JP2729722B2 - 精製ガラクトマンナンの製造方法 - Google Patents

精製ガラクトマンナンの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は精製ガラクトマンナンの
製法に関する。ガラクトマンナンはマンノースを構成単
位とする主鎖にガラクトース単位が側鎖として構成され
る中性多糖類であり、主として豆科植物の種子の胚乳部
に多く含有されている。グア豆を原料とするグアガム、
タラ豆を原料とするタラガムおよびローカストビーンを
原料とするローカストビーンガムは代表的なガラクトマ
ンナンを主成分とする植物ガム質である。
【0002】ガラクトマンナンは水に溶解したときに、
極めて高い粘性を示し、その水溶液は巾広いpH領域にお
いて安定であり、かつ、塩類が共存する水溶液の安定性
も優れており、食品分野の他、捺染、糊料等の諸工業に
も広く利用されている。しかし、通常のガラクトマンナ
ンは、種子胚乳部よりの摘出に際して種皮や胚芽部に含
まれる蛋白質、油分、繊維質等の不純物が混入するの
で、その水溶液はその透明性および品質安定性が劣った
ものになる。そのため高純度で、その水溶液の透明性が
高いことなどの品質を要求されるガラクトマンナンの用
途においては、これらの要求を満たした精製ガラクトマ
ンナンを提供することが要望されている。
【0003】
【従来の技術】ガラクトマンナンの精製方法としては、
ガラクトマンナンを熱水に溶解した後、蛋白質、繊維質
等の不溶解物質を濾過除去し、濾液にメタノール、イソ
プロピルアルコール、アセトン等の水親和性有機溶剤を
加えてガム質を析出させ、圧搾脱水し、さらにこの脱水
物を乾燥、粉砕して精製ガラクトマンナンとする方法が
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラクトマン
ナンの精製工程では、工程中にガラクトマンナンが水溶
液の状態で1〜2日程度滞留することがあるが、ガラク
トマンナンは水溶液の状態で放置すると経時的に水溶液
粘度が低下してくるという現象があり、高粘度タイプの
精製ガラクトマンナンを工業的に安定に生産するのが困
難であった。
【0005】また、粘度の低下したガラクトマンナンが
共存する水溶液に、新たにガラクトマンナンを溶解する
と、この新規に溶解したガラクトマンナンの粘度低下が
急速に進むことが知られており、ガラクトマンナンの粘
度低下防止のため、現在用いられているガラクトマンナ
ンの連続精製装置等では、1回/日以上の頻度で装置内
を完全に洗浄する必要があり、その生産性が低いことお
よびその生産に過度の労力を必要とする原因になってお
り、より効率的で粘度低下をきたさない精製ガラクトマ
ンナンの製造方法の出現が待たれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこのような
状況に鑑み、精製ガラクトマンナンの製造法につき鋭意
検討した結果、粗製ガラクトマンナンに単糖類を添加し
て精製することにより粘度低下をきたさないガラクトマ
ンナンが得られることを見出し、本発明に至ったもので
あり、その要旨とするところは、粗製ガラクトマンナン
に単糖類を添加した水溶液から不溶解物質を濾過、除去
し、この濾液からガラクトマンナンを回収することを特
徴とするガラクトマンナンの精製方法にある。
【0007】本発明を実施するに際して用いられる粗製
ガラクトマンナンとしては、ガラクトマンナン含有種子
から種皮や胚芽部をおおまかに除去して粉砕したもので
もよく、あるいは不純物をある程度除去し粗精製した粉
砕品でもよい。グアガム、タラガム、ローカストビーン
ガム等の市販品を用いることもできる。
【0008】本発明を実施するに際しては、まず、単糖
類を含有する粗製ガラクトマンナンの水溶液を調製す
る。粗製ガラクトマンナンを溶解させる水としては、70
〜 100℃の熱水が用いられる。熱水の使用量は粗製ガラ
クトマンナン1部に対して70〜125 部である。熱水に粗
製ガラクトマンナンを溶解させる方法としては、まず粗
製ガラクトマンナン粉体を20℃前後の冷水中に充分に攪
拌して分散させ、攪拌を継続しながら所定の温度まで加
温して溶解する方法、または所定の温度に保持した熱水
を攪拌しながら徐々に粗製ガラクトマンナン粉体を添加
して溶解させる方法があげられる。
【0009】本発明を実施するに際して用いられる単糖
類としては、アラビノース、キシロース、フルクトー
ス、ガラクトース、グルコース、マンノースなどが好ま
しい。これら単糖類は単独で用いてもよく、2種以上を
併用してもよい。単糖類の添加量は粗製ガラクトマンナ
ンに対し1〜20重量%が好ましい。添加量をこれより多
くしても格別の効果はなく、また添加量がこれより少な
いとガラクトマンナンの粘度低下を生ずる。単糖類は粗
製ガラクトマンナンと一緒に水に溶解してもよく、粗製
ガラクトマンナンの溶解前または溶解後に加えてもよ
い。
【0010】粗製ガラクトマンナン溶液の濾過は、特公
平2−7962号公報に示されるごとく、溶解液のpHを
4.5〜6.3 に調整し、単糖類を含有するガラクトマンナ
ン水溶液として濾過する。濾過は70℃以上の温度で行う
ことが好ましい。温度が下がるとガラクトマンナン水溶
液の粘度が高くなり、濾過性が悪化し濾過速度が低下す
るので好ましくない。濾過する際には濾過助剤、例えば
パーライトをガラクトマンナン水溶液に対して 0.5〜
1.5%添加し、フィルタープレスでケーキ層を充分に形
成した後、濾液を取り出す方法を用いることもできる。
【0011】こうして得られた不純物を濾別した水溶液
からガラクトマンナンを回収する方法としては、メタノ
ール、イソプロピルアルコール、アセトン等の水親和性
有機溶剤を添加して沈殿を形成させ、これを回収する方
法が用いられる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに詳しく
説明する。なお、実施例において水溶液粘度は精製ガラ
クトマンナン4.0gをイオン交換水400ml 中に冷水分散し
た後、85℃で1時間攪拌して溶解させた後、水分補正し
て正確に全量400gとし、この溶液をB型粘度計20rpm で
の測定値(cps) として示した。
【0013】
【実施例1】粗製ローカストビーンガム240gおよび
アラビノース20gを水20リットルに分散し、85℃
で1時間撹拌して溶解した。次に溶解液にクエン酸とリ
ン酸第2水素ナトリウムを加えて溶液のpHを5.8に
調整した。この溶液を40℃で放置したときの溶液の粘
度変化を表1に示した。次にpH調整後の溶液に濾過助
剤のパーライト240gを添加混合し、フィルタープレ
スで加圧濾過した。次に濾液に同容量のイソプロピルア
ルコールを添加して生成した沈殿を圧搾脱水し、乾燥、
粉砕して精製ローカストビーンガムを得た。得られた精
製ローカストビーンガムの水溶液粘度(25℃)は35
00cpsであった。
【0014】
【実施例2】粗製ローカストビーン240gおよびキシ
ロース20gを水20リットルに分散し、85℃で1時
間撹拌して溶解した。次にこの溶液を実施例1と同様に
処理して溶液のpHを5.8に調整した。この溶液を4
0℃で放置したときの粘度変化を表1に示した。次にこ
の溶液を実施例1と同様に処理して精製ローカストビー
ンガムを得た。得られた精製ローカストビーンガムの水
溶液粘度(25℃)は3550cpsであった。
【0015】
【実施例3】粗製ローカストビーンガム240gおよび
フルクトース20gを水20リットルに分散し、85℃
で1時間撹拌して溶解した。次にこの溶液を実施例1と
同様にして溶液のpHを5.8に調整した。この溶液を
40℃で放置したときの粘度変化を表1に示した。次に
この溶液を実施例1と同様に処理して精製ローカストビ
ーンガムを得た。得られた精製ローカストビーンガムの
水溶液粘度(25℃)は3400cpsであった。
【0016】
【実施例4】粗製タラガム240gおよびアラビノース
20gを水20リットルに分散し、85℃で1時間撹拌
して溶解した。次に、この溶液を実施例1と同様に処理
して溶液のpHを5.8に調整した。この溶液を40℃
で放置したときの粘度変化を表1に示した。次に実施例
1と同様にこの溶液を処理して精製タラガムを得た。得
られた精製タラガムの水溶液粘度(25℃)は2900
cpsであった。
【0017】
【比較例1】粗製ローカストビーンガム240gを水2
0リットルに分散し、85℃で1時間撹拌して溶解し
た。次にこの溶解液にクエン酸とリン酸第2水素ナトリ
ウムを加えて溶液のpHを5.8に調整した。この溶液
の40℃放置での粘度変化を表1に示した。次にこの溶
液を実施例1と同様に処理して精製ローカストビーンガ
ムを得た。得られた精製ローカストビーンガムの水溶液
粘度(25℃)は3300cpsであった。
【0018】
【比較例2】粗製タラガム240gを水20リットルに
分散し、85℃で1時間撹拌して溶解した。次にこの溶
液を実施例1と同様に処理して溶液のpHを5.8に調
整した。この溶液の40℃放置での粘度変化を表1に示
した。次にこの溶液を実施例1と同様に処理して精製タ
ラガムを得た。得られた精製タラガムの水溶液粘度(2
5℃)は2700cpsであった。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明の製造方法では、単糖類の添加に
よりガラクトマンナンの水溶液状態での粘度安定性に優
れ、透明性の高い、高品質の精製ガラクトマンナンを安
定して生産できるものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗製ガラクトマンナンに単糖類を添加し
    た水溶液から、不溶解物質を濾過除去し、該濾液からガ
    ラクトマンナンを回収することを特徴とする精製ガラク
    トマンナンの製造方法。
  2. 【請求項2】 単糖類がアラビノース、キシロース、フ
    ルクトース、ガラクトース、グルコース、マンノースか
    ら選ばれた少なくとも1種のものであることを特徴とす
    る請求項1記載の精製ガラクトマンナンの製造方法。
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