS6161164A (ja) * 1984-08-31 1986-03-28 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 感光性平版印刷版自動現像装置の現像補充液補充方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01180548A (ja) 1989-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2516022B2 (ja) 感光性平版印刷版自動現像装置の現像補充液補充方法
US4537496A (en) Method of replenishing a developer for photosensitive plate
JPS6161164A (ja) 感光性平版印刷版自動現像装置の現像補充液補充方法
JP2729797B2 (ja) 感光性平版印刷版の現像方法
GB2046931A (en) Method of developing positive- acting photosensitive lithographic printing plate precursor
JPS6339895B2 (ja)
JP2516022C (ja)
JPH063542B2 (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JP2532275B2 (ja) 感光性平版印刷版自動現像機の現像補充液補充方法
JP3351079B2 (ja) 感光性平版印刷版用自動現像機
JPS5949541A (ja) 感光性印刷版の現像法
JPH02118577A (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法
JPH022570A (ja) 感光性平版印刷版現像処理装置
JPS6161166A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPS6161167A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
US7001085B2 (en) Method and system for processing of photographic materials
JPH0675192B2 (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPS6161165A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPH0844081A (ja) 感光性平版印刷版自動現像機
JPS61162050A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPS61294444A (ja) 自動現像機の現像補充液補充装置
JPS628152A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPS60142339A (ja) 感光性印刷版の現像補充方法及びその装置
JPS6177854A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPS60142338A (ja) 感光性印刷版の現像補充方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees